JPH10312153A - 物理的媒体で地理上のデータを使用し、記憶するためのシステムと方法 - Google Patents

物理的媒体で地理上のデータを使用し、記憶するためのシステムと方法

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JPH10312153A
JPH10312153A JP9332262A JP33226297A JPH10312153A JP H10312153 A JPH10312153 A JP H10312153A JP 9332262 A JP9332262 A JP 9332262A JP 33226297 A JP33226297 A JP 33226297A JP H10312153 A JPH10312153 A JP H10312153A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】地理的データは、それらのデータを使用するナ
ビゲーションシステムの種々の機能によるデータの使用
及びアクセスを容易にするように格納される。 【解決手段】地理的データは、それを最大のパーセル
(包み)サイズより小さいか、または等しいが少なくと
も所望の充填率を有するパーセルに分離され、また、物
理的媒体上のデータへのアドレスを容易ならしめる方法
によってコンパイルされる。このコンパイル方法によれ
ば、媒体上に格納されるデータファイルはパーセルに編
成される。データファイル内のデータレコードは、それ
らが位置しているパーセルによって識別される。媒体上
の全てのデータファイルが決定され、媒体に関係付けら
れたパーセル識別が各パーセルに割当てられる。データ
レコード間の相互参照は、割当てられたパーセル識別を
含むように更新され、パーセルは媒体上に格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願に対する参照】本願は、1996年10月25日提出
の係属米国出願第 08/740,298 号 " INTERFACE LAYER F
OR NAVIGATION SYSTEM "に関連する。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は物理的媒体上に地理
的情報を格納するシステム及び方法に関し、より詳しく
述べれば、コンピュータをベースとするナビゲーション
システムにおいて使用するために物理的記憶媒体上に地
理的データを供給するシステム及び方法に関する。
【0003】
【従来の技術】陸上で使用するコンピュータをベースと
するナビゲーションシステムは、さまざまな形状で使用
できるようになってきており、種々の有用な機能を提供
している。ナビゲーションシステムの1つの型の例は、
(1)1つまたはそれ以上の地理的エリアまたは領域の
詳細なデータセット、(2)ナビゲーションアプリケー
ションプログラム、(3)マイクロプロセッサ及びメモ
リのような適切なコンピュータハードウェア、及びオプ
ションとして(4)測位(ポジションニング)システム
を使用している。ナビゲーションシステムの詳細な地理
的データセット部分は、1つまたはそれ以上の詳細な、
編成されたデータファイルまたはデータベースの形状で
ある。詳細な地理的データセットは、1つまたはそれ以
上の特定の地理的領域エリア内の、または該領域エリア
に関連する道路の位置及び交差点に関する情報を含むこ
とができ、また一方通行道路及び回転禁止、並びに街路
番地、代替ルート、ホテル、レストラン、博物(美術)
館、スタジアム、オフィス、自動車ディーラー、自動車
修理業等の属性に関する情報も含むことができる。
【0004】測位システムは、ある地理的領域エリア内
の物理的位置を決定する、または近似する幾つかの公知
の技術の何れかを使用することができる。例えば、測位
システムは、当分野において公知のGPS型システム
(グローバルポジションニングシステム)、「推測(デ
ッドリコンニング)」型システム、またはこれらの、ま
たは他のシステムの組合せを使用することができる。ナ
ビゲーションシステムのナビゲーション応用プログラム
部分は、詳細な地理的データセット及び(使用されてい
る場合には)測位システムを使用するソフトウェアプロ
グラムである。ナビゲーション応用プログラムは、ユー
ザに、その地域内のユーザの特定位置の図形表示(例え
ば、「地図」)を提供することができる。更に、ナビゲ
ーション応用プログラムは、ユーザが何処にいようと
も、ユーザに、そこから地域内の複数の位置まで特定の
指図を与えることもできる。
【0005】若干のナビゲーションシステムは、ナビゲ
ーション応用プログラム、地理的データセット、及びオ
プションとして測位システムを単一のユニットに組合わ
せている。この単一のユニットシステムは、車両(ビー
クル)内に設置するか、または個人が携帯することがで
きる。代替として、ナビゲーション応用プログラム及び
地理的データセットは、市販のソフトウェア製品、また
はユーザが彼等のパーソナルコンピュータ内にロードす
ることを許可されたソフトウェア製品として提供するこ
とができる。パーソナルコンピュータをベースとするシ
ステムはスタンドアロンシステムであることも、または
中央、または地域的、または分散システムへの通信リン
クを使用することもできる。代替として、ナビゲーショ
ンシステムを中央に、または地域的に配置し、多数のユ
ーザが「必要に応じて」、または代替として、ネットワ
ークまたは通信リンクを通してオンラインでアクセスで
きるようにすることができる。ナビゲーションシステム
は、トラック会社、パッケージ配送サービス等のような
車両輸送フリートのオペレータによって使用することも
できる。ナビゲーションシステムは、交通制御または交
通監視に係わるエンティティが使用することもできる。
車載ナビゲーションシステムは、無線通信接続を使用す
ることができる。また、ユーザはインターネットのよう
なオンラインサービス、またはコンピュサーブ、Prodig
y 、及びアメリカ・オンラインのようなプライベートダ
イアルアップサービスを通して中央ナビゲーションシス
テムにアクセスすることができる。
【0006】コンピュータをベースとするナビゲーショ
ンシステムは、ユーザに高レベルのナビゲーション支援
を提供することを保証している。ナビゲーションシステ
ムは、所望の目的地まで走行するための詳細な指令を与
え、それによって走行時間及び費用を低減させることが
できる。ナビゲーションシステムは、走行者が工事によ
る遅れを回避するのを援助し、所望の目的地まで最も早
いルートを見出すような強化されたナビゲーション機能
をも提供することができる。ナビゲーションシステム
は、実時間交通情報を組み込むのにも使用できる。ナビ
ゲーションシステムに強化された機能を与えようとする
際の1つの潜在的な障害は、コンピュータ可読記憶媒体
上に効率的な、用途の広い、経済的な、そして柔軟な技
法で地理的情報を供給する必要があることである。更
に、この地理的情報は、ナビゲーションシステムのナビ
ゲーション応用プログラム部分によるアクセス及び使用
が容易な技法で記憶媒体上に保管すべきである。従っ
て、ナビゲーションシステムにおいて使用するために、
地理的データを格納している改良されたコンピュータ可
読記憶媒体製品を提供することが望ましい。
【0007】
【発明の概要】以上の、及び他の目的を達成するため
に、そして本発明の目的によれば、物理的記憶媒体上に
地理的データを格納するための改良された方法及びシス
テムが提供される。これらの地理的データは、これらの
データを使用するナビゲーションシステム内の種々のナ
ビゲーション応用機能によるデータの強化された使用及
びアクセスを容易にする技法で格納されている。一つの
面によれば、地理的データを、分離したパーセルに分割
するパーセル化方法が提供される。パーセル化方法は、
指定された最大データ内容よりは少ないが、所望の充填
率を有するパーセルを供給する。パーセル化方法は、パ
ーセルのアドレス指定及び識別を容易にする分割配列を
も与える。
【0008】パーセル化プロセスのさらなる面は、どの
ような型のどの2つの空間的パーセルの場合も、一方の
パーセルが他方のパーセル内に完全に含まれるように、
(独立的にパーセル化されたデータセットのような型を
含む)全ての空間的パーセルを限定するために、ある共
通する境界のセットが使用される。これにより、グロー
バルkdツリーインデックス内に空間的パーセル境界を
表すために必要なデータの量が減少する。別の面によれ
ば、物理的記憶媒体上に格納されている地理的データ
は、空間的ノーダルエンティティを含んでいる。各空間
的ノーダルエンティティは、地理的データ内の選択され
た複数の正規ノードエンティティを表している。選択さ
れた複数の正規ノードエンティティは、ロータリー、ク
ローバの葉型インターチェンジ、及び中央分離帯のある
ハイウウェイの交差のような、複数の道路セグメントの
複雑な交差に関係しているものとして識別されている。
地理的データでは、道路セグメントデータエンティティ
は、空間的ノードエンティティによって表される正規ノ
ードエンティティにではなく、空間的ノーダルエンティ
ティに関連付けられる。従って、ルート計算プログラム
では、正規ノードエンティティの代わりに、空間的ノー
ダルエンティティが使用される。空間的ノーダルエンテ
ィティは、複数の道路セグメント及び正規ノードエンテ
ィティの複雑な交差を、より簡単なデータ表現に簡略化
し、それによってルート計算を容易にする。
【0009】さらなる面によれば、物理的記憶媒体は、
その上に少なくとも1つの正規化された属性アレイを含
む地理的データを格納している。正規化された属性アレ
イは記憶媒体上の分離したテーブルとして供給される。
正規化された属性アレイは、地理的データ内の若干の選
択された属性の再出現する組合わせを含む。地理的デー
タ内のエンティティレコード内には、選択された属性に
対応するデータの代わりにインデックスが含まれる。こ
れらのインデックスを、正規化された属性アレイ内のエ
ントリと呼ぶ。ナビゲーション応用プログラムがデータ
エンティティにアクセスすると、データエンティティ内
のインデックスによって指された正規化された属性アレ
イ内のエントリが使用されて、インデックスによって指
された属性の特定の組合わせを含むデータレコード全体
が作成される。正規化された属性アレイ内に地理的デー
タ属性の組合わせを含ませることによって、媒体上の記
憶空間を保存することができ、データへのアクセスを改
善することができる。
【0010】更に別の面によれば、物理的媒体上のデー
タへのアクセスを容易にするフォーマットでデータを供
給するコンパイル方法が提供される。このコンパイル方
法によれば、媒体上に格納されるデータファイルはパー
セルに編成される。データファイル内のデータレコード
は、それらが位置しているパーセルによって識別され
る。媒体上の全てのデータファイルの配列が決定され、
媒体に関係付けられたパーセル識別が各パーセルに割当
てられる。データレコード間の相互参照が、割当てられ
たパーセル識別を含むように更新される。データファイ
ルはパーセルを維持しながら連結され、この連結が媒体
上に格納される。別の面においては、ルート指定のため
に使用されるデータのような若干の型の地理的データの
若干のレイヤ( layer ) 内に集合( aggregated )セグメ
ントデータが含まれている。これらの集合セグメント
は、複数の道路セグメントを表すために使用され、集合
セグメントの端点の内部の交差に関する充分な情報を含
んでおり、ルート計算プログラムがその端点の内部の集
合セグメントにアクセスできるようにしている。
【0011】更に別の面によれば、道路のセグメントを
表すデータエンティティのために形状点が生成される。
ナビゲーションシステムにおいて使用するために地理的
データを収集する際に、曲がった、即ちカーブした道路
のセグメントのための形状点が決定されるので、その道
路セグメントに沿う点の位置を正確に決定することがで
きる。道路セグメントが直線の場合には、一般的には形
状点は含まれない。ナビゲーションシステムに使用する
場合、道路セグメントの長い直線部分には形状点がこの
ように欠落しているために、地図表示または空間的探索
中に、その道路セグメントを特定の場所に関連付けるこ
とは困難である。開示するシステムのこの面において
は、直線道路セグメントに沿って、またそれぞれの道路
セグメントに関連する間隔で形状点データが生成される
ので、道路の直線部分に沿う場所内の道路セグメントを
探知する手段が提供される。
【0012】
【実施例】
I.概要 図1を参照する。図1は、ナビゲーションシステム10
の構成例を示す図である。ナビゲーションシステム10
は、ハードウェアとソフトウェアとの組合せである。一
実施例では、ナビゲーションシステム10は、プロセッ
サ12、プロセッサ12に接続されているドライブ1
4、及びナビゲーション応用ソフトウェアプログラム1
8を格納するためのROMのようなメモリ記憶デバイス
16を含んでいる。ナビゲーション応用ソフトウェアプ
ログラム18は、ナビゲーションシステムを動作させる
ために、ROM 16からプロセッサ12に組合わされ
たメモリ20内にロードされる。記憶媒体22は、ドラ
イブ14内に挿入される。現在の一実施例では、記憶媒
体22はCD−ROMである。別の代替実施例では、記
憶媒体22はPCカード(PCMCIAカード)である
ことができ、その場合はドライブ14はPCMCIAス
ロットに置換されることになろう。固定ディスク、ハー
ドディスク、DVD、並びに近い将来開発されるかも知
れない記憶媒体を含む他のいろいろな記憶媒体を使用す
ることができる。記憶媒体22は、詳細を後述するよう
な地理的データを含んでいる。
【0013】ナビゲーションシステム10は測位システ
ム24も含むことができる。測位システム24は、当分
野においては公知の、GPS型技術、推測型システム、
またはこれらのシステムの、または他のシステムの組合
せを利用することができる。測位システム24は、信号
26をプロセッサ12へ出力する。信号26は、プロセ
ッサ12上で走るナビゲーション応用プログラム18に
よって使用され、ナビゲーションシステム10の位置、
方向、速度等を決定することができる。ナビゲーション
システム10は、記憶媒体22上に格納されている地理
的データを、多分測位システム24からの出力26と共
に使用して、いろいろなナビゲーション応用機能を提供
する。これらのナビゲーション応用機能は、ルート計
算、地図表示、車両位置定め(例えば、マップマッチン
グ)、運転生成(詳細な指令が、所望の目的地に到達す
るために供給される)、及び他の機能を含むことができ
る。これらのナビゲーション応用機能は、ナビゲーショ
ン応用ソフトウェア18の一部であるナビゲーション応
用プログラム(即ち、サブプログラム、または機能)に
よって遂行される。ナビゲーション機能は、ディスプレ
イ27、スピーカ29その他の手段によってユーザ(例
えば、車両運転手)に提供される。
【0014】図2を参照する。ナビゲーション応用ソフ
トウェアプログラム18は、典型的には、別々の機能
(または、サブプログラム)200を含むソフトウェア
プログラムである。これらの機能は、例えばルート計算
機能28、地図表示機能30、及び運転生成機能32を
含む、位置定め機能、目的地解明能力等々を含むものと
考えることができる。これらに加えて、または代替とし
て、ナビゲーション応用プログラム18は、他の機能ま
たはサブプログラム34を含むことができる。これらの
ナビゲーション応用サブプログラムは、ナビゲーション
応用プログラム18内の別々の機能、または応用として
表されているが、これらの機能は組合せたり、その他で
供給することができる。図2では、記憶媒体22は、そ
れに格納されている地理的データ40を有しているよう
に示されている。地理的データ40は、1つまたはそれ
以上のコンピュータ可読データファイル、またはデータ
ベースの形状である。地理的データ40は、特定の地域
内の、またはその地域に関連する道路及び交差点の位置
に関する情報を含むことができ、また一方通行及び回転
禁止街路のような道路及び交差点の属性に関する情報、
並びに、街路番地、代替ルート、ホテル、レストラン、
博物(美術)館、スタジアム、オフィス、自動車ディー
ラー、自動車修理業等に関する他の情報を含むことがで
きる。地域エリアは、シカゴ及びその近郊、ニューヨー
ク及びその近郊、ロスアンジェルス及びその近郊のよう
な大都市圏、または代替としてカリフォルニアのような
州全体、合衆国のような国土全体、またはこれらの組合
わせを含むことができる。1つより多くの領域を記憶媒
体上に格納することができる。
【0015】ナビゲーション応用プログラム18の種々
の機能28、30、32、及び34は、ナビゲーション
システム10のユーザに有用なナビゲーション機能を提
供するために、記憶媒体22からの地理的データ40の
部分を使用する。これらの実施例の場合には必要としな
いが、ナビゲーションシステムは、種々の応用機能2
8、30、32、及び34と、地理的データファイル4
0との間に位置するインタフェースレイヤ41を含むこ
とが好ましい。インタフェースレイヤ41は、応用プロ
グラムが地理的データ40にアクセスして読み取るのを
容易にする。一実施例では、インタフェースレイヤ41
は、ナビゲーション応用機能を地理的データ40のディ
テールから分離するソフトウェアライブラリ機能の集ま
りである。インタフェースレイヤ41に関しては、本願
と同日に提出され、その開示全体が本願に参照として採
り入れられている前記系属出願 " INTERFACE LAYER FOR
NAVIGATION SYSTEM "に詳細に記述されている。
【0016】II. 地理的データの型 前述したように、地理的データ40は、道路、交差点、
速度制限、街路名、場所名、回転禁止、街路番地、代替
ルート、ホテル、レストラン、美術(博物)館、スタジ
アム、オフィス、自動車ディーラー、自動車修理業、等
々に関する詳細な情報を含んでいる。これらのデータは
種々の異なる方法で表すことができる。若干の方法は、
所有権を主張できるもの(プロプラエタリ)であること
ができ、一方他の方法は、産業または業界標準の形状で
あることができる。地理的データのために使用される一
つのフォーマットはGDF(地理的データファイル)フ
ォーマットである。他のフォーマットも使用可能であ
り、この実施例に含まれるものと理解されたい。GDF
3.0フォーマットは 1995 年10月12日付でCEN
(ヨーロッパ標準化委員会)から発行された文書に記載
されており、本明細書はその全文を参照として採り入れ
ている。GDFフォーマットは、ISO(国際標準機
構)によってヨーロッパ以外でも採用することを検討中
である。GDFフォーマットは、地理的データベースの
ための交換フォーマットである。GDFフォーマット
は、地理的データセットを別のフォーマットから、また
は別のフォーマットへ転写するのに適している。地理的
データセットをナビゲーションシステム内で使用するた
めには、地理的データセットをGDFフォーマットから
より特殊化されたフォーマットへ変換する必要があるか
も知れない。この変換プロセスの詳細に関しては後述す
る。
【0017】実施例を説明する上で、以下の用語を使用
する。他の用語も、本明細書の範囲から逸脱することな
く使用できることを理解されたい。実施例の説明に使用
されている地理的データセットに関する「特色」、「属
性」及び「関係」という語は、上述したCEN GDF
標準に定義されているものである。詳述すれば、「特
色」とは実世界対象をデータベース的に表したものであ
り、「属性」とは他の特色から独立した特色のプロパテ
ィであり、そして「関係」とは他の特色を含む特色のプ
ロパティである。他のデータモデルにおいては異なる用
語を使用できるが、同じような概念が同じように適用さ
れよう。地理的データセットでは、「ノード」及び「セ
グメント」が特色である。「ノード」は、2つまたはそ
れ以上の道路の交差を表す点、ある道路の端、または道
路属性が変化するような道路に沿う点である。
【0018】「セグメント」は、ナビゲート可能な道路
のある区分を表している。セグメントは各端にノードを
有し、その長さに沿って1つまたはそれ以上の形状点を
有することができる。あるセグメントには、以下の属性
が関連付けられている。 (1)「形状点」は、セグメントが曲がっているよう
な、またはセグメントが互いに異なるグレードにおいて
交わるようなセグメントに沿う点である。 (2)「ランドマーク」は、あるセグメントと、川また
は鉄道のような詳しく解明する目的にとって重要と考え
られる地図作成上の特色との交差である。 (3)「ランク」は、そのセグメントが現れる最高のル
ート指定データレイヤを指定し、またセグメントの機能
的クラスに対応させることができる。
【0019】(4)「速度カテゴリ」は、セグメント
を、平均速度に基づいて分類する。 (5)「レーンカテゴリ」は、セグメントを、単一方向
に走行するために使用可能なレーンの数に基づいて分類
する。 (6)「ルート型」は、例えば、ドイツにおけるオイロ
ペアン、アウトバーン、ブンデスシュトラーセン、ラン
デスシュトラーセン、またはクライスシュトラーセン、
または米国におけるフィーデラル、インターステート、
ステート、またはカウンティのようなルートの型を指定
する。 (7)「アクセス特性」は、セグメント上の走行を許可
されているトラフィックの型上の制限を指定する。 POI(関心点)は、ホテル、レストラン、美術(博
物)館等のような特色である。「ファシリティ型」はP
OIの属性であり、ホテル、レストラン、美術(博物)
館等のようなPOIの機能的カテゴリを識別する。
【0020】「地図作成上の点」は、ランドマークのよ
うな何等かの点特色を表わす。「ポリゴン」は、湖のよ
うなある二次元エリアまたは地図作成上の特色の境界で
ある。「ポリライン」は、ナビゲート不能な、またはナ
ビゲート可能な線形の地図作成上の特色を表している。
「管理エリア」は、市または郡のような行政エンティテ
ィの領域である。「ゾーン」は、近隣地域または自治体
として認可されていない村のような、あるエリアに対す
る非行政名の領域である。「場所」は、管理エリアまた
はゾーンであることができる。サード・パーティデータ
(TPD)は、付加的な関心点に関する情報である。こ
れらの付加的な関心点データは、サード・パーティデー
タ販売者によって提供することができるか、それ以外に
も、それらが地理的データの残余と完全に統合されない
ような手法で、提供することができる。
【0021】上述した情報の型の他にも、記憶媒体上に
含まれる付加的な型のデータが存在する。例えば、サウ
ンデックス( soundex ) 型データを含むことができる。
この型のデータは、ある要求されたアイテムに似た音
声、または類似パターンを有するワードまたはフレーズ
によって、エンティティの識別を与える。データは、要
求されたアイテムに対して、考え得る一致のリストの形
状でエンドユーザに戻すことができる。III. 地理的デ
ータの編成 再度図2を参照する。地理的データ40は、種々のナビ
ゲーション応用機能28、30、32、及び34の性能
を助長する、及び/または強化するように編成され、配
列されている。地理的データ40の編成及び配列の若干
の面は、使用される特定の物理的媒体に特定であるが、
他の面は、特定の記憶媒体から独立し、無関係なナビゲ
ーション機能の性能を助長し、強化する。ナビゲーショ
ン機能を助長する地理的データの編成の面は、地理的デ
ータのパーセル化、及びパーセル識別と、地理的データ
内に正規化された属性、スーパーノード、及びセグメン
ト集合体を含ませることとを含む。これらの各面の詳細
に関しては後述する。
【0022】各ナビゲーション機能応用、またはサブプ
ログラム28、30、32、及び34は、典型的に、全
地理的データ40の特定サブセットだけを使用する。サ
ブセットがオーバラップする場合には、同一データを利
用する異なる応用は、異なる経路によって、異なる順序
でそれらにアクセスするか、または異なる性能要求を有
することができる。図3を参照する。好ましい実施例で
は、地理的データ40は、地理的データの分離したグル
ープまたはサブセットとして編成されている。各グルー
プは、データの異なる部分または集まりを含んでいる。
地理的データの各グループ内に含まれるデータの部分
は、データの特定の集まりを使用するナビゲーション応
用機能に関係している。一般的に言えば、各機能28、
30、32、及び34は地理的データセット全体のそれ
自体のサブセットまたは集まりを有している。このよう
なデータの配列は、地理的データの集まり全体の部分
に、ある重複をもたらし得る。しかしながら、もし各ナ
ビゲーション応用機能が地理的データ全体のあるサブセ
ットだけにアクセスすれば、またはもしそのサブセット
が地理的データセット全体の中の特定の応用が必要とす
る部分だけを含んでいれば、一般的にナビゲーション応
用機能はより高速に走るようになる。一般的に言えば、
1つの機能に使用され、関連付けられたデータの部分
は、他の機能に関連付けられ、使用されるデータの部分
とは別々にグループ化される。更に、一般的に言えば、
機能の各々によって使用されるデータは、一緒に物理的
に近接して集められる。同時に、データのサブセット
は、総合パーセル化境界及び他の編成的構造を共用する
ことができ、この構造の類似性が応用プログラムの効率
及び性能をさらに強化することができる。
【0023】詳細を後述するように、各機能によって使
用される地理的データの各グループはパーセルに編成さ
れる。パーセルは、類似した、または規則的にサイズ決
めされた(等しい必要はない)量にデータを集めた、ま
たはグループ化したものである。記憶媒体上に格納する
場合、パーセルは記憶媒体上に存在する物理的な独特な
位置に対応させることができる。一実施例では、パーセ
ルは、記憶媒体から検索されるデータの最小量も表す。
パーセルのサイズ(即ち、パーセル内に含まれるデータ
の最大量)は、幾つかの要因を考慮して予め定められて
いる。パーセルサイズを決定するために使用される1つ
の要因は、データを格納する記憶媒体のアクセス特性を
含む。これらのアクセス特性は、転送速度及び待ち時間
を含む。インデックスされたデータの場合、データの指
定されたレコードを探索するために必要なインデックス
パーセル検索の平均数と、インデックスパーセルの平均
サイズとの間にある平衡が存在する。指定されたデータ
のレコードのための平均探索時間を最小にするために、
単一速度CD−ROM特性は4− 16 セクタ(8− 32
Kバイト)の最適パーセルサイズを決定することがで
き、更にインデックスパーセルは、それがインデックス
するパーセルのデータ内容の平均に等しいデータの量を
含むべきである。インデックスは、空間データの場合に
はkdツリーを、また順序付けられた(例えば、英数字
順)データの場合には平衡多方向探索樹(Bツリー)を
含むことができる。
【0024】パーセルのサイズを決定するために使用さ
れる別の要因は、地理的データの空間型(例えば、ルー
ト指定及び地図作成)に関する。これらの型のデータの
場合、パーセル境界を説明するために特別な型のデータ
のような特別な考察が必要であるかも知れない。従っ
て、小さめのパーセルデータ内容は、大きめの合計特別
パーセル境界データを暗示し、それによってより大きい
合計データベースデータ内容及び潜在的に低効率のアク
セスがもたらされる。パーセルのサイズを決定するため
に使用される別の要因は、そのデータを使用するナビゲ
ーションシステムのメモリ制約を含む。多くのナビゲー
ションシステムは制限されたメモリ、またはあるサイズ
決めされたデータのブロックと共に使用するように最適
化されたメモリを有している。従って、これらの型のハ
ードウェア要求も、可能な範囲内で、データパーセルの
サイズを決定するものと考えられる。
【0025】地理的データ40は、ルート計算機能28
によって使用されるデータのパーセルの1つの分離した
グループ48と、地図作成機能(即ち、地図表示)30
のためのデータのパーセルの別の分離したグループ50
と、運転機能32のためのデータのパーセルの更に別の
分離したグループ52と、地図作成相互参照のためのデ
ータの別のグループ53と、関心点地理的データのため
のデータのパーセルの更に別の分離したグループ54と
を含んでいる。一実施例では、これらのパーセルの全て
のグループは1つのファイル内にあるが、これらは1よ
り多くのファイルであることができる。各機能毎の地理
的データのサブセットは相互参照され(そして、ポイン
タを含むことができ)、機能間で共同使用することが可
能である。図3に示す物理的編成は使用される媒体の型
には無関係であり、図3に示す編成の実施はCD−RO
Mディスク、PCカード等のような種々の異なる型の物
理的媒体に関連付けられた特定の特色を考慮しているこ
とは明白である。
【0026】地理的データの若干のサブセットは、空間
的に編成されている。空間的に編成されたデータは、そ
れらののデータが、地理的に近接する特色がデータセッ
ト40内に、及び媒体22上で物理的に近接した位置に
あることを表すように配列されている。若干のナビゲー
ション応用機能の場合、それらの関連データの空間的編
成は、密に関係している地理的データがより迅速に媒体
から読み出され、該機能が使用することができるメモリ
内に関係ある地理的データがロードされるようにする。
この種の編成は、記憶媒体22へのアクセスを最小に
し、若干のナビゲーション機能の動作をスピードアップ
させる。空間的に編成された地理的データのサブセット
は、ルート計算データ48、地図作成データ(地図表
