JPH10311680A - 長尺薄板の乾燥装置 - Google Patents

長尺薄板の乾燥装置

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JPH10311680A
JPH10311680A JP13753997A JP13753997A JPH10311680A JP H10311680 A JPH10311680 A JP H10311680A JP 13753997 A JP13753997 A JP 13753997A JP 13753997 A JP13753997 A JP 13753997A JP H10311680 A JPH10311680 A JP H10311680A
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JP
Japan
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long thin
drying
pair
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JP13753997A
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Shuichi Omoto
修一 尾本
Naotake Tanaka
尚武 田中
Masaaki Ebara
正晃 江原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺薄板の板幅が変化した場合であっても長
尺薄板の両主面を同一の条件で乾燥することができる長
尺薄板の乾燥装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 乾燥装置は、乾燥炉1と、長尺薄板Pを
支持して乾燥炉1中を搬送させる一対の搬送ローラ2と
を備える。乾燥炉1における搬送ローラ2により搬送さ
れる長尺薄板Pの両主面側には、各々一対のエアーナイ
フ3と吸水性を有するスポンジローラ4とが配設されて
いる。乾燥炉1は、シリンダ機構6の駆動により、エア
ーナイフ3およびスポンジローラ4とともに、図1にお
いて実線で示す位置と二点鎖線で示す位置の間を移動す
る。また、上流側に配設された搬送ローラ2のさらに上
流側には、長尺薄板Pの板幅を検出するための板幅検出
センサ7が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は長尺薄板の乾燥装
置に関し、特に、カラー受像管用のシャドウマスク、ト
リニトロン(登録商標)管等に使用するアパーチャグリ
ル、半導体素子用のリードフレーム等をフォトエッチン
グ法を利用して製造する際に、シャドウマスク、アパー
チャグリルまたはリードフレーム等の素材である長尺薄
板の乾燥に好適に用いられる長尺薄板の乾燥装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、フォトエッチング法によりシャ
ドウマスクを製造する製造ラインには、シャドウマスク
の素材である金属製の長尺薄板に付着した洗浄液等の処
理液を除去して長尺薄板を乾燥させるための長尺薄板の
乾燥装置が配設されている。
【0003】図4は従来の長尺薄板の乾燥装置の側面概
要図であり、図5はその搬送ローラ2を示す平面図であ
る。
【0004】この乾燥装置は、乾燥炉1と、長尺薄板P
を支持して乾燥炉1中を搬送させる一対の搬送ローラ2
とを備える。
【0005】乾燥炉1における搬送ローラ2により搬送
される長尺薄板Pの両主面側には、各々一対のエアーナ
イフ3と吸水性を有するスポンジローラ4とが配設され
ている。エアーナイフ3は、長尺薄板Pの両主面に対し
高圧の空気を噴出することにより、長尺薄板Pに付着し
た処理液を除去するものである。また、スポンジローラ
