JPH10311300A - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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JPH10311300A
JPH10311300A JP12227897A JP12227897A JPH10311300A JP H10311300 A JPH10311300 A JP H10311300A JP 12227897 A JP12227897 A JP 12227897A JP 12227897 A JP12227897 A JP 12227897A JP H10311300 A JPH10311300 A JP H10311300A
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JP
Japan
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water supply
opening
door
supply pump
accumulator
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Pending
Application number
JP12227897A
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English (en)
Inventor
Tetsunori Sakatani
哲則 坂谷
Eiji Kato
英二 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Original Assignee
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawamoto Pump Mfg Co Ltd filed Critical Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、占有床面積の最小化、制御部よびア
キュムレータの視認性の向上、給水ポンプのメンテナン
ス性の向上、制御部が結露水の影響を受けずにすむ、低
騒音化に優れた給水装置を提供する。 【解決手段】本発明は、正面側に開口部1a、かつポン
プ幅と同等の奥行寸法をもつ遮音ケース1内の下部側に
給水ポンプ2を据え付け、上部側に給水ポンプを制御す
る制御盤13、蓄圧のためのアキュムレータ14を設
け、制御盤,アキュムレータと対向する開口部分を第1
開閉扉20で開閉、給水ポンプと対向する開口部分を第
2開閉扉21で開閉する構造を採用し、高い遮音性と最
小の占有床面積を得つつ、制御盤,アキュムレータの点
検/視認を作業者の目線に近い部位で行え、重量の在る
給水ポンプの交換作業を作業が行いやすいケース下側で
行え、併せて制御盤における結露水の影響を回避させた
ことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭に給水
を行う給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アパート、マンションなどの給水システ
ムは、屋外に設置した給水装置で、各家庭に給水するこ
とが行われている。ところで、こうした屋外に据え付け
られる給水装置には、メンテナンス性と低騒音化が求め
られている。
【0003】そこで、従来では、屋外形の給水装置とし
て、通常、例えば図8(a)〜(c)に示されるように
平板状のベースaに、給水ポンプb、同ポンプbの運転
を制御する制御部c、給水ポンプbの給水圧力を所定に
保つアキュムレータdを据え付けた屋内仕様の給水装置
eを用い、この給水装置eの周囲に二点鎖線で示される
ように屋外カバーや防音カバーなどのカバーfを被せ
て、メンテナンス性と低騒音化との双方を得るようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
同一平面上に、給水ポンプb、制御部c、アキュムレー
タdを据え付けた構造は、多くの占有床面積が必要とさ
れ、据付け場所が制約されやすい。
【0005】そこで、給水ポンプbの吐出部gに接続さ
れる吐出配管hを給水ポンプbの上側で組んで、同吐出
