JPH1031380A - 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置

Info

Publication number
JPH1031380A
JPH1031380A JP8187460A JP18746096A JPH1031380A JP H1031380 A JPH1031380 A JP H1031380A JP 8187460 A JP8187460 A JP 8187460A JP 18746096 A JP18746096 A JP 18746096A JP H1031380 A JPH1031380 A JP H1031380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
support member
toner image
recording medium
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8187460A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Matsuuchi
智宏 松内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8187460A priority Critical patent/JPH1031380A/ja
Publication of JPH1031380A publication Critical patent/JPH1031380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、ジャム処理が容易且つ安全に実施
できる定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成
装置を提供する。 【解決手段】複写装置は、記録用紙にトナー像を定着さ
せる定着装置70と、この定着装置70に向けて記録用
紙を搬送する搬送ユニット120と、を備えている。搬
送ユニット120は、カム130を回動させることによ
り搬送位置と解除位置との間を回動され、定着装置70
の加圧ローラユニット78が搬送ユニット120の回動
に連動して閉塞位置と解放位置との間で回動される。搬
送ユニット120が解除位置に回動されると、プーリー
122、ベルト128、ギア・プーリー126、および
ギア124を介してその回転が加圧ローラユニット78
に伝達され、加圧ローラユニット78が解放位置へ回動
され、同時に保護カバー77が各ユニット76、78の
間の開口部を塞ぐべく出現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録用紙に転写
されたトナー像を定着させる定着装置、およびこの定着
装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、感光体ドラ
ムの表面に画像信号に応じた静電潜像を形成する画像形
成部、この静電潜像にトナーを供給して現像する現像
部、記録用紙を給紙する給紙部、現像したトナー像を記
録用紙に転写する転写部、および転写したトナー像を記
録用紙に定着させる定着部を有する複写装置が知られて
いる。
【0003】定着部は、トナー像が転写された記録用紙
を加熱するための加熱ローラと、この加熱ローラに対し
て転動可能に圧接され加熱ローラとの間で記録用紙を挟
持搬送する加圧ローラと、を有している。
【0004】感光体ドラムと定着部との間には、感光体
ドラムから定着部に向かう搬送路を形成した搬送ユニッ
トが配設されており、搬送ユニットを介して搬送された
記録紙が定着部の加熱ローラと加圧ローラとの間に送り
込まれるようになっている。
【0005】従来の複写装置において、定着部にて記録
用紙にジャムを生じた場合、感光体ドラムと定着部との
間に設けられた搬送ユニットを解放して搬送力を解除す
るとともに加熱ローラを手動で回転して、各ローラの間
に挟持された記録用紙を送り出すことにより、ジャム処
理を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のジャム処理においては、搬送ユニットを解放
した後に、定着部の加熱ローラを回転させて記録紙を送
り出す必要があり、ジャム処理に手間がかかる問題があ
る。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ジャム処理が容易且つ安全に実施でき
る定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る定着装置は、熱溶融性のトナー像を
保持した記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱し
て溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧着
させる、互いに転接された第1および第2ローラと、上
記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、上
記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記第2
ローラを上記第1ローラに転接させる閉塞位置と、上記
第2ローラを上記第1ローラから離間させる解放位置
と、の間で移動可能に設けられた第2支持部材と、上記
第2支持部材に連動し、上記第2支持部材が上記解放位
置に配置された際に、上記第1支持部材と第2支持部材
との間に形成される開口部を塞ぐ手段と、を備えてい
る。
【0009】また、この発明の定着装置は、熱溶融性の
トナー像を保持した記録媒体を挟持搬送し、上記トナー
像を加熱して溶融するとともに溶融したトナー像を記録
媒体に圧着させる、互いに転接された第1および第2ロ
ーラと、上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持
部材と、上記第2ローラを回動自在に支持するととも
に、上記第2ローラを上記第1ローラに転接させる閉塞
位置と、上記第2ローラを上記第1ローラから離間させ
る解放位置と、の間で回動自在に設けられた第2支持部
材と、上記第2支持部材の回動の先端に固設され、上記
第2支持部材が上記解放位置に回動された際に、上記第
1支持部材と第2支持部材との間に形成される開口部を
塞ぐ保護カバーと、を備えている。
