JP2008099958A - 遊技機 - Google Patents

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Yoshikatsu Gunji
祥克 郡司
Shinji Takebe
伸二 建部
Shigeru Nihonmatsu
繁 二本松
Manabu Asakawa
学 麻川
Toshiya Nooka
俊哉 能岡
Katsuhide Iwamoto
勝秀 岩元
Hiroyuki Wada
洋之 和田
Kikuo Ikeda
季句雄 池田
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Abstract

【課題】 回路基板を収容した基板ケースを回動可能とし、さらに、取り外し不能に取り付けることで、基板の確認の容易性と保護の両立を図り、不正行為を抑止することができる。
【解決手段】 正面側に開口した筐体1bと、筐体1bの正面側開口を開閉可能に覆う前扉1aを備える遊技機1であって、筐体1bが、回路基板3を外部から視認可能に収容する基板ケース2と、基板ケース2を、筐体1bに対して回動可能に支持する支持部(6,7)と、を備え、基板ケース2の回動により、回路基板3の表裏面が視認可能となる構成としてある。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回路基板を有する遊技機に関し、特に、基板の裏面の確認を容易とするために、回動可能とし、さらに、取り外し不能に遊技機に取り付けることで、不正改造の発見の容易性と基板の保護を図る基板の取り付け構造の改良に関する。
一般に、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機は、多数の回路基板が装着されており、これらが相互に接続されるとともに、種々の装置を駆動制御することで、一連の遊技が進行するようになっている。
そして、これらの回路基板を制御し、遊技機を管理する中核をなしているのが、主基板である。主基板は、マイクロコンピュータを構成するCPU,ROM,RAM等の電子部品が多数実装されている部品実装面と裏面の半田面で構成されており、容易に開封不能な無色透明な基板ケースに収容されている。
このような基板ケースは、特に、スロットマシンでは、筐体の上側で最後部に、部品実装面が正面側に向けて視認可能となるように、ネジやフック等の簡易なロック機構を用いて着脱自在に筐体へ取り付けられているのが一般的である。
このような基板ケースの筐体への取り付け方法は、例えば特開2003−190372号の「遊技機」(特許文献1)や、特開2005−296029号の「遊技機」(特許文献2)等、従来から多数提案されている。
特開2003−190372号公報(第6−8頁、第2図、第7図) 特開2005−296029号公報(第6頁、第1図)
ところで、遊技機は、遊技結果に応じて、高価な景品と交換可能な遊技媒体が得られるため、不正に大量の遊技媒体を獲得しようとする不正行為が後を絶たない。特に、主基板は、不正の対象とされやすく、プログラムの記録されたROMを交換する行為や、半田面に不正の配線パターンを装着する行為などの多数の不正行為が行われており、その行為も巧妙化しているため、発見も容易ではない。そこで、被害の拡大を防ぐためには早期の発見が重要な課題となっている。
そして、このような不正行為の多くは、主基板を基板ケースごと遊技機より取り外し、その後に基板ケースより主基板を取り出すことで、不正改造を行っている。
このような基板ケースの遊技機からの取り外しは、一般的には、主基板と種々の周辺回路基板、装置との接続に要するコネクタを取り外し、上述したようなロック機構を解除することで取り外せるようになっている。このように、基板ケースを取り外し可能とすることは、不正改造の痕跡を早期に発見するためにも必要である反面、不正行為を容易にしていることも否めない事実である。
しかしながら、基板ケースの不正改造を早期に発見する視点より、従来の主基板ケースの取り付け方法を再考した場合には、必ずしも従来の方法は、検査が容易とは言えず、また新たな問題も生じていた。
例えば、主基板の半田面を検査する場合においては、接続された全てのコネクタを取り外した後に、ロックを解除して基板ケースを筐体より取り出して検査しなければならず、さらに検査後に戻す作業も考慮すると、煩雑であり、多数の遊技機を検査する場合には、相当な時間を費やさなければならなかった。