示)50、地図作成相互参照データ53、関心点データ
54を含む。他のデータは、非空間的に編成され、アク
セスされる。非空間的に編成されたデータ60は、ナビ
ゲート可能な特色62(例えば、街路名)、場所63
(例えば、管理エリア及びゾーン)、郵便コード64、
道路の交差/ジャンクション65、及び地図作成上の特
色66を含む。サード・パーティデータ61は、空間的
に編成されない。サード・パーティデータ61の各レコ
ードは、関心点(POI)データ54内のレコードに関
連付けられる。関心点データ54は空間的に編成される
から、サード・パーティデータ61への空間的アクセス
は、それらに関連付けられた関心点データ54を介して
達成することができる。
【0027】好ましい実施例では、データのルート計算
部分48及びデータの地図作成部分50はレイヤ化され
ている。各データ型内の各レイヤは同一地理領域をカバ
ーするように広がっている。しかしながら、データ型の
より高いレイヤは、より低いレイヤよりも少ないディテ
ールを含んでいる。例えば、データのルート計算部分の
レイヤ0は一般に最も詳細なものであり、地理的データ
セット40が対応している地理領域内の全ての街路及び
交差点を含んでいよう。ルート計算部分のレイヤ1は、
一般的にその地理領域内のより低速な、そして重要性が
より低い街路を省略し、レイヤ2は一般的に次により低
速な、そして重要性がより低い街路を省略する、等々で
ある。(所与のレイヤ内にこれらの街路が含まれている
かどうかはランク属性によって限定することができる。
例えば、街路型(例えば、露地またはインターステート
高速自動車道)に依存して、街路セグメントにランクI
乃至 IV が与えられているものとすれば、レイヤ0は全
てのランクI乃至 IV を含むように限定することがで
き、レイヤ1はランクII−IVだけを含む(ランクIを省
略する)ように限定することができる、等々である。)
ルート計算機能は、より高いレイヤから可能な広がり
までを使用したレイヤの組合わせを使用することによっ
て遂行することができる。
【0028】また地図表示機能30は、迅速なパンニン
グ及びズーミングを容易にするように編成された地理的
データのサブセット50を有していると便利である。例
えば、もし地理的データのサブセット50がレイヤに編
成され、ディテール度の高いものが低いレイヤに、ディ
テール度が低いものが高いレイヤに存在するようになっ
ていれば、ズーミングをより効率的に行うことができ
る。更に、地図表示機能30によって使用される地理的
データのサブセット50において、もし各データパーセ
ルが同一レイヤのインデックスの他に、その上のレイヤ
及び下のレイヤの隣接パーセルのインデックスを含んで
いれば、パンニング及びズーミングは、分離したインデ
ックスファイルを更にルックアップすることなく地図表
示機能30によってより効率的に行うことができる。パ
ーセルの、同一のレイヤ及び他のレイヤの近隣の内部イ
ンデックスは、もしパーセル境界が後述するパーセル化
方法を使用して確立されていれば、効率的に生成するこ
とができる。
【0029】ルート計算機能28は、地理的データ40
の部分48が2点間の最適ルートの探索を容易にするよ
うに編成されていれば便利である。また、できる限り多
くの地理的探索データがメモリ20内に保持されている
場合、特にCD−ROMを用いた場合のようにもし記憶
媒体へのアクセスが比較的遅い場合には、ルート計算機
能28をより迅速に走らせることができる。従って、ル
ート計算機能28によって使用される地理的データ40
のサブセット48は、各パーセルが(固定バッファサイ
ズ、または制限されたバッファサイズの数の制約の中
で)最大可能な物理的地理的エリアをカバーするように
編成することが好ましい。この目的は、ルート計算デー
タパーセル内のデータまたは情報を、ルート計算に特に
関連する情報だけに制限し、関連のない情報をできる限
り少なくすることによって達成することができる。例え
ば、ルート計算のために使用される地理的データのサブ
セット48においては、街路名は省くことができる。
【0030】エンドユーザに対するルート指定のための
指図を生成するために、街路名のような情報は代わりに
運転機能によって使用される。従って、運転機能32の
ために使用される街路名及び付加的な情報は、分離した
空間的及び非空間的データパーセル52内に含まれる。
しかしながら、街路名情報はルート計算サブセット48
または地図作成サブセット50内には含まれない。関心
点地理的データ54は空間的にパーセル化され、画面上
への関心点の表示、及び主として車両またはルートに
「近い」関心点を入手するためにユーザによる関心点の
ポイント・アンド・クリック選択の両方を容易にするた
めに、地図作成データ50と相互配置することができ
る。前述したように、全ての文脈において、全ての型の
地図データへのアクセスを容易にするために、異なる型
の空間的に編成されたパーセル(ルート計算、地図作
成、運転、関心点、及び地図作成相互参照)の各々は、
同一地理エリアをカバーする他の型のパーセルを指すポ
インタを含んでいる。例えば、ルート計算パーセルは、
同じ広がりの、またはオーバラップするカバレッジエリ
アに関連するデータを有する地図作成パーセルを指すポ
インタを含んでいる。更に、重要なキーまたは属性上の
複数のインデックス、または相互参照により、種々の経
路によって地図データにアクセスすることができる。例
えば、関心点は、その「名前」によって、その「ファシ
リティの型」(関心点の型)によって、またはそのチェ
ーンのID(例えば、「マクドナルド」レストラン)に
よって、探知することができる。この探知は、ある市内
にある、または現位置からある指定された距離以内にあ
ることによって更に限定( qualify ) することができ
る。目的地は、交差道路、街路番地、または関心点名と
して指定することができ、多分特定の市または町、また
は他の地理的な標識内にあるものとして限定される。
【0031】IV.物理的記憶フォーマット A.パーセル化 1.概要 前述したように、記憶媒体22上のデータ40はパーセ
ル化されている。即ち殆どの、または全てのデータは、
より小さい部分に編成され、各パーセルは複数のデータ
レコード及び他の情報を含む。パーセルは、記憶媒体上
にデータを格納するための物理的な小分け(サブディビ
ジョン)にも相関している。一般に、ある地理領域全体
に関連するデータの完全な集まりは、メモリ内に一時に
ロードするには大き過ぎる。従って、データはより小さ
いグループまたはパーセルに編成されるのである。若干
の地図データの場合には、パーセルは空間的に編成され
ている。即ち、各パーセルは物理的エリアの地理的矩形
エリア(方形エリアを含む)で取り囲まれた地理的デー
タを表している。
【0032】データをパーセルにグループ化するのは、
幾つかの目的がある。第1に、ナビゲーション機能の何
れか1つがユーザのために動作を遂行するために必要と
する殆どの、または全てのデータを1つのパーセル、ま
たはできる限り少ないパーセル内にグループ化すること
を意図して、データはパーセルに編成される。もしユー
ザが彼の位置の地図を表示することを欲するのであれ
ば、ユーザの直近の地理的エリアに関係するデータを、
全ての必要データにアクセスしてメモリ内に迅速にロー
ドできるように編成することが好ましいであろう。従っ
て、ユーザのエリアの地図を表示するために必要な全て
のデータを含むパーセルを、1つの、またはできる限り
少ないパーセル内に一緒にグループ化すべきである。一
般的に言えば、より大きいパーセルの方がベターであ
る。各パーセルは、その地理的エリアに関係する多くの
動作を処理できるように、できる限り多くの地理的エリ
アを理想的にカバーすべきである。データをパーセル化
する別の理由は、ナビゲーションシステム応用によって
容易に使用できるようなサイズを各パーセルが有するよ
うに、データをパーセルにグループ化することである。
これらのサイズはハードウェア及びメモリ制約に関係
し、例えば2Kバイト、4Kバイト、8Kバイト、また
は 16 Kバイトの規則的な倍数であることができる。
【0033】好ましい実施例では、全ての型のデータの
ためのパーセルは、同一の方法を使用して構成されてい
る。前述したように、各パーセルができる限り多くのデ
ータを含んでいることが望ましい。例えば、もし地理的
エリア全体を取り囲んでいる矩形を単に何回も二分して
行き、それにより形成される全ての小さい矩形が所望の
最大量のデータ以上のものを含まないようになるまで繰
り返せば、これらの矩形から形成される多くのパーセル
内のデータの量は、完全充実よりもかなり少なくなるで
あろう。これは、典型的には地理的エリアが地理的デー
タを均一な密度で有していないことが原因である。パー
セルのかなりな部分が実質的に完全充実よりも少ない
と、空間が浪費され、性能が貧弱になる。以下に説明す
るパーセル化方法は、比較的充実したパーセルの数を最
大にする。また以下に説明するパーセル化方法は、パー
セルの識別及び検索を迅速処理するパーセル化配列をも
提供する。
【0034】前述したように、各ナビゲーション機能に
は、その機能のために適する全地理的データセットのサ
ブセットが設けられている。従って、全地理的データセ
ットのあるバージョンから開始して、各分離した機能毎
に全データセットの分離したサブセットが生成される。
例えば、特定の地理領域のための全ての地理的データを
含む全地理的データから、ルート計算データサブセッ
ト、地理作成特色データサブセット、運転データサブセ
ット、関心点データサブセット、地図作成特色データサ
ブセット、ナビゲート可能な特色データサブセット、交
差道路/ジャンクションデータサブセット、サード・パ
ーティデータサブセット、場所データサブセット、郵便
ゾーンデータサブセット、等々を含む地理的データの分
離したサブセットが生成される。分離したサブセットを
生成した後に、またはその一部として、各サブセットの
パーセル化が遂行される。サブセットはどのような順序
でパーセル化することもできるが、好ましい実施例で
は、空間的に編成されたデータ(即ち、ルート指定、地
図作成、運転等々)の場合、一般的に最稠密データであ
ると予測されるデータの型、即ち、最大数のパーセルに
分割されることが予測されるデータのサブセットが最初
にパーセル化され、グローバルkdツリーが生成され
る。例えば、ルート計算データが最稠密であり得るか
ら、パーセル化は地理的データのサブセット上で最初に
遂行される。
【0035】2.最初のパーセル境界の決定 初期パーセル境界はどの位置においても確立することは
可能であるが、好ましい実施例においては、パーセル境
界の初期配置は以下のようにして選択される。先ず地理
的データを調べ、それらの外側地理的境界を決定する。
図4Aを参照する。図4Aには、地理的エリア100の
地図が示されている。記憶媒体22上に格納される地理
的データ40は、地理的エリア100に関係がある。地
理的エリア100の地図上には、複数の点101が示さ
れている。前述したように、パーセル化は、例えばルー
ト計算サブセットのような、データのサブセットの1つ
から先ず遂行される。データのルート計算サブセット内
には、ノードを識別する個々のデータレコードが含まれ
ている。ノードレコードは、地理的エリア100内の特
定の物理的位置に対応している。各ノードは、特定の緯
度、経度、及び相対高度(「Zレベル」)を有してい
る。データのルート計算サブセットは、セグメントを識
別するデータレコードも含んでいる。セグメントレコー
ドは、その地理的エリア内の道路の部分のようなある長
さを有する物理的特色に対応している。各セグメントレ
コードは、セグメントの端点に位置するノードを参照
し、それらのノードを識別することができる。更に、セ
グメントは、そのセグメント内の曲がり(または、物理
的位置)を識別するために使用される1つまたはそれ以
上の形状点を、その端点間に含むことができる。従って
全ての空間的に関係を有している地理的データは、地理
的エリア100内に独自の緯度及び経度を有するノード
によって識別することができる。図4Aに示す点101
は、地理的データセット内のノードに対応する。各点1
01は、地理的エリア100の地図上で、地理的データ
セットのルート計算サブセット内においてそれが対応し
ているノードの緯度及び経度に対応する位置に示されて
いる。図4Aは、説明の目的だけのために使用され、好
ましい実施例では、説明中のパーセル化手順は、適切な
データのサブセット上で動作するコンピュータプログラ
ムによって遂行される。
【0036】引き続き図4Aを参照する。最も外側のノ
ードが識別される。例えば、ノード102Wは最大の経
度を有する地理的データセットのルート計算部分内のノ
ードであり、ノード102Eは最小経度を有する地理的
データセットのルート計算部分内のノードであり、ノー
ド102Sは最小緯度を有する地理的データセットのル
ート計算部分内のノードであり、ノード102Nは最大
緯度を有する地理的データセットのルート計算部分内の
ノードである。ノード102N、102S、102E、
及び102Wは、図4Bに破線で表されている最小境界
画定用矩形(“MBR”)を限定する。最小境界画定用
矩形は、全ての地理的データを含む最小の矩形である。
好ましい実施例では、緯度及び経度の寸法は、度の 1/1
00,000に等しいナビゲーション寸法単位で表される。度
と同じように、ナビゲーション単位は絶対であること
も、または地球の表面上の座標位置を参照することもで
きる。更に、好ましい実施例では、寸法単位は整数であ
る。従って、測度の最小単位は、度の 1/100,000を表す
「1」である。代替実施例では、寸法を表すための単位
として度以外の値を選択することができ、測度単位はそ
れが小数を含むように選択することができる。
【0037】好ましい実施例では、最小境界画定用矩形
はその東及び北縁において、ノード102N及び102
Eによって限定された縁から付加的な1寸法単位だけ外
向きに調整される。例えば、もし102Nが 282の緯度
を有していれば、最小境界画定用矩形の北側は緯度 28
3、即ち 282+1にされる。同様に、もし102Eの経
度が 90,000 であれば、最小境界画定用矩形の東側は
経度 90,001 にされる。これを図4Cに示す。このよう
な調整された最小境界画定用矩形によって限定されたデ
ータセットは、最小境界画定用矩形内に取り囲まれる全
てのデータ、並びに最小境界画定用矩形の西及び南縁
(北及び東縁は除く)と交差するどのデータをも含むも
のと考えることができる。このような調整された最小境
界画定用矩形を使用することの利点は、各最小境界画定
用矩形が結果として独特なデータセットを取り囲むよう
になることである。換言すれば、あるノードは1つの最
小境界画定用矩形だけの中に見出される。これは、たと
え任意の最小境界画定用矩形の東縁の緯度(102Eの
経度+1に等しい)が、直ぐ東の最小境界画定用矩形の
西縁の緯度と同一であっても言えることである。
【0038】前者の最小境界画定用矩形だけが、このよ
うな共有されている縁によって取り囲まれたデータを含
み(しかし、共用されている縁と交差する縁は含まな
い)、一方後者の最小境界画定用矩形は共用されている
縁と交差する縁を含むことができる。好ましい実施例で
は、最小境界画定用矩形106を取り囲む最小囲み分割
可能タイル(または、「ダイ・タイル」( di-tile ) )
が決定される。分割可能タイル(ダイ・タイル)は、緯
度M×2I ナビゲーション単位と(M+1)×2I ナビ
ゲーション単位との間、及び経度N×2J ナビゲーショ
ン単位と(N+1)×2J ナビゲーション単位との間の
全ての地図データを含む寸法2I ×2J の面積のことで
ある。ここに、M及びNは整数であり、I及びJは正の
整数である。
【0039】最小囲みダイ・タイルを決定する一方法
は、受入れ可能な間隔を限定し、そして最小囲みダイ・
タイルがその側として受入れ可能な間隔だけを有するこ
とを要求することである。受入れ可能な間隔は、緯度及
び経度の両方向に限定される。(任意の開始位置を選択
することができるが、好ましい実施例では、受入れ可能
な間隔は普通の緯度及び経度開始位置、即ち赤道及びグ
リニッチに準拠する。)受入れ可能な間隔は、2の累乗
だけを、例えば、0−1、2−3、4−7、8−15、16
−23、24−31、・・・、0−15、16−31、32−47、48−
63、・・・、等々(ナビゲーション単位で)を含むよう
に限定することができる。図4Dに、受入れ可能な間隔
の例が示されている。図4Dにおいて、「0」はグリニ
ッチまたは赤道の何れかを表している。単位1、2、・
・・等は、度の 1/100,000に等しいナビゲーション単位
を表すことができる。従ってグリニッチ(経度0)から
開始して、受入れ可能な間隔は、図中の線によって表さ
せるものの何れかを含む。例えば、もし最小境界画定用
矩形の西座標が5であり、東座標が12 であれば、受入
れ可能な間隔は間隔I(0,16)になろう。北・南座標
に関しても同じような受入れ可能な間隔のセットが赤道
に対して限定される。
【0040】前述したように、好ましい実施例では、最
小囲み矩形のための最小囲みダイ・タイルの側は、受入
れ可能な間隔であることが要求される。従って、この実
施例では、初期ダイ・タイルの東・西座標は2I 単位の
倍数であり、初期ダイ・タイルの北・南座標は2J であ
る。(I及びJは整数であるから、例えば、初期ダイ・
タイルの東・西長さは1、2、4、8、16、32、64、12
8 、256 、512 、または 1024 等の単位の寸法を有し、
また初期ダイ・タイルの北・南長さは1、2、4、8、
16、32、64、128 、256 、512 、または 1024 等の単位
の寸法を有することができる。) このようにして最小囲みダイ・タイルを形成することの
1つの長所は、異なる地図カバレッジエリアのためのダ
イ・タイルをより容易に併合できることである(何故な
らば、異なる地図カバレッジエリアのための境界が、同
一のアプローチを使用して確立されているからであ
る。) 負及び正のナビゲーション単位の両方を含む地図カバレ
ッジエリア(即ち、最小境界画定用矩形が、赤道及びグ
リニッチの何れかを含んでいるカバレッジエリア)にお
いては、付加的な受入れ可能な間隔が要求され、従って
17の倍数である座標から始まる長さ218の間隔、218
の倍数である座標から始まる長さ219の間隔等々が受入
れ可能であり、これらの間隔の若干は経度0°(グリニ
ッチ)及び緯度0°(赤道)にオーバラップする。
【0041】3.初期パーセルサイズの確立 最小囲みダイ・タイルを確立してしまうと、データをパ
ーセル化することができる。一代替実施例では、パーセ
ル化プロセスは、以下に説明する「規則的分割手順」を
最小囲みダイ・タイル107に適用することによって開
始することができる。しかしながら、好ましい実施例で
は、最小囲みダイ・タイルから形成された矩形の規則的
な格子内へのデータの編成に基づき、先ずカバレッジエ
リア内のデータが調べられる。これは、最小囲みダイ・
タイルを二分し、次いでそれらから形成された矩形(方
形)を二分することを、矩形の規則的な格子が得られる
まで複数回繰り返すことと同意義である。この格子内の
各矩形を、「初期タイル」と呼ぶことができる。初期タ
イルサイズは、地理的データセット内の何等かの型のデ
ータの何等かのレイヤの1つのパーセルによって表すこ
とができる最大地理的エリアであると決定される。一実
施例では、国全体の全ての領域のために1つの固定され
た初期タイルサイズが限定されるので、領域はより容易
に併合することができる。一つの好ましい実施例におい
ては、各初期タイルは、217ナビゲーション単位×217
ナビゲーション単位の固定された所定のサイズである。
【0042】これらの初期タイルを、図4Bに格子10
8として示してある。代替としてこれらの初期タイル
は、地理的エリア100を、格子108と同一のパター
ンを有する規則的な格子に単に重ねることによって限定
することができる。何れの場合も格子108は初期矩形
タイル(例えば、タイル110a,b 、タイル110a+1,
b 、・・・、タイル110m,n )で作られている。最小
境界画定用矩形106(即ち、最小経度(ノード102
Eに対応)、最小緯度(ノード102Sに対応)、最大
緯度(ノード102Nに対応)、及び最大経度(ノード
102Wに対応))を取り囲むために、格子108の境
界の配置が決定される。格子境界は、図4Bに示すよう
に格子を領域100上に被せた時に、全ての空間的デー
タが取り囲まれ、初期タイルが上述したようなサイズを
有するように限定される。好ましい実施例では、格子境
界の配置は、上述した受入れ可能な間隔にも準拠する。
【0043】例 格子境界を決定するための上述した手順を実施する例は
以下のようである。 1)最小緯度(MinLat)、最大緯度(MaxLa
t)、最小経度(MinLong)、及び最大経度(M
axLong)を、最小境界矩形106の最小及び最大
緯度及び経度にセットすることによって開始する。これ
らの値は度の 1/100,000の単位であるから、これらは経
度で−18000000乃至 18000000 の範囲であり、緯度で−
9000000 乃至 9000000の範囲である。 2)1の増分においてK=25の場合、 (a)MaxLatを2K で除算する。 (b)MaxLatに2K を乗算する。MaxLatは
整数であるから、これら2つの演算は、MaxLatの
K低位バイナリディジットを切り捨てる効果を有してい
る。実際には、これは、除算及び乗算よりも効率的な、
MaxLatを右シフト及び左シフトさせることによっ
て行われる。
【0044】(c)もし最小境界画定用矩形の最大緯度
がMaxLatよりも大きければ、MaxLatに2K
を加算する。 (d)MinLatを2K で除算する。 (e)MinLatに2K を乗算する。 (f)もし最小境界画定用矩形の最小緯度がMinLa
tよりも小さければ、MinLatから2K を減算す
る。 (g)もしMinLat+2K がMaxLatに等しけ
れば、停止する。そうでなければ、次に高いKの値に関
して段階(a)から繰り返す。 3)MinLong及びMaxLongについて段階2
の動作を遂行する。これによって、MinLat、Ma
xLatMinLong、及びMaxLongが、格子
108の境界、即ち最小境界画定用矩形106を囲むダ
イ・タイルを限定する。
【0045】4.パーセルの確立 前述したように、データをパーセル化する目的は、所定
の最大パーセル量にできる限り近い、しかしそれを超え
ない量のデータを、各パーセルに含ませることである。
例えば、所定の最大量は、16Kバイトである。図4Bの
格子108内の初期タイルの各々は、その中のデータの
量が単一のパーセル内にフィットするか否かを見るため
に「試行パーセル」として調べられる。もし「試行パー
セル」内の(インデックス情報及びヘッダのような)何
等かのパーセルオーバヘッドを含むデータが(もし使用
されていれば、データ圧縮を考慮して)最大パーセル量
より小さいか、または等しければ、パーセルはその初期
タイルで構成され、その特定データの型について、その
初期タイルの分割は遂行されない。一方、所定の最大パ
ーセル量を超えるデータの量を含むどの「試行パーセ
ル」も、その「試行パーセル」内のデータが所望の最大
量を超えた量の関数として、以下の2つの手順の一方を
使用して分割される。(好ましい実施例では、以下に説
明する推定技術を使用して試行パーセルを決定する。推
定技術は、あるパーセルを形成するために必要な全ての
段階を実際に遂行せずに、パーセルオーバヘッド及び圧
縮を考慮する。) 「規則的な分割手順」:もし「試行パーセル」内のデー
タの量が最大パーセル量を所定の倍数だけ超えれば、そ
の「試行パーセル」を2つの矩形に分割する。好ましい
実施例では、「試行パーセル」を2つの矩形に分割する
のは、先ずその試行パーセルのための最小囲みダイ・タ
イルを決定し(初期タイルに関して上述したようにし
て)、囲みダイ・タイルを二分し、次いでダイ・タイル
を二分した線が試行パーセルと交差する場所で「試行パ
ーセル」を分割することによって遂行される。代替とし
て、「試行パーセル」はそれ自体簡単に二等分すること
ができる。(囲みダイ・タイルの二分が常に試行パーセ
ルを二等分するとは限らず、離心した位置において試行
パーセルを分割することがあり得ることに注目された
い。本説明では、このような試行パーセルの分割でも
「二分」という。) 何れの場合も、ダイ・タイルの二
分線は、経度または緯度方向の何れかにある。好ましい
実施例では、ダイ・タイルを経度分割または緯度分割の
どちらで分割しようとも、得られた2つの試行パーセル
の矩形の最大縦横比(≧1)は最小になる。これらの得
られた各矩形は、上述したように「試行パーセル」とし
て調べられ、もしその中に含まれるデータが最大パーセ
ル量の所定の倍数を超えれば二分される。これらの各副
矩形も上述したように「試行パーセル」として調べら
れ、このプロセスは矩形または副矩形内のデータの量が
最大パーセル量の所定の倍数より少なくなるまで続行さ
れる。ある実施例では、最大パーセル量は 16 Kバイト
のデータであると予め定められており、従って、所定の
倍数は 3.2である。(代替実施例では、最大量は 16 K
よりも大きいか、または小さい、例えば8Kまたは32
Kのような別の量、またはこれらよりも大きいか、また
は小さい量にでも予め定めることができる。)従って、
この手順によれば、「試行パーセル」のデータ内容が 5
1.2 Kバイトを超えた場合に「試行パーセル」が二分さ
れる。所定の倍数は、各パーセル毎の所望の最大充填率
に基づいて選択される。この実施例では、所望の最大充
填率は 80 %である。何れかの試行パーセル内のデータ
の量が所定の量りも小さければ、試行パーセルのさらな
る小分け(サブディビジョン)は、以下の「カストム分
割手順」に従う。
【0046】「カストム分割手順」:もし何れかの「試
行パーセル」内のデータの量が最大パーセル量は超えて
いるが、最大パーセル量の所定の倍数より小さければ
(例えば、16Kb<x<51.2Kb)、以下のカストム分
割手順が使用される。この「試行パーセル」のさらなる
分割は必ずしも二等分ではなく、むしろ作成されるパー
セルの数を最小にさせるように行われる。これは、パー
セルを格納するために必要な空間及びパーセル内で浪費
される空間の両者を最小にする効果を有する。例えば、
最大パーセルサイズまたは量の 3.6倍に等しいデータを
含む試行パーセルが与えられた場合、これらのデータは
4つのパーセル内にフィットさせることができる。しか
しながら試行パーセルの二分は、それぞれ最大パーセル
サイズの 1.2倍と、最大パーセルサイズの 2.4倍の2つ
の矩形にそれを分割する(もし、各矩形を分割するため
に二等分を使用すれば、最低5つのパーセルが発生する
ことになる)。従って、この段階における矩形の小分け
は、作成されるパーセルの数を最小にするという目的で
なされるが、分割線は任意に選択されるのではないとい
う制約を伴っている。より詳しく述べれば、「試行パー
セル」が最大パーセルサイズよりは大きいが、その所定
の倍数を超えないデータ内容を有している場合には、そ
の「試行パーセル」はその一方の寸法に沿って2-Xの仕
切りで分割される。好ましい実施例では、X={1、
2、3、4、5}である。即ち、試行パーセルは、その
幅の1/2 、または 1/4、または 1/3、または 1/16 、ま
たは 1/32 の仕切りにおいて分割される。例えば、試行
パーセルは、その試行パーセルの幅の 5/8及び 3/8にそ
れぞれ等しい幅を有する2つの矩形に分割することがで
きる。このカストム分割は、試行パーセルの寸法に直接
適用することも、または好ましい実施例では、試行パー
セルの最小囲みダイ・タイルの寸法に適用することもで
きる。後者の場合、試行パーセルは、ダイ・タイル交差
の分割線がその試行パーセルと交差する場所において分
割される。何れの場合も、分割線は経度方向または緯度
方向の何れかである。
【0047】候補分割線は、以下のようにして調べられ
る。第1に、分割は、試行パーセルの経度及び緯度幅の
両方に沿う指定された2-Xの各仕切りにおいて行われ
る。このような各分割の場合、得られた2つの各矩形の
縦横比(大きい方の寸法と、小さい方の寸法との比とし
て定義される)が決定され、2つの中の大きい方が識別
される。次いで、各候補分割線毎に識別された最大縦横
比が比較され、候補分割線が、これらの縦横比の最小か
ら最大まで順序付けられる。順序付けられたリスト内の
第1候補線から始めて、候補分割線から生じた矩形が調
べられる。試行パーセルを分割するために選択された候
補分割線は、その2つの得られた矩形の一方内のデータ
内容が最大パーセルサイズよりは大きいが、最大充填率
×最大パーセル量の倍数(例えば、2倍)及び最大パー
セル量より小さいか、または等しい場合に遭遇するリス
ト内の最初のものである。例えば、分割線は、得られる
矩形の一方の中に最大パーセル量の 1.6乃至 2.0倍の間
の量が含まれるように選択される。矩形を1回より多く
分割することによって2つのさらなる副矩形が形成さ
れ、各副矩形は最大パーセル量の 80 %( 0.8)より大
きい充填率を有することができる。最大パーセル量の 8
0 %乃至 100%の間の充填率を有するこれらの結果的な
各副矩形がパーセル内に形成される。もし候補分割線が
この基準に合致しなければ、第1候補分割線(即ち、最
大縦横比が最小になるもの)を使用して所与の矩形を分
割する。
【0048】例 以下に、パーセル化中に、試行パーセルの二分を停止さ
せる時点、及び試行パーセルの経度及び緯度の両方向の