【0010】また、この発明の定着装置は、熱溶融性の
トナー像を保持した記録媒体を挟持搬送し、上記トナー
像を加熱して溶融するとともに溶融したトナー像を記録
媒体に圧着させる、互いに転接された第1および第2ロ
ーラと、上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持
部材と、上記第2ローラを回動自在に支持するととも
に、上記第2ローラを上記第1ローラに転接させる閉塞
位置と、上記第2ローラを上記第1ローラから離間させ
る解放位置と、の間で回動自在に設けられた第2支持部
材と、上記第1支持部材に対して摺動自在に設けられ、
上記第2支持部材の回動の先端に取付けられた連結部材
を介して上記第2支持部材に連結され、上記第2支持部
材の上記解放位置への回動に連動して、上記第1支持部
材と第2支持部材との間に形成される開口部を塞ぐ保護
カバーと、を備えている。
【0011】また、この発明の画像形成装置は、感光体
ドラムの外周面に静電潜像を形成する画像形成手段と、
上記画像形成手段にて形成された静電潜像に熱溶融性の
トナーを供給して現像する現像手段と、上記感光体ドラ
ムの外周面近傍の所定の転写位置を通して記録媒体を搬
送する搬送手段と、上記現像手段にて現像されたトナー
像を上記転写位置にて上記搬送手段により搬送される記
録媒体に転写する転写手段と、上記転写手段にて記録媒
体上に転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定
着装置と、を備え、上記搬送手段は、上記感光体ドラム
に近接して記録媒体に搬送力を生じる搬送位置と、上記
搬送力を解除する解除位置と、の間で移動可能に設けら
れ、上記定着装置は、上記転写手段を介してトナー像が
転写された記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱
して溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧
着させる、互いに転接された第1および第2ローラと、
上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、
上記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記搬
送手段に連動して、上記第2ローラを上記第1ローラに
転接させる閉塞位置と、上記第2ローラを上記第1ロー
ラから離間させる解放位置と、の間で移動可能に設けら
れた第2支持部材と、上記第2支持部材に連動し、上記
第2支持部材が上記解放位置に配置された際に、上記第
1支持部材と第2支持部材との間に形成される開口部を
塞ぐ手段と、を備えている。
【0012】また、この発明の画像形成装置は、感光体
ドラムの外周面に静電潜像を形成する画像形成手段と、
上記画像形成手段にて形成された静電潜像に熱溶融性の
トナーを供給して現像する現像手段と、上記感光体ドラ
ムの外周面近傍の所定の転写位置を通して記録媒体を搬
送する搬送手段と、上記現像手段にて現像されたトナー
像を上記転写位置にて上記搬送手段により搬送される記
録媒体に転写する転写手段と、上記転写手段にて記録媒
体上に転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定
着装置と、を備え、上記搬送手段は、上記感光体ドラム
に近接して記録媒体に搬送力を生じる搬送位置と、上記
搬送力を解除する解除位置と、の間で回動自在に設けら
れ、上記定着装置は、上記転写装置を介してトナー像が
転写された記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱
して溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧
着させる、互いに転接された第1および第2ローラと、
上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、
上記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記搬
送手段に連動して、上記搬送手段が上記搬送位置へ回動
された際に上記第2ローラを上記第1ローラに転接させ
る閉塞位置へ回動され、上記搬送手段が上記解除位置へ
回動された際に上記第2ローラを上記第1ローラから離
間させる解放位置へ回動される第2支持部材と、上記第
2支持部材の回動の先端に固設され、上記第2支持部材
が上記解放位置に回動された際に、上記第1支持部材と
第2支持部材との間に形成される開口部を塞ぐ保護カバ
ーと、を備えている。
【0013】また、この発明の画像形成装置は、感光体
ドラムの外周面に静電潜像を形成する画像形成手段と、
上記画像形成手段にて形成された静電潜像に熱溶融性の
トナーを供給して現像する現像手段と、上記感光体ドラ
ムの外周面近傍の所定の転写位置を通して記録媒体を搬
送する搬送手段と、上記現像手段にて現像されたトナー
像を上記転写位置にて上記搬送手段により搬送される記
録媒体に転写する転写手段と、上記転写手段にて記録媒
体上に転写したトナー像を記録媒体上に定着させる定着
装置と、を備え、上記搬送手段は、上記感光体ドラムに
近接して記録媒体に搬送力を生じる搬送位置と、上記搬
送力を解除する解除位置と、の間で回動自在に設けら
れ、上記定着装置は、上記転写手段を介してトナー像が
転写された記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱
して溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧
着させる、互いに転接された第1および第2ローラと、
上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、
上記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記搬
送手段に連動して、上記搬送手段が上記搬送位置へ回動
された際に上記第2ローラを上記第1ローラに転接させ
る閉塞位置へ回動され、上記搬送手段が上記解除位置へ
回動された際に上記第2ローラを上記第1ローラから離
間させる解放位置へ回動される第2支持部材と、上記第
1支持部材に対して摺動自在に設けられ、上記第2支持
部材の回動の先端に取付けられた連結部材を介して上記
第2支持部材に連結され、上記第2支持部材の上記解放
