JP2010222996A - エンジン発電機 - Google Patents

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重晴 安居
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Abstract

【課題】燃料タンクを効率良く冷却して、冷却性を向上することが可能なエンジン発電機を提供する。
【解決手段】発電機20と燃料タンク30との間に設けられ燃料タンク30を所定の間隔D1を隔てて覆う上側板871を備え、上側板871と燃料タンク30との間には、冷却風が流れる第三通風路78が設けられ、上側板871のエンジン10とは反対側の端部側は、第三通風路78に冷却風が入る入口部781とされ、上側板871のエンジン10側の端部側は、第三通風路78を通過した冷却風が出る出口部782とされるものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、発電機をエンジンによって駆動するエンジン発電機に関し、詳しくは、エンジン発電機に係る冷却構造の技術に関する。
従来、エンジン発電機に係る冷却構造の技術は公知となっている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されているエンジン発電機は、筐体内においてエンジンおよび発電機が並べて設けられ、発電機の上方に燃料タンクが設けられる。筐体の両側面下部であってエンジン側および発電機側には、筐体内に外気を導入する導入口がそれぞれ設けられ、各導入口から筐体内に導入された外気(冷却風)によりエンジン発電機を冷却することが可能である。
しかし、特許文献1に記載されているエンジン発電機では、各導入口が筐体の下部に設けられているため、筐体内の上部に設けられている燃料タンクに十分な冷却風が届かず、燃料タンクを効率良く冷却することができない、という問題があった。つまり、燃料タンクの表面温度が上昇すると燃料タンク内の燃料温度が上昇し、これにより燃料噴射量が変化したり、体積膨張によって燃料が漏れたりするおそれがある。
特開2008−14164号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、燃料タンクを効率良く冷却して、冷却性を向上することが可能なエンジン発電機を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、冷却ファンを有するエンジンと、前記エンジンと水平方向に並べて設けられ前記エンジンによって駆動される発電機と、前記発電機の上方に設けられ前記エンジンの燃料を溜める燃料タンクと、前記エンジン、前記発電機および前記燃料タンクを収納するケース部材と、を備えるエンジン発電機であって、前記発電機と前記燃料タンクとの間に設けられ前記燃料タンクを所定の間隔を隔てて覆うカバー部材を備え、前記カバー部材と前記燃料タンクとの間には、冷却風が流れる通風路が設けられ、前記カバー部材の前記エンジンとは反対側の端部側は、前記通風路に冷却風が入る入口部とされ、前記カバー部材の前記エンジン側の端部側は、前記通風路を通過した冷却風が出る出口部とされるものである。
請求項2においては、前記ケース部材と前記燃料タンクとの間には、冷却風の通路となるダクト部材が設けられ、前記ダクト部材の前記燃料タンク側には、前記通風路の入口部へ冷却風を導出する導出口が設けられ、前記導出口は、前記燃料タンクに対向するように設けられるものである。
請求項3においては、前記ダクト部材のケース部材側には、外部と連通されて外気を導入する一対の導入口が設けられ、前記一対の導入口は、前記導出口を挟んで水平方向において一方と他方とに振り分けて設けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、燃料タンクに沿って冷却風が流れるため、燃料タンクを効率良く冷却でき、さらに、この冷却風が出口部から流れ出てエンジンおよび発電機側を流れることにより、エンジン発電機の冷却性も向上することが可能である。
請求項2においては、燃料タンクに空気が直接的に当たるため、燃料タンクをさらに効率良く冷却でき、さらに、この冷却風が出口部から流れ出てエンジンおよび発電機側を流れることにより、エンジン発電機の冷却性も向上することが可能である。