配管hが占める床面積部分を削減することが進められて
いる。
【0006】しかしながら、それでもベースaの床面積
は給水ポンプb、制御部c,アキュムレータdが占めて
いるので、依然、多くの占有床面積が必要である。これ
は、給水ポンプbの台数が多い程、多くの占有床面積が
必要とされる傾向にある。
【0007】しかも、吐出配管hが障害となって、給水
ポンプbの点検や交換作業が行いに難くなったり、目視
によるアキュムレータdの定期点検(封入ガス圧の点
検)が行い難くなったり、制御部cのレイアウトが吐出
配管hの影響を避けるように変更されて、制御部cで表
示される運転電流や圧力などが外部から確認しにくくな
る。
【0008】また制御部cが給水ポンプb回りの結露水
の影響を受けやすくなる不具合も見られる。このため、
こうした点を改善した給水装置が求められている。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、占有床面積の最小化、制
御部とアキュムレータとにおける視認性の向上、給水ポ
ンプのメンテナンス性の向上、さらには制御部が結露水
の影響を受けずにすむといった総合的な性能の向上が図
れる、低騒音化に優れた給水装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の給水装置は、正面側に開口部を有し、かつ
ポンプ幅と対応する奥行寸法を有する箱形の遮音ケース
と、この遮音ケース内の下部側に横向きに据え付けられ
た給水ポンプと、遮音ケースの上部側に据え付けられ
た、給水ポンプの運転を制御する制御部および給水ポン
プの給水圧力を所定に保つアキュムレータと、制御部お
よびアキュムレータと対向する遮音ケースの開口部分に
設けられた第1開閉扉と、給水ポンプと対向する遮音ケ
ースの開口部分に設けられた第2開閉扉とを採用した。
【0011】請求項1の給水装置によると、遮音ケース
内の下部側に給水ポンプに収納、上側にアキュムレー
タ、制御部などが収納されるので、高い低騒音性が得ら
れると同時に、給水装置の占有床面積が1台の給水ポン
プ系が占める面積ですむようになる。
【0012】そのうえ、目視による点検の頻度が高い、
制御部およびアキュムーレータは、作業者の目線に近い
ケース上側の位置から、第1開閉扉の開閉操作で外部に
露出されるから、占有床面積が小さくとも、目視による
アキュムレータの定期点検が行いやすく上、制御部で表
示される情報が視認しやすい。しかも、この点検/視認
は、必要な個所だけ、すなわち給水ポンプを収容した部
分以外の開口部分だけを開放させるので、たとえ給水ポ
ンプが運転中であったとしても、外部に漏れる騒音は少
なくてすむ。
【0013】残る点検の頻度が低い、重量の在る給水ポ
ンプは、作業者による作業が行いやすいケース下側の位
置から、第2開閉扉だけの開閉操作で外部に露出される
から、交換などの作業が行いやすく、メンテナンス性が
損なわれずにすむ。
【0014】また水に弱い制御部は、給水ポンプの上側
にレイアウトされるので、給水ポンプ回りに生じる結露
水の影響を受けずにすむ。これにより、総合的な性能が
向上した給水装置が提供できるようになる。
【0015】請求項2の給水装置は、上記目的に加え、
さらに第1開閉扉が傘の機能を果たして、雨天時でも容
易に点検作業を行えるよう、第1開閉扉を、上方へ回動
することによって、遮音ケースの開口部分が開放される
上方開放式の扉体と、同扉体の開放状態を保持する保持
機構とを有して構成したことにある。
【0016】請求項3の給水装置は、上記目的に加え、
さらに遮音性を高めるために、第2開閉扉の内面に、制
振部材と吸音部材とを設けたことにある。請求項4の給
水装置は、上記目的に加え、さらに広く、重量の在る第
2開閉扉を、開閉に要するスペースを必要とせずに、容
易に取付け/取り外し(閉扉/開扉)が行えるよう、第
2開閉扉を、下端部を開口部の開口下縁部に係止させ該
係止した部分を支点に全体を回動して開口部を覆う扉体
と、この扉体を開口部にロック/アンロックするロック
機構とを有して構成したことにある。
【0017】請求項5の給水装置は、上記目的に加え、
給水ポンプのモータから発する高温排気が制御部に侵入
しないようにするため、制御部とこの制御部の下側の給
