JPH10315724A - 自動車用タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

自動車用タイヤ滑り止め装置

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JPH10315724A
JPH10315724A JP13096898A JP13096898A JPH10315724A JP H10315724 A JPH10315724 A JP H10315724A JP 13096898 A JP13096898 A JP 13096898A JP 13096898 A JP13096898 A JP 13096898A JP H10315724 A JPH10315724 A JP H10315724A
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JP
Japan
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tire
fastening
slip
parts
members
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JP13096898A
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Inventor
Kiyoshi Sakuma
清 佐久間
Mitsuhiro Takahashi
光洋 高橋
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自動車用タイヤ滑り止め装置において
は、タイヤに対する装着が困難であった。 【解決手段】 本発明の自動車用タイヤ滑り止め装置に
おいては、略帯状に形成された滑り止め部分の側辺から
外方に突出形成された互に離間する複数の締付端部を相
互に着脱自在に接続し、引き締め手段により前記締付端
部間の間隔を狭める事により、滑り止め本体をタイヤに
密着させる。前記引き締め手段は、互に隣接する前記締
付端部間に配置され、隣接する締付端部同士を結ぶ方向
に延びる連結腕部より構成される帯状短絡部材と、2箇
所の係合部を設けた回動部材とにより構成される可変部
材とにより構成し、タイヤ滑り止め装置をタイヤへ装着
した状態において、タイヤ側面に沿った略同一円周上
に、前記帯状短絡部材と前記可変部材が配置されると共
に、前記帯状短絡部材上に設けた係合部に、前記可変部
材のリンク部の他端が係合され前記引き締め手段が、ゴ
ム、ウレタン樹脂等の弾性部材よりなるクッションを介
して機能されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用タイヤ滑り
止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用タイヤ滑り止め装置とし
ては主として特公昭58−13337号公報や特公昭5
8−49366号公報に示されたものが用いられてお
り、この例では図13に示すようにタイヤ用滑り止めネ
ット本体(B)の内側側面部に先ず内側金具(G)を介
して、又は直接内側ロープ(C)を固定し、タイヤ
(T)のトレッド部に、上記内側ロープ(C)が固定さ
れた状態にしてタイヤ用滑り止めネット本体(B)をタ
イヤ(T)に被せ両端を適宜な方法で接続してリング状
にし、内側側面をロープ(C)で締め付け、外側側面を
外側金具(E)を介してセットバンド(D)で締め付け
て図14に示すようにセットするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法では多
数の外側金具(E)にセットバンド(D)を順次掛けて
行くといった時間的、体力的労力を多く費やす欠点があ
る。
【0004】又このセットバンド(D)は、使用者が女
性等であるときを考慮し、引張力を余り必要としないも
のが用いられており、又他の理由として、セットバンド
(D)を強度的に強力にし過ぎると、内側側面に用いる
ロープ(C)等が破損するようになるおそれがあり、こ
の点からもセットバンド(D)の強度を余り強くするこ
とは不可能視されていた。この為走行中にタイヤ用滑り
止めネット本体(B)に遠心力が加わると、セットバン
ド(D)が拡張して、タイヤ用滑り止めネット本体
(B)が浮き上がったり戻ったりの運動を生じると共
に、部分的に滑り現象も発生してタイヤ(T)に対して
密着性が無くなり、位置変動が生じたり集中荷重が部分
的に生じたりして部分的な切断や脱落が生じ、使用に耐
え得ない欠点が発生していた。
【0005】特に近年主流に成りつゝある非金属製ネッ
ト型滑り止めの場合、タイヤ用滑り止めネット本体
(B)のタイヤ(T)よりの遠心力による浮きは耐久性
