JP3994136B2 - 可搬形発電機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事現場などに持ち込まれ、内部に搭載されるエンジンにより発電を行う可搬式発電機の盗難を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、近くに電力供給手段がない工事現場などに持ち込まれ、内部に搭載されたエンジンで発電機を作動させて電力を発生し、電気機器に電力を供給する可搬形発電機の技術は公知となっている。例えば、特開2000−97039や実開平6−60736の如くである。このような可搬形発電機の多くは、通常は搬送を容易にするために係止部が筐体に設けられ、該係止部にクレーンのフックを係合して吊り上げることにより、トラック等の搬送手段の荷台と設置場所との間の移載を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、搬送が容易であることは、盗難の際にも可搬形発電機の移動が容易であることを意味し、クレーンを備えたトラック等を横付けするだけで容易に持ち上げて荷台に載せることができ、従来の可搬形発電機においては盗難の被害に遭う場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
可搬形発電機の筐体を、下部フレームと防音カバーにより構成し、該下部フレーム上に可搬形発電機の構成要素を搭載し、該構成要素を防音カバーにより被装した可搬形発電機において、該可搬形発電機を搬送時に吊り上げるための係止部を備え、該係止部は、凹部と係合バーから構成し、該凹部は可搬形発電機の防音カバー上面に設け、左右側面に貫通する溝形状を有し、該係合バーは該凹部の左右中央に位置し、前後壁面を貫通し、該防音カバーの内部に補強部材を設け、該補強部材に係合バーの前後端を固設し、該補強部材の下端は、前記下部フレームに固設し、クレーンフックを係合バーに係合し吊り上げを可能とし、該係止部を覆う盗難防止カバーを備え、該盗難防止カバーを盗難防止ネジにより防音カバーに固定し、該盗難防止ネジは頭部を、特殊形状のネジとして、使用者が該盗難防止ネジを締結するための専用工具を保管するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0007】
図1は可搬形発電機の斜視図、図2は可搬形発電機の左側面図、図3は可搬形発電機の平面図である。
【0008】
図4は可搬形発電機の内部構成を示す図、図5は吊り上げ時の係止部の状態を示す図、図6は盗難防止カバーの第一参考例を示す図である。
【0009】
図7は盗難防止カバーの第2参考例を示す図、図8は盗難防止カバーの第二実施例を示す図である。
【0010】
まず、可搬形発電機1の全体構成について、図1から図3を用いて説明する。本実施例の可搬形発電機1は、その下部に配設される下部フレーム2上に可搬形発電機1の構成要素が搭載され、該構成要素が防音カバー3により被装されて防音効果を向上させる構成となっている。従って、可搬形発電機1においては、その筐体を構成するものは下部フレーム2および防音カバー3である。
【0011】
図3に示すように、可搬形発電機1は平面視長方形であり、短辺側の一側面にはコントロールパネル4および電源取出口5が設けられ、長辺側の一側面には開閉扉6・7が設けられる。コントロールパネル4において可搬形発電機1の運転操作を行うとともに、運転状態の表示を行う。そして、可搬形発電機1で発電した電力は、電源取出口5に配線ケーブルを接続することにより電気機器に供給される構成となっている。なお、以後の記述では便宜上、図1中でコントロールパネル4および電源取出口5が設けられた側面を「前面」とし、開閉扉6・7が設けられた面を「左側面」と呼ぶことにする。開閉扉6・7は、開閉扉7表面に設けられた引手8を引くことにより中央から左右両側に開く構成となっている。これにより、発電装置1の側面における開口量を大きくとることができ、メンテナンス性が向上する。また引手8には鍵穴9が設けられており、該鍵穴9に符合する鍵を持つ作業者以外は勝手に可搬形発電機1内部に触れることができないように構成される。可搬形発電機1の左側面には吸気口10・11・12および燃料表示窓13が設けられており、右側面にも図示せぬ吸気口が設けられている。