水ポンプとの間を隔離板で仕切ったことにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図7に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は本発明を
適用した給水装置の正面側から見た図、図2は同給水装
置の扉一部を切り欠いた給水装置の正面側から見た図、
図3および図4(a)は図2中における給水装置の矢視
A,Bから見た図をそれぞれ示し、図中1は遮音性を有
する箱形のケース(遮音ケース)、2はこのケース1内
に収容される例えば2台の給水ポンプ(モータ2cとポ
ンプ部2dとを組み合わせてなるもの)である。
【0019】ケース1は、例えば給水ポンプ2の幅寸法
に対応した奥行寸法と、給水ポンプ2の全長より大きな
幅寸法とを有し、かつ前面(正面)部が開口した縦長の
箱形に構成してある。またケース1の底部の四隅部から
は、下方へ脚3が突き出ていて、これら脚3の端部が被
据付部、例えば地面4にそれぞれ固定され、ケース全体
を縦形に据え付けてある。
【0020】ケース1内の下部左側には棚部5が配設さ
れている。この棚部5の上面およびこの棚部5の真下に
在るケース1の内底面部分には、上記給水ポンプ2がそ
れぞれ横向き、すなわち側部がケース1の開口部1aに
向く状態に据え付けてある。これにより、点検や交換作
業などが行いやすい、ケース1内の下部側に、重量の在
る給水ポンプ2を、階層(段状)的に収容させている。
【0021】各給水ポンプ2の吸込部2aおよび吐出部
2bには、給水ポンプ2と隣接するケース1内の右側の
空間に配管された上下方向に延びる吸込/吐出側の合流
管6,7を介して、ケース1の底部からケース外に開口
する吸込口体8、吐出口体9が接続され、ケース1外か
ら吸込みと吐出とが行えるようにしてある。但し、10
は吸込部2aから吸込側合流管6に向かう配管部分に設
けた仕切弁、11は吐出部2bから吐出側合流管7に向
かう配管部分に設けた逆止弁、12同じく仕切弁であ
る。
【0022】ケース1内の上部には、給水ポンプ2の運
転を制御する制御盤13(制御部に相当)、所定の給水
圧力に保つ(蓄圧)ためのアキュムレータ14が取り付
けられている。
【0023】具体的には、制御盤13は、正面側に給水
ポンプ2の運転を操作したり運転電流を表示ならびに圧
力などを表示したりする操作/表示部15を有し、幅方
向両側に取付片16を有し形成されている。この制御盤
13が、給水ポンプ2の上方側の地点において、操作/
表示部15が開口部1a側に向く状態で据え付けてあ
る。すなわち、制御盤13は、図3にも示されように幅
方向両側の取付片16が、ケース1の天井部とケース1
の背面から突き出るブラケット部材17の間に掛け渡し
た左右一対の支柱18に支持されることによって、給水
ポンプ2の上方側に固定させてある。
【0024】アキュムレータ14は、制御盤13と隣り
合う地点、詳しくは合流管6、7の上方の地点に、ブラ
ケット部材17を利用して固定してある。これにより、
作業者の目線に近いに地点に、点検頻度の高い制御盤1
3およびアキュムレータ14を設置させている。またこ
のケース1内の上部、例えばアキュムレータ14の近傍
には、この他、点検、視認などが求められる機器、例え
ばアキュムレータ7の圧力を検出する圧力計19なども
配置してある。
【0025】制御盤13の直下で開放しているブラケッ
ト部材17,17間には、制御盤13とこの制御盤13
の下側の給水ポンプ2との両者間を隔離するように仕切
る隔離盤22が設けられていて、熱の影響を受けやすい
電子機器(マイクロコンピュータなどの電子部品等)を
含んで構成される制御盤13を熱から守るために、給水
ポンプ2のモータ2cが発する高温の排気が制御盤13
へ侵入しないようにしてある。
【0026】また各種機器が収容されたケース1の開口
部1aには、上/下毎、2枚の開閉扉20,21(第1
開閉扉,第2開閉扉)が設けられていて、良好なメンテ
ナンス性を確保しつつ、ケース1の開口部1aから騒音
が漏れないようにしてある。
【0027】そして、このうち開閉扉20には、図4
(b)に示されるように上方へ回動することによって、
ケース1の上部側の開口部分を開放する上方開放式が用
いてある。
【0028】詳しくは、開閉扉20は、制御盤13,ア
キュムレータ14と対向する開口上段部分を覆う外形に
形成された扉体23を有している。この扉体23の上端