幅に沿って 1/32 、1/16、3/32、1/8 、5/32、3/16、7/
32、1/4 、9/32、5/16、11/32 、3/8 、13/32 、7/16、
15/32 、17/32、9/16、19/32 、5/8 、21/32 、11/16
、23/32 、3/4 、25/32 、13/16 、27/32 、7/8 、29/
32 、15/16 、及び 31/32の候補分割を評価するカスト
ム手順を開始させる時点をどのようにして決定するのか
を説明する。目標パーセル充填率Fが選択される。例示
の目的で、Fを 0.8( 80 %)としよう。上述したよう
に、最大パーセルサイズPも決定される。Pはバイトで
表され、パーセル内に配置することができる最大データ
量である。従って、最適には、サイズがF×Pバイトと
Pバイトの範囲内のパーセルを作成することが望まし
い。
【0049】もしデータサイズDを有する試行パーセル
がP<D<1.6 ×Pの範囲内にあれば、目標範囲内に入
るデータサイズを有するパーセルをそれから作成するこ
とは不可能である。もし結果的に得られる一方の矩形の
データサイズが 0.8×Pより大きいかまたは等しくなる
ように試行パーセルを分割すれば、他方の矩形のデータ
サイズは 0.8×Pよりも小さくなるからである。このプ
ロセスは、以下の受入れ不能なデータサイズのリストを
与えるように延長することができる。受入れ不能データサイズD : 0<D< 0.8×P P<D< 1.6×P 2×P<D< 2.4×P 3×P<D< 3.2×P 次のエントリは、 4×P<D<4×P になるから、この点においてリストは停止する。
【0050】上記リストから、受入れ可能なデータサイ
ズの相補的なリストを生成することができる。 0.8 ×P≦D≦P 1.6 ×P≦D≦2×P 2.4 ×P≦D≦3×P 3.2 ×P≦D 上記リストは、0.8 に等しい充填率Fに対応する。他の
充填率は、受入れ可能及び受入れ不能なデータサイズの
異なるリストを生成する。一般的に言えば、受入れ不能
なデータサイズのリストは以下のような形状である。受入れ不能データサイズD : 0<D<F×P P<D<2×F×P ・・・ n×P<D(n+1)×F×P ・・・ 空き範囲に到達するまで続く。
【0051】以上は、パーセルを形成するためのカスト
ム手順に以下のように使用される。試行パーセル分割か
ら生じた2つの各矩形のデータサイズは、(可能な場合
には何時でも)受入れ可能な範囲の1つに入るべきであ
る。実際には、これは矩形内のデータサイズが最高受入
れ不能範囲の高い方の端(この例では、3.2 ×P)より
も幾らか大きく、矩形が上述した二分手順に従って分割
できることを意味する。最高受入れ不能範囲の高い方の
端に接近すると、カストム分割(即ち、この例では、1/
32、1/16、3/32、1/8 等)が考えられるようになる。上
述したようにして候補分割線が調べられ、比較される。
そして分割のために選択された分割線は以下の基準に合
致する場所である。試行パーセルの2つの各副矩形内に
入るデータの量は、それが理論的にはそれ自体を矩形に
副分割でき、それらが指定された最小パーセルデータ充
填率を平均的に達成するようなサイズである。上述した
基準を満たすことができない場合が発生し得る。
【0052】データはカストム分割手順で選択された分
割線で分割され、作成された2つの各副矩形毎に必要に
応じてカストム分割プロセスが繰り返される。上述した
ように、二分及びカストム分割手順は試行パーセルに直
接適用することも、または試行パーセルの最小囲いダイ
・タイルに適用することもできるが、後者の方が好まし
い。若干の場合には、最小囲いダイ・タイルが試行パー
セル境界に正確に等しいことに注目されたい。この最も
顕著なものは、初期タイル108に関して発生し得る。
最小囲いタイルによって分割を限定するユーティリティ
は、あるタイルは繰り返して均等に半分に分割できる
が、一方任意の寸法の試行パーセル矩形はそのようにで
きないことである。別の利点は、この手順が異なるデー
タベース間の境界における処理を容易ならしめることで
ある。タイルの側を2-X分割で試行パーセルをカストム
分割することは、1からXまでの二分の数列と同意義で
ある。従って、分割線、従って結果的な副矩形は、最小
数のビット(任意矩形を限定するための8または 16 バ
イトまでとは対照的に、1/32分割毎に5ビット)で表す
ことができる。
【0053】(矩形内に含まれるデータベースの量を調
べる際に、「正確に」分割線上に位置するどのデータエ
ンティティも、もしその分割線が北・南線であれば、そ
の線の「右側の」(「東」の)矩形内にそのデータと共
に含まれ、もし分割線が東・西線であれば、その線の
「上の」(「北」の)データと共に含まれる。) 上述した手順は、格子108内の全ての初期タイル11
0(そして、必要な場合、全ての結果的な矩形)に対し
て遂行される。 5. その後のパーセル化 前述したように、地理的データの各サブセットまたは型
は、他の型のサブセットから分離して維持される。例え
ば、ルート計算データは地図作成データから分離して配
置されている。更に、データの単一のサブセット内で
は、データは更にレイヤに分離することができる。
【0054】1つの型の地理的データの1つのレイヤ
(即ち、ルート計算データのレイヤ0のような、最稠密
であると推定されるレイヤ及び型)に対して上述したパ
ーセル化手順が遂行された後に、同一データ型の他のレ
イヤ、及び他のデータ型のパーセル化が遂行される。こ
れらの他のパーセル化(即ち、同一データ型の他のレイ
ヤ、及び他のデータ型のパーセル化)は、初期パーセル
化に使用されたものと正確に同一の初期タイリング格子
108から開始される。異なるデータ型のその後の各パ
ーセル化の各再帰レベルにおいて、ある矩形の小分けが
必要になった場合には、それは、初期データ型のパーセ
ル化中(もしくは何等かの先行パーセル化中)に使用さ
れたものと正確に同一の分割線において(二分によって
達成されていようと、またはカストム分割によって達成
されていようと)遂行することが要求される。
【0055】高レイヤは低密度であるから、各パーセル
が最大パーセルサイズ内にあるようにするために、デー
タを多くのパーセル内に分割する必要はないかも知れな
い。従って、特定のデータ型の高レベルにおいては少な
いパーセルが存在する可能性があり、若干のパーセルは
低レイヤにおけるよりも大きい地理的エリアを表すこと
ができる。しかしながら、前述したように、高レベルの
データの分割は、低レベルにおいてなされたものと同一
分割線に沿ってなされ、高レベルにおける分割はデータ
の量が最大パーセルサイズよりも大きくなくなるまで、
必要な限り進行する。その後のパーセル化中、分割プロ
セスを従来のパーセル化におけるよりも更に進める必要
があるかも知れない。これは、もし初期タイル、または
それらから形成された矩形の何れかの中に位置するその
後のデータ型のデータが、先行パーセル化中に使用され
たデータ型よりも稠密であれば発生する。この場合、各
タイルが最大パーセル量よりも少ないその後のデータ型
を含むように、始めのパーセル化が初期タイルを充分に
小さい副矩形に分割しなかったのかも知れない。この場
合、分割線は、それが初期パーセル化手順である場合の
ように決定される。この要求は、異なるレイヤまたは型
のパーセルA及びBに関して、パーセルAによってカバ
ーされる地理的エリアが、パーセルBによってカバーさ
れる地理的エリア内に含まれているか、又はパーセルB
によってカバーされる地理的エリアが、パーセルAによ
ってカバーされる地理的エリア内に含まれているかの何
れかの場合には常にそのようであることを意味する。
【0056】換言すれば、データ密度が最大であると予
測されるデータの型(例えば、ルート計算データのレイ
ヤ0)をパーセル化した後に、同一データ型の他のレイ
ヤ(例えば、ルート計算データのレイヤ1)、または他
のデータ型(例えば地図作成データのレイヤ0)が、以
下のようにして初期パーセル化と並列にパーセル化され
る。 1)初期矩形へのデータの小分けが、正確に同一タイル
のセットから開始される。 2)特定の矩形内のデータが最大パーセルサイズを超え
ると、従って小分けしなければならない場合には、2つ
の手順の一方が使用される。即ち、(1)もしその矩形
が初期パーセル化において、または何れかの先行パーセ
ル化において小分けされていれば、先行パーセル化にお
いて使用されたものと正確に同一の分割線が使用され
る。(2)もしその矩形が先に分割されていなければ、
初期パーセル化に関して説明したようにしてその分割線
が決定される。
【0057】長所上述したパーセル化方法及び編成は、
最適に充填されていないパーセルが作成されることを最
小にし、それによって記憶媒体の格納効率を最大にする
ことを含む幾つかの長所を有している。これにより、1
つまたは幾つかの固定されたサイズのバッファが与えら
れた場合、一時に、より多くのデータをメモリバッファ
内に保持することができる。更に、本パーセル化方法及
び編成によって同一型及びレイヤの隣接するパーセル間
をナビゲートするのを容易にしながら、各パーセル内の
これらの隣接パーセル境界画定用矩形を含ませる必要
も、または分離した空間的インデックスを読み出す必要
もなくしている。パーセル境界を限定する方法が規則正
しいので、近隣パーセルの最小にサイズ決めされた空間
インデックスを各パーセル内に担持させることができ
る。更に、異なるレイヤ及び異なるパーセル型が並列に
パーセル化されるので、この方法は、同一の、またはオ
ーバラップしている地理的エリアをカバーする異なる型
の、または異なるレイヤにおけるパーセル間をナビゲー
トするのを容易にする。更に、パネルを分割するために
ダイ・タイルを使用することによって、境を接してはい
るが分離して格納されている地理的データベース領域間
をナビゲートするのが容易になる。
【0058】6.パーセルの順序付け 全てのデータ型のための全てのパーセルが確立されてし
まうと、パーセルは、パーセルのディスクへの最終的な
書き込みを容易にするために配置される。CD−ROM
ディスクのような記憶デバイスからデバイスを読み出す
際のシーク時間を最小にするために、パーセルの各空間
セットは、グローバルkdツリーインデックスの場合に
は、深さ優先順に(即ち、各分割線毎に、分割の座標よ
りも小さい座標を有する副矩形内に含まれる全てのパー
セルが、分割の座標よりも大きい座標を有する副矩形内
に含まれる全てのパーセルに先行するように)編成され
るので、地理的に隣接するパーセルはディスク上で互い
に密接する見込みがより大きくなる。特定の型のディス
クにアクセスするために使用される見込みが最も大きい
リニアまたは空間インデックスは、そのデータの次に、
及びそれに先行して配置される。「グローバルkdツリ
ー」は全ての空間パーセル型をインデックスするから、
それは媒体上の種々の位置に(即ち、空間パーセルの各
データセットの近くに、そしてそれに先行して)冗長的
に複製され得る。
【0059】パーセルは、ほぼペアノ( Peano ) キー順
にディスク上に格納される。パーセルの実際の順序付け
は、パーセル化中、初期ダイ・タイルが副矩形に、そし
て最終的にパーセルに再帰的にスプリットされるにつれ
て生成される二次元kdツリー(データベース領域全体
を表す)に基づいている。パーセルの順序付けは、この
kdツリーの深さ優先走査( traversal ) によって生成
される。領域の初期囲いダイ・タイルを選択し、パーセ
ル化中に各分割線を選択する方法(前述)のために、こ
の順序付けは、各矩形の分割線がその矩形を正確に二等
分するペアノキー順序付けと同一であるが、分割線が二
等分線ではない場合には、kdツリーの最低レベルにお
いてペアノキー順序付けとは僅かに異なる。この順序付
けは、正確なペアノキー順序付けと同様に、地理的に隣
接しているパーセルをディスク上で互いに近接させて格
納する見込みがより大きい。この順序付けが正確なペア
ノキー順序付けに優る点は、それがパーセル化プロセス
によって自動的に生成され、従って付加的な分類を必要
としないことである。二次元kdツリーからなるインデ
ックス(詳細は後述する)を使用して、ルート計算パー
セルに空間的にアクセスすることができる(二次元は、
パーセル生成中に使用される分割線の緯度及び経度であ
る)。この型のインデックシングは、ルート案内応用が
最初に車両の現在位置に対応する地図ディスクを探知す
る時のように、任意位置の初期探知のために有用であ
る。しかしながら、開始位置が分かれば、近くの地図デ
ィスクに関する全ての情報は、パーセル内部のインデッ
クス内に見出すことができる。
【0060】7.インデックスツリーパーセル化及び物
理的記憶フォーマット 種々のインデックスツリーが、物理的記憶フォーマット
に使用される。これらは、各ループ計算、地図作成、及
び関心点パーセル内に格納されている2d「隣接パーセ
ルkdツリー」を含む。ルート計算及び地図作成ディス
クパーセルは、2d「内部kdツリー」も含んでいる。
種々のグローバルインデックスツリー(データベース領
域毎に)も使用される。一般的に言えば、これらの各ツ
リーは、単一のインデックスパーセル内にフィットする
ことはできない。インデックスパーセルは、完全な、ま
たは部分的なツリー(グローバルツリー、またはサブツ
リー)を含むことができるか、または1つより多くの完
全ツリー(グローバルツリーのサブツリー)を格納する
ことができる。理論的に考察すると、探索時間を最小に
するためには、インデックスパーセルのサイズは、それ
らがインデックスするレコードパーセルの(平均)サイ
ズに等しくすべきであることを暗示している。
【0061】グローバルツリーのパーセル化は以下のよ
うに進行する。ノードは、第1位の下に格納される(探
索時間を平衡させるために)。もしあるパーセルがその
中に別のノードを格納することができない程充満してい
れば、新しいパーセルが作成されて未格納ノードが新し
いパーセルのための根として選択され、第1位の下に再
帰的に格納される。インデックスパーセルは、もしこれ
らの根における完全サブツリーがそのパーセル内にフィ
ットする場合に限って1つより多くの根を含むことがで
きる。即ち、もし完全サブツリーがあるインデックスパ
ーセル内にパーセル化されていれば、完全サブツリーが
そのパーセル内にフィットする場合に限って別の最高レ
ベル未格納ノードをそのインデックスパーセル内の別の
根として格納することができる。これにより、不要なク
ロスパーセルインデックス探索が防がれる。
【0062】これらの根は、各インデックスパーセル内
で、0から開始される順番に(ツリー識別子によって)
番号付けされる。従って、あるノードに対するパーセル
間参照は、パーセルID(マイナス領域指定子)+ツリ
ーIDによる。あるノードに対するパーセル内参照は、
バイトオフセットによる(「隣接パーセルkdツリー」
及び「内部kdツリー」を用いる場合のように)。イン
デックスツリーは、インデックスパーセル内に圧縮解除
されて格納される。インデックスパーセルは以下の構造
を有している。パーセル内の第1のデータは、IdxPclHd
r t ヘッダ(バイトパックされた)である。ヘッダに続
くのは、ツリーIDによってインデックスされるパーセ
ル内の根に対するオフセットアレイである。
【0063】 Ushort 16 root offset[]; /* root offset array */ オフセットアレイに続くのはツリーである。 8.グローバル空間的パーセル化ツリー 各領域毎に、2D kd・グローバル空間的パーセル化
ツリーが存在する。このツリーの構造は、全ての空間的
にパーセル化されたデータ型(他のデータ型のための先
行パーセル化と並列にパーセル化が進行されるので、限
定されている)のための全てのパーセル化をリファイン
メントしたパーセル化に対応している。このツリーは、
少なくとも2つの異なる種類の探索のために使用され
る。第1にこのツリーは、どのパーセルが、緯度及び経
度座標が与えられた点を含んでいるのかを決定するため
に使用される。別の型の探索は、矩形の境界座標が与え
られた矩形と交差する1つまたはそれ以上のパーセルを
決定するために使用される。これらの両方の型の探索
は、質問、地図表示、ルート計算、等々を含む種々の機
能に使用することができる。このkdツリーの中のノー
ドは、もしそのノードの右(左)の子に対応する矩形が
そのデータパーセルのための境界画定用矩形であれば、
その右(左)記述子識別子対リストを介して、データパ
ーセルを参照する。それは、ある型(例えば、ルート計
算のレイヤ1)のデータパーセルを参照することがで
き、また別の型(例えば、地理作成のレイヤ0)のデー
タパーセルを参照する子孫ノードを有することもでき
る。
【0064】各「隣接パーセルkdツリー」は、グロー
バルツリーのサブツリー(外部から領域パーセルを表す
ノードのためのものを除く)を表している。グローバル
ツリー内のノードは、異なるインデックスパーセル内に
格納されている子を有することができ、一方「隣接kd
ツリー」内の対応するノード及び対応する子は、同一パ
ーセル内に格納されることに注目されたい。グローバル
ツリーのためのデータ構造は、「隣接パーセルkdツリ
ー」の構造に類似しているが、以下のような相違があ
る。第1に、制御ビット8−9または制御ビット 10 −
11の値01は、枝刈りされた子が異なるインデックスパ
ーセル内に根として現れることを意味している。この場
合、子のオフセットは4バイトであり、オフセット(そ
の根を格納しているインデックスパーセルと子との間、
グローバルツリー内の全てのインデックスパーセルは同
一のサイズと冗長情報とを有し、それによってランタイ
ムにこのパーセルIDオフセットから子パーセルのID
を構成することができる)の最初の2バイト、及びオフ
セットの第2の2バイトがツリーIDを与える。更に、
同一サイズを有するために(枝刈りされていない子のた
めの4バイトオフセットが最も右を、即ち最下位バイト
を使用する)、左及び右の両方の子オフセットが必要で
ある。第2に、インデックスパーセル内のパーセルID
に対するさらなる参照が存在しないから、記述子リスト
は、パーセルIDのためのテーブルインデックスを格納
していないが、その代わりに直接的にパーセルIDを格
納している。しかしながら、これらのパーセルIDは必
ずしも記憶装置内で整列させる必要はない。最後に、子
オフセットが2バイトの単位であるから、記述子識別子
対リスト全体は2バイトの倍数に丸められる。
【0065】9.ルート計算パーセル内部構造 データレコード内の情報は、圧縮された形状で担持する
ことができる。圧縮解除した後もまだデータは、パック
された形状にあって、パディングバイトも、そして一般
的には未使用フィールドも存在しない。従って、各圧縮
解除されたデータレコードは、可変長文字配列の形状に
ある。この圧縮解除されてはいるが、パックされている
データが、インタフェースレイヤ41(図2の)によっ
てナビゲーション応用プログラムソフトウェアに渡され
る論理レコードを作成する源である。殆どのレコード
(特に、底レイヤより上のノード及びセグメントを除外
した)について、2K レコードの各ブロックの始まりを
探知するために、オフセットのテーブルが使用される。
これは、調べなければならない可変長レコードの数を減
少させる(所望のレコードを順次に探索する場合に比し
て)。
【0066】パーセルヘッダ内のデータは、パーセル内
をナビゲートするためにナビゲーション応用プログラム
(詳しく言えば、インタフェースレイヤ41)によって
使用される。従って、これらのデータは、直ちに使用で
きる形状にある。例えば、パーセルヘッダ内のデータ
は、適用できる場合には、データレコードのように文字
配列フィールド内の代わりに、2バイト、または4バイ
トの符号付きまたは符号の付かない整数として限定され
ているフィールド内に格納される。底レイヤのパーセル
内では、ノードレコードは緯度及び経度に基づいてペア
ノキー順に格納され、セグメントレコードはセグメント
の「左」の緯度及び経度に基づいてペアノキー順に格納
される。このペアノ順序付けは、所定サイズの格子のレ
ベルまで続き、格子内では緯度・経度順序付けが続く。
次いで、底レイヤパーセル内のエンティティIDが連続
的にパーセル内で割当てられる。高めのレイヤにおいて
は、セグメント及びノードレコードは、単にエンティテ
ィ識別子順にパーセル内に格納される。
【0067】例えば、セグメントに関連する「トラック
進入禁止」のような制限、または付加的な属性に関する
情報を格納するために、条件レコードが使用される。日
付・時間レコードは、例えば「 4:00 PMから 6:00 ま
で左転回禁止」のような条件が有効であることを指示す
る条件に関連する情報を含む。条件及び日付・時間レコ
ードは、主要セグメントの左ノードのペアノキーに基づ
いて、ペアノキー順に格納される。ペアノキー順にレコ
ードを格納すると、空間的に近接しているエンティティ
がパーセル内の互いに近いレコードによって表されるこ
とが多いので、パーセル内のレコードを探索するのに消
費される時間が短縮される。 10.地図作成、関心点、及び運転パーセル内部構造 以下に注記するものを除いて、地図作成、関心点、及び
運転パーセルは、ルート指定パーセルと同一の、または
類似の内部構造を有している。地図作成及び関心点デー
タは、各レイヤ内に交互配置される。これは、地図作成
データ及び関連関心点データが、一緒にアクセスされる
ことが多いという例外に基づいている。交互配置は、高
いCD−ROMの回転速度においてより有用になる。そ
れは、高速においては所望のデータに到達するまでの回
転遅延が、非交互配置の場合に読み出しヘッドをデータ
に到達させるように移動させるのに要する時間に比して
比例的に短いのからである。交互配置されていないデー
タに到達するためにヘッドが移動しなければならない距
離(及び、それに要する時間)はデータボリュームのあ
る関数として増加するので、これは特に、データのボリ
ュームが増加すると然りである。
【0068】ルート計算及び運転データは、たとえデー
タが同じようにパーセル化され、若干の機能のために一
緒に使用されようとも、交互配置する必要はない。その
理由は、ルート計算プロセスの速度を増加させることが
可能であるからである。運転データ及びルート計算デー
タを交互配置すると、ルート計算データへのアクセスを
スローダウンさせることになりかねないので、ある程度
この目的が無効になってしまう。 B.冗長データ−隣接パーセル情報 各パーセル内には、そのパーセルの地理的に隣接するパ
ーセル(同一の型で、同一のレイヤのパーセル)か、ま
たは同一の地理的エリアにオーバラップするパーセル
(異なる型の、または異なるレイヤのパーセル)の何れ
かの、若干の他の関心パーセルに関する情報が格納され
ている。特定の型のパーセル内では、若干の、しかし全
てではない他の型のパーセルが関心事である。例えば、
ルート計算パーセル内ではオーバラップしている運転パ
ーセルが参照されるが、オーバラップしている関心点パ
ーセルは参照されない。全ての関心パーセルは、一緒に
単一kdツリー構造内に格納される。この構造は、各パ
ーセル毎の暗示境界画定用矩形情報を含む。上述したパ
ーセル化計画は、数ビット(5ビット/分割)でエンコ
ードすることができるパーセル境界を作成するので、暗
示なのである。各エントリ(即ち、各内部ノード、また
はkdツリー内の葉)も、そのエントリにおける分割線
によって限定された副矩形に対応するパーセルのパーセ
ル識別子をも含んでいる。
【0069】図5Aに示す例は、図を簡略化する目的で
1つの型のパーセル(例えば、ルート計算パーセル)だ
け、及び4つのレイヤだけを含んでいる。図5Aの例
は、パーセルA1のための親、近隣、及び子パーセル情
報を示している。図5B及び5Cは、kdツリー内のあ
るエントリの構造を示しており、あるパーセルを取り巻
く地理的エリアを記述している。一般的に言えば、ある
矩形内の各分割は、2バイト、またはそれ以上のバイト
(2バイトの制御情報、及び左及び右の子へのオフセッ
トを表す0−4バイト(8または 16 ビット/オフセッ
ト))のkdツリーエントリを用いて記述される。切断
は、矩形の最小囲いタイルの何れかの 1/32 分割におい
て行うことができ、従って制御情報の5ビットが、親矩
形を左及び右副矩形に切断した線の位置に専用される。
kdツリー(内部、または葉)ノードがあるパーセルに
対応する場合には、パーセルの型及びレイヤ、及び他の
情報を含むパーセル記述子(1バイト)がkdツリー内
に存在する。パーセル記述子に続くのは、識別子テーブ
ル内への1バイト、または3バイトの何れかのインデッ
クスであり、殆どの場合は1バイトで充分であるが、テ
ーブル内に 254パーセルIDより多くが存在する場合に
はインデックスが拡張されることが予測される。パーセ
ル識別子テーブルは、4バイトエントリを含み、1バイ
ト領域指定子は含まれていない。領域指定子が、パーセ
ル識別子テーブルを含むパーセルのそれとは異なる場合
には、テーブル内の4バイトパーセル識別子の最上位ビ
ットは1にセットされ、全パーセル識別子が外部パーセ
ル識別子の分離したテーブル内でルックアップされるこ
とを指示する。
【0070】例 図5D及び5Eには、kdツリーテーブルの構造及びパ
ーセル識別子テーブルの例が示してある。簡略化のため
に、この例は単一のパーセル型及び単一のレイヤを含ん
でいるに過ぎない。もし複数のパーセル型及びレイヤが
このkdツリー内に含まれていれば、kdツリー内のど
の(内部、または葉)ノードも、複数のパーセル識別子
に対応させることができる。これは、所与のkdツリー
エントリには単一より多くの左パーセル記述子及び右パ
ーセル記述子が後続することを意味している。この例で
は、kdツリー及びパーセルIDテーブルは共に、全て
のオフセット及びインデックスを1バイト内に含むこと
ができるように充分に小さい。
【0071】C.圧縮 再度図1及び2を参照する。一実施例では、パーセル
は、それらがディスク22から読み出された後のメモリ
20内では圧縮された形状に維持され、パーセル内のエ
ンティティは、それらがナビゲーション応用機能28、
30、32、及び34によって要求された時には圧縮解
除される。一実施例では、パーセルは、図2に関連して
説明したインタフェースレイヤ41内ではそれらの圧縮
された形状で維持される。これにより、メモリの使用が
減少する。もし完全に圧縮解除されたパーセルをメモリ
キャッシュ内に保持すれば、特に圧縮解除されたパーセ
ルレコードの長さが変化するから、より多くのキャッシ
ュメモリを必要としよう。例えば、ルート計算機能28
は、パーセルがディスクから読み出される度に、パーセ
ル内のレコードの極く一部だけにアクセスすることが多
い。従って、このアプローチを使用すると、圧縮解除の
ための処理時間が短縮される。圧縮されたレコードは、
通常は長さが可変であるから、たとえ圧縮解除されたレ
コードが固定長であるとしても、圧縮されたディスク内
の任意のレコードを探知するために、以下のアプローチ
を使用することができる。
【0072】位置合わせ考察 圧縮されたデータレコード、並びに圧縮解除された直後
のデータレコードが存在する中間(パックされた)形状
は、文字配列である(即ち、バイナリバイトアレイであ
り、ASCII文字配列ではない)。従って、位置合わ
せの考察は行わない。パーセルを記述するために、及び
その中をナビゲートするために使用される各パーセルの
ヘッダ部分内のデータは、最も便宜的にC言語倍長整
数、短整数、構造またはユニオンの形状で格納されるこ
とが多い。これらのデータ型のための倍長及び位置合わ
せは、プラットフォームが異なれば変化し得る。地理的
データ40は種々のプラットフォーム上で使用するよう
に設計されているから、位置合わせ及び長さのための協
約を定義することが適切である。これらの協約を地図デ
ータ(例えば、CD−ROMディスク)を含む媒体上の
データに適用し、論理レコードフォーマットは、インタ
フェースレイヤソフトウェア41が実行するハードウェ
アプラットフォームのための位置合わせ及び長さ規則を
省略する。上述した中間(パックされた)形状は、それ
がナビゲーション応用の全体的な独立成分にアクセス可
能であるので、全ての物理的記憶フォーマット内で同一
であるべきである。
【0073】以下の協約が地図データパーセルヘッダ内
のデータ型のために使用される。 データ型 位置合わせ 長さ 短整数 2バイト境界 2バイト 倍長整数 4バイト境界 4バイト 構造/ユニオン 4バイト境界 4バイト倍数 地図データ内のバイトは「ビッグ・エンディアン」形状
(最上位ビット優先)であり、地図データ内の短整数及
び倍長整数は共に「ビッグ・エンディアン」形状(最上
位ビット優先)である。 D.エンティティ識別子を介してのパーセル内レコード
アクセス パーセル内で特定の型の各レコードが、独特なエンティ
ティ識別子を有している場合、以下に説明するこのよう
なレコードを探知する2つの方法の一方を使用すること
ができる。第1の方法は、所与の型のレコードに、エン
ティティ識別子がパーセル内で連続的に割当てられてい
る時に、レコードを探知するために使用される。例え
ば、パーセル内の第1のレコードはエンティティ識別子
0を有し、第2のレコードはエンティティ識別子1を有
する等であり、間隙は設けられていない。第2の方法
は、間隙は存在するが、それでもレコードはエンティテ
ィ識別子による順番に格納されているような、レコード
を探知するために使用される。この第2の方法は、セグ
メントレコード及び底レイヤより上のルート計算パーセ
ル内のノードレコードにアクセスするために使用され、
一方第1の方法は全てのパーセル内の他の殆どのレコー
