JP2000047444A - 画像形成装置の搬送装置 - Google Patents

画像形成装置の搬送装置

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JP2000047444A
JP2000047444A JP10215199A JP21519998A JP2000047444A JP 2000047444 A JP2000047444 A JP 2000047444A JP 10215199 A JP10215199 A JP 10215199A JP 21519998 A JP21519998 A JP 21519998A JP 2000047444 A JP2000047444 A JP 2000047444A
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JP
Japan
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main body
opening
roller
apparatus main
respect
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Pending
Application number
JP10215199A
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English (en)
Inventor
Toru Nakayama
徹 中山
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉フレームを開放状態とすることによっ
て搬送ローラ対の一方を他方から離間することが可能な
画像形成装置の搬送装置において、搬送ローラ対の位置
決めを確実に行う。 【解決手段】 画像形成装置の搬送装置は、転写ローラ
の回転軸211を受け入れる開口部222と、回転軸2
11の位置決めを行う支持部とを有する位置決め部材2
21を備え、この位置決め部材221が付勢用バネ22
8によって回転方向に付勢されるとともに、位置規制用
突部225が案内溝233に係合して、開口部222が
回転軸211を受け入れる方向に回転方向の位置規制が
なされ、転写ローラの付勢方向に対応する方向に回動し
て、回転軸211を位置決め支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の搬
送装置、特に、ジャム処理のために装置本体に対して開
閉自在に支持された開閉フレームによって外方に露出可
能である用紙搬送路中に設けられるローラ対を備えた画
像形成装置の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置な
どの画像形成装置では、装置上面に設けられた原稿台に
原稿を載置し、この原稿画像に光を照射し、原稿から反
射してくる光に基づいて原稿画像の読み取りを行う。こ
の読み取られた原稿画像に基づいて、感光体ドラムの表
面に静電潜像を形成する。感光体ドラムは、主帯電装置
により、所定の極性に帯電させられており、原稿画像に
基づいて光が照射されると、その部分の電荷が除去され
て静電潜像となる。
【0003】感光体ドラムの周囲には、現像装置、転写
装置、分離装置、クリーニング装置などが配置されてい
る。現像装置は、感光体ドラムと同極性に帯電されたト
ナーを内部に収納している。この現像装置内に収納され
たトナーは、現像装置と感光体ドラムとの近接位置にお
いて、感光体ドラムの電荷のない部分に吸着される。し
たがって、感光体ドラム周面に形成されている静電潜像
が、トナー画像に顕像化されることとなる。
【0004】転写装置は、感光体ドラムとの間に搬送さ
れてくる用紙に対して、用紙の裏面からトナーと逆極性
の電圧を印加して、感光体ドラム周面のトナーを用紙上
に引きつけてトナー画像を転写する。転写装置の用紙搬
送方向下流側には、分離装置が配置されている。この分
離装置は、用紙が感光体ドラムに巻き付かないように、
用紙を裏面側から吸引するものであって、たとえば、所
定の電圧が印加される分離針が採用される。
【0005】クリーニング装置は、感光体ドラム周面に
残留したトナーを除去するためのものであって、感光体
ドラム周面に当接してトナーを掻き落とすクリーニング
ブレード、感光体ドラム周面のトナーの結着力を弱める
ためのファーブラシ、感光体ドラム周面から剥離したト