請求項3においては、導出口から導入口までの距離が長くなってダクト部材を長くすることができるため、騒音の減衰効果が向上する。これにより、エンジン発電機の防音性能も向上することが可能である。
エンジン発電機を示す正面図。 エンジン発電機を示す左側面図。 エンジン発電機の内部構造を示す正面断面図。 第一ダクト部材、第二ダクト部材、第四ダクト部材、第五ダクト部材、および第六ダクト部材を示す平面一部断面図。 第二ダクト部材、第四ダクト部材および第五ダクト部材を示す左側面断面図。 ケース部材内の冷却風および排風の流れ示す正面断面図。 第一ダクト部材を示す平面断面図。 第一ダクト部材を示す斜視図。 第一ダクト部材の内部を模式的に示す図。 第二ダクト部材の内部を示す平面図。 第三ダクト部材および排気ダクト部材を示す正面断面図。 第三ダクト部材および排気ダクト部材を示す平面断面図。 第三ダクト部材を示す斜視図。
次に、発明を実施するための形態を説明する。
以下では、本発明に係るエンジン発電機の実施の一形態であるエンジン発電機1について、図1から図13を用いて説明する。
なお、以下の説明では、エンジン発電機1において操作パネル55(図1参照)が設けられる側を前方として「前後方向」を定義し、エンジン発電機1を前方から見たときに左側を左方として「左右方向」を定義し、重力が作用する方向を下方として「上下方向」を定義し、これら定義された方向を用いて説明を行う。
図1および図2に示すように、エンジン発電機1は、エンジン10と、発電機20と、燃料タンク30と、ベース部材40と、ケース部材50と、を備える。
エンジン10は、発電機20の駆動源となるものである。エンジン10は、シリンダブロック11と、オイルパン12と、シリンダヘッド13と、備える。シリンダブロック11内には、クランク軸15が水平方向(左右方向)に架設される。
シリンダブロック11の前側部には、燃料を高圧にして圧送する燃料噴射ポンプ14が設けられる。シリンダブロック11の左側および右側からは、クランク軸15の左端部および右端部がそれぞれ左方および右方に突出する。クランク軸15の右端部には、ケース部材50内に冷却風となる外気を導入する第一冷却ファン16が設けられる。
オイルパン12は、エンジン10の潤滑油を溜めるものである。オイルパン12は、シリンダブロック11の下側に設けられる。シリンダヘッド13は、シリンダブロック11の上側に設けられる。シリンダヘッド13の右部には、吸気ポートが設けられ、前記吸気ポートには、吸気管17を介してエアクリーナー171が接続される。シリンダヘッド13の左部には、排気ポートが設けられ、前記排気ポートには、排気管18の一端部が接続される。排気管18の途中には、排気上流側から順に第一サイレンサー181および第二サイレンサー182が設けられる。排気管18の他端部は、排気ガスを排出する排気口183とされる。第一サイレンサー181、第二サイレンサー182は、排気ケース部材51内に収納される。
排気ケース部材51は、側面視において略矩形状に構成される部材である。排気ケース部材51の上部からは、排気口183が上方に突出する。排気ケース部材51の左側板には、排風出口511・511・511・511が設けられる。排風出口511・511・511・511は、水平方向に長い複数の長孔が上下方向に配列されて構成される。
発電機20は、エンジン10によって駆動(発電)されるものである。発電機20は、エンジン10の左方に設けられる。つまり、発電機20は、エンジン10と水平方向(左右方向)に並べて設けられる。発電機20は、発電体となるロータ、ケース部材50内に冷却風となる外気を導入する第二冷却ファン21等を備え、前記ロータおよび第二冷却ファン21は、エンジン10のクランク軸15の左端部に設けられる。発電機20の前側には、バッテリ60が設けられる。
燃料タンク30は、エンジン10の燃料を溜めるものである。燃料タンク30は、発電機20の上方に設けられる。燃料タンク30は、正面視において略矩形状に構成される。
ケース部材50は、エンジン10、発電機20、燃料タンク30、バッテリ60等を収納するものである。ケース部材50には、第一ダクト部材81、第二ダクト部材82、第三ダクト部材83、第四ダクト部材84、第五ダクト部材85、第六ダクト部材86、および排風ダクト部材87が設けられる。