ド型にアクセスするために使用される。
【0074】「方法 1」レコードにアクセスするこの
方法は、エンティティ識別子がパーセル内で連続的に割
当てられているレコードを探知するために使用される。 (1)パーセルヘッダは、パーセル内のエンティティ型
に関する以下の情報を含んでいる。 「オフセット」: パーセルの始まりからデータまでの
オフセット。 「カウント」: レコードカウント。 「ブロック数」( Numblks ) : 圧縮されたレコードの
ブロックの数。 「ブロックカウント」( Blkcnt ): ブロック当たりの
圧縮されたレコードの数(指数の形状で担持される、こ
こにkは2k レコードを暗示している)。
【0075】それらの識別子はパーセル内で連続的であ
るが、0から始まっていないエンティティ型の場合、パ
ーセル内の第1のエンティティ識別子が担持される。こ
れは底レイヤノード及びルート計算パーセル内のセグメ
ントレコードに適用される。 (2)「ブロック数」のテーブル+1のテーブルのエン
トリ(各々 16 ビット)を指すオフセット。ここにテー
ブルエントリNは「ブロックカウント」レコードを指
し、その最初は(N−1)×「ブロックカウント」に等
しいエンティティIDを有するレコードである。 (3)各レコードブロックの第1バイトが、そのブロッ
ク内の第1データレコードまでのオフセットである「タ
イプ1可変長符号なし値」の始まりである。このフィー
ルドに続くのは、「タイプ1可変長符号なし値」より2
k 多いフィールドであり、それらの各々はブロック内の
圧縮されたレコードの長さである。これらの長さフィー
ルドを使用することにより、以下の例のように、あるブ
ロック内のレコードを通して迅速にナビゲートすること
が可能になる。
【0076】「例」ブロックは各々 32 レコードからな
り、ブロック内の各レコードの長さは1バイトによって
表されるように充分に小さい。ブロックの第1バイト
は、ブロックの始まりからそのブロック内の最初の圧縮
されたデータレコードまでのオフセットである値 33 を
含む1バイトのフィールドを含む。ブロック内の第2バ
イトは、ブロック内の第1の圧縮されたレコードを含
む。第3バイトは、ブロック内の第2の圧縮されたレコ
ードを含む、等々である。ブロック内の第 33 バイト
は、ブロック内の第 32 の圧縮されたレコードの長さを
含んでいる。ブロック内の第7のレコードの始まりを見
出すために、ブロックの始まりのアドレス、ブロックの
始まりからブロック内の第1の圧縮されたレコードまで
のオフセット、及び最初の6レコードの長さが一緒に追
加される。この例では、ブロックの最初の7バイトがブ
ロックのアドレスに追加される。
【0077】例えば、あるパーセル内に所与のエンティ
ティ型の 1500 レコードが存在し、「ブロックカウン
ト」が 32 であれば、 16 ビットオフセットの 47 のテ
ーブルが生成され(即ち、「ブロック数」= 46 )、そ
の最初のものはID 0−31を有するレコードを含むブ
ロックを指し、2番目のものはID 32−63を有するレ
コードを含むブロックを指す等である。従って、ID 1
00を有するレコードを見出すためには、100 を 32 で除
す(または、100 を5だけ右シフトさせる)。これによ
り3が求められ、これがレコード 100を含むブロックの
(0をベースとする)インデックスである。異なるエン
ティティ型の場合、「ブロック数」の最良値は、レコー
ドサイズ、レコードカウント、圧縮によって節約された
空間のパーセント、または他の要因によって影響を受け
る可能性があり、全てのパーセル内で同一である必要は
ない。
【0078】「方法 2」レコードへアクセスするこの
方法は、独特なエンティティ識別子によって順番に格納
されているが、エンティティ識別子が一般に0から始ま
っていない、そしてパーセル内で連続的に(間隙なし
に)割当てられていないレコードを探知するために使用
される。 (1)パーセルヘッダは、パーセル内のエンティティ型
に関する以下の情報を含む。 「オフセット」: パーセルの始まりからデータまでの
オフォセット。 「カウント」: レコードカウント。 (2)「オフセット」は「カウント」のテーブル+1の
テーブルのエントリ(各々 16 ビット+ 24 ビット)を
指す。各エントリの 24 ビットはレコードのエンティテ
ィ識別子であり、エントリの残りの 16 ビットはパーセ
ルの始まりから、テーブルエントリのエンティティ識別
子に対応する「圧縮された」レコードまでのオフセット
である。最後のテーブルエントリはレコードを指さず、
最後のレコードに続く最初のバイトを指す。 (3)圧縮されたレコードの長さはそのテーブルエント
リ内のオフセットと、次に続くテーブルエントリ内のオ
フセット(そのオフセットの高位ビットは1に等しく
「ない」)との間の差に等しい。その高位ビットが1に
等しいオフセットを有するテーブルエントリは、あるレ
コードを指さない特別なエントリである。
【0079】圧縮解除されたレコードは、可変長でパッ
クされた形状である。このパックされたレコードのサイ
ズは、以下のようにして最小にすることができる。
(1)これはC構造ではなくバイトアレイの形状であろ
うから、このフォーマット内にパディングバイトが存在
することはあり得ない。(2)制限された数のビットを
詰めた若干のフィールドは、1バイト内に一緒に組合わ
せることができる。(3)最後に、街路名のような文字
列データは、普通のテキスト向き圧縮方法を使用してデ
ータフィールドレベルにおいて圧縮することができる。
レコードの論理フォーマット(インタフェースレイヤ4
1から応用ソフトウェアプログラム28、30、32、
及び34へ戻されるフォーマット)は上述した圧縮解除
され、パックされたレコードから作成される。
【0080】E.スーパーノード 一実施例では、地理的データのルート計算サブセット4
8(図3の)と共に、以下の手順を使用する。地理的デ
ータのルート計算サブセットは、ノード、条件、及びセ
グメントのための特色エンティティを含む。ノード特色
は、ノードエンティティの形状である。若干のノードエ
ンティティは、セグメントの端点に関する位置情報(即
ち、緯度及び経度)を格納するために使用される。(セ
グメントの端点以外の位置情報に関係を有するノードエ
ンティティも存在し得る。)各ノードに関係を有する位
置情報は、経度、緯度、及び相対高度の表現で格納され
る。このノードエンティティは、ノードに関する付加的
な情報を提供する属性を含むこともできる。
【0081】前述したように、データのルート計算サブ
セットのために使用されるパーセル化方法は、同時にメ
モリ内に保持することができる関連ルート計算情報の量
を最大にするので、ルート計算中の時間を消費するメモ
リ動作を最小にする。この実施例のこの面によれば、ル
ート計算データセット内に単一の圧縮した( collapsed
) ノード(「スーパーノード」と呼ぶ)を含ませるこ
とによって、ルート計算機能28(図2)をスピードア
ップさせることができる。これらの各圧縮したノード、
即ちスーパーノードは、複数の近接して離間した、また
は関係を有する正規ノード及びセグメントを表す。複数
の正規ノードを表すためにスーパーノードを使用する場
合には、そのスーパーノードによって表される複数の正
規ノードの何れかに関連があるセグメントは、正規ノー
ドにではなく、そのスーパーノードに関連付けられる。
そこで、ルート計算応用プログラムがルートを計算する
ために何れかのセグメントにアクセスする場合には、複
数の正規ノードの代わりに、スーパーノードが使用され
る。若干の複雑な交差点を圧縮した交差点に置換するこ
とによって、ルート計算応用プログラムがこれらの交差
点を通ってナビゲートするのに必要な時間及びデータが
減少する。
【0082】例えば、図6Aはロータリー608のある
地図である。ルート計算データセット内に、セグメント
612、614、616、及び618、及びノード62
2、624、628、及び632が形成される。この実
施例によれば、ロータリー608を形成しているノード
及びセグメントは、図6Bにスーパーノード640によ
って示されている単一のスーパーノードエンティティに
圧縮される。スーパーノードデータエンティティ640
は、ルート計算データセットのコンパイル中に自動的に
生成される。セグメント611、613、615、及び
617のためのセグメントレコードは、それらが、それ
ぞれ実際のノード622、624、628、及び632
の代わりに、スーパーノード640に接続されることを
指示する。セグメント611、613、615、及び6
17のジオメトリは、図6Bのスーパーノード表現では
異なって現れているが、セグメント長を含む全てのセグ
メントの属性は、交差点を完全に表現したものと同一に
維持されている。
【0083】スーパーノードの目的は、ルート計算のス
ピードアップを援助することができるように、道路網の
表現を簡易化することである。例えば、スーパーノード
表現を用いない場合には、もしルート計算プログラム2
8がノード626からノード630までのロータリー6
08を通るルートを計算するものとすれば、ノード62
6からノード624まで、ノード624からノード62
8まで、そしてノード628からノード630まで走行
する処理をしなければならない。スーパーノード表現を
用いると、ルート計算プログラムはノード626からノ
ード640までとノード640からノード630までの
走行を処理するだけでよい。好ましい実施例では、たと
えルート計算データセットの所与のレベルにスーパーノ
ードを使用したとしても、そのレベルのデータセットは
スーパーノードによって表される複数の正規ノードも含
んでいる。これにより、もし必要ならば、これらの正規
ノードに関連を有するどの情報へも、ナビゲーション応
用プログラムがアクセスできるようにされたままであ
る。例えば、計算されたルートの地図を表示するために
は、全ての道路セグメントを示すことができるようにス
ーパーノードによって表される正規ノードを入手する必
要がある。これは、各スーパーノードがその構成ノード
へ戻る参照を供給するので決定することができる。
【0084】2、3のセグメント、または行き止まりの
簡単な交差点の場合には、これらの比較的簡単な型のノ
ードを表すためにスーパーノードを使用しても殆ど利益
は得られないからスーパーノードは使用されず、その代
わりにルート計算データセットは正規ノードを含む。正
確な位置は不要であるから、スーパーノードには、それ
が表すノードのグループのほぼ中心に地理的位置が与え
られる。スーパーノード及びそれが表すノードは、スー
パーノードによって表される正規ノードが同一パーセル
内に一緒に配置されるように、パーセル化される時にユ
ニットとして処理される。データのルート計算サブセッ
トまたはデータの地図作成サブセットのように、データ
がレイヤに編成される時、スーパーノードを形成する底
レイヤのどの正規ノードも底レイヤより上のレイヤにお
いては省かれる(即ち、スーパーノードは、少なくとも
底レイヤの直上のレイヤ内には含まれるが、それらに従
属する正規ノードは含まれない)ことに注目されたい。
またスーパーノードは、どのレイヤにおいても限定する
ことができる。
【0085】ナビゲーション応用のルート計算プログラ
ム内の機能呼出しは、スーパーノードを正規ノード、及
びそれが表しているセグメントに戻すように翻訳するた
めに使用することができる。別の機能呼出しを使用し
て、スーパーノードに接続されている1つのセグメント
から別のスーパーノードに到達するために走行すべきス
ーパーノードの内側のセグメントの順序付けられたリス
トを検索することができる。一実施例では、上述した機
能呼出しは、ナビゲーション応用のルート計算機能28
内にではなく、図2のインタフェースレイヤ41内に含
ませることができる。機能呼出しを使用して、スーパー
ノードの相対走行費用(または、「インピーダンス」)
を求めることができる。スーパーノードの(または、正
規ノードの)相対費用は、そのノードを横切って走行す
るのにどれ程多くの時間がかかるかを表している。スー
パーノードの相対走行費用は、スーパーノードエントリ
の属性として含むことができ、または、好ましくは、ス
ーパーノードの走行費用は、そのスーパーノードに接続
されている1つのセグメントから別のセグメントに到達
するために走行すべきスーパーノードの内側のセグメン
トの走行の長さ及び/または速度に基づくこともでき
る。図6A及び14の例では、セグメント611からセ
グメント615に到達するための相対走行費用は、セグ
メント612及び614の長さ、並びにセグメント61
1からセグメント615まで走行するのに必要な2つの
右転回に基づいている。一実施例では、上述した機能呼
出しは、図2のインタフェースレイヤ41内に、または
ナビゲーション応用のルート計算機能28内に含ませる
ことができる。
【0086】スーパーノードは何れかの交差点を表すの
に使用され、特に2つより多い道路を含む複雑な交差点
を表すのに有用である。例えば、スーパーノード表現6
42を中央分離帯付きハイウェイ644(図6C及び6
Dに示す)のために使用することができ、スーパーノー
ド表現648をクローバ型インターチェンジ650(図
6E及び6Fに示す)のために使用することができる。
一実施例では、幾つかの正規ノードの代表としてスーパ
ーノードを含ませる時点の決定は、上述したようにコン
パイル時に行われる。一実施例では、スーパーノード
は、所定の規則のセットに基づいてコンパイラ内で自動
的に生成される。例えば、候補スーパーノードが確立さ
れ、それが所定の条件のセットに適合するか否かが調べ
られる。例えば、中央分離帯付きハイウェイのスーパー
ノードを形成する場合、ルート指定データが調べられて
2つの多様にディジタル化された道路が交差する全ての
場合を見出す。(多様にディジタル化された道路とは、
各方向における交通を表すために分離したセグメントが
使用されるような道路のことである。)これらの多様に
ディジタル化された道路の交差点を調べて、その交差点
に正確に4つの内部ノードが存在するか否か、その交差
点の内部に正確に4つのセグメントが存在するか否か、
及び各内部セグメントが内部ノードによって2つの、そ
して2つだけの他の内部セグメントに接続されているか
否かを決定する。もしこれらの条件の全てに合致すれ
ば、スーパーノードエンティティが形成され、ルート指
定データのレイヤ内に格納される。
【0087】同様に、スーパーノードはロータリーに関
しても自動的に生成される。ロータリーを形成する場合
の規則は、そのロータリー内にどれ程多くの内部ノード
及びセグメントが含まれているかについての制限は含ま
ない。候補スーパーノードを形成するために使用される
ノード及びセグメントは、それらがロータリーの一部で
あることを指示する表示特性を有するものである。(G
DFデータは、この型の情報を、セグメント及びノード
と共に含むことができる。)候補スーパーノードが形成
されると、ロータリーに関連していると識別されたセグ
メント及びノードを使用してスーパーノードが生成され
る。 F.正規化属性 記憶媒体上に格納されている地理的データを使用する若
干のナビゲーション応用の動作をスピードアップする一
方法は、記憶媒体上に格納されているデータの量を減少
させ、それによって情報により早くアクセスできるよう
にすることである。ナビゲーション応用の動作をスピー
ドアップする別の方法は、頻繁に使用されるデータをメ
モリ内に格納しておくことである。アクセスをスピード
アップさせるこれらの両方法は、若干の地理的データを
正規化された属性アレイ(後述)と共に記憶媒体上に格
納することによって、及び若干の、または全ての正規化
された属性アレイをメモリ内に読み込むことによって、
使用することができる。
【0088】例えば、地理的データセット内のセグメン
トデータエンティティは、地理的領域内の全ての道路の
各セグメントを識別する情報を含んでいる。これらの各
セグメントデータエンティティは、そのセグメントの特
性に関する属性情報を含む。例えば、地理的データセッ
ト内の各セグメントエンティティは、セグメントIDフ
ィールドと、セグメントの位置、セグメントのランク、
ルートの型、レーンカテゴリ(即ち、レーンの数)、速
度カテゴリ、速度制限、アクセス特性等々を識別する属
性とを有している。この実施例では、各セグメント毎の
データレコード内のこれらの各属性フィールド毎に分離
したエントリを含む代わりに、若干の属性に関して、セ
グメントレコードはレコードのテーブルを参照する単一
のインデックスを含んでいる。このレコードのテーブル
は、グローバル正規化された属性アレイとして参照され
る。これにより、全ての関連属性値の代わりに、単一の
インデックスをセグメントレコード内に担持することが
可能になる。この正規化された属性アレイを使用するこ
とは、属性の特定のグループのための属性値が、互いに
完全に独立していないことを認識することに基づいてい
る。例えば、もしセグメントのルート型属性が、そのセ
グメントが大都市間ハイウェイであることを指示してい
れば、通常はそのセグメントのための速度カテゴリ属性
は、そのセグメントが高速カテゴリであることを指示し
よう。実際の分離した個々の属性エントリの代わりに、
これらの組合わせを1つのテーブル内に格納し(「正規
化された属性アレイ」と呼ぶ)、インデックスをセグメ
ントエンティティレコード内のテーブル内に格納するこ
とによってディスク記憶空間が節約され、地理的データ
セット内に見出されるこれらの属性の若干のグループの
実際の異なる組合わせの数が充分に小さくなることが分
かった。
【0089】好ましい実施例では、正規化された属性ア
レイは、データの特定のセット内の特定のエンティティ
のための属性の最も一般的な組合わせを含んでいる。一
実施例では、グローバル正規化されたアレイは、256 の
最も一般的な属性組合わせを含んでいる。地理的領域が
異なれば、これらの属性の組合わせも異なり得る。図7
Aは、記憶媒体上に格納された、図3に示した異なるデ
ータの型、またはサブセットを含む地理的データ40の
表現である。これらのデータの型、またはサブセット
は、ルート計算データ48、地図作成データ50、運転
データ52、及び関心点データ54を含む。地理的デー
タ40のこれらの異なる各サブセットはパーセルに編成
され、これらの各サブセットは所定の構造を有するレコ
ードを含んでいる。
【0090】図示の実施例では、ルート計算データ48
はセグメント構造812を含み、地図作成データ806
はポリライン構造814を含む。これらのデータ構造
は、部分的に正規化された属性のアレイから導出され
る。詳しく述べれば、ルート指定データセグメント構造
812は、部分的にルート計算の正規化された属性アレ
イ816から導出される。同様に、地図作成データポリ
ライン構造814は、部分的に、地図作成の正規化され
た属性アレイ818から導出される。セグメント構造8
12は、データの型のための、速度カテゴリ、レーンカ
テゴリ、ランク、その他のデータ属性フィールドを含
む。これらのデータは関係を有している。より多くのレ
ーンを有する道路の速度制限は高くしてある等である。
従って、これらの分離したデータフィールド(及び、そ
れらに含まれているデータ)を、各ルート指定データセ
グメントレコードから取り除き、それらを正規化された
アレイ816にに配置することが可能である。同様な関
係が、地図作成データポリライン構造内にも見出され
る。各構造内では、取り除かれた属性の組合わせがイン
デックスに置換されている。インデックスは、置換され
た属性の特定の組合わせを含む正規化された属性アレイ
内のエントリを指す。
【0091】若干の属性がグローバル正規化された属性
アレイを指すインデックスによって置換されているよう
な地理的データセットでは、若干のレコードをアレイを
インデックスできなくすることが可能である。これらの
レコードは、属性の組合わせが一般的ではない、従って
グローバル正規化された属性アレイ内に含まれる属性の
特定組合わせの最も一般的な(例えば、256 の最も一般
的な)出現によっては表されないようなものを含む。こ
れらのレコードのための属性はグローバル正規化された
アレイ内には含まれていないから、これらのレコードは
グローバル正規化された属性アレイを指すインデックス
を含まない。この分離したアレイは、ローカル正規化さ
れた属性アレイとして含まれる。ローカル正規化された
属性アレイは、普通ではないレコードが位置しているパ
ーセル内に含まれる。ローカルアレイは、グローバルア
レイのように編成される。もしパーセル内の複数のレコ
ードが、グローバル正規化された属性アレイ内に見出さ
れない同じ普通ではない組合わせを有していれば、この
特定の普通ではない属性の組合わせを有する各レコード
内のインデックスは、ローカルアレイ内の同一属性組合
わせを指す。一実施例では、パーセル内の全てのレコー
ドは、グローバル正規化された属性アレイ、またはロー
カル正規化された属性アレイの何れかを指すインデック
スを含んでいる。この特色は、若干の普通ではない属性
の組合わせは極めてローカル化されており、従って、こ
れらの普通ではない組合わせを含む特定のパーセルを使
用する時に、ナビゲーション応用が必要としないのに、
それらをメモリ内にロードするのは効率的ではない。
【0092】例えば、図7Bに示すルート計算機能28
は、ルート計算データ48のパーセルの1つにアクセス
している。グローバル正規化された属性アレイ816、
またはローカル正規化された属性アレイ822の何れか
を指す各セグメントエントリ内のインデックスを使用し
て、パーセル820内に格納されたルート計算データ内
のセグメントレコードデータから、セグメントエンティ
ティが作成される。好ましい実施例では、正規化された
属性アレイデータの、グローバルアレイ816、または
ローカルアレイ822の何れかから適切なデータレコー
ドの適切なデータフィールドへの置換は、前述したイン
タフェースレイヤ41によって遂行される。処理をスピ
ードアップさせるために、グローバル正規化された属性
アレイ816はメモリ内に保持しておくことができる。
このグローバル正規化された属性を、記憶媒体からメモ
リ内へ(完全に、または部分的に)読み込み、ナビゲー
ション応用の動作中メモリ内に保持することができる。
【0093】G.セグメント集約( Segment Aggregatio
n ) 1.概要 前述したように、ナビゲート可能なセグメントは、その
セグメントが現れる最高ルート指定データレイヤを指定
するランク属性を含む。ルート計算データ48の最低レ
イヤは、全てのナビゲート可能なセグメント(即ち、全
てのランクのセグメント)を含む。次々に高い各レイヤ
において、最低にランク付けされた残余のセグメントの
クラスが落とされて行く。一般的には、これによって複
数の二価のノード、即ち正確に2つのセグメントの間の
交差点が作成される。もしナビゲーションに関連するこ
れら2つのセグメントのための全ての属性が等しけれ
ば、二価のノードを落として行くことが可能であり、ま
た有益である。これによりデータのサイズが減少し、ル
ート計算中に探査する必要があるセグメントの数が減少
し、そして最終的な計算されたルートを形成するセグメ
ントの数が減少する。このようにして形成されたセグメ
ントを集約セグメントと呼ぶ。好ましい実施例では、集
約セグメントは最低レイヤより上のレイヤ内に含まれ
る。
【0094】以下に、高いレイヤにおけるセグメントの
集約を説明する。最初に、集約セグメントの物理的表現
を説明する。2番目に、セグメントを集約させるための
基準を説明する。3番目に、集約セグメントを形成する
プロセスを説明する。 2.集約セグメントの物理的記憶 集約が行われると、集約セグメント内部のセグメントレ
コード及びノードレコードは所与のレイヤ内に縮約され
た( abbreviated ) 形状で維持される。各縮約されたセ
グメントは、セグメント識別子、長さ、通行時間、及び
方位を含む。各縮約されたノードは、ノード識別子及び
位置を含む。これらの縮約されたレコードには、縮約さ
れたセグメントに共通の属性を含む集約セグメントレコ
ードを通してアクセス可能である。集約セグメントレコ
ードは、このセグメントにルート計算処理中に何れの端
からも進入できるので、「左セグメント識別子」及び
「右セグメント識別子」の両方を含んでいる。
【0095】図8Aに、レイヤ0内の複数のセグメント
を示す。ノードは、各セグメントの2つの端点に関連付
けられている。レイヤ0では、全てのランクの全てのセ
グメントが表される。図8Bは、図8Aに示したものと
同数のセグメント及びノードを示しているが、レイヤ内
で最低のランクを有するセグメントが破線で示されてい
ることが異なる。図8Cでは、最低にランク付けされた
セグメントは除かれている。(図8B及び8Cは中間段
階を示すものであって、あるレイヤを代表してはいな
い。)図8Dでは、セグメントS4、S5、S6、S
9、及びS11は集約セグメントAG12に集約されて
いる。集約セグメントAG12は、集約セグメントの端
点に対応するノードN109及びN104を含む。更
に、集約セグメントは、集約セグメントAG12の内部
であるノードN106、N107、N108、及びN1
13をも含む。これらの内部ノードは、どのノードにお
いても(たとえこれらのノードが集約セグメントの端点
であっても)ルート計算プログラムを1つのレイヤから
別のレイヤへ移動可能ならしめることによって、ルート
探索の際に好ましい結果を与える。これは、ルート計算
プログラムがより迅速により高いレイヤへアクセスで
き、それによって潜在的により早いルート計算を行い得
ることを意味している。
【0096】図8Eは、図8Dの集約セグメントレコー
ドと、レイヤ1内の他のデータエンティティとの間の関
係を示している。 3.集約基準 一実施例では、隣接するセグメントの各連続対が以下の
基準を満たしていれば、どのような数の連続セグメント
の集約も許容される。 (1)当該レイヤ内において、交差の点(ノード)にお
いて正確に2つのセグメントが交わっていること。 (2)2つのセグメントが以下の条件の何れの一部分で
もないこと。 (i)交差ノードを横切って伸びる運転制限 (ii)車両制限 (iii)走行方向の制限 (iv)ゲート (v)特大車両制限 (vi)二股道路 (vii)料金ブース (viii)信号 (3)2つのセグメントが正確に同一セットのナビゲー
ト可能な特色名を共有していること(地図作成特色名を
除く)。
【0097】(4)2つのセグメントについて以下の属
性が同一であること。 (i)ランク (ii)速度カテゴリ (iii)レーンカテゴリ (iv)アクセス特性、及び (v)以下のセグメント属性 (a)中央分離帯付きセグメント (b)走行方向−左 (c)走行方向−右 私道 ランプ 有料道路 制御されたアクセス 鉄道フェリー ボートフェリー 集約される2つの隣接するセグメントの間で、残りの属
性が異なっていても許容されることに注目されたい。一
般的に言えば、これらの属性は、集約セグメントのため
の集約された属性のセットを生成するプロセスにおい
て、組合わされるか、もしくは落とされる。上述した基
準は、単なる例示に過ぎない。これらは現在では好まし
いものであるが、他の基準または上述した基準のサブセ
ットも使用可能である。
【0098】4.集約セグメントを形成するプロセス 集約セグメントを形成する第1段階は、集約セグメント
のための考え得る端ノードを識別することである。これ
らは「集約セグメント有意」ノードとして知られてい
る。各レイヤの地理的データベース内の全てのノード
は、それが「集約セグメント有意」であるか否かを決定
するために評価される。ノードは、最高レイヤから開始
され、以下下方へ一時に1つずつ評価されて行く。ある
ノードに1つのセグメントだけが接続されているか、ま
たは2つより多いセグメントが接続されている場合、そ
のノードは所与のレイヤにおける「集約セグメント有
意」である。しかしながら、もし正確に2つのセグメン
トがあるノードに接続されていれば、そのノードは集約
セグメント有意ではない。もし任意のレイヤのあるノー
ドが集約セグメント有意であると決定されれば、それは
それより低い全てのレイヤにおいても集約セグメント有
意である。一方の端に集約セグメント有意ノードを有
し、他方の端に非有意を有しているレイヤ内の各セグメ
ントは、集約セグメントのための潜在的な開始端であ
る。
【0099】図8Cにおいては、2つより多いセグメン
トに接続されているノードN102及びN112が集約
セグメント有意である。ノードN106、N107、N
108、N109、及びN113は、それらが2つのセ
グメントに、そして2つだけのセグメントに接続されて
いるので、非有意である。セグメントS1は、それが集
約セグメント有意である1つのノードN112と、非有
意である他のノードN109を有していることから、集
約セグメントのための潜在的開始点として識別される。
非有意ノードN109は、集約セグメントを形成するた
めの潜在的開始点として選択される。図8Cにおいてノ
ードN109に接続されている他方のセグメントS4
は、(1)その他方のノードN108が集約セグメント
有意であるか否かを決定し、そして(2)他の集約基準
(前述)を満足しているか否かを調べることによって評
価される。もしそれが非有意であれば、N108に接続
されている他方のセグメント(即ち、S5)が同じよう
にして評価される等々である。このプロセスは、集約セ
グメント有意ノードに到達するまで、または集約には不
適格である異なる条件を有する2つのセグメントを接続
している非有意ノードに到達するまで続行される。これ
らの条件は上述した。もし非有意ノードが、集約には不