の低下や、膨らみによるフェンダー内面への接触による
破損等につながる為滑り止め装置の設計上の重要ポイン
トである。しかしその反面浮き上がり防止の為セットバ
ンド(D)全体で発生する締結力を増加しなくてはいけ
ないと言う状況の中で人の手で容易に外側金具(E)に
掛止可能なセットバンド(D)の張力には限界があり、
又そのようなセットバンド(D)1本の張力ではタイヤ
(T)が回転した時タイヤ用滑り止めネット本体(B)
に働く遠心力によるタイヤ(T)からの浮き上がりを防
止出来ない。
【0006】そこで一般的には人の手で掛止可能な限度
一杯の張力を有するセットバンド(D)を2〜3本用い
ているがセットバンド(D)の使用本数が増えたこと
で、多数の外側金具(E)に1箇所づつセットバンド
(D)を1本づつ掛止していく作業がタイヤ滑り止め装
置の取り付け及び取り外しの際の時間的、体力的労力を
多く費やす原因となっており、スパイクタイヤ全廃に向
けて見直されてきた此の種の滑り止め装置のより一層の
普及の妨げとなっている。
【0007】又図14に示される従来のタイヤ用滑り止
めネット本体(B)は図13のように平面状に形成され
た後、タイヤ裏側の締結部は予め内側金具(G)等を用
いてタイヤ(T)に最終的に締結した時のピッチLu ′
に設定するが、タイヤ外側の締結部は外側金具(E)に
セットバンド(D)を掛止した時、平面時のピッチLo
がLo ′に成る様にセットバンド(D)を使用して締結
径の縮小を行う。
【0008】即ちタイヤ用滑り止めネット本体(B)を
タイヤへ取り付ける時タイヤ外側の締結部は十分大きな
寸法を確保していなければタイヤへの装着が出来ない為
外側締結部は平面状に形成された時のピッチLo のまゝ
タイヤ(T)に取り付けるものであり、従ってタイヤ外
側の締結部の長さを最終締結時の長さに縮める為に大き
なエネルギーを必要とすると共に、遠心力で締結部が大
きく膨らむ原因にもなっている。
【0009】本発明の目的は上記のような欠点を除去し
た自動車用タイヤ滑り止め装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用タイヤ
滑り止め装置は、略帯状に形成された滑り止め部分と、
この滑り止め部分の側辺から外方に突出形成された互に
離間する複数の締付端部から構成される滑り止め本体
と、前記滑り止め本体の長手方向の両端部に位置する締
付端部を相互に着脱自在に接続するジョイントフック
と、前記締付端部間の間隔を狭める事により、滑り止め
本体をタイヤに密着させる引き締め手段とより構成され
るタイヤ滑り止め装置において、前記引き締め手段が、
互に隣接する前記締付端部間に配置され、隣接する締付
端部同士を結ぶ方向に延びる連結腕部より構成される帯
状短絡部材と、2箇所の係合部を設けた回動部材とによ
り構成される可変部材とより成り、タイヤ滑り止め装置
をタイヤへ装着した状態において、タイヤ側面に沿った
略同一円周上に、前記帯状短絡部材と前記可変部材が配
置されると共に、前記帯状短絡部材上に設けた係合部
に、前記可変部材のリンク部の他端が係合され前記引き
締め手段が、ゴム、ウレタン樹脂等の弾性部材よりなる
クッションを介して機能されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0012】本発明の自動車用タイヤ滑り止め装置は図
1に示す如くタイヤ1外周上の4箇所でジョイントフッ
ク3,3′により連結される4分割された非金属製滑り
止め本体2を有する。此のうち2箇所のジョイントフッ
ク3′部は何れもその取り付け、取り外しが可能であ
る。
【0013】滑り止め本体2は図2に示すように、タイ
ヤに装着された場合タイヤの側面に沿って中心方向内方
に延びるようになる互いに横方向に離間した複数の締付
端部11と、タイヤ表側(図2の下側)のピッチLo の
締付端部11のうち互いに対向する第1、第2のもの及
び第3、第4のものから互いに対向する方向(横方向)
に延びる一体構造の連結腕部4を有し、この連結腕部4
の長さは第1のフック5によってこの互いに対向する連
結腕部4の先端11′が最終的に締結された時必要な長
さLo ′に成る様定められている。又前記複数の締付端
部11の互いに隣接するものゝ間の間隙は滑り止め本体
2の幅方向中央に向かって次第に小さくなる三角状をな
す。
【0014】本発明の自動車用タイヤ滑り止め装置は更
にリンク部6と回動部材7より成る、タイヤ表側の締結
部をタイヤへの装着時の十分大きな自由状態から、最終
締結時の必要長さLo ′へと固定させるための倍力装置
付きの締結具を有する。
【0015】前記4分割されている滑り止め本体2のそ
れぞれは図2に示す如く平面状に形成され、この滑り止
め本体2のタイヤ表側のピッチLo とタイヤ裏側のピッ
チLu とは互いに等しい。この滑り止め本体2は図3の
如くその連結腕部4を締結用の1のフック5を用いて互