両側は、図5に示されるようにヒンジ24を介して、開
口部1aの左右縁部の最上部に回動自在に支持され、扉
体全体を、ヒンジ24を支点として、図4(b)中に示
す閉位置Xから例えば略水平状態となる開位置Yまで回
動できるようにしてある。なお、開閉扉20の開閉操作
は、扉体23の表側に設けた左右一対のハンドル25で
行われる。
【0029】また例えば扉体23の左右縁部の片側とそ
れに対応する開口部1aの左右縁部との間にはステー機
構26(保持機構に相当)が設けられ、扉体23を開位
置Yまで回動すると、同位置で扉体23が保持されるよ
うにしてある。
【0030】例えばこのステー機構26には、例えば図
5に示されるように開口部1aの左右縁部の片側となる
縁部に、同縁方向に沿って延びる長孔27を形成し、扉
体23の左右縁部の片側の縁部に一端部が回動自在に連
結されたステー28を取付け、このステー28の他端部
を長孔27内に挿入させたステー挿入式が用いてある。
具体的には、ステー28には、扉体23が開位置Yまで
回動されたとき長孔27から引き出されるステー部分
に、長孔27の下端と係合する凸部29が形成されてい
て、このときの係合により開位置Yで扉体23が保持さ
れるようにしてある。なお、保持を解除するときは、扉
体23を上方に持ち上げ、ステー28を押し上げて、凸
部29を長孔27の下端から外せばよい。
【0031】但し、扉体23のうち、制御盤13の操作
/表示部15と対向する部分には、透視窓23aが形成
されていて、操作/表示部15のうちの必要最小限の情
報は、扉体23を閉じたまま、透視窓23aを通じて、
視認できるようにしてある。
【0032】また開閉扉21には、給水ポンプ2と対向
する広範囲な開口部分を開閉する扉体30の使用が余儀
なくされる上、扉体30自体がかなり重量になるので
(広くなるため)、こうした点を考慮して、使い勝手を
考慮した構造が用いてある。
【0033】すなわち、扉体30には、下端部を開口部
1aの下縁部に係止した後、その係止した部分を支点に
扉体全体を回動して開口部1aを覆い、例えば図6に示
されるようなロック機構31で開口部1aにロックさせ
る構造が採用してある。
【0034】具体的には、図4および図7に示されるよ
うに開口部1aの下縁部にはL字状の立上り壁32が形
成してあり、扉体30の下端部裏面には略逆L字状の係
止片33が取り付けられている。係止片33の下方へ延
びる立下り壁33aは、扉体30の下辺部30bを形成
する裏面とは所定の間隔で離れていて、立下り壁33a
および下辺部30bの隙間と立上り壁32との両者を噛
み合せれば、扉体30の下端部が開口部1aの下縁部に
係止され、さらにそのまま扉体30を開口部1aを覆う
ように回動させれば、重量の在る開閉扉21でも、係止
部分を支点とした回動、すなわちてこの原理の利用によ
り、軽い操作力で開閉扉21を閉位置まで移動できるよ
うにしてある。
【0035】ロック機構31は、扉体30の表面の上段
側に設けた例えば図6に示されるような左右方向に回動
変位可能な左右一対のハンドル34と、扉体30の裏面
に取り付けられハンドル34の回動変位に連動して扉体
30の左右壁35の内面に対して進退する方向に変位す
るラッチ35と、このラッチ35と対応する開口部1a
の左右縁部に形成された係止孔36とを有して構成され
ている。ラッチ35は、弾性部材(図示しない)によ
り、ロック側に付勢されていて、扉体30が開口部1a
を覆う位置にまで回動されると、ラッチ先端の傾斜面3
5aで押し込まれた後、係止孔36の地点で復帰するよ
うにしてある。このラッチ35の復帰動により、ラッチ
35と係止孔36とが係合するようになっていて、回動
式のような開閉スペースを必要とせずに、開閉扉21の
取付け(閉扉)が行えるようにしてある。むろん、開閉
扉21を取り外すとき(開扉)は、ハンドル34を回動
してラッチ35の係合を解除した後、下端部を支点に扉
上側を外側に引き出し、その後、扉全体を持ち上げて扉
下端と開口部1aの下縁部との係止を解除すればよい。
【0036】また給水ポンプ2の運転の騒音、振動を受
けやすい開閉扉21は、少なくとも給水ポンプ2と対向
する内面部分に制振部材37と吸音部材38とが積層さ
れていて、遮音性能をケース1だけに依存するだけでな
く、開閉扉21においても格段の遮音性が発揮されるよ