4は、長尺薄板Pの両主面に当接することにより、長尺
薄板Pに付着した処理液を吸い取って除去するものであ
る。
【0006】なお、スポンジローラ4は、互いに噛合す
る一対のギヤ12に連結されたアーム13に支持されて
おり、一対のギヤ12のうちの一方のギヤ12は、エア
シリンダ17の駆動により往復移動するラック15とギ
ヤ16を介して連結している。このため、スポンジロー
ラ4は、エアシリンダ17の駆動により、図4に示す長
尺薄板Pの両主面に当接する位置と、そこから離隔した
位置との間を往復移動可能となっている。
【0007】また、長尺薄板Pを支持して搬送する搬送
ローラ2は、図5に示すように、その両端部に、互いに
直径の異なる複数の鍔部21、22、23、24、25
からなる支持部20を備える。これらの鍔部21、2
2、23、24、25は、搬送ローラ2の中央部から両
端部に向けて順次その直径が大きくなっており、鍔部2
1、22、23、24で互いに板幅の異なる4種類の長
尺薄板P1、P2、P3、P4の主面両端部を支持する
とともに、鍔部22、23、24、25を長尺薄板P
1、P2、P3、P4(以下、これらを総称する場合に
は「長尺薄板」Pという)の端縁に当接させてその幅方
向の位置を規制するよう構成されている。
【0008】より具体的には、最も板幅が狭い長尺薄板
P1を搬送する場合には、鍔部21でこの長尺薄板P1
の主面両端部を支持するとともに、鍔部22を長尺薄板
P1の端縁に当接させてその幅方向の位置を規制する。
同様に、長尺薄板P2を搬送する場合には、鍔部22で
この長尺薄板P2の主面両端部を支持するとともに、鍔
部23を長尺薄板P2の端縁に当接させてその幅方向の
位置を規制する。また、長尺薄板P3を搬送する場合に
は、鍔部23でこの長尺薄板P3の主面両端部を支持す
るとともに、鍔部24を長尺薄板P3の端縁に当接させ
てその幅方向の位置を規制する。さらに、最も板幅が広
い長尺薄板P4を搬送する場合には、鍔部24でこの長
尺薄板P4の主面両端部を支持するとともに、鍔部25
を長尺薄板P4の端縁に当接させてその幅方向の位置を
規制する。
【0009】上述した乾燥装置により長尺薄板Pを乾燥
する場合においては、図4において矢印で示す長尺薄板
Pの搬送方向の上流側に配設された搬送ローラ2に長尺
薄板Pの一方の主面を当接させ、長尺薄板Pの搬送方向
の下流側に配設された搬送ローラ2に長尺薄板Pの他方
の主面を当接させた状態で、長尺薄板Pを乾燥炉1中を
搬送させる。そして、長尺薄板Pの両主面にスポンジロ
ーラ4を当接させ、長尺薄板Pに付着した処理液をスポ
ンジローラ4に吸い取らせて除去した後、エアーナイフ
3から長尺薄板Pの両主面に対し高圧の空気を噴出する
ことにより、長尺薄板Pに付着した処理液を完全に除去
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の乾燥
装置において、長尺薄板Pの板幅が変化した場合には、
長尺薄板Pの両端部が支持される鍔部21、22、2
3、24が変化することから、長尺薄板Pの搬送経路が
変化する。このため、長尺薄板Pとエアーナイフ3また
はスポンジローラ4との間隔が両主面側で互いに異なる
ことになる。
【0011】例えば、図4において実線で示すように、
図5に示す最も板幅が狭い長尺薄板P1を搬送ローラ2
の鍔部21で支持して搬送する場合に、長尺薄板P1が
一対のエアーナイフ3間の中央を通過するように、乾燥
装置における各々一対のエアーナイフ3および搬送ロー
ラ2を配置すれば、この乾燥装置により最も板幅が広い
長尺薄板P4を搬送ローラ2の鍔部24により支持して
搬送した場合には、図4において二点鎖線で示すよう
に、長尺薄板P4は、一対のエアーナイフ3のうちの一
方に近接する位置に移動する。このように、長尺薄板P
とエアーナイフ3との間隔が両主面側で互いに異なった
場合には、長尺薄板Pの両主面において乾燥状態に差が