【0012】
また、可搬形発電機1の上面には、可搬形発電機1をクレーン等で吊り上げるための係止部14や、燃料供給口15、および排気口18が設けられる。そして、断面視コの字形の盗難防止カバー16(第一実施例)が、盗難防止ネジ17・17・・・により係止部14を覆う状態で螺設される。係止部14および盗難防止カバー16については後で詳述する。
【0013】
次に、可搬形発電機1の内部構成について図4を用いて説明する。可搬形発電機1内には、エンジン19、発電機20、燃料タンク21およびバッテリ22などが配設されている。エンジン19には発電機20が接続されており、エンジン19の出力軸により発電機20が駆動され、電力が発生する。燃料タンク21はエンジン19に燃料を供給し、燃料タンク21の側面には、防音カバー3側面の燃料表示窓13と一致する位置に窓21aが設けられ、燃料の液面(すなわち燃料の残量)が可搬形発電機1外部から視認可能に構成されるとともに、燃料タンク21の上面には燃料供給口15が設けられる。燃料供給口15は防音カバー3の上面に設けられた凹部3aから防音カバー3の外側に突出し、かつ防音カバー3の上面から上には突出しないように構成されている。このように構成することにより、可搬形発電機1の防音カバー3を外したり、開閉扉6・7を開けたりせずとも、燃料供給口15を開けて燃料を供給することが出来る。また燃料供給口15は防音カバー3上面から突出していないので、搬送時などに周囲と干渉して燃料供給口15を破損させることがない。
【0014】
発電機20とコントロールパネル4との間には前部隔壁23が立設され、前部隔壁23より前方の防音カバー3内空間と、外部とを貫通する形で吸気口10が穿設される。また前部隔壁23の上下中途部から発電機20と燃料タンク21を仕切るとともに、燃料タンク21の支持手段を兼ねる仕切り板24が水平方向に配設されている。なお、燃料タンク21の前方には遮蔽板25が立設され、コントロールボックス4側に伝達されるエンジン19の騒音を低減する構成となっている。
【0015】
エンジン19の後方にはファン26、ラジエタ27、マフラ28・29が配設され、マフラ28・29の上方にはガイド30が設けられている。ラジエタ27は下部フレーム2より立設される後部隔壁37に固設される。ガイド30はファン26により発生した冷却風を排風口18に導くものであり、可搬形発電機1内の後方上角部に、左側面から右側面にかけて配設される。ガイド30は図4に示すように側面視T字形に構成されており、可搬形発電機1に内向する面には吸音材31が貼付けられ、消音効果を向上させる。排風口18は、可搬形発電機1の外周部よりもっとも離れた可搬形発電機1の上面略中央に穿設され、可搬形発電機1の上方に向けて排気するため、エンジン19の排気ガスが周囲の作業者に直接吹き付けることがなく、可搬形発電機1周囲における作業性が向上する。
【0016】
エンジン19の上方にはエアクリーナ32が配置されており、エアクリーナ32の上方には上部隔壁33が配設されている。上部隔壁33はエンジン19と排風口18との間に水平方向に配設されるものである。これにより、エンジン19より発生する騒音が、直接、排風口18より可搬形発電機1に出ることがない。
【0017】
上部隔壁33の下面には吸気チャンバー(吸気ダクト、レゾネータ)34が配設されるとともに、吸気チャンバー34の入口側には吸気パイプ35の一端が連結され、該吸気パイプ35の他端側はエンジンルーム(可搬形発電機1の内部空間のうち、防音カバー3の左右側壁または開閉扉6・7、前部隔壁23、遮蔽版25、上部隔壁33、ラジエタ27、後部隔壁37、および下部フレーム2で囲まれる部分)に配置される。吸気チャンバー34の出口側は、連結パイプ36を介してエアクリーナ32の入口側に接続される。前記エンジンルーム内の空気は吸気パイプ35より吸気されて吸気チャンバー34でエンジン19に起因する騒音を軽減し、連結パイプ36を経てエアクリーナ32で清浄度が上げられ、エアクリーナ32の出口側から連結パイプ38を介し、吸気ポート19aよりエンジン19に供給される。このように構成することにより、騒音を軽減するとともに、エンジンルーム内の空気をエンジン19に吸気することで外気をエンジンルーム内に積極的に導入し、エンジン19の駆動により発生する熱に起因するエンジンルーム内の温度上昇を抑制することが可能である。
【0018】
可搬形発電機1において、エンジン19は防振材39を介して下部フレーム2に固設された台座41に取り付けられるとともに、発電機20は防振材40を介して下部フレーム2に固設された台座42に取り付けられる。このように構成することにより、可搬形発電機1の振動の発生源であるエンジン19および発電機20から下部フレーム2および防音カバー3に伝達される振動は低減され、騒音が抑制される。
【0019】
エンジン19の上部には吸気ポート19aおよび排気ポート(図示せず)が設けられ、エンジン19の中央部はシリンダブロックおよびクランクケースにより構成されている。そして、エンジン19の下部には、オイルパン43が設けられている。オイルパン43にはドレイン44の一端が接続されており、ドレイン44の他端は下部フレーム2の外側に突出し、開閉扉6・7を開けずともエンジンオイルの排出が可能である。
【0020】
次に、本発明の要部である係止部14および盗難防止カバー16について説明する。図1に示すように、係止部14は凹部14a、係合バー14b、補助バー14c・14cからなる。凹部14aは可搬形発電機1の防音カバー3上面の前後中央部に設けられ、左右側面に貫通する溝形状を有している。係合バー14bは前記の凹部14aの左右中央に位置し前後壁面を貫通し、防音カバー3内部の補強部材45(図4に図示)にその前後端が固設される。また係合バー14bの下面と凹部14aの底面との間には隙間が設けられ、クレーンフック46を係合したり、フォークリフトのフォーク等を可搬形発電機1の側方より差し込むことが可能である。そして、補強部材45はその下端が下部フレーム2に固設されており、図5に示すようにクレーンフック46を係合バー14bに係合し、吊り上げることが可能である。なお、係合バー14bの配設位置は、可搬形発電機1を吊り上げたときに可搬形発電機1の姿勢が不安定にならないように、内部構造物の重量バランスを考慮して可搬形発電機1の重心位置の鉛直上方にあることが好ましい。また補助バー14c・14cは、防音カバー3の左右側面近傍において凹部14aの前後壁面を貫通し、係合バー14bと同様に補強部材45にその前後端が固設される。そして、補助バー14c・14cにワイヤロープをかけて二本吊りにすることが可能であり、かつフォークリフトのフォーク等を可搬形発電機1の側方より差し込んで持ち上げた場合に、係合バー14bおよび補助バー14c・14cの複数箇所で支持されるため、搬送中に可搬形発電機1が揺動しない。
【0021】
可搬形発電機1の盗難防止カバーの第一実施例である盗難防止カバー16は、図1に示すように断面視コの字形であり、盗難防止ネジ17・17・・・で防音カバー3に固定することにより、工事現場等に設置して使用する際には盗難防止のためクレーンフックで吊り上げたり、フォークで持ち上げることができないように係止部14を被覆する。
【0022】
このとき、盗難防止ネジ17・17・・・は広く普及しているレンチやスパナなどでは外すことが出来ないように、その頭部が特殊形状のネジ(スリーロックネジ、ソケットネジ、ツーホールネジ、ワンウェイネジ、トルクスネジ、トライウイングネジ、穴用四角ネジ、ラインヘッドネジ、センターピン付ボタンキャップネジなど)を用いれば盗難防止効果が向上する。すなわち使用者が該盗難防止ネジ17・17・・・を締結するための専用工具を保管することにより可搬形発電機1の盗難を防止することが可能である。このように構成することにより、従来の可搬形発電機のようなクレーン等を使った盗難を防止可能である。また盗難防止カバーの構造は簡素であり、安価に供給可能である。
なお、本実施例においては盗難防止ネジ17を四本使用して盗難防止カバー16を固定するが、該盗難防止ネジ17の本数は限定されない。また、盗難防止カバー16に係止爪を設け、防音カバー3側に前記係止爪が係合する孔を設けて係合後、盗難防止ネジ17を締結する構成でもよい。また盗難防止カバー16の外形は断面視コの字形に限定されず、係止部を被覆してクレーン等で吊り上げたり出来ない形状であれば、凹部14a全体を覆う必要はなく、係合バー14bや補助バー14c・14c等の係止体を部分的に覆う構成であってもよい。