また、遊技機の電源を切らずにコネクタを挿抜してしまう過ちは、必ずしも避けられないため、その結果、遊技機の動作に支障をきたし、その修理に多大な費用が発生することもあった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、回路基板を収容した基板ケースを回動可能とし、さらに、取り外し不能に取り付けることで、基板の確認の容易性と保護の両立を図り、不正行為を抑止することができる遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、請求項1に記載するように、正面側に開口した筐体と、前記筐体の正面側開口を開閉可能に覆う前扉を備える遊技機であって、前記筐体が、回路基板を外部から視認可能に収容する基板ケースと、前記基板ケースを、前記筐体に対して回動可能に支持する支持部と、を備え、前記基板ケースの回動により、前記回路基板の表裏面が視認可能となる構成としてある。
このような構成からなる本発明の遊技機によれば、支持部により、基板ケースが筐体に対して回動可能に支持されるため、基板ケースを筐体から取り外すことなく、回路基板の表裏面の確認ができる。
この結果、例えば、主基板の半田面の不正改造検査に費やしていた労力と時間を大幅に削減することができ、検査時の効率化を図ることができる。
特に、請求項2記載の遊技機は、前記支持部を、前記筐体に取り付けることで、前記基板ケースが、前記支持部から取り外し不能となる構成とすることができる。
このような構成とすることにより、基板ケースの取り外しが困難となり、基板ケースごと取り替える不正行為等にも十分対応することでき、回路基板が有効に保護される。
さらに、請求項3記載の遊技機は、前記支持部が、前記基板ケースを水平方向に回動可能に支持する構成とすることができる。
このような構成とすることにより、例えば、スロットマシンの主基板に係る基板ケースは、通常は、ドラムユニットの上で、筐体の最後部に配設され、かつ基板ケースの前面は、基板が目視可能となるように、何等装置が配設されていないようになっている。このため、基板ケースを水平方向に回動可能とすることで、ドラムユニットとの接触も回避でき、基板ケース前面のスペースを有効に活用することで、十分な回動空間を確保することができ、主基板の半田面の検査も容易になる。
また、スロットマシンの場合、前扉も水平方向に開閉するようになっている。この結果、例えば、筐体の奥行きが短く、基板ケースの回動空間が不足している場合には、前扉の開放により広がるスペースで、基板ケースの回動空間を補うことができる。
また、請求項4記載の遊技機は、前記支持部を前記筐体に取り外し不能に固着する固着手段を備える構成とすることができる。
このような構成とすることにより、基板ケースが支持部から取り外し不能となることに加え、支持部自体が筐体より、取り外し不能となるため、基板ケースは、遊技機より取り外すことができなくなり、回路基板が十全に保護される。
また、請求項5記載の遊技機は、前記支持部が、分離可能な一組の軸受を備える構成とすることができる。
このような構成とすることにより、例えば、支持部が上下又は左右に軸受を備えることで、基板ケースを挟持するように支持することができ、基板ケースが円滑に回動することになり、回路基板の裏面の確認が容易となるとともに、支持部からの取り外しも困難となり、回路基板が有効に保護される。
さらに、請求項6記載の遊技機は、前記基板ケースを回動不能にロックするロック手段を備える構成とすることができる。
このような構成とすることにより、基板ケースが回動不能にロックされるため、遊技機の搬送中や遊技中の振動等により、回路基板に接続されたコネクタの脱落や電子部品の破損を防止することができる。
また、請求項7記載の遊技機は、前記ロック手段が、前記基板ケースをロック解除不能にロックする構成とすることができる。
このような構成とすることにより、基板ケースが支持部から取り外し不能となることに加え、回動不能にロックされたロックを解除することができなくなり、基板ケースが遊技機から確実に取り外しできなくなるため、基板回路の保護を最優先にする場合には、有効な手段となる。
また、請求項8記載の遊技機は、前記基板ケースが、当該ケースに収容された前記回路基板と当該ケース外部の所定の装置を、電気ケーブルを介して接続可能とする開口部を備え、前記開口部が、前記基板ケースが回動する中心部近傍に形成された構成とすることができる。
このような構成とすることにより、例えば、接続用のコネクタを、基板ケースが回動する中心部近傍に設けることで、電気ケーブルにより、基板ケースの回動が妨げられることがなくなり、円滑な回動が確保され、回路基板の裏面の確認が容易となる。
本発明の遊技機によれば、回路基板を収容した基板ケースを回動可能とし、さらに、取り外し不能に取り付けることで、基板の確認の容易性と保護の両立を図り、不正行為を抑止することができる。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
[第一実施形態]
本実施形態では、本発明の遊技機を、スロットマシン1に適用する。
まず、図1〜6を参照して、本発明の第一実施形態に係るスロットマシン1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るスロットマシン1の内部構成を示す概略斜視図である。
同図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、従来のスロットマシンと同様にスロットマシン1に備えられた複数のリールを回転させることによって入賞遊技媒体を獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、マイクロコンピュータ等で構成された主基板3を収容する基板ケース2及び必要な機械、装置等を収納する正面側に開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成されている。
前扉1aは、図1に示すように、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉自在に取り付けられる扉体で、この前扉1aに前面パネルとその他各部が備えられてスロットマシン1の正面部を構成している。
なお、スロットマシン1を構成する各部・各所の機械、装置等やそれらの制御は、公知のものであり、ここではこれらの詳細な説明は省略し、発明の特徴的な構成の説明にとどめるものとする。
そして、このような構成からなるスロットマシン1の筐体1b上側の最後部に、本発明に係る基板ケース2及び支持部(6,7)が、配設されており、さらに基板ケース2は、基板ケース2に収容された主基板3が、電子部品等が実装された部品実装面を正面側、半田面が筐体1bの後面と対向するように設置されている。
以下、本発明の特徴的な構成である基板ケース2及び支持部(6,7)について詳述する。
図2は、本実施形態に係るスロットマシン1の基板ケース2の構成を示す概略斜視図であり、図3は、同様に本実施形態に係るスロットマシン1の支持部(6,7)の構成を示す概略斜視図である。
最初に、基板ケース2は、図2に示すように、スロットマシン1を制御するマイクロコンピュータを構成するCPU,ROM,RAM等や遊技媒体を払い出すメダル払出装置,リールの回転を制御するドラムユニット(図示しない)などの遊技機内部の装置と接続を可能にするコネクタ3a等の電子部品を実装した主基板3の部品実装面を覆う上側ケース4と、主基板3の半田面を覆う下側ケース5から構成されている。
そして、基板ケース2には、主基板3を開封不能に封止するカシメ構造が備えられている。カシメ構造としては、例えば、特殊なネジ等で上側ケース4と下側ケース5を締結することにより主基板3を開封不能に封止する構成となっている。
さらに、上側ケース4と下側ケース5には、各々半円状の切欠部(4a,4b,5a,5b)が形成されており、上側ケース4と下側ケース5を重合することで、軸孔部(A,B)が形成するようになっている(図4参照)。そして、この軸孔部(A,B)が後述する支持部(6,7)に備えた軸受部(6a,7a)に嵌合することにより、基板ケース2が回動可能となる。
また、上側ケース4には、基板ケース2が回動する軸孔部(A,B)近傍に、主基板3に形成したコネクタ3aとメダル払出装置、ドラムユニット(図示しない)などの所定の装置が、電気ケーブルを介して、接続可能となるように、コネクタ3aを外部に露出するコネクタ開口部4cが形成されている。
なお、両ケースとも、容易に割れたり、変形しない程度の硬度・強度を有する無色透明な合成樹脂などの材質より形成されている。
このような構成とすることにより、カシメ構造により基板ケース2から主基板3を取り出すことが困難となり、主基板3が不正改造から保護されるとともに、基板ケース2が透明であるため、主基板3になされた不正改造を容易に発見できる。
次に、支持部(6,7)は、図3に示すように、上支持部6と下支持部7の上下で一組となる略L字形状の軸受けから構成されており、各支持部には軸受部(6a,7a)と固定部(6b,7b)が形成されている。
そして、軸受部(6a,7a)は、上述した基板ケース2に形成された軸孔部(A,B)に嵌合するようになっている。
また、固定部(6b,7b)には、筐体1bの後面に所定のネジを用いて取り付け可能な取付穴(6c,7c)が形成されている。
なお、これらの支持部(6,7)は、鋼などの金属で形成され、外力により容易に変形しない程度の強度を有している。
続いて、基板ケース2の支持部(6,7)への取り付け及び支持部(6,7)の筐体1bへの取り付けについて説明する。