ナーを回収部に搬送するトナー搬送装置などを備えてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】転写装置と感光体ドラ
ムとの間に用紙を搬送するために、給紙カセットなどを
含む給紙部から給紙搬送路が形成されている。また、転
写装置と感光体ドラムとの間を通過した用紙を定着装置
に搬送するために、排紙搬送路が形成されている。
【0007】装置本体に開閉自在に支持される開閉フレ
ームを設け、この開閉フレームを開放状態とすることに
よって、給紙搬送路および排紙搬送路を露出状態とし、
用紙ジャムの処理を容易にすることが考えられる。この
場合、転写ローラや搬送ローラ対の一方を開閉フレーム
に取り付けておき、開閉フレームを開放状態とすること
によって、各搬送ローラ対および転写ローラと感光体ド
ラムとを離間させ、ジャム処理を容易にすることができ
る。
【0008】しかしながら、開閉フレームの回動に伴っ
て、各搬送ローラ対の位置決め精度を高く維持すること
ができないおそれがある。特に、転写ローラを開閉フレ
ームに取り付けた場合には、感光体ドラムと転写ローラ
との位置決めを精度良く行うことができなければ、画像
形成時に適切な画質を得られないおそれがある。このた
め、転写ローラの回転軸を支持する位置決め部を装置本
体側に設け、開閉フレームが閉止状態となったときに、
転写ローラの回転軸が位置決め部に嵌合して転写ローラ
と感光体ドラムとの位置決めを行うように構成すること
が考えられる。
【0009】転写ローラは、通常、感光体ドラム側に付
勢されており、搬送されてくる用紙の厚さに応じて感光
体ドラムに対して接近・離間するように構成されてい
る。したがって、転写ローラが感光体ドラムに対して接
近・離間する方向に移動可能となるように、転写ローラ
の回転軸は位置決め部内で移動可能となるように支持さ
れている必要がある。これに対し、開閉フレームが開放
状態から閉止状態に回動される際に、転写ローラの回転
軸が位置決め部に嵌合されるためには、位置決め部の開
口部が向いている方向が転写ローラの回転軸の移動方向
と一致している必要がある。開閉フレームの回動に伴う
転写ローラの回転軸の移動方向が、転写ローラの付勢方
向と一致していない場合には、開閉フレームを閉止状態
とする際に転写ローラの回転軸が位置決め部内に嵌合す
ることが困難であったり、転写ローラが付勢方向に移動
することが困難となる。他の搬送ローラ対についても同
様の問題点を内包している。
【0010】本発明は、開閉フレームを開放状態とする
ことによって搬送ローラ対の一方を他方から離間するこ
とが可能な画像形成装置の搬送装置において、搬送ロー
ラ対の位置決めを確実に行うことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置の搬送装置は、装置本体と、開閉フレームと、第1搬
送ローラと、第2搬送ローラと、付勢手段と、位置決め
部材とを備えている。開閉フレームは、装置本体に回動
自在に支持され、装置本体に対して閉止状態であるとき
装置本体とともに用紙搬送路を形成し、装置本体に対し
て開放状態であるとき用紙搬送路を外方に露出させる。
第1搬送ローラは、周面が用紙搬送路の一部を構成する
ように装置本体に支持される。第2搬送ローラは、開閉
フレームが装置本体に閉止状態である場合に第1搬送ロ
ーラに圧接または近接することにより周面が用紙搬送路
の一部を構成し、第1搬送ローラに対して進退移動可能
に開閉フレームに支持される。付勢手段は、開閉フレー
ムが装置本体に閉止状態であるとき第2搬送ローラの回
転軸を第1搬送ローラ側に付勢する。位置決め部材は、
開閉フレームが装置本体に閉止状態であるとき第2搬送
ローラの回転軸を所定位置に位置規制することにより第
2搬送ローラを第1ローラに対して位置決めする。さら
に、位置決め部材は、開閉フレームが装置本体に対して
開放状態から閉止状態に移行する際に第2搬送ローラの
回転軸を受け入れ可能な開口部と、開閉フレームが装置
本体に対して閉止状態であるとき第2搬送ローラの回転
軸が第1搬送ローラ側に移動することを所定位置で規制
するとともに付勢手段の付勢力に抗する方向に第2搬送
ローラの回転軸が移動することを許容する支持部とを備
えている。
【0012】ここで、開閉フレームが装置本体に対して
開放状態から閉止状態に移行する際の第2搬送ローラの
回転軸の移動方向と、付勢手段の付勢方向とが異なって