位置への回動に連動して、上記第1支持部材と第2支持
部材との間に形成される開口部を塞ぐ保護カバーと、を
備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この発明の画像形成装置としての電子写真式デジ
タル複写装置1(以下、単に複写装置1と称する)は、
読取手段としてのスキャナ部2と、画像形成手段として
のプリンタ部4と、これらのスキャナ部2およびプリン
タ部4を収容した筐体としてのハウジング3と、を備え
ている。スキャナ部2の上部には、スキャナ部2の後述
する原稿台に対して開閉可能に取付けられ、読取対象物
すなわち原稿Dを、原稿台に向けて1枚ずつ給送すると
ともに、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着させ
る原稿押さえとして機能する原稿自動給送装置100
(以下、ADF100と称する)がセットされている。
【0015】スキャナ部2は、その上部に、閉じた状態
にあるADF100に対向され、原稿Dがセットされる
透明なガラスからなる原稿台11を有している。原稿台
11の下方には、原稿台11に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ12、露光ランプ12からの光を原稿D
に集光させるためのリフレクター14、および原稿Dか
らの反射光を図中左方向に折曲げる第1ミラー16など
が配設されている。これらの露光ランプ12、リフレク
ター14、および第1ミラー16は、第1キャリッジ1
8に固設され、図示しない歯付きベルト等を介して図示
しないパルスモータの駆動力が伝達され、原稿台11に
沿って平行に移動されるようになっている。
【0016】第1キャリッジ18に対して図中左側、す
なわち第1ミラー16により反射された反射光が案内さ
れる方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベル
トならびにDCモータなどを介して原稿台11と平行に
移動可能に設けられた第2キャリッジ20が配設されて
いる。第2キャリッジ20には、第1ミラー16により
案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミ
ラー22、および第2ミラー22からの反射光を図中右
方に折り曲げる第3ミラー24が互いに直角に配置され
ている。第2キャリッジ20は、第1キャリッジ18に
従動されるとともに、第1キャリッジ18に対して1/
2の速度で原稿台11に沿って平行に移動されるように
なっている。
【0017】第2キャリッジ20を介して折返された光
の光軸を含む面内には、第2キャリッジ20からの反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ26、及び、結
像レンズ26により集束性が与えられた反射光を電気信
号すなわち画像データに変換するCCDイメージセンサ
28が配置されている。
【0018】しかして、露光ランプ12からの光をリフ
レクター14により原稿台11上の原稿Dに集光させる
と、原稿Dからの反射光が、第1ミラー16、第2ミラ
ー22、第3ミラー24、および結像レンズ26を介し
てCCDイメージセンサ28に入射され、ここで電気信
号に変換される。
【0019】一方、プリンタ部4は、複写装置1の略中
央に回転自在に配設された像担持体としての感光体ドラ
ム30を有している。感光体ドラム30の上方の所定位
置には、CCDイメージセンサ28により変換された画
像データに対応したレーザービームを感光体ドラム30
に照射するレーザー光学系ユニット32が配設されてい
る。
【0020】レーザー光学系ユニット32は、図示しな
い半導体レーザーを備え、半導体レーザーからのレーザ
ービームの光路上には、レーザービームを反射するポリ
ゴンミラー34、ポリゴンミラー34で反射されたレー
ザービームを感光体ドラム30へ導くfθレンズ36、
37、および露光ミラー38が配設されている。
【0021】しかして、レーザー光学系ユニット32に
より感光体ドラム30の表面にレーザービームが照射さ
れると、原稿Dから読取った画像データに基づく静電潜
像が感光体ドラム30の表面上に形成されるようになっ
ている。
【0022】感光体ドラム30の周囲には、感光体ドラ
ム30の表面を所定の電位に帯電させる帯電チャージャ
42、上記レーザー光学系ユニット32により感光体ド
ラム30の表面に形成される静電潜像に現像剤としての
トナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像装置4
4、後述する給紙カセットから給紙された被画像形成媒
体すなわち記録用紙Pを感光体ドラム30との間で挟持
搬送するとともに、感光体ドラム30に形成されたトナ
ー像を記録用紙Pに転写させる転写ローラ46、転写さ
れずに感光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃
するクリーニング装置48、および感光体ドラム30の
表面に残った電荷を除電する除電装置49が、感光体ド
ラム30の回転方向に沿って順に配設されている。
【0023】感光体ドラム30の下方に位置される複写
装置1の底部には、500枚程度の記録用紙Pを収納可
能に形成された給紙手段としての給紙カセット50が配
置されている。給紙カセット50の所定の位置には、記
録用紙Pを1枚づつ取り出すピックアップローラ52が
配置されている。
【0024】感光体ドラム30の右側の複写装置1の外
壁には、給紙カセット50とは独立に記録用紙Pを給送
可能な手差しフィーダ54が突設されている。手差しフ
ィーダ54と感光体ドラム30との間には、手差しフィ
ーダ54に挿入された記録用紙Pを取り込む手差し用ピ
ックアップローラ56、およびピックアップローラ56
により取り込まれた記録用紙Pを感光体ドラム30に向
けて搬送する搬送ローラ58が設けられている。
【0025】給紙カセット50、および手差しフィーダ
54と感光体ドラム30との間には、給紙カセット5
0、および手差しフィーダ54から感光体ドラム30に
向かって記録用紙Pを案内する搬送路60が形成されて
いる。この搬送路60は、さらに、感光体ドラム30と
転写ローラ46との間に規定される転写領域を経て、複
写装置1の外部まで延出されている。また、搬送路60
には、記録用紙Pを感光体ドラム30に向かって搬送す
るための図示しない複数の搬送ローラおよび搬送ガイド
