JP4684792B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置及び画像形成装置に関し、特にシートに高光沢の画像を形成するための定着処理を施す定着装置に関するものである。
近年、カラー画像を形成する用途が増えてきており、このためデジタル式電子写真方式を利用したカラープリンタ、カラー複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置が数多く普及している。また、最近ではそのカラー画像の画質も向上してきており、近年市場の広がりが目立つデジタルスチルカメラの画像出力用として使用されることも増えてきている。
このことから、電子写真方式等を利用したプリンタ、複写機等のような画像形成装置としては、通常の画質からなる画像の出力が可能であることに加えて、銀塩写真に匹敵するような高光沢の画質からなる画像の出力も可能なものが要求されるようになっている。
ここで、このような光沢性に優れたカラー画像が得られる画像形成方法の一例としては、以下のような方法がある。まず、ベルト状搬送体により転写材であるシートを、熱源を内蔵する部材の下を移動させることにより、シート表面の熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層上に付着したカラートナーを加熱し、カラートナーを透明樹脂層中に溶融させる。
次に、カラートナーを冷却してカラートナーをシートに固着させて画像を形成する。なお、このようにカラー画像を形成した後、シートをベルト状搬送体から分離する(例えば、特許文献1参照。)。
なお、この高光沢画像形成方法においては、シートを密着させるベルト状搬送体は、シート密着時、シートの下方に位置するようになっているが、シートの上方に位置するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、このような方式を取り入れて光沢性に優れたカラー画像が得られる画像形成装置の構成として、通常の定着処理を行う定着部(以下、第1の定着部という)の他、ベルト状搬送体を有する第2の定着部を設けたものがある。そして、この第2の定着部により第1の定着部により定着処理されたシートを再度定着処理して高光沢画像を得られるようにしている。
この場合、例えば画像形成装置に、再定着処理システムとして第2の定着部を備えた外部定着装置を接続するように構成している(例えば特許文献3の図1、特許文献4参照。)。また、画像形成装置の画像形成部と画像読み取り部との間に設けられた排紙部(いわゆる胴内排紙部)の空間に、写真サイズ用のベルト状搬送体を有する小型定着部を設けているものがある(例えば、特許文献3の図4参照。)。
ここで、第2の定着部を備えた外部定着装置は、通常の画像形成プロセスを経た後、画像形成装置の第1の定着部で定着処理されて排出されたシートを受け取ると共に、高光沢画像が選択されている場合には再度定着処理を行うようにしている。なお、このような外部定着装置において、シートを受け取ると、高光沢画像が選択されている場合、シートを内部に設けられた分岐パスを通ってベルト状搬送体を有する第2の定着部へと搬送する。
そして、このように第2の定着部へと搬送されたシートに対し、その高光沢形成面をベルト状搬送体のベルト面に密着させた状態で加熱手段及び加圧手段によって加熱及び加圧を行うことにより、シート上に高光沢画像を形成し、この後、排出する。なお、高光沢画像が選択されなかった場合には、分岐パスを排出トレイ側に切り替えることにより、そのままシートを排出する。
特開平5−216322号公報 特開2002−99168号公報 特開2004−151201号公報 特開2003−5545号公報
ところで、このような第2の定着部を備えた従来の画像形成装置において、例えば第2の定着部を胴内排紙部に設置した場合、画像形成装置の設置面積を拡大することなく、高光沢画像からなる高画質画像が得られるシステム構成が実現できる。しかし、このように第2の定着部を胴内排紙部に設置する場合、第2の定着部を小型に構成しなければならず、この場合定着可能なシートサイズが限定されてしまうため、多様なサイズのシートに対応することは困難である。
一方、画像形成装置に別体の外部定着装置を取り付けた場合には、ベルト状搬送体を有する第2の定着部を大きくすることが可能となるため、様々なサイズの光沢画像を得ることができる。しかしながら、この外部定着装置では、搬送パスが水平に配置されているため、定着装置のシート搬送方向の幅が広くなって装置が大型化し、設置面積が広くなるという問題があった。特に、第2の定着部を大きくするためにベルト状搬送体を長くすればするほど大型化することになる。
また、第2の定着部により高光沢画像を得るようにしても、この後、シートが排紙トレイ等に排出される際、シートの画像定着面が搬送通路に沿って摺動すると、このとき画像に傷が付き画質が劣化する場合がある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、第2の定着部を備えた場合でも装置の大型化を抑えることができると共に、高光沢画像を形成することのできる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置に装着され、画像形成装置内の第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着するための定着装置において、前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