JPH0727380Y2 - 可搬型エンジン作業機 - Google Patents

可搬型エンジン作業機

Info

Publication number
JPH0727380Y2
JPH0727380Y2 JP1988167017U JP16701788U JPH0727380Y2 JP H0727380 Y2 JPH0727380 Y2 JP H0727380Y2 JP 1988167017 U JP1988167017 U JP 1988167017U JP 16701788 U JP16701788 U JP 16701788U JP H0727380 Y2 JPH0727380 Y2 JP H0727380Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
soundproof case
wheels
working machine
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1988167017U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0287935U (ja
Inventor
裕二 蔵原
則和 清水
博 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1988167017U priority Critical patent/JPH0727380Y2/ja
Publication of JPH0287935U publication Critical patent/JPH0287935U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0727380Y2 publication Critical patent/JPH0727380Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は防音ケースにエンジンとこのエンジンで駆動さ
れる作業機を収容し、移動用の車輪ならびにハンドル
(把手)を備えた可搬型のエンジン作業機に関する。
(従来の技術) この種の技術として実開昭56−118928号、実開昭58−16
8856号公報が知られている。
実開昭56−118928号公報で開示された発電機は第9図に
示すように、台車101の前側に固定足102、後側に車輪10
3を備えるとともに、前面パネル104および後面パネル10
5のそれぞれハンドル106,107が取り付けられている。発
電機の移動は固定足102を路面・床面等から浮かせた状
態で行なわれる。
実開昭58−1688556号公報で開示された発電機は、第10
図に示すように台車111の前後に車輪112,113を備えた、
前面および後面パネル114,115にそれぞれハドル116,117
が取り付けられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この種のエンジン作業機は比較的大重量であ
ることからフォークリフトで持ち上げて移動、運搬が行
なわれることが多い。この場合、第11図に示すように車
輪122,123の間にフォークリフトのツメx1,x2を入れて持
ち上げる作業を行なうが、この車輪122,123の間隔が狭
いとフォークリフトのツメx1,x2の幅を狭くしてエンジ
ン作業機120を持ち上げることができるものの、持ち上
げる時および運搬時、エンジン作業機120が不安定とな
る。
これに対し第12図に示すように、車輪122、123の間隔が
広ければフォークリフトでの運搬は安定して行なうこと
ができるが、人力で一端側を持ち上げて方向転換を行な
うには車輪122,123がエンジン作業機120の端部にあるほ
ど大きな力が必要となる。
一方、エンジン作業機の前面パネル側には各種スイッチ
・つまみ類・計器・出力接続用端子等を備えた操作部が
設けられているが、この操作部は作業者にとって各種負
荷との配線接続作業あるいは各種表示の確認し易さを考
慮すると、比較的上方に配設するのが好ましい。また、
実際に現場でエンジ作業機を使用するには、操作部側を
負荷の配置されている側へ向けておく等のように希望す
る向きに向けて簡単に設置できることが望ましい。
さらに、現場等では出力接続用端子と負荷とを接続した
ままの状態で、エンジン作業機を少し移動する場合もあ
る。したがって、エンジン作業機の移動・方向転換は配
線等のない後面パネル側からより簡単に行なえるのが好
ましい。
本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的はフォークリフトでの運搬が安定して行なえ、人
力による移動時には後面側をより小さい力で持ち上げて
方向転換を容易に行なうことのできる可搬型エンジン作
業機を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本考案は、二組の車輪のうち防
音ケースの前面側に設けられる一組の車輪は防音ケース
の前面から大きく後退した可搬型エンジン作業機の重心
位置の近くに配設し、かつ防音ケースの後面側に設けら
れる他の一組の車輪は防音ケースの後面の近くに配設す