適格である異なる条件を有する2つのセグメントを接続
していれば、そのノードはそのランク及びそれより下の
ための集約セグメント有意ノードと呼ばれる。
【0100】あるセグメントの列(2つの集約セグメン
ト有意ノード間の)は、非有意ノードによって互いに接
続されていることが識別され、これらのセグメントを表
す集約セグメントレコードが作成される。集約セグメン
トレコードには、それを集約セグメントとして識別する
ためのセグメントIDが与えられる。集約セグメントの
端ノードは、集約セグメント有意ノードである。集約セ
グメントレコードは、その集約セグメントによって表さ
れているノード(1つまたは複数)及びセグメントのた
めの縮約されたノード及びセグメントレコードを指すポ
インタを含んでいる。これらの縮約されたレコードは、
集約されたセグメントの各レイヤに維持される。集約さ
れたセグメントレコードは、集約されたセグメントの
「正当方向」における長さ、平均速度、及び走行時間を
含む集約セグメントに関する付加的な情報(集約セグメ
ントを走行する際の(ノード費用を含む)全ての走行費
用、またはインピーダンスを考慮している)も格納して
いる。「正当方向」とは、任意の集約セグメントに関し
て、1方向だけへの走行が正当であることができること
を意味する。走行の正当方向は、最初に、例えば左から
右へのような1方向において評価される。もし受入れる
ことができれば、通過時間が計算され、もし逆方向の走
行も正当であればその方向に関しても同一であるものと
見做される。もし集約のための条件が賦課されていなけ
れば、これは必ずしも真である必要はない。もし左から
右へが受入れることができない走行方向であれば、通過
時間は右から左について決定される。
【0101】上述した方法は、その端に集約セグメント
有意ノードと、両端の間に少なくとも1つの非有意ノー
ドとを有する集約セグメントを発生させることに注目さ
れたい。しかしながら、あるレイヤ内の全ての集約セグ
メント有意ノードは必然的に集約セグメントの端点に位
置している。上述したアプローチは、集約セグメント有
意ノードの間に伸びる、または代替として、集約セグメ
ント有意ノードの間の最も左及び最も右のセグメントの
非有意ノードの間だけに伸びる(図8Cに示すように)
集約セグメントに使用することができる。前者の場合の
利点は、ルート探索プログラムがルートを決定するのに
僅かなステップ(集約セグメント有意ノード間のセグメ
ントを横切るのに3ステップの代わりに1ステップ)で
済むことである。後者の場合の利点は、集約するセグメ
ントを審査するための条件が、若干の制約(例えば、左
転回禁止)を有しているセグメントを、それ以外の全て
の点では不適格にしないものとすれば、ルート探索プロ
グラムはその集約セグメントが計算されたルートの一部
を形成できるか否かをより迅速に(即ち、僅かなステッ
プで)決定できることである。何れの場合も、上述した
集約セグメントを使用することにより、ルート探索プロ
グラムは、どのノードにおいても(たとえ集約セグメン
トの一部を形成しているノードにおいても)レイヤをジ
ャンプすることができる利点が得られる。
【0102】集約セグメントによって与えられる別の利
点は、セグメントを集約すべきか否かを決定するための
条件を使用することによって、正当に走行することがで
きない集約セグメントが作成される可能性を減少させる
ことである。 V.物理的記憶フォーマットファイルを形成するための
コンパイルプロセス A.コンパイラ−概要 以上に、ナビゲーションシステム内のナビゲーション応
用プログラムによる地理的データベースの使用及びアク
セスを容易にするために、物理的媒体上に地理的データ
ベースを設ける種々の面を説明した。前述したように、
エンドユーザのナビゲーションシステムにおいて使用さ
れ、アクセスされる記憶媒体上に格納するのに適するフ
ォーマットに編成する前に、地理的データベースは別の
異なるフォーマットで供給され、編成されることがあり
得る。例えば、地理的データは、始めにGDFフォーマ
ットまたはたのフォーマットのような交換フォーマット
に編成することができる。交換フォーマットは、データ
の交換を容易にすることも、またはデータの取得及び更
新を行うこともできる。記憶媒体上にデータの使用を容
易にするような技法で地理的データを格納するために、
データはこの元の、即ち交換フォーマットから変換され
る。この変換プロセスは、以下に説明するように、地理
的データセットコンパイラによって達成することができ
る。一実施例では、コンパイラはCプログラミング言語
で書かれているが、代替実施例ではどのような適当なプ
ログラミング言語を使用することもできる。
【0103】図9Aに、地理的データセットコンパイラ
900の流れ図を示す。コンパイラ900は、幾つかの
異なる種類のデータ901を受入れる。例えばデータ9
01は、地図カバレッジデータ902、共通補助データ
903、及び関連サード・パーティデータ(TPD)9
04を含むことができる。地図カバレッジデータ902
は、上述したGDF交換フォーマットで供給することが
でき、また他の種類のデータを何等かの適当なフォーマ
ットで供給することもできる。サード・パーティデータ
もGDFフォーマットで供給することができる。補助デ
ータベースは説明、音声、またはアイコン型のデータを
含むことができる。一実施例では、コンパイラ900
は、GDF 3.0仕様の地図カバレッジデータ902
を受入れることができるが、代替実施例では他のデータ
ベースフォーマットも同様に受入れることができる。
【0104】地理的データセットコンパイラ900は、
地理的データセットを含む出力905を生成する。この
出力は、ナビゲーションシステムにおいて使用するため
に、図1の記憶媒体22のような記憶媒体上に格納する
のに適するように圧縮され、最適化されたフォーマット
である。出力905が記憶媒体22上に格納される時
に、それは図2のデータベース40を含む。地理的デー
タセットコンパイラ900は、編成された出力905を
準備する場合にデータベース40が車両内の特定のオン
ボード記憶媒体の特性を含む車両内システムのようなエ
ンドユーザのシステム内で使用される際のデータベース
40のレイアウトを考慮に入れる。媒体特性が変化した
場合、レイアウト構造またはフォーマットを相応に変化
させる必要がある。地理的データセットコンパイラ90
0によって作成されるデータベースを含む出力905
は、所与の記憶媒体のための適切な物理的記憶フォーマ
ットに従う。これは、媒体従属面を地理的データセット
コンパイラ900のコア機能から分離することによって
達成される。
【0105】一実施例では、地理的データセットコンパ
イラ900は、128 MBのRAM及び1GBのページン
グ空間を有するIBMモデルRS6000上で走る。R
S6000は、AIX 4.1 OSを走らせ、開発環
境はIBMのC Set++バージョン3.1である。
ANSI C及びC++コンパイラは、xlc及びxl
Cをれぞれ含み、デバッガはxldbである。他のコン
ピュータ、オペレーティングシステム、及び開発ツール
も適当であろう。地理的データセットコンパイラ900
は、データベース901を、GDFフォーマット(主と
してASCII交換フォーマットである)からデータベ
ース905内の最適化され、圧縮されたバイナリフォー
マットに累進的に変形するプロセスのシーケンスを含ん
でいる。この変形を達成するために、地理的データセッ
トコンパイラ900は、このプロセスのためのルーチン
のフレームワークを供給する。
【0106】地理的データセットコンパイラ900は、
一般的に3つのレイヤ、即ち、データ変形レイヤ91
0、サービスレイヤ912、及び物理的フォーマット分
離レイヤ914を含んでいる。これらのレイヤが一緒に
なって、入力データ901を、所望の物理的媒体上に書
き込むために適当な媒体特定のフォーマットの出力90
5にコンパイルする。 B.コンパイラサービスレイヤ コンパイラサービスレイヤ912は、地理的データセッ
トコンパイラ900内の処理のために使用可能な、そし
て使用されるルーチンのライブラリを含んでいる。ルー
チンのライブラリは、地理的データの処理のために特別
に開発された特殊化された機能を含むデータセットコン
パイラ内で一般的に使用される機能のための基本命令の
セットを含んでいる。例えば、サービスレイヤは、I/
Oの処理、ファイル及びテーブル管理、誤り処理、メモ
リ管理及びバッファリング、デバッギング、及びデータ
操作のための機能を含む。サービスレイヤ912は、他
の機能のためのルーチンも含むことができる。
【0107】好ましい実施例では、サービスレイヤ91
2は、データの処理及び変形を強化するために共用メモ
リモデルも実現する。普通の共用メモリ技術は、並行プ
ロセス間でメモリを共用させる。サービスレイヤ912
は、非並行プロセスにまたがって共用メモリを実現す
る。これは、グローバルkdツリー(データパーセル化
に関して説明済み)の開発のような種々のデータ変形プ
ロセスに利点を提供する。グローバルkdツリーの開発
のためのプロセスは、他の変形プロセスに使用されるも
のと同一のデータの若干を使用するが、必ずしも他のプ
ロセスと同時に走らせる必要はない。非並行共用メモリ
を使用することによって、サービスレイヤは、グローバ
ルkdツリーの開発のために設けれらたプロセスと他の
プロセスとの間でデータを共用することができる。
【0108】C.コンパイラデータ変形レイヤ 1.概要 図9Bを参照する。地理的データセットコンパイラ90
0のデータ変形レイヤ910は、地理的地図カバレッジ
データ901を一般化された交換フォーマットから中間
出力に変形する。データ変形レイヤ910は、2つの主
要ステップまたは段を含む。交換フォーマットのデータ
から開始される第1段923において、データ変形レイ
ヤ910はデータ901を転送ファイルフォーマットの
ファイル925に変換する。普通のシナリオでは、デー
タ901は、GDFのような一般化された交換フォーマ
ットでコンパイラに供給される。GDFのような交換フ
ォーマットは、それからデータを、ナビゲーションシー
ケンス内の記憶媒体上で使用する物理的記憶フォーマッ
トに直接変換することが困難なように、データを編成す
る。例えば、GDFを物理的記憶フォーマットに直接変
換することが困難である一つの理由は、物理的記憶フォ
ーマット出力ファイルを発生するためには、GDFファ
イルの全ての必要部分を格納するための極めて大量のメ
モリをコンパイラ内に必要とするからである。従って、
好ましい実施例では、地理的データを先ず転送ファイル
フォーマットに変換し、それからのデータのさらなる処
理を容易にしている。
【0109】データを転送ファイルフォーマットに変換
した後、データ変形レイヤ910の第2段928は転送
ファイルフォーマット内のファイル925を処理して分
離した中間データファイル927を発生する。これらの
分離した中間データファイル927を発生する際に、こ
の第2段928は、最終的に種々の分離したナビゲーシ
ョン応用機能によって使用される分離したデータの集ま
り(例えば、セグメント931、933等)を生成す
る。前述したように、各ナビゲーション応用機能は、典
型的には地理的データベース全体の若干の部分だけを使
用する。従って、各ナビゲーション応用機能の動作を容
易にするために、物理的記憶フォーマットは各ナビゲー
ション応用機能に、地理的データベースのサブセットだ
けを表すそれ自体の分離した地理的データの集まりを供
給する。各サブセットは、通常はナビゲーション機能が
使用しないデータベースの部分を排除することが好まし
い。このデータ変形段において、データ変形プロセス
は、例えばファイル941、943、及び945(ここ
では「中間データファイル」、または「データファイル
ユニット」という)のような実際の分離したファイルと
してこれらの分離した地理的データの集まりを作成す
る。これらの各中間データファイルは、データベース全
体の一部分、即ちビューだけを含む。
【0110】これらの中間データファイルを発生するプ
ロセスの一部としてのこのデータ変形レイヤプロセスの
さらなる面として、スーパーノード、集約セグメント、
及び生成された形状点のような若干の新しいデータのア
イテムが、転送ファイルフォーマット内のデータから作
成される。これらの新しいデータのアイテムは転送ファ
イルフォーマット内のデータから導出されるのである
が、それらはGDF入力ファイル内の直接の写しは有し
ていない。更に、これらの中間データファイルが生成さ
れるにつれて、これらの各中間ファイルは各中間データ
ファイル内のパーセルにグループ化される。データ変形
レイヤの処理の後に、後述するように、後刻分離レイヤ
プロセスにおいて分離したデータファイルが単一の大き
いファイルに再組合わせされる時に、データのパーセル
編成が維持される。もしサード・パーティデータを物理
的記憶フォーマット内に含ませることを意図するのであ
れば、それらはデータ変形プロセス内に組み込まれる。
【0111】データ変形レイヤ910におけるプロセス
に関して以下に詳細に説明する。 2.転送ファイルフォーマット コンパイラ900は、数多くの異なるファイルで地理的
データを受けることができる。一実施例では、コンパイ
ラ900は交換フォーマットで、特定的にはGDF
3.0で地理的データを受ける。前述したように、もし
データが始めにGDFのようなフォーマットで供給され
れば、そのデータを更に処理する前に、そのデータを先
ず交換フォーマットから転送ファイルフォーマットに変
換することが好ましい。GDFフォーマットは物理的記
憶フォーマットを発生するデータの部分の処理を容易に
するような技法でデータを編成しないので、この変換が
遂行されるのである。転送ファイルフォーマットへのこ
の変換プロセスは、地図カバレッジデータ並びにサード
・パーティデータ(もしあれば)にも適用できる。
【0112】コンパイラプロセスを開始する前にある決
定がなされて、記憶媒体上に表される(1つまたは複数
の)地図カバレッジエリアを限定する。記憶媒体上に表
される地図カバレッジエリアは、大都市エリア、州、隣
接州、国全体、または他の領域または領域の組合わせを
含むことができる。このプロセスの部分は、GDFファ
イルが編成された技法を考慮に入れることができる。国
の異なる地理的部分のために、分離したGDF交換ファ
イルが存在し得る。記憶媒体上に格納される所望の地図
カバレッジエリアは、必ずしも単一のGDFファイルの
境界と一致させる必要はない。従って、コンパイラプロ
セスへの入力は、1つより多くのGDFファイルを含む
ことができる。即ち、GDF入力は物理的に複数のファ
イルに区分けすることができる。GDFファイルは論理
的に区分けする、即ち異なるカバレッジエリアを単一の
ファイル内に別々に含ませることができる。媒体上に表
される地図カバレッジエリアの選択を行った後に、選択
された地図カバレッジエリアに対応する1つまたはそれ
以上のGDFファイルをコンパイラプロセスへの入力と
して使用する。
【0113】転送ファイル生成プロセスは、幾つかの論
理転送ファイル925の集まりの形状で出力を供給す
る。特定の転送ファイルの数及び型は、物理的記憶フォ
ーマットファイル内に含ませることを望む特定の情報の
型に基づいて決定することができる。一実施例では、名
前、言語、管理領域、郵便コード、線形地理作成特色
(ポリライン)、及びポリゴナル地図作成特色(ポリゴ
ン)、ノード、セグメント、付属物、関心点、関心点の
型、及び関心点のチェーンのような異なる型の転送ファ
イルが作成される。更に、幾つかの相互参照転送ファイ
ルを作成することができる。これらの相互参照ファイル
は、他のファイル内の種々のエンティティの若干を互い
に対応付けるのを容易にする。一実施例では、これらの
相互参照ファイルは、郵便コード及び管理領域相互参
照、及びゾーン及び管理エンティティ相互参照を含む。
更に、これらの転送ファイルの生成に関する情報を保管
する制御ファイルを作成することができる。これらの転
送ファイルは、バイナリ型ファイル、またはASCII
型ファイルであることができる。一実施例では、名前、
管理エンティティ、及び言語転送ファイルはASCII
型ファイルであり、残りはバイナリ型ファイルである。
これらの各転送ファイルをGDFファイルから発生する
方法を以下に説明する。一実施例におけるこれらの特定
ファイルへのデータの集め方は、物理的記憶フォーマッ
トファイルを発生するためのプロセスの一部を表してい
るが、データの他の集め方及び他のプロセスを使用して
も差し支えない。
【0114】名前転送ファイル及び言語転送ファイルは
それぞれ、GDFファイル内の名前及び属性レコードか
らのデータを使用して作成される。名前転送ファイル
は、物理的特色の名前(例えば、道路、場所等の名前)
を含み、言語転送ファイルはこれらの特色の名前の言語
(例えば、フランス語、英語等)を含む。管理エリア転
送ファイルは、地図カバレッジ領域(例えば、州、郡、
市)内の行政区分の階層を表すテーブルの形状で作成さ
れる。管理エリア転送ファイルは、GDF関係、名前、
属性、エリア、及び複雑な特色レコードを使用して作成
される。これらの同一GDFレコードを使用して、地図
カバレッジエリア内の郵便コードを含む郵便コード転送
ファイルも作成される。更に、これらの同一GDFレコ
ードから、ゾーン転送ファイルを作成することもでき
る。ゾーン転送ファイルは、地図カバレッジエリア内の
近隣を識別するデータを含む。
【0115】管理エリア転送ファイル、郵便コード転送
ファイル、及びゾーン転送ファイル(もし使用可能であ
れば)内のエントリを関係付ける相互参照転送ファイル
が作成される。この相互参照転送ファイルは、管理エリ
ア、郵便コード、及びゾーンを参照するGDF関係レコ
ードを使用して作成される。ポリゴン転送ファイルは、
GDFファイル内のエリア、面、縁、名前、属性、XY
Z、及びノットレコードから作成される。ポリゴンエン
ティティは、公園、湖等のような地図カバレッジ領域内
のエリアを表す。このファイルは、テーブルの形状であ
る。ノード転送ファイルは、GDFファイル内の点特
色、ノットレコード、XYZレコード、及び属性レコー
ドから作成される。
【0116】セグメント転送ファイル及び付属物転送フ
ァイルは、GDF線特色レコード、縁レコード、XYZ
レコード、属性レコード、点特色レコード、及び先に作
成された管理エリア転送ファイルから作成される。(付
属物転送ファイル内のエンティティは、道路標識、状
態、形状点、ブロック、番地範囲、オーバーパス情報、
等々を含む。) ポリライン転送ファイルは、GDF線レコード、特色レ
コード、縁レコード、XYZレコード、ノットレコー
ド、属性レコード、及び名前レコードから作成される。
ポリラインエンティティは、道路、クリーク、及び鉄道
のようなナビゲート可能な、及びナビゲート不能な両線
形特色を含む。全てのポリラインレコードを作成した後
に、ポリゴン及びポリラインレコードは地図作成転送フ
ァイル内に併合される。
【0117】POI(関心点)転送ファイル、及び関心
点の型転送ファイルは、GDF関係レコード、点特色レ
コード、属性レコード、名前レコード、及び先に作成さ
れた管理エリア転送ファイルから作成される。更に、P
OIチェーン転送ファイルのような他の転送ファイルを
作成することができる。この転送ファイルは、マクドナ
ルドレストラン、マリオットホテル等々のような関心点
チェーンの名前を含むことができる。各転送ファイルを
作成する際に、作成されるエンティティの属性に関する
完全な情報を得るために、GDF属性定義及び属性値レ
コードが参照される。更に、各転送ファイルを作成する
際に、転送ファイルエンティティのための識別番号を得
るために、GDF外部更新レコードが参照される。
【0118】このプロセスの一部として、異なるレコー
ド型のカウントを生成し、制御ファイル内に維持するこ
とができる。もし、地図カバレッジデータに加えて、サ
ード・パーティデータを物理的記憶フォーマット内に含
ませることを意図するのであれば、この時点でサード・
パーティデータを1つまたはそれ以上の転送ファイルに
変換することができる。サード・パーティデータは、特
別な関心物に関係付けられて特別に生成されたデータを
含むことも、または一般的に付加的なデータが別のパー
ティによって生成されるか否かの付加的情報に関係付け
ることもできる。これらのサード・パーティデータは、
付加的に、販売者に特定のデータフォーマットで供給す
ることができる。地図カバレッジデータファイルは、上
述した正規の関心点データに加える付加的な関心点型デ
ータとして、このサード・パーティデータを指すポイン
タを有することができる。主データファイル902とサ
ード・パーティデータ904との間のこれらのポインタ
は、発生される転送ファイル内に維持され続ける。
【0119】3.中間データファイル及び補助ファイル
の作成 地理的データ及び何等かのサード・パーティデータ90
4を転送ファイル925に変換した後に、今は転送ファ
イルフォーマットになったデータを使用して、最終的に
種々のナビゲーション応用プログラムによって使用され
るデータを含む種々の特殊化された中間データファイル
927が作成される。異なる型のナビゲーション機能の
ためのこれらの中間データファイルは、1つの型の中間
データファイルを作成するのに先に作成された別の型の
中間データファイルを必要とする場合を除いて、一般的
にはどのような順番ででも作成することができる。これ
らの中間ファイルは、どのような適当な、便利な手法で
命名することもできる。例えば、シカゴ圏を含むカバレ
ッジエリアのためのレベル0ルート指定データを chica
go.rt0と呼ぶことができ、レイヤ1の場合には chicag
o.rt1と呼ぶことができる。これらの中間ファイルが作
成されるにつれて、それらはパーセルにも編成される。
補助ファイル949(例えば、ファイル951、95
3、955)は、各中間データファイル毎に1つの補助
ファイルとして作成される。補助ファイルは、それが関
連している中間データファイル内の各パーセルの開始位
置を識別するオフセットを含む。これらの補助ファイル
には、ルート指定レイヤ0データファイル chicago.rt0
の補助ファイルには chicago.rf0等々のような、どのよ
うに適当に命名しても差し支えない。補助ファイル内の
情報は、後述するように分離レイヤプロセスにおいて使
用される。
【0120】4.ルート指定中間データファイル データ変形レイヤプロセスは、複数の中間ルート指定デ
ータファイル931を作成する。これらの各ルート指定
中間データファイルは、最終的にルート指定ナビゲーシ
ョン応用によって使用されるように空間的に編成され
る。このプロセスの一部として、ルート指定データの分
離したレイヤが作成される。この段階において、各分離
したレイヤが作成され、分離した中間データファイルと
して格納される。また、このプロセスの一部として、前
述したようにスーパーノード及び集約セグメントが作成
される。更に、ルート指定データの各分離したレイヤに
対応する各分離した中間ルート指定データファイル内で
は、データは前述したようにパーセルに編成される。ル
ート指定データの任意のレイヤにおいては、パーセル
は、セグメント、ノード、及び状態、アクセス特性、日
付・時間変更子(“DTM”)等のような関連するナビ
ゲート可能な属性を含む。
【0121】中間ルート指定データファイル931は、
上述したセグメント、ノード、及び付属物転送ファイル
から作成される。これらの転送ファイル内の関連データ
がメモリ内にロードされ、種々のエンティティ間の関係
を表すポインタが作成される。例えば、セグメントエン
ティティレコードは、そのセグメントの端点のノードの
ためのノードエンティティレコードを指すポインタを有
していよう。 生成された形状点 データ変形レイヤプロセスの一部として、特別な形状点
(「生成」または「人工」形状点と呼ぶ)が作成され、
若干のセグメントエンティティの属性として中間ルート
指定データファイル内に含まれる。従って、これらの生
成形状点が、ルート指定データファイルを作成するプロ
セスの一部として作成され、若干のセグメントエンティ
ティの属性として含まれるのである。
【0122】上述したように、セグメントデータエンテ
ィティは、その長さに沿う1つまたはそれ以上の形状点
属性を含むことができる。もし道路セグメントが直線以
外であれば、形状点属性はそのセグメントに沿う地理的
位置(緯度、経度)を供給してそのセグメントに沿う真
の物理的位置を正確に表し、車両の位置決め等を援助す
る。図10Aは、直線セグメントS20及び形状点SP
1、SP2、及びSP3を有するセグメントS21を示
している。好ましい実施例では、たとえあるセグメント
が直線であっても、従ってそれに沿って位置するどのよ
うな形状点も必要としないとしても、もしそのセグメン
トの何れかの部分が所定の長さしきい値を超えれば、生
成形状点が作成され、形状点属性としてセグメントエン
ティティに関連付けられる。従って、ルート指定レイヤ
中間データファイルを作成するコンパイラプロセスの一
部として、各セグメントエンティティが調べられ、それ
が形状点を有せずに所定の長さしきい値を超える部分を
含むか否かが決定される。もしそうであれば、形状点を
有せずに所定のしきい値を超えるセグメント内の長さが
存在する場合には、生成形状点が作成され、そのセグメ
ントに関連付けられる。一実施例では、所定のしきい値
は、東・西または北・南方向において 512ナビゲーショ
ン単位(1度の 512/100,000)である。他の形状点と同
様に、これらの生成形状点は、そのセグメントに沿う真
の位置(緯度、経度)を表している。生成形状点が含ま
れているのが直線であるために、これらの生成形状点の
位置は比較的容易に導出することができる。生成形状点
を含ませたことにより、形状点を有することなく 512ナ
ビゲーション単位よりも大きいセグメントの部分は存在
しなくなる。関連する生成形状点GSP1、GSP2を
含むセグメントS20を図10Bに示す。
【0123】この特色は、あるセグメントが、たとえそ
のセグメントがその中にその端点を有していなくてもそ
のセグメントが通過する全てのパーセルに、またはそれ
が通過する各パーセル内の何等かの正規形状点に、関連
付けられる見込みが増加する長所を提供する。例えば、
あるセグメントの直線長があるパーセルの隅(例えば、
図10AのパーセルP34)を通過するかも知れない。
セグメントS20の端点(及びもしあれば、正規形状
点)はこのパーセルの外側に位置しているから、何等か
のデータがセグメントS20をそのパーセルに関連付け
ることはあり得ない。図10Bに示すように、直線セグ
メントに沿って規則的な間隔で生成形状点を含ませるこ
とは、そのようにしなければセグメントに関連付けられ
ないパーセル内にセグメントの点を位置決めする手段を
提供する。
【0124】好ましい実施例においては、あるセグメン
トの何れかの部分があるパーセルの一部分を横切り、そ
のセグメントがそのパーセル内に何等かの形状点または
端点(ノード)を有していない場合にも、そのパーセル
を横切るそのセグメントの部分が少なくとも 512ナビゲ
ーション単位であるか否かには拘わりなく、生成形状点
を計算し、そのセグメントと共に含むことができる。あ
るセグメントが横切る全てのパーセルのリストを生成
し、全てのセグメントのノード及び形状点に関連付けら
れたパーセルのリストと比較することができる。この比
較に基づいて、セグメントを特定のパーセルに対応付け
るために、そのセグメントの何れかの部分に生成形状点
を追加する必要があるか否かを決定することができる。
生成形状点の位置はパーセル内の何処であってもよく、
必ずしもパーセル境界上である必要はない。
【0125】ルート指定中間データファイル(続き) セグメントエンティティのための方位属性が、セグメン
トエンティティの形状点から計算される。各セグメント
毎に2つの、即ちセグメントの各端毎の1つずつの方位
が計算される。方位属性は、セグメントが「通じてい
る」方向を表している。方位は、真北に対する変位の角
度として計算される。セグメントの各端毎の方位を計算
するために、セグメント内の1つまたはそれ以上の形状
点が使用される。これらの形状点は、そのセグメントの
端点における各ノードに近接する、または約 100ナビゲ
ーション単位(または約 300フィート)以内のものを含
む。端点におけるノード及びそれに近接する形状点を使
用して、仮想線が生成される。この仮想線の方向が真北
に対して比較され、方位の値が計算される。好ましい実
施例では、計算された方位は、格納を容易にするために
0乃至 225の値に正規化される。方位は各セグメントエ
ンティティ毎の属性として格納される。
【0126】ノードエンティティのランクが限定され、
集約セグメント及びスーパーノードが前述したようにし
て作成される。集約セグメントの決定に関して言えば、
全てのレイヤ内のノードエンティティは、そのノードが
「集約セグメント有意」であるか否か、即ち、そのノー
ドがそのレイヤのための集約セグメントの端ノードであ
るか否かを指示する属性を含む。またこの段階におい
て、正規化された属性テーブル内のエントリに対応する
属性の組合わせを含むセグメントエンティティには、そ
の正規化された属性テーブルを指すポインタが割当てら
れる。ノードのための位置データ及び形状点(生成形状
点を含む)を使用して、ペアノキーアレイが作られる。
各レイヤ内のデータは、最低レイヤ(最も稠密)から開
始して、前述したようにしてパーセル化される。好まし
い実施例では、パーセルを形成する際に、パーセルの最
終サイズの推定が行われる。
【0127】推定技術 上述したパーセル化プロセスにおいては、データの量を
