JP4700571B2 - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP4700571B2
JP4700571B2 JP2006197287A JP2006197287A JP4700571B2 JP 4700571 B2 JP4700571 B2 JP 4700571B2 JP 2006197287 A JP2006197287 A JP 2006197287A JP 2006197287 A JP2006197287 A JP 2006197287A JP 4700571 B2 JP4700571 B2 JP 4700571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
generator
engine
plate portion
muffler
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006197287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008025419A (ja
Inventor
隆夫 小林
剛 笹嶋
昭 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006197287A priority Critical patent/JP4700571B2/ja
Priority to RU2007119518/09A priority patent/RU2342545C1/ru
Priority to CN2007101054653A priority patent/CN101109309B/zh
Publication of JP2008025419A publication Critical patent/JP2008025419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4700571B2 publication Critical patent/JP4700571B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

本発明は、排気マフラーを有するエンジンのエンジン本体と、該エンジンで駆動される発電機とが、開放型のフレームに搭載されるエンジン発電機に関する。
エンジンのエンジン本体と、該エンジンで駆動される発電機とが、開放型のフレーム上に搭載されるエンジン発電機では、エンジンおよび発電機の周囲が開放されている構成であるので、高温部分の冷却が比較的容易であり、排気マフラーの冷却のためにエンジン本体の冷却排風や発電機の冷却排風をガイド部材で排気マフラー側に案内して排気マフラーを冷却するようにしたものもある(たとえば特許文献1参照。)。
特開平7−312846号公報
しかるに、上記特許文献1で開示されるものは、エンジン本体の冷却排風や発電機の冷却排風を排気マフラーに案内して直接吹きつける構成であるので、冷却効率はあまり高くなく、排気マフラーの容量が増大したときには、排気マフラーからの高熱が他の部品に与える影響が大きく、また排気マフラーを冷却して高温となった冷却風の拡散方向の配慮等の対応が難しい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、排気マフラーの冷却効率を高めるとともに排気マフラーからの高熱が他の部品に与える影響を小さくし、排気マフラーからの冷却風の排出方向を一定方向に定めて設置スペース確保を容易としたエンジン発電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、排気マフラーを有するエンジンのエンジン本体と、該エンジンで駆動される発電機とが、互いに並列した状態で開放型のフレームに、該フレームで囲われるようにして搭載されるエンジン発電機であって、前記エンジンが、そのエンジン本体に冷却風を強制的に導くエンジン用冷却ファンを、また前記発電機が、その発電機内部に冷却風を強制的に導く発電機用冷却ファンをそれぞれ備えるものにおいて、前記排気マフラーが前記発電機の一側上方に配置され、該排気マフラーおよび前記発電機間を隔てる隔板部と、該隔板部の下端から前記発電機と反対側に延びる底板部と、前記隔板部の上部に連設されて排気マフラーを上方から覆う天井板部と、前記隔板部、前記底板部および前記天井板部の前記エンジン本体とは反対側の端部相互を結ぶ端板部とを備えるダクトが前記フレーム内に配置、固定され、そのダクト内には、前記発電機と反対側を開放するとともに前記エンジン本体とは反対