着する定着ローラ対、前記定着ローラ対の下流に設けられた下流側ローラ及び前記定着ローラ対の一方のローラと前記下流側ローラとに巻き付けられ、トナー像が定着された面を載せてシートを搬送する無端ベルトと、を備えた第2の定着部と、前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを前記第2の定着部に搬送する第1の搬送通路と、前記第2の定着部からシートを下流側に搬送する第2の搬送通路と、前記定着ローラ対と前記下流側ローラとの間で前記無端ベルトの搬送面の反対側に設けられ、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを冷却する冷却装置と、を備え、前記無端ベルトを傾斜させて前記冷却装置を前記定着ローラ対よりも下方に位置させるとともに、前記第2の搬送通路は湾曲したガイド面を有し、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを、トナー像定着面と反対の面が前記ガイド面に沿って案内されるようにすることを特徴とするものである。
さらに、本発明は、シート上にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたシート上のトナー像を定着するための第1の定着部と、前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着する定着ローラ対、前記定着ローラ対の下流に設けられた下流側ローラ及び前記定着ローラ対の一方のローラと前記下流側ローラとに巻き付けられ、トナー像が定着された面を載せてシートを搬送する無端ベルトと、を備えた第2の定着部と、前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを前記第2の定着部に搬送する第1の搬送通路と、前記第2の定着部からシートを下流側に搬送する第2の搬送通路と、前記定着ローラ対と前記下流側ローラとの間で前記無端ベルトの搬送面の反対側に設けられ、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを冷却する冷却装置と、を備え、前記無端ベルトを傾斜させて前記冷却装置を前記定着ローラ対よりも下方に位置させるとともに、前記第2の搬送通路は湾曲したガイド面を有し、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを、トナー像定着面と反対の面が前記ガイド面に沿って案内されるようにすることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の定着部でトナー像が定着されたシートに対して第2の定着部により再度定着し、この再度定着されたシートを湾曲したガイド面を有する第2の搬送通路により搬送する。これにより、第2の定着部と第2の搬送通路を高さ方向に配置することができ、第2の定着部を備えた場合でも装置の設置面積を抑えることができる。また、シートを画像定着面と反対面がガイド面に沿って通過させるようにしたため、ガイド面でシートの画像面を傷付けることがなく高光沢画像を得ることができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図である。
図1において、200Aはカラー複写機、200はカラー複写機本体(以下、装置本体という)である。この装置本体200の上部には自動原稿給送装置60により原稿載置台としてのプラテンガラス206に載置された原稿Dを読み取る画像読み取り部61が設けられている。そして、この画像読み取り部61には、光源207a、レンズ系207b及びCCDユニット207cが設けられている。
また、画像読み取り部61の下方には画像形成部202、画像形成部202にシートSを給送する給紙部209が設けられている。さらに、装置本体200の一側には装置本体200から排出される画像形成済みのシートを再度定着処理する外部定着装置1が備えられている。
ここで、画像形成部202には、感光ドラム213、1次帯電器214、単独に構成された黒現像器203、トナーカートリッジと一体となった複数の現像器215を内蔵したロータリ現像器201、現像後の画質を調整するポスト帯電器216が配設されている。
さらに、画像形成部202には、4色のトナー像を重ねて転写作像した後、シートSへ多色画像を転写する無端状の転写ベルト217、転写ベルト217からシートSへトナー画像を転写する2次転写ローラ219が設けられている。なお、218は、感光ドラム上の残トナーをクリーニングするドラムクリーナ、220は転写ベルト上の残トナーをクリーニングするベルトクリーナである。
また、給紙部209は、シートSを収容して装置本体200に着脱自在なカセット210,211及び手差しカセット212が設けられており、このカセット210,211及び手差しカセット212から画像形成部202に向けてシートSが供給される。
なお、画像形成部202の上流側にはシートSの姿勢位置精度を高め、転写ベルト上のトナー像に合わせてシートSをタイミングよく送り出すレジストローラ221が配設されている。また、画像形成部202の下流側には、トナー像が転写されたシートSを搬送する転写搬送装置222、シート上の未定着画像を定着する第1の定着部204、画像が定着されたシートSを装置本体外に排出する排出ローラ対205等が配設されている。また、62は、装置本体200の画像形成動作全般を制御する制御装置である。