生じるという問題が生ずる。
【0012】このような問題は、一対のエアーナイフ3
のみならず、一対のスポンジローラ4においても生ず
る。すなわち、長尺薄板Pの搬送経路が変化した場合に
は、長尺薄板Pが一対のスポンジローラ4の一方にのみ
当接したり、長尺薄板Pに対するスポンジローラ4の押
圧力が変化したりすることにより、長尺薄板Pの両主面
において乾燥状態に差が生じる。
【0013】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、長尺薄板の板幅が変化した場合であっ
ても長尺薄板の両主面を同一の条件で乾燥することがで
きる長尺薄板の乾燥装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、互いに直径
の異なる複数の鍔部から構成され板幅の異なる長尺薄板
の両端部に各々当接して長尺薄板を支持する支持部をそ
の両端に備える一対の搬送ローラと、一対の搬送ローラ
により支持される長尺薄板の両主面側に配設された乾燥
部材とを有し、長尺薄板を乾燥部材の間を通過させるこ
とにより、長尺薄板に付着した処理液を除去する長尺薄
板の乾燥装置において、長尺薄板の板幅に応じて、乾燥
部材または搬送ローラを移動させる移動手段を配設した
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、この発明の第1実施形
態に係る長尺薄板Pの乾燥装置の側面概要図である。な
お、図4に示す従来の乾燥装置と同一の部材について
は、同一の符号を付している。
【0016】この乾燥装置は、従来の乾燥装置と同様、
乾燥炉1と、長尺薄板Pを支持して乾燥炉1中を搬送さ
せる一対の搬送ローラ2とを備える。
【0017】乾燥炉1における搬送ローラ2により搬送
される長尺薄板Pの両主面側には、乾燥部材としての各
々一対のエアーナイフ3と吸水性を有するスポンジロー
ラ4とが配設されている。エアーナイフ3は、長尺薄板
Pの両主面に対し高圧の空気を噴出することにより、長
尺薄板Pに付着した処理液を除去するものである。ま
た、スポンジローラ4は、長尺薄板Pの両主面に当接す
ることにより、長尺薄板Pに付着した処理液を吸い取っ
て除去するものである。
【0018】なお、スポンジローラ4は、互いに噛合す
る一対のギヤ12に連結されたアーム13に支持されて
おり、一対のギヤ12のうちの一方のギヤ12は、エア
シリンダ17の駆動により往復移動するラック15とギ
ヤ16を介して連結している。このため、スポンジロー
ラ4は、エアシリンダ17の駆動により、図1に示す長
尺薄板Pの両主面に当接する位置と、そこから離隔した
位置との間を往復移動可能となっている。
【0019】また、長尺薄板Pを支持して搬送する搬送
ローラ2は、図5に示す構造を有する。すなわち、この
搬送ローラ2は、その両端部に、互いに直径の異なる複
数の鍔部21、22、23、24、25からなる支持部
20を備える。これらの鍔部21、22、23、24、
25は、搬送ローラ2の中央部から両端部に向けて順次
その直径が大きくなっており、鍔部21、22、23、
24で互いに板幅の異なる4種類の長尺薄板P1、P
2、P3、P4の主面両端部を支持するとともに、鍔部
22、23、24、25を長尺薄板P1、P2、P3、
P4の端縁に当接させてその幅方向の位置を規制するよ
う構成されている。
【0020】上述した乾燥炉1は、ガイドレール5に沿
って平行移動可能となっている。そして、乾燥炉1は、
乾燥装置本体に固定されたエアシリンダ等から構成され
るシリンダ機構6と連結されている。このため、乾燥炉
1は、シリンダ機構6の駆動により、図1において実線
で示す位置と二点鎖線で示す位置の間を移動する。な
お、図1において実線で示す位置は、図5に示す最も板
幅が狭い長尺薄板P1を搬送ローラ2の鍔部21で支持
して搬送する場合に、長尺薄板P1が一対のエアーナイ