が設けられている。
【0026】搬送路60の感光体ドラム30の近傍であ
って感光体ドラム30の上流側には、搬送路60を案内
された記録用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ド
ラム30上のトナー像の先端と記録用紙Pの先端とを整
合させ、感光体ドラム30の外周面の移動速度と同じ速
度で記録用紙Pを、転写領域へ給紙するアライニングロ
ーラ62が配設されている。尚、搬送路60の下面側の
アライニングローラ62aは、上述した転写ローラ46
とともに後述する搬送ユニット120に組込まれてい
る。
【0027】転写領域を通過された記録用紙が進行する
方向には、トナー像が転写された記録用紙を加熱するこ
とによりトナー像を溶融させつつトナー像と記録用紙と
を加圧して記録用紙Pにトナー像を定着させる定着装置
70(後に詳述する)が設けられている。定着装置70
は、ローラ表面が互いに圧接された加熱ローラ72およ
び加圧ローラ74を有している。
【0028】なお、感光体ドラム30と転写ローラ46
との間の転写領域、および加熱ローラ72と加圧ローラ
74との間の定着領域を通る搬送路60は、記録用紙P
の搬送方向に向かって上方に傾斜されており、これによ
り複写装置1の小型化が達成される。
【0029】定着装置70を介して搬送される記録用紙
Pが進行する方向には、定着装置70によりトナー像が
定着された記録用紙Pを排出する排出部80が設けられ
ている。排出部80は、複写装置1内に窪んだ複写装置
1の外壁により形成された凹所80aに設けられ、この
凹所80a内の所定位置に記録用紙Pをスタックする排
出トレイ82を備えている。
【0030】定着装置70と排出部80との間には、定
着装置70によりトナー像が定着された記録用紙Pを、
後述する用紙反転部90あるいは排出部80のいづれか
に選択的に案内するためのフラッパ75が配置されてい
る。フラッパ75は、定着装置70を通過された記録用
紙Pを排出部80に向けて推進する第1および第2の排
出ローラ81、83の間に配置されている。
【0031】用紙反転部90は、既に転写領域および定
着装置70を通過された記録用紙Pを一時的に集積する
一時集積部92、定着装置70を通過した記録用紙Pを
一時集積部92に向けて搬送する搬送ローラ91、定着
装置70を通過した記録用紙Pの表裏を反転して一時集
積部92に導く反転路94、反転路94を介して搬送さ
れる記録用紙Pを一時集積部92へ給紙するとともに一
時集積部92に集積された記録用紙Pを送り出す反転ロ
ーラ95、反転ローラ95を介して送り出された記録用
紙Pを再びアライニングローラ62に向けて案内する反
転搬送路96、及び、反転搬送路96により案内された
記録用紙Pをアライニングローラ62に向かって給紙す
る給紙ローラ98を有している。
【0032】しかして、給紙カセット50或いは手差し
フィーダ54から取出された記録用紙Pは、搬送路60
を介して転写領域に搬送され、ここで感光体ドラム30
に形成されたトナー像が記録用紙Pに転写される。トナ
ー像が転写された記録用紙Pは、定着装置70を通過さ
れてトナー像が定着され、その進行方向がフラッパ75
により選択的に切り換えられて排出部80或いは用紙反
転部90へ導かれる。用紙反転部90へ導かれた記録用
紙Pは、反転路94、一時集積部92、および反転搬送
路96を通して反転され、再びアライニングローラ62
を介して転写領域へ向けて搬送される。
【0033】ADF100は、カバー101を有し、カ
バー101の後端縁部が複写装置1の上面後端縁部に図
示しないヒンジ装置を介して取付けられており、必要に
応じてADF100全体を回動変位させることで、既に
説明したように、スキャナ部2の原稿台11に対して開
閉可能に形成されている。
【0034】カバー101の上面やや左方向部位には、
複数枚の原稿Dを保持する原稿給紙台102が設けられ
ている。原稿給紙台102の図中左方すなわちADF1
00の一端側には、原稿給紙台102にセットされた原
稿Dを順次一枚ずつ取出すとともに、図中左端側からス
キャナ部2の原稿台11の一端側に供給するためのピッ
クアップローラ103が配置されている。原稿給紙台1
02の所定の位置には、原稿給紙台102への原稿Dが
セットされたか否かを検知する原稿検知センサとしての
エンプテイセンサが配設されている。なお、原稿給紙台
102には、原稿台11に原稿Dがセットされた位置を
検知するための原稿幅検知センサが配置されてもよい。
【0035】ピックアップローラ103の原稿取出し方
向には、ピックアップローラ103により取り出された
原稿Dを原稿台11に向けて送出する給紙ローラ10
4、給紙ローラ104により給送された原稿Dの先端を
整位するアライニングローラ105が配置されている。
なお、アライニングローラ105と給紙ローラ104と
の間には、原稿Dのアライニングローラ105への到達
を検出するアライニングセンサが配置されている。
【0036】カバー101の内側であって、ADF10
0が閉じられた状態でスキャナ部2の原稿台11と対向
される位置には、原稿台11のほぼ全体を覆う大きさが
与えられ、ピックアップローラ103、給紙ローラ10
4およびアライニングローラ105を介して原稿給紙台
102から搬送された原稿Dを原稿台11の所定の位置
に搬送する搬送ベルト106が配置されている。搬送ベ
ルト106は、図中左右一対に配置されたベルトローラ
107に掛渡され、図示しないベルト駆動機構によっ
て、図中右側および図中左側の両方向に向けて回転され
る。
【0037】ADF100の右側部位には、搬送ベルト
106により図中左側から図中右側に移動される原稿D
をカバー101の外側に向けて送出する反転ローラ10
8、反転ローラ108に原稿Dを押し付けるピンチロー
ラ109、反転ローラ108とピンチローラ109によ
り搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト106へ戻すか
所定の排出位置すなわちカバー101上に排出させるか
を切り換えるフラッパ110、フラッパ110が排出側
に切り換えられている場合に、反転ローラ108により
搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ111、及
び、反転ローラ108の近傍での原稿のジャムを検知す
るジャムセンサ112などが配置されている。
【0038】次に、上記定着装置70、搬送ユニット1