おり、位置決め部材は、装置本体に対して回動可能に支
持されるとともに、開口部の開口方向が第2搬送ローラ
の回転軸を受け入れる方向となるように付勢されるとと
もに、開閉フレームが装置本体に対して閉止状態となっ
たとき第2搬送ローラの回転軸が支持部において付勢手
段の付勢力に抗する方向に移動可能となる回転位置に回
動するように構成できる。
【0013】また、第1搬送ローラが感光体ドラムであ
り、第2搬送ローラが転写ローラである構成とすること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態が採用
される複写機の縦断面図を示す。この複写機1は、本体
10と、本体10の上部に開閉自在に装着された原稿押
さえ11とを有している。本体10には、その上部に位
置して、原稿が載置される原稿台15が配置されてい
る。本体10の内部には、正面から見て左側の端部で上
下方向のほぼ中央に画像形成部16が設けられている。
また、下部には、画像形成部16に用紙を供給するため
の給紙部17が設けられている。
【0015】給紙部17には、本体10に着脱自在に取
り付けられ、用紙を収納する給紙カセット18,19
と、その上方に設けられるスタックバイパス20とを備
えている。原稿台15の下方には、原稿台15上に載置
された原稿の画像情報を読み取るための光学系21が設
けられている。光学系21は、原稿台15上に載置され
た原稿表面に光を照射するための光源22と、原稿表面
から反射した光を偏向するためのミラー23,24,2
5と、ミラー25からの光を収束させるためのレンズ2
6と、レンズ26によって収束された光を受光して原稿
画像に対応する画像データ信号を生成するCCDセンサ
などの撮像素子27とを備えている。
【0016】画像形成部16は、表面に静電潜像が形成
される感光体ドラム30を有し、さらに感光体ドラム3
0の周囲に配置された主帯電装置31、現像装置32、
転写ローラ33およびクリーニング装置34を有してい
る。主帯電装置31は、感光体ドラム30の表面を帯電
させるための装置であり、感光体ドラム30の右斜め上
方に配置されている。主帯電装置31から所定の間隙を
あけて感光体ドラム30の右斜め下方に感光体ドラム3
0上にトナー像を形成する現像装置32が配置されてい
る。現像装置32は、内部にトナーを収納し、感光体ド
ラム30に形成されている静電潜像をトナーによって顕
像化するものである。また、転写ローラ33は、感光体
ドラム30上のトナー像を用紙に転写するための装置で
あり、感光体ドラム30の左側方に配置されている。ク
リーニング装置34は、感光体ドラム30表面の残留ト
ナーなどを除去するための装置であり、感光体ドラム3
0の上方に配置されている。
【0017】感光体ドラム30の右側方には、感光体ド
ラム30の周面に静電潜像を形成するためのレーザユニ
ット35が設けられている。レーザユニット35は、撮
像素子27から得られる画像データ信号に基づいて感光
体ドラム30周面に静電潜像を形成する。給紙部17に
は、各給紙カセット18,19から画像形成部16方向
に用紙を搬送するための縦搬送路41と、スタックバイ
パス20から画像形成部16方向に用紙を搬送するバイ
パス搬送路42とが設けられている。各給紙カセット1
8,19およびスタックバイパス20には、収納されて
いる用紙を取り出すためのピックアップローラ43,4
4,45および用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すための
給紙ローラ対46,47,48が設けられている。縦搬
送路41には、搬送ローラ対49,50が設けられてお
り、バイパス搬送路42には搬送ローラ対51が設けら
れている。縦搬送路41とバイパス搬送路42は、感光
体ドラム30と転写ローラ33とが対向する転写位置の
下方で合流している。この合流した個所には、搬送され
てくる用紙を所定位置に待機させるためのレジストロー
ラ52が設けられている。
【0018】感光体ドラム30および転写ローラ33の
上方には、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するた
めの定着装置53が設けられている。定着装置53は、
ヒータを内蔵する加熱ローラ54と加熱ローラ54に圧
接する加圧ローラ55とが設けられており、両ローラ間
に用紙を挟持して搬送するとともに、用紙表面に形成さ
れたトナー画像を加熱定着するものである。
