JP5306875B2 - トンネル防音壁の通風路開閉装置 - Google Patents
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本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、トンネル防音壁への取付け作業の容易なトンネル防音壁の通風路開閉装置を提供する。
筐体の開口縁周部には、開閉体の外周面に密接するパッキンを備えたので、筐体の開口と開閉体との間からの音の漏れを防止でき、防音効果を上げることができる。
開閉体は中実の剛体により形成されたので、防音効果を上げることができる。
開閉体は、複合体により形成され、複合体は、質量の異なる層が交互に積層されて形成されたので、音が質量の異なる層の境界を透過する際に熱エネルギーに変換されるので、遮音効果が高くなり、防音効果を上げることができる。
形態1のトンネル防音壁の通風路開閉装置1は、図5に示すように、少なくとも、トンネルの坑口2に設けられるトンネル防音壁3に取付けられる装置であり、トンネル坑内4にトンネル防音壁3が設けられる場合には、当該トンネル防音壁3にも取付けられる装置である。尚、トンネル防音壁3は、後述する防音壁貫通孔の下方に開閉扉5を備える。
トンネル防音壁3の一方の面11と対向する筐体6の一方の面板12には一方の貫通孔13が設けられ、筐体6の一方の面板12と対向する筐体の他方の面板14には他方の貫通孔15が設けられる。
開閉体7は、筐体6の開口10を介して筐体6内に出入可能に設けられ、一方の貫通孔13と他方の貫通孔15との間の通風路16を開閉するものである。
一方の通風管17は、筐体6の一方の面板12より筐体6の外側に突出して一方の貫通孔13と連通するように設けられる。他方の通風管18は、筐体6の他方の面板14より筐体6の外側に突出して他方の貫通孔15と連通するように設けられる。貫通孔13,15と通風管17,18とは、溶接、接着材などにより結合される。
図4(b)に示すように、騒音発生時以外においてトンネル坑内外の通風を確保したい場合には、トンネル防音壁3の開閉扉5を開放するとともに、開閉体7の引き手を掴んで開閉体7を引っ張ることで開閉体7を下側面板21の内面34上から延長面板35上に移動させることで、一方の通風管17と他方の通風管18との連通を確保する。これにより、開閉扉5、風管30及び通風管8を介してトンネル坑内外の通風を確保できる。
尚、開閉体7をモーターやウインチ等の機械を用いて開閉するようにしてもよい。
また、開閉体7が、中実体のような重量物により形成されたので、防音効果を上げることができる。
図6に示すように、筐体6の開口縁周部44にパッキン45を備えるとともに、通風管8と直交する筐体6の内側面71a;71bにパッキン72a;72bを備えた構成とした。
パッキン45は、開口縁周部44の左右の側縁部、及び、開口縁周部44の上縁部に設けられ、開閉体7が筐体6の両方の貫通孔13,15の間に位置して一方の通風管17と他方の通風管18との連通を遮断した場合に、開閉体7の一方の面40、他方の面41、上面42の三面に密接する。
パッキン72aは、開閉体7の一方の面40の下端部に対向する筐体6の内側面71aの下端部に、筐体6の開口10と対向する筐体6の奥内面73とパッキン45とに跨るように設けられ、開閉体7が筐体6の両方の貫通孔13,15の間に位置して一方の通風管17と他方の通風管18との連通を遮断した場合に、開閉体7の一方の面40に密接する。
パッキン72bは、開閉体7の他方の面41の下端部に対向する筐体6の内側面71bの下端部に、筐体6の開口10と対向する筐体6の奥内面73とパッキン45とに跨るように設けられ、開閉体7が筐体6の両方の貫通孔13,15の間に位置して一方の通風管17と他方の通風管18との連通を遮断した場合に、開閉体7の他方の面41に密接する。
以上の構成により、開閉体7が筐体6の両方の貫通孔13,15の間に位置して一方の通風管17と他方の通風管18との連通を遮断した場合には、音が、開閉体7の一方の面40と筐体6の内側面71aとの間や開閉体7の他方の面41と筐体6の内側面71bとの間に漏れたとしても、パッキン45、パッキン72a;72bで遮断される。従って、音が筐体6の外側に漏れるのを防止でき、防音効果を上げることができる。
パッキンはウレタン、ゴム等の緩衝材により形成される。
図7に示すように、質量の異なる層を交互に積層した複合体により形成された開閉体7Aを用いてもよい。開閉体7Aは、例えば、鉄製の箱体69の内部に、質量の大きい層としての遮音層60と遮音層60より質量の小さい層としての空隙層61とが交互に積層されて形成される。遮音層60は、例えば、鉄板、合板などが用いられる。空隙層61は、例えば、石膏ボード、ガラスの焼成発泡体、グラスウール、発泡スチロールなどが用いられる。
当該開閉体7Aを用いれば、音が遮音層60と空隙層61との境界を透過する際に熱エネルギーに変換されるので、遮音効果が高くなり、防音効果を上げることができる。また、開閉体7Aを複合体により形成したことにより、開閉体7Aを軽量化できる。これにより、開閉体7Aを下側面板21の内面34と延長面板35とに容易に移動することができる。また、開閉体7Aが軽量化されることにより通風路開閉装置1も軽量化される。これにより、風通路開閉装置1を容易にトンネル防音壁3に着脱することができる。
尚、質量の異なる遮音層60の構成部材を交互に積層して形成した開閉体7Aを用いてもよい。また、質量の異なる空隙層61の構成部材を交互に積層して形成した開閉体7Aを用いてもよい。例えば、鉄板と合板とを交互に積層して構成した開閉体7Aでもよいし、石膏ボードとガラスの焼成発泡体とを交互に積層して構成した開閉体7Aでもよい。
また、同一材料により形成された質量の異なる複数の層を交互に積層して構成した開閉体7Aを用いてもよい。例えば、質量の異なる複数の鉄板同士を交互に積層して構成した開閉体7Aでもよいし、質量の異なる複数の石膏ボード同士を交互に積層して構成した開閉体7Aでもよい。
8 通風管、10 開口、13 一方の貫通孔、15 他方の貫通孔、16 通風路、
20 防音壁貫通孔、44 開口縁周部、45 パッキン、60 遮音層、
61 空隙層。
Claims (4)
- 一側面が開口された中空の筐体と、トンネル防音壁の一方の面と対向する筐体の一方の面板に設けられた一方の貫通孔と、筐体の一方の面板と対向する筐体の他方の面板に設けられた他方の貫通孔と、筐体の開口を介して筐体内に出入可能に設けられ一方の貫通孔と他方の貫通孔との間の通風路を開閉する開閉体と、筐体の一方の面板より筐体の外側に突出して一方の貫通孔と連通するように設けられた一方の通風管と、筐体の他方の面板より筐体の外側に突出して他方の貫通孔と連通するように設けられた他方の通風管とを備え、一方の通風管がトンネル防音壁に形成された防音壁貫通孔を貫通した状態で一方の面板が防音壁貫通孔を塞ぐように筐体がトンネル防音壁の一方の面に取付けられることを特徴とするトンネル防音壁の通風路開閉装置。
- 筐体の開口縁周部には、開閉体の外周面に密接するパッキンを備えたことを特徴とする請求項1に記載のトンネル防音壁の通風路開閉装置。
- 開閉体は中実の剛体により形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンネル防音壁の通風路開閉装置。
- 開閉体は、複合体により形成され、複合体は、質量の異なる層が交互に積層されて形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンネル防音壁の通風路開閉装置。
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JP2009080248A JP5306875B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | トンネル防音壁の通風路開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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