側を前記端板部で閉じたマフラー収容室が、そこに前記排気マフラーを収容するようにして形成され、前記マフラー収容室の前記エンジン本体側の端部に、前記エンジン本体からの冷却風を取入れるためのエンジン側冷却風取入れ口と、前記発電機からの冷却風を取入れるための発電機側冷却風取入れ口とが前記端板部側を向くように配置され、前記発電機側冷却風取入れ口は、前記発電機のエンジン本体側の端部に設けられて前記発電機用冷却ファンを囲むファンカバーの、前記端板部との対向面に形成されていて、該ファンカバーの冷却風出口を兼ねることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に構成に加えて、前記発電機側冷却風取入れ口が、前記マフラー収容室内で前記排気マフラーの長手方向に沿って冷却風を流通させるようにして、前記排気マフラーよりも下方に配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記天井板部の上方に燃料タンクが配置されることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明によれば、前記マフラー収容室の前記発電機とは反対側への開口方向に対して直交する左右いずれかの方向に臨んでコントロールパネルが配置されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エンジン本体および発電機からの冷却排風を集合させて排気マフラーの周囲に集中的に流すことにより排気マフラーの冷却効率を高めることができる。また排気マフラーをダクト内のマフラー収容室に収容するとともに排気マフラーを冷却した後の冷却排風の吹き出し方向を発電機と反対側の一方向に定めることにより、発電機等の他の部品側への排気マフラーからの高熱の漏れを効果的に抑制し、発電機等の他の部品への排気マフラーからの高熱が及ぼす影響を小さく抑えることができる。しかもマフラー収容室からの冷却排風は開口面積を比較的広くした排出口から排出されることになり、排風速度を低下させることによりエンジン発電機の周囲の環境に及ぼす影響を小さく抑えることができる。
また請求項2記載の発明によれば、発電機からの冷却排風を排気マフラーの配置方向に沿って効果的に流通させて排気マフラーの冷却効率をより高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、排気マフラーで生じる音が上方に漏れることを抑制するとともに、排気マフラーからの高熱が燃料タンクに影響を及ぼさないようにすることができる。
さらに請求項4記載の発明によれば、マフラー収容室からの冷却俳風の排出方向を建物の壁とは反対側に設置するようにしてエンジン発電機を壁際に設置することが可能となるのであるが、その際、コントロールパネルを操作し易い位置に配置することができる。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はエンジン発電機の一部切欠き正面図、図2は図1の2矢視平面図、図3は図2から燃料タンクおよびカバーを取り外した状態の平面図、図4は図1の4矢視図、図5は図4の5矢視図、図6はフレーム、燃料タンク、上部カバー、保護カバーおよびコントロールパネルの分解斜視図、図7はフレームおよびダクトの分解斜視図、図8は発電機、排気マフラーおよびダクトの相対配置を示すための斜視図、図9は空気の流れを説明するためのエンジン発電機の概念図である。
先ず図1〜図5において、このエンジン発電機は、排気マフラー12を有するエンジンEのエンジン本体11、該エンジンEで駆動される発電機G、燃料タンク13およびバッテリ14と、コントロールパネル15を有するコントロールボックス16が、開放型のフレームFに該フレームFで囲われるようにして搭載されて成るものである。
前記エンジン本体11はV型2気筒に構成されるものであり、このエンジン本体11の出力軸17(図1参照)が発電機Gに同軸に連結される。すなわちエンジン本体11および発電機Gは前記出力軸17の軸線に沿う方向に並列配置された状態で前記フレームFに搭載される。
