JP2007329144A - 機器収納キャビネット - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、簡単な構造で電子機器の取り付け作業が容易にできる機器収納キャビネット１を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明に係る機器収納キャビネット１は、背板４と天板５、底板６とから構成される本体２に、前面板１３と左右側板とで構成されるカバー体３を取り付け、本体２の左右端部にアングル８を回動動作により可動であるように取り付け、アングル８の先端にカバー体３を取り付け、アングル３の回動動作により、カバー体３の開閉を行うことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、各種電子機器を収納する機器収納キャビネットに関するものである。

従来の機器収納キャビネットは、図１０に示すように、壁への設置面３１を囲う四辺には左右側面３２、天板３３、底面３４が設けられ、前面の開口３５は扉体３６で施蓋されていた。扉体３６は開口３５の左右側面３２近傍に蝶番３７により開閉可能に取り付けられていた。機器の収納方法は、機器収納キャビネットに設けられたアングル３８に機器を固定するものである。

また、壁への設置面を囲う四辺のうち三方に側板を設け、前面開口と側板を設けなかった部分の開口を扉体で施蓋する機器収納キャビネットがあった。扉体はスライド動作により開閉可能であった。
実開平５−８２０８５号公報 実開平６−４４７６４号公報 特開２０００−３０７２５９号公報

しかしながら、上記従来技術における機器収納キャビネットに、電子機器を搭載する時、機器収納キャビネットの背板から前面の扉体に向かって複数のアングルを設け、このアングルに電子機器を固定していた。電子機器を設置する作業の際に、左右側板、天板、底板が作業の邪魔になる虞があった。また、扉体は前面側に開くため、機器収納キャビネットが高所に取り付けられている場合、作業がしにくいという欠点があった。扉体を開けるために機器収納キャビネットの前にもスペースが必要であった。

そこで本発明は、簡単な構造で電子機器の取り付け作業が容易にできる機器収納キャビネットを提供することを目的とし、その構造は、機器収納キャビネットは、背板と天板、底板とから構成される本体に、前面板と左右側板とで構成されるカバー体を取り付け、本体の左右端部にアングルを回動動作により可動であるように取り付け、アングルの先端にカバー体を取り付け、アングルの回動動作により、カバー体の開閉を行うことを特徴とする。

また、アングルの端部に係合ピンを設けると共に、カバー体の内側上部には係合体を設け、係合体を、本体上側に取り付けられたアングルに設けた係合ピンに係合させて、カバー体を本体に取り付け、カバー体の内側には引っ掛け部を設け、カバー体で本体を施蓋するとき、本体の下側に取り付けられたアングルに設けられた係合ピンに係合させて仮固定が可能であると共に、カバー体にはハンドルを取り付け、ハンドルに連動する係合片を本体に設けた係止受け部に係合可能としたことを特徴とする。

本発明に係る機器収納キャビネットは、背板と天板、底板とから構成される本体に、前面板と左右側板とで構成されるカバー体を取り付け、本体の左右端部にアングルを回動動作により可動であるように取り付け、アングルの先端にカバー体を取り付け、アングルの回動動作により、カバー体の開閉を行うため、カバー体を開放した状態では、左右側板がなく取り付け作業、配線作業等、施工がしやすくなる。カバー体は下方へ下げて開けるため壁面の天井付近にも設置が可能になる。カバー体はアングルの回動動作により開放できるので、高所でもカバー体の開閉が楽にでき安全に作業できる。

また、アングルの端部に係合ピンを設けると共に、カバー体の内側上部には係合体を設け、係合体を、本体上側に取り付けられたアングルに設けた係合ピンに係合させて、カバー体を本体に取り付け、カバー体の内側には引っ掛け部を設け、カバー体で本体を施蓋するとき、本体の下側に取り付けられたアングルに設けられた係合ピンに係合させて仮固定が可能であると共に、カバー体にはハンドルを取り付け、ハンドルに連動する係合片を本体に設けた係止受け部に係合可能としたため、カバー体を開放した状態では、左右側板がなく取り付け作業、配線作業等、施工がしやすくなる。カバー体は下方へ下げて開けるため壁面の天井付近にも設置が可能になる。カバー体はアングルの回動動作により開放できるので、高所でもカバー体の開閉が楽にでき安全に作業できる。また、カバー体は閉めた状態で保持することが可能となる。

