JPH05306044A - 手差し給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】手差し給紙されたシート材ＳＢの位置ずれによ
る画像形成動作の停止をなくす。 【構成】前記シート材ＳＢの横ずれを、横ずれセンサ７
Ｄと基準位置センサ７Ｃとにより検知し、前記シート材
ＳＢの側端縁が、前記横ずれセンサ７Ｄと基準位置セン
サ７Ｃとの間に位置するように前記シート材ＳＢを挟む
第１のローラ対６を横移動モータ２５により移動させて
横ずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、ファクシミ
リ、複写機等の画像形成装置あるいは読取り装置に備え
られる手差し給紙装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画
像形成装置の中には、記録紙、転写紙、原稿等としての
シート材を１枚ずつ手差し給紙できる手差し給紙部を設
けたものがある。

【０００３】図９は、このような手差し給紙部を有して
いる従来例の、画像形成装置としてのインクジェット方
式のプリンタを示している。

【０００４】本プリンタは、ロール状に巻かれているシ
ート材ＳＡを連続的に給紙する連続給紙部１と、所定の
サイズに切断されているシート材ＳＢを１枚ずつ手差し
給紙する手差し給紙部２とを備えている。

【０００５】連続給紙部１のシート材ＳＡは連続給紙装
置のローラ対３により給紙され、手差し給紙部２の手差
し口５より手差しされたシート材ＳＢは手差し給紙装置
の第１のローラ対６により給紙される。

【０００６】今、手差し給紙口５よりシート材ＳＢが手
差しされると、手差し給紙口５付近に設置されている基
準位置センサ７Ｃがシート材ＳＢを検知する。これによ
り、第１のローラ対６が回転し、シート材ＳＢをプリン
タ本体９内に送り込む。

【０００７】そして、レジストローラ対１０の前方部
（上流）に設置されている第１の検知センサ（レジスト
センサ）１１がシート材ＳＢを検知すると、回転停止し
ているレジストローラ対１０及び副走査ローラ対１２が
シート材ＳＢを搬送する方向に回転する。

【０００８】このレジストローラ対１０の回転により、
シート材ＳＢはプラテン１３上に送られ、シート材先端
が副走査ローラ対１２のニップ部に入り込んだ時点で、
レジストローラ対１０及び副走査ローラ対１２の回転が
停止し、シート材ＳＢの給紙動作を終了する。

【０００９】このようにして、シート材ＳＢの給紙動作
が終了すると、プラテン１３上のシート材ＳＢの記録面
に対して、記録ヘッド１５が１行ずつの印字を行う。記
録ヘッド１５が１行の印字を行う度に副走査ローラ対１
２はシート材ＳＢを１行分ずつ搬送し、この動作を繰り
返すことによって、シート材ＳＢの記録面に所定の画像
が記録され、排紙口２１を介して排紙される。

【００１０】なお、連続給紙部１から給紙されるシート
材ＳＡの場合も上述と同様の動作で給紙及び印字が行わ
れる。

【００１１】図１０は、手差し給紙部２の詳細な構成を
示している。

【００１２】手差し口５部分には、手差し台１６が設け
られており、この手差し台１６上には、手差しされるシ
ート材ＳＢの一側端を当ててシート材ＳＢの基準位置を
設定するための基準位置ストッパ１７と、シート材ＳＢ
のサイズによって決められたシート材ＳＢの搬送向きを
表示する位置マーク１９，２０が設けられている。

【００１３】また、これら基準位置ストッパ１７及び位
置マーク１９，２０の後方部（下流）上側には、Ａ１サ
イズ第１の検知センサ７Ａと、Ａ２サイズ第１の検知セ
ンサ７Ｂと、基準位置センサ７Ｃと、横ずれセンサ７Ｄ
が設けられている。

【００１４】これらの各センサ７Ａ，７Ｂ，７Ｃ，７Ｄ
には、例えば反射型フォトインタラプタが用いられてい
る。このフォトインタラプタは、シート材ＳＢを検知す
るとオンし、検知信号を出力する。

【００１５】今、Ａ１サイズのシート材ＳＢを手差し給
紙しようとする場合、まずシート材ＳＢを手差し台１６
上に置き、その一側端を基準位置ストッパ１７に当て
る。このようにすると、シート材ＳＢの搬送向きが合っ
ていれば、他側端はＡ１サイズの位置マーク１９上に位
置する。

【００１６】そして、シート材ＳＢを、その一側端を基
準位置ストッパ１７に当てながら手差し口５内に挿し込
むと、センサ７Ａ，７Ｂ，７Ｃがこれを検知し、第１の
ローラ対６が回転して、シート材ＳＢはプリンタ本体９
内に送り込まれる。