20、および搬送ユニット120の解放に連動させて定
着装置70を解放させるための機構について図2乃至図
8を用いて詳細に説明する。
【0039】図2に示すように、定着装置70は、加熱
ローラ72を回動自在に保持収容した加熱ローラユニッ
ト76(第1支持部材)、および加圧ローラ74を加熱
ローラ72に転接させた状態で回動自在に保持収容した
加圧ローラユニット78(第2支持部材)を備えてい
る。各ユニット76、78は、加熱ローラ72および加
圧ローラ74の全長を超えて各ローラ72、74を包囲
するように設けられ、各ローラ72、74の回転軸の両
端を支持している。
【0040】加熱ローラユニット76は、搬送路60の
上方に配置され、複写装置1に固設されたフレーム(図
示せず)に固定されている。一方、加圧ローラユニット
78は、搬送路60の下方に配置され、記録用紙Pの搬
送方向の下流側、すなわち感光体ドラム30から離れた
反対側に設けられた回転軸を中心に回動自在に配設され
ている。つまり、加圧ローラユニット78は、加熱ロー
ラユニット76との間で搬送路60を挟持する閉塞位置
(図3a参照)と、加圧ローラ74が加熱ローラ72か
ら離れる解放位置(図3b参照)と、の間で開閉可能に
配設されている。
【0041】加圧ローラユニット78は、その回動の先
端近く、即ち感光体ドラム30に近接した側に回転軸7
1aを有し、この回転軸71aを中心に一対のアーム7
1を回動自在に収容している。各アーム71は、加圧ロ
ーラ74の回転軸の両端をその略中央位置で支持する位
置に配設され、その回動の先端近くには、一端が加圧ロ
ーラユニット78の所定位置に固定されたバネ73の他
端が取付けられている。そして、バネ73の付勢力によ
り各アーム71が図中上方に回動されることにより、加
圧ローラ74が加熱ローラ72に向けて押しつけられ、
両者の間に所定の搬送力を生じるようになっている。
【0042】図3に詳細に示すように、加圧ローラユニ
ット78の回動の先端近くには、加圧ローラユニット7
8が解放位置に回動された際(図3b参照)に出現す
る、この発明の第1の実施の形態に係る保護カバー77
が配設されている。
【0043】保護カバー77は、略矩形板状に形成さ
れ、加圧ローラユニット78が閉塞位置に回動された状
態(図3aに示す状態)で記録用紙Pの通過を許容する
矩形の切欠け77aを有している。保護カバー77は、
その基端部77bが取付部材79を介して加圧ローラユ
ニット78の所定位置に取付けられている。
【0044】例えば、図3(b)に示すように記録用紙
Pが加熱ローラ72と加圧ローラ74との間に挟持され
た状態で加圧ローラユニット78を解放位置に回動させ
ると、保護カバー77が加熱ローラユニット76と加圧
ローラユニット78との間に形成された開口部を塞ぐ位
置に配置され、加熱ローラ72の露出を最小限に制限す
るとともに、切欠け77aを通過中の記録用紙Pを下方
に折り曲げる。
【0045】これにより、加圧ローラユニット78を解
放位置に回動させて記録用紙Pのジャム処理をする場合
に、オペレータが露出された加熱ローラを触る危険性を
低減でき、安全にジャム処理を実施できる。
【0046】図4は、感光体ドラム30の下方に設けら
れた搬送手段としての搬送ユニット120の開閉動作に
連動させて加圧ローラユニット78を加熱ローラユニッ
ト76に対して開閉させるための開閉機構を示してい
る。
【0047】搬送ユニット120は、搬送路60の上方
および下方に互いに転接した関係で設けられた一対のア
ライニングローラ62a、62bの一方、即ち下方のロ
ーラ62aと、感光体ドラム30に転接された転写ロー
ラ46と、を所定の位置関係で保持しているとともに、
略矩形板状に形成されている。搬送ユニット120は、
下方のアライニングローラ62aを上方のアライニング
ローラ62bに転接させるとともに感光体ドラム30に
対して転写ローラ46を転接させる位置、即ち図4
(a)に示す搬送位置と、ローラ62bからローラ62
aを離間させるとともに感光体ドラム30から転写ロー
ラ46を離間させる位置、即ち図4(b)に示す解除位
置と、の間で回動自在に設けられている。尚、搬送ユニ
ット120の一端側の回動の中心には、搬送ユニットと
同軸的に回転するプーリー122が設けられている。
【0048】一方、加圧ローラユニット78の回動の中
心、即ち図示しない回転軸には、ギア124が同軸に設
けられ、ギア124には、複写装置1の図示しないフレ
ームの所定位置に回動自在に設けられたギア・プーリー
126が歯合されている。そして、搬送ユニット120
の回動の中心に設けられたプーリー122とギア・プー
リー126との間にベルト128が巻回されている。
【0049】しかして、搬送ユニット120を図4
(a)に示す搬送位置から図4(b)に示す解除位置へ
回動させることにより、プーリー122の回転がベルト
128を介してギア・プーリー126に伝達され、ギア
・プーリー126に歯合したギア124が回転されて加
圧ローラユニット78が図3(b)および図4(b)に
示す解放位置に回動される。
【0050】このように、搬送ユニット120の解除動
作に連動させて定着装置70を解放することにより、定
着装置70内にて記録用紙Pのジャムを生じた場合、搬
送ユニット120による搬送力を解除するだけで定着装
置70を解放することができる。これにより、搬送ユニ
ット120による搬送力を解除すると同時に定着装置7
0による記録用紙Pの挟持力を解除でき、1回の動作で
記録用紙Pを自由にでき、記録用紙Pのジャム処理を容
易にできる。
【0051】図5は、搬送ユニット120を図4(a)
に示す搬送位置に保持させるための保持機構を示してい
る。保持機構は、搬送ユニット120の他端側の回動の
先端近くであって搬送ユニット120の下面側にその先
端が当接される一対のカム130を備えている。カム1
30、130は、互いに所定距離離間して配設され、そ
の回動の中心に複写装置1のフレームに対して回動自在
に設けられたシャフト132が貫通して設けられてい
る。シャフト132の基端側には、シャフト132を回
転させるための略矩形板状のハンドル134が取付けら
れている。ハンドル134は、シャフト132に対して
摺動自在に設けられ、シャフト132に同軸に設けられ
たバネ136により一方向(カム130に向かう方向)
に付勢されている。
【0052】図4(a)に示すように搬送ユニット12
0を搬送位置に保持させる場合、図6(b)に示す位置