第一ダクト部材81は、ケース部材50内の右側においてエンジン10の前側に設けられる。第二ダクト部材82は、ケース部材50内の下側において発電機20の下側からエンジン10の下側にかけて設けられる。第三ダクト部材83は、ケース部材50内の左側において燃料タンク30の左側に設けられる。第四ダクト部材84は、ケース部材50内の左側において発電機20の前側に設けられる。第五ダクト部材85は、ケース部材50内の左側において発電機20の下側に設けられる。第六ダクト部材86は、ケース部材50内の右側においてエンジン10の後側に設けられる。排風ダクト部材87は、エンジン10および発電機20と燃料タンク30との上下間に設けられる。
ケース部材50は、正面視において略矩形状に構成される部材であって、ケース部材50の下側は開口する。ケース部材50の形状は、略矩形状に形成された天板(上側板)の四辺に、前側板、後側板、左側板、右側板がそれぞれ連なる。ケース部材50の前側板には、左右一対の第一導入口52・52および左右一対の第四導入口58・58が設けられるとともに、ケース部材50の左側板には、前後一対の第三導入口53・53が設けられる。
一対の第一導入口52・52および一対の第三導入口53・53は、いずれも外部と連通されて外気を導入するものである。つまり、第一冷却ファン16の回転により、一対の第一導入口52・52および一対の第三導入口53・53からケース部材50内に外気が導入され、この導入された外気は冷却風となる。一対の第一導入口52・52および一対の第三導入口53・53は、水平方向に長い複数の長孔が上下方向に配列されて構成される。
一対の第一導入口52・52は、ケース部材50の前側板下部において、右側に設けられる。つまり、一対の第一導入口52・52は、エンジン10側に設けられる。一対の第三導入口53・53は、ケース部材50の左側板上部において、前後に振り分けて設けられる。つまり、一対の第三導入口53・53は、燃料タンク30側に設けられる。
一対の第四導入口58・58は、外部と連通されて外気を導入するものである。つまり、第二冷却ファン21の回転により、一対の第四導入口58・58からケース部材50内に外気が導入され、この導入された外気は冷却風となる。一対の第四導入口58・58は、水平方向に長い複数の長孔が上下方向に配列されて構成される。一対の第四導入口58・58は、ケース部材50の前側板の左側に設けられる。つまり、一対の第四導入口58・58は、発電機20側に設けられる。
ケース部材50の前側板下部には、開閉扉54が設けられるとともに、ケース部材50の前側板上部には、操作パネル55が設けられる。開閉扉54は、水平方向に回動して開閉可能に構成され、開閉扉54を開閉することによって、ケース部材50内のバッテリ60、燃料フィルタおよび潤滑油等の点検や交換を容易にすることができる。操作パネル55には、エンジン発電機1の運転を制御するスイッチ類、発電された電力を出力する出力端子、エンジン発電機1の使用時間を計測するアワメータ、コンセント、電圧計、ランプ等が設けられる。
ケース部材50の左側板および右側板のそれぞれの上部には、作業者がエンジン発電機1を運搬する際に持ち手となるハンドル56・56が設けられる。ケース部材50の上側板には、エンジン発電機1を吊り下げる際にフックを引っ掛ける部分となる引掛部57が設けられる。ケース部材50の左側板には、排気ケース部材51が取り付けられる。ケース部材50の下部には、ベース部材40が取り付けられる。
ベース部材40は、エンジン10、発電機20、バッテリ60等を載置するものである。ベース部材40は、正面視において略矩形状に構成される部材であって、ベース部材40の上側は開口する。ベース部材40の形状は、略矩形状に形成された下側板の四辺に、前側板、後側板、左側板、右側板がそれぞれ連なる。
ベース部材40の左右両部には、前後一対の車軸42・42が設けられるとともに、各車軸42の両端部には、一対の車輪43・43が設けられ、車輪43・43・・・の回転によってエンジン発電機1が容易に移動可能となる。
図3、図4、図6から図8に示すように、第一ダクト部材81の前側および右側は、それぞれケース部材50の前側板および右側板に接続する。図7に示すように、第一ダクト部材81における左側板811と後側板812との間には、エンジン10の燃料噴射ポンプ14に対向する対向面813が形成される。対向面813の上部には、第一導出口814が設けられる。つまり、第一ダクト部材81の上端部側における対向面813の上部には、第一導出口814が設けられる一方、第一ダクト部材81の下端部側におけるケース部材50の前側板には、一対の第一導入口52・52が設けられる。