いに連結したとき3次元の曲面形状になるよう組み立て
られる。
【0016】この滑り止め本体2をタイヤ1へ被せたと
き図3の状態で前記ピッチLo とLu に対応するピッチ
Lo ′とLu ′が互いに等しくなるよう連結腕部4と第
1のフック5の長さが設定される。
【0017】更に本発明における自動車用タイヤ滑り止
め装置はタイヤ表側の一部の締結部を当初より最終締結
時に必要な長さに定めておく。又その他の部分は最終締
結時に必要な長さ以上とし、その為自動車用タイヤ滑り
止め装置をタイヤに簡単に取り付け、取り外し可能であ
るようにする。
【0018】本発明の倍力装置付き締結具は図4に示す
ようにタイヤ表側の締付端部にこの端部から前記連結腕
部4と反対方向に延びるようリンク部6の一端を連結
し、このフック6のうち互いに対向するものゝ他端をそ
れぞれ回動部材7の基部に距離r互いに離間して形成し
た2つの孔に回動自在に掛止せしめている。
【0019】従って回動部材7の先端を矢印方向に動か
すと、前記孔の一方であるO点を中心にR/r(こゝでR
は回動部材7の先端とO点迄の直線距離)の関係に力が
増幅されてLo の距離を縮める方向に力が作用し、回動
部材7が180°反転して図5の状態になった時Lo の
距離はLo ′=Lo −2rに縮小される。
【0020】本発明の自動車用タイヤ滑り止め装置では
リンク部6の長さ、孔間距離rを初期自由状態で図2の
平面状態の時のピッチLo よりやゝ大きい距離Lo に設
定することで、滑り止め本体2の外側締結部の他の2箇
所が連結腕部4とフック5で最終連結時の長さLo ′に
固定されていても、タイヤへの取り付け、取り外しが容
易に可能となる。
【0021】又回動部材7が回転しLo →Lo ′になる
と図1に示した取り付け状態となりこの時締結部は連続
した力の閉ループとなり安定した締結状態になる。
【0022】こゝで一般的なタイヤサイズである165
R13を例に各部の寸法を算出して見る。
【0023】165R13のタイヤ外径は直径596m
mで、この時表側、裏側の締結部の直径は同一で、46
4mmと設定する。各滑り止め本体2を接続するための
ジョイントフック3,3′の長さを30mmとすると図
1におけるLo ′の長さは
【数1】 となる。
【0024】
【数1】
【0025】又この時の図2における平面状態でのLo
の長さは
【数2】 となる。
【0026】
【数2】
【0027】従って締結部1箇所当たりLo −Lo ′=
35mmの絞り込みが必要となる。
【0028】連結腕部4とフック5により当初より最終
締結時に必要な長さLo ′に固定する部分は、タイヤ裏
側の締結長さをLu ′にする部分と同様フック5を用い
て35mmだけそれぞれ縮めておく。
【0029】倍力装置を有する締結具は取り付け、取り
外しの容易性を考慮して自由状態であるLo =146m
mよりも更に25mm拡がるように図4に示すようにL
o =171mmに設定する。
【0030】Lo =171mmよりLo ′=111mm
に倍力装置付きの締結具で絞る為にはr=(171−1
11)/ 2=30mmにすれば良い。この時回動部材7
のアームの長さRをR=120mmにすればアーム先端
で必要とする回転力は締結部に働く力のr/ R=30/
120=1/ 4で済む。
【0031】r=30mm、R=120mmは寸法的に
問題無く確保出来る値である。
【0032】通常ゴムバンド等を利用して締結部を構成
する場合の最終締結力は約20kgf程度である。これ
を回動部材7で得るようにすれば前述の通り1/4で済
む為回転力は5kgfである。この値は作業内容から見
て女性等非力な人が通常十分に出し得る力である。
【0033】以下本発明の滑り止め装置の取り付け方法
を説明する。
【0034】先ず図6に示す如くタイヤ1に滑り止め本
体2を仮止めする。この時4個の倍力装置付きの締結具
は何れも回動部材7が図4の状態である自由状態にして
おく。
【0035】その後倍力装置付きの締結具の回動部材7
を図5の位置に回転させ締結固定する。この時滑り止め
本体2とタイヤ1の中心を合わせる。そしてタイヤ1を
約1/4回転させる。
【0036】図13及び図14に示す従来装置はこの仮
止め時セットバンド(D)の1本を外側金具(E)の数
箇所に仮掛止めした上でタイヤ1を1/4回転させるの
であるが、セットバンド(D)の自由状態での直径が小
さい為、仮掛止め時表側締結部へ張力が加わることで裏
側締結部との張力バランスが崩れその上セットバンド
(D)はタイヤ1の回転に伴い外側金具(E)上で移動
する等の問題でタイヤ1の回転に伴い滑り止めネット本
体(B)のタイヤ中心よりのズレが発生し、その後のセ
ットバンド(D)掛止め作業をやり難くする。
【0037】然しながら本発明装置では裏側締結部と表
側締結部の絞り込み量が同一である為4箇所の倍力装置