図6および図7を併せて参照して、前記フレームFは、前記エンジン本体11および発電機Gの並列方向18すなわち出力軸17の軸線に沿う方向に沿って相互に平行に延びる左右一対の下部横フレーム20,20と、両下部横フレーム20…における前記並列方向18に沿う発電機G側の一方端(図1の左方端)にそれぞれ連設されて上下に延びる第1縦フレーム21,21と、それらの第1縦フレーム21…の上端間を結ぶ第1上連結フレーム22と、前記両下部横フレーム20…における前記並列方向18に沿う前記エンジン本体11側の他方端(図1の右方端)にそれぞれ連設されて上下に延びる左右一対の第2縦フレーム23,23と、それらの第2縦フレーム23…の上端間を結ぶ第2上連結フレーム24と、前記並列方向18に沿う一方側で両下部横フレーム20…間を結ぶ第1下部クロスフレーム25と、前記並列方向18に沿う他方側で両下部横フレーム間を結ぶ第2下部クロスフレーム26と、一対の第1縦フレーム部21…および一対の第2縦フレーム23…の上部間をそれぞれ結ぶ一対の上部横フレーム27,27と、両上部横フレーム27…および両下部横フレーム20…の中間部間をそれぞれ結ぶ中間縦フレーム28,28と、ホイスト等を用いてエンジン発電機全体を吊下げて台車等に載せるために前記両中間縦フレーム28…に対応する部分で前記両上部横フレーム27…間を結ぶ一対のハンガ29,29と、両第1縦フレーム21…の上部間を結ぶ上部クロスフレーム30とで、開放型に構成される。
前記両下部横フレーム20…の中間部から前記並列方向18に沿う一方端までと、両第1縦フレーム21…および第1上連結フレーム22とは1本のパイプを屈曲加工して成るものであり、また前記両下部横フレーム20…の中間部から前記並列方向18に沿う他方端までと、両第2縦フレーム23…および第2上連結フレーム24とは1本のパイプを屈曲加工して成るものであり、それらの屈曲加工されたパイプが両下部横フレーム20…の中間部で突き合わせ溶接される。
また第1縦フレーム21…が下部横フレーム20…から真っ直ぐ上方に延びるのに対して、第2縦フレーム23…は、それらの第2縦フレーム23…の上端寄り中間部を前記並列方向18に沿う一方側に凹ませるように形成される。すなわち第2縦フレーム23は、上方に向かうにつれて前記並列方向18に沿う一方側に位置するように傾斜して前記下部横フレーム20に下端部が一体に連なる下部傾斜部23aと、上方に向かうにつれて前記並列方向18に沿う他方側に位置するように傾斜して前記下部傾斜部23aの上端に下端部が屈曲して一体に連なる上部傾斜部23bとから成るものであり、下部傾斜部23aおよび上部傾斜部23bは前記並列方向18に沿う一方側に凹んだ凹部34を形成するようにして一体に連設される。しかも上部横フレーム27…は、第2縦フレーム23…の屈曲部すなわち下部傾斜部23a…および上部傾斜部23b…の連設部と、第1縦フレーム21…の上部との間にわたって設けられる。
前記発電機Gは、第1下部クロスフレーム25に、一対の弾性マウント部材35,35を介して支持され、前記エンジン本体11は、第2下部クロスフレーム26に、一対の弾性マウント部材36…を介して支持される。また排気マフラー12は、前記エンジン本体11および発電機Gの並列方向18に沿って長く形成されるものであり、発電機Gの一側(図4の左側)の上部に沿うようにして該発電機Gの一側上方に配置されており、エンジン本体11から延びる一対の排気管37,38が排気マフラー12のエンジン本体11側端部に接続される。また排気マフラー12の前記エンジン本体11側端部からは最終排気管39が突出しており、この最終排気管39の開口方向は前記発電機Gとは反対側に設定される。
図8を併せて参照して、前記排気マフラー12は、該排気マフラー12および前記発電機G間を隔てるダクト40内に形成されるマフラー収容室41に収容されるものであり、前記ダクト40は、第1〜第3ダクト部材42,43,44を結合して構成される。
第1ダクト部材42は、前記発電機Gを排気マフラー12側から覆うように湾曲して形成されて排気マフラー12および発電機G間を隔てる隔板部42aと、該隔板部42aの下端から前記発電機Gと反対側に延びる底板部42bと、前記隔板部42aの上端から立ち上がる接合板部42cと、前記隔板部42aおよび前記底板部42bのエンジン本体11とは反対側の端部から立ち上がる接合板部42dとを一体に有する。また第2ダクト部材43は、排気マフラー12を上方から覆う天井板部43aと、前記発電機Gのエンジン本体11側の端部を上方から覆うようにして天井板部43aに連なる張り出し部43bとを一体に有する。さらに第3ダクト部材44は、エンジン本体11の出力軸17と直交する平面に沿うようにして上下に延びる平板状の端板部44aと、該端板部44aの前記発電機Gとは反対側の端部に直角に連なる側板部44bと、前記端版部44aの上端に直角に連なる一対の取付け板部44c,44cとを一体に有する。
