JPH1136678A - 料金精算機等用補助ロック装置 - Google Patents

料金精算機等用補助ロック装置

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JPH1136678A
JPH1136678A JP9209777A JP20977797A JPH1136678A JP H1136678 A JPH1136678 A JP H1136678A JP 9209777 A JP9209777 A JP 9209777A JP 20977797 A JP20977797 A JP 20977797A JP H1136678 A JPH1136678 A JP H1136678A
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昭彦 城添
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施錠操作がワンタッチでなされるため操作性
に優れ、盗難防止効果においても増強された料金精算機
等用補助ロック装置を提供する。 【解決手段】 料金精算機本体1の上部と下部を包囲す
る帯ロック手段2を、料金計算機本体1に固着される固
定枠部分2Aと、固定枠部分2Aの一方端に枢着されて
包囲解除方向に回転可能な第1可動枠部分2Bと、固定
枠部分2Aの他方端に枢着されて包囲解除方向に回転可
能な第2可動枠部分2Cとで構成し、第1可動枠部分2
Bと第2可動枠部分2Cが包囲成立方向に回転したとき
第1可動枠部分2Bと第2可動枠部分2Cの先端間を自
動的に錠止する包囲維持用スナッチロック手段5を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は自動販売機や駐車
場の料金精算機等の現金収納部等の抉じ開けや暴力破壊
を防止するための補助ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 料金精算機の現金収納部へのアクセス
はその前方に配置した開閉扉によって阻止され、開閉扉
は主ロック装置によって開閉を阻止されているが、主ロ
ック装置の抉じ開けや暴力破壊による盗難事件は依然と
して増加傾向にある。そのため、補助ロック装置として
矩形枠状の帯ロック手段を追加使用し、料金計算機本体
と前記開閉扉の全体を包囲することが提案されている。
この帯ロック手段は、料金計算機本体に固着される固定
枠部分と、固定枠部分の一方端に枢着されて包囲解除方
向に回転可能な第1可動枠部分と、固定枠部分他方端に
枢着されて包囲解除方向に回転可能な第2可動枠部分と
で構成され、第1可動枠部分に錠前ユニットを設け、錠
前ユニットのロータに連結したフック板が係脱する受金
を第2可動枠部分に設けたものである。
【0003】しかしながら、この補助ロック装置では、
帯状ロック手段が1箇所にしか装着されないため、得ら
れる盗難防止効果には自ら限界があった。また、帯状ロ
ック手段と料金計算機本体との隙間にバールなどの工具
を差し込まれることによって、錠前ユニットを抉じ開け
ることなく、帯状ロック手段自体が暴力破壊されて取り
外されてしまうことがあった。さらにまた、第1可動枠
部分と第2可動枠部分を包囲成立方向に回転させた後、
錠前ユニットのロータに鍵を挿入してロータを回し、フ
ック板を受金に係合させる必要があるため、操作が2段
階となり煩雑性があるなどの問題点が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、施錠操作がワンタッチでなされるため操作性に
優れ、盗難防止効果においても増強された料金精算機等
用補助ロック装置を提供することである。本発明の別の
目的は、帯ロック手段の装着に当たり料金計算機本体等
の側面壁板への負荷が少なくなり、また、バールなどの
工具の差し込みによる暴力破壊に対しても強くなった補
助ロック装置を提供することである。本発明の更に別の
目的は、帯ロック手段の装着に当たって料金精算機本体
等に穴明けなどの機械加工を施す必要がなく、任意の位
置に帯ロック手段を設定することができる補助ロック装
置を提供することである。本発明のその他の目的は以下
の説明中に示される。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1の発明の補助
ロック装置は、料金精算機本体等1の上部と下部を包囲