【００１７】なお、Ａ２サイズのシート材ＳＢを手差し
給紙しようとする場合には、センサ７Ｂ，７Ｃがこれを
検知する。

【００１８】このようにして、手差し給紙部２よりシー
ト材ＳＢが手差し給紙されるとき、シート材ＳＢが横ず
れセンサ７Ｄに検知されると、シート材ＳＢの斜行が判
定され、給紙動作を停止する。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手差し
給紙部２によりシート材ＳＢを手差し給紙する場合、シ
ート材ＳＢのサイズが大きくなるにつれて安定した手差
しを行うのが難しくなる。

【００２０】これは、手差し給紙の場合、シート材ＳＢ
の先端側のみを手差し台１６上に載せ、シート材ＳＢが
第１のローラ対６によりある程度送り込まれるまでの
間、シート材ＳＢの後端側を手で保持していなければな
らないことによる。

【００２１】このようなことから、Ａ１サイズやＡ２サ
イズのように大判サイズのシート材ＳＢの場合、手差し
時に斜行し易く、このために横ずれセンサ７Ｄに検知さ
れ、給紙動作が停止してしまうことが往々にしてある。
このため、作業能率が低下する問題があった。

【００２２】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、手差し給紙されたシート材が位置ずれ
した場合に、これを自動的に修正し給紙動作が停止しな
いようにした、画像形成装置の手差し給紙装置を提供す
ることを目的とするものである。

【００２３】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、手差し口（５）より手差し給紙されたシー
ト材（ＳＢ）の位置ずれを検知する検知手段（４，７）
と、前記シート材（ＳＢ）の位置ずれを補正する補正手
段（６，６Ａ，２５，２８Ａ，２８Ｂ）と、前記検知手
段（４，７）が検知した位置ずれ状態に応じて前記補正
手段（６，６Ａ，２５，２８Ａ，２８Ｂ）を制御する制
御手段（２６）と、を備えた、ことを特徴とする。

【００２４】例えば、前記検知手段（７）は、前記シー
ト材（ＳＢ）の側端縁を検知する横ずれセンサ（７Ｄ）
及び基準位置センサ（７Ｃ）を備え、前記補正手段
（６）、（２５）は、前記シート材（ＳＢ）を搬送させ
る第１のローラ対（６）と、該第１のローラ対（６）を
その軸線方向に移動させ、前記シート材（ＳＢ）の側端
縁を前記横ずれセンサ（７Ｄ）と前記基準位置センサ
（７Ｃ）との間に平行移動させて、横ずれを補正する横
移動モータ（２５）と、を備える。

【００２５】また、前記検知手段（２９，３０）は、前
記シート材（ＳＢ）の先端縁を検知する少なくとも２つ
の斜行ずれセンサ（２９，３０）を備え、前記補正手段
（６，２７Ａ，２７Ｂ）は、前記シート材（ＳＢ）を搬
送させる第１の給紙ローラ対（６）と、前記シート材
（ＳＢ）の先端縁が、前記２以上の斜行ずれセンサ（２
７Ａ，２７Ｂ）に同時に検知されるように、前記第１の
ローラ対（６）を前記シート材（ＳＢ）の平面内で回転
させて、前記シート材（ＳＢ）の斜行ずれを補正する回
転移動モータ（２７Ａ，２７Ｂ）と、を備える。

【００２６】また、前記検知手段（７Ｃ，７Ｄ）は、搬
送中の前記シート材（ＳＢ）の側端縁を検知する横ずれ
センサ（７Ｄ）及び基準位置センサ（７Ｃ）を備え、前
記補正手段（６，６Ａ，２５）は、前記シート材（Ｓ
Ｂ）を搬送させる第１のローラ対（６）と、該第１のロ
ーラ対（６）をその軸線方向に移動させ、前記側端縁を
前記横ずれセンサ（７Ｄ）と前記基準位置センサ（７
Ｃ）との間に平行移動させる横移動モータ（２５）と、
該移動により前記シート材（ＳＢ）が該シート材（Ｓ
Ｂ）の平面内で回転するように、前記第１のローラ対
（６）より小さい接触圧で前記シート材（ＳＢ）を保持
し、前記平行移動を回転移動に変えて、前記シート材
（ＳＢ）の搬送ずれを補正する第２のローラ対（６Ａ）
と、を備える。