第1ダクト部材42の接合板部42cは、第2ダクト部材43に複数のねじ部材46…で締結され、第3ダクト部材44は第1ダクト部材42の接合板部42dに複数のねじ部材47…で締結される。またフレームFにおける第2縦フレーム21…の上部間には支持部材48が架設されており、この支持部材48に設けられる一対の支持板部49,49に第3ダクト部材44の取付け板部44c…がそれぞれねじ部材50,50で締結されるものであり、第2ダクト部材43における天井板部43aには、前記支持板部49…を配置するための開口部51,51が設けられる。さらに一対のハンガ29…に対応する部分で両上部横フレーム27…間には支持部材52が架設されており、第2ダクト部材43が複数のねじ部材53…で該支持部材52に締結される。
このようにして第1〜第3ダクト部材42〜44が相互に接合されてダクト40が構成されるとともに、該ダクト40がフレームFに支持されることになるが、このダクト40において、排気マフラー12および発電機G間を隔てる隔板部42aと、該隔板部42aの下端から発電機Gと反対側に延びる底板部42bと、隔板部42aの上部に連設されて排気マフラー12を上方から覆う天井板部43aと、前記隔板部42a、前記底板部42bおよび前記天井板部43aのエンジン本体11とは反対側の端部を結ぶ端板部44aとで、発電機Gと反対側を開放するとともにエンジン本体11とは反対側を前記端板部44aで閉じたマフラー収容室41を形成することになる。
ところで前記隔板部42aには開口部54が設けられており、排気マフラー12の下部に設けられた支持脚55の下部が、前記開口部54に臨む部分で発電機Gの外側面に複数のボルト56…で締結されるものであり、支持脚55の下部および開口部54の内周間には図示しない断熱材が充填される。
前記マフラー収容室41の発電機Gとは反対側の開口部には保護カバー57が配置される。この保護カバー57は、矩形状の支持枠58に金属製の網状部材59の外周が取付けられて成るものであり、支持枠58は複数のボルト60…でフレームFにおける一方の第1縦フレーム21および一方の中間縦フレーム28に締結される。しかも前記支持枠には、排気マフラー12から延びる最終排気管39の先端部を臨ませる透孔61が設けられる。
ところで前記発電機Gとは反対側で前記エンジン本体11には、冷却ファン64が配設されており、この冷却ファン64は前記出力軸17とともに回転することで外部から吸引した空気でエンジン本体11を冷却するものであり、エンジン本体11を冷却した後の冷却排風は、前記ダクト40によりマフラー収容室41に導かれる。
また発電機Gは、エンジン本体11側の端部に冷却ファン65を有するものであり、この冷却ファン65は、前記出力軸17とともに回転して発電機G内に外部から空気を吸引して発電機Gを冷却するものであり、この冷却ファン65を囲むようにして発電機Gのエンジン本体11側端部に設けられるファンカバー66は、その出口をマフラー収容室41に臨ませるように形成される。
すなわちマフラー収容室41のエンジン本体11側の端部には、エンジン本体11からの冷却風を取入れるためのエンジン側冷却風取入れ口67と、発電機Gからの冷却風を取入れるための発電機側冷却風取入れ口68とが前記端板44b側を向くように配置されるのであるが、発電機側冷却風取入れ口68は前記ファンカバー66の出口であり、排気マフラー12よりも下方に配置され、発電機側冷却風取入れ口68からの冷却風を排気マフラー12の長手方向に沿って流通させるべく発電機側冷却風取入れ口68に対向するルーバ69がダクト40の隔板部42aに固定される。またエンジン側冷却風取入れ口67は、ファンカバー66(従って発電機側冷却風取入れ口68の周囲に形成される。
前記燃料タンク13は、発電機Gおよび前記ダクト40における天井板部43aの上方に配置されるものであり、前記ダクト40の天井板部43aで排気マフラー12との間を隔絶するようにして、フレームFにおける上部横フレーム27…に複数のねじ部材70…で締結される。またバッテリ14は前記発電機Gに関して前記隔板部42aとは反対側でフレームFの下部に支持、配置される。
さらにエンジン本体11は、複数の空気流通孔72…を有する上部カバー71で上方から覆われるものであり、この上部カバー71は、フレームFにおける上部横フレーム27…に複数のねじ部材73…で締結される。
ところでフレームFにおける第2縦フレーム23…の上部すなわち上部傾斜部23b…は前記上部カバー71よりも上方に突出するものであり、上部カバー71の上端から上部傾斜部23b…の上端に連なる第2上連結フレーム24までの長さLは、上部カバー71からの上部傾斜部23b…の突出部作業員が把持し得る程度に設定される。
