JP3006608U - 現金取扱機用保護筐体 - Google Patents
現金取扱機用保護筐体Info
- Publication number
- JP3006608U JP3006608U JP1994009566U JP956694U JP3006608U JP 3006608 U JP3006608 U JP 3006608U JP 1994009566 U JP1994009566 U JP 1994009566U JP 956694 U JP956694 U JP 956694U JP 3006608 U JP3006608 U JP 3006608U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cash handling
- handling machine
- door
- panels
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 筐体の強度、耐熱性、耐火性を高めて防犯、
防災性能を向上させる。 【構成】 保護するべき現金取扱機20の両側面に配
置、固定される側面パネル1,2と、現金取扱機20の
正面に配置され、かつ現金取扱機20の操作面位置より
も低い高さを有する開閉可能な扉パネル3,4と、この
扉パネル3,4を施錠する施錠装置とを備える。金属製
中空パネル材の内部に発泡コンクリートを充填して、前
記側面パネル1,2及び扉パネル3,4を形成する。
防災性能を向上させる。 【構成】 保護するべき現金取扱機20の両側面に配
置、固定される側面パネル1,2と、現金取扱機20の
正面に配置され、かつ現金取扱機20の操作面位置より
も低い高さを有する開閉可能な扉パネル3,4と、この
扉パネル3,4を施錠する施錠装置とを備える。金属製
中空パネル材の内部に発泡コンクリートを充填して、前
記側面パネル1,2及び扉パネル3,4を形成する。
Description
【0001】
本考案は、現金自動支払機(CD)や現金自動預け払い機(ATM)、両替機 、振込専用機等、各種の現金取扱機の破壊や不法移動を防止するための保護筐体 に関する。
【0002】
近年、この種の現金取扱機は、各種金融機関の店舗内を始めとして、市街地の 一角や会社内、大学構内など様々な場所に設置されている。 特に、コスト面から新規店舗の開設が困難な事情のもとでは、金融機関の店舗 外に設置される現金取扱機の数は増加の一途をたどっている。
【0003】 これらの店舗外に設置される現金取扱機は、通常、ボックス状の独立した小型 建造物内に据え付けられたり、あるいは、事務所や通路に設けた専用空間(コー ナー)に据え付けられるケースが多い。 このような設置環境に起因して、現金取扱機の防犯、監視体制は甚だ不十分で あると言わざるを得ず、極端な場合には現金取扱機が剥き出しのまま放置されて いるような場合もある。
【0004】 このため、現金取扱機の前面や側面から本体パネル面、施錠装置等を破壊もし くは焼き切って窃盗をはたらいたり、あるいは現金取扱機ごと持ち去ったりする 犯罪が多発している。 更に、火災等に対する耐火性能も、現状の現金取扱機の設置環境では十分とは 言えない。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、防犯性能、防災性能を高めると共に、既設の現金取扱機への適用も容易な現 金取扱機用保護筐体を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は、保護するべき現金取扱機の両側面に配置 、固定される側面パネルと、現金取扱機の正面に配置され、かつ現金取扱機の操 作面位置よりも低い高さを有する開閉可能な扉パネルと、この扉パネルを施錠す る施錠装置とを備え、金属製中空パネル材の内部に発泡コンクリートを充填して 前記側面パネル及び扉パネルを形成したものである。
【0007】
本考案においては、金属製中空パネル材の内部に発泡コンクリートを充填した 側面パネル及び扉パネルを用いて現金取扱機を包囲し、かつ扉を施錠可能に構成 することにより、筐体の強度、耐熱性、耐火性が向上し、防犯、防災性能を高め ることができる。
【0008】
以下、図に沿って本考案の実施例を説明する。図1〜図4は本考案の第1実施 例を示すもので、図1は斜視図、図2は側面図、図3は平面図、図4は正面図で ある。 これらの図において、1,2はそれぞれ側面パネルであり、現金取扱機の横幅 よりも若干長い間隔で互いに平行に配置されている。これらの側面パネル1,2 の前縁部には、扉パネル3,4が蝶番5により開閉自在に取り付けられている。 なお、蝶番5は、側面パネル1,2の表面から突出しないように内側に設けても 良い。 側面パネル1,2及び扉パネル3,4は、何れも金属(スチール)製中空パネ ル材の内部に発泡コンクリートを充填して形成されており、強度、耐熱性、耐火 性に優れているものである。
【0009】 上記扉パネル3,4には、その開閉時に使用する取っ手6,7が設けられ、扉 パネル4には、施錠装置を構成する鍵穴8が設けられている。 なお、施錠装置の全体的、具体的な構造は周知であるため、ここでは説明及び 図示を省略する。 また、図1、図3等に表われているように、扉パネル3,4の内面と側面パネ ル1,2の前端面には、扉パネル3,4の上下左右方向の移動を防止するための ダボ9及びダボ穴10が配置されている。
【0010】 ここで、扉パネル3,4の高さは、利用者による現金取扱機の操作に支障がな いように決定される。すなわち、扉パネル3,4は現金取扱機の操作面よりも低 い高さに形成されている。 また、扉パネル3,4の幅などは、現金取扱機の正規の現金出入口の位置や保 守点検箇所の位置を考慮して決定されるものである。