第一導出口814は、冷却風を導出するものである。第一導出口814は、対向面813に直交する方向から見たときに略矩形状に開口される。第一ダクト部材81内において、一対の第一導入口52・52から第一導出口814までの間には、第一通風路815が設けられる。第一通風路815内には、第一板状部材816・816・816(図8および図9参照)が設けられる。
図8および図9に示すように、第一板状部材816・816・816は、第一通風路815の内周壁の左右両側面から第一通風路815の中央側815A(図9参照)に向かって、一対の第一導入口52・52側(第一ダクト部材81の下端部側)から第一導出口814側(第一ダクト部材81の上端部側)へ傾斜(図9に示す傾斜角度α)して突出するように、冷却風が流れる方向において左右交互に設けられる。つまり、第一板状部材816・816・816は、第一導出口814から漏れる騒音を第一導出口814側に反射させるように設けられる。
第一板状部材816・816・816の傾斜角度(水平方向に対する傾斜角度)αは、騒音の減衰効果を十分に確保する観点から定められ、例えば、第一板状部材816・816・816の傾斜角度αは、30度とされる。第一板状部材816・816・816の突出先端部は、冷却風が流れる方向から見たときに重複(図9に示す重複長さL)するように設けられる。隣り合う第一板状部材816・816同士の最小間隔は、図9に示す間隔D2とされる。間隔D2は、冷却風の流れを十分に確保する観点から定められる。第一板状部材816・816・816の板面周囲には、第一吸音材816A・816A・816Aが貼り付けられる。第一吸音材816A・816A・816Aは、騒音を吸音することにより一対の第一導入口52・52から漏れる騒音を低減するものである。第一吸音材816A・816A・816Aは、例えば、グラスウール、ウレタン、ゴムウレタンによって構成される。
図3から図6、図10に示すように、第二ダクト部材82は、平面視において略L形状に構成される。第二ダクト部材82の下側は、ベース部材40の下側板に接続する。第二ダクト部材82は、第一ダクト部821と、第二ダクト部822と、を有する。
第一ダクト部821は、前後方向に設けられる。第一ダクト部821の前端部には、第二導入口821Aが設けられる。第二ダクト部822は、左右方向に設けられる。第二ダクト部822の左端部は、第一ダクト部821の後端部に連通する。第二ダクト部822の上側板の右端部には、第二導出口823が設けられる。
第二導出口823は、冷却風を導出するものである。第二導出口823は、平面視において略矩形状に開口される。第二導出口823は、エンジン10のオイルパン12の下面に対向するように設けられる。第二ダクト部材82内において、第二導入口821Aから第二導出口823までの間には、第二通風路824が設けられる。第二通風路824内には、第二板状部材825・825・825(図10参照)が設けられる。
図10に示すように、第二板状部材825・825・825は、第二通風路824の内周壁の前後両側面から、第二通風路824の中央側824Aに向かって第二ダクト部材82の左端部側(第二導入口821A側)から第二ダクト部材82の右端部側(第二導出口823側)へ傾斜(図10に示す傾斜角度α)して突出するように、冷却風が流れる方向において前後交互に設けられる。つまり、第二板状部材825・825・825は、第二導出口823から漏れる騒音を第二導出口823側に反射させるように設けられる。
第二板状部材825・825・825の傾斜角度(水平方向に対する傾斜角度)αは、騒音の減衰効果を十分に確保する観点から定められ、例えば、第二板状部材825・825・825の傾斜角度αは、30度とされる。第二板状部材825・825・825の突出先端部は、冷却風が流れる方向から見たときに重複(図10に示す重複長さL)するように設けられる。隣り合う第二板状部材825・825同士の最小間隔は、図10に示す間隔D2とされる。間隔D2は、冷却風の流れを十分に確保する観点から定められる。第二板状部材825・825・825の板面周囲には、第二吸音材825A・825A・825Aが貼り付けられる。第二吸音材825A・825A・825Aは、騒音を吸音することにより第二導入口821A側(一対の第四導入口58・58)から漏れる騒音を低減するものである。第二吸音材825A・825A・825Aは、例えば、グラスウール、ウレタンによって構成される。