前記コントロールパネル15およびコントロールボックス16は、マフラー収容室41の前記発電機Gとは反対側への開口方向に対して直交する左右いずれかの方向に臨んでコントロールパネル15を配置するようにしてフレームFに取付けられるものであり、この実施例では、前記出力軸17の軸線に直交する水平方向での前記エンジン本体11の幅に対応した幅を有するコントロールパネル15が前記エンジン本体11に関して前記発電機Gおよび前記排気マフラー12とは反対側で前記フレームFに取付けられる。
しかも前記エンジン本体11側の端部で前記フレームFが有する一対の第2縦フレーム23…は、それらの第2縦フレーム23…の上端寄り中間部に凹部34…を形成するように屈曲して形成されており、コントロールパネル15は、前記凹部43…の両側部に沿わせるようにして両第2縦フレーム23…間に配置され、第2縦フレーム23…に固着される支持板74,74にコントロールボックス16とともに複数のねじ部材75…で締結される。
このようなコントロールパネル15のフレームFへの支持構造によれば、コントロールパネル15がフレームFの第2縦フレーム23…から外方に突出することはない。
次にこの実施例の作用について説明すると、V型2気筒に構成されるエンジン本体11の出力軸17が発電機Gに同軸に連結され、該発電機Gの回転軸線に沿う方向すなわちエンジン本体11および発電機Gの並列方向18に沿って長い排気マフラー12が発電機Gの一側上部に沿って配置されている。したがって出力軸17の軸線に直交する方向でのエンジン発電機の幅を小さく設定することが可能となり、通路の壁際に設置しても通路の通行幅を確保することができる。
またマフラー12および発電機G間を隔てるダクト40内に、発電機Gと反対側を開放するとともにエンジン本体11とは反対側を閉じるように形成されて排気マフラー12を収容するマフラー収容室41が形成され、該マフラー収容室41内に、エンジン本体11からの冷却風および発電機Gからの冷却風が導入され、前記マフラー収容室41からの排風の排出方向および排気マフラー12からの排気方向が前記発電機Gと反対側に設定されている。すなわち前記ダクト40は、排気マフラー12および発電機G間を隔てる隔板部42aと、該隔板部42aの下端から前記発電機Gと反対側に延びる底板部42bと、前記隔板部42aの上部に連設されて排気マフラー12を上方から覆う天井板部43aと、隔板部42a、底板部42bおよび天井板部43aのエンジン本体11とは反対側の端部を結ぶ端板部44aとを備えるものであり、隔板部42a、底板部42b、天井板部43aおよび端板部44aで構成される前記マフラー収容室41が形成されており、マフラー収容室41のエンジン本体11側の端部に、エンジン本体11からの冷却風を取入れるためのエンジン側冷却風取入れ口67と、発電機Gからの冷却風を取入れるための発電機側冷却風取入れ口68とが端板部44a側を向くよう配置されている。
このようなマフラー収容室41には、図9の鎖線矢印で示すようにエンジン本体11からの冷却排風がマフラー収容室41にエンジン本体11側から導かれ、図9の破線矢印で示すように、発電機Gからの冷却排風がマフラー収容室41に導入され、マフラー収容室41からの排風の排出方向は発電機Gと反対側に設定されることになる。また排気マフラー12からの排気すなわち最終排気管39からの排気も前記発電機Gと反対側に設定されることになる。
すなわち排気マフラー12を冷却した後の排風および排気マフラー12からの排気の排出方向を発電機Gと反対側に定めているので、発電機Gを壁側に配置することで壁際への設置によっても運転に支承が生じることはない。
しかもエンジン本体11および発電機Gからの冷却排風を集合させて排気マフラー12の周囲に集中的に流すことにより排気マフラー12の冷却効率を高めることができる。また排気マフラー12をダクト40内のマフラー収容室41に収容するとともに排気マフラー12を冷却した後の冷却排風の吹き出し方向を発電機Gと反対側の一方向に定めることにより、発電機G等の他の部品側への排気マフラー12からの高熱の漏れを効果的に抑制し、発電機G等の他の部品への排気マフラー12からの高熱が及ぼす影響を小さく抑えることができる。しかもマフラー収容室41からの冷却排風は開口面積を比較的広くした排出口から排出されることになり、排風速度を低下させることによりエンジン発電機の周囲の環境に及ぼす影響を小さく抑えることができる。
また発電機側冷却風取入れ口68が、マフラー収容室41内で排気マフラー12の長手方向に沿って冷却風を流通させるようにして、前記排気マフラー12よりも下方に配置されるので、発電機Gからの冷却排風を排気マフラー12の配置方向に沿って効果的に流通させて排気マフラー12の冷却効率をより高めることができる。