【0019】定着装置53のさらに上方には、分岐部5
6が設けられている。分岐部56の右側方には、排出ロ
ーラ対60を介して用紙が排出される排出トレイ57
と、排出トレイ57の上方に配置され、排出ローラ対6
1を介して用紙が排出されるサブ排出トレイ58とが配
置されている。また、分岐部56の左下方には両面コピ
ーの際に用紙を反転させるためのスイッチバック部59
が配置されている。分岐部56には、用紙搬送方向を排
出トレイ57方向とスイッチバック部59方向とに切り
換えるための分岐爪62が設けられている。分岐爪62
の左側方には、2つの分岐爪63,64が設けられてい
る。この2つの分岐爪63,64の下方にはスイッチバ
ック部59に用紙を案内するスイッチバック搬送路65
が設けられ、上方にはサブ排出トレイ58へ用紙を案内
するサブトレイ搬送路66が設けられ、また、2つの分
岐爪63,64の中間には図示しないソータやステープ
ルソータなどのフィニッシャに用紙を搬送するフィニッ
シャ搬送路67が設けられている。分岐爪63,64
は、搬送されてくる用紙をスイッチバック搬送路65、
サブトレイ搬送路66またはフィニッシャ搬送路67の
いずれかに案内するように切り換え可能となっている。 〔開閉ユニット〕図2に示すように、感光体ドラム30
に対して開閉自在な開閉ユニット201が設けられてい
る。開閉ユニット201には、搬送ローラ対50のうち
図左側に配置される搬送ローラ50B、レジストローラ
52のうち図左側に配置されるレジストローラ52Bお
よび転写ローラ33などが軸支されている。開閉ユニッ
ト201の図右側面は縦搬送路41を構成しており、感
光体ドラム30に近接する閉止状態となったとき、搬送
ローラ50Bを搬送ローラ50Aに圧接し、レジストロ
ーラ52Bをレジストローラ52Aに圧接し、転写ロー
ラ33を感光体ドラム30に近接させる。開閉ユニット
201は支持軸202を中心に回動自在に支持されてお
り、矢印A方向に回動させることによって、搬送ローラ
50B、レジストローラ52Bおよび転写ローラ33を
それぞれ搬送ローラ50A、レジストローラ52Aおよ
び感光体ドラム30から離間させるとともに、縦搬送路
41を外方に露出させることが可能となっている。
【0020】感光体ドラム30と転写ローラ33とのニ
ップ位置から用紙搬送方向下流側(図2上方)に位置し
て、開閉ユニット201には用紙ガイド203が形成さ
れている。この用紙ガイド203は、感光体ドラム30
と転写ローラ33との間を通過した用紙を定着装置側に
搬送するためのものであり、感光体ドラム30に対向す
る用紙案内面205を備えている。用紙ガイド203の
感光体ドラム30に近接する位置に分離針204が取り
付けられている。
【0021】転写ローラ33の回転軸211は、その一
端側(図鉛直上面側)が軸受け部材212に回動自在に
支持されている。軸受け部材212は、ガイド部材21
3,214にガイドされて感光体30に対して進退移動
可能となっている。ガイド部材213,214にはそれ
ぞれ先端部内方側に突出する位置規制部215,216
が設けられており、軸受け部材212がこの位置規制部
215,216を超えて感光体ドラム30側に移動しな
いように構成されている。同様の軸受け部材が、回転軸
211の他端側を支持するように設けられており、この
軸受け部材が同様にガイド部材に案内されて感光体ドラ
ム30に対して進退移動可能となっている。
【0022】軸受け部材212は、バネ217によって
感光体ドラム30側に付勢されている。このことによ
り、転写ローラ33は感光体ドラム30に近接する方向
に付勢され、開閉ユニット201が閉止状態となったと
き、感光体ドラム30との間に搬送されてくる用紙の厚
さに基づいて感光体ドラム30から離間する方向に移動
可能となっている。
【0023】開閉ユニット201は支持軸202を中心
に回動可能となっているため、開閉ユニット201を開
閉する際に転写ローラ33の回転軸211が移動する方
向は、図2矢印B方向となる。これに対して、バネ21
7の付勢方向は転写ローラ33と感光体ドラム30の中
心を結ぶ方向であり、転写ローラ33の移動方向もこれ
に応じて図2矢印C方向となる。このように、開閉ユニ
ット201の開閉動作に伴う転写ローラ33の移動方向
と、開閉ユニット201が閉止状態となったときの転写
ローラ33の移動方向が異なっているため、転写ローラ
33の回転軸211を装置本体側に設けた位置決め部材