図3、図6、図11から図13に示すように、第三ダクト部材83の左側は、ケース部材50の左側板に接続する。第三ダクト部材83の右側板には、第三導出口831が設けられる。つまり、第三ダクト部材83の右側(エンジン10側)には、第三導出口831が設けられる一方、第三ダクト部材83の左側(エンジン10とは反対側)におけるケース部材50の左側板には、一対の第三導入口53・53が設けられる。
第三導出口831は、冷却風を導出するものである。第三導出口831は、側面視において略矩形状に開口される。第三導出口831は、燃料タンク30の左側面に対向するように設けられる。第三導出口831は、第三ダクト部材83の前後方向において略中央部に設けられる。つまり、第三導出口831は、一対の第三導入口53・53の前後間の略中央部に設けられ、一対の第三導入口53・53は、第三導出口831を挟んで前後に振り分けて設けられる。
図3から図6に示すように、第四ダクト部材84の左側は、ケース部材50の左側板に接続し、第四ダクト部材84の前側は、ケース部材50の前側板に接続する。第四ダクト部材84の下側は、冷却風を導出する第四導出口841とされる。第四ダクト部材84の上端部側におけるケース部材50の前側板には、一対の第四導入口58・58が設けられる。
なお、詳細な説明は省略するが、第四ダクト部材84内にも第一板状部材816・816・816または第二板状部材825・825・825に相当する板状部材が設けられる。
第五ダクト部材85の前側には、第五導入口851が設けられる。第五ダクト部材85の上側板には、冷却風を導出する第五導出口852が設けられる。第五導出口852は、第五ダクト部材85の上側板に開口される。
図4に示すように、第六ダクト部材86には、冷却風を導出する第六導出口861が設けられる。第六導出口861は、エンジン10の右側後部に対向するように設けられる。第六ダクト部材86の後側におけるケース部材50の後側板には、外部と連通されて外気を導入する第六導入口59が設けられる。
なお、詳細な説明は省略するが、第四ダクト部材84および第六ダクト部材86内にも第一板状部材816・816・816または第二板状部材825・825・825に相当する板状部材を設けることが可能である
図2、図3、図6、図11に示すように、排風ダクト部材87は、上側板871と、前後一対の側板872・872とが組み合わされて構成され、排風ダクト部材87の左側、右側および下側は、それぞれ開口する。排風ダクト部材87の上方には、燃料タンク30が収納され、排風ダクト部材87の下方には、エンジン10、発電機20が収納される。
上側板871の左端部は、排気ケース部材51の右側板に連なり、上側板871の右端部は、エンジン10(シリンダヘッド13)の左側に至る。上側板871の左端部側(エンジン10とは反対側)には、第三通風路78に冷却風が入る入口部781が設けられる一方、上側板871の右端部側(エンジン10側)には、第三通風路78から冷却風が出る出口部782が設けられる。上側板871の右端部には、燃料タンク30の右下角部近傍で上方に折れ曲がって傾斜する傾斜部871Bが設けられる。
排風ダクト部材87の前後一対の側板872・872の左端部は、それぞれ排気ケース部材51の右側板に連なり、前後一対の側板872・872の右端部は、上側板871よりもさらに右方であってシリンダヘッド13の側方(エアクリーナー171近傍)に至る。
排風ダクト部材87の上側板871は、発電機20と燃料タンク30との間に設けられ、燃料タンク30の下面から所定の間隔D1を隔てて燃料タンク30の下面を覆う。間隔D1は、冷却風の流れを十分に確保する観点から定められる。上側板871と燃料タンク30との間には、第三通風路78が形成される。
上側板871の上面には、吸音材871Aが貼り付けられる。吸音材871Aは、騒音を吸音することにより一対の第三導入口53・53から漏れる騒音を低減するものである。吸音材871Aは、例えば、グラスウール、ウレタン、ゴムウレタンによって構成される。