ることにより、防音ケースの下面のうちの前面側の車輪
をはさんだ前後部分に大きな空間を形成すると共に、防
音ケースの前面には上部に記操作部、下部に前面を横架
する前面側のハンドルを設け、防音ケースの後面には上
部に後面を横架する後面側のハンドルを設けたことを特
徴とする。
(作用) 一方の車輪(前輪)を可搬型エンジン作業機の重心位置
の近くに配設し、他方の車輪(後輪)を防音ケースの後
面の近くに配設することによって、後面側のハンドル操
作で可搬型エンジン作業機の後面側を持ち上げるに要す
る力を軽減することができる。したがって、前面側に各
種の配線等が接続されている状態であっても、これらの
配線ケーブルのない後面のハンドルを操作することでエ
ンジン作業機の位置を容易に修正することができる。
また、防音ケースの下面のうち前面側の車輪(前輪)の
前後に大きな空間を形成したので、フォークリフトのつ
めの一端を前輪よりも前面側に、つめの他端を前輪と後
輪の間に位置させ、フォークリフトの一対のつめの略中
間にエンジン作業機の重心を位置させた状態で、エンジ
ン作業機を安定に移動させることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る可搬型エンジン発電機の外観斜視
図、第2図は同縦断側面図、第3図は同横断側面図、第
4図は第2図のIV−IV線矢視断面図である。
図において1は作用機として発電機を搭載した可搬型エ
ンジン発電機であって、このエンジン発電機1の防音ケ
ース2は底板3、前面板4、後面板5、左右の側板6,
6、上カバー7から構成されており、防音ケース2の下
部には移動用の車輪8a,8bを備え、前面板4ならびに後
面板5には移動用の把手部であるハンドル9a,9bを備え
ている。
前面板4はその上部を後芳方に傾斜させており、この傾
斜面4aより防音ケース2の内奥側に操作部4bを形成し
て、操作部4bの各種スイッチ・つまみ類、計器・表示
器、発電出力接続用コンセント等が前面板4より前方に
突出しない構造としている。また、前面板4の略中央部
には、整備・保守等に用いる工具を収容する工具箱4c、
ならびに操作部4aに設けた出力接続用コンセントを介す
ることなく、電線を直接するための接続端子箱4dを形成
し、それぞれ開閉自在な蓋4e,4fで覆っている。さら
に、前面板4の工具箱4c、接続端子4dより下側に前面側
のハンドル9aを横方向に架けわたしている。
また、このエンジン発電機1の上面には、燃料供給口1
0、エンジン発電機1をクレーン等に吊り下げるための
フック11、冷却風の排風口12、エンジンの排気口13が設
けられている。
第2図および第3図に示すように、防音ケース2の内部
は仕切板14で前方の機器収容室S1と後方の排風室S2とに
区画している。
機器収容室S1には、排風室S2側から順に、ラジエータ1
5、ラジエータファン16、水冷型ディーゼルエンジン1
7、このエンジンの出力軸に連結された発電機18を配置
し、発電機18の上方に燃料タンク19を配置している。こ
の燃料タンク19は、底板3の前後方向の略中間位置に立
設した門型のフレーム20に、燃料タンク19の一端側が支
持固定され、燃料タンク19の他端側は前面板4に溶接等
で取着された取付部材4g…で支持固定されている。ま
た、門型のフレーム20の上部中央部にはフック11を備え
ている。
このような配置とすることで、エンジン発電機1の重心
は、防音ケースの前後方向略中央位置となり、門型のフ
レーム20に設けたフック11によりこのエンジン発電機1
をバランスよく吊り上げることを可能としている。
また、前面板4は防音ケース2の側部への降り曲げ部4
h,4hを一体的に形成して剛性を向上させている。同様に
後面板5も前面板4と同様に側部への降り返し部5a,5a
を形成して剛性を向上させており、この後面板5の後面
上部に後面側のハンドル9bを横架している。
底板3は、第4図に示すように、外壁板3aの両側部に内
壁板3bを設けて二重壁構造にして剛性向上をはかってお
り、エンジン17ならびに発電機18は防振性能を有する支
持部材21…を介して底板3に支持固定されている。
底板3は、第5図の斜視図に示すように、機器収容室S1
内に外気を導入するための4つの側部給気路S3〜S6と1
つの底部吸気路S7を備えている。
側部吸気路S3〜S6は外壁板3aと内壁板3bとで構成された
二重壁構造の両端部を吸気路側板3c…で塞ぎ、長さ方向
の略中間部に吸気路仕切板3d…を設けて4つの部屋に区
画し、各部屋毎に側部吸気口3e…ならびに機器収容室1
内への側部連通口3f…を備えている。
底部吸気路S7は、エンジン17のオイルパン17a部分を保
守・点検するための蓋体22にて一体的に形成した下流側
の底部吸気路S7aと、底板3側に形成した上流側の底部
吸気路S7bとからなり、蓋体22をボルト・ネジ等23で底
板3に取り付けた状態で上流側と下流側の吸気路S7b,S7
aを連通させて、底部吸気口3gから底部連通口22aを介し
て外気をエンジン17のオイルパン17a部分へ導入する構
造としている。
このエンジン発電機1は、ラジエータファン16の運転に
より機器収容室S1内に導入した外気でエンジン17、発電