うにしてある。
【0037】しかして、このようにして構成される給水
装置は、遮音性に優れるケース1内の下側に給水ポンプ
2を配置し、上側に制御盤13、アキュムレータ14を
配置して、給水に求められる全ての機器を階層的に収納
したので、高い低騒音性を確保できる。と同時に給水装
置の占有床面積は、1台の給水ポンプ系が占める面積で
すむので、大幅に占有床面積を削減できる。
【0038】特に開閉扉21は制振部材37、吸音部材
38によって、振動/騒音対策を強化しているので、ケ
ース1との組み合わせにより、一層、高い低騒音性が期
待できる。
【0039】しかも、水の影響を受けやすい制御盤13
は、給水ポンプ2の上側にレイアウトされているので、
給水ポンプ2回りに生じる結露水の影響を受けずにす
む。加えて、制御盤13とこの制御盤13の下側の給水
ポンプ2との間は隔離板22に仕切られているので、制
御盤13が給水ポンプ2のモータ2cから排気される矢
印αで示されるような高温排気に影響されずにすむ上、
たとえ万一、給水ポンプ2のポンプ部2dや給水ポンプ
2につながる配管などから漏水が発生したとしても制御
盤13が冠水せずにすむ。
【0040】また制御盤13およびアキュムレータ14
を点検するときは、ハンドル25を作業者が把持して、
閉扉されている開閉扉20を上方へ、ステー28が長孔
27と係止されるまで回動させると(図4に図示)、作
業者の目線に近いケース上側において、制御盤13、ア
キュムレータ14、その他、圧力計19などが外部に露
出するので、占有床面積が小さくとも、点検頻度の高
い、アキュムレータ14の定期点検や制御盤13で表示
される情報の視認を容易に行うことができる。
【0041】特に上方回動式の扉構造の採用により、開
扉した開閉扉20は、ケース1の上部から軒先のように
張り出て、雨天時は傘の機能を果たし、点検/視認の作
業を行う作業者を降雨から守るので、雨天時でも容易に
制御盤13、アキュムレータ14などの点検を行うこと
ができる。
【0042】しかも、この点検/視認は、同点検/視認
の必要な個所、すなわち開口部1aのうちの給水ポンプ
2を収容した部分以外の開口部分だけを開放させるの
で、たとえ給水ポンプ2が運転中でも、外部に漏れる騒
音は少なくてすむ。
【0043】また給水ポンプ2をメンテナンス(点検、
交換など)するときは、下側の開閉扉21を外せばよい
(開扉)。すなわち、開閉扉21の取り外し(開扉)
は、まず、ハンドル34を作業者が把持し、横方向に回
動して、ラッチ35と係止孔36とのロックを解除す
る。ついで、扉全体を扉下端を支点に外方(開口部1a
から離れる方向)へ回動させてから、扉全体を持ち上げ
て、扉下端における係止(立下り壁33a,辺部30b
の間と立上り壁32との噛み合い)を解除することによ
り行われ、給水ポンプ2を含む給水系統が外部に露出す
る。
【0044】つまり、点検頻度が少なくとも、点検や交
換作業が行いやすいケース下側の位置において、容易に
重量の在る給水ポンプ2の点検や交換作業を行うことが
でき、メンテナンス性が損なわれることはない。
【0045】特に開閉扉21には、扉下端と開口部1a
の下端とを支点に回動させて開閉する構造を採用したの
で、広く、重量のある開閉扉21でも、てこの原理を利
用して、容易に取付け/取り外し(閉扉/開扉)作業を
行うことができる。しかも、広い開閉扉21でも回動式
のような開閉に要する広いスペースも必要としない。
【0046】したがって、総合的に性能が向上した給水
装置が提供できる。なお、一実施形態は、遮音性に優れ
る箱形のケース1内に給水ポンプ2を2台、段状に収容
した給水装置を例に挙げたが、むろんケース1内に1台
の給水ポンプを収納したり、ケース1内に3台の給水ポ
ンプを収納する給水装置にも本発明を適用してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、低騒音化と同時に、占有床面積の最小化、
制御部とアキュムレータとにおける視認性の向上、給水
ポンプのメンテナンス性の向上、さらには制御部が結露
水の影響を受けずにすむといった、給水装置の総合的な
性能の向上を図ることができる。
【0048】しかも、制御部,アキュムレータの点検/
視認は、開口部のうちの給水ポンプを収容した部分以外
の開口部分だけを開放させるので、たとえ給水ポンプが