以上のような構成において、エンジン発電機1においてケース部材50内の冷却風および排風の流れは、図4から図6、図11および図12に示すようになる。
図4および図6に示すように、第一ダクト部材81では、一対の第一導入口52・52から導入された外気(冷却風)911・911が、第一ダクト部材81内を通って第一導出口814から冷却風912となって燃料噴射ポンプ14に向けて導出され、冷却風912により燃料噴射ポンプ14が冷却される。そして、冷却風912は燃料噴射ポンプ14を冷却した後、エンジン10全体を冷却する(図4および図6に示す冷却風913)。
次に、図6に示すように、第三ダクト部材83では、一対の第三導入口53・53から導入された外気(冷却風)931・931が、第三ダクト部材83内を通って第三導出口831から冷却風932となって燃料タンク30に向けて導出され、冷却風932が燃料タンク30の周囲(第三通風路78等)を通って燃料タンク30が冷却される。そして、冷却風932は燃料タンク30を冷却した後、エンジン10全体を冷却する(図6に示す冷却風933)。冷却風933は、排風ダクト部材87の傾斜部871Bによって、上側板871の右端部から滑らかに右方に流れる。
ここで、第三ダクト部材83の冷却風932の詳細な流れについて、図11および図12を用いて説明する。冷却風932は、燃料タンク30の上側を通る上側冷却風932A、燃料タンク30の下側(第三通風路78)を通る下側冷却風932B、燃料タンク30の後側を通る後側冷却風932C、燃料タンク30の前側を通る前側冷却風932Dに分かれる。上側冷却風932Aは燃料タンク30の上側を冷却し、下側冷却風932Bは燃料タンク30の下側を冷却し、後側冷却風932Cは燃料タンク30の後側を冷却し、前側冷却風932Dは燃料タンク30の前側を冷却する。
次に、図4から図6に示すように、第四ダクト部材84では、一対の第四導入口58・58から導入された外気(冷却風)941・941が、第四ダクト部材84内を通って冷却風942および冷却風943となって、第四導出口841から第二ダクト部材82および第五ダクト部材85に向けて導出される。
そして、第二ダクト部材82では、第四ダクト部材84からの冷却風942が第二導入口821Aから導入され、冷却風921となって第二ダクト部材82内(第二通風路824)を通って第二導出口823からオイルパン12に向けて導出され、冷却風921によりオイルパン12が冷却される。そして、冷却風921はオイルパン12を冷却した後、エンジン10全体を冷却する(図4および図6に示す冷却風922、923)。
そして、第五ダクト部材85では、第四ダクト部材84からの冷却風943が第五導入口851から導入され、冷却風951となって第五ダクト部材85内を通って第五導出口852から発電機20に向けて導出され、冷却風951により発電機20が冷却される。そして、冷却風951は発電機20を冷却した後、排風ダクト部材87の下側から排風ダクト部材87内に流れ込む(図6に示す冷却風952)。
そして、図4に示すように、第六ダクト部材86では、第六導入口59から導入された外気(冷却風)961が、第六ダクト部材86内を通って第六導出口861から冷却風962となってエンジン10の右側後部に向けて導出され、エンジン10全体を冷却する(図4に示す冷却風962)。
こうして、図6に示すように、第一ダクト部材81からの冷却風912、第二ダクト部材82からの冷却風921、第三ダクト部材83からの冷却風932、第五ダクト部材85からの冷却風951、および第六ダクト部材86からの冷却風962(図4参照)は、排風ダクト部材87から排気ケース部材51内を通って、排気管18や第一サイレンサー181および第二サイレンサー182を冷却した後(図6に示す冷却風97)、排気ケース部材51の排風出口511・511・511・511から外部へ排出される(図6に示す排風98)。
以上のようにエンジン発電機1は、第一冷却ファン16を有するエンジン10と、エンジン10と水平方向に並べて設けられ、エンジン10によって駆動される発電機20と、発電機20の上方に設けられ、エンジン10の燃料を溜める燃料タンク30と、エンジン10、発電機20および燃料タンク30を収納するケース部材50と、を備えるエンジン発電機1であって、発電機20と燃料タンク30との間に設けられ、燃料タンク30を所定の間隔D1を隔てて覆う排風ダクト部材87の上側板871を備え、上側板871と燃料タンク30との間には、冷却風が流れる第三通風路78が設けられ、上側板871のエンジン10とは反対側の端部側は、第三通風路78に冷却風が入る入口部781とされ、上側板871のエンジン10側の端部側は、第三通風路78を通過した冷却風が出る出口部782とされるものである。