次に、このような構成のカラー複写機200Aの動作について説明する。
装置本体200に設けられている制御装置62から給紙信号が出力されると、例えば自動原稿給送装置60によりプラテンガラス206に載置された原稿Dに、光源207aから光が当てられ、反射する。そして、原稿Dから反射した光は、レンズ系207bを介して一旦CCDユニット207cにより読み取られて電気信号に変換され、レーザースキャナーユニット208から、この電気信号に対応したレーザ光が感光ドラム213上に照射される。
なお、このとき感光ドラム213は、予め一次帯電器214により帯電されおり、光が照射されることによって静電潜像が形成され、次いで黒現像器203及びロータリ現像器201内に配された複数の現像器215により、選択された色のトナー像が形成される。この後、感光ドラム上に形成されたトナー像はポスト帯電器216によって電位が調整され、やがて転写位置で転写ベルト217上に転写される。
ここで、カラーモードの場合には、トナー像が転写された転写ベルト217は次のトナー像が形成転写されるよう更に回転する。なお、この間、ロータリ現像器201は次の指定カラーの現像器を感光ドラム213に対向するよう反時計回りの方向に回転し、次の静電潜像を現像する準備をする。こうして、フルカラーモードでは所定画像数のトナー画像が転写され終わるまで、静電潜像形成・現像・転写を繰り返す。
一方、制御装置62から給紙信号が出力されると、カセット210,211又は手差しカセット212からシートSが供給される。この後、給紙部209から給送されたシートSはレジストローラ221で斜行が補正され、さらにタイミングが合わされて転写ベルト217と2次転写ローラ219とにより構成される二次転写部に送られる。
次に、このように二次転写部に送られたシートSは、2次転写ローラ219によりトナー像が転写された後、転写搬送装置222により第1の定着部204に搬送される。この後、第1の定着部204により加熱及び加圧されることにより、シートSに未定着転写画像が永久定着される。
そして、このように画像が定着されたシートSは排出ローラ205により装置本体200から排出され外部定着装置1に受け渡される。このようにして、給紙部209から給送されたシートSは画像が形成されて排出される。
なお、本カラー複写機200Aは両面画像形成機能を有しており、次に両面画像形成動作について、主にシートSの搬送状態に基づいて説明する。既述した第1の定着部204による第1面の定着処理終了後のシートSは、まず反転フラッパ機構111により下方に分岐され、反転分岐ポイントPの下流に配置された反転搬送パス101へと搬送され、この反転搬送パス101によりスイッチバック反転される。
次に、このように反転搬送パス101によりスイッチバック反転されたシートSは、表裏反転した状態で両面フラッパ機構112により、両面搬送パス102へと引き込まれた後、レジストローラ221を経て画像形成部202に向けて再送される。そして、このように画像形成部202に再搬送されたシートSは、既述した作像プロセスによりトナー像がシートSの第2面へと作像される。なお、反転搬送パス101から表裏反転させた状態で排出ローラ205によって排出すれば、シートSは反転排紙される。
図2は装置本体200に接続される外部定着装置1の概略構成を示す図であり、この外部定着装置1は、高光沢処理又は非光沢処理を選択的に行うことができるようになっている。
図2において、5は第2の定着部、2は外部定着装置1の上部に設けられ、装置本体200から排出されたシートSを受け取り搬送する上部搬送パスである。なお、第2の定着部5は、高光沢処理が選択された際、一旦装置本体200に設けられた第1の定着部204にてトナー像の定着処理が施されたシートSに対し、高温加圧を行って再度定着処理を施すものであり、これによりトナー画像を平滑化させるものである。
4は非光沢処理が選択された場合に、シートSをそのまま排出、もしくは後続する不図示のフィニッシングユニットへと受け渡す排紙搬送パスである。6は高光沢処理が選択された場合に第2の定着部5へとシートSを略U字反転し、搬送する第1の搬送通路である定着前搬送パスであり、第2の定着部側に湾曲したガイド面6aを有している。
3は、選択された処理の種類、即ち高光沢処理又は非光沢処理に応じて搬送パスを、排紙搬送パス4又は定着前搬送パス6に切り替える分岐フラッパである。7は第2の定着部5による定着後のシートSを略U字反転し、搬送する第2の搬送通路である定着後搬送パスであり、この定着後搬送パス7は定着前搬送パス6のガイド面6aと逆方向に湾曲したガイド面7aを有している。
8は、第2の定着部の下流に設けられ、第2の定着部5により最終的に高光沢画像が定着された後、定着後搬送パス7を経て搬送されてきたシートSをスタックしておくスタックトレイである。
このように、本外部定着装置1は、シートSを略U字反転し、第2の定着部5へと搬送する定着前搬送パス6と、第2の定着部5において定着処理が施された後のシートSを略U字反転して搬送する定着後搬送パス7とを備えている。これにより、シートSは定着前搬送パス6により略U字反転して第2の定着部5へと搬送され、第2の定着部5での再度の定着処理の後、定着後搬送パス7により略U字反転してスタックトレイ8に搬送される。
つまり、本外部定着装置1では、定着前搬送パス6のガイド面6a及び定着後搬送パス7のガイド面7aにより全体的に略S字状のパスが形成される。そして、このように略S字状のパスを形成し、定着前搬送パス6と、第2の定着部5と、定着前搬送パス6とを上下方向に配置することにより、外部定着装置1の幅を短くすることができる。この結果、装置の設置面積を抑えることができると共に、高さを低くすることができる。