【００２７】

【作用】上記構成によれば、手差し口（５）より手差し
給紙されたシート材（ＳＢ）に位置ずれが生じた場合、
検知手段（４，７）がこれを検知し、その位置ずれは、
補正手段（６，６Ａ，２５，２８Ａ，２８Ｂ）によって
補正される。

【００２８】これにより、シート材（ＳＢ）に位置ずれ
が生じても、給紙動作が停止するようなことはない。

【００２９】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、本発明の構成を何等限定する
ものではない。

【００３０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例１〉図１は本発明の実施例１に係る画像形成装
置の手差し給紙装置を示す。

【００３１】なお、本手差し給紙装置において、上記従
来例の手差し給紙装置と同一の部材には同一符号を付す
と共に、構成的、機能的に変わらないものについてはそ
の説明を省略する。なお、画像形成装置の全体的構成は
図９とほぼ同一である。

【００３２】本手差し給紙装置においては、第１のロー
ラ対６（補正手段）と、この第１のローラ対６の駆動モ
ータ２２を支持している支持部材２３を、給紙方向（矢
印方向）に対して直交する方向（矢印ａ，ｂ方向）に移
動可能とし、この支持部材２３を、横移動モータ２５
（補正手段）により移動させるようにしている。横移動
モータ２５のモータ軸２５Ａにウォームギヤが形成され
ており、これを介して横移動モータ２５が支持部材２３
に結合されている。

【００３３】この横移動モータ２５は、横ずれセンサ７
Ｄ（検知手段）がシート材ＳＢの横ずれを検知すると画
像形成装置全体の制御部であるＣＰＵ２６（制御手段）
により制御されて回転し、支持部材２３を所定の方向に
所定量移動する。

【００３４】次に、本手差し給紙装置を制御するＣＰＵ
２６の動作を図２を参照して説明する。

【００３５】まず、手差し口５にシート材ＳＢが手差し
されたことを、基準位置センサ７Ｃにより検知する（Ｓ
１）。次に、Ａ２サイズ第１の検知センサ７Ｂがシート
材ＳＢを検知している場合、Ａ２サイズのシート材ＳＢ
が手差しされたと判断し（Ｓ２）、第１のローラ対６を
所定時間（例えば１秒間）回転させる（Ｓ３）。

【００３６】第１のローラ対６が例えば３０mm／ｓのス
ピードでシート材ＳＢを搬送する場合、１秒間まわすこ
とによりシート材ＳＢの先端部３０mmが機内に取り込ま
れ、シート材ＳＢは第１のローラ対６のニップ部に挟ま
れた状態で固定される。

【００３７】そして、横ずれセンサ７Ｄがシート材ＳＢ
を検知している場合（Ｓ４）、シート材ＳＢが右側にず
れて給紙されているので、移動モータ２５を回転させて
第１のローラ対６を左側へ移動させる（Ｓ５）。そし
て、横ずれセンサ７Ｄがシート材ＳＢを未検知になった
ら（Ｓ６）、横移動モータ２５の回転を止めて第１のロ
ーラ対６の移動を止める（Ｓ７）。

【００３８】また、基準位置センサ７Ｃがシート材ＳＢ
を未検知の場合（Ｓ８）、シート材ＳＢが左側にずれて
給紙されているので、横移動モータ２５を回転させて第
１のローラ対６を右側へ移動させ（Ｓ９）、基準位置セ
ンサ７Ｃがシート材ＳＢを検知したら（Ｓ１０）、横移
動モータ２５の回転を止めて、第１のローラ対６の移動
を止める（Ｓ１１）。

【００３９】以上のような補正動作を行うことで、手差
し給紙の際にシート材ＳＢが左右にずれて機内に取り込
まれても正規の位置へ修正することができる。 〈実施例２〉図３は本発明の実施例２に係る画像形成装
置の手差し給紙装置を示している。

【００４０】なお、本手差し給紙装置において、上記従
来例の手差し給紙装置と同一の部材には同一符号を付す
と共に、構成的、機能的に変わらないものについてはそ
の説明を省略する。

【００４１】本手差し給紙装置においては、第１のロー
ラ対６（補正手段）と、この第１のローラ対６の駆動モ
ータ２２を支持している支持部材２３を、その左右両側
端に配置したギヤ２７Ａ，２７Ｂにより、矢印方向に回
転可能となるように構成している。

【００４２】ギヤ２７Ａ，２７Ｂは、第１及び第２の回
転移動モータ２８Ａ，２８Ｂ（補正手段）の回転軸に取
り付けられており、支持部材２３の左右両側端に形成さ
れているギヤ（不図示）と噛み合っている。従って、第
１及び第２の回転移動モータ２８Ａ，２８ＢをＣＰＵ２
６（制御手段）により制御して正逆転させると、支持部
材２３がギヤ２７Ａ，２７Ｂを支点として矢印方向に回
転する。