付きの締結具の締付状態で、裏側締結部の長さと表側締
結部の長さが均等になり張力バランスがとれタイヤ回転
に伴うズレが発生しない。
【0038】タイヤ1/4回転後タイヤ裏側のジョイン
トフック3′を掛止し裏側締結部をエンドレスにする作
業に移る。この時、滑り止め本体2をタイヤ裏側に落と
し込んでジョイントフック3′の掛止が容易になされる
ようにするが、図7に示す如くこの場合倍力装置付きの
締結具を再度自由状態にセットし直し且つ、表側ジョイ
ントフック3′の一方に対向している表側ジョイントフ
ック3′の他方も自由にすれば、上記作業は十分に行え
る。
【0039】尚図4で説明したLo の長さを自由状態で
あるLo より長くするのは、この滑り止め本体2のタイ
ヤ1裏側への落とし込み作業を容易にするためである。
【0040】裏側ジョイントフック3′を掛止した後、
滑り止め本体2をタイヤ表側に引き出す。
【0041】この時、連結腕部4と第1のフック5で連
結固定された部分を持ち引き出すと作業が容易である。
【0042】その後先ず2箇所のジョイントフック3′
を滑り止め本体2に掛止させ4分割トレッドを表側でも
エンドレスにし、4箇所の倍力装置付きの締結具を任意
の順で締付状態にセットすれば作業は完了する。この状
態で表側締結部は連続した閉ループを形成し締結部が一
体となり固定されるためタイヤ空転時等でも滑り止め本
体2の各締結部端の位置のズレが防げるためタイヤ1よ
りのズレや外れが発生しない。
【0043】又タイヤ表側と裏側の両締結部が同一形式
の締結方式となるため表と裏の張力バランスがとれ、遠
心力に対する抵抗力も締結部の伸びが発生し難い為ゴム
バンド方式に比較して格段に耐久性が向上する。
【0044】尚倍力装置付きの締結具にタイヤ寸法の違
い又は装着時の滑り止めの若干のズレによる外側締結部
直径の違いを吸収し、且つ相対的に裏側締結部張力より
若干大きめの張力を発生させる為の緩衝機構を設けるこ
とが好ましい。
【0045】この緩衝機構の一例を図8、図9に示す。
図8はリンク部6に長さ方向に伸びるバネ性を有するよ
うにした例、図9は回動部材7に2つの孔を設ける代わ
りに1つの長孔を形成し、この長孔内にゴム、ウレタン
樹脂等のクッション8を嵌着し、このクッション8にそ
れぞれリンク部6を挿入せしめる小孔を設けた例であ
る。
【0046】図10に緩衝機構付き倍力装置付きの締結
具の他の実施例を示す。この実施例では回動部材7の代
わりにバネ線材を折り曲げて2つの三角形を互いにその
底辺部で結合して高さh1 が横幅h2 より小さい菱形を
なすようにした締結具9を用い、これを専用工具を使用
し90°回転させることによってリンク部6,6間の距
離をh2 −h1 だけ縮めることが出来る。この締結具9
の上下の頂部にはそれぞれリンク部6の端部が嵌入する
ストッパー用の窪みを形成し、又前記線材の底辺の各端
部がそれぞれU字状に折り曲げられており、前記のよう
にリンク部6,6間の距離が縮小されたときこの各端部
が係合しストッパーとなるようにする。尚前記菱形の代
わりに三角形としても良い。
【0047】図11に示す締結具の他の実施例では締結
具9をその一端が一方のリンク部6の遊端に係合し、他
端が図12に示すパイプ状の専用工具10に係合するフ
ック状のものにより構成し、他方のリンク部6の遊端は
S字状に湾曲してその端部が図12Aに示すパイプ状の
専用工具10の一端に挿入出来る形とする。この例では
図11に示す状態にセットした後専用工具10を矢印の
方向に回動することによって締結具9の一端を図12C
に実線で示すように他方のリンク部6のS字状部に係合
せしめリンク部6相互間の距離を縮めるようにする。
【0048】リンク部6相互間の連結を解除する場合に
は他方のリンク部6の遊端を図12Bに示す専用工具1
0の他端に挿入し、専用工具10を図12Cの矢印の方
向に回動すれば良い。
【0049】なお、前記締付端部11と連結腕部4とは
帯状短絡部材12を構成し、前記回動部材7と一対のリ
ンク部4とは長さの可変部材13を構成し、前記回動部
材7の2箇所の孔の中間が回動部材7の回動軸14を構
成し、前記帯状短絡部材12と、可変部材13とは滑り
止め本体をタイヤに密着させる引き締め手段を構成す
る。
【0050】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、回動部材
7の回転に伴って可変部材13の長さが変化しても帯状
短絡材12と可変部材13間の接続は離れることがな
く、従って、複数の可変部材13が設けられていても装
着時にいちいち短絡部材12と可変部材13の接続操作
をする必要がなく可変部材13のための回動部材7を回
転させるだけで手際良く作業を進めることが出来る。
【0051】また、帯状短絡部材12と可変部材13は
タイヤ側面に沿った略同一円周上に配置されるため、装