ところで、本実施の形態において、第2の定着部5は、シートSの画像定着面である高光沢画像形成面を下方にして定着を行うように構成されている。そして、外部定着装置1が装置本体200からシートSを受け取る場合には、画像定着面が上の状態で受け取るように構成されていて、定着前搬送パス6により反転されて高光沢画像形成面を下方にしてシートSを受け取る。
このように構成することにより、装置本体200側におけるシート搬送シーケンスの複雑化を防ぐと共に、様々な外部接続ユニットに対応しやすくすることができる。また、装置本体200としては画像が形成(定着)された面を上としたまま、外部定着装置1にシートSを受け渡すことができ、装置本体内での反転排紙を行う必要性も生じないため、シートSの画像形成(定着)面へのダメージも極力少なく抑えることができる。
一方、外部定着装置1における第2の定着部5の構成は、高光沢画像形成面を下方として密着搬送する方式を採用しているため、定着装置内部において受け取ったシートSを、反転してから第2の定着部5へと搬送する必要が生じる。しかしながら、本外部定着装置1では一旦搬送を止めてから反対方向へと搬送するいわゆるスイッチバック反転ではなく、搬送方向の異ならない略U字反転を実装しているため画像面へのダメージはほとんど無く良好な高画質画像を得ることができるようになっている。
なお、本外部定着装置1のように装置本体200から排出されたシートSを、第2の定着部5を通過させてスタックトレイ8に排出する構成の場合、装置全体の設置面積を考慮すると搬送パス6,7を互いに異なる方向に屈曲させる方が望ましい。またこのように配置構成することで、シートSのカール方向が一方向にならずに済むのでカールの発生を防ぐことができ、好適な成果物品位を得ることができる。
一方、一般的に定着直後のシートSを屈曲パスに通す場合、画像形成面を半径方向外側に向けて搬送すると、ガイド面によりシートSの画像定着面がしごかれ易くなり、微細な搬送キズが画像面に残ってしまう場合がある。
ここで、本外部定着装置1のように装置本体200にて一旦定着されたシートSを、定着前搬送パス6のガイド面6aを通過した後、定着処理を行い、更に定着後搬送パス7のガイド面7aを通過させると、シートSは2回も屈曲パスを通ることなる。つまり、シートSを、互いに異なる方向に屈曲したガイド面6a,7aを備えた定着前及び定着後搬送パス6,7を通過させると、カールの発生を防ぐことはできるが、定着後のシートSを2回も屈曲させることになる。
さらに、このように互いに異なる方向に屈曲したガイド面6a,7aを備えた定着前及び定着後搬送パス6,7にてシートSを搬送する場合は、必ず画像形成面が半径方向外側になってしまう場合が存在する。そして、この場合、既述したようにシートSの画像定着面に微細な搬送キズが残る。
ところが、本実施の形態においては、画像定着面が外側となる屈曲パス(ガイド面6a)を第2の定着部5の上流側に配置し、画像定着面が内側となる屈曲パス(ガイド面7a)を第2の定着部5の下流側に配置している。これにより、第2の定着部5により再度定着処理が施された画像形成(定着)面へのダメージを最小限に食い止めることが可能となる。
即ち、既述したように本実施の形態における第2の定着部5は、一旦装置本体200内部に設けられた第1の定着部204にて定着された画像面を、再度高温圧着して平滑面を作成するものである。このため、装置本体200からのシートSが、画像定着面が外側となる状態でガイド面6aを通過する際、画像形成(定着)面に微細な傷がついても、第2の定着部5における平滑面作成時に消滅させることができる。
次に、このように構成された外部定着装置1における動作について説明する。
まず、通常の非光沢(または低光沢)の画像を有したシートを出力する場合の動作について説明する。この場合、装置本体200にて作成された非光沢(または低光沢)画像が載せられたシートSが外部定着装置1に送り込まれると、シートSは分岐フラッパ3により上部に設けられた排紙搬送パス4へ送られ、そのまま排出される。もしくは、後続ユニットであるフィニッシングユニットへ受け渡される。
次に、高光沢画像を有したシートを出力する場合について説明する。この場合、装置本体200にて作成された高光沢の画像が形成されたシートSが外部定着装置1に送り込まれると、分岐フラッパ3が切り替わり、定着前搬送パス6にシートSが搬送される。この後、第2の定着部5により再定着が行われて、定着後搬送パス7を通過した後、スタックトレイ8へと排出される。
なお、定着前搬送パス6を通過する際、第1の定着部204にて定着された画像面に多少のキズが付くが、これは既述したように第2の定着部5による平滑面作成時に消滅してしまう。また、定着後搬送パス7ではシートSの高光沢画像形成面が内側となって搬送されるため、言い換えれば画像定着面と反対面がガイド面7aに沿って通過するため、画像へのダメージはつきにくい。したがって、定着前及び定着後搬送パス6,7に湾曲したガイド面6a,7aを用いても高画質にて高光沢画像を供給することが可能となる。
図3は、外部定着装置1の第2の定着部5の構成を示す図であり、図3において、11は加圧ローラ、12は加熱ローラ、15は加圧ローラ11と加熱ローラ12とにより挟持搬送される無端ベルトである。なお、この加圧ローラ11は、無端ベルト15を介して加熱ローラ12に圧接してニップを形成し、無端ベルト上のシートSを加圧及び加熱するものである。そして、この加圧ローラ11は、熱伝導性の高い金属製円筒ロールに弾性層(例えばJIS−Aゴム硬度が40°程度のシリコーンゴム層)及び離型層(例えばPFA等のフッ素樹脂製チューブ)を被覆形成して構成されている。