図4は、本実施形態に係るスロットマシン1の基板ケース2と支持部(6,7)のスロットマシン1への取り付け手順を示す概略斜視図であり、図5は、同様に本実施形態に係るスロットマシン1の基板ケース2と支持部(6,7)を筐体1bに取り付けた状態を示す概略斜視図である。
図4に示すように、基板ケース2と支持部(6,7)のスロットマシン1への取り付けは、最初に、支持部(6,7)の軸受部(6a,7a)を基板ケース2の軸孔部(A,B)を貫通させる。
次に、このままの状態で、筐体1bの後面の所定の位置に支持部(6,7)を仮設し、所定のネジ4本を、支持部(6,7)の取付穴(6c,7c)を貫通させて、筐体1bの後面に所定の工具を用いて支持部(6,7)を取り付ける。
そして、図5に示すように、基板ケース2は、支持部(6,7)で上下に挟持された状態で、水平方向に回動可能に取り付けられる。
なお、ネジの取り付けは、基板ケース2を筐体1bの後面に対して垂直にした状態でなければ取り付けられないようになっている。すなわち、基板ケース2を、筐体1bの後面に対して平行にした状態では、取付穴(6c,7c)は基板ケース2で覆われる構成となる。
このような構成とすることにより、支持部(6,7)により、基板ケース2が筐体1bに対して回動可能に支持されるため、基板ケース2を筐体1bから取り外すことなく、主基板3の表裏面の確認ができる。
この結果、主基板3の半田面の不正改造検査に費やしていた労力と時間を大幅に削減することができ、検査時の効率化を図ることができる。
さらに、支持部(6,7)を筐体1bに所定のネジで取り付けることで、基板ケース2が、支持部(6,7)から取り外し不能となり、基板ケース2の取り外しが困難となり、基板ケース2ごと取り替える不正行為等にも十分対応することでき、主基板3が有効に保護される。
そのうえ、基板ケース2を、筐体1bの後面に対して平行にした状態(正規の設置状態)では、取付穴(6c,7c)が基板ケース2で覆われる構成となるため、容易に支持部(6,7)を筐体1bより取り外すことができなくなる。
また、基板ケース2を水平方向に回動可能とすることで、基板ケース2の直下にあるドラムユニット(図1参照)との接触も回避でき、基板ケース2の前面に広がるスペースを有効に活用することで、十分な回動空間を確保することができ、主基板3の半田面の検査も容易になる。
さらに、本実施形態に係るスロットマシン1の場合、前扉1aも水平方向に開閉するようになっている(図1参照)。この結果、例えば、筐体1bの奥行きが短く、基板ケース2の回動空間が不足している場合にも、前扉1aの開放により広がるスペースで、基板ケース2の回動空間を補完することができる。
また、本実施形態に係る支持部(6,7)のように、分離可能な一組の軸受として、上下に軸受部(6a,7a)を備えることで、基板ケース2を挟持するように支持することができ、基板ケース2が円滑に回動することになり、主基板3の裏面の確認が容易となるとともに、支持部(6,7)からの取り外しも困難となり、主基板3が十全に保護される。
また、本実施形態におけるスロットマシン1は、支持部(6,7)を筐体1bに取り外し不能に固着する固着手段として、封印シール8が、支持部(6,7)に跨って、かつ取付穴(6c,7c)を覆う状態で貼付されている(図5参照)。
この封印シール8は、容易に剥がすことができないような強力な接着剤が塗布されているとともに、該シールを剥がすことで、「開封」の文字が支持部(6,7)転写される構成になっている(図示しない)。
このような構成とすることにより、基板ケース2が支持部(6,7)から取り外し不能となることに加え、支持部(6,7)自体が筐体1bより、取り外し不能となるため、基板ケース2は、スロットマシン1より取り外すことができなくなり、主基板3が有効に保護される。
また、封印シール8を剥がすことで不正の痕跡が残るため、不正改造を早期に発見することもできる。
続いて、本実施形態に係るスロットマシン1が、基板ケース2を回動不能にロックするロック手段について説明する。
図6(a)は、本実施形態に係るスロットマシン1の基板ケース2がロック手段でロックされる構成を示す概略斜視図であり、図6(b)は、同様に、本実施形態に係るスロットマシン1の基板ケース2がロック手段でロックされた状態を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、筐体1bの後面(図示しない)には、基板ケース2の開放側に配設され、筐体1bに取り外し不能に止着された固定部を備えている。
この固定部には、上端部に弾性をもって上下に撓む爪部と、基板ケース2に形成した貫通孔に貫通し、ラッチロックが係合可能な係合孔が形成されている。
この爪部は、基板ケース2の上側ケース4表面と係合することで、基板ケース2が、回動不能に固定部にロックされるようになっている。
さらに、ラッチロックを指で押下すると、ラッチロックに備えた突起部(図示しない)が係合孔に係合し、基板ケース2は、回動不能に固定部に強固にロックされるようになっている。
このような構成とすることにより、基板ケース2の回動が制限され、スロットマシン1の搬送中や遊技中の振動等により回路基板に接続されたコネクタの脱落や電子部品の破損を防止することができる。
なお、ラッチロックを指で引くことで、ラッチロックの突起部(図示しない)と係合孔との係合が解除されるようになっている。
また、各図に示す例では、本実施形態に係る基板ケース2には、主基板3が外部の装置と電気ケーブルを介して、接続可能となるように、上側ケース4にコネクタハーネスを外部に露出するコネクタ開口部4cが備えてある。
そして、このコネクタ開口部4cは、基板ケース2が回動する軸孔部(A,B)近傍に形成されている。
このような構成とすることにより、コネクタハーネスにより、基板ケース2の回動が妨げられることがなくなり、円滑な回動が確保され、主基板3の裏面の確認が容易となる。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、主基板3を収容した基板ケース2を回動可能とし、さらに、取り外し不能に取り付けることで、主基板3の確認の容易性と保護の両立を図り、不正行為を抑止することができる。
なお、本実施形態に係るスロットマシン1では、支持部の軸受部を上下に形成し、基板ケース2を水平方向に回動可能としたが、軸受部を、左右に形成し、基板ケース2を垂直方向に回動可能とすることもできる。
また、本実施形態では、分離可能な上下一組の軸受部を支持部としたが、例えば、支持部を下支持部7のみとし、下から上へ伸びる所定の長さの軸受部7aを形成するとともに、筐体1bの上面で、基板ケース2の上方向の可動範囲を制限することで、下支持部7により、基板ケース2を回動可能かつ取り外し不能に支持することもできる。
[第二実施形態]
次に、本発明に係る遊技機の第二実施形態について、図7を参照しつつ説明する。
本実施形態では、第一実施形態と同様に、本発明の遊技機をスロットマシン1に適用する。
図7(a)は、本実施形態に係るスロットマシン1の基板ケース2が解除不能にロックされる状態を示す概略斜視図であり、図7(b)は、本実施形態に係るスロットマシン1のロックを切断した状態を示す概略斜視図である。
本実施形態に係るスロットマシン1は、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、ロック手段が、基板ケース2をロック解除不能にロックする構成としたものである。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
以下、本実施形態に係るスロットマシン1のロック手段が、基板ケース2をロック解除不能にロックする構成について説明する。
図7(a)に示すように、上側ケース4の右側には、上述したカシメ構造と同様なカシメ部が4箇所形成されており、各カシメ部には、特殊ネジのネジ部が貫通可能で、頭部が貫通不能となる貫通穴が形成されている(図示しない)。
そして、筐体1bの後面(図示しない)には、第一実施形態と同様な固定部を備えており、固定部には、各カシメ部の貫通穴に対応するように取付穴(図示しない)を備えている。
そして、締め方向にしか回転しない特殊ネジを、最上部のカシメ部の貫通穴に貫通させ、固定部の取付穴に螺合締結することで、基板ケース2を固定部に回動不能にロックするとともに、ロックを解除することができなくなる。
このような構成とすることにより、基板ケース2が支持部(6,7)から取り外し不能となることに加え、回動不能にロックされたロックを解除することができなくなり、基板ケース2がスロットマシン1から確実に取り外しできなくなるため、主基板3の保護を最優先にする場合には、有効な手段となる。
なお、図7(b)に示す例のように、本実施形態の基板ケース2には、カシメ部に所定の工具で切断可能な切断部を備えており、遊技場の店員等が、不正改造を発見するために、主基板3の半田面を確認したいときには、該切断部を切断することで、基板ケース2を回動可能にすることができる。
さらに、確認後に、2番目のカシメ部を用いて、最上部のカシメ部と同様な手法により、基板ケース2を回動不能かつ解除不能にロックすることもできる。
なお、基板ケース2を回動可能にした後に、基板ケース2が支持部(6,7)から取り外しができるように、軸孔部(A,B)の一部を切欠き、軸孔部(A,B)をU字型に形成することで、例えば、基板ケース2を筐体1bの後面に対して垂直になるまで回動した状態にすると、軸孔部(A,B)が軸受部(6a,7a)から開放され、基板ケース2を取り外せるようにしてもよい。
以上、本発明の遊技機について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る遊技機は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明が適用されるのは、上述した実施形態で示したスロットマシンに限らず、パチンコ機であってもよく、回路基板とこれを収容する基板ケースを備えるどのような遊技機であっても適用が可能である。この種の遊技機としては、スロットマシン(パチロット,パロットを含む)やパチンコ機の他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、各種の遊技機があり、いずれも本発明の適用対象とすることができる。
また、上述した実施形態では、主基板を対象としたが、遊技機に係る回路基板であれば、副基板や周辺基板も、本発明の適用対象とすることができる。
本発明は、パチンコ機やスロットマシンなど広く遊技機に利用することができる。
本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの基板ケースの構成を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの支持部の構成を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの基板ケースと支持部のスロットマシンへの取り付け手順を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの基板ケースと支持部を筐体に取り付けた状態を示す概略斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの基板ケースがロック手段でロックされる構成を示す概略斜視図である。(b)本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの基板ケースがロック手段でロックされた状態を示す概略斜視図である。 (a)本発明の第二実施形態に係るスロットマシンの基板ケースが解除不能にロックされる状態を示す概略斜視図である。(b)本発明の第二実施形態に係るスロットマシンのロックを切断した状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 基板ケース
3 主基板
4 上側ケース
5 下側ケース
6 上支持部
7 下支持部
8 封印シール

Claims (8)

  1. 正面側に開口した筐体と、前記筐体の正面側開口を開閉可能に覆う前扉を備える遊技機であって、
    前記筐体が、
    回路基板を外部から視認可能に収容する基板ケースと、
    前記基板ケースを、前記筐体に対して回動可能に支持する支持部と、を備え、
    前記基板ケースの回動により、前記回路基板の表裏面が視認可能となることを特徴とした遊技機。
  2. 前記支持部を、前記筐体に取り付けることで、前記基板ケースが、前記支持部から取り外し不能となる請求項1記載の遊技機。
  3. 前記支持部が、前記基板ケースを水平方向に回動可能に支持する請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記支持部を前記筐体に取り外し不能に固着する固着手段を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記支持部が、分離可能な一組の軸受を備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 前記基板ケースを回動不能にロックするロック手段を備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記ロック手段が、前記基板ケースをロック解除不能にロックする請求項6記載の遊技機。
  8. 前記基板ケースが、当該ケースに収容された前記回路基板と当該ケース外部の所定の装置を、電気ケーブルを介して接続可能とする開口部を備え、
    前記開口部が、前記基板ケースが回動する中心部近傍に形成された請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊技機。
JP2006286312A 2006-10-20 2006-10-20 遊技機 Pending JP2008099958A (ja)

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