着後に締結部の「力の多角形」もタイヤと同芯円上に配
置され、締結力のバランスが取れるため耐久性が向上す
る。
【0052】更に、回動部材7の回動軸14が回動部材
7上に設けられた2箇所の孔の中間部に位置し、引締め
手段を操作する際、回動軸14がタイヤの中心方向へ直
線的に移動する様構成されているため、回動部材7の回
転は回動部材7上に設けられた2箇所の孔の中間を中心
とした偶力となるため、回転が非常に安定しスムーズに
帯状短絡部材12を引き締めることが出来、装着時の作
業性の向上と装着後の締結部の安定が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動車用タイヤ滑り止め装置の滑り止め
本体の平面図。
【図2】本発明自動車用タイヤ滑り止め装置の組立状態
説明図。
【図3】前記滑り止め本体の一部を第1のフックで連結
して湾曲せしめた状態の説明図。
【図4】本発明自動車用タイヤ滑り止め装置における締
結具の説明図。
【図5】本発明自動車用タイヤ滑り止め装置における締
結具の説明図。
【図6】本発明自動車用タイヤ滑り止め装置の組立工程
説明図。
【図7】本発明自動車用タイヤ滑り止め装置の組立工程
説明図。
【図8】前記締結具の他の実施例説明図。
【図9】前記締結具の他の実施例説明図。
【図10】前記締結具の他の実施例説明図。
【図11】前記締結具の他の実施例説明図。
【図12A】前記締結具の他の実施例説明図。
【図12B】前記締結具の他の実施例説明図。
【図12C】前記締結具の他の実施例説明図。
【図13】従来の自動車用タイヤ滑り止め装置の滑り止
め本体の平面図。
【図14】従来の自動車用タイヤ滑り止め装置の組立状
態説明図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 滑り止め本体 3 ジョイントフック 3′ジョイントフック 4 連結腕部 5 フック 6 リンク部 7 回動部材 8 クッション 9 締結具 10 専用工具 11 締付端部 11′先端 12 短絡部材 13 可変部材 14 回動軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略帯状に形成された滑り止め部分と、こ
    の滑り止め部分の側辺から外方に突出形成された互に離
    間する複数の締付端部から構成される滑り止め本体と、
    前記滑り止め本体の長手方向の両端部に位置する締付端
    部を相互に着脱自在に接続するジョイントフックと、前
    記締付端部間の間隔を狭める事により、滑り止め本体を
    タイヤに密着させる引き締め手段とより構成されるタイ
    ヤ滑り止め装置において、 前記引き締め手段が、 互に隣接する前記締付端部間に配置され、隣接する締付
    端部同士を結ぶ方向に延びる連結腕部より構成される帯
    状短絡部材と、 2箇所の係合部を設けた回動部材とにより構成される可
    変部材とより成り、 タイヤ滑り止め装置をタイヤへ装着した状態において、
    タイヤ側面に沿った略同一円周上に、前記帯状短絡部材
    と前記可変部材が配置されると共に、前記帯状短絡部材
    上に設けた係合部に、前記可変部材のリンク部の他端が
    係合され前記引き締め手段が、ゴム、ウレタン樹脂等の
    弾性部材よりなるクッションを介して機能されることを
    特徴とする自動車用タイヤ滑り止め装置。
JP13096898A 1998-04-27 1998-04-27 自動車用タイヤ滑り止め装置 Pending JPH10315724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6860306B2 (en) 2001-11-05 2005-03-01 Kouichi Sakakibara Slip-preventing device for vehicle tire
US7096905B2 (en) 2002-10-09 2006-08-29 Kouichi Sakakibara Slip-preventing device for vehicle tire

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US6860306B2 (en) 2001-11-05 2005-03-01 Kouichi Sakakibara Slip-preventing device for vehicle tire
US7096905B2 (en) 2002-10-09 2006-08-29 Kouichi Sakakibara Slip-preventing device for vehicle tire

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