【００４３】また、本手差し給紙装置は、第１のローラ
対６の後方部（下流）の、基準位置センサ７ＣとＡ２サ
イズ第１の検知センサ７Ｂとのそれぞれの対応部に、第
１及び第２の斜行ずれセンサ２９，３０（検知手段）を
備えている。

【００４４】次に、本手差し給紙装置を制御するＣＰＵ
２６の動作を図５を参照して説明する。

【００４５】まず、手差し口５より手差しされたシート
材ＳＢを基準位置センサ７Ｃが検知すると（Ｓ１）、第
１のローラ対６を回転させて（Ｓ２）シート材ＳＢを取
り込む。

【００４６】次に、第１の斜行ずれセンサ２９又は第２
の斜行ずれセンサ３０のいずれかがシート材ＳＢを検知
するのを待つ（Ｓ３，Ｓ４）。

【００４７】そして、図４に示すように、第１の斜行ず
れセンサ２９が検知し、第２の斜行ずれセンサ３０が未
検知のとき（Ｓ５）、第１のローラ対６の回転を止め
（Ｓ６）、第２の回転移動モータ２８Ｂを反時計方向に
回転させて（Ｓ７）、第２の斜行ずれセンサ３０がシー
ト材ＳＢを検知したら（Ｓ８）第２の回転移動モータ２
８Ｂの回転を止める（Ｓ９）。

【００４８】また、第２の斜行ずれセンサ３０がシート
材ＳＢを検知し、第１の斜行ずれセンサ２９がシート材
ＳＢを未検知のとき（Ｓ１０）、第１のローラ対６の回
転を止め（Ｓ１１）、第１の回転移動モータ２８Ａを時
計方向に回転させて（Ｓ１２）、第１の斜行ずれセンサ
２９がシート材ＳＢを検知したら（Ｓ１３）第１の回転
移動モータ２８Ａの回転を止める（Ｓ１４）。

【００４９】以上のような補正動作を行うことで、シー
ト材ＳＢの搬送方向のずれを修正することができる。 〈実施例３〉図６及び図７は、本発明の実施例３に係る
画像形成装置の手差し給紙装置を示している。

【００５０】本手差し給紙装置においては、上記実施例
１の手差し給紙装置と同じ構成にした上、更にその第１
のローラ対６（補正手段）とレジストローラ対１０との
間に、駆動モータ２２Ａを有し、支持部材２３Ａに支持
された第２のローラ対６Ａ（補正手段）を備えた構成と
したものである。

【００５１】第２のローラ対６Ａを支持する支持部材２
３Ａは、移動不可能に固定設置されている。

【００５２】なお、第１のローラ対６、第２のローラ対
６Ａの各ローラの接触圧は、第１のローラ対６の方を第
２のローラ対６Ａの方よりも大きく設定している。

【００５３】次に、本手差し給紙装置を制御するＣＰＵ
２６（制御手段）の動作を図８を参照して説明する。

【００５４】まず、手差し口５より手差しされたシート
材ＳＢを基準位置センサ７Ｃが検知すると（Ｓ１）、第
１のローラ対６及び第２のローラ対６Ａを回転させる
（Ｓ２）。

【００５５】そして、横ずれセンサ７Ｄ（検知手段）が
シート材ＳＢを検知している場合（Ｓ３）、シート材Ｓ
Ｂが右側にずれて給紙されているので、横移動モータ２
５（補正手段）を回転させて第１のローラ対６を左側へ
移動させる（Ｓ４）。

【００５６】この場合、第１のローラ対６の接触圧は第
２のローラ対６Ａの接触圧よりも大きいため、シート材
ＳＢは第１、第２のローラ対６，６Ａに搬送されつつ第
１のローラ対６によって左側に移動する。

【００５７】そして、横ずれセンサ７Ｄがシート材ＳＢ
を未検知になったら（Ｓ５）横移動モータ２５の回転を
止めて第１のローラ対６の移動を止め（Ｓ６）、シート
材ＳＢが第１、第２のローラ対６，６Ａにより搬送中に
ある（Ｓ７）場合は、ステップ３へフィードバックす
る。