機18を冷却し、さらにラジエータ15を冷却して排風室S2
内へ送り込み、排風室S2内の下部に配置したマフラ24を
冷却して排風室S2の上部に形成した排風口13より防音ケ
ース2の外部へ排出させる強制空冷構造である。
移動車の車輪は第2図に示すように、前輪8aをこのエン
ジン発電機1の重心位置Gより前面板4側で重心位置に
近ずけて底板3の下部に配設し、後輪8bを後面板5側に
配設している(第6図参照)。
以上の構成であるから第6図に示すように、後面側のハ
ンドル9aによって前輪8aを支点にこのエンジン発電機1
の後輪側8bを持ち上げるのに必要な力Fは減少され、エ
ンジン発電機1の方向転換が容易となる。
また、第7図に示すように前面板4の上部を傾斜面4aと
しているので、壁等Wの垂直障害物がある場所で方向転
換のため後輪8b側を持ち上げても、操作部4bのある傾斜
面4aが直接壁等Wに当接することなく、前面側のハンド
ル9aが先に壁等Wに当接して操作部4bが保護されるし、
また、前面板4の上部を傾斜面4aとしない場合と比較し
て後輪8bを持ち上げてよい角度範囲を大きくできるの
で、狭い場所での移動・設置が有利である。
また、前面側のハンドル9aは操作部4bよりも低く形成し
たので、負荷への配線接続作業や作業中における各種表
示の視認のじゃまになることがなく、また、操作部4bの
ガードロッドの機能を兼用させることができる。
さらに、第8図に示すように、フォークリフトによる運
搬時には、フォークリフトの一方のつめx1が前輪8aより
前面板4側の底板3下部を、他方のつめx2が前輪8aと後
輪8bの間の底板3下部を支持する形で安定した運搬を行
なえる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る可搬型エンジン作業
機は、移動用の車輪の配設位置ならびに移動用のハンド
ルの設置位置を工夫したことにより、後面側のハンドル
でエンジン作業機の後輪側を持ち上げるのに必要な力を
減少したので、エンジン発電機の方向転換を容易に行な
うことができる。
さらに前面側のハンドルで操作部の機能を損うことなく
これを保護するガードロッドの機能をも兼用させること
ができる。
また、フォークリフトでこのエンジン発電機を運搬する
際には、フォークリフトのつめの一方を前輪より前面板
側に、つめの他方を前輪と後輪の間に挿入して、このエ
ンジン発電機の重心位置の両側を支持することできるの
で、安定した状態で運搬ができる。
さらに、フォークリフトのつめ間の確保がされているの
で、フォークリフトのツメ部を幅の狭いものに交換する
必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可搬型エンジン発電機の外観斜視
図、第2図は同縦断側面図、第3図は第2図のIII−III
線断面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は
底板の構造を示す斜視図、第6図は本考案に係るエンジ
ン発電機の後側を持ち上げる際の作用説明図、第7図は
同エンジン発電機の後側を持ち上げた際の垂直障害物と
前面板との関係を示す説明図、第8図は本考案に係る可
搬型エンジン発電機をフォークリフトで運搬する際のフ
ォークリフトのつめの位置を示す説明図、第9図および
第10図は従来の可搬型エンジン作業機の側面図、第11図
および第12図は従来の可搬型エンジン作業機をフォーク
リフトで運搬する際のフォークリフトのつめを位置を示
す説明図である。 尚、図面中、1は可搬型エンジン発電機、2は防音ケー
ス、3は底板、4は前面板、5は後面板、8aは前輪、8b
は後輪、9aは前面側のハンドル、9bは後面側のハンド
ル、17はエンジン、18は発電機、Gは可搬型エンジン発
電機の重心、x1,x2はフォークリフトのつめである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンとこのエンジンで駆動される作業
    機を防音ケース内に収容し、この防音ケースの下部に移
    動用の二組の車輪を設けて、この車輪により移動方向側
    となる防音ケースの2つの面のうち一方の面に操作部を
    形成してこの面を前面とし、他方の面を後面とし、この
    前面および後面のそれぞれに移動用の把持部であるハン
    ドルを設けた可搬型エンジン作業機において、二組の車
    輪のうち防音ケースの前面側に設けられる一組の車輪は
    前記防音ケースの前面から大きく後退した可搬型エンジ
    ン作業機の重心位置の近くに配設し、かつ前記防音ケー
    スの後面側に設けられる他の一組の車輪は前記防音ケー
    スの後面の近くに配設することにより、前記防音ケース
    の下面のうちの前記前面側の車輪をはさんだ前後部分に
    大きな空間を形成すると共に、前記防音ケースの前面に
    は上部に前記操作部、下部に前記前面を横架する前面側
    のハンドルを設け、前記防音ケースの後面には上部に前
    記後面を横架する後面側のハンドルを設けたことを特徴
    とする可搬型エンジン作業機。