【0023】
次に、図6を用いて盗難防止カバーの第一参考例である盗難防止カバー47の説明を行う。盗難防止カバー47は、その外形は盗難防止カバー16と略同じ断面視コの字形であるが、ヒンジ48・48により盗難防止カバー47上面と防音カバー3上面とが連結され、該ヒンジ48で回動することにより盗難防止カバー47が開閉する構成となっている。ヒンジ48は溶接、六角ボルトによる固設、あるいは前記盗難防止ネジ17・17・・・のような特殊ネジで盗難防止カバー47および防音カバー3に固設される。盗難防止カバー47上面にはキーシリンダ49が貫設され、専用のキー(図示せず)を差し込むことによりキーシリンダ49が軸方向に回転可能に構成される。キーシリンダ49の下端にはキーフック50が設けられ、キーシリンダ49と一体となって回転することにより係止バー14bに係合し、専用のキーを保管する作業者の他には盗難防止カバー47を開閉することができない。このように構成することにより、第一実施例のように盗難防止ネジ17・17・・・を締結する専用の工具の代わりにキーシリンダ49専用のキーを持っていれば盗難防止カバー47の開閉を行うことが出来る。またヒンジ48により盗難防止カバー47と防音カバー3とは連結されているので、盗難防止カバー47を紛失することがない。さらに、盗難防止ネジ17を外す場合に比べて作業者が盗難防止カバー47の開閉にかかる時間が短縮できる。なお、第一参考例ではキーフック50が係止バー14bと係合することにより盗難防止カバー47をロック状態にする構成としたが、専用のキー以外では盗難防止カバー47を自由に開閉できない構造であればよく、その構造は限定されない。例えばヒンジ48が設けられていない側の防音カバー3上面と接する凹部14a壁面に孔を穿設し、専用のキーでキーシリンダ49を回転させることにより該孔とキーフック50とが係合するように構成してもよい。また、前記引手8に設けた鍵穴9のキーとリンク機構等を介して連動させることもでき、施錠操作を少なくすることもできる。なお、ヒンジ48やキーシリンダ49の取付位置は限定するものではなく、上面だけでなく側部に配置することもできる。
【0024】
次に、図7を用いて盗難防止カバーの第二参考例である盗難防止カバー51の説明を行う。盗難防止カバー51は、その外形は盗難防止カバー16と略同じ断面視コの字形であるが、側面51aの下端が互いに対向するように内側へ曲げられて折り返し部51bとなっている。また、防音カバー3の左右側面には、可搬形発電機1の前後方向に沿ってスライド溝52・52が穿設され、該スライド溝52・52に折り返し部51bが摺動可能に嵌合している。従って、盗難防止カバー51は該スライド溝52・52に沿って前後方向にスライド可能であるとともに、該スライド溝より外れることはない。また、盗難防止カバー51上面からU字形部材53が立設され、防音カバー3上面からU字形部材54が立設される。このとき、U字形部材53・54は、盗難防止カバー51が係止部14を覆う位置(ロック位置)にあるときに、U字形部材53・54の中央の開口部分を貫通して市販の南京錠57等でロック可能となる位置関係を満たすように配設される。なお、U字形部材53・54を設ける代わりに、盗難防止カバー51と防音カバー3に南京錠57のリング部を直接挿入できる孔を開口することもできる。このように構成することにより、第一実施例のように盗難防止ネジ17・17・・・を締結する専用工具の代わりに市販の南京錠等で容易に盗難防止カバー51を開閉可能であるとともに、盗難防止カバー51が紛失することがない。
【0025】
次に、図8を用いて盗難防止カバーの第二実施例である盗難防止カバー55の説明を行う。盗難防止カバー55は、その外形は盗難防止カバー16と略同じ断面視コの字形であるが、該盗難防止カバー55と防音カバー3とが当接する部位(本実施例においてはコの字形の内壁面全体)にはエラストマーやゴム、樹脂などからなる制振部材56が設けられている。このように構成することにより、可搬形発電機1の振動に起因して、盗難防止カバー55と、防音カバー3や係止バー14bあるいは補助バー14cとの間で発生する振動音を軽減することが出来る。なお、上記の制振部材を設けた盗難防止カバーの形状については限定されない。例えば第一参考例である盗難防止カバー47や、第二参考例である盗難防止カバー51に制振部材を設けても振動音低減効果がある。また、本参考例においては制振部材56をコの字形の内壁面全体に貼り付ける構成としたが、盗難防止カバー55と防音カバー3とが当接しない範囲においては一部にのみ貼り付ける構成としてもよい。さらに制振部材56を貼り付けるのは防音カバー3側であっても同様の効果を奏する。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0027】