このような構成により、燃料タンク30に沿って冷却風が流れるため、燃料タンク30を効率良く冷却しでき、さらに、この冷却風が出口部782から流れ出てエンジン10および発電機20側を流れることにより、エンジン発電機1の冷却性も向上することが可能である。
そして、ケース部材50と燃料タンク30との間に設けられ、冷却風の通路となる第三ダクト部材83を備え、第三ダクト部材83の燃料タンク30側には、第三通風路78の入口部781へ冷却風を導出する第三導出口831が設けられ、第三導出口831は、燃料タンク30に対向するように設けられるものである。
このような構成により、燃料タンク30に空気が直接的に当たるため、燃料タンク30をさらに効率良く冷却でき、さらに、この冷却風が出口部782から流れ出てエンジン10および発電機20側を流れることにより、エンジン発電機1の冷却性も向上することが可能である。
また、第三ダクト部材83のケース部材50側には、外部と連通されて外気を導入する一対の第三導入口53が設けられ、一対の第三導入口53は、第三導出口831を挟んで水平方向において一方と他方とに振り分けて設けられるものである。
このような構成により、第三導出口831から一対の第三導入口53までの距離が長くなって第三ダクト部材83を長くすることができるため、騒音の減衰効果が向上する。これにより、エンジン発電機1の防音性能も向上することが可能である。
なお、第一導入口、第二導入口および第三導入口の開口形状、開口面積および開口数は、エンジン発電機を十分に冷却することができる外気を導入可能なものであれば特に限定しない。
また、第一導入口は、例えばケース部材の前側板に設けることもできる。
また、第一導出口、第二導出口および第三導入口の開口形状、開口面積および開口数は、エンジン発電機を十分に冷却することができる外気を導出可能なものであれば特に限定しない。
また、板状部材の枚数、傾斜角度、重複長さは、騒音の減衰効果を十分に確保することができるものであれば特に限定しない。
1 エンジン発電機
10 エンジン
16 第一冷却ファン(冷却ファン)
20 発電機
30 燃料タンク
50 ケース部材
53 第三導入口(導入口)
78 第三通風路(通風路)
83 第三ダクト部材(ダクト部材)
781 入口部
782 出口部
831 第三導出口(導出口)
871 上側板(カバー部材)
D1 間隔

Claims (3)

  1. 冷却ファンを有するエンジンと、前記エンジンと水平方向に並べて設けられ前記エンジンによって駆動される発電機と、前記発電機の上方に設けられ前記エンジンの燃料を溜める燃料タンクと、前記エンジン、前記発電機および前記燃料タンクを収納するケース部材と、を備えるエンジン発電機であって、前記発電機と前記燃料タンクとの間に設けられ前記燃料タンクを所定の間隔を隔てて覆うカバー部材を備え、前記カバー部材と前記燃料タンクとの間には、冷却風が流れる通風路が設けられ、前記カバー部材の前記エンジンとは反対側の端部側は、前記通風路に冷却風が入る入口部とされ、前記カバー部材の前記エンジン側の端部側は、前記通風路を通過した冷却風が出る出口部とされるエンジン発電機。
  2. 前記ケース部材と前記燃料タンクとの間には、冷却風の通路となるダクト部材が設けられ、前記ダクト部材の前記燃料タンク側には、前記通風路の入口部へ冷却風を導出する導出口が設けられ、前記導出口は、前記燃料タンクに対向するように設けられる請求項1に記載のエンジン発電機。
  3. 前記ダクト部材のケース部材側には、外部と連通されて外気を導入する一対の導入口が設けられ、前記一対の導入口は、前記導出口を挟んで水平方向において一方と他方とに振り分けて設けられる請求項2に記載のエンジン発電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114790938A (zh) * 2021-01-26 2022-07-26 丁士才 一种节能型风冷柴油数码发电机组

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