によって所定位置に支持して転写ローラ33を感光体ド
ラム30に対して位置決めする場合、開閉ユニット20
1を開放状態から閉止状態に移行する際に回転軸211
が位置決め部材内にうまく嵌合しなかったり、開閉ユニ
ット201が閉止状態にあるときに転写ローラ33が感
光体ドラム30の中心に向かって進退移動することが困
難となるおそれがある。
【0024】本発明では、図3に示すような位置決め部
材221を装置本体側に設けることによって、上述のよ
うな問題を解決している。位置決め部材221は、転写
ローラ33側に開放しており、図3X−X線方向視略コ
字形状となっている。また、位置決め部材221は、転
写ローラ33の回転軸211を受け入れるための開口部
222を有しており、図3Y−Y線方向視略U字形状と
なっている。また、位置決め部材221の長さ方向先端
側は、転写ローラ33の回転軸211を支持して所定位
置に位置決めする支持部229(図4,図5参照)を構
成している。
【0025】位置決め部材221の側壁223には、装
置本体側に回動自在に支持される支持軸224と、回動
方向の位置規制をする位置規制用突部225とが突設さ
れている。また、位置決め部材221の先端部分に設け
られた突部226には、付勢用バネ228の一端が係止
される係止用孔227が穿設されている。装置本体側の
フレーム231には、位置決め部材221の支持軸22
4を回動可能に支持する軸受け部232と、位置規制用
突部225をその回動方向に案内するとともに所定位置
に位置規制する案内溝233とを有している。また、フ
レーム231には、付勢用バネ228の他端側が係止さ
れる係止部(図示せず)が設けられている。
【0026】開閉ユニット201が装置本体に対して開
放状態である場合には、図4に示すように、付勢用バネ
228の付勢力により、位置決め部材221は開口部2
22が図左斜め上方に位置するような回転位置となって
いる。開閉ユニット201が装置本体に対して開放状態
である場合には、転写ローラ33の回転軸211を支持
している軸受け部材212は、バネ217の付勢力によ
りガイド部材213,214の先端側に押圧されて、位
置規制部215,216に当接して位置規制されてい
る。この状態で開閉ユニット201を装置本体に対して
閉止する方向に移動させると、転写ローラ33の回転軸
211の移動軌跡は矢印Bのようになる。このとき、位
置決め部材221の開口部222は、この回転軸211
の移動軌跡上に位置しており、開閉ユニット201が閉
止されるとき、転写ローラ33の回転軸211を受け入
れることが可能となる。
【0027】開閉ユニット201を装置本体に対して閉
止状態とすることによって、転写ローラ33の回転軸2
11は、位置決め部材221の支持部229に向けて移
動することとなる。このとき、転写ローラ33の回転軸
211は位置決め部材221の内壁に当接しながら移動
する。位置決め部材221は、位置規制用突部225と
案内溝233との係合により図時計方向側に回転するこ
とを規制されている。したがって、回転軸211が位置
決め部材221の内壁から受ける押圧力によって、軸受
け部材212がバネ217の付勢力に対抗する方向に押
圧され、ガイド部材213,214の位置規制部21
5,216から離間する方向に移動する。
【0028】転写ローラ33の回転軸211が位置決め
部材221の支持軸224に対応する位置を超えると、
回転軸211がバネ217の付勢力により位置決め部材
221を図反時計方向に回動させる方向に押圧すること
となる。このことにより、位置決め部材221は、付勢
用バネ228の付勢力に抗して図5に示すような回転位
置となる。このとき、転写ローラ33の回転軸211は
位置決め部材221の支持部229に位置決めされ、こ
れに伴って転写ローラ33が感光体ドラム30に対して
位置決めされることとなる。また、位置決め部材221
の支持部229から開口部222に向かう方向は、転写
ローラ33の回転軸211が通過する紙の厚さに応じて
移動する方向(図矢印C方向)と一致することとなる。
したがって、転写ローラ33の回転軸211は位置決め
部材221の内部において矢印C方向への移動を許容さ
れ、転写ローラ33が画像形成時に適切な方向に移動可
能となる。
【0029】以上のように、開閉ユニット201を開放
状態から閉止状態にする際に、位置決め部材221の開
口部222が転写ローラ33の回転軸211を受け入れ
可能な方向を向いているため、開閉ユニット201を閉