本発明に係る機器収納キャビネットの実施例を図１〜図９の添付図面に基いて説明する。

機器収納キャビネット１は、機器（図示せず）を取り付ける本体２と、本体２を施蓋するカバー体３とから成る。

本体２は、背板４と天板５、底板６とから構成され左右側面は設けず、側面から見て略コ字状に形成する。本体２の天板５と底板６との前面側端部略中央にそれぞれ係止受け部７を設ける。本体２の両端辺の略中央部と略下端部ににアングル８を回動動作により可動であるように取り付ける。上下のアングル８を一組とし、組のアングル８は先端を連結アングル９を渡し、同じ動作をさせる。アングル８の先端には係合ピン１０を設ける。

カバー体３は、本体２の前面と側面とを施蓋できるように、上面または下面からみて略コ字状に形成する。カバー体３の内側のコーナー辺の上部に係合体１１を設け、略中央部に引っ掛け部１２を設ける。カバー体３の前面板１３の上部にはハンドル１４を設ける。ハンドル１４内側にはハンドル１４の動作に連動する係止片（図示せず）が設けられる。

本体２とカバー体３との結合はアングル８を介して行う。本体２に取り付けられた上側のアングル８ａの先端に設けられた係合ピン１０ａに、カバー体３の係合体１１を係合させ、且つ回動可能であるように取り付ける。係合体１１の部分で回動することでカバー体３は本体２に取り付けられ、開閉可能となる。

また、本体２をカバー体３で施蓋するとき、カバー体３を上方へ引き上げ、ハンドル１４内側に設けられている係止片（図示せず）を本体２の係止受け部７に係止させると共に、下側のアングル８ｂ端部に設けられた係合ピン１０ｂにカバー体３の引っ掛け部１２を係合させ、カバー体３を閉じた状態で仮固定することができる。

ハンドル１４には、錠１５を設けることも可能で、機器収納キャビネット１のセキュリティ性も向上させることができる。

また、図６に示すように、アングル８の接続部にはばね１６を取り付けることができ、ある方向へ付勢させ、例えば、カバー体３を引き下げるとき、急激に落ちず、ゆっくりと下降させることができる。

略コ字状に形成された本体とカバー体とで機器収納キャビネットを構成し、カバー体を本体の下方に向かって開放することにより、従来高所に取り付けられていた機器収納キャビネットの扉体を前面の作業者の方向に開いていた危険性がなくなり、内部に収納される電気機器のメンテナンス作業も安全に且つ容易に行うことができる。

本発明に係る機器収納キャビネットの実施例を示す説明図である。 図１における本体をカバー体で施蓋した状態を示す説明図である。 本発明に係る機器収納キャビネットの本体を示す説明図である。 本発明に係る機器収納キャビネットのカバー体を示す説明図である。 図４における機器収納キャビネットのカバー体の内側を示す説明図である。 図１におけるＡ部拡大図である。 図３におけるＢ部拡大図である。 図５におけるＣ部拡大図である。 図５におけるＤ部拡大図である。 従来の機器収納キャビネットを示す説明図である。

符号の説明

１ 機器収納キャビネット
２ 本体
３ カバー体
４ 背板
５ 天板
６ 底板
７ 係止受け部
８ アングル
８ａ 上側のアングル
８ｂ 下側のアングル
９ 連結アングル
１０ 係合ピン
１０ａ 上側アングルの係合ピン
１０ｂ 下側アングルの係合ピン
１１ 係合体
１２ 引っ掛け部
１３ 前面板
１４ ハンドル
１５ 錠

Claims (2)

1. 各種電子機器を収納する機器収納キャビネットであって、該機器収納キャビネットは、背板と天板、底板とから構成される本体に、前面板と左右側板とで構成されるカバー体を取り付け、前記本体の左右端部にアングルを回動動作により可動であるように取り付け、該アングルの先端に前記カバー体を取り付け、前記アングルの回動動作により、前記カバー体の開閉を行うことを特徴とする機器収納キャビネット。
2. 前記機器収納キャビネットであって、前記アングルの端部に係合ピンを設けると共に、前記カバー体の内側上部には係合体を設け、前記係合体を、前記本体上側に取り付けられたアングルに設けた前記係合ピンに係合させて、前記カバー体を前記本体に取り付け、前記カバー体の内側には引っ掛け部を設け、前記カバー体で前記本体を施蓋するとき、前記本体の下側に取り付けられた前記アングルに設けられた係合ピンに係合させて仮固定が可能であると共に、前記カバー体にはハンドルを取り付け、該ハンドルに連動する係合片を前記本体に設けた係止受け部に係合可能としたことを特徴とする請求項１に記載の機器収納キャビネット。

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