する上下2個の帯ロック手段2からなり、帯ロック手段
2を料金計算機本体等1に固着される固定枠部分2A
と、固定枠部分2Aの一方端に枢着されて包囲解除方向
に回転可能な第1可動枠部分2Bと、固定枠部分2Aの
他方端に枢着されて包囲解除方向に回転可能な第2可動
枠部分2Cとで構成し、第1可動枠部分2Bと第2可動
枠部分2Cが包囲成立方向に回転したとき第1可動枠部
分2Bと第2可動枠部分2Cの先端間を自動的に錠止す
る包囲維持用スナッチロック手段5を帯ロック手段2に
設ける。
【0006】請求項2の発明の補助ロック装置では、上
記構成に加えて、料金精算機本体等1の上面に当接され
るガード板6を設け、固定枠部分2Aに対面するガード
板6の縁部下面を固定枠部分2Aに固着し、第2可動枠
部分2Cの側に位置するガード板6の縁部に支持板7を
枢着し、包囲成立位置に回転したとき第2可動枠部分2
Cを支持板7に載置する。
【0007】請求項3の発明の補助ロック装置では、上
記構成に加えて、上下2個の帯ロック手段2,2の固定
枠部分2A,2Aの間または第1可動枠部分2B,2B
の間あるいは第2可動枠部分2C,2Cの間に料金計算
機本体等1の側面をガードする壁パネル9を張設する。
【0008】請求項4の発明の補助ロック装置は、料金
精算機本体等1を包囲する1個または上下2個の帯ロッ
ク手段2からなり、帯ロック手段2を料金計算機本体等
1の脚部10または設置床面11に固着した固定ポスト
12に固着される固定枠部分2Aと、固定枠部分2Aの
一方端に枢着されて包囲解除方向に回転可能な第1可動
枠部分2Bと、固定枠部分2Aの他方端に枢着されて包
囲解除方向に回転可能な第2可動枠部分2Cとで構成
し、第1可動枠部分2Bと第2可動枠部分2Cが包囲成
立方向に回転したとき第1可動枠部分2Bと第2可動枠
部分2Cの先端間を自動的に錠止する包囲維持用スナッ
チロック手段5を帯ロック手段2に設ける。
【0009】請求項5の発明の補助ロック装置では、上
記構成に加えて、固定ポスト12を垂直ねじ棒によって
構成し、固定枠部分2Aの垂直透孔13に固定ポスト1
2を貫通させ、固定ポスト12に螺合した上下2個の位
置設定用ナット14により固定枠部分2Aを固定する。
【0010】請求項6の発明の補助ロック装置では、上
記包囲維持用スナッチロック5は、第1可動枠部分2B
の先端部に固着されたブラケット板15と、ブラケット
板15の突出端部に固着された受金棒16と、第2可動
枠部分2Cの内部に固着されたベース板17と、受金棒
16が係脱する錠止溝19を先端部に有し、基端部がベ
ース板17に第1枢軸20により枢着されたロックレバ
ー18と、係止溝19が受金棒16の方向に向くように
ロックレバー18を回転付勢する第1バネ21と、第1
枢軸20と平行な第2枢軸23によりベース板17に枢
着され、ロックレバー18の錠止溝19に受金棒16が
係合するとき、基端部の制止突起24がロックレバー1
8の基端部の制止受部25に係合する制止レバー22
と、制止突起24が制止受部25に係合する方向に制止
レバー22を回転付勢する第2バネ26と、基端部を第
3枢軸27によりベース板27に枢着され、先端部が制
止レバー22の先端部を押して制止突起24と制止受部
25の係合を解くキックレバー28と、ベース板27に
固定本体30を装着され、ロータ31にキックレバー2
8の操作用カム板32を連結した錠前ユニット29とに
よって構成する。
【0011】請求項7の発明の補助ロック装置では、上
記構成に加えて、錠前ユニット29のロータ31の鍵孔
に対面する操作孔33を第2可動枠部分2Cの下面板部
であって、料金精算機本体等1の側面に近接させた位置
に設ける。
【0012】本発明の補助ロック装置では、帯ロック手
段2は料金精算機本体等1の現金収納部への接近に邪魔
となる部位を選択して装着される。図1に示したように
帯ロック手段2の第1可動枠部分2Bと第2可動枠部分
2Cは包囲成立位置にあり、両者の先端はスナッチロッ
ク手段5によって結合状態に保持されている。駐車場の
管理者が現金を料金精算機本体等1から取り出すために
は、帯ロック手段2による包囲を解除する必要がある。
【0013】図12に示したように第2可動枠部分2C
の下面側の操作孔33から鍵37をロータ31の鍵孔に
挿入し、鍵37を所定方向に回すと、ロータ31と一体
に操作カム板23が回転し、キックレバー28の先端部
を押す。第3枢軸27を中心に時計回り方向に回転した