JP1988167017U 1988-12-23 1988-12-23 可搬型エンジン作業機 Expired - Fee Related JPH0727380Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988167017U JPH0727380Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 可搬型エンジン作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988167017U JPH0727380Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 可搬型エンジン作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0287935U JPH0287935U (ja) 1990-07-12
JPH0727380Y2 true JPH0727380Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=31454930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988167017U Expired - Fee Related JPH0727380Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 可搬型エンジン作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727380Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100652541B1 (ko) * 2003-07-10 2006-12-04 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 엔진 구동식 작업기
JP2006242163A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Denyo Co Ltd エンジン駆動作業機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57109220U (ja) * 1980-12-25 1982-07-06
JPS60216021A (ja) * 1984-04-09 1985-10-29 Yamaha Motor Co Ltd 発動発電機の排気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0287935U (ja) 1990-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6520124B2 (en) Double walled fuel tank with integral generator set mounting frame
US6660967B2 (en) Power box
US7326879B2 (en) Apparatus for a welding machine having a cooling assembly mounted to a mid-plane baffle for improved cooling within the welding machine
JP3903136B2 (ja) 建設機械の冷却装置
US4013300A (en) Fuel tank and battery combination structure
US20130168176A1 (en) Series-Hybrid Vehicle
JP5486130B1 (ja) バッテリ式作業機械及びバッテリ式フォークリフト
JP7304750B2 (ja) 電動作業車
US20020163196A1 (en) Power box
JP2012201188A (ja) バッテリ駆動のホイールローダ
US6065942A (en) Utility package including an air compressor and a tool compartment
WO2014109000A1 (ja) バッテリ式フォークリフト
WO2020054091A1 (ja) 電動式建設機械
EP1520967B1 (en) Engine generator
JP2012201187A (ja) バッテリ駆動のホイールローダ
JPH0727380Y2 (ja) 可搬型エンジン作業機
JP2003254080A (ja) 可搬形発電機
JP2008062850A (ja) 荷役車両
JP2008063113A (ja) カウンタバランス型荷役車両のフレーム構造
JPH05318274A (ja) パワーユニットおよびその冷却構造
JP5957475B2 (ja) ハイブリッド式建設機械
CN218244234U (zh) 一种便携式应急电源
JP5568443B2 (ja) 電動二輪車
JP6975115B2 (ja) 建設機械
JPH10140613A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees