JP2014126036A - パッケージ収納型エンジン発電機 - Google Patents

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順二 上戸
Yoshimasa Akaho
賢政 赤穂
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直尚 山形
Tetsuro Nakajima
哲朗 中嶋
Tomoyuki Nagayama
友幸 永山
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Abstract

【課題】パッケージ収納型エンジン発電機において、扉の構成を統一して兼用化率を高める。
【解決手段】パッケージ2に複数の扉をヒンジにより開閉自在に支持するパッケージ収納型エンジン発電機において、全ての扉210、211、220、221の右側縁部または左側縁部のいずれかを、ヒンジにより統一して支持したことを特徴とする。本発明のエンジン発電機1の扉は、扉の支持側を右側縁部または左側縁部のいずれかに統一しているので、左右勝手違いの扉を製造する必要がなく、扉の兼用化効率を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コージェネレーション装置等のパッケージ収納型エンジン発電機に関する。
従来、コージェネレーション装置等のパッケージ収納型エンジン発電機としては、パッケージ内に、エンジン、発電機およびその他の必要な機器類を収納したものが公知である(例えば、特許文献1参照)。かかるパッケージには、エンジンや発電機等の機器類の操作や点検等を行うための複数個の扉(開閉扉)が設けられている。
前記開閉扉は、ヒンジにより開閉自在に前面壁および背面壁に支持されているのが一般的である。すなわち、パッケージ正面視または背面視において、左右一対の開閉扉を配置する場合、左側の開閉扉は、左縁部をヒンジで支持し、右縁部に把手を備える。また、右側の開閉扉は、右縁部をヒンジで支持し、左縁部に把手を備え、左右一対の開閉扉は、中央から両側に開く、いわゆる観音開きの開き戸となっている。
特許第3426712号公報
特許文献1に記載のパッケージ収納型エンジン発電機の開閉扉は、左ヒンジと右ヒンジの双方の構造ものを使用する構成である。この結果、勝手違いの2種類の開閉扉を製造して準備する必要があり、開閉扉の兼用化率が低くなっていた。
そこで、本発明は、扉の構成を統一して兼用化率を高めたパッケージ収納型エンジン発電機を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するもので、複数の扉がヒンジにより開閉自在に支持されたパッケージを備えるパッケージ収納型エンジン発電機において、前記全ての扉の右側縁部または左側縁部のいずれかを、ヒンジにより統一して支持したことを特徴とする。
本発明のエンジン発電機の扉は、扉の支持側を右側縁部または左側縁部のいずれかに統一しているので、左右勝手違いの扉を製造する必要がなく、扉の兼用化効率を向上することができる。
本発明は、扉の支持側を右側縁部または左側縁部のいずれかに統一しているので、扉の兼用化効率を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るパッケージ収納型エンジン発電機の内部の概略を示す断面正面図である。 パッケージ収納型エンジン発電機の概略を示す平面図である。 パッケージ収納型エンジン発電機の概略を示す正面図である。 パッケージの背面を示す斜視図である。 (a)はパッケージ収納型エンジン発電機の背面の一部を示す背面図、(b)は側面図である。 パッケージ収納型エンジン発電機の排気側の側面図である。 パッケージ収納型エンジン発電機の断面側面図である。 本発明の他の実施形態に係るパッケージ収納型エンジン発電機の概略を示す平面図である。 パッケージ収納型エンジン発電機の概略を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。
図1は、本実施形態のパッケージ収納型エンジン発電機内部の概略を示す断面正面図、図2は、同エンジン発電機の概略を示す平面図、図3は、同エンジン発電機の概略を示す正面図である。
本実施形態のパッケージ収納型エンジン発電機1は、図1〜図3に示すように、パッケージ2を備えている。パッケージ2は、床台11上に設置されるパッケージ本体20と、パッケージ本体20の長手方向の一方に設けられたフード(排気フード)30とを備えている。なお、床台11は、C型鋼のフレームを含んで構成される外枠に補強フレームを介して構成されている。
パッケージ本体20内には、ディーゼルエンジン(エンジン)12、発電機13、燃料タンク14、吸気消音器15、ラジエータ16、および制御盤17が収容されている。
発電機13は、エンジン12の駆動を動力として電力を発生させる装置で、パッケージ本体20の長手方向の他方(エンジン12に対してラジエータ16と反対側)に配置されている。燃料タンク14は、ディーゼルエンジン12を駆動させる際に使用する燃料を蓄える容器である。
制御盤17は、エンジン12や発電機13等の機器類をそれぞれ制御する電子制御装置や発電機用の計器類(電圧計、電流計及び電圧調整器等)を備えている。
パッケージ2の上部には、排ガス系関連機器としての消臭触媒を備えた排気消音器18が配置されている。すなわち、パッケージ2の上部には、筒状のカバー部材40が固定されており、カバー部材40内に排気消音器18が収容されている。排気消音器18は、排気管19を介してエンジン12のエンジン排気口に接続されている。また、排気消音器18の終端排気管18aがカバー部材40の一端面から突出されている。