フ3間の中央を通過する位置である。また、図1におい
て二点鎖線で示す位置は、図5に示す最も板幅が広い長
尺薄板P4を搬送ローラ2の鍔部24で支持して搬送す
る場合に、長尺薄板P4が一対のエアーナイフ3間の中
央を通過する位置である。
【0021】さらに、図1において矢印で示す長尺薄板
Pの搬送方向の上流側に配設された搬送ローラ2のさら
に上流側には、長尺薄板Pの板幅を検出するための板幅
検出センサ7が配設されている。この板幅検出センサ7
は、シリンダ機構6と図示しない制御部を介して電気的
に接続されている。
【0022】上述した乾燥装置により長尺薄板Pを乾燥
する場合においては、長尺薄板Pの搬送方向の上流側に
配設された搬送ローラ2に長尺薄板Pの一方の主面を当
接させ、長尺薄板Pの搬送方向の下流側に配設された搬
送ローラ2に長尺薄板Pの他方の主面を当接させた状態
で、長尺薄板Pを乾燥炉1中を搬送させる。そして、板
幅検出センサ7により、長尺薄板Pの板幅を検出する。
【0023】板幅検出センサ7により、搬送ローラ2で
搬送されている長尺薄板Pの板幅を検出することによ
り、長尺薄板Pが搬送ローラ2の支持部20におけるど
の鍔部により支持されているかを識別することができ、
そのときの長尺薄板Pの搬送経路を判断することができ
る。これにより、シリンダ機構6によって乾燥炉1を、
そこに配設されたエアーナイフ3およびスポンジローラ
4とともに、一対の搬送ローラ2により搬送される長尺
薄板Pが一対のエアーナイフ3間の中央を通過する位置
まで、水平方向に移動させる。
【0024】そして、エアシリンダ17の駆動により、
長尺薄板Pの両主面にスポンジローラ4を当接させる。
また、エアーナイフ3から長尺薄板Pの両主面に対し高
圧の空気を噴出する。これにより、長尺薄板Pに付着し
た処理液をスポンジローラ4に吸い取らせて除去した
後、エアーナイフ3からの高圧の空気により長尺薄板P
に付着した処理液を完全に除去することができる。
【0025】このとき、長尺薄板Pを乾燥するための乾
燥部材としてのエアーナイフ3およびスポンジローラ4
は、乾燥炉1の移動に伴い、長尺薄板Pの搬送経路の変
動に対応するように移動している。このため、長尺薄板
Pの両主面を同一の条件で乾燥することが可能となる。
【0026】なお、上述した乾燥炉1の移動により、長
尺薄板Pは一対のエアーナイフ3間の中央を通過するこ
とになるが、長尺薄板Pが搬送ローラ2の支持部20に
おける比較的小径の鍔部により支持されて搬送される場
合には、長尺薄板Pの搬送経路が鉛直方向に対して傾斜
することから、長尺薄板Pは一対のスポンジローラ4間
の正確な中央位置を通過することにはならない。しかし
ながら、スポンジローラ4は適度の弾性を有することか
ら、この程度の誤差が長尺薄板Pの両主面の乾燥状態に
影響を与えることはない。
【0027】上述した実施の形態においては、乾燥炉1
を移動させることにより、長尺薄板Pの搬送経路の移動
に対応している。このため、長尺薄板2の搬送方向に対
して上流側に配設された搬送ローラ2が例えば処理液槽
中に浸漬されたローラである場合等、この搬送ローラ2
を移動し得ない場合においても、長尺薄板Pの搬送経路
の変動に対応することができる。
【0028】なお、上述した実施の形態においては、乾
燥炉1を介して乾燥部材としてのエアーナイフ3および
スポンジローラ4を水平方向に移動させているが、エア
ーナイフ3およびスポンジローラ4を直接、個別の移動
手段により移動させるようにしてもよい。
【0029】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。図2は、この発明の第2実施形態に係る長尺
薄板Pの乾燥装置の側面概要図である。なお、図1に示
す第1実施形態に係る乾燥装置と同一の部材について
は、同一の符号を付している。
【0030】この第2実施形態に係る乾燥装置は、乾燥
炉1を移動させるかわりに、一対の搬送ローラ2を、図
2において実線で示す位置と二点鎖線で示す位置の間で
移動させるようにした点が、上述した第1実施形態とは
異なる。すなわち、この実施の形態の形態においては、
図2において矢印で示す長尺薄板Pの搬送方向に対して
上流側の搬送ローラ2は、乾燥装置本体に固定されたエ
アシリンダ等から構成されるシリンダ機構9と連結され
ている。また、長尺薄板Pの搬送方向に対して下流側の
搬送ローラ2は、乾燥装置本体に固定されたエアシリン
ダ等から構成されるシリンダ機構8と連結されている。
【0031】この第2実施形態に係る乾燥装置により長
尺薄板Pを乾燥する場合においては、シリンダ機構8、
9と図示しない制御部を介して電気的に接続された板幅
検出センサ7により、搬送ローラ2で搬送されている長
尺薄板Pの板幅を検出し、シリンダ機構8、9により各
搬送ローラ2を、これらの搬送ローラ2により搬送され
る長尺薄板Pが一対のエアーナイフ3間の中央を通過す
る位置まで水平方向に移動させる。
【0032】そして、エアシリンダ17の駆動により、
長尺薄板Pの両主面にスポンジローラ4を当接させる。
また、エアーナイフ3から長尺薄板Pの両主面に対し高
圧の空気を噴出する。これにより、長尺薄板Pに付着し
た処理液をスポンジローラ4に吸い取らせて除去した
後、エアーナイフ3からの高圧の空気により長尺薄板P
に付着した処理液を完全に除去することができる。この
とき、各搬送ローラ2の移動に伴い、これらの搬送ロー
ラ2により搬送される長尺薄板Pが一対のエアーナイフ
3間の中央を通過する位置に移動していることから、長
尺薄板Pの両主面を同一の条件で乾燥することが可能と
なる。
【0033】なお、上述した実施の形態においては、各
搬送ローラ2を移動させていることから、長尺薄板Pの
搬送経路を常に鉛直方向に維持することができる。この
ため、各搬送ローラ2をこれらの搬送ローラ2により搬
送される長尺薄板Pが一対のエアーナイフ3間の中央を
通過する位置に移動させた場合に、この長尺薄板Pは一
対のスポンジローラ4に対してもその中央位置を通過す
ることになる。従って、長尺薄板Pの両主面の乾燥状態
を、さらに同一の状態に維持することが可能となる。
【0034】次に、この発明のさらに他の実施の形態に
ついて説明する。図3は、この発明の第3実施形態に係
る長尺薄板Pの乾燥装置の側面概要図である。なお、図
1、図2に示す第1、第2実施形態に係る乾燥装置と同
一の部材については、同一の符号を付している。
【0035】この第3実施形態に係る乾燥装置は、乾燥
炉1と、一方の搬送ローラ2とを、図2において実線で
示す位置と二点鎖線で示す位置の間で移動させるように
した点が、上述した第1、第2実施形態とは異なる。す
なわち、この実施の形態の形態においては、乾燥炉1
は、ガイドレール5に沿って平行移動可能となってお
り、乾燥装置本体に固定されたエアシリンダ等から構成
されるシリンダ機構6と連結されている。また、図3に
おいて矢印で示す長尺薄板Pの搬送方向に対して下流側
の搬送ローラ2は、乾燥装置本体に固定されたエアシリ
ンダ等から構成されるシリンダ機構8と連結されてい
る。
【0036】この第3実施形態に係る乾燥装置により長
尺薄板Pを乾燥する場合においては、シリンダ機構6、
9と図示しない制御部を介して電気的に接続された板幅
検出センサ7により、搬送ローラ2で搬送されている長
尺薄板Pの板幅を検出し、シリンダ機構6、9により、
乾燥炉1と一方の搬送ローラ2とを、一対の搬送ローラ
2により搬送される長尺薄板Pが一対のエアーナイフ3
間の中央を通過する位置まで水平方向に移動させる。
【0037】そして、エアシリンダ17の駆動により、
長尺薄板Pの両主面にスポンジローラ4を当接させる。
また、エアーナイフ3から長尺薄板Pの両主面に対し高
圧の空気を噴出する。これにより、長尺薄板Pに付着し
た処理液をスポンジローラ4に吸い取らせて除去した
後、エアーナイフ3からの高圧の空気により長尺薄板P
に付着した処理液を完全に除去することができる。この
とき、乾燥炉1と一方の搬送ローラ2との移動に伴い、
一対の搬送ローラ2により搬送される長尺薄板Pが一対
のエアーナイフ3間の中央を通過する位置に移動してい
ることから、長尺薄板Pの両主面を同一の条件で乾燥す
ることが可能となる。
【0038】なお、上述した実施の形態においても、図
2に示す第2実施形態の場合と同様、長尺薄板Pの搬送
経路を常に鉛直方向に維持することができる。このた
め、各搬送ローラ2をこれらの搬送ローラ2により搬送
される長尺薄板Pが一対のエアーナイフ3間の中央を通
過する位置に移動させた場合に、この長尺薄板Pは一対
のスポンジローラ4に対してもその中央位置を通過する
ことになる。従って、長尺薄板Pの両主面の乾燥状態
を、さらに同一の状態に維持することが可能となる。
【0039】上述した第1、第2、第3実施形態におい
ては、いずれも、長尺薄板Pの搬送方向の上流側に配設
された搬送ローラ2に長尺薄板Pの一方の主面を当接さ
せ、長尺薄板Pの搬送方向の下流側に配設された搬送ロ
ーラ2に長尺薄板Pの他方の主面を当接させた状態で長
尺薄板Pを搬送する場合について説明したが、一対の搬
送ローラ2を長尺薄板Pの同一側の主面を当接させた状
態で長尺薄板Pを搬送するようにしてもよい。
【0040】また、上述した第1、第2、第3実施形態
においては、いずれも、エアシリンダ等から構成される
シリンダ機構6、8、9により乾燥炉1または搬送ロー
ラ2を移動させる場合について説明したが、モータ駆動
機構等の他の駆動機構を使用するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明に係る長尺薄板の乾燥装置によ
れば、長尺薄板の板幅に応じて乾燥部材または搬送ロー
ラを移動させる移動手段を配設していることから、例え
ば一対の搬送ローラにより搬送される長尺薄板が長尺薄
板の両主面側に配設された乾燥部材の中央を通過するよ
うに、乾燥部材または搬送ローラの位置を調整すること
が可能となる。このため、長尺薄板の両主面を同一の条
件で乾燥することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る長尺薄板の乾燥
装置の側面概要図である。
【図2】この発明の第2実施形態に係る長尺薄板の乾燥
装置の側面概要図である。
【図3】この発明の第3実施形態に係る長尺薄板の乾燥
装置の側面概要図である。
【図4】従来の長尺薄板の乾燥装置の側面概要図であ
る。
【図5】搬送ローラ2を示す平面図である。
【符号の説明】
1 乾燥炉 2 搬送ローラ 3 エアーナイフ 4 スポンジローラ 5 ガイドレール 6 シリンダ機構 7 板幅検出センサ 8 シリンダ機構 9 シリンダ機構 20 支持部 P 長尺薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直径の異なる複数の鍔部から構成
    され板幅の異なる長尺薄板の両端部に各々当接して長尺
    薄板を支持する支持部をその両端に備える一対の搬送ロ
    ーラと、前記一対の搬送ローラにより支持される長尺薄
    板の両主面側に配設された乾燥部材とを有し、前記長尺
    薄板を前記乾燥部材の間を通過させることにより、前記
    長尺薄板に付着した処理液を除去する長尺薄板の乾燥装
    置において、 前記長尺薄板の板幅に応じて、前記乾燥部材または前記
    搬送ローラを移動させる移動手段を配設したことを特徴
    とする長尺薄板の乾燥装置。
JP13753997A 1997-05-12 1997-05-12 長尺薄板の乾燥装置 Pending JPH10311680A (ja)

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