キックレバー28は制止レバー22の先端部を押す。こ
れによって制止レバー22は第2バネ26の付勢に抗し
て第2枢軸23を中心に時計回り方向に回転し、制止レ
バー22の制止突起24がロックレバー18の制止受部
25から離脱する。そのため、ロックレバー18は第1
バネ21の付勢によって第1枢軸20を中心として時計
回り方向に回転し、回転の過程で受金棒16をロックレ
バー18の錠止溝19から押し出す。これによって第2
可動枠部分2Cに対する第1可動枠部分2Bの錠止が解
除され、第2可動枠部分2Cは蝶番4を中心として、第
1可動枠部分2Bは蝶番3を中心として固定枠部分2A
に対して回転し、料金精算機本体等1の包囲を解く。
【0014】現金の取り出し後、鍵37によって操作カ
ム板32を待機位置に戻してから、錠前ユニット29か
ら鍵37をあらかじめ抜き取る。そして、第2可動枠部
分2Cと第1可動枠部分2Bを蝶番3,4を中心として
包囲成立方向に回転させると、図11に示したように回
転終端で受金棒16がロックレバー18の錠止溝19の
溝内縁面に当たり、第1バネ21に抗してロックレバー
18を第1枢軸20を中心に反時計回り方向に回転駆動
する。ロックレバー18が所定角度まで回転すると、第
2バネの付勢によって制止レバー22が第2枢軸23を
中心に反時計回り方向に所定角度回転する。この回転に
よって制止レバー22の制止突起24がロックレバー1
8の制止受部25に係合するため、ロックレバー18の
回転は受金棒16を錠止溝19の奥深く間で引き込んだ
状態で停止する。制止レバー22の先端部がキックレバ
ー28の先端部を押すため、キックレバー28は図13
に示したように、待機位置の操作各板32に当接する位
置まで第3枢軸27を中心として反時計回り方向に回転
する。上記のようにロックレバー18の錠止溝19に受
金棒16が係合することによって、第2可動枠部分2C
に対して第1可動枠部分2Bが錠止され、帯ロック手段
2は料金精算機本体等1を包囲する位置に維持される。
【0015】
【発明の実施の形態】 図1から図14に示した実施例
では、帯ロック手段2の平面L字形の固定枠部分2A
と、平面コ字形の第1可動枠部分2Bと、平面L字形の
第2可動枠部分2Cはいずれも角型金属パイプの接合に
よって構成され、固定枠部分2Aに第1可動枠部分2B
を枢着する蝶番3と、固定枠部分2Aに第2可動枠部分
2Cを枢着する蝶番4はいずれも平蝶番で構成されてい
る。固定枠部分2Aの料金精算機本体等1に対する装着
は、金属帯板にナット39を溶接した定着板38を使用
することによって行われている。料金精算機本体等1の
側面壁板1aにはボルト40の挿通孔41が穴明け加工
される。この定着板38は強度増加のためには、ナット
39を溶接する代わりに全体の板厚を増大し、定着板3
8に直接ねじ孔を穿設することもできる。
【0016】第1可動枠部分2Bに基端部には固定枠部
分2Aの端部開口に入り込むガイド板42が突設され、
第2可動枠部分2Cに基端部には固定枠部分2Aの別の
端部開口に入り込むガイド板43が突設され、枢着部分
の補強を行っている。堅硬な金属板よりなるガード板6
は、二辺において固定枠部分2Aの上面に溶接されてい
る。支持板7は平蝶番よりなる蝶番8によってガード板
6の一辺に連結され、包囲成立位置に来たとき、第2可
動枠部分2Cが支持板7に乗せられる。そのため、第2
可動枠部分2Cの荷重は支持板7とガード板6を介して
料金精算機本体等1の上面部に負荷されるこになり、料
金精算機本体等1の側面壁板の負担が解消される。
【0017】上下2個の帯ロック手段2の間には料金精
算機本体等1の側面壁板を暴力破壊から防護するため
に、堅硬な金属板よりなる壁面パネル9が張設される
が、補助ロック装置の保管や運搬の便宜を考慮すると、
壁面パネル9はビスなどによる現場組立方式にするのが
望ましい。スナッチロック手段5の第1バネ21は捻り
コイルバネで構成され、コイル部が第1枢軸20に嵌め
られ、一方の直線端部21aがベース板17に当接し、
他方の直線端部21bがロックレバー18の先端部右面
に引っ掛けられている。そのため、ロックレバー18は
図11において時計回り方向に回転付勢されている。
【0018】スナッチロック手段5の第2バネ26も捻
りコイルバネで構成され、コイル部が第2枢軸23に嵌
められ、一方の直線端部26aがベース板17に当接
し、他方の直線端部26bが制止レバー22の基端部右
面に引っ掛けられている。そのため、制止レバー22は