運転中でも、外部に漏れる騒音は少ない。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、雨天時に点検が求められるときは、開扉
した第1開閉扉が傘の機能を果たすので、雨天時でも容
易に点検作業を行うことができるといった効果を奏す
る。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、さらに高い遮音性が確保できるといった
効果を奏する。請求項4に記載の発明によれば、請求項
1、請求項3の効果に加え、広く、重量の在る第2開閉
扉でも、開閉に要するスペースを必要とせずに、容易に
取付け/取り外し(閉扉/開扉)作業を行うことができ
るといった効果を奏する。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、給水ポンプのモータから発する高温排気
が制御部に侵入せずにすむ上、万一、給水ポンプのポン
プ部や給水ポンプにつながる配管などから漏水が発生し
たとしても、制御盤が冠水せずにすむといった効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の閉扉状態の給水装置を示
す正面図。
【図2】同閉扉した扉の一部を切欠してケース内の機器
を現した状態を示す正面図。
【図3】図2中の矢視A〜Aに沿う平断面図。
【図4】(a)は、図2中の矢視B〜Bに沿う側断面
図。(b)は、同開口部を上側および下側に在る開閉扉
によって開放させたときの状態を示す図。
【図5】図4(b)中のC部におけるヒンジ構造を説明
するための図。
【図6】図4(b)中のD部におけるハンドルおよび同
ハンドルに連動するラッチ回り構造を説明するための
図。
【図7】図4(b)中のE部における扉下端と開口部下
端の係止構造を説明するための図。
【図8】従来の給水装置の構造を示す図。
【符号の説明】
1…箱形のケース(遮音ケース) 1a…開口部 2…給水ポンプ 5…棚部 13…制御盤(制御部) 14…アキュムレータ 20…開閉扉(第1開閉扉) 21…開閉扉(第2開閉扉) 22…隔離板 23,30…扉体 26…ステー機構(保持機構) 31…ロック機構 33…係止片 37…制振部材 38…吸音部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に開口部を有し、かつポンプ幅と
    対応する奥行寸法を有する箱形の遮音ケースと、 この遮音ケース内の下部側に横向きに据え付けられた給
    水ポンプと、 前記遮音ケース内の上部側に据え付けられた、前記給水
    ポンプの運転を制御する制御部および前記給水ポンプの
    給水圧力を所定に保つアキュムレータと、 前記制御部およびアキュムレータと対向する前記遮音ケ
    ースの開口部分に設けられた第1開閉扉と、 前記給水ポンプと対向する前記遮音ケースの開口部分に
    設けられた第2開閉扉と、 を具備したことを特徴とする給水装置。
  2. 【請求項2】 前記第1開閉扉は、上方へ回動すること
    によって、前記遮音ケースの開口部分が開放される上方
    開放式の扉体と、同扉体の開放状態を保持する保持機構
    とを有して構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の給水装置。
  3. 【請求項3】 前記第2開閉扉の内面は、制振部材と吸
    音部材とを有していることを特徴とする請求項1に記載
    の給水装置。
  4. 【請求項4】 前記第2開閉扉は、下端部を前記開口部
    の開口下縁部に係止させ該係止した部分を支点に全体を
    回動させて該開口部を覆う扉体と、この扉体を開口部に
    ロック/アンロックさせるロック機構とを有して構成さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の
    給水装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部とこの制御部の下側の給水ポ
    ンプとの間が隔離板で仕切られていることを特徴とする
    請求項1に記載の給水装置。
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