【0011】 このように形成された筐体を設置するには、図1に示すごとく、床面に固定さ れたベース板11の立縁部12に側面パネル1,2を立設し、図3に示すように 側面パネル1,2とCDやATM等の現金取扱機20とをアンカーボルト13に より連結固定する。図3において、14は設置場所に予め立設されている壁であ る。 なお、ベース板11は必要に応じて使用すれば良く、側面パネル1,2を床面 に直接立設し、現金取扱機20を床面に直接固定するようにしても良い。
【0012】 この実施例によれば、強度、耐熱性、耐火性に優れた側面パネル1,2及び扉 パネル3,4により、現金取扱機20の側面及び前面の一部が包囲されるため、 扉パネル3,4を施錠した状態では、現金取扱機20を側面または前面から破壊 したりその一部を焼き切ることが不可能になると共に、現金取扱機20を不法に 移動することもできなくなる。 従って、防犯性能及び防災性能を飛躍的に高めることができる。
【0013】 次に、図5〜図8は本考案の第2実施例を示すもので、図5は平面図、図6は 扉パネルを閉じた状態の正面図、図7は側面図、図8は扉パネルを開いた状態の 正面図である。 なお、第1実施例と同一の部材には同一番号を付して説明を省略し、以下では 異なる部分を中心に説明する。
【0014】 この実施例は、現金取扱機20の種類によって現金出入口の位置や保守点検箇 所の位置が異なることを考慮したものであり、第1実施例の両開き方式に対し、 第2実施例では片開き方式となっている。 また、第2実施例では扉パネル3Aの前面上下に一対の取っ手6A,6Aが設 けられており、これをスライドさせることで施錠装置8Aを露出または隠蔽でき るようになっている。 その他の主な構造、例えば側面パネル1,2や扉パネル3Aの材料等について は第1実施例と同様である。
【0015】
以上のように本考案によれば、金属製中空パネル材の内部に発泡コンクリート を充填した側面パネル及び扉パネルを用いて現金取扱機の側面及び前面の一部を 包囲すると共に、扉を施錠可能に構成したことにより、強度、耐熱性、耐火性に 優れた筐体を提供することができる。 従って、扉パネルの施錠時には現金取扱機を側面や前面から破壊したりその一 部を焼き切ることが不可能になり、不法に移動することもできなくなるので、防 犯性能、防災性能を飛躍的に高めることができる。 更に、既設の現金取扱機の改造等を伴わないため、汎用性、経済性に富む等の 利点がある。
【図1】本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】第1実施例の側面図である。
【図3】第1実施例の平面図である。
【図4】第1実施例の正面図である。
【図5】本考案の第2実施例の平面図である。
【図6】第2実施例における扉パネルを閉じた状態の正
面図である。
面図である。
【図7】第2実施例における側面図である。
【図8】第2実施例における扉パネルを開いた状態の正
面図である。
面図である。
1,2 側面パネル 3,3A,4 扉パネル 5 蝶番 6,6A,7 取っ手 8 鍵穴 8A 施錠装置 9 ダボ 10 ダボ穴 11 ベース板 12 立縁部 13 アンカーボルト 14 壁 20 現金取扱機
Claims (1)
- 【請求項1】 保護するべき現金取扱機の両側面に配
置、固定される側面パネルと、現金取扱機の正面に配置
され、かつ現金取扱機の操作面位置よりも低い高さを有
する開閉可能な扉パネルと、この扉パネルを施錠する施
錠装置とを備え、 金属製中空パネル材の内部に発泡コンクリートを充填し
て前記側面パネル及び扉パネルを形成したことを特徴と
する現金取扱機用保護筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994009566U JP3006608U (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 現金取扱機用保護筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994009566U JP3006608U (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 現金取扱機用保護筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006608U true JP3006608U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994009566U Expired - Lifetime JP3006608U (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 現金取扱機用保護筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006608U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1136678A (ja) * | 1997-07-18 | 1999-02-09 | Takigen Mfg Co Ltd | 料金精算機等用補助ロック装置 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP1994009566U patent/JP3006608U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1136678A (ja) * | 1997-07-18 | 1999-02-09 | Takigen Mfg Co Ltd | 料金精算機等用補助ロック装置 |
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