図11において反時計回り方向に回転付勢されている。
ベース板17には制止レバー22の基端部が入り込むス
ロット44が設けられ、ロックレバー18の回転を制止
したとき、制止レバー22の基端部は該スロット44の
左側内端面44aに当接している。ブラケット板15は
溶接によって第1可動枠部分2Bに固着されている。ベ
ース板17はビス45によって第2可動枠部分2Cに固
着されている。錠前ユニット29はベース板17の屈曲
板部17aの透孔46に固定本体30を嵌められ、ナッ
ト47によって締め付け固着されている。錠前ユニット
29の錠機構としては、ピンタンブラ錠機構などの公知
のものを適宜選択使用することができる。蝶番3,4と
しては平蝶番に代えて、図15と図16に示したように
裏蝶番を用いることもできる。これによって外部空の軸
ピンの抜き取りが不可能となり防犯性が更に良くなる。
【0019】図17と図18に示した実施例では、固定
ポスト12は垂直ねじ棒で構成されおり、垂直ねじ棒の
下端部は連結プレート34に溶接固着され、固定ポスト
12は連結プレート34を介して料金精算機本体等1の
脚部10に固定されている。この脚部10は高さ調節型
のものであり、連結プレート34の基端部の透孔35に
脚部10のねじ棒部が嵌められ、固定用ナット36によ
って連結プレート34が脚部10の本体に締め付け固定
されている。固定枠部分2Aの適所には、固定ポスト1
2が挿通される透孔13が垂直に設けられ、固定枠部分
2Aは高さ位置を適当に移動調節した後、上下2個の位
置決めナット14,14によって固定される。なお、垂
直ねじ棒の下端部を水平に折り曲げて、脚部10に溶接
することもできる。この固定ポスト12は料金精算機等
の設置床面11にアンカー部材などを用いて固定するこ
ともできる。
【0020】
【発明の効果】 請求項1の発明の補助ロック装置は、
料金精算機本体等1の上部と下部を包囲して防護する上
下2個の帯ロック手段2からなるため、帯ロック手段が
1箇所にしか使用されない従来装置と比べて盗難防止効
果が増強される。また、第1可動枠部分2Bと第2可動
枠部分2Cが包囲成立方向に回転したとき、第1可動枠
部分2Bと第2可動枠部分2Cの先端間を自動的に錠止
する包囲維持用スナッチロック手段5を設けたので、施
錠操作がワンタッチでなされ、操作性においても優れて
いる。
【0021】請求項2の発明の補助ロック装置では、料
金精算機本体等1の上面に当接されるガード板6を設
け、固定枠部分2Aに対面するガード板6の縁部下面を
固定枠部分2Aに固着したので、帯ロック手段2と料金
計算機本体等1の隙間への工具の差し込みが的確に防止
され、帯ロック手段2それ自体の暴力破壊に対して強
い。また、第2可動枠部分2Cの側に位置するガード板
6の縁部に支持板7を枢着し、包囲成立位置に回転した
とき第2可動枠部分2Cを支持板7に載置するので、料
金計算機本体等1の側面壁板への負荷がその分だけ少な
くなり、料金計算機本体等1の補強処理コストが節減さ
れる。
【0022】請求項3の発明の補助ロック装置では、上
下2個の帯ロック手段2,2の固定枠部分2A,2Aの
間または第1可動枠部分2B,2Bの間あるいは第2可
動枠部分2C,2Cの間に料金計算機本体等1の側面を
ガードする壁パネル9を張設するので、料金計算機本体
等1の側面自体を暴力破壊することによる盗難に対して
阻止力が向上する。
【0023】請求項4の発明の補助ロック装置は、料金
精算機本体等1を包囲する1個または上下2個の帯ロッ
ク手段2からなり、帯ロック手段2の固定枠部分2Aを
料金計算機本体1の脚部10または設置床面11に固着
した固定ポスト12に固着するので、帯ロック手段2の
装着に当たり料金計算機本体等1の側面壁板への負荷が
皆無となり、料金計算機本体等1の補強処理コストが大
幅に削減される。また、料金精算機本体等1に穴明けな
どの機械加工を施す必要がないため、機械加工による料
金計算機本体等1の塗装被覆の損傷やそれに起因する錆
び付き腐食の問題が発生しない。
【0024】請求項5の発明の補助ロック装置では、固
定ポスト12を垂直ねじ棒によって構成し、固定枠部分
2Aの垂直透孔13に固定ポスト12を貫通させ、固定
ポスト12に螺合した上下2個の位置設定用ナット14
により固定枠部分2Aを固定するので、盗難防止に最適
の位置に帯ロック手段2を任意に設定することができ
る。
【0025】請求項6の発明の補助ロック装置では、包
