JP2005076405A - 屋外設置型設備機器収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】内部の設備機器から発生する騒音を効率的に遮音することができる屋外設置型設備機器収納ボックスを提供することにある。
【解決手段】収納ボックス本体4は、少なくとも両側壁6,8、前面壁5、背面壁7及び天井壁9によって内部空間12を構成し、両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁は、内側パネル13と、この内側パネルの外側に空気層15を介して取付けられる外側パネル14の二重壁構造であり、収納ボックス本体の内部には一端が外部に開口し、他端に内部空間に開口する空気導入換気ダクト22と、収納ボックス本体の内部には一端が内部空間に開口し、他端が外部に開口するとともに内部に排気ファン36を設けた空気排出換気ダクト23とを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、都市ガスの高圧ラインから中圧Aライン、中圧Bライン、低圧ラインに圧力を下げ、ガス需要側へガスを供給する高圧ガバナ等の設備機器を収納する屋外設置型設備機器収納ボックスに関する。
ガス供給側からガス需要側へガスを供給するガス供給配管の途中に設置され、ガスの圧力を下げる高圧ガバナは、その作動時に騒音が発生するという問題がある。そこで、高圧ガバナは、一般に屋外に設置された収納ボックスに収納され、高圧ガバナから発生する騒音ができるだけ外部に漏れないようにしている。
収納ボックス本体は、地上に施工した基礎コンクリートからなる基台に設置される立方体もしくは直方体形状で、両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁によって内部空間を構成している。また、これら両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁は、通常はアルミニウムパネルの結合体であり、その内面には遮音材、吸音材が貼着されている。
また、前面壁には開閉扉を備えた出入口が設けられ、作業者が収納ボックスの内部に入って高圧ガバナの保守点検作業ができるようになっている。従って、収納ボックスの内部には外気を内部空間に導入する換気ダクトが設けられ、また内部空間の空気を外部に排出するための排気ファンを備えた換気ダクトが設けられている。
また、従来の防音換気ダクトにおいて、細長い換気筒内に多数のバッファを千鳥状に設けて屈曲する長い換気路を形成するとともに、その換気路の壁面に吸音材を被覆したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−302369号公報
しかしながら、前述したように、収納ボックス本体の両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁は、アルミニウムパネルの結合体であり、その内面に遮音材、吸音材を貼着しても、十分な遮音・防音構造ではない。しかも、作業者が収納ボックスの内部に入って高圧ガバナの保守点検作業ができるようになっているため、密閉構造とすることはできず、換気ダクトを設け、外気を内部空間に導入し、また内部空間の空気を外部に排出する換気構造となっている。従って、換気ダクトから騒音が外部に漏れるという問題があり、高圧ガバナ収納ボックスの設置場所が制限されるという問題がある。
また、特許文献1に記載された防音換気ダクトは、防音効果があるが、この防音換気ダクトを高圧ガバナ等が収納される屋外設置型設備機器収納ボックスに採用したものは知られていない。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、内部の設備機器から発生する騒音を効率的に遮音することができ、収納ボックスの設置場所が制限されることはない屋外設置型設備機器収納ボックスを提供することにある。
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、屋外に設置され、少なくとも一箇所に開閉扉を有する出入口を備え、内部に設備機器を収納する屋外設置型設備機器収納ボックスにおいて、収納ボックス本体は、少なくとも両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁によって内部空間を構成し、前記両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁は、内側パネルと、この内側パネルの外側に空気層を介して取付けられる外側パネルの二重壁構造であり、前記収納ボックス本体の内部には一端が外部に開口し、他端に内部空間に開口する空気導入換気ダクトと、前記収納ボックス本体