にハンドル134を回動させ、ハンドル134の回動の
先端近くに突設されたボス138を複写装置1のフレー
ム131に形成された孔(図示せず)に挿通して(図6
a参照)ハンドル134を固定する。図6(b)に示す
位置にハンドル134が固定されると、シャフト132
に設けられた一対のカム130の先端が搬送ユニット1
20の下面側に当接されるとともに搬送ユニット120
が上方の搬送位置まで押し上げられ、ローラ62aとロ
ーラ62bとの間、および感光体ドラム30と転写ロー
ラ46との間に所定の圧力を生じた状態で、搬送ユニッ
ト120が搬送位置に保持される。
【0053】一方、図4(b)に示すように搬送ユニッ
ト120を解除位置に配置させる場合、バネ136の付
勢力に反して図6(a)の矢印a方向にハンドル134
をスライドさせ、ボス138をフレーム131の孔から
抜き取り、図6(b)の矢印b方向にハンドル134を
回転させてカム130による搬送ユニット120の押し
付けを解除し、搬送ユニット120を解除位置に向けて
回転させる(図7aおよび図7bに示す状態)。
【0054】図8は、この発明の第2の実施の形態に係
る保護カバー140を備えた定着装置70´を示してい
る。保護カバー140は、略矩形板状に形成され、加熱
ローラユニット76の所定位置に設けられた一対のスラ
イド部材141を介して加熱ローラユニット76に対し
てスライド自在に取付けられている。つまり、保護カバ
ー140は、加熱ローラユニット76と加圧ローラユニ
ット78との間に形成される開口部を塞ぐ閉塞位置とこ
の開口を解放する解放位置との間でスライド自在に設け
られている。
【0055】また、保護カバー140の上端には、一端
が複写装置1のフレームに固定されたバネ142の他端
が固定され、保護カバー140の下端の両側には、一端
が加圧ローラユニット78の回動の先端近くに固定され
た一対のワイヤー144(連結部材)の他端が固定され
ている。
【0056】しかして、加圧ローラユニット78が搬送
ユニット120の解除動作に連動して解放位置へ回動さ
れると、図8(b)に示すように、保護カバー140が
バネ142の付勢力に抗して下方にスライドされ、加熱
ローラユニット76と加圧ローラユニット78との間に
形成される開口部が塞がれるようになっている。
【0057】以上のように、第2の実施の形態に係る保
護カバー140を用いても、上述した第1の実施の形態
と同様の効果を奏することができる。尚、この発明は、
上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発
明の範囲内で種々変形可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の定着装
置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置は、上記
のような構成および作用を有しているので、定着装置内
にて用紙ジャムが発生した場合に容易且つ安全にジャム
処理を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の定着装置を組込んだ画像形
成装置を示す概略図。
【図2】図2は、図1の画像形成装置に組込まれた定着
装置を示す概略図。
【図3】図3は、図2の定着装置に設けられたこの発明
の第1の実施の形態に係る保護カバーの動作を説明する
ための動作説明図。
【図4】図4は、搬送ユニットの開閉動作に連動させて
図2の定着装置を開閉する開閉機構の動作を説明するた
めの図であり、図4(a)は、搬送ユニットを搬送位置
に回動させた状態を示す概略図、図4(b)は、搬送ユ
ニットを解除位置に回動させた状態を示す概略図。
【図5】図5は、図4に示す搬送ユニットを搬送位置に
保持させる保持機構を示す概略図。
【図6】図6は、図5の保持機構による開閉動作を説明
するための動作説明図。
【図7】図7は、図5の保持機構による開閉動作を説明
するための動作説明図。
【図8】図8は、図2の定着装置に設けられたこの発明
の第2の実施の形態に係る保護カバーの動作を説明する
ための動作説明図。
【符号の説明】
1…複写装置、 30…感光体ドラム、 46…転写ローラ、 60…搬送路、 62a、62b…アライニングローラ、 70…定着装置、 71…アーム、 72…加熱ローラ、 73…バネ、 74…加圧ローラ、 76…加熱ローラユニット、 77、140…保護カバー、 77a…切欠け、 78…加圧ローラユニット、 120…搬送ユニット、 122…プーリー、 124…ギア、 126…ギア・プーリー、 128…ベルト、 130…カム、 131…フレーム、 132…シャフト、 134…ハンドル、 136…バネ、 138…ボス、 141…スライド部材、 142…バネ、 144…ワイヤー。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱溶融性のトナー像を保持した記録媒体
    を挟持搬送し、上記トナー像を加熱して溶融するととも
    に溶融したトナー像を記録媒体に圧着させる、互いに転
    接された第1および第2ローラと、 上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、 上記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記第
    2ローラを上記第1ローラに転接させる閉塞位置と、上
    記第2ローラを上記第1ローラから離間させる解放位置
    と、の間で移動可能に設けられた第2支持部材と、 上記第2支持部材に連動し、上記第2支持部材が上記解
    放位置に配置された際に、上記第1支持部材と第2支持
    部材との間に形成される開口部を塞ぐ手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 熱溶融性のトナー像を保持した記録媒体
    を挟持搬送し、上記トナー像を加熱して溶融するととも
    に溶融したトナー像を記録媒体に圧着させる、互いに転
    接された第1および第2ローラと、 上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、 上記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記第
    2ローラを上記第1ローラに転接させる閉塞位置と、上