止状態にすることで、自動的に転写ローラ33を所定の
位置に案内することができる。また、開閉ユニット20
1を閉止状態としたとき、位置決め部材221が転写ロ
ーラ33の所定方向への移動を許容するように回動する
ため、転写ローラ33に不要な力がかかることなく、適
切な動作を行わせることができる。
【0030】転写ローラ33の回転軸211を位置決め
するための位置決め部材221の構成は、搬送ローラ対
50、レジストローラ52についても同様の構成を適用
することが可能であり、この他にもローラ対の一方のロ
ーラが開閉可能なユニットに設けられている場合に適用
することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、開閉フレームの開閉動
作に伴う第2搬送ローラの移動方向と、付勢手段による
第2搬送ローラに対する付勢方向とが異なっている場合
であっても、開閉フレームを閉止する際に第2搬送ロー
ラを容易に所定位置に案内するとともに、動作時に適切
な方向への移動を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を採用した複写機の縦断面
概略図。
【図2】要部説明図。
【図3】位置決め部材を示す斜視図。
【図4】位置決め部材の動作を示す説明図。
【図5】位置決め部材の動作を示す説明図。
【符号の説明】
1 複写機 30 感光体ドラム 33 転写ローラ 211 回転軸 212 軸受け部材 217 バネ 221 位置決め部材 222 開口部 224 支持軸 225 位置規制用突部 228 付勢用バネ 229 支持部 233 案内溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、 前記装置本体に回動自在に支持され、前記装置本体に対
    して閉止状態であるとき前記装置本体とともに用紙搬送
    路を形成し、前記装置本体に対して開放状態であるとき
    前記用紙搬送路を外方に露出させる開閉フレームと、 周面が前記用紙搬送路の一部を構成するように前記装置
    本体に支持される第1搬送ローラと、 前記開閉フレームが前記装置本体に閉止状態である場合
    に前記第1搬送ローラに圧接または近接することにより
    周面が前記用紙搬送路の一部を構成し、前記第1搬送ロ
    ーラに対して進退移動可能に前記開閉フレームに支持さ
    れる第2搬送ローラと、 前記開閉フレームが前記装置本体に閉止状態であるとき
    前記第2搬送ローラの回転軸を前記第1搬送ローラ側に
    付勢する付勢手段と、 前記開閉フレームが前記装置本体に閉止状態であるとき
    前記第2搬送ローラの回転軸を所定位置に位置規制する
    ことにより前記第2搬送ローラを前記第1ローラに対し
    て位置決めする位置決め部材と、を備え、前記位置決め
    部材は、前記開閉フレームが前記装置本体に対して開放
    状態から閉止状態に移行する際に前記第2搬送ローラの
    回転軸を受け入れ可能な開口部と、前記開閉フレームが
    前記装置本体に対して閉止状態であるとき前記第2搬送
    ローラの回転軸が前記第1搬送ローラ側に移動すること
    を所定位置で規制するとともに前記付勢手段の付勢力に
    抗する方向に前記第2搬送ローラの回転軸が移動するこ
    とを許容する支持部とを備える画像形成装置の搬送装
    置。
  2. 【請求項2】前記開閉フレームが前記装置本体に対して
    開放状態から閉止状態に移行する際の前記第2搬送ロー
    ラの回転軸の移動方向と、前記付勢手段の付勢方向とが
    異なっており、前記位置決め部材は、前記装置本体に対
    して回動可能に支持されるとともに、前記開口部の開口
    方向が前記第2搬送ローラの回転軸を受け入れる方向と
    なるように付勢されるとともに、前記開閉フレームが前
    記装置本体に対して閉止状態となったとき前記第2搬送
    ローラの回転軸が前記支持部において前記付勢手段の付
    勢力に抗する方向に移動可能となる回転位置に回動す
    る、請求項1に記載の画像形成装置の搬送装置。
  3. 【請求項3】前記第1搬送ローラは感光体ドラムであ
    り、前記第2搬送ローラは転写ローラである、請求項1
    または2に記載の画像形成装置の搬送装置。
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