の内部には一端が内部空間に開口し、他端が外部に開口するとともに内部に排気ファンを設けた空気排出換気ダクトとを設けたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1の前記内側パネル及び外側パネルは、その内面に遮音材が貼着された遮音構造であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の前記空気導入換気ダクトと空気排出換気ダクトの少なくとも一方は、断面矩形状のボックス構造で、その互いに対向する内面間に仕切り板を長手方向に配置して迂回した通路を形成するとともに、ダクト内面と前記仕切り板に所定間隔を存して反対側に向かって突出する複数の突出片を有し、向い合う突出片は互いに反対側の突出片の間に位置してオーバラップし、内部に蛇行した空気通路を形成し、前記ダクトの内面、仕切り板及び突出片の表面に遮音材を貼着したことを特徴とする。
請求項4は、請求項1の前記開閉扉は、内側パネルと外側パネルとの間に空気層を設けた二重壁構造で、一側縁が前記前面壁に蝶番によって開閉自在に枢支された扉本体と、この扉本体の他側縁に軸心を中心として回動自在に設けられ、上下方向の両端部に前記前面壁に設けられたキーパーにロックされるフックを有し、前記扉本体を閉扉状態に保持する扉ロック用パイプと、前記扉本体の一部に設けられた開口窓と、一側縁に前記開口窓に蝶番によって枢支され前記開口窓を開閉する鍵付き外側小扉及び内側小扉と、前記鍵付き外側小扉と内側小扉との間に設けられ、前記内側小扉を開放することにより、前記扉ロック用パイプをその軸心を中心として回動させ、前記扉本体のロックを解除可能なロック解除レバーとから構成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、収納ボックス本体を構成する前面壁、左側面壁、背面壁、右側面壁及び天井壁は、内側パネルと外側パネルとの二重パネル構造で、その内部には空気層が設けられている。さらに、内側パネル及び外側パネルの内面には遮音材が貼着されている。従って、高圧ガバナ装置等の設備機器から発生する騒音を遮音・吸音することができる。
さらに、収納ボックス本体の内部空間側には空気導入換気ダクトと空気排出換気ダクトが設けられ、空気排出換気ダクトには排気ファンが設けられている。この排気ファンの駆動によって外気が空気導入換気ダクトを介して内部空間に導入され、内部空間内の空気は空気排出換気ダクトから外部に排気されている。従って、内部空間内は常時換気され、作業者が収納ボックス本体の内部に入って設備機器の保守・点検を行う場合においても快適な作業環境で作業できる。
また、収納ボックスの内部空間から内側小扉を開放し、ロック解除レバーを握って回動することにより、開閉扉のロック状態を解除できる。従って、収納ボックスの内部に作業者が入って作業中に、誤って開閉扉が閉じられても、ロック解除レバーによって開閉扉のロックを解除して開閉扉を開放することができる。
この発明によれば、内部の設備機器から発生する騒音を効率的に遮音することができ、収納ボックスの設置場所が制限されることはない屋外設置型設備機器収納ボックスを提供できる。
また、収納ボックスの内部空間から内側小扉を開放し、ロック解除レバーを握って回動することにより、開閉扉のロック状態を解除できる。従って、収納ボックスの内部に作業者が入って作業中に、誤って開閉扉が閉じられても、ロック解除レバーによって開閉扉のロックを解除して開閉扉を開放することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は屋外設置型設備機器収納ボックスの第1の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は右側面図、(e)は平面図である。図1に示すように、地上に施工された基礎コンクリートからなる基台1は、底部2の周囲には鉛直方向に立設する周壁部3が設けられている。
基台1の周壁部3には収納ボックス本体4が設置され、基台1と収納ボックス本体4とはアンカーボルト(図示しない)によって結合されている。収納ボックス本体4は、前面壁5、左側面壁6、背面壁7、右側面壁8及び天井壁9からなる。前面壁5には作業者の出入口10が設けられ、この出入口10には開閉扉11が設けられている。
図2(a)は収納ボックス本体の縦断正面図、図2(b)はA部の拡大図、図2(c)はB部の拡大図、図3(a)は収納ボックス本体の横断平面図、図3(b)はC部の拡大図、図3(c)はD部の拡大図、図3(d)はE部の拡大図である。