また、加熱ローラ12は、熱伝導性の高い金属製円筒ロールに離型層(例えばPFA等のフッ素樹脂製チューブ)を被覆形成し、そのロール内部にハロゲンヒータ12aを配置したものである。ここで、本実施の形態において、加熱ローラ12の温調温度は200℃に設定されており、4色のトナー像を定着する場合においても良好な定着性を確保している。なお、この加熱ローラ12の温調温度はこれに限定されるものではなく、また現像装置の個数(トナーの種類)もこれに限定されるものでない。
また、無端ベルト15は、熱硬化型のポリイミド製の無端状フィルム(75μm以上)等からなるベルト基材に表面が平滑なシリコーンゴム等の表面層(30μm以上)を被覆形成したものであり、図中矢印b方向に回転駆動される。そして、定着処理動作の際には、この無端ベルト15を、加圧ローラ11によってシートSの画像定着面を押し付けながらシートSと共に加熱ローラ12によって加熱することにより、良好な定着性を確保することができるようにしている。
なお、図3において、13は無端ベルト15からシートSを自身の剛性により剥離させるための剥離ローラであり、この剥離ローラ13の外形寸法は、無端ベルト15とシートSの付着力及び無端ベルト15の剥離ローラ13への巻き付き角度によって決定される。
14は、無端ベルト15の回転時に発生する片寄り走行によりベルト端部が破損することを防止するためのステアリングローラであり、このステアリングローラ14により無端ベルト15の進行方向を調整するようにしている。ここで、このステアリングローラ14は、軸の一方を図示しない変位機構によって加熱ローラ12の軸線に対して傾くように変位させることにより、無端ベルト15の進行方向を調整する仕組みになっている。
なお、無端ベルト15は、加圧ローラ11と加熱ローラ12とにより構成される定着ローラ対11Aの一方のローラである加熱ローラ12と、下流側ローラであるステアリングローラ14及び剥離ローラ13とに巻き付けられている。
16は加熱ローラ12と剥離ローラ13の間で、無端ベルト15のシート押付面と反対側面である内周面に密着している冷却手段である冷却装置であり、この冷却装置16により、無端ベルト15を介してシートSの熱を吸収するようにしている。なお、この冷却装置16は、例えば放熱板等で構成されている。また、この冷却装置16の冷却目標温度は、使用するトナーやシートの受像層等の種類等によっても異なるが、一般に無端ベルト15上のシートSの温度が60〜80℃になるような温度である。
そして、このような冷却装置16を設けることにより、上方の定着前搬送パス6を通過するシートの熱による、高光沢画像が冷却定着されたシートへの熱的な影響度を少なくすることができる。また、従来、装置内部の温度制御のために別途設けていた冷却手段が不要となる。なお、冷却装置16としては、冷却ファンを用いてシートSを冷却する構成のものを用いても良い。
また本実施の形態では、図3に示すように無端ベルト15の内、少なくとも加熱ローラ12から冷却装置16までの張架面を、水平面より下方傾斜させて配置している。つまり、定着前搬送パス6と第2の定着部5のシートの受渡し部を、定着後搬送パス7との受渡し部よりも高い位置に設定することにより、定着ローラ対11Aよりも冷却装置16の方が下方に位置するよう無端ベルト15を傾斜させている。
これにより、冷却装置16への不要な熱移動を排除することが可能となり、冷却装置16の能力の低下を防ぐことができ、装置全体のダウンサイジングにも貢献することができる。なお、本実施の形態では、このベルト張架面の角度を略30度に設定することで、良好な冷却能力を得ることができ、加熱ローラ12の温度制御と冷却装置16の温度制御との両立が図られている。
次に、第2の定着部5による高光沢画像の作成動作について説明する。
まず、本実施の形態においては高光沢画像を得る手法の一つとして、以下の方式が採用されている。なお、出力を依頼する操作者が高光沢画像の出力を要望する場合、好ましくは高光沢画像出力用シートを使用する。
この高光沢用画像出力シートとしては、図4の(a)に示すようにシート状基材51の片面に熱可塑性樹脂からなる透明な受像層52を設けた光沢出力用シートS1を使用する。このような光沢出力用シートS1は、その受像層52が形成された面が全面にわたって均一な光沢感を有するものとなる。
そして、高光沢性を付与した画像出力を行う特別出力モードでは、このような光沢出力用シートS1を使用する。なお、このような光沢出力用シートS1以外でも、コート紙等を使用してもある程度の光沢性がある画像出力を行うことができる。
これに対し、通常出力モードにおいては、非光沢の画像出力を行うのであればA4版、B5版等の規定サイズからなる普通紙等のシート自体が光沢性のほとんどないものを使用する。また、低光沢の画像出力を行うのであればコート紙等のシート自体に表面平滑で少し光沢性があるものを使用する。
ここで、特別出力モードにおいて、低光沢及び非光沢画像の定着が行われたシートSが外部定着装置1に送り込まれると、そのシートSは加熱ローラ12により加熱された無端ベルト15と加圧ローラ11の間のニップを通過することにより加熱加圧される。また、そのニップを通過した後も無端ベルト15に密着した状態のままで搬送される。
次に、無端ベルト15に密着したシートSは、冷却装置16により所定の温度(60〜80℃)まで冷却された後、剥離ローラ13のある部位において無端ベルト15から剥離される。