    記第2ローラを上記第1ローラから離間させる解放位置
    と、の間で回動自在に設けられた第2支持部材と、 上記第2支持部材の回動の先端に固設され、上記第2支
    持部材が上記解放位置に回動された際に、上記第1支持
    部材と第2支持部材との間に形成される開口部を塞ぐ保
    護カバーと、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 上記保護カバーは、上記第2支持部材が
    上記閉塞位置に回動された際に、記録媒体を通過させる
    切欠けを有することを特徴とする請求項2に記載の定着
    装置。
  4. 【請求項4】 熱溶融性のトナー像を保持した記録媒体
    を挟持搬送し、上記トナー像を加熱して溶融するととも
    に溶融したトナー像を記録媒体に圧着させる、互いに転
    接された第1および第2ローラと、 上記第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、 上記第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記第
    2ローラを上記第1ローラに転接させる閉塞位置と、上
    記第2ローラを上記第1ローラから離間させる解放位置
    と、の間で回動自在に設けられた第2支持部材と、 上記第1支持部材に対して摺動自在に設けられ、上記第
    2支持部材の回動の先端に取付けられた連結部材を介し
    て上記第2支持部材に連結され、上記第2支持部材の上
    記解放位置への回動に連動して、上記第1支持部材と第
    2支持部材との間に形成される開口部を塞ぐ保護カバー
    と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 感光体ドラムの外周面に静電潜像を形成
    する画像形成手段と、 上記画像形成手段にて形成された静電潜像に熱溶融性の
    トナーを供給して現像する現像手段と、 上記感光体ドラムの外周面近傍の所定の転写位置を通し
    て記録媒体を搬送する搬送手段と、 上記現像手段にて現像されたトナー像を上記転写位置に
    て上記搬送手段により搬送される記録媒体に転写する転
    写手段と、 上記転写手段にて記録媒体上に転写されたトナー像を記
    録媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記搬送手段は、上記感光体ドラムに近接して記録媒体
    に搬送力を生じる搬送位置と、上記搬送力を解除する解
    除位置と、の間で移動可能に設けられ、 上記定着装置は、上記転写手段を介してトナー像が転写
    された記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱して
    溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧着さ
    せる、互いに転接された第1および第2ローラと、上記
    第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、上記
    第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記搬送手
    段に連動して、上記第2ローラを上記第1ローラに転接
    させる閉塞位置と、上記第2ローラを上記第1ローラか
    ら離間させる解放位置と、の間で移動可能に設けられた
    第2支持部材と、上記第2支持部材に連動し、上記第2
    支持部材が上記解放位置に配置された際に、上記第1支
    持部材と第2支持部材との間に形成される開口部を塞ぐ
    手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 感光体ドラムの外周面に静電潜像を形成
    する画像形成手段と、 上記画像形成手段にて形成された静電潜像に熱溶融性の
    トナーを供給して現像する現像手段と、 上記感光体ドラムの外周面近傍の所定の転写位置を通し
    て記録媒体を搬送する搬送手段と、 上記現像手段にて現像されたトナー像を上記転写位置に
    て上記搬送手段により搬送される記録媒体に転写する転
    写手段と、 上記転写手段にて記録媒体上に転写されたトナー像を記
    録媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記搬送手段は、上記感光体ドラムに近接して記録媒体
    に搬送力を生じる搬送位置と、上記搬送力を解除する解
    除位置と、の間で回動自在に設けられ、 上記定着装置は、上記転写装置を介してトナー像が転写
    された記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱して
    溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧着さ
    せる、互いに転接された第1および第2ローラと、上記
    第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、上記
    第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記搬送手
    段に連動して、上記搬送手段が上記搬送位置へ回動され
    た際に上記第2ローラを上記第1ローラに転接させる閉
    塞位置へ回動され、上記搬送手段が上記解除位置へ回動
    された際に上記第2ローラを上記第1ローラから離間さ
    せる解放位置へ回動される第2支持部材と、上記第2支
    持部材の回動の先端に固設され、上記第2支持部材が上
    記解放位置に回動された際に、上記第1支持部材と第2
    支持部材との間に形成される開口部を塞ぐ保護カバー
    と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記保護カバーは、上記第2支持部材が
    上記閉塞位置に回動された際に、記録媒体を通過させる
    切欠けを有することを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 感光体ドラムの外周面に静電潜像を形成
    する画像形成手段と、 上記画像形成手段にて形成された静電潜像に熱溶融性の