評価する多くの場合が存在する。例えば、前述した「規
則的な分割手順」中に、より小さい矩形領域を表す部分
にデータを分割し続けるかどうかを決定する目的で、デ
ータの量が評価される。前述した「カストム分割手順」
では、パーセルを形成するために所望の分割線を決定す
る目的で、データの量が評価される。これらの場合、こ
れらの評価は、ある量の地理的データから形成されるパ
ーセルの最終サイズが幾つかの要因によって影響され得
ることを考慮に入れる。例えば、地理的データに加え
て、全てではないにしても殆どのパーセルは、パーセル
ヘッダのようなオーバヘッドと、kdツリーのようなイ
ンデックス情報とを含んでいる。パーセル内に含まれて
いるこれらの付加的な種類の情報の若干はサイズが固定
され、他はデータの量または内容と共に変化し得る。こ
れらの型のオーバヘッドがパーセル内の空間を占めるの
で、所与の量のデータをパーセルに形成できるか否かを
評価する上で、これらの情報の付加的なアイテムを考慮
に入れる必要がある。一方、若干の型のデータのサイズ
は、圧縮技術を使用して減少させることができる。ま
た、所与の量が所望の充填率を有するパーセルに形成で
きるか否かを評価する際にも、これらの圧縮技術を考慮
する必要がある。
【0128】これらの評価を行う一方法は、評価が必要
になった時に、ある量のデータからパーセルを形成する
全てのステップを遂行することである。このプロセスは
評価を行わせるために必要情報を供給するが、所望のパ
ーセル境界の決定に到達するためには多くの試行パーセ
ル結果(最終的には破棄される)を生成する必要がある
ので比較的非効率である。代替として、好ましい実施例
では、推定技術を使用する。推定技術は、ある型の地理
的データ内に存在する変数を識別する。これらの変数
は、ある型の地理的データ内の異なる型の各エンティテ
ィの量として識別される。例えば、ルート指定データで
は、変数は所与の量の地理的データ内に存在するノー
ド、セグメント、状態、及び形状エンティティの各々の
量として識別される。スーパーノード及び集約セグメン
トの量も別々に識別される。推定技術は、これらの各変
数に定数を適用し、所与の量のデータから形成されるパ
ーセルのおおよそのサイズを推定する。これらの各変数
に適用される定数は、これらの各変数を比較的広い範囲
で(及び、他の各変数に対して)変化させ、結果的なパ
ーセルサイズが計算される。
【0129】実際のパーセルが、代表的なデータサンプ
ルについて生成される。推定定数が初期値として与えら
れ、得られたパーセルサイズ推定が実際のパーセルサイ
ズと比較される。1つの定数が選択され、その値が、推
定を改良する方向に少量だけ変動される。選択された定
数を更に変化させてもさらなる改良が得られなくなる
と、このプロセスが第2の選択された定数について繰り
返され、その後残りの全ての推定定数について繰り返さ
れる。このプロセスは、推定が受入れ可能な範囲内にな
るまで、またはさらなる改良を得ることができなくなる
まで、全ての推定定数について1回またはそれ以上の回
数繰り返される。推定プロセスにより、結果的に得られ
るパーセルを約2%以内で推定することができる。この
推定技術は、推定技術が殆ど常に許容サイズ以内で推定
できるようにする目標パーセルサイズ(例えば、 95
%)と共に使用される。
【0130】推定技術は、地図作成、運転、関心点等を
含む全ての型のデータに適用することができる。各型の
データは異なるエンティティを有しているから、各型の
データはそれ自体の変数及び定数を有することになろ
う。しかしながら、定数は同じようにして導出される。 ルート指定中間データファイル(続き) 二次元kdツリーが、各レイヤ毎に、そのレイヤのため
の集約セグメント有意ノード(前述)を使用して作成さ
れる。勿論、レイヤ0はどのような集約セグメント有意
ノードも含んでおらず、従って、正規ノードを使用して
レイヤ0のためのkdツリーが作成される。各ルート指
定パーセルがレイヤ0のための中間ルート指定データフ
ァイル内に限定されるにつれて、パーセルはパーセルデ
ータのサブセットを含むセルに更に分割される。これら
のセルは、512 ナビゲーション単位(1度の 512/100,0
00)のような所定のサイズを有するように限定される。
セルは、ペアノキー順に編成される。各セル内の位置デ
ータは、昇順に緯度及び経度によって編成される。これ
らのセルは、後刻パーセル内のデータの空間的探索を容
易にするように使用することができる。
【0131】パーセルが生成されるにつれて、臨時パー
セル識別子(「パーセル参照番号」または“PRN”と
呼ぶ)が割当てられる。パーセルは、グローバルkdツ
リーから深さ優先順(ほぼペアノキー順)に各ファイル
内に格納される。パーセル化されたルート指定データ内
の全てのエンティティには、転送ファイル内で使用され
たものに対して新しい識別番号が割当てられることに注
目されたい。また、エンティティが転送ファイルから最
初に生成される時点に、それらにこれらの新しい識別番
号が割当てられることにも注目されたい。これらの場
合、古い識別番号と新しい識別番号との間の相互参照テ
ーブルが作成される。従って、既に新しい識別番号を割
当てられているエンティティにその後のステップが参照
を行う時には、これらの相互参照テーブルを使用してエ
ンティティを転送ファイルから(それらは未だ古い識別
番号を有している)入手することができる。
【0132】5.地図作成中間データファイル ルート指定中間データファイルを生成した後に、地図作
成中間データファイルが生成される。地図作成中間デー
タファイルは、ポリライン及びポリゴンを含んでいる。
ポリラインは、線形特色を表す地理的データベースの地
図作成部分内のデータエンティティである。ポリゴン
は、エリア特色を表す地理的データベースの地図作成部
分内のデータエンティティである。ポリライン及びポリ
ゴンは、ナビゲーションシステム内の視覚ディスプレイ
上に像を発生させるために、ナビゲーションシステムの
地図表示機能によって使用される。データ変形レイヤプ
ロセスは、ナビゲート可能な、及びナビゲート不能な両
方の特色のためのポリラインを作成する。地図作成デー
タの各レイヤ毎に分離したポリラインが作成される。一
般的に言えば、後述するように、ポリラインは、パーセ
ルの境界、またはパーセルの小分けのような若干の制限
と矛盾しない各特色の考え得る最長の「ストランド」に
よって表されるべきである。
【0133】ポリライン転送ファイルを使用して、各ナ
ビゲート不能なポリライン毎のノードが線形順番に順序
付けられる。各ポリラインエンティティの長さ及び最小
境界画定用矩形が計算される。この計算された長さは他
の情報と共に、ポリラインエンティティを所与の地図作
成の一般化レイヤ内に含ませるべきか否かを決定するた
めに使用することができる。セグメント、ノード、及び
付属物転送ファイルからのノード、形状点、及びセグメ
ントは、ナビゲート可能なポリラインエンティティ(即
ち、道路)を作成するために使用される。ナビゲート可
能なポリラインエンティティは、幾つかのセグメントを
組合わせてセグメントのより長いスタンドを形成させる
ことによって作成する。ナビゲート可能なポリラインエ
ンティティの場合、若干の属性がポリラインに沿って変
化しないままであることを条件として、セグメントはで
きる限り長いポリラインを構成するように組合わされ
る。例えば、セグメントが車両のアクセス、平均速度、
レーンの数、走行の方向、ランク、または道路の型(例
えば、舗装済み、ランプ、有料道路)のような同一属性
の何れか1つ、またはそれ以上を有していることを条件
に、セグメントはポリラインを形成するように組合わせ
ることができる。ポリラインを構成した後に、ナビゲー
ト可能なポリラインエンティティの長さ及び最小境界画
定用矩形が計算される。ナビゲート不能なポリラインの
場合と同様に、この長さ値は、ポリラインを所与の地図
作成の一般化レイヤ内に含ませるべきか否かを決定する
ために使用することができる。ナビゲート可能なポリラ
インの最小境界画定用矩形は、以下に詳述するように、
ポリラインがパーセルの細分の境界と交差するか否かを
決定するために使用することができる。
【0134】ポリゴン転送ファイルを使用して、各ポリ
ゴンに関連付けられたノードエンティティが反時計方向
に順序付けられるように、各ポリゴン毎のノードエンテ
ィティが順番に編成される。各ポリゴンエンティティの
周縁、面積、及び最小境界画定用矩形が計算され、格納
される。これらの計算された値を他の情報と共に使用し
て、所与の地図作成レイヤ内の図形のオーバレイのため
の優先順位を決定し、またそのエンティティを所与の地
図作成の一般化レイヤ内に含ませるべきか否かを決定す
るために使用することができる。順序付けられたポリゴ
ン及びナビゲート不能なポリライン、並びにナビゲート
可能なポリラインは、複数のレイヤ内に編成される。各
レイヤ毎に1つのポリゴンファイル及び1つのポリライ
ンファイルが作成される。地図作成データのレイヤの数
は、ルート指定データのレイヤの数に対応するように選
択することができる。例えば、もしルート指定データが
5レイヤであれば、地図作成データのレイヤも5レイヤ
に形成することができる。地図作成データの最低(最稠
密)レイヤが最初に形成される。(地図作成データのレ
イヤの数は、異なるランクのセグメントの数にも対応さ
せることができる。)ルート指定データと同様に、地図
作成データの選択された属性の普通に発生する組合わせ
を含む正規化された属性テーブルを構成することができ
る。もし正規化された属性テーブルを使用するのであれ
ば、地図作成正規化された属性テーブルを指すポインタ
を、選択された地図作成データエンティティ内に含ませ
ることができる。
【0135】地図作成データの各レイヤが形成されるに
つれて、そのレイヤ内の地図作成データがパーセル化さ
れる。予備的に、各レイヤ毎の位置データ(例えば、緯
度、経度)が、位置の経度または緯度の何れかによって
編成される。例えば、各位置毎にキーを、位置を指すポ
インタ、及び位置が対応しているエンティティを指すポ
インタと共に生成することができる。キーは、それらが
指す位置の経度に従って昇順に(左から右へ)編成され
る。代替として、キーを指すポインタが、緯度によって
昇順に編成されたポインタと共に生成される。前述した
ように、この位置データは、パーセル化のための推定技
術に使用される。もしルート指定データ(または、他の
空間的に編成されたデータ)が未だにパーセル化されて
いなければ、地図作成データの各レイヤは前述したよう
にしてパーセル化することができる。もしルート指定ま
たは他の空間的データのパーセル化に基づいてグローバ
ルkdツリーが既に生成されていれば、先に生成された
同一境界を使用して地図作成データをパーセル化する。
地図カバレッジエリアのための地図作成データは、どの
パーセル内のデータの量も最大パーセル量を超えないと
いう要求を満足する最大エリアをカバーするパーセル内
に含まれるべきである。従って地図作成データパーセル
は、先に生成されたルート指定データパーセルと同一の
地理的境界を必ずしも有している必要はない。例えば、
もし地理作成データの密度が低ければ、地図作成データ
をルート指定データ程多く分割してはならないかも知れ
ない。しかしながら、地図作成データを分割してパーセ
ルを形成する際に、ルート指定データをパーセル化する
際に生成されたものと同一の分割線が使用されよう。こ
れは、複数のルート指定データパーセルを、1つの地図
作成パーセルとして同一地理的エリアに対応させること
ができる(そして、地図作成データがルート指定データ
よりも稠密であるような領域では、その逆も真である)
ことを暗示している。もし所与のレイヤ内の地図作成デ
ータがルート指定データよりも稠密であれば、ルート指
定データのパーセル化で限定済みの分割を超えて、地図
作成データのさらなる分割を行う必要があり得る。この
ような地図作成データのさらなる分割は、上述したよう
にして行うことが可能である。
【0136】地図作成パーセルの小分け 地図作成データの場合、所与のレイヤにおいて各パーセ
ルが限定されるにつれて、パーセルはパーセル内のデー
タのサブセットを含むセルに更に分割される。これらの
セルは、パーセル上にオーバレイされた規則的な格子パ
ターンによって限定することができる。パーセル内にそ
のパーセルセル構造を識別するヘッダが作成される。セ
ルは、そのパーセルのカバレッジエリア内の比較的大き
い非オーバラップ地理的矩形を表す。これにより、パー
セルのカバレッジエリアにオーバラップする探索矩形に
対応するデータが抽出し易くなる。セルは、パーセル内
の地図作成データによって表される地理的エリアのズー
ミング及びパンニングを管理するために、地図表示ナビ
ゲーション応用機能によって付加的に使用される。ナビ
ゲーションシステムの好ましい実施例は、媒体からのパ
ーセル内のデータだけを読み出すことはできるが、これ
らのデータは圧縮されている。従って、地図位置を所与
のズームレベルで表示するためには、セル構造を使用す
ることによって、パーセル内のデータのサブセットだ
け、即ちセル内容だけを拡張し、ナビゲーション応用へ
戻す必要がある。このような小分けを行わない場合に
は、探索矩形内のデータを探知するためには、パーセル
全体を拡張して調べる必要があろう。地図をズームアウ
トするか、または左右上下にパンする場合には、データ
のセルの隣接サブセットを使用することができる。
【0137】例えば、図11Aにおいて地図表示に必要
なエリアは、地図作成パーセルの小さい部分と交差して
いる。パーセル内のデータはセルに編成されているか
ら、地図表示エリアと交差している2つのセル内に含ま
れるデータだけを調べればよい。所与の矩形にオーバラ
ップしているセルは、地図パーセル内部のkdツリー
(その各葉ノードがセルを表している)を探索すること
によって見出し得る。各セルが、ポリラインレコードの
連続間隔、ポリゴンレコードの連続間隔、及び点レコー
ドの連続間隔を備えているように、あるセル内の所与の
型のレコードは連続的に格納されている。図11Bは、
地図作成パーセルの内部kdツリーエントリを示してい
る。前述したように、矩形の最小囲い2I ×2J タイル
の何れかの 1/32 分割において、kdツリーのためのカ
ットが限定される。kdツリーの各葉ノードはセルを表
し、地図作成エントリレコードの1組の間隔に対応して
いる。
【0138】パーセルの小分けは、セル境界において大
きいポリゴン及び長いポリラインをも破る。これらのパ
ーセルセルの境界を明確に画定するために、セル境界と
交差するポリゴン及びポリラインは、セル境界に従うよ
うに切り取る、またはクリップすることができる。例え
ば、図11Cに示すように、もしポリゴンエンティティ
PG10が6つの異なるセルC1−C6の部分を占める
湖を表しているものとすれば、この湖を表すポリゴンエ
ンティティは、各セルC1−C6内に位置する湖の部分
を表す6つの分離したポリゴンエンティティ(PG11
−PG16で示す)によって置換される。これらの各新
しいポリゴンエンティティには、セル内に新しいエンテ
ィティ識別番号が与えられるので、地図表示のために適
切なデータを読み出すことができる。一実施例では、ポ
リゴンエンティティは、それらがどのセル内に位置して
いるのかを指示する情報は含んでいない。
【0139】6.相互参照中間データファイル ルート指定及び地図作成データをパーセル化した後に、
相互参照ファイルを作成し、地図作成データの各レイヤ
内の各パーセル内のエンティティと、ルート指定データ
のパーセル内のルート指定エンティティとを相関させる
ことができる。一実施例では、地図作成エンティティ
は、ルート指定データのレイヤ0内のルート指定データ
エンティティだけに相関付けられる。これらの相互参照
ファイルは、例えば、ルート計算応用によって計算され
たルートを形成するルート指定データ内のセグメントエ
ンティティに対応するルートを表示し、強調表示(ハイ
ライト)させるべく、ナビゲーション応用プログラムが
適切な地図作成データを見出すために使用することがで
きる。
【0140】7.場所中間データファイル及び場所イン
デックス 場所データとは、例えば市、郡、近隣等のような管理エ
リア及びゾーンのことをいう。データ変形レイヤプロセ
スは、管理エリア、セグメントノード、及び付属物転送
ファイルを使用して場所中間データファイル及びインデ
ックスを作成する。これらの転送ファイルはメモリ内に
ロードされ、場所は、例えば、国、州、郡、市等のよう
な階層順に編成される。一般的に言えば、階層の各レコ
ードにおいて、同一の管理階層親場所を有する場所は、
一緒に配列され、アルファベット順に順序付けられる。
しかしながら、もしある場所の直の階層管理親が「住所
有意」ではないと決定されれば、その場所は、住所有意
であると決定されている階層内の次に高いレベル親に基
づいて、同一の階層管理親場所を有する他の場所と一緒
に配列され、アルファベット順に順序付けられる。ある
場所は、それが通常は住所を限定するために使用されな
い場合に、「住所有意」ではないと決定される。例え
ば、米国内の住所情報は、典型的には自治体(例えば、
市、町、村)を含み、自治体の直の管理階層親は郡であ
る。しかしながら、郡は通常は住所に使用されないか
ら、米国では郡は住所有意ではない。従って次に高い階
層管理親、即ち州が使用される(何故ならば、州は住所
に使用され、従って住所有意である)。この場合、市及
び郡は共に、それらが位置している州によって編成され
ることになろう。
【0141】異なるレベルの階層における関連場所間の
ポインタが生成される(例えば、市はそれが位置する郡
を指し、郡はそれが位置する州を指し、その逆も真であ
る)。また各場所毎に、最小境界画定用矩形を計算する
ことができる。各場所毎の最小境界画定用矩形は、階層
の最低レベルにおいて決定され、格納される。階層内の
各高レベル場所毎の最小境界画定用矩形は、その場所内
に含まれるより低い場所の最小境界画定用矩形を組合わ
せ、次いでこれらの組合わされた矩形のための最小境界
画定用矩形を生成することによって計算することができ
る。場所に関連付けられた最小境界画定用矩形は、ナビ
ゲーション応用プログラムによる空間的探索を容易なら
しめる。場所名のために、Bツリー(平衡多方向探索
樹)インデックスファイルを作成することができる。こ
れらのインデックスは、これらの場所のための識別番号
順にこれらの場所名を含む。インデックスファイル内の
各エントリは、関連パーセル内の場所のレコードを指す
ポインタを有している。場所データは、ハフマンエンコ
ーディングまたは他の公知の圧縮方法を使用して圧縮す
ることができる。
【0142】場所データは場所中間データファイル内に
格納される。他の中間データファイルと同様に、場所デ
ータファイルもそれが作成されるにつれてパーセル化さ
れる。しかしながら、空間的に編成されたデータとは異
なり、場所データは空間的にはパーセル化されない。そ
の代わりとして、場所データは、場所中間データファイ
ルのパーセルが最大パーセル量に近接するように、しか
しそれよりは小さくなるように、サイズだけに基づいて
(場所エンティティが配列されている順序で)パーセル
化される。 8.郵便コード中間データファイル及び郵便コードイン
デックス データ変形レイヤプロセスは、郵便コード及びセグメン
ト転送ファイルからの郵便コードデータを使用して、郵
便コード中間データファイル及びインデックスを生成す
る。これらのファイルはメモリ内にロードされ、郵便コ
ードは英数字順に編成される。各郵便コード毎に、郵便
コードを有するセグメントに基づいて最小境界画定用矩
形が計算される。郵便コードのための最小境界画定用矩
形は、郵便コードをベースとする空間的探索を容易にす
るために、ナビゲーション応用プログラムによって使用
することができる。
【0143】各郵便コードの関連パーセルを指すポイン
タを含む郵便コードについて、Bツリーインデックスフ
ァイルを作成することができる。郵便コードデータは、
ハフマンエンコーディングまたは他の公知の圧縮方法を
使用して圧縮することができる。郵便コードデータは、
郵便コード中間データファイル内に格納される。場所中
間データファイルと同様に、郵便コード中間データファ
イルは、データの量に基づいてパーセル化される。 9.ナビゲート可能な特色名中間データファイル及びイ
ンデックス データ変形レイヤプロセスは、名前転送ファイル及び付
属物転送ファイルからのナビゲート可能な特色名データ
を使用してナビゲーション特色名中間データ及びインデ
ックスを生成する。これらのファイルはメモリ内にロー
ドされ、名前はアルファベット順に編成される。ナビゲ
ート可能な特色名のために、Bツリーインデックスファ
イルを作成することができる。これらのインデックスフ
ァイルは名前レコードを含み、各レコードは名前に関連
したパーセルを指すポインタを含んでいる。ナビゲート
可能な特色名データは、ハフマンエンコーディングまた
は他の公知の圧縮方法を使用して圧縮することができ
る。
【0144】ナビゲート可能な特色名データは、ナビゲ
ート可能な特色名のベース名によってアルファベット順
に格納される。格納されたナビゲート可能な特色名デー
タはパーセル化され、中間データファイル内に格納され
る。 10.ナビゲート可能な特色(場所によって順序付けさ
れている)中間データファイル ナビゲート可能な特色の識別番号も、場所階層の最低レ
コードにおける各場所毎に編成される。各ナビゲート可
能な特色が関連付けられている1つまたは複数の場所
は、ナビゲート可能な特色を構成しているセグメントか
ら決定される。より詳しく述べると、このような各セグ
メント毎に、そのセグメントが位置している管理エリア
はセグメント転送ファイルから決定することができ、そ
のセグメントのための道路名は付属物転送ファイルから
決定することができる。従って、管理エリアを、ナビゲ
ート可能な特色のための道路名に相関させることができ
る。場所は、それらの識別番号によって編成される。各
場所毎のナビゲート可能な特色の識別番号は、これらの
場所内に昇順で編成される。更に、各ナビゲート可能な
特色の識別番号レコードは運転パーセルの1つまたは複
数の識別番号をも含んでおり、関連する場所内にナビゲ
ート可能な特色を見出すことができるようになってい
る。
【0145】このデータは、場所によって編成された道
路のリストを生成するために、及び道路/場所組合わせ
に関連するセグメントを識別するために、ナビゲーショ
ン応用プログラムによって使用することができる。場所
によって順序付けられたナビゲート可能な特色のため
に、少なくとも2つのBツリーインデックスファイルを
作成することができる。1つのインデックスファイルは
場所情報を一次キーとして使用し、ナビゲート可能な特
色ベース名を二次キーとして使用する。このインデック
スファイルは、ある場所内のベース名と一致するナビゲ
ート可能な特色を探知するために使用される。他のイン
デックスファイルは、ナビゲート可能な特色のIDを一
次キーとして使用する。このインデックスファイルは、
ナビゲート可能な特色のIDが既に知られており、その
場所のようなナビゲート可能な特色に関する付加的な情
報を入手したい場合に使用される(例えば、先行探索か
ら)。
【0146】11.運転中間データファイル 運転データは、セグメント及びそれらのアドレス範囲、
ナビゲート可能な特色の識別番号、道路標識情報、及び
例えばセグメントとナビゲート可能な特色との間の、及
びその逆のエンティティ間の相互参照を含んでいる。デ
ータ変形レイヤプロセスは、セグメント、ノード、及び
付属物転送ファイルを使用して運転中間データファイル
及びインデックスを生成する。種々のエンティティ間に
関係を確立するためにポインタが作成される。例えば、
ポインタが、ルート指定データ内のセグメントと、場所
データ内の場所名との間の関係を確立する。別の例で
は、あるセグメントは、そのセグメントエンティティの
端点のノードのレコードを指すポインタを有している。
【0147】生成形状点を計算し、運転セグメントと共
に格納することも、または代替として、ルート指定中間
データファイルの生成中に作成された生成形状点を使用
することもできる。ペアノキーアレイを作成するため
に、ノード、形状点、及び人工形状点(今はメモリ内に
ある)のための位置データが使用される。代替として、
ルート指定中間データファイルのために生成されたペア
ノキーアレイを使用することができる。運転データパー
セル(ナビゲート可能な特色名及び場所のような)を生
成するために転送ファイルから入手したデータの若干
は、他の型のデータのための中間ファイルを先に生成し
た時に既に新しい識別番号が割当てられていることがあ
り得る。従って、これらのエンティティのための古い識
別番号は、各中間ファイルを作成する時に生成される相
互参照テーブルを使用して、新しい識別番号に変換され
る。
【0148】運転データは、先に生成されたグローバル
kdツリーを使用してパーセル化される。運転データ
は、各パーセル毎に所望の最小充填率を満足するように
パーセル化すべきである。所与の地理的エリアのための
運転データは、所望の最小充填率が満足される最大エリ
アをカバーするパーセル内に含まれるべきである。もし
先に限定されたパーセルに対応する地理的矩形エリア内
に取り囲まれている運転データが最大パーセル量を超え
れば、前述したように所望のパーセル量を達成するため
に、そのデータをより小さい矩形エリアに対応する集約
(グルーピング)に更に分割することができる。運転デ
ータの場合、各パーセルが限定されるにつれて、セグメ
ントをそのパーセル内部のセルインデックスに関連付け
ることができる。セルインデックスは、緯度及び経度の
組合わせであることができる。パーセルは、セルに分割
されたものとして表され、各セルは1度の 256/100,000
のような規則的なサイズの地理的エリアとして限定され
る。パーセル内の各セグメント毎に最小境界画定用矩形
が計算され、セグメントの最小境界画定用矩形の最も北
及び最も南の隅に位置しているセルが識別される。次い
でこれらのセルがセグメントに関連付けられる。(最小
境界画定用矩形の最も北及び最も南の両方の隅が同一セ
ル内に位置することがあり得るが、もしそうであれば、
この情報は相応にセグメントに関連付けられる。)セグ
メントデータのこの配列によって、セグメントがまたが
っているセルを迅速に調べることができるために、パー
セル内のデータの空間的探索が容易になる。
【0149】12.関心点及びサード・パーティ中間デ
ータファイル 関心点転送ファイル930を使用して、別のデータ変形
レイヤプロセスはこれらのデータを読み出し、関心点中
間データファイルを生成する。この中間ファイルを作成
する際に、このプロセスは関心点を、地図作成中間デー
タファイル内の地図作成データのパーセルと同一の境界
を有するパーセルに空間的に編成する。この段におい
て、もしサード・パーティデータが転送ファイルフォー
マット内に含まれていれば、これらのデータも中間ファ
イル及び関連インデックスに編成される。サード・パー
ティ中間データファイルを生成する際に、データは、前
述したように地図作成及び関心点パーセルと同一の境界
を有するパーセルに編成される。
【0150】13.近隣kdツリー中間データファイル 全ての空間的データ(ルート指定、地図作成、及び地図
作成相互参照データ)をパーセル化した後に、変形レイ
ヤプロセスは、各型の空間的データのための各パーセル
内に近隣kdツリーを格納する。あるパーセル内の近隣
kdツリーは、そのパーセル、そのパーセルの1つまた
は複数の親(もしあれば)、そのパーセルの子(もしあ
れば)、及びそのパーセルの隣接パーセル(もしあれ
ば)を識別する。これらの近隣kdツリーは、空間的な
探索のために、及び1つのパーセルに別のパーセルから
アクセスするために、ナビゲーション応用プログラムに
よって使用することができる。 14.グローバルkdツリー中間データファイル 空間的に編成された各パーセル毎に近隣kdツリーが限
定され、格納された後に、グローバルkdツリーは圧縮
された形状に変換され、中間ファイル内に格納される。
【0151】D.物理的記憶フォーマット分離レイヤ 前述したように、地理的データセットコンパイラ900
は出力905を供給する。この出力905を発生するコ
ンパイラ900の成分は、物理的記憶フォーマット分離
レイヤ914である。物理的記憶フォーマット分離レイ
ヤ914は、データ変形レイヤ910によって生成され
た中間データファイル927から出力905を発生させ
る。分離レイヤ914は、前述した配置計画に従って、
中間データファイル927から媒体に特定のフォーマッ
トを形成する。物理的記憶フォーマット分離レイヤ91
4によって得られる利点の1つは、それが、データ変形
レイヤプロセスのような残りの地理的データセットコン
パイラプロセスを、特定の異なる型の媒体のディテール
及び特性から分離することである。異なる型の媒体は、
種々のデータ成分について異なる配置及び冗長戦略から
利益を得ることができる。例えば、CD−ROM上で
は、最も屡々アクセスされることが予測されるか、また
は最高に早いアクセス時間が要求されるデータは、内側
トラックの近くに配置される。
【0152】図9Cを参照する。物理的記憶フォーマッ
ト分離レイヤ914によって発生された出力905は、
少なくとも1つの記憶媒体地理的データファイル100
1を含んでいる。記憶媒体地理的データファイル100
1は、データ変形レイヤ910によって作成された中間
ファイル927内に含まれる個々のパーセルの全てを含
んでいる。分離レイヤ914において、これらの個々の
パーセル化された中間ファイル927が単一のファイル
に連結され、記憶媒体ファイル1001が形成される。