可搬形発電機の筐体を、下部フレームと防音カバーにより構成し、該下部フレーム上に可搬形発電機の構成要素を搭載し、該構成要素を防音カバーにより被装した可搬形発電機において、該可搬形発電機を搬送時に吊り上げるための係止部を備え、該係止部は、凹部と係合バーから構成し、該凹部は可搬形発電機の防音カバー上面に設け、左右側面に貫通 する溝形状を有し、該係合バーは該凹部の左右中央に位置し、前後壁面を貫通し、該防音カバーの内部に補強部材を設け、該補強部材に係合バーの前後端を固設し、該補強部材の下端は、前記下部フレームに固設し、クレーンフックを係合バーに係合し吊り上げを可能とし、該係止部を覆う盗難防止カバーを備え、該盗難防止カバーを盗難防止ネジにより防音カバーに固定し、該盗難防止ネジは頭部を、特殊形状のネジとして、使用者が該盗難防止ネジを締結するための専用工具を保管するので、カバーしておくだけでクレーン等のフックを引っかけることができず、クレーンを使った盗難を防止可能である。また盗難防止カバーは簡素な構造することができ、該カバーを安価に供給可能である。
【0028】
また、前記盗難防止カバーを開閉式としたので、盗難防止カバーを紛失することがない。また、係止部が露出せず外観を向上でき、必要なときのみ露出することができる。
【0029】
また、補強部材45はその下端が下部フレーム2に固設されており、図5に示すようにクレーンフック46を係合バー14bに係合し、吊り上げることが可能である。
【0030】
盗難防止ネジ17・17・・・は広く普及しているレンチやスパナなどでは外すことが出来ないように、その頭部が特殊形状のネジ(スリーロックネジ、ソケットネジ、ツーホールネジ、ワンウェイネジ、トルクスネジ、トライウイングネジ、穴用四角ネジ、ラインヘッドネジ、センターピン付ボタンキャップネジなど)を用いれば盗難防止効果が向上する。すなわち使用者が該盗難防止ネジ17・17・・・を締結するための専用工具を保管することにより可搬形発電機1の盗難を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可搬形発電機の斜視図。
【図2】 可搬形発電機の左側面図。
【図3】 可搬形発電機の平面図。
【図4】 可搬形発電機の内部構成を示す図。
【図5】 吊り上げ時の係止部の状態を示す図。
【図6】 盗難防止カバーの第一参考例を示す図。
【図7】 盗難防止カバーの第二参考例を示す図。
【図8】 盗難防止カバーの第二実施例を示す図。
【符号の説明】
1 可搬形発電機
14 係止部
14b 係止バー
16 盗難防止カバー
47 盗難防止カバー
48 ヒンジ
49 キーシリンダ
50 キーフック
51 盗難防止カバー
55 盗難防止カバー
56 制振部材
Claims (1)
- 可搬形発電機の筐体を、下部フレームと防音カバーにより構成し、該下部フレーム上に可搬形発電機の構成要素を搭載し、該構成要素を防音カバーにより被装した可搬形発電機において、該可搬形発電機を搬送時に吊り上げるための係止部を備え、該係止部は、凹部と係合バーから構成し、該凹部は可搬形発電機の防音カバー上面に設け、左右側面に貫通する溝形状を有し、該係合バーは該凹部の左右中央に位置し、前後壁面を貫通し、該防音カバーの内部に補強部材を設け、該補強部材に係合バーの前後端を固設し、該補強部材の下端は、前記下部フレームに固設し、クレーンフックを係合バーに係合し吊り上げを可能とし、該係止部を覆う盗難防止カバーを備え、該盗難防止カバーを盗難防止ネジにより防音カバーに固定し、該盗難防止ネジは頭部を、特殊形状のネジとして、使用者が該盗難防止ネジを締結するための専用工具を保管することを特徴とする可搬形発電機。
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