ところで、装置本体200の第1の定着部204において定着処理が施されたシートSのトナー像は、図4の(b)に示すように、受像層52の表面に少し埋没した状態となっている。
しかし、本実施の形態では、再度の定着処理において、まず第2の定着部5における加熱によりシートS1の受像層52を溶融させる。この後、受像層52と、受像層52に同じく溶融されて押し込まれた状態にある1回目定着後のトナー像Taとを冷却装置16によって冷却する。さらに、この後、このトナー像Taを含む受像層52の全面を無端ベルト15の表面にならった平滑な表面状態で固化させる。
そして、このような再度の定着処理を施すことにより、トナー像Taは無端ベルト15の平滑表面に沿って図4の(c)に示すように受像層52にほぼ完全に埋没し、かつ表面が平滑な状態の光沢感が付与されたトナー像Tbとなる。なお、このように第2の定着部5により、再度定着処理が施されたシートSは、既述したとおり定着後搬送パス7を通過してスタックトレイ8上に排出される。
図5は、外部定着装置1の制御ブロック図である。図5において、70は外部定着装置1の動作制御を行うコントローラであり、このコントローラ70は、CPU、ROM、RAM等にて構成されるマイクロコンピュータからなるものである。そして、このコントローラ70は、ROM等のメモリに格納されている制御プログラムと操作部71、他OA機器から入力される選択指示情報の内容に従って制御動作を実行するようになっている。なお、後述する各動作に関する制御プログラムもROM等のメモリに格納されている。
さらに、このコントローラ70は、排紙搬送パス4に設けられた搬送ローラ等を駆動する上搬送モータ(M1)、分岐フラッパ3を駆動するソレノイド(SL)に対して所要の制御信号を送出するようになっている。また、定着前搬送パス6に設けられた搬送ローラ等を駆動する上屈曲パスモータ(M2)、加圧ローラ11を駆動する定着モータ(M3)、加熱ローラ内部のハロゲンヒータ12aである定着ヒータ(H)に対して所要の制御信号を送出するようになっている。さらに、定着後搬送パス7に設けられた搬送ローラ等を駆動する下屈曲パスモータ(M4)及び冷却装置16として冷却ファンを用いた場合には冷却ファン(F)に対して所要の制御信号を送出するようになっている。
また、操作部71は外部定着装置1又は装置本体200の所定の位置に設けられている。そして、この操作部71には、外部定着装置1を使用する際の各種条件の設定や選択、決定、実行指示を入力するキー、外部定着装置1の設定、動作状態、各種条件の選択メニュー、入力された情報等を表示させる表示部を備えている。
ここで、表示部は、一般的な液晶表示画面やランプであってもよいが、通常は、情報の表示に加えて情報の選択指示や入力も行うことができるタッチパネル式の液晶表示画面が使用される。そして、この操作部71で入力された指示情報はコントローラ70に送信され、また表示部にはコントローラ70から制御動作や他OA機器などからの出力状況等により所定の表示が行われる。
そして、外部定着装置1は、所定の選択指示により一般の画質(低光沢、非光沢の画質)の画像出力(コピー、プリント)を行う通常出力モードと、高光沢性を付与した画像出力を行う特別出力モード(光沢付与モード)のいずれかを選択できるようになっている。なお、この選択指示は、タッチパネル式の液晶表示画面を備えた操作部71から所定の入力画面等を表示して直接行うか、または他OA機器からの選択入力操作などと併用して行う。
また、装置本体200においては、所望の画質からなる画像出力を確実に行う観点等から上記した各出力モードに対応したシートSをそれぞれ使用するように設定されている。例えば、光沢出力用シートS1を図1に示す給紙カセット211に、普通紙やコート紙等のシートSを図1に示す給紙カセット210にそれぞれ収納する。
以下、各モードが選択されたときの外部定着装置1の主な動作について説明する。
装置本体200よりシートの受け取り要請があった場合、コントローラ70は、まず上搬送モータ(M1)をONし(step1)、回転を指示する。これにより外部定着装置1は装置本体200からシートSを受け取れる状況になる。次に、装置本体側の制御装置62と情報通信を行い、送られてくるシートSの出力モードが特別出力モード又は通常出力モードかの判定を行う(step2)。
ここで、本実施の形態において、コントローラ70は、操作部71により、例えば給紙カセット211に収納された光沢出力用シートS1の給送が設定された場合には、特別出力モード(光沢付与モード)が選択されたと判断する。なお、この場合、受像層面側にトナー像を転写させるためには、光沢出力用シートS1をその受像層52が転写面側に位置するように給紙する必要があることから、シートS1を給紙カセット211に、受像層52のある面を下面にした状態で収容しておく。
次に、このように出力モードが特別出力モードと判断すると(step2のN)、予め省エネモード等の待機モードにより低めに温調されていた第2の定着部5の定着ヒータHをFULL点灯する(step3)。さらに、冷却装置として冷却ファンを用いた場合には、冷却ファンをONとする(step4)。
次に、装置本体200における一連の画像形成プロセスにより、高光沢と判断されたシートS1に永久トナー像が形成され、このシートS1が外部定着装置1に送り込まれたと判断すると、ソレノイドをONとする(step5)。これにより、分岐部における分岐フラッパ3が下方搬送側に切り替わり、定着前搬送パス6へとシートS1を搬送する。この間、コントローラ70は、上屈曲パスモータ(M2)、定着モータ(M3)、下屈曲パスモータ(M4)等随時ONさせていく(step6)。