パッケージ本体20は、前面壁21、背面壁22、パッケージ本体20長手方向の両側壁23、24および天井壁25とから構成されている。パッケージ本体20でエンジン12および発電機13等の機器類を被覆することにより、機器類を雨水から保護するとともに、これら機器類の防音効果も有している。なお、パッケージ本体20の側壁23が吸気側で、側壁24が排気側である。
パッケージ本体20の前面壁21および背面壁22は、エンジン12や発電機13等の機器類の操作や点検等を行うための複数個の扉(開閉扉)を備えている。すなわち、パッケージ本体20の前面壁21は、エンジン12等の点検、操作をするための開閉扉210と、制御盤17や発電機13等の点検、操作をするための開閉扉211とが設けられている。パッケージ2の背面壁22は、エンジン12等の点検、操作をするための開閉扉220と、発電機13等の点検、操作をするための開閉扉221とが設けられている。
全ての開閉扉210、211、220、221の形状や大きさは同等に設定されている。すなわち、開閉扉210、211、220、221は矩形状を呈しており、上下方向の辺の寸法(左右側の縁の寸法)や、左右方向の辺の寸法(上下側の縁の寸法)は、同等に設定されている。ここで、開閉扉210、211、220、221の左右方向とは、パッケージ本体20の吸気側の側壁23および排気側の側壁24の方向(パッケージ本体20長手方向)をいう。
これら全ての開閉扉210、211、220、221は、右ヒンジ左把手に構成されている。すなわち、全ての開閉扉210、211、220、221は、図3に示す正面視のように、向かって右側縁部にヒンジ27が設けられ、左側縁部の近傍に把手28が設けられている。このように、パッケージ2の正面視または背面視において、開閉扉210、211、220、221の向かって右側縁部にヒンジ27が設けられ、右側縁部の近傍に把手28が設けられている。従って、全ての開閉扉210、211、220、221は、その右側縁を中心にして前後方向に開閉自在となっている。
このように、全ての開閉扉210、211、220、221の構成を統一することで、開閉扉の兼用化率を向上することができる。
図4はパッケージの背面を示す斜視図、図5(a)はパッケージ収納型エンジン発電機の背面の一部を示す背面図、図5(b)は同エンジン発電機の吸気側の側面図、図6は同エンジン発電機の排気側の側面図、図7は同エンジン発電機の断面側面図である。
図4および図5に示すように、吸気側の側壁23には、外気とパッケージ本体20内部とを連通する吸気口23a、23bが上下2段に間隔をおいて設けられている。また、パッケージ本体20の背面側の開閉扉221にも吸気口221aが設けられている。開閉扉221は、発電機13に対向する位置に設けられている。エンジン12に対向する位置の開閉扉210、220には、吸気口は設けられておらず、エンジン12から可及的に離間する位置に吸気口23a、23b、221aが設けられている。
また、吸気口23a、23bが設けられた側壁23(パッケージ面)については、吸気用フードは設けられていない。吸気口23a、23bが設けられた側壁23は、吸気用フードが設けられていないため、略平坦面となっており、吸気用フードが突出して嵩張ることはない。
吸気口23a、23bは、例えば、矩形状の開口からなり、多数の小吸込口を有する蓋体29が着脱自在に取付けられている。側壁23の内側には、吸気口23a、23bからの吸気を案内する吸気案内板50がそれぞれ配置されている。吸気案内板50は、上方のみ開放されており、その他の部分は、側壁23内面に溶接固定されている。吸気案内板50は、雨水が吸気口23a、23bから浸入するのを防止することができる。
また、開閉扉221に設けられた吸気口221aも矩形状の開口からなり、多数の小吸込口を有する蓋体29が着脱自在に取付けられている。しかも、図7に示すように、開閉扉221の内側には、上方のみ開放する吸気案内板50が溶接固定されている。
吸気口23a、23b、221aは、必要とされる所定空気量を確保できる大きさに設定されている。すなわち、各吸気口23a、23b、221aは、単体の吸気口を設ける場合に比し、それぞれの開口を小さく設定することができる。
パッケージ面としての排気側の側壁24には、排気フード30とパッケージ本体20とを連通する排気口24aが設けられている。
排気フード30は、図1〜図4及び図6に示すように、前壁31と、後壁32と、天壁33と、側壁34とを備え、下方が開口されている。また、図1および図4に示すように、排気フード30内には、側壁24の排気口24aと対面する第1遮風板35と、第1遮風板35の下辺とパッケージ面(側壁24)との間に架設された第2遮風板36とが設けられている。なお、第1遮風板35は、側壁24と側壁34との略中間位置に設けられている。また、第1遮風板35の上辺は、排気フード30の上下方向の略中間高さに設定されている。
第1遮風板35の上辺側に吸音部材37が設けられている。吸音部材37は、互いに平行に所定の間隔を有して設けられた複数個の板状部材からなり、一端が側壁24に接続され、他端が側壁34に接続され、上辺が天壁33に接続されている。
このように、吸音部材37は、その表面の吸音面37aが第1遮風板35と交差する姿勢(略直交する姿勢)で設けられている。従って、排気フード30内には、排気口24aに連通する第1通路370と、第1通路370および排気口24aに連通し吸音部材37間で形成される第2通路371と、第2通路371とパッケージ外部とを連通する第3通路372とが設けられている。なお、第3通路372の開口がフード排気口30aとして形成されている。
以上の実施形態は、複数の開閉扉210、211、220、221がヒンジ27により開閉自在に支持されたパッケージ2を備えるパッケージ収納型エンジン発電機において、全ての開閉扉210、211、220、221の右側縁部を、ヒンジ27により統一して支持している。
次に、以上の構成からなるパッケージ収納型エンジン発電機を運転する場合について説明する。
エンジン12を駆動させて発電機13を回転駆動させることにより電力を生成し、生成された電力は、外部電力付加に供給される。
エンジン12の駆動時に、冷却風は、側壁23および開閉扉221のそれぞれの吸気口23a、23b、221aから入る。このように、冷却風は、複数個の吸気口23a、23b、221aから入るため、各吸気口23a、23b、221aの開口が小さくても、所定吸気量を十分に確保することが可能である。パッケージ本体20内に入った冷却風は、発電機13およびエンジン12等を冷却した後に、ラジエータ16と熱交換して、排気フード30に入る。
すなわち、ラジエータ16で送風される冷却風は、パッケージ本体20の側壁24の排気口24aを介して排気フード30の第1通路370および第2通路371に入ることとなる。第1通路370に入った冷却風および第2通路371に入った冷却風は、第2通路371を通過した後に、第3通路372を通ってフード排気口30aから外部ヘと排出される。排気側に設けられるエンジン冷却水用のラジエータファン等の騒音は、吸音部材37により吸収、低減されるため、排気フード30からの騒音を効果的に低減して防音効果を向上することができる。
また、燃焼後のエンジン排気は、排気消音器18で騒音が低減された後に、終端排気管18aから排出される。
次に、例えば、エンジン12の点検、操作をする場合には、開閉扉210および開閉扉220を開いてエンジン12の点検、操作を行う。また、制御盤17や発電機13の点検、操作を行う場合には、開閉扉211および開閉扉221を開いて制御盤17や発電機13の点検、操作を行う。
以上のように、パッケージ収納型エンジン発電機の全ての開閉扉210、211、220、221は、右ヒンジ左把手に統一されているため、開き勝手が同じ一種類の開閉扉を製造して準備するだけでよく、開閉扉の兼用化率を向上することができる。
図8および図9は、本発明の他の実施形態を示し、図8はパッケージ収納型エンジン発電機の概略を示す平面図、図9は同エンジン発電機の概略を示す正面図である。なお、前記実施形態と同一部材は、同一符号を付してそれぞれの説明は省略する。
図8および図9に示す実施形態は、全ての開閉扉210、211、220、221が左ヒンジ右把手に構成されている。すなわち、全ての開閉扉210、211、220、221は、向かって左側縁部にヒンジ27が設けられ、右側縁部の近傍に把手28が設けられている。従って、全ての開閉扉210、211、220、221は、その左側縁を中心にして前後方向に開閉自在となっている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、4枚の開閉扉210、211、220、221を例示したが、開閉扉は、少なくとも一対設けられておればよい。
前記実施形態では、吸気側のフードを省略したパッケージ収納型エンジン発電機1を例示したが、吸気側のフードを備えたものであってもよい。
また、パッケージ収納型エンジン発電機1は、ディーゼルエンジン以外にガスエンジンを備えたものであってもよく、エンジンの種類は特に限定されない。
1 パッケージ収納型エンジン発電機
2 パッケージ
12 エンジン
13 発電機
15 吸気消音器
16 ラジエータ
17 制御盤
18 排気消音器
18a 終端排気管
20 パッケージ本体
23 一方の側壁
24 他方の側壁
23a、23b 吸気口
24a 排気口
27 ヒンジ
28 把手
30 排気フード
31 前壁
32 後壁
33 天壁
34 側壁
35 第1遮風板
36 第2遮風板
37 吸音部材
40 カバー部材
210 開閉扉(扉)
211 開閉扉(扉)
220 開閉扉(扉)
221 開閉扉(扉)
221a 吸気口

Claims (1)

  1. 複数の扉がヒンジにより開閉自在に支持されたパッケージを備えるパッケージ収納型エンジン発電機において、
    前記全ての扉の右側縁部または左側縁部のいずれかを、ヒンジにより統一して支持したことを特徴とするパッケージ収納型エンジン発電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001566A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 愛知電機株式会社 コンテナ収納型バイオガス発電機器とその運搬方法
JP7112307B2 (ja) 2018-10-12 2022-08-03 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 エンジン発電機
WO2022230201A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 エンクロージャおよび発電設備

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