図2(a)(b)及び図3(a)〜(e)に示すように、基台1の底部2と収納ボックス本体4の前面壁5、左側面壁6、背面壁7、右側面壁8及び天井壁9に囲まれた内部空間12が設けられている。前面壁5、左側面壁6、背面壁7、右側面壁8及び天井壁9は、例えば、アルミニウムパネルからなる内側パネル13と、この内側パネル13の外側に取付けられたアルミニウムパネルからなる外側パネル14との二重壁構造であり、両パネル13,14間には空気層15が設けられている。
内側パネル13は、所定のサイズのパネルの両端部を直角に折曲し、その折曲片16同士を接合し、ボルト・ナット17によって結合することにより構成されている。外側パネル14は、所定のサイズのパネルの両端部を直角に折曲し、さらに、その折曲片18の先端部を直角に折曲して形成した取付け片19をリベット20によって内側パネル13に結合することにより構成されている。また、内側パネル13及び外側パネル14の内面にはウレタンフォーム等の遮音材(吸音材)21が貼着されている。
さらに、収納ボックス本体4の左側面壁6の内部空間12側には空気導入換気ダクト22が設けられ、右側面壁8の内部空間12側には空気排出換気ダクト23が設けられている。
空気導入換気ダクト22は、図4(a)(b)に示すように、2枚のパネルを接合した二重構造で、その断面が矩形状のボックス構造である。空気導入換気ダクト22は左側面壁6の低所に前面壁5の近傍から背面壁7の近傍に亘って横方向に取付けられている。
空気導入換気ダクト22の一端は左側面壁6に設けられ、外部と連通する第1の空気導入口24に連通し、他端は内部空間12に連通する第2の空気導入口25に連通している。第1の空気導入口24は、外側パネル14に開口する開口部24aと内側パネル13に開口する開口部24bとが上下にシフトしており、開口部24aは外側パネル14に穿設した多数の小孔から構成されている。
さらに、空気導入換気ダクト22の互いに対向する内面、本実施形態においては、上部と下部には所定間隔を存して反対側の内面に向かって突出する複数の突出片27が設けられている。そして、上下に向い合う突出片27は互いに反対側の突出片27の間に位置してオーバラップし、ダクト内部に上下方向に蛇行した空気通路28が形成されている。さらに、空気導入換気ダクト22の内面及び突出片27の表面にウレタンフォーム等の遮音材(吸音材)29が貼着されている。
空気排出換気ダクト23も、図4(c)(d)に示すように、2枚のパネルを接合した二重構造で、その断面が矩形状のボックス構造である。空気排出換気ダクト23は右側面壁8の高所に前面壁5の近傍から背面壁7の近傍に亘って横方向に取付けられている。ここで、空気排出換気ダクト23を収納ボックス本体4の右側面壁8の高所に設けた理由は、収納ボックス本体4の内部空間12に高圧ガバナを設置し、何らかの事由により高圧ガバナから都市ガスが漏洩した場合、都市ガスは空気より軽いため上昇するが、その漏洩した都市ガスを高所に設置した空気排出換気ダクト23から効率的に外部へ排気することができるからである。
空気排出換気ダクト23の一端は右側面壁8に設けられ、内部空間12と連通する第1の空気排出口30が設けられ、他端は外部に連通する第2の空気排出口31に連通している。第2の空気排出口31は、図1(d)に示すように、外側パネル14に開口する開口部31aと内側パネル13に開口する開口部31bとが上下にシフトしており、開口部31aは外側パネル14に穿設した多数の小孔から構成されている。
さらに、空気排出換気ダクト23の互いに対向する内面、本実施形態においては、図4(d)に示すように、上部と下部には所定間隔を存して反対側の内面に向かって突出する複数の突出片33が設けられている。そして、上下に向い合う突出片33は互いに反対側の突出片33の間に位置してオーバラップし、ダクト内部に上下方向に蛇行した空気通路34が形成されている。さらに、空気排出換気ダクト23の内面及び突出片33の表面にウレタンフォーム等の遮音材(吸音材)35が貼着されている。また、内部空間12と連通する第1の空気排出口30には内部空間12の空気を強制的に外部へ排気するための排気ファン36が設けられている。
前記前面壁5の出入口10に設けられた開閉扉11は、図3(a)〜(e)に示すように、内側パネル37と外側パネル38との間に空気層39を設けた二重構造の扉本体11aで、内側パネル37と外側パネル38の内面にはウレタンフォーム等の遮音材(吸音材)40が貼着されている。
開閉扉11の一側部は前面壁5に設けられた蝶番41によって開閉自在に枢支されている。また、出入口10の内周縁部には段差からなる扉受け面42が設けられ、開閉扉11の内面には閉扉時に扉受け面42に対して密着してシールされるガスケット43が設けられている。
さらに、図5(a)〜(e)に示すように、開閉扉11の自由端側における内部には縦方向に扉ロック用パイプ44が設けられ、この扉ロック用パイプ44の上下両端部は開閉扉11のパイプ受け部45に対して回転自在に支持されている。パイプエンド46にはフック47が設けられ、このフック47に対応する前面壁5にはキーパー48がボルト49によって固定されている。従って、開閉扉11を閉じることにより、フック47がキーパー48に係合して閉扉状態にロックされるようになっている。
開閉扉11の略中央部には矩形状の開口窓50が設けられている。この開口窓50には、図6(a)(b)及び図7(a)(b)に示すように、鍵付き外側小扉51と内側小扉52が設けられている。鍵付き外側小扉51は、開閉扉11の外側に位置し、開口窓50の開口縁部に蝶番53によって開閉自在に枢支されている。鍵付き外側小扉51の自由端部には鍵54が設けられ、この鍵54にはロック爪55が設けられている。ロック爪55は開口窓50の内側に設けられたロック受け部56に対して係脱可能であり、キー(図示しない)を鍵54に差し込んで回転することにより、ロック爪55をロック受け部56に対して係脱できるようになっている。
内側小扉52は開閉扉11の内側に位置し、開口窓50の開口縁部に蝶番57によって開閉自在に枢支されている。内側小扉52の自由端部にはハンドル58が設けられ、このハンドル58を摘んで開閉できるようになっている。
さらに、鍵付き外側小扉51と内側小扉52との間には前記扉ロック用パイプ44に一端部が固定されたロック解除レバー59が設けられている。従って、内部空間12側から内側小扉52を開放し、ロック解除レバー59を握って回動することにより、フック47とキーパー48とのロック状態を解除できるようになっている。従って、収納ボックス本体4の内部に作業者が入って作業中に、誤って開閉扉11が閉じられても、ロック解除レバー59によってフック47とキーパー48とのロックを解除して開閉扉11を開放することができる。
次に、前述のように構成された屋外設置型設備機器収納ボックスの作用について説明する。
収納ボックス本体4の内部空間12の底部2には、例えばガス供給側からガス需要側へガスを供給するガス供給配管の途中に設けられ、ガスの圧力を下げる高圧ガバナ装置(図示しない)が設置される。この高圧ガバナ装置は、作動時に騒音が発生し、この騒音が外部に漏れるため、設置場所も限られていたが、前述のように構成された収納ボックス本体4に収納することにより、騒音を遮音・吸音して外部に漏れる音を低減することができる。
すなわち、収納ボックス本体4を構成する前面壁5、左側面壁6、背面壁7、右側面壁8及び天井壁9は、内側パネル13と外側パネル14との二重パネル構造で、その内部には空気層15が設けられている。さらに、内側パネル13及び外側パネル14の内面には遮音材(吸音材)21が貼着されている。また、出入口10を開閉する開閉扉11は、内側パネル37と外側パネル38との間に空気層39を設けた二重構造で、内側パネル37と外側パネル38の内面には遮音材(吸音材)40が貼着されている。従って、高圧ガバナ装置から発生する騒音を遮音・吸音することができる。
さらに、収納ボックス本体4の内部空間12側には空気導入換気ダクト22と空気排出換気ダクト23が設けられ、空気排出換気ダクト23には排気ファン36が設けられている。この排気ファン36の駆動によって外気が空気導入換気ダクト22を介して内部空間12に導入され、内部空間12内の空気は空気排出換気ダクト23から外部に排気されている。従って、内部空間12内は常時換気され、作業者が収納ボックス本体4の内部に入って高圧ガバナ装置の保守・点検を行う場合においても快適な作業環境で作業できる。
しかも、空気導入換気ダクト22の内部は突出片27によって蛇行した空気通路28が形成され、空気排出換気ダクト23の内部は突出片33によって蛇行した空気通路34が形成されている。従って、ダクト22,23の長さの略2倍の空気通路28,34とすることができ、しかも、内面には遮音材(吸音材)29,35が貼着されているため、遮音・吸音効果が一層向上するという効果がある。
図8は第2の実施形態を示し、空気導入換気ダクト22または空気排出換気ダクト23として用いられるダクト本体60であり、断面が角筒状で、一端に閉塞部61、他端に開口部62を有する横方向に長い空気通路63が形成されている。このダクト本体60の内部には開口部62側から閉塞部61の近傍まで仕切り板64が設けられ、この仕切り板64によって空気通路63が往路63aと復路63bに区画されている。さらに、閉塞部61と仕切り板64の先端との間には折返し部63cが形成されている。
また、ダクト本体60の内面と仕切り板64の側面には所定間隔を存して反対側の内面に向かって突出する複数の突出片65が設けられている。そして、上下に向い合う突出片65は互いに反対側の突出片65の間に位置してオーバラップし、ダクト内部に上下方向に蛇行した空気通路63が形成されている。さらに、ダクト本体60の内面及び突出片65の表面にウレタンフォーム等の遮音材(吸音材)66が貼着されている。