分離レイヤ914において、1つより多い地図データカ
バレッジエリア(DCA)を、単一の記憶媒体地理的デ
ータファイル1001に組合わせることができる。各地
図データカバレッジエリアは、図4Aの領域100のよ
うな特定の地理的領域に関係付けられる。もし単一の地
理的データファイル1001内に複数の地図データカバ
レッジエリアが含まれていれば、各地図データカバレッ
ジエリアはそれ自体の地図データファイルヘッダを含
む。(地図データヘッダファイルは、後述するように、
その特定データカバレッジエリアに適用可能なグローバ
ルデータを含んでいる。)例えば、ファイル1001は
2つの地図データカバレッジエリアと、相応して2つの
ヘッダ1004及び1005とを含んでいる。地図デー
タファイルヘッダは、それが関係を有しているデータの
パーセルの直前の記憶媒体地理的データファイル内に配
置される。
【0153】分離レイヤ914の出力905の一部とし
て含まれているのは、媒体ファイルまたは成分1009
である。媒体ファイル/成分1009は、分離したファ
イルとして形成することができ、また好ましくは、媒体
ファイル1009は記憶媒体地理的データファイル10
01のパーセル化された成分(即ち、「媒体成分」)と
して形成することもできる。媒体成分1009は、全体
として記憶媒体に関係するグローバルデータを含んでい
る。ファイル1001内のデータの配置は、種々の中間
データファイルを単一のファイルに連結し、各中間デー
タファイル毎にオフセット(「パーセルID」と呼ぶ)
を作成することによって与えられる。パーセルIDは、
パーセルサイズ、冗長度、及びファイル1001の開始
からのオフセットの組合わせである。従ってパーセルI
Dは、本質的に媒体特性に依存する。パーセルIDは、
媒体上の特定のパーセルを迅速に探知可能にするだけで
はなく、パーセルのサイズを識別する情報を担持してい
るために、ナビゲーション応用プログラムが、パーセル
をロードするのに充分なメモリを適切に割当てることを
可能にする。CD−ROMの場合、パーセルIDはセク
タ番号を反映することが好ましい。PCMCIAカード
の場合には、パーセルIDは、例えば 256バイトの単位
でバイトオフセットを反映する。パーセルIDの1ビッ
トはパーセルの余分の(冗長)コピーを指示するために
使用される。これらのコピー(もしあれば)の位置は、
ナビゲーション応用によってメモリ常駐テーブルから決
定することができる。CD−ROMのような媒体の場
合、媒体上に格納されている種々のコピーの中から選択
する能力によってCDヘッドに最も近い冗長コピーを選
択することができるために、データ検索時間が短縮され
る。一代替実施例では、データの冗長コピーを、「グロ
ーバルkdツリー」のようなインデックス情報のために
使用することができる。
【0154】中間データファイル内の全てのデータはパ
ーセル化されているから(考え得る若干のグローバルデ
ータを除く)、パーセル参照をパーセルIDで置換でき
るようになる前に、パーセルは先ず特定のシーケンス内
に滞在する。パーセルプレースホールダ( placeholder
) 情報がこの目的のために設けられている。この情報
は、バイトオフセットに翻訳することができる先に生成
された「パーセル参照番号」(PRN)、またはパーセ
ルインデックスの形状である。パーセルインデックス
(0−n)は、中間データファイルを作成するデータ変
形レイヤ910内の各プロセスによって生成される生の
順次インデックスである。従って、分離レイヤ914は
先ず中間データファイルからのパーセルをロードし、パ
ーセルを最寄りの境界単位に丸められた所定のシーケン
スに書き直す。次いで、パーセル参照番号が新たに生成
されたパーセルIDによって置換される。この第2の段
階は、含まれている特定のデータ構造の知識を含む。こ
の第2のステップが処理するパーセルには2つの型が存
在する。データパーセルに対してローカルのパーセル参
照番号は、そのパーセル型のための適切なパーセルヘッ
ダを読み込み、これらのパーセル参照番号を含むパーセ
ルテーブルにはヘッダを通してアクセスする必要があ
る。対応するパーセルIDに対するパーセル参照番号を
更新するためには、インデックスパーセル内に担持され
ているパーセル参照番号が、特定のインデックスファイ
ルパーセルを読み込み、インデックスツリーを辿る必要
がある。空間的、及び非空間的インデックスが存在する
から、このステップはインデックスツリーを生成する際
に開発された情報を使用する。
【0155】このプロセスを遂行する一代替アプローチ
は、各パーセル参照番号毎のオフセットを含む補助ファ
イルを準備することである。インデックスツリーパーセ
ル参照番号の更新は、オフセットによって指示された特
定の位置にアクセスし、次いでその位置におけるパーセ
ル参照番号を実際のパーセルオフセットを含む既存テー
ブルへのインデックスとして使用することを含む。別の
代替アプローチは、パーセル参照番号の位置まで下がっ
てナビゲートする機能をも含む中間データファイルを発
生するデータ変形レイヤ内に、物理的記憶フォーマット
分離レイヤ914がパーセル参照番号をパーセルIDに
置換できるようにするプロセスを設けることである。以
下に概要を説明する方法は、この後者のアプローチに基
づくものである。
【0156】物理的記憶フォーマット分離レイヤ914
の動作の2つの有用な副産物は、パーセル冗長度テーブ
ル及びインデックス根パーセルIDの生成である。どの
ような異なる型の記憶媒体の場合でも、地理的データ出
力ファイル1001を含む出力ファイルが先ずハードデ
ィスク上に作成される。出力ファイルをCD−ROMの
ような実際の記憶デバイス22へ転写するのは、当分野
においては公知のマスタリングプロセス917の機能で
ある。 2.物理的記憶フォーマット分離レイヤの成分 分離レイヤ914は、入力として、データ変形レイヤ9
10によって生成された中間データファイル927、及
びデータ変形レイヤ910によって各中間データファイ
ル毎に生成された補助ファイル949を使用する。分離
レイヤプロセスは、データカバレッジエリア名、使用中
の媒体の型、及び記憶媒体上の開始ユニット(または、
位置ユニット)の1つまたはそれ以上を識別する入力を
受入れるように構成可能であることができる(手動入力
プロンプト、または構成ファイルからの何れかによっ
て)。分離レイヤは、好ましいデータ配置順及び冗長性
情報を含むルックアップファイル1020(「データ
マップファイル」と呼ぶ)も使用する。冗長性は、異な
るデータファイルユニットが繰り返し出現することによ
って暗示される。
【0157】前述したように、各中間データファイル毎
に補助ファイル(「オフセット記述子ファイル」と呼
ぶ)が生成される。「オフセット記述子ファイル」は、
各中間データファイル毎のパーセルオフセット及びパー
セルサイズを含んでいる。例えば、中間データファイル
943はデータパーセル943A、943A、943A
・・・を含み、この中間データファイル943に関連付
けられている補助ファイル953は中間データファイル
943のパーセルオフセット及びサイズを含んでいる。
パーセルオフセットは、ファイルの開始からのそのパー
セルのバイトオフセットを表している。好ましい実施例
では、「オフセット記述子」ファイルは、全てのレイヤ
の各型の中間データファイル毎に存在する。例として、
ルート指定レイヤ0乃至レイヤ4ファイルのための中間
データファイルは、各々それ自体の「オフセット記述
子」ファイル(ファイル内のパーセル参照番号によって
明示的にインデックスされるバイトオフセットのテーブ
ルを含む)に関連付けられている。好ましい実施例で
は、インデックス及び関連グローバルデータファイルを
含む各中間データファイルは、ファイル内に含まれてい
るパーセルの合計数を指示する固定サイズのファイルヘ
ッダを有している。
【0158】分離レイヤは、ディスク上のデータファイ
ルユニット、及び付随する「オフセット記述子」ファイ
ルの両方のためのファイルエクステンション及び接尾部
を識別する情報を含む各中間データファイル毎のファイ
ル1030(「ファイル情報記述子」ファイルと呼ぶ)
をも使用する。「ファイル情報記述子」ファイル103
0は、特定の中間ディスクファイルが何等かのパーセル
参照番号を含むか否かを指示する情報をも含む。 3.物理的記憶フォーマット分離レイヤの動作 分離レイヤ914においては、シーケンスに書き直され
る前に各パーセルを調べ、データを書き込む記憶媒体に
関連する境界単位のサイズにパーセルを均等に順応させ
るには、パーセルのサイズをどの程度多く増加させるべ
きかを決定する。記憶媒体が異なれば、境界単位のサイ
ズも異なり得る。例えば、CD−ROMの場合には境界
単位は 2048 バイトであり、PCMCIAカードの場合
には境界単位は 256バイトである。パーセルが媒体の境
界単位の倍数に正確に対応するサイズを有していない限
り、パーセルのサイズはある量のパディング(「丸め調
整」ともいう)を追加することによって、パーセルを境
界単位の次に最大の倍数に対応するサイズに「切上げ」
られる。中間データファイル内の各パーセルは異なる量
のデータを有し得るので、パディングの量は各中間ファ
イル内の各パーセル毎に別個に計算される。
【0159】パーセルのサイズを媒体上の境界単位の次
に大きい倍数に合わせるようにパーセルにパディングを
行うには、先ずパーセルのサイズを物理的境界単位の数
の表現で決定する必要がある。媒体の型に依存して、こ
れは2つの公式の一方を使用することを含む。境界単位
が2×K(K=1024バイト)であるCD−ROMの場合
には、丸め調整は次の2K単位に丸められた(パーセル
サイズ%2×K)に等しい(ここに「パーセル サイ
ズ」は、パーセルが中間データファイル内に存在する時
のパーセルのサイズに等しい)。境界単位が 256バイト
であるPCMCIAカードの場合には、丸め調整は次の
256単位に丸められた(パーセル サイズ% 256)に等
しい(ここに「パーセル サイズ」は、パーセルが中間デ
ータファイル内に存在する時のパーセルのサイズに等し
い)。
【0160】もしCD−ROMまたはPCMCIAカー
ド以外の媒体を使用するのであれば、異なるサイズの異
なる境界単位が存在し得るので、丸め調整は相応して変
更される。分離レイヤ914は、媒体の型、地図カバレ
ッジエリア等を識別する適切なパラメータを用いて初期
化される。また、順序及び冗長性を指示するルックアッ
プファイル1020(即ち、「データ マップ」ファイ
ル)がロードされる。ルックアップファイル1020を
通る第1のパスがメモリ内で遂行され、中間データファ
イル及び冗長性の合計数が決定される。もし特定のファ
イルがそのデータカバレッジエリア内に存在しなけれ
ば、分離レイヤプロセスは、失われたファイルが最小セ
ットの一部ではない限り、次のファイルへ移動する。最
小セットは、例えばグローバルデータ、少なくとも1組
のインデックス、及び中間データファイルを含むことが
できる。
【0161】第1の中間データファイル内の各パーセル
のサイズ及び位置を識別する補助ファイル(即ち、「オ
フセット記述子」ファイル)を使用してパーセルがメモ
リ内に読み込まれ、そのパーセルを最大の境界単位に丸
めた後に、ディスク上の記憶フォーマットファイル10
01へ書き戻される。パーセルが書き込まれた後に、補
助ファイルを使用して、プロセスは第1の中間データフ
ァイル内の次のパーセル上に移動する。丸め調整が再度
計算され、パーセル+丸め調整がディスクへ書き込まれ
る。プロセスは、第1の中間データファイル内の全ての
パーセルがパディングされ、ディスクに書き込まれるま
で続行する。パーセルがディスクに書き込まれるにつれ
て、パーセルIDが各パーセルに割当てられる。各パー
セルには独特のIDが割当てられ、好ましい実施例では
パーセルIDは、物理的記憶フォーマットデータファイ
ルの始まりからのオフセット+パーセルのサイズ(丸め
調整を考慮している)+冗長情報の組合わせを表してい
る。
【0162】第1の中間データファイルからのパーセル
がパディングされ、パーセルIDが割当てられ、そして
ディスクに書き込まれた後に、次の中間データファイル
(例えば、945)がメモリ内にロードされ、第1の中
間データファイルと同じようにして、そのパーセルはパ
ディングされ、パーセルIDが割当てられ、そしてディ
スクへ書き込まれる。前述したように、中間データファ
イルが処理されるシーケンスは、ルックアップファイル
1020(「データ マップ」)を参照することによっ
て決定される。第2の、及びその後の中間データファイ
ルが処理されると、これらの中間データファイル内のパ
ーセルは同一記憶フォーマットデータファイル1001
内へ書き込まれる。相応して、第2の、及びその後の中
間データファイル内のパーセルには、第1の中間データ
ファイルから書き込まれたパーセルを既に含んでいる同
一の記憶フォーマットファイル1001の開始からのオ
フセット(+パーセルサイズ)であるパーセルIDが割
当てられる。冗長パーセル(もしあれば)の場合には、
新しい組のパーセルIDを受け入れるように拡張された
同一プロセスが使用される。このプロセスが終わると、
「データ マップ」ファイル内に存在する全てのデータ
型についてパーセルIDが作成されており、媒体上で使
用可能になっている。好ましい実施例では、あるデータ
ベース領域のための全ての異なる中間データファイルか
らの全てのパーセルは、単一の領域当たりの記憶フォー
マットデータファイル内に含まれている(即ち、全ての
中間データファイルが結合型プロセス内に併合されてい
る)。
【0163】中間データファイルからの全てのパーセル
が記憶フォーマットデータファイルに連結された後に、
分離レイヤプロセスは、ディスクに書き込まれたディス
クパーセル内の全てのパーセル参照番号を更新する。イ
ンデックスファイルを含む多くのデータは、同一パーセ
ル内の、または他のパーセル内の何れかの他のデータに
対する参照を含んでいる。ナビゲーション応用機能の動
作を強化するために、これらの他のデータへの参照は、
割当てられたパーセルIDを含むように更新される。先
行分離レイヤプロセスが全てのパーセルに新しいパーセ
ルIDを割当てているから、パーセル内部の全てのパー
セル参照(先に割当てられたパーセル参照番号)は、こ
れらの新たに割当てられたパーセルIDを使用して更新
されなければならない。好ましい実施例においては、ル
ックアップファイル(「データ マップ」)は、更新を必
要とするパーセル参照番号を有するパーセルを含む中間
データファイルの型を識別する情報を含んでいる。分離
レイヤ内のプロセスは、ディスクへ書き込まれた各パー
セル毎に、パーセルID、及び先にそのパーセルに関連
付けられたパーセル参照番号を追跡するテーブルを形成
する。更新を必要とするパーセルを含む中間データファ
イルの場合、分離レイヤプロセスはパーセル内のパーセ
ル参照番号までのオフセットを識別するためにルックア
ップファイルを使用する。全てのパーセル内の総てのパ
ーセル参照番号が探知され、適切なパーセルIDに置換
される。
【0164】前述したように、物理的記憶フォーマット
データファイル1001内には、1つより多い地図カバ
レッジエリア(即ち、データベース領域)を含むことが
できる。上述したプロセスは、同一物理的記憶フォーマ
ットデータファイル1001内に含まれるその後の地図
カバレッジエリアを追跡する。代替として、付加的な地
図カバレッジエリアを分離した物理的記憶フォーマット
データファイル内に含ませることができる。この物理的
記憶フォーマットデータファイル1001は、ファイル
1001を記憶媒体上に書き込むマスタリングプロセス
917において使用される。出力ファイルが媒体上に書
き込まれると、それは図9Cに示す編成を保持する。マ
スタリングプロセスは普通のものであってよい。出力フ
ァイル1001がCD−ROMのような物理的媒体上に
格納されると、パーセルIDは媒体上の位置に直接的に
対応するデータ内を参照するから、パーセルID情報は
媒体上のデータの位置を迅速に探知することができる。
即ち、上述した実施例では、パーセルIDは、媒体上に
格納されている単一の地図データファイルの開始からの
オフセット(+パーセルサイズ)を表す。この情報を使
用して、データが格納されている媒体上の位置を直接探
知することができる。これは、記憶媒体上の地理的デー
タを使用するナビゲーション応用機能の速度及び動作を
強化する可能性を与える。
【0165】VI.代替実施例 さらなる代替実施例では、ナビゲーションシステムは、
無線通信を組み込むんで、それが使用する若干のまたは
全てのデータを遠隔位置または中央位置から入手するこ
とができる。これらの代替実施例では、地理的データは
遠隔または中央位置から供給することも、または代替と
して、若干のまたは全ての情報を無線通信を介して入手
することもできる。例えば、無線通信を介して更新また
は実時間交通情報を供給し、車載ナビゲーションシステ
ムに設置された地理的データベースを補足することがで
きる。以上の詳細な説明は単なる例示に過ぎず、本発明
を限定するものではなく、特許請求の範囲が本発明の範
囲を限定するものであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】地理的データ、及びオプションとして他のデー
タを格納している記憶媒体を含むナビゲーションシステ
ムを示す図である。
【図2】図1のナビゲーションシステムのソフトウェア
成分を示す図である。
【図3】図1の記憶デバイス上に格納されているナビゲ
ーションデータファイルの型を示す図である。
【図4A】図4Aは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図4B】図4Bは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図4C】図4Cは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図4D】図4Dは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図5A】図5Aは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5B】図5Bは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5C】図5Cは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5D】図5Dは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5E】図Eは、図1の記憶デバイス上のナビゲーシ
ョンデータの若干からなるパーセル内の関連データを含
むプロセスを示す図である。
【図6A】図6Aは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6B】図6Bは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6C】図6Cは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6D】図6Dは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6E】図6Eは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6F】図Fは、図3に示すルート計算地理的データ
セットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノードに
置換するプロセスを示す図である。
【図7A】図7Aは、図3に示す地理的データセット内
の若干のデータエントリ内の若干のデータ属性を表すた
めに正規化された属性アレイの使用を示す図である。
【図7B】図7Bは、図3に示す地理的データセット内
の若干のデータエントリ内の若干のデータ属性を表すた
めに正規化された属性アレイの使用を示す図である。
【図8A】図8Aは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8B】図8Bは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8C】図8Cは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8D】図8Dは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8E】図8Eは、図8Dの集約セグメントと、それ
が関連付けられている他のデータとの関係を示す図であ
る。
【図9A】図9Aは、図1のナビゲーションシステムに
使用するために記憶媒体上に格納される地理的データベ
ースを生成するための地理的データセットコンパイラの
一実施例の成分を示す流れ図である。
【図9B】図1のナビゲーションシステムに使用するた
めに記憶媒体上に格納される地理的データベースを生成
するための地理的データセットコンパイラの一実施例の
成分を示す流れ図である。
【図9C】図1のナビゲーションシステムに使用するた
めに記憶媒体上に格納される地理的データベースを生成
するための地理的データセットコンパイラの一実施例の
成分を示す流れ図である。
【図10A】図10Aは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスで発生する「生成形状点」を示す図
である。
【図10B】図10Bは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスで発生する「生成形状点」を示す図
である。
【図11A】図11Aは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスによる地図作成データの小分けを示
す図である。
【図11】図11Bは、図9A−28に示すコンパイラ
におけるプロセスによる地図作成データの小分けを示す
図である。
【図11】図11Cは、図9A−28に示すコンパイラ
におけるプロセスによる地図作成データの小分けを示す
図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーションシステム 12 プロセッサ 14 ドライブ 16 メモリ記憶デバイス 18 ナビゲーション応用ソフトウェアプログラム 20 メモリ 22 記憶媒体 24 測位システム 27 ディスプレイ 28 ルート計算機能 29 スピーカ 30 地図表示機能 32 運転生成機能 34 他の機能(サブプログラム) 40 地理的データ 41 インタフェースレイヤ 48 ルート計算パーセル 50 地図作成パーセル 52 運転パーセル 53 参照パーセル 54 関心点パーセル 60 非空間的に編成されたデータ 61 サード・パーティデータ 62 ナビゲート可能特色 63 場所 64 郵便コード 65 交差道路/ジャンクション 66 地図作成上の特色 100 地理的エリア 101 ノード 102 最大・最小緯(経)度のノード 106 最小境界画定用矩形 107 最小囲みダイ・タイル 108 格子 110 初期タイル 900 地理的データセットコンパイラ
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】地理的データ、及びオプションとして他のデー
タを格納している記憶媒体を含むナビゲーションシステ
ムを示す図である。
【図2】図1のナビゲーションシステムのソフトウェア
成分を示す図である。
【図3】図1の記憶デバイス上に格納されているナビゲ
ーションデータファイルの型を示す図である。
【図4A】図4Aは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図4B】図4Bは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図4C】図4Cは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図4D】図4Dは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータを編成するためのパーセル化プロセスを示
す図である。
【図5A】図5Aは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5B】図5Bは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5C】図5Cは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5D】図5Dは、図1の記憶デバイス上のナビゲー
ションデータの若干からなるパーセル内の関連データを
含むプロセスを示す図である。
【図5E】図Eは、図1の記憶デバイス上のナビゲーシ
ョンデータの若干からなるパーセル内の関連データを含
むプロセスを示す図である。
【図6A】図6Aは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6B】図6Bは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6C】図6Cは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6D】図6Dは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6E】図6Eは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノード
に置換するプロセスを示す図である。
【図6F】図Fは、図3に示すルート計算地理的データ
セットにおいて、複数の正規ノードをスーパーノードに
置換するプロセスを示す図である。
【図7A】図7Aは、図3に示す地理的データセット内
の若干のデータエントリ内の若干のデータ属性を表すた
めに正規化された属性アレイの使用を示す図である。
【図7B】図7Bは、図3に示す地理的データセット内
の若干のデータエントリ内の若干のデータ属性を表すた
めに正規化された属性アレイの使用を示す図である。
【図8A】図8Aは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8B】図8Bは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8C】図8Cは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8D】図8Dは、図3に示すルート計算地理的デー
タセットにおいて使用するためのセグメント集約手順を
示す図である。
【図8E】図8Eは、図8Dの集約セグメントと、それ
が関連付けられている他のデータとの関係を示す図であ
る。
【図9A】図9Aは、図1のナビゲーションシステムに
使用するために記憶媒体上に格納される地理的データベ
ースを生成するための地理的データセットコンパイラの
一実施例の成分を示す流れ図である。
【図9B】図1のナビゲーションシステムに使用するた
めに記憶媒体上に格納される地理的データベースを生成
するための地理的データセットコンパイラの一実施例の
成分を示す流れ図である。
【図9C】図1のナビゲーションシステムに使用するた
めに記憶媒体上に格納される地理的データベースを生成
するための地理的データセットコンパイラの一実施例の
成分を示す流れ図である。
【図10A】図10Aは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスで発生する「生成形状点」を示す図
である。
【図10B】図10Bは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスで発生する「生成形状点」を示す図
である。
【図11A】図11Aは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスによる地図作成データの小分けを示
す図である。
【図11B】図11Bは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスによる地図作成データの小分けを示
す図である。
【図11C】図11Cは、図9A−28に示すコンパイ
ラにおけるプロセスによる地図作成データの小分けを示
す図である。