囲維持用スナッチロック手段5は、第1可動枠部分2B
に固着されたブラケット板15に設けた受金棒16と、
第2可動枠部分2Cに固着されたベース板17に枢着さ
れたロックレバー18と、係止溝19が受金棒16の方
向に向くようにロックレバー18を回転付勢する第1バ
ネ21と、ベース板17に枢着され、ロックレバー18
の錠止溝19に受金棒16が係合するとき、基端部の制
止突起24がロックレバー18の基端部の制止受部25
に係合する制止レバー22と、制止突起24が制止受部
25に係合する方向に制止レバー22を回転付勢する第
2バネ26とを備えており、簡略化された構造でありな
がら、第1可動枠部分2Bと第2可動枠部分2Cの包囲
方向の回転終端でワンタチロックが自動的かつ的確に成
立するため、施錠時の操作性が良い。また、このスナッ
チロック手段5は、基端部がベース板27に枢着され、
先端部が制止レバー22の先端部を押して制止突起24
と制止受部25の係合を解くキックレバー28と、ベー
ス板27に固定本体30を装着され、ロータ31にキッ
クレバー28の操作用カム板32を連結した錠前ユニッ
ト29を備えており、鍵37によるロータ31の回転操
作によってキックレバー28が制止レバー22を直ちに
駆動するため、ロックレバー18と受金棒16の係合が
瞬時に解かれ、解錠時の操作性にも優れている。
【0026】請求項7の発明の補助ロック装置では、錠
前ユニット29のロータ31の鍵孔に対面する操作孔3
3を第2可動枠部分2Cの下面板部であって料金精算機
本体等1の側面に近接させた位置に設けたので、針金や
ピッキング用具による錠前ユニット29の抉じ開け操作
が非常に難しくなり、防犯性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る料金精算機等用補助
ロック装置の使用状態を示す斜視図であり、壁パネルで
連結された上下2個の帯ロック手段は包囲成立位置にあ
る。
【図2】 該補助ロック装置の各帯ロック手段の第1可
動枠部分と第2可動枠部分が包囲解錠位置に回転した状
態を示す斜視図である。
【図3】 該補助ロック装置に使用した帯ロック手段の
概略的な平面図である。
【図4】 該帯ロック手段のより詳細な一部切欠き平面
図である。
【図5】 図4のA−A断面図である。
【図6】 図4のB−B断面図である。
【図7】 上側の帯ロック手段にガード板が装着された
補助ロック装置の平面図である。
【図8】 該ガード板の平面図である。
【図9】 該ガード板の左側面図である。
【図10】 図7のC−C断面図である。
【図11】 図7のD−D断面図であり、帯ロック手段
の第1可動枠部分と第2可動枠部分が分離され、スナッ
チロック手段が解錠位置にある状態を示している。
【図12】 図7のD−D断面図であり、帯ロック手段
の第1可動枠部分と第2可動枠部分が結合され、スナッ
チロック手段が施錠位置にある状態を示している。
【図13】 図12のE−E断面図である。
【図14】 該スナッチロック手段の左側面図である。
【図15】 上記補助ロック装置に使用される裏蝶番の
一例を示す斜視図である。
【図16】 該裏蝶番の取付図である。
【図17】 本発明の別の実施例に係る補助ロック装置
の平面図であり、帯ロック手段は包囲成立位置にある。
【図18】 該補助ロック装置を使用した料金精算機等
の下側部分の正面図である。
【符号の説明】
1 料金精算機本体等 2 帯ロック手段 2A 帯ロック手段の固定枠部分 2B 帯ロック手段の第1可動枠部分 2C 帯ロック手段の第2可動枠部分 3 蝶番 4 蝶番 5 包囲維持用スナッチロック手段 6 ガード板 7 支持板 8 蝶番 9 壁パネル 10 料金精算機の脚部 11 料金精算機の設置床面 12 固定ポスト 13 固定枠部分の透孔 14 位置設定用ナット 15 ブラケット板 16 受金棒 17 ベース板 18 ロックレバー 19 錠止溝 20 第1枢軸 21 第1バネ 22 制止レバー 23 第2枢軸 24 制止突起 25 制止受部 26 第2バネ 27 第3枢軸 28 キックレバー 29 錠前ユニット 30 固定本体 31 ロータ 32 操作カム板 33 操作孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金精算機本体等1の上部と下部を包囲
    する上下2個の帯ロック手段2からなり、帯ロック手段
    2を料金計算機本体等1に固着される固定枠部分2A