    トナーを供給して現像する現像手段と、 上記感光体ドラムの外周面近傍の所定の転写位置を通し
    て記録媒体を搬送する搬送手段と、 上記現像手段にて現像されたトナー像を上記転写位置に
    て上記搬送手段により搬送される記録媒体に転写する転
    写手段と、 上記転写手段にて記録媒体上に転写したトナー像を記録
    媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記搬送手段は、上記感光体ドラムに近接して記録媒体
    に搬送力を生じる搬送位置と、上記搬送力を解除する解
    除位置と、の間で回動自在に設けられ、 上記定着装置は、上記転写手段を介してトナー像が転写
    された記録媒体を挟持搬送し、上記トナー像を加熱して
    溶融するとともに溶融したトナー像を記録媒体に圧着さ
    せる、互いに転接された第1および第2ローラと、上記
    第1ローラを回動自在に支持した第1支持部材と、上記
    第2ローラを回動自在に支持するとともに、上記搬送手
    段に連動して、上記搬送手段が上記搬送位置へ回動され
    た際に上記第2ローラを上記第1ローラに転接させる閉
    塞位置へ回動され、上記搬送手段が上記解除位置へ回動
    された際に上記第2ローラを上記第1ローラから離間さ
    せる解放位置へ回動される第2支持部材と、上記第1支
    持部材に対して摺動自在に設けられ、上記第2支持部材
    の回動の先端に取付けられた連結部材を介して上記第2
    支持部材に連結され、上記第2支持部材の上記解放位置
    への回動に連動して、上記第1支持部材と第2支持部材
    との間に形成される開口部を塞ぐ保護カバーと、を備え
    ていることを特徴とする画像形成装置。
JP8187460A 1996-07-17 1996-07-17 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置 Pending JPH1031380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8187460A JPH1031380A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8187460A JPH1031380A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1031380A true JPH1031380A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16206472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8187460A Pending JPH1031380A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1031380A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100643800B1 (ko) * 2005-09-29 2006-11-10 현대자동차주식회사 차량용 컵 홀더
JP2007041156A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2010224093A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041156A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP4684792B2 (ja) * 2005-08-01 2011-05-18 キヤノン株式会社 定着装置及び画像形成装置
KR100643800B1 (ko) * 2005-09-29 2006-11-10 현대자동차주식회사 차량용 컵 홀더
JP2010224093A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004170905A (ja) 用紙剥離機構およびプロセスカートリッジ
US6219511B1 (en) Image reading apparatus having a guide member and transport member
JPH1031380A (ja) 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置
JP2001316026A (ja) シート後処理機及び画像形成装置
JP4339294B2 (ja) 画像記録装置
JP4263716B2 (ja) 用紙折畳装置及び画像形成装置
JP2023045781A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP3855567B2 (ja) 画像形成装置およびその付加給紙装置
JP4157229B2 (ja) シート収納/搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2006168972A (ja) 画像読取装置
JP2012254846A (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP3242619B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2000047444A (ja) 画像形成装置の搬送装置
JP2001146339A (ja) 画像形成装置
JP3420479B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2004075259A (ja) 用紙搬送装置
JP2000047505A (ja) 画像形成装置の転写装置
JPH0891641A (ja) 手差し給紙装置
JP2000194234A (ja) 複写装置
JPH07232840A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3480809B2 (ja) 画像形成装置の搬送装置
JP4366765B2 (ja) 画像形成装置
JP3845485B2 (ja) 画像形成装置
JP2000003081A (ja) 画像形成装置の分離装置
JPH10236687A (ja) 画像読み取り装置