【００５８】また、基準位置センサ７ＣがシートＳＢを
未検知の場合（Ｓ８）、シート材ＳＢが左側にずれて給
紙されているので、横移動モータ２５を回転させて第１
のローラ対６を右側へ移動させ（Ｓ９）、基準位置セン
サ７Ｃがシート材ＳＢを検知したら（Ｓ１０）、横移動
モータ２５の回転を止めて、第１のローラ対６の移動を
止め（Ｓ１１）、シート材ＳＢが第１、第２のローラ対
６，６Ａにより搬送中にある（Ｓ７）場合は、ステップ
３へフィードバックする。

【００５９】以上のような補正動作を行うことで、シー
ト材ＳＢを給紙搬送しつつ、その搬送方向に生じたずれ
を修正することができる。

【００６０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置の手差し給紙装置においては、手差しされたシート
材の位置ずれを検知し、その検知された位置ずれを補正
する機能が付加されているために、例えば、Ａ１サイズ
やＡ２サイズのような位置ずれが生じ易い大判サイズの
シート材を手差し給紙する場合であっても位置ずれによ
る画像形成動作の停止が起こることがなく、作業能率が
向上する利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１に係る画像形成装置の手差し
給紙装置の平面図。

【図２】同手差し給紙装置を制御するＣＰＵのシーケン
スを示すフローチャート。

【図３】本発明の実施例２に係る画像形成装置の手差し
給紙装置の平面図。

【図４】同手差し給紙装置におけるシート材の位置ずれ
検知状態を示す平面図。

【図５】同手差し給紙装置を制御するＣＰＵのシーケン
スを示すフローチャート。

【図６】本発明の実施例３に係る画像形成装置の手差し
給紙装置の平面図。

【図７】同手差し給紙装置の縦断側面図。

【図８】同手差し給紙装置を制御するＣＰＵのシーケン
スを示すフローチャート。

【図９】従来例の手差し給紙部を備えた画像形成装置
（インクジェット方式のプリンタ）の縦断側面図。

【図１０】同画像形成装置の手差し給紙装置の平面図。

【符号の説明】

４ 第１の検知手段（検知手段） ５ 手差し口 ６ 第１のローラ対（補正手段） ６Ａ 第２のローラ対（補正手段） ７ 第２の検知手段（検知手段） ７Ａ，７Ｂ 斜行ずれセンサ（検知手段） ７Ｃ 基準位置センサ（検知手段） ７Ｄ 横ずれセンサ（検知手段） ２５ 横移動モータ（補正手段） ２６ ＣＰＵ（制御手段） ２８Ａ，２８Ｂ 回転移動モータ（補正手段） ２９ 第１の斜行ずれセンサ（検知手段） ３０ 第２の斜行ずれセンサ（検知手段） ＳＢ シート材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 手差し口より給紙されたシート材の位置
   ずれを検知する検知手段と、 前記シート材の位置ずれを補正する補正手段と、 前記検知手段が検知した位置ずれ状態に応じて前記補正
   手段を制御する制御手段と、を備えた、 ことを特徴とする手差し給紙装置。
2. 【請求項２】 前記検知手段は、前記シート材の側端縁
   を検知する横ずれセンサ及び基準位置センサを備え、 前記補正手段は、前記シート材を搬送させる第１のロー
   ラ対と、該第１のローラ対をその軸線方向に移動させ、
   前記シート材の側端縁を前記横ずれセンサと前記基準位
   置センサとの間に平行移動させて、横ずれを補正する横
   移動モータと、を備える、 請求項１記載の手差し給紙装置。
3. 【請求項３】 前記検知手段は、前記シート材の先端縁
   を検知する少なくとも２つの斜行ずれセンサを備え、 前記補正手段は、前記シート材を搬送させる第１の給紙
   ローラ対と、前記シート材の先端縁が、前記２以上の斜
   行ずれセンサに同時に検知されるように、前記第１のロ
   ーラ対を前記シート材の平面内で回転させて、前記シー
   ト材の斜行ずれを補正する回転移動モータと、を備え
   る、 請求項１記載の手差し給紙装置。
4. 【請求項４】 前記検知手段は、搬送中の前記シート材
   の側端縁を検知する横ずれセンサ及び基準位置センサを
   備え、 前記補正手段は、前記シート材を搬送させる第１のロー
   ラ対と、該第１のローラ対をその軸線方向に移動させ、
   前記側端縁を前記横ずれセンサと前記基準位置センサと
   の間に平行移動させる横移動モータと、該移動により前
   記シート材が該シート材の平面内で回転するように、前
   記第１のローラ対より小さい接触圧で前記シート材を保
   持し、前記平行移動を回転移動に変えて、前記シート材
   の搬送ずれを補正する第２のローラ対と、を備える、 請求項１記載の手差し給紙装置。