【符号の説明】 10 ナビゲーションシステム 12 プロセッサ 14 ドライブ 16 メモリ記憶デバイス 18 ナビゲーション応用ソフトウェアプログラム 20 メモリ 22 記憶媒体 24 測位システム 27 ディスプレイ 28 ルート計算機能 29 スピーカ 30 地図表示機能 32 運転生成機能 34 他の機能(サブプログラム) 40 地理的データ 41 インタフェースレイヤ 48 ルート計算パーセル 50 地図作成パーセル 52 運転パーセル 53 参照パーセル 54 関心点パーセル 60 非空間的に編成されたデータ 61 サード・パーティデータ 62 ナビゲート可能特色 63 場所 64 郵便コード 65 交差道路/ジャンクション 66 地図作成上の特色 100 地理的エリア 101 ノード 102 最大・最小緯(経)度のノード 106 最小境界画定用矩形 107 最小囲みダイ・タイル 108 格子 110 初期タイル 900 地理的データセットコンパイラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード エイ アッシュビー アメリカ合衆国 イリノイ州 60034 ヘ ブロン ピーオーボックス 351 (72)発明者 ポール エム ブージード アメリカ合衆国 イリノイ州 60034 シ カゴ ウェスト ヘンダーソン ストリー ト 1747 (72)発明者 ジョン シー ジャスパー アメリカ合衆国 イリノイ州 60004 ア ーリントン ハイツ ノース ドルーリー レーン 824 (72)発明者 ロバート ピー ファーネケス アメリカ合衆国 イリノイ州 60191 ウ ッドデール ウェスト クレア 482 (72)発明者 グレゴリー エム ニザク アメリカ合衆国 イリノイ州 60559 ウ ェストモント オークウッド ドライヴ 1036 (72)発明者 ニコラス イー スミス アメリカ合衆国 イリノイ州 60302 オ ーク パーク プレザント ストリート 209 (72)発明者 ディヴィッド エス ラムパート アメリカ合衆国 イリノイ州 60035 ハ イランド パーク ベックストーン プレ イス 650 (72)発明者 ジェームズ エイ ミーク アメリカ合衆国 イリノイ州 60067 パ ラタイン イースト アンダーソン ドラ イヴ 1523 (72)発明者 アーロン アイ クレイン アメリカ合衆国 イリノイ州 60067 パ ラタイン レン アベニュー 670

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地理的データの複数のレコードを記憶媒
    体上に格納する方法において、各レコードは地理的領域
    内の物理的位置を有する物理的特色を表し、上記方法
    は、 上記複数のレコードをレコードの第1及び第2の集約に
    分離し、上記第1内のレコードは第1の副矩形エリア内
    に取り囲まれた地理的位置を有する物理的特色を表し、
    上記第2の集約内のレコードは第2の副矩形エリア内に
    取り囲まれた地理的位置を有する物理的特色を表すよう
    にするステップを備え、 上記第1及び上記第2の副矩形エリアは、上記第1及び
    第2の集約内の上記複数のレコードによって表される上
    記物理的特色の位置を取り囲んでいる矩形エリアの位置
    における分割によって形成され、上記分割の位置は、 上記矩形エリアの複数の試行分割を評価し、そして上記
    第1及び第2の集約の結果的なサイズに基づいて上記複
    数の試行分割の1つを選択することによって決定される
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記複数の試行分割の上記評価から導出
    した上記第1及び第2の集約の結果的なサイズを、第1
    の範囲のサイズと比較するステップ、を更に備え、 上記分離ステップは、上記第1の範囲のサイズに対応す
    る上記集約の少なくとも一方に基づいて、上記複数のレ
    コードを第1及び第2の集約に分離することからなる請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記複数の試行分割の上記評価から導出
    した上記第1及び第2の集約の結果的なサイズを、第1
    の範囲のサイズと比較するステップ、を更に備え、 上記分離ステップは、上記第1の範囲のサイズに対応す
    る上記第1及び第2の両集約に基づいて、上記複数のレ
    コードを第1及び第2の集約に分離することからなる請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の範囲のサイズは、上記レコー
    ドの集約の一方で形成されるパーセルの80乃至100
    パーセントの充填率に基づいている請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 上記各試行分割によって形成される少な
    くとも一方の試行矩形の縦横比を確かめるステップを更
    に備え、 上記選択ステップは、上記縦横比及び上記各試行分割に
    よって形成される集約の上記結果的なサイズに基づいて
    いる請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 nを1と5との間の、そして1及び5を
    含む整数とし、mを1と(2n −1)との間の、そして
    1及び(2n −1)を含む整数として、上記試行分割は
    上記矩形のある側に沿う位置m/2n に位置している請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記集約のサイズが所定の所望最大パー
    セルサイズを超えないと評価された時に、上記レコード
    の第1及び第2の集約の一方を形成するステップを更に
    備えている請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記分離ステップによって形成される上
    記第1及び第2の集約の一方のサイズが所定のしきい値
    を超えると決定された時は、上記複数のレコードに適用
    したものと同一の分離ステップを上記一方の集約に適用
    することによって、上記一方の集約を更に第1及び第2
    の集約に分離するステップを更に備えている請求項1に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記分離ステップによって形成される上
    記第1及び第2の集約の一方のサイズが所定のしきい値
    を超えると決定された時は、上記各集約が所定の所望最
    大パーセルサイズを超えないサイズを有するようになる
    まで、上記分離を上記一方の集約及びそれから形成され
    る全ての集約に適用することを続行するステップを更に
    備えている請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記レコードは、地理的領域内の道路
    のセグメントを表している請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記レコードは、上記各セグメントに
    沿う走行速度及び転回制約に関する情報を含むルート指
    定データレコードである請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記レコードは、上記道路のセグメン
    トの形状をコンピュータディスプレイ上に表示させるた
    めに使用される地図作成データレコードである請求項1
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記集約のサイズが所定の所望最大パ
    ーセルサイズを超えないと評価された時に、上記レコー
    ドの第1及び第2の集約の一方を形成するステップを更
    に備え、 上記パーセルサイズは、ナビゲーションシステムによる
    単一のアクセス動作でアクセスすることができるデータ
    の最小量を表している請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記形成ステップは、 上記レコードの第1及び第2の集約の上記一方をパーセ
    ルに形成する時に、上記レコードの集約にある量のパデ
    ィングを追加し、それによって上記集約及び上記パディ
    ングが一緒になって上記所定の所望最大パーセルサイズ
    に等しくなるようにするステップを更に備えている請求
    項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ナビゲーションアプリケーションプロ
    グラムによって使用されるある地理的領域のための地理
    的データベースを製造する方法において、上記地理的デ
    ータベースはコンピュータ可読媒体上に格納され、上記
    地理的データベースは複数のレコードを含み、上記各レ
    コードは上記地理的領域内に物理的位置を有する物理的
    特色に対応し、上記方法は、 互いに近接し合う物理的位置を有する特色を表す地理的
    データのレコードを各パーセル内に格納する方法に従っ
    て上記地理的データを複数のパーセルに配列し、上記何
    れか1つのパーセル内に格納されるレコードが、該パー
    セルに関連付けられ且つ上記地理的領域内に位置する対
    応矩形エリア内に取り囲まれた位置を有する特色を表す
    ようにするステップを備え、 あるパーセルに関連付けられた各矩形エリアのサイズ及
    び位置は、上記複数のレコードによって表される上記全
    ての特色を取り囲んでいるある矩形エリアの一連の分割
    によって決定され、初期分割に続く上記一連の分割の各
    分割が先行分割からの矩形エリアに対して行われ、そし
    て、 ある矩形エリアのさらなる矩形エリアへの各分割が、上
    記矩形エリア及び上記各さらなる矩形エリアによって取
    り囲まれた特色を表すデータの量と、上記パーセルの所
    望のデータ充填率から導出された複数の範囲の受入れ可
    能なサイズとの比較に基づく上記データの量の査定に基
    づいて上記矩形エリアの位置において行われることを特
    徴とする方法。
  16. 【請求項16】 コンピュータ可読記憶媒体上に格納す
    るために地理的データをフォーマットする方法におい
    て、上記地理的データは地理的領域に関係付けられ、上
    記地理的データは上記地理的領域にわたって密度が不均
    一であり、上記方法は、 上記地理的データを第1の複数の部分に分割するステッ
    プを備え、上記第1の複数の各部分は上記地理的領域の
    矩形エリア内に取り囲まれた地理的部分に対応する地理
    的データを含み、上記複数の部分の何れか1つの部分に
    対応する上記地理的部分を取り囲んでいる矩形エリアは
    上記複数の部分の残余を取り囲んでいる矩形エリアから
    分離され、 所定の最大パーセル量の所定の倍数を超える上記第1の
    複数の部分の各部分に関して、上記部分及びそれから形
    成された部分に対して、全ての結果的な部分が上記最大
    パーセル量の所定の倍数を超えなくなるまで規則的な分
    離プロセスを繰り返すことによって上記部分のより小さ
    い部分を形成するステップを備え、 ある部分に適用される上記規則的な分離プロセスは1対
    の結果的な部分を形成し、上記各対の結果的な部分は分
    離された等サイズの矩形領域内に取り囲まれた地理的位
    置に対応する地理的データを含み、上記分離された等サ
    イズの矩形領域は一緒にした時のサイズが上記結果的な
    部分の対を形成するように分割された上記部分を取り囲
    んでいる矩形領域に対応し、 上記最大パーセル量は超えるが、上記最大パーセル量の
    所定の倍数よりは大きくない上記第1の複数の部分の各
    部分及び上記各結果的な部分に関して、 上記部分及びそれから形成された部分に対して、全ての
    結果的な部分が上記最大パーセル量を超えなくなるまで
    特別な分離プロセスを繰り返すことによって上記部分の
    より小さい部分を形成するステップを備え、 ある部分に適用される上記特別な分離プロセスは1対の
    結果的な部分を形成し、上記各対の結果的な部分は分離
    された矩形領域内に取り囲まれた地理的位置に対応する
    地理的データを含み、上記分離された矩形領域は一緒に
    した時のサイズが上記結果的な部分の対を形成するよう
    に分割された上記部分を取り囲んでいる矩形領域に対応
    し、上記部分の一方は所望の充填率×上記最大パーセル
    量の整数倍と上記最大パーセル量の整数倍との間に限定
    される範囲内のある量を含み、 上記第1の複数の部分、及び上記規則的な及び上記特別
    な分離プロセスによって形成された部分の最大パーセル
    量より大きくない各部分に関して、上記部分のパーセル
    を形成するステップを備えていることを特徴とする方
    法。
  17. 【請求項17】 コンピュータ可読記憶媒体内に地理的
    データを格納する方法において、上記地理的データは地
    理的領域に関係付けられ、上記地理的データは上記地理
    的領域にわたって密度が不均一であり、上記方法は、 上記地理的データを第1の複数の部分に分割するステッ
    プを備え、上記第1の複数の各部分は分離した矩形タイ
    ル内に取り囲まれた地理的位置に対応する地理的データ
    を含み、上記複数の分離した矩形タイルからなる格子が
    上記地理的領域を取り囲み、 最大パーセル量より大きくない上記第1の複数の部分の
    各部分に関して、上記部分のパーセルを形成するステッ
    プを備え、 上記最大パーセル量の所定の倍数を超える上記第1の複
    数の部分の各部分に関して、上記部分を分離して1対の
    結果的な部分を形成するステップを備え、上記結果的な
    部分の各対は分離された等サイズの矩形タイル内に取り
    囲まれている地理的部分に対応する地理的データを含
    み、上記分離された等サイズの矩形タイルは一緒にした
    面積が上記結果的な部分の対を形成するように分割され
    た上記地理的データを取り囲んでいる矩形タイルに対応
    し、 上記所定の最大パーセル量の所定の倍数を超える上記各
    結果的な部分に関して、上記結果的な部分及びそれから
    の結果の部分の分割を続けてさらなる結果的な部分の対
    を形成するステップを備え、上記さらなる結果的な部分
    の各対が分離された等サイズの矩形タイル内に取り囲ま
    れている地理的位置に対応する地理的データを含み、 上記最大パーセル量は超えるが、上記最大パーセル量の
    所定の倍数を超えない上記第1の複数の部分の各部分、
    及び上記所定の最大パーセル量は超えるが上記最大パー
    セル量の上記所定の倍数は超えない上記各結果的な部分
    に関して、上記部分を分離して1対の結果的な部分を形
    成するステップを備え、上記結果的な部分の各対は分離
    された矩形内に取り囲まれている地理的領域に対応する
    地理的データを含み、上記分離された矩形は一緒にした
    面積が上記結果的な部分の対を形成するように分割され
    た上記地理的データを取り囲んでいる矩形領域に対応
    し、 上記結果的な両部分は、上記矩形を形成した上記タイル
    の第1の寸法に等しい第1の寸法を有し、 Nを1より大きい正の整数とし、Mを2N より小さい正
    の整数として、上記矩形の一方はM×2-N×上記矩形を
    形成した上記タイルの第2の寸法に等しい第2の寸法を
    有し、 上記矩形の他方は、(2N −M)×上記矩形を形成した
    上記タイルの第2の寸法に等しい第2の寸法を有し、 上記Mは、上記第1及び上記第2の部分をできる限り少
    ないさらなる矩形に分割した時に、上記各さらなる矩形
    が上記最大パーセル量の最小充填率を超えるデータの量
    を取り囲むことができるように選択されることを特徴と
    する方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータ可読媒体上に格納されて
    いる地理的データベースであって、上記データベース
    は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16、または17
    に記載のプロセスによってフォーマットされていること
    を特徴とするコンピュータ可読媒体上に格納されている
    地理的データベース。
  19. 【請求項19】 ナビゲーションシステム内のルート探
    索プログラムと共に使用して地理的領域内の目的地まで
    のルートを見出すための改良された地理的データベース
    において、上記地理的データベースは記憶媒体上に格納
    され、更に、上記地理的データベースは、上記地理的エ
    リア内の道路の部分に対応するセグメントデータエンテ
    ィティと、上記道路の交差を含む上記地理的エリア内の
    点に対応するノーダルデータエンティティとを含み、上
    記改良は、 上記地理的データベース内に含まれているスーパーノー
    ダルデータエンティティを備え、上記各スーパーノーダ
    ルデータエンティティは上記ルート探索プログラムの複
    数のノーダルデータエンティティのための置換を表して
    いることを特徴とする地理的データベース。
  20. 【請求項20】 地理的データを、ルート探索プログラ
    ムによって使用されるようにコンピュータ可読媒体内に
    格納するための改良された方法において、道路セグメン
    トの部分の両端がノードによって表され、上記方法は、 上記地理的データ内の複雑な交差を識別するステップ
    と、 複数の分離したノードを単一のノードとして表すステッ
    プと、を備えていることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 ナビゲーションシステムにおいてルー
    ト計算プログラムと共に使用する地理的領域のための改
    良された地理的データベースにおいて、上記改良された
    地理的データベースはコンピュータ可読物理的記憶媒体
    上に格納されており、上記コンピュータ可読物理的記憶
    媒体上に格納されている上記改良された地理的データベ
    ースは、 上記地理的領域内の複数の点を表す複数の規則的なノー
    ドデータエンティティと、 各々が複数の規則的なノードデータエンティティを表す
    複数のスーパーノードデータエンティティと、 各々が上記地理的領域内の道路の一部分を表す複数のセ
    グメントデータエンティティと、を備え、 上記各セグメントデータエンティティは、上記セグメン
    トエンティティが表している道路の端に対応する少なく
    とも1つのノードデータエンティティに関連付けられ、 上記スーパーノードデータエンティティによって表され
    る正規ノードデータエンティティに対応する端を有する
    上記セグメントデータエンティティは、上記ルート計算
    プログラムによって使用される目的のために上記スーパ
    ーノードデータエンティティに関連付けられていること
    を特徴とする改善された地理的データベース。
  22. 【請求項22】 上記複数の各セグメントデータエンテ
    ィティは、各々が上記セグメントデータエンティティに
    よって表される道路部分の部分の端に対応している2つ
    のノードデータエンティティに関連付けられている請求
    項21に記載の改善された地理的データベース。
  23. 【請求項23】 上記複数の各スーパーノードデータエ
    ンティティは、上記スーパーノードデータエンティティ
    によって表される上記正規ノードデータエンティティを
    識別する属性を含む請求項21に記載の改良された地理
    的データベース。
  24. 【請求項24】 上記複数のスーパーノードデータエン
    ティティの少なくとも若干はセグメントデータエンティ
    ティを更に表し、セグメントデータエンティティをも表
    すこれらの各スーパーノードデータエンティティに関し
    て、上記スーパーノードデータエンティティによって表
    される上記セグメントデータエンティティを識別する属
    性を含んでいる請求項21に記載の改良された地理的デ
    ータベース。
  25. 【請求項25】 上記複数のスーパーノードデータエン
    ティティの少なくとも若干は、ロータリーを表している
    請求項21に記載の改良された地理的データベース。
  26. 【請求項26】 上記複数のスーパーノードデータエン
    ティティの少なくとも若干は、クローバー型インターチ
    ェンジを表している請求項21に記載の改良された地理
    的データベース。
  27. 【請求項27】 上記複数のスーパーノードデータエン
    ティティの少なくとも若干は、中央分離帯付きハイウェ
    イのインターチェンジを表している請求項21に記載の
    改良された地理的データベース。
  28. 【請求項28】 上記複数の各スーパーノードデータエ
    ンティティは、それに関連する費用を有している請求項
    21に記載の改善された地理的データベース。
  29. 【請求項29】 上記データベースは複数のレイヤから
    なり、低めのレイヤは高めのレイヤよりもディテールを
    表し、上記複数のスーパーノードは上記低めのレイヤ内
    に位置している請求項21に記載の改善された地理的デ
    ータベース。
  30. 【請求項30】 ナビゲーションシステムにおいて使用
    するために、地理的データベースをコンピュータ可読記
    憶媒体上に編成するための方法において、道路の部分の
    交差はノードデータエンティティによって表され、上記
    方法は、 関係付けられたノードデータエンティティを識別するス
    テップと、 上記関係付けられたノードデータエンティティを表すス
    ーパーノードデータエンティティを指定するステップ
    と、 ルート計算プログラムに使用するために、スーパーノー
    ドデータエンティティによって表される上記関係付けら
    れるノードデータエンティティの代わりに、上記スーパ
    ーノードデータエンティティを供給するステップと、を
    備えていることを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 上記供給ステップは、 あるスーパーノードデータエンティティによって表され
    るノードデータエンティティに対応する交差に端点を有
    する道路の部分を表すセグメントデータエンティティに
    おいて、上記スーパーノードデータエンティティによっ
    て表されるノードデータエンティティに対する参照の代
    わりに、上記スーパーノードデータエンティティに対す
    る参照に置換することを更に特徴とする請求項30に記
    載の方法。
  32. 【請求項32】 ナビゲーションシステム内のルート探
    索プログラムと共に使用して地理的領域内の目的地まで
    のルートを見出すための改良された地理的データベース
    において、上記地理的データベースは記憶媒体上に格納
    され、更に、上記地理的データベースは、上記地理的エ
    リア内の道路の部分に対応するセグメントデータエンテ
    ィティと、上記道路の交差を含む上記地理的エリア内の
    点に対応するノーダルデータエンティティとを含み、上
    記改良は、 上記地理的データベース内に含まれているスーパーノー
    ダルデータエンティティを備え、上記各スーパーノーダ
    ルデータエンティティは上記ルート探索プログラムの複
    数のノーダルデータエンティティのための置換を表して
    いることを特徴とする地理的データベース。
  33. 【請求項33】 ナビゲーションシステムと共に使用す
    る地理的領域のための改良された地理的データベースに
    おいて、上記改善された地理的データベースはコンピュ
    ータ可読物理的記憶媒体上に格納され、上記改良された
    データベースは、 上記物理的記憶媒体上に格納され、上記地理的領域内の
    物理的特色を表す複数のデータエンティティと、 上記物理的記憶媒体上に格納されている正規化された属
    性アレイと、を備え、上記正規化された属性アレイは複
    数のエントリを有し、上記各エントリはインデックス参
    照と、ある物理的特色を記述する複数の属性の特定の組
    合わせとを有し、 上記各データエンティティは、インデックス参照を含
    み、 それによって、第1のインデックス参照を有するデータ
    エンティティによって表される特色を記述する属性が、
    上記第1のインデックス参照に対応する上記正規化され
    た属性アレイ内のエントリに対する参照によって決定さ
    れることを特徴とする改良された地理的データベース。
  34. 【請求項34】 第1の複数のデータエンティティが上
    記第1のインデックス参照を有し、上記第1の複数の各
    データエンティティを記述する属性が上記第1のインデ
    ックス参照に対応する上記正規化された属性アレイ内の
    エントリに対する参照によって決定される請求項33に
    記載の改良された地理的データベース。
  35. 【請求項35】 ナビゲーションシステムと共に使用す
    る地理的領域のための改良された地理的データベースに
    おいて、上記改良された地理的データベースはコンピュ
    ータ可読物理的記憶媒体上に格納されており、上記改良
    されたデータベースは、 上記物理的記憶媒体上に格納され、上記地理的領域内の
    物理的特色を表す複数のデータエンティティと、 上記物理的記憶媒体上に格納されているグローバル正規
    化された属性アレイと、を備え、上記正規化された属性
    アレイは複数のエントリを有し、上記各エントリはイン
    デックス参照と、ある物理的特色を記述する複数の属性
    の特定の組合わせとを有し、 上記物理的記憶媒体上に格納されている複数のローカル
    正規化された属性アレイを更に備え、 上記ローカル正規化された属性アレイは複数のエントリ
    を有し、上記各エントリはインデックス参照と、ある物
    理的特色を記述する複数の属性の特定の組合わせとを有
    し、 上記各データエンティティは、インデックス参照を含
    み、 それによって、第1のインデックス参照を有するデータ
    エンティティによって表される特色を記述する属性が、
    上記グローバル正規化された属性アレイまたは上記複数
    のローカル正規化された属性アレイの一方内の上記第1
    のインデックス参照に対応するエントリに対する参照に
    よって決定されることを特徴とする改良された地理的デ
    ータベース。
  36. 【請求項36】 上記地理的データベースは上記記憶媒
    体上でパーセル化されており、更に、上記ローカル正規
    化された各属性アレイはあるパーセルに関連付けられ、
    上記ローカル正規化された各属性アレイは、それに関連
    付けられた上記パーセル内に格納されているデータベー
    スエントリによって表される物理的特色を記述する複数
    の属性の特定の組合わせを含んでいる請求項35に記載
    の改良された地理的データベース。
  37. 【請求項37】 物理的媒体上に格納するためにデータ
    を編成するための方法において、 各々がその中にデータを有している複数のデータファイ
    ルを形成するステップと、 上記各データファイルを複数のパーセルにパーセル化す
    るステップと、 上記データの上記パーセル化を保持しながら上記複数の
    データファイルを連結するステップと、 上記複数の各パーセルにパーセル識別を割当てるステッ
    プと、 上記連結を記憶媒体上に格納するステップと、を備えて
    いることを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 上記複数のデータファイルを形成する
    ステップは、 ルート計算のためのデータファイルを形成するステップ
    を更に備えている請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 上記記憶媒体は、CD−ROMである
    請求項37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 上記記憶媒体は、PCMCIAカード
    である請求項37に記載の方法。
  41. 【請求項41】 上記連結は、単一データファイルであ
    る請求項37に記載の方法。
  42. 【請求項42】 上記パーセル識別は、上記連結の開始
    からのオフセットを含む請求項37に記載の方法。
  43. 【請求項43】 上記パーセル識別は、上記連結の開始
    からのオフセットと、それによって識別されるパーセル
    のサイズの指示とを含む請求項37に記載の方法。
  44. 【請求項44】 上記データは、上記データの個々のレ
    コード間の相互参照を含み、上記方法は、 上記パーセル識別を上記複数の各パーセルに割当てるス
    テップの後に、上記パーセル識別を含むように上記相互
    参照を更新するステップを更に備えている請求項37に
    記載の方法。
  45. 【請求項45】 コンピュータ可読データのための物理
    的記憶媒体において、上記媒体は複数の類似サイズの物
    理的境界を含み、 各々が複数のデータエンティティを含む複数のパーセル
    と、 上記複数のパーセルの個々のパーセルに付加して上記パ
    ーセルを上記類似サイズの物理的境界に順応させるパデ
    ィングと、を備え、上記複数のパーセルの各パーセルは
    パーセル識別を含み、上記パーセル識別は上記複数の類
    似サイズの物理的境界の開始からのオフセットに関係付
    けられていることを特徴とする物理的記憶媒体。
  46. 【請求項46】 上記複数のデータエンティティは相互
    参照データを含み、上記相互参照データはパーセル識別
    に対する参照を含む請求項45に記載の発明。
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