ところで、コントロールパネル15は、マフラー収容室41の前記発電機Gとは反対側への開口方向に対して直交する左右いずれかの方向に臨んで配置されるものであり、この実施例では、前記出力軸17の軸線に直交する水平方向での前記エンジン本体11の幅に対応した幅を有するコントロールパネル15が前記エンジン本体11に関して前記発電機Gおよび前記排気マフラー12とは反対側で前記フレームFに取付けられる。
したがってマフラー収容室41からの冷却俳風の排出方向を建物の壁とは反対側に設置するようにしてエンジン発電機を壁際に設置したときに、コントロールパネル15を操作し易い位置に配置することができる。
また発電機Gの上方に配置される燃料タンク13がフレームFに支持され、前記ダクト40は、燃料タンク13および排気マフラー12間を隔絶するように形成され、ダクト40が備える天井板部43aの上方に燃料タンク13が配置されるので、排気マフラー12で生じる音が上方に漏れることを抑制するとともに、排気マフラー12からの高熱が燃料タンク12に影響を及ぼさないようにすることができ、高温となる排気マフラー12からの熱的影響が燃料タンク13に及ぶことを回避して燃料タンク13を排気マフラー12側に近づけてコンパクトな配置とすることができる。
さらにエンジン本体11および発電機Gの並列方向18に沿ってエンジン本体11側の端部でフレームfは、並列方向18に沿う発電機G側に凹む凹部34を上下方向中間部で形成するように屈曲して上下に延びる左右一対の第2縦フレーム23…と、それらの第2縦フレーム23…の上端間を結ぶ第2上連結フレーム24とを有し、エンジン本体11の上方を覆うようにしてフレームFの最上部に取付けられる上部カバー71の上端および前記第2上連結フレーム44間の両縦フレーム23…における上部傾斜部23b…の長さLが作業員による把持を可能とした値に設定されている。
このため第2上連結フレーム24をエンジン本体11に対する保護部材として用いることができるとともに、上部カバー71および第2上連結フレーム24間で両第2縦フレーム23…の上部を把持することが可能であり、また第2両縦フレーム23…の上部が傾斜しているので左右2人の作業者がエンジン発電機を持ち上げる作業等が容易となるとともに、そのための両第2縦フレーム23…の上方への突出量も比較的小さく抑えることができる。
しかも第2縦フレーム23…の屈曲部と、前記並列方向18に沿う一方端で前記フレームFが備える左右一対の第1縦フレーム21…とが、上部横フレーム27…を介して相互に連結されるので、屈曲していることによる第2縦フレーム23…の強度低下を上部横フレーム27…で補強することができる。
さらに第2縦フレーム23…で形成される凹部34…に、前記フレームFから外方にはみ出すことがないようにしてコントロールパネル15が配置されるので、コントロールパネル15をフレームFでガードしつつ、フレームFからコントロールパネル15が突出しないようにして全体構成をよりコンパクトに構成することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
エンジン発電機の一部切欠き正面図 図1の2矢視平面図 図2から燃料タンクおよびカバーを取り外した状態の平面図 図1の4矢視図 図4の5矢視図 フレーム、燃料タンク、上部カバー、保護カバーおよびコントロールパネルの分解斜視図 フレームおよびダクトの分解斜視図 発電機、排気マフラーおよびダクトの相対配置を示すための斜視図 空気の流れを説明するためのエンジン発電機の概念図
11・・・エンジン本体
12・・・排気マフラー
13・・・燃料タンク
15・・・コントロールパネル
40・・・ダクト
41・・・マフラー収容室
42a・・隔板部
42b・・底板部
43a・・天井板部
44a・・端板部
67・・・エンジン側冷却風取入れ口
68・・・発電機側冷却風取入れ口
E・・・・エンジン
F・・・・フレーム
G・・・・発電機

Claims (4)

  1. 排気マフラー(12)を有するエンジン(E)のエンジン本体(11)と、該エンジン(E)で駆動される発電機(G)とが、互いに並列した状態で開放型のフレーム(F)に、該フレーム(F)で囲われるようにして搭載されるエンジン発電機であって、
    前記エンジン(E)が、そのエンジン本体(11)に冷却風を強制的に導くエンジン用冷却ファン(64)を、また前記発電機(G)が、その発電機(G)内部に冷却風を強制的に導く発電機用冷却ファン(65)をそれぞれ備えるものにおいて、
    前記排気マフラー(12)が前記発電機(G)の一側上方に配置され、