この結果、装置本体200から送り込まれたシートS1は定着前搬送パス6から第2の定着部5に搬送された後、第2の定着部5により平滑性を高めた再度の定着処理が施され、この後、定着後搬送パス7からスタックトレイ8へ排出される(step7)。
なお、この際、既述したように一旦通常定着された画像面側の定着トナー像が、再度無端ベルト15側にて溶融されつつ押し込まれることにより、平滑で高光沢の画像の定着が実現される。また、既述したように定着後搬送パス7ではシートSの高光沢画像形成面が内側となって搬送されるため、画像へのダメージはつきにくく、これにより画質の劣化のない高光沢画像がシート上に形成される。
次に、継続搬送シーケンスが終了したかを判断し(step8)、継続搬送シーケンスが終了したと判断した場合には(step8のY)、各種M(モータ)/H(ヒータ)/F(ファン)をOFFし(step9)、制御シーケンスを終了する。
一方、操作部71により、普通紙やコート紙等のシートSが収容されている給紙カセット210からの給送が設定されると、コントローラ70は、出力モードが通常出力モードと判断する。そして、このように出力モードが通常出力モードと判断すると(step2のY)、ソレノイドをOFFとする(又はOFFの状態を保つ)(step10)。これにより分岐フラッパ3が上方搬送側に切り替わり、排紙搬送パス4へとシートS2を搬送する。
次に、このように排紙搬送パス4に搬送されたシートSは、やがて排紙トレイもしくは不図示の接続された後続ユニットである別のフィニッシングシステムへと受け渡される(step11)。なお、この間に、継続搬送シーケンスが終了したかを判断し(step12)、継続搬送シーケンスが終了したと判断した場合には(step12のY)、制御シーケンスを終了する。これにより、シートSに非光沢もしくは低光沢の画像が形成される。
以上説明したように、第2の定着部5により再度定着処理を施されたシートSを定着後搬送パス7により搬送する際、シートSを、画像定着面と反対面がガイド面7aに沿って通過させるようにすることにより、高光沢画像を形成することができる。さらに、既述したように略S字状のパスを形成し、定着前搬送パス6と、第2の定着部5と、定着前搬送パス6とを上下方向に配置することにより、外部定着装置1の幅を短くすることができると共に、高さを低くすることができる。
この結果、高光沢画像の高画質化を高い次元で達成しながら設置面積の縮小が可能となり、使用するユーザーを限定することなく、幅広いユーザーに対して高光沢からなる高画質画像を供給することが可能となる。これにより、本システムを導入できる導入先を大きく広げることができる。
更には大きなサイズのシートまで対応して、シートに画像情報を面付け処理して第2の定着部5を通過させ、最終画像の定着が終了したシートを所望のサイズに裁断する裁断部を必要とする場合でも、装置を大型化することなく容易に配置することも可能となる。
また、実際に高光沢の銀塩写真の裏面に印字要望のあるコピーショップ等で設置場所及び機器導入コストの要望に対しても、コンパクトに設置できて銀塩写真調の高光沢画像が得られ同時に裏面印字ができる普及価格の画像形成装置の提供が可能となった。
なお、これまでは第2の定着部5を装置本体200に接続可能な外部定着装置1内に配置した構成について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、カラー複写機(画像形成装置)200Aの装置本体200内に第2の定着部5を配置する構成としてもよい。
この場合にも、定着前搬送パス6によりシートSを第2の定着部5へと搬送し、第2の定着部5で定着後のシートSを定着後搬送パス7により搬送するようにすれば、装置本体200に全体的に略S字状にパスが形成される。これにより、装置本体200の大型化を防ぐことができる。
また、これまでの説明においては、外部定着装置1にコントローラ70を設け、このコントローラ70により外部定着装置1の制御を行うようにしたが、装置本体側の制御装置62により外部定着装置1の制御を行うように構成しても良い。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図。 上記カラー複写機の装置本体に接続される外部定着装置の概略構成を示す図。 上記外部定着装置の第2の定着部の構成を示す図。 上記カラー複写機に用いられる高光沢用画像出力シートの、(a)は構成を示す図、(b)は1回目の定着後の状態を示す図、(c)は2回目の定着後の状態を示す図。 上記外部定着装置の制御ブロック図。 上記外部定着装置の定着制御を説明するフローチャート。
符号の説明
1 外部定着装置
3 分岐フラッパ
5 第2の定着部
6 定着前搬送パス
6a 湾曲したガイド面
7 定着後搬送パス
7a 湾曲したガイド面
8 スタックトレイ
11 加圧ローラ
11A 定着ローラ対
12 加熱ローラ
15 無端ベルト
16 冷却装置
62 制御装置
70 コントローラ
200A カラー複写機
200 カラー複写機本体
202 画像形成部
204 第1の定着部
S,S1 シート

Claims (11)

  1. 画像形成装置に装着され、画像形成装置内の第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着するための定着装置において、
    前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着する定着ローラ対、前記定着ローラ対の下流に設けられた下流側ローラ及び前記定着ローラ対の一方のローラと前記下流側ローラとに巻き付けられ、トナー像が定着された面を載せてシートを搬送する無端ベルトと、を備えた第2の定着部と、
    前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを前記第2の定着部に搬送する第1の搬送通路と、
    前記第2の定着部からシートを下流側に搬送する第2の搬送通路と、
    前記定着ローラ対と前記下流側ローラとの間で前記無端ベルトの搬送面の反対側に設けられ、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを冷却する冷却装置と、を備え、
    前記無端ベルトを傾斜させて前記冷却装置を前記定着ローラ対よりも下方に位置させるとともに、前記第2の搬送通路は湾曲したガイド面を有し、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを、トナー像定着面と反対の面が前記ガイド面に沿って案内されるようにすることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第2の定着部は、前記第1の搬送通路により搬送されてくるシートを、前記定着ローラ対によりトナー像定着面を前記無端ベルトに押し付けながらトナー像を再度定着することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記冷却装置前記無端ベルトのシート押付側と反対側に当接し、前記無端ベルトを介してシートを冷却することを特徴とする請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 記第1の搬送通路から前記第2の定着部へのシートの受渡し部を前記第2の定着部から前記第2の搬送通路のシートの受渡し部よりも高い位置に設定したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1の搬送通路に、前記第2の搬送通路のガイド面の湾曲と逆方向に湾曲させたガイド面を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. シート上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成されたシート上のトナー像を定着するための第1の定着部と、
    前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着する請求項1乃至のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. シート上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成されたシート上のトナー像を定着するための第1の定着部と、
    前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを再度定着する定着ローラ対、前記定着ローラ対の下流に設けられた下流側ローラ及び前記定着ローラ対の一方のローラと前記下流側ローラとに巻き付けられ、トナー像が定着された面を載せてシートを搬送する無端ベルトと、を備えた第2の定着部と、
    前記第1の定着部でトナー像が定着されたシートを前記第2の定着部に搬送する第1の搬送通路と、
    前記第2の定着部からシートを下流側に搬送する第2の搬送通路と、
    前記定着ローラ対と前記下流側ローラとの間で前記無端ベルトの搬送面の反対側に設けられ、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを冷却する冷却装置と、を備え、
    前記無端ベルトを傾斜させて前記冷却装置を前記定着ローラ対よりも下方に位置させるとともに、前記第2の搬送通路は湾曲したガイド面を有し、前記第2の定着部でトナー像が再度定着されたシートを、トナー像定着面と反対の面が前記ガイド面に沿って案内されるようにすることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記第2の定着部は、前記第1の搬送通路により搬送されてくるシートを、前記定着ローラ対によりトナー像定着面を前記無端ベルトに押し付けながらトナー像を再度定着することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  9. 前記冷却装置前記無端ベルトのシート押付側と反対側に当接し、前記無端ベルトを介してシートを冷却することを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 記第1の搬送通路から前記第2の定着部へのシートの受渡し部を前記第2の定着部から前記第2の搬送通路のシートの受渡し部よりも高い位置に設定したことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の搬送通路に、前記第2の搬送通路のガイド面の湾曲と逆方向に湾曲させたガイド面を備えることを特徴とする請求項乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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