    と、固定枠部分2Aの一方端に枢着されて包囲解除方向
    に回転可能な第1可動枠部分2Bと、固定枠部分2Aの
    他方端に枢着されて包囲解除方向に回転可能な第2可動
    枠部分2Cとで構成し、第1可動枠部分2Bと第2可動
    枠部分2Cが包囲成立方向に回転したとき第1可動枠部
    分2Bと第2可動枠部分2Cの先端間を自動的に錠止す
    る包囲維持用スナッチロック手段5を帯ロック手段2に
    設けた料金計算機等用補助ロック装置。
  2. 【請求項2】 料金精算機本体等1の上面に当接される
    ガード板6を設け、固定枠部分2Aに対面するガード板
    6の縁部下面を固定枠部分2Aに固着し、第2可動枠部
    分2Cの側に位置するガード板6の縁部に支持板7を枢
    着し、包囲成立位置に回転したとき第2可動枠部分2C
    を支持板7に載置することを特徴とする請求項1に記載
    の補助ロック装置。
  3. 【請求項3】 上下2個の帯ロック手段2,2の固定枠
    部分2A,2Aの間または第1可動枠部分2B,2Bの
    間あるいは第2可動枠部分2C,2Cの間に料金計算機
    本体等1の側面をガードする壁パネル9を張設すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の補助ロッ
    ク装置。
  4. 【請求項4】 料金精算機本体等1を包囲する1個また
    は上下2個の帯ロック手段2からなり、帯ロック手段2
    を料金計算機本体等1の脚部10または設置床面11に
    固着した固定ポスト12に固着される固定枠部分2A
    と、固定枠部分2Aの一方端に枢着されて包囲解除方向
    に回転可能な第1可動枠部分2Bと、固定枠部分2Aの
    他方端に枢着されて包囲解除方向に回転可能な第2可動
    枠部分2Cとで構成し、第1可動枠部分2Bと第2可動
    枠部分2Cが包囲成立方向に回転したとき第1可動枠部
    分2Bと第2可動枠部分2Cの先端間を自動的に錠止す
    る包囲維持用スナッチロック手段5を帯ロック手段2に
    設けた料金計算機等用補助ロック装置。
  5. 【請求項5】 固定ポスト12を垂直ねじ棒によって構
    成し、固定枠部分2Aの垂直透孔13に固定ポスト12
    を貫通させ、固定ポスト12に螺合した上下2個の位置
    設定用ナット14により固定枠部分2Aを固定すること
    を特徴とする請求項4に記載の補助ロック装置。
  6. 【請求項6】 第1可動枠部分2Bの先端部に固着され
    たブラケット板15と、ブラケット板15の突出端部に
    固着された受金棒16と、第2可動枠部分2Cの内部に
    固着されたベース板17と、受金棒16が係脱する錠止
    溝19を先端部に有し、基端部がベース板17に第1枢
    軸20により枢着されたロックレバー18と、係止溝1
    9が受金棒16の方向に向くようにロックレバー18を
    回転付勢する第1バネ21と、第1枢軸20と平行な第
    2枢軸23によりベース板17に枢着され、ロックレバ
    ー18の錠止溝19に受金棒16が係合するとき、基端
    部の制止突起24がロックレバー18の基端部の制止受
    部25に係合する制止レバー22と、制止突起24が制
    止受部25に係合する方向に制止レバー22を回転付勢
    する第2バネ26と、基端部を第3枢軸27によりベー
    ス板27に枢着され、先端部が制止レバー22の先端部
    を押して制止突起24と制止受部25の係合を解くキッ
    クレバー28と、ベース板27に固定本体30を装着さ
    れ、ロータ31にキックレバー28の操作用カム板32
    を連結した錠前ユニット29とによって包囲維持用スナ
    ッチロック5を構成したことを特徴とする、請求項1か
    ら請求項5のいずれかに記載の補助ロック装置。
  7. 【請求項7】 錠前ユニット29のロータ31の鍵孔に
    対面する操作孔33を第2可動枠部分2Cの下面板部で
    あって、料金精算機本体等1の側面に近接させた位置に
    設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれ
    かに記載の補助ロック装置。
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