従って、空気導入口67から導入された空気は往路63a、折返し部63c、復路63cの順に流れて空気導出口68から導出されるため、ダクト本体60の長さの略2倍の長さの空気通路63が形成される。しかも、内面には遮音材(吸音材)66が貼着されているため、遮音・吸音効果が一層向上するという効果がある。
なお、前記実施形態においては、ガスの圧力を下げる高圧ガバナ装置を設置する屋外設置型設備機器収納ボックスについて説明したが、この発明は、騒音を発生するあらゆる設備機器の収納ボックスとして有効であり、また騒音を発生しない設備機器の収納ボックスとしても適用できる。
この発明の第1の実施形態の屋外設置型設備機器収納ボックスを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は右側面図、(e)は平面図。 同実施形態を示し、(a)は収納ボックス本体の縦断正面図、図2(b)はA部の拡大図、図2(c)はB部の拡大図。 同実施形態を示し、(a)は収納ボックス本体の横断平面図、図3(b)はC部の拡大図、図3(c)はD部の拡大図、図3(d)はE部の拡大図。 同実施形態を示し、(a)は空気導入ダクトの側面図、(b)はA−A線に沿う断面図、(c)は空気導出ダクトの縦断平面図、(d)は空気導出ダクトの断面図。 同実施形態を示し、(a)は開閉扉の正面図、(b)は開閉扉の横断平面図、(c)はF部を拡大した縦断側面図、(d)はB−B線に沿う断面図、(e)はG部を拡大して示す縦断側面図。 同実施形態を示し、(a)は鍵付き小扉の横断平面図、(b)はC−C線に沿う断面図。 同実施形態を示し、(a)は内側小扉の正面図、(b)は鍵付き小扉及び内側小扉を開放した状態を示す横断平面図。 この発明の第2の実施形態を示し、ダクトの縦断正面図。
符号の説明
4…収納ボックス本体、5…前面壁、6…左側面壁、7…背面壁、8…右側面壁、9…天井壁、10…出入口、11…開閉扉、11a…扉本体、12…内部空間、13…内側パネル、14…外側パネル、15…空気層、22…空気導入換気ダクト、23…空気排出換気ダクト、36…排気ファン、37…内側パネル、38…外側パネル、39…空気層、44…扉ロック用パイプ、50…開口窓、51…鍵付き外側小扉、52…内側小扉、59…ロック解除レバー

Claims (4)

  1. 屋外に設置され、少なくとも一箇所に開閉扉を有する出入口を備え、内部に設備機器を収納する屋外設置型設備機器収納ボックスにおいて、
    収納ボックス本体は、少なくとも両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁によって内部空間を構成し、前記両側壁、前面壁、背面壁及び天井壁は、内側パネルと、この内側パネルの外側に空気層を介して取付けられる外側パネルの二重壁構造であり、
    前記収納ボックス本体の内部には一端が外部に開口し、他端に内部空間に開口する空気導入換気ダクトと、前記収納ボックス本体の内部には一端が内部空間に開口し、他端が外部に開口するとともに内部に排気ファンを設けた空気排出換気ダクトとを設けたことを特徴とする屋外設置型設備機器収納ボックス。
  2. 前記内側パネル及び外側パネルは、その内面に遮音材が貼着された遮音構造であることを特徴とする請求項1記載の屋外設置型設備機器収納ボックス。
  3. 前記空気導入換気ダクトと空気排出換気ダクトの少なくとも一方は、断面矩形状のボックス構造で、その互いに対向する内面間に仕切り板を長手方向に配置して迂回した空気通路を形成するとともに、ダクト内面と前記仕切り板に所定間隔を存して反対側に向かって突出する複数の突出片を有し、向い合う突出片は互いに反対側の突出片の間に位置してオーバラップし、内部に蛇行した空気通路を形成し、前記ダクトの内面、仕切り板及び突出片の表面に遮音材を貼着したことを特徴とする請求項1記載の屋外設置型設備機器収納ボックス。
  4. 前記開閉扉は、内側パネルと外側パネルとの間に空気層を設けた二重壁構造で、一側縁が前記前面壁に蝶番によって開閉自在に枢支された扉本体と、この扉本体の他側縁に軸心を中心として回動自在に設けられ、上下方向の両端部に前記前面壁に設けられたキーパーにロックされるフックを有し、前記扉本体を閉扉状態に保持する扉ロック用パイプと、前記扉本体の一部に設けられた開口窓と、一側縁に前記開口窓に蝶番によって枢支され前記開口窓を開閉する鍵付き外側小扉及び内側小扉と、前記鍵付き外側小扉と内側小扉との間に設けられ、前記内側小扉を開放することにより、前記扉ロック用パイプをその軸心を中心として回動させ、前記扉本体のロックを解除可能なロック解除レバーとから構成されていることを特徴とする請求項1記載の屋外設置型設備機器収納ボックス。
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