    該排気マフラー(12)および前記発電機(G)間を隔てる隔板部(42a)と、該隔板部(42a)の下端から前記発電機(G)と反対側に延びる底板部(42b)と、前記隔板部(42a)の上部に連設されて排気マフラー(12)を上方から覆う天井板部(43a)と、前記隔板部(42a)、前記底板部(42b)および前記天井板部(43a)の前記エンジン本体(11)とは反対側の端部相互を結ぶ端板部(44a)とを備えるダクト(40)が前記フレーム(F)内に配置、固定され、
    そのダクト(40)内には、前記発電機(G)と反対側を開放するとともに前記エンジン本体(11)とは反対側を前記端板部(44a)で閉じたマフラー収容室(41)が、該収容室(41)に前記排気マフラー(12)を収容するようにして形成され、
    前記マフラー収容室(41)の前記エンジン本体(11)側の端部に、前記エンジン本体(11)からの冷却風を取入れるためのエンジン側冷却風取入れ口(67)と、前記発電機(G)からの冷却風を取入れるための発電機側冷却風取入れ口(68)とが前記端板部(44a)側を向くように配置され
    前記発電機側冷却風取入れ口(68)は、前記発電機(G)のエンジン本体(11)側の端部に設けられて前記発電機用冷却ファン(65)を囲むファンカバー(66)の、前記端板部(44a)との対向面に形成されていて、該ファンカバー(66)の冷却風出口を兼ねることを特徴とするエンジン発電機。
  2. 前記発電機側冷却風取入れ口(68)が、前記マフラー収容室(41)内で前記排気マフラー(12)の長手方向に沿って冷却風を流通させるようにして、前記排気マフラー(12)よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1記載のエンジン発電機。
  3. 前記天井板部(43a)の上方に燃料タンク(13)が配置されることを特徴とする請求項1または2記載のエンジン発電機。
  4. 前記マフラー収容室(41)の前記発電機(G)とは反対側への開口方向に対して直交する左右いずれかの方向に臨んでコントロールパネル(15)が配置されることを特徴とする請求項1〜3のいすれかに記載のエンジン発電機。
JP2006197287A 2006-07-19 2006-07-19 エンジン発電機 Expired - Fee Related JP4700571B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197287A JP4700571B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 エンジン発電機
RU2007119518/09A RU2342545C1 (ru) 2006-07-19 2007-05-25 Система двигателя-генератора
CN2007101054653A CN101109309B (zh) 2006-07-19 2007-05-31 发动机发电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197287A JP4700571B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 エンジン発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008025419A JP2008025419A (ja) 2008-02-07
JP4700571B2 true JP4700571B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=39041530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006197287A Expired - Fee Related JP4700571B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 エンジン発電機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4700571B2 (ja)
CN (1) CN101109309B (ja)
RU (1) RU2342545C1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4943405B2 (ja) * 2008-10-28 2012-05-30 ヤンマー株式会社 エンジン発電機
CN102588094A (zh) * 2012-03-02 2012-07-18 重庆润通动力有限公司 发动机驱动式发电机
CN102562286A (zh) * 2012-03-02 2012-07-11 重庆润通动力有限公司 发动机驱动式发电机
CN105545483B (zh) * 2016-02-01 2018-01-16 无锡开普机械有限公司 静音型发电机组的进气消音结构
CN105545471B (zh) * 2016-02-01 2018-03-16 无锡开普机械有限公司 发电机组的风道结构
JP2020148104A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 本田技研工業株式会社 エンジン発電機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60209634A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 Honda Motor Co Ltd 可搬型エンジン作業機
JPH07119480A (ja) * 1993-10-21 1995-05-09 Suzuki Motor Corp エンジン作業機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2141782B (en) * 1983-05-11 1987-01-07 Honda Motor Co Ltd Portable engine-generator sets
JP3815703B2 (ja) * 1997-07-24 2006-08-30 本田技研工業株式会社 エンジン発電機
JP3934896B2 (ja) * 2001-09-25 2007-06-20 本田技研工業株式会社 エンジン発電機
WO2005005806A1 (ja) * 2003-07-10 2005-01-20 Honda Motor Co., Ltd. エンジン駆動式発電機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60209634A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 Honda Motor Co Ltd 可搬型エンジン作業機
JPH07119480A (ja) * 1993-10-21 1995-05-09 Suzuki Motor Corp エンジン作業機

Also Published As

Publication number Publication date
RU2342545C1 (ru) 2008-12-27
JP2008025419A (ja) 2008-02-07
CN101109309A (zh) 2008-01-23
CN101109309B (zh) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6784560B2 (en) Engine generator
JP4700571B2 (ja) エンジン発電機
JP3934896B2 (ja) エンジン発電機
JP5612213B2 (ja) エンジン発電機
JP2002004857A (ja) 防音型エンジン駆動作業機
JP6247718B2 (ja) 低騒音型発電装置
JP3728144B2 (ja) 防音型エンジン駆動作業機
JP2008025421A (ja) エンジン発電機
JP5850024B2 (ja) 作業機械
JP5807954B2 (ja) エンジン作業機
JP2017026187A (ja) 空気調和装置
JP4829059B2 (ja) エンジン発電装置
JP2006312894A (ja) エンジン駆動作業機
JP3934898B2 (ja) エンジン発電機
JP4700572B2 (ja) エンジン駆動作業機
JP3712664B2 (ja) 防音型発電装置
JP3974515B2 (ja) エンジン作業機
JP4226279B2 (ja) エンジン発電機
JP4091797B2 (ja) 防音型エンジン発電機
JP2004011491A (ja) 発電装置
JP2008196639A (ja) ユニットベース
JP2010222996A (ja) エンジン発電機
JP2024003507A (ja) 車両用発電ユニットの冷却構造
JP2003193859A (ja) 防音型発電装置
JP2003201837A (ja) 防音型発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100922

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4700571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees