JP4091797B2 - 防音型エンジン発電機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと発電機とを発電機筐体に内装してパッケージ型に構成した防音型エンジン発電機の構成に関し、特に発電機筐体内が仕切板により複数の部屋に分割される防音型エンジン発電機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンと発電機とを発電機筐体に内装した防音型エンジン発電機においては、発電機筐体内が仕切板により複数の部屋に分割され、一方の部屋にエンジンや発電機や燃料タンク等を収容し、他方の部屋に冷却ファンの送風口を開口したり、排気マフラーを収容したりしたものがある。
一方の部屋に収容される燃料タンクは、その上面から斜上方へ向けて給油パイプが延出しており、給油パイプの上端は給油口となっている。
【0003】
そして、近年のエンジン発電機のコンパクト化の要請により、発電機筐体を小型にすると、燃料タンクの上方に他方の部屋が位置する場合があるが、このような場合には、給油パイプが、一方の部屋から他方の部屋へ仕切板を通じて貫通することとなる。
このように、給油パイプが一方の部屋から他方の部屋へ貫通する構造では、仕切板における給油パイプの貫通部分に形成された貫通孔を通じて、一方の部屋と他方の部屋とが連通し、一方の部屋内で発生するエンジンや発電機からの騒音が、この貫通部分を通じて他方の部屋へ漏れ出て騒音が大きくなってしまう。
従って、このような場合には、仕切板の貫通孔と貫通する給油パイプとの間にゴム部材を介装して両者の隙間をシールし、一方の部屋から他方の部屋への騒音の漏出を防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、発電機筐体に対する燃料タンクの取付位置や、燃料タンクに対する給油パイプの取付位置等は、取付誤差によりそれぞれのエンジン発電機で異なるため、仕切板の貫通孔と給油パイプとの隙間の大きさもそれぞれ変化することとなる。従って、同じ形状に加工したゴム部材により両者の隙間をシールした場合、全てのエンジン発電機に対して良好なシール性を確保することは困難である。特に、燃料パイプはその多くが斜上方へ延出しているので、良好なシール性を得ることが困難である。
また、仕切板の貫通孔と給油パイプとの隙間にゴム部材を介装するためには、ゴム板を支持する支持部材が必要となり、構造が複雑でコスト高となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。即ち、請求項1においては、発電機筐体内が仕切板により複数の部屋に分割され、一方の部屋に収容される燃料タンクの給油パイプが、仕切板を貫通して一方の部屋から他方の部屋へ延出する防音型エンジン発電機において、他方の部屋内に位置する給油パイプをカバー部材にて覆い、該カバー部材により、他方の部屋内における給油パイプ周囲の空間とその他の空間とを仕切った。
【0006】
また、請求項2においては、前記カバー部材と仕切板との間にシール部材を介装した。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の防音型エンジン発電機の外観を示す斜視図、図2はエンジン発電機の内部を示す側面図、図3は同じくエンジン発電機の内部を示す正面図、図4は給油パイプの近傍部分を示す側面図、図5は同じく正面図、図6は同じく底面図である。
【0008】
本発明の防音型エンジン発電機の全体構成について説明する。図1から図3に示すように、防音型エンジン発電機に構成されるエンジン発電機1は、フレーム10及び防音カバー5にて構成される発電機筐体内に、エンジン11及び発電機12等を収納して構成されている。
【0009】
エンジン発電機1は前後一側(前側)の短辺側の側面にコントロールパネル2を設けて、発電機筐体内に配置したコントロールボックス26内に制御装置を配置し、長辺側の側面に電源取出口3を配置するとともに、開閉扉4・4を設けている。コントロールパネル2において、エンジン発電機1の操作を行うとともに、運転状態の表示を行うものである。そして、エンジン発電機1にて発電した電力を、電源取出口3から取り出すことが可能となっている。
また、電源取出口3が配置される側面の後部には、給油を行うための給油口19aが設けられている。
【0010】
エンジン発電機1内部においては、エンジン11の一側(図2における左側)に発電機12が接続されており、エンジン11の出力軸により発電機12が駆動されている。
発電機筐体内には、エンジン11及び発電機12の他に、燃料タンク13やバッテリ14等が配設されている。
エンジン11および発電機12は防振材を介して下部フレーム10に取付けられており、フレーム10や防音カバー5に伝達される振動を低減し、騒音を抑制している。
【0011】
また、エンジン11の上方にはエアクリーナ16及び吸気チャンバー15が配置されており、該吸気チャンバー15には吸気パイプ134を介して空気が導入される。吸気チャンバー15はエアクリーナ16に接続されており、吸気チャンバー15を介してエアクリーナ16に空気が供給される。また、エアクリーナ16に導入された空気は、エンジン11に供給される。
【0012】
一方、エンジン11の他側(図2における右側)には、冷却ファン21、ラジエータ17、排気マフラー20が配設されている。該排気マフラー20は、ベースマフラー23とサブマフラー22とで構成されており、排気マフラー20の上方には冷却風ガイド24が配設されている。
また、燃料タンク13の上面からは給油パイプ19が延出しており、該給油パイプ19の上端が給油口19aとなっている。該給油口19aは蓋体で閉じて外部に露出しており、扉を開ける等しなくても、外部から直接給油ができるように構成されている。
【0013】
発電機筐体であるフレーム10及び防音カバー5にて覆われるエンジン発電機1内部は、上部隔壁18a、垂直隔壁18b、及び下部隔壁18cといった仕切板にて複数の部屋に仕切られており、エンジン11、発電機12、及び燃料タンク13等が収容される第一室Aと、排気マフラー20及びラジエータ17が配置され、冷却ファン21の送風口38が開口する第二室Bとに分断されている。
【0014】
第二室B内では、冷却ファン21からの冷却風が、第二室B下部に位置する送風口38から導風してラジエータ17を冷却した後、第二室B上端の排風口30から外部へ排出される。この際、第二室B下部から上昇してくる冷却風は、第二室Bの上角部に配置される前記ガイド24により、排風口30側へ案内される。排風口30は、防音カバー5の上面略中央位置に設けられているため、防音カバー3上面の外周部から最も離れた位置にて排風を行うことができ、排風が周囲に与える影響を低減することができる。
また、第二室Bの上端に開口している排風口30と第一室Aとは、上部隔壁18a等により隔てられているので、第一室A内に配設されるエンジン11や発電機12から発生する騒音が、排風口30から外部へ漏れることを防止できる。
【0015】
次に、第二室B内に配設される排気マフラー20について説明する。排気マフラー20を構成するベースマフラー23及びサブマフラー22は、共に楕円柱形状に構成されており、側面視楕円状としてエンジン発電機1の短辺方向(図3における左右方向)に向けて配設されている。
ベースマフラー23及びサブマフラー22は上下平行に配置されており、下方に位置するベースマフラー23はエンジン発電機1の長辺方向に若干傾けた姿勢に排置されている。
【0016】
ベースマフラー23の両楕円面(左右側面)の下部には、それぞれベースステー32が固設されている。ベースステー32は、正面視にて略L字に形成した板状部材の垂直部32aと水平部32bとを、三角形状の板状部材32cで連結して補強した構成のものである。
ベースステー32の下方には、フレーム10に固設される取付ブラケット31が配置され、該取付ブラケット31にベースステー32をボルト等の締結部材により取付固定することで、ベースマフラー23をエンジン発電機1に取り付けている。
【0017】
また、ベースマフラー23の両側面の上部には、それぞれ連結部材となる連結ステー33が固設されており、サブマフラー22の両側面の下部には、それぞれ連結部材となる連結ステー34が固設されている。
このベースマフラー23の連結ステー33・33とサブマフラー22の連結ステー34・34とを、ボルト等の締結部材にて締結することで、該サブマフラー22がベースマフラー23に対して連結されている。これにより、サブマフラー22は、ベースマフラー23と一体的に連結した状態でエンジン発電機1に取り付けられることとなる。なお、サブマフラー22とベースマフラー23の楕円状に構成した側板はそれぞれ連結して支えるのに十分な剛性を有している。
【0018】
サブマフラー22の一側楕円面にはエンジン11の排気管29が接続されており、他側楕円面には連結パイプ35が接続されている。
ベースマフラー23の他側楕円面には連結パイプ36が接続され、一側楕円面には排気パイプ37が接続されている。
サブマフラー22の連結パイプ35とベースマフラー23の連結パイプ36とは締結部材等により接続されており、これによって両マフラー22・23の排気通路が連通されている。また、ベースマフラー23の排気パイプ37は上方へ延出している。
【0019】
そして、エンジン11からの排気ガスが、排気管29を通じてサブマフラー22に導入されるとともに、該サブマフラー22内を通過した後に連結パイプ35・36を通じてベースマフラー23に導入され、さらにベースマフラー23内を通過した後に、排気パイプ37を通じてエンジン発電機1の上面から外部へ排出されるように構成している。
【0020】
本実施例では、ベースマフラー23とサブマフラー22とは同一仕様のものを用いており、それぞれ左右一側の側板には排気入口が設けられ、他側に排気出口が設けられて、固設されるベースステー32及び連結ステー33・33と、連結ステー34・34とが異なるだけである。
このように、マフラー20を、ベースマフラー23とサブマフラー22といった同一仕様の複数の単体マフラーにて構成することで、部品の共通が図れてマフラー20のコストを低減することが可能となっている。
但し、ベースマフラー23とサブマフラー22とは、互いに異なる仕様のマフラーに構成することも可能である。
【0021】
また、エンジン発電機1全体をコンパクトに構成した場合には第二室B内のスペースが限られてしまい、第二室Bは細長いスペースとなったり、デッドスペースができたりする。この場合、マフラー20を一つの単体マフラーにて構成すると大容量のマフラーを設置するための大きなスペースを必要とするため第二室B内に収容できなくなるが、本実施例のように、マフラー20を、ベースマフラー23とサブマフラー22といった複数の単体マフラーにて構成し、両マフラー22・23を互いに連結して上下に並設することで、そのスペースに合わせた形状のマフラーを新たに製造することなく、上下方向の細長いスペースに効率よく配置できて、該マフラー20の容量を十分に確保することができる。
これにより、エンジン発電機1をコンパクトに構成しつつ、消音効果を高めることが可能となって、エンジン11の排気音を低減することができる。
【0022】
また、ベースマフラー23とサブマフラー22とは、連結ステー33・33と連結ステー34・34とを、締結部材にて締結することで連結されており、ベースマフラー23の入口側排気通路に連結している連結パイプ36の端部と、サブマフラー22の出口側排気通路に連結している連結パイプ35の端部は締結部材等により接続されているので、これらの締結状態を解除することで、ベースマフラー23とサブマフラー22とを分離することが可能となっている。
【0023】
尚、本例の排気マフラー20は、ベースマフラー23の上方にサブマフラー22を連結した2段マフラーに構成されているが、サブマフラー22の上部に連結ステーを固設し、該サブマフラー22の上方にさらにサブマフラー22等を連結する等した、多段マフラーに構成することも可能である。
また、ベースマフラー23とサブマフラー22とは、本例では上下に並設されているが、これに限らず水平(左右または前後)方向や斜め方向等の何れの方向に並設することもできる。
【0024】
前述のように、ベースマフラー23とサブマフラー22とは分離可能であるので、排気マフラー20を製造する際や排気マフラー20をエンジン発電機1へ組み込む際等には、排気マフラー20全体としてではなく、分割された単体のベースマフラー23及びサブマフラー22として取り扱うことができ、取り扱うマフラーの重量を抑えることができ、それぞれの作業者に対する身体的な負担を軽減することができる。
また、排気マフラー20を製造する際の型治具等にかかる費用を抑えることもできる。
さらに、排気マフラー20を運搬する際の単位重量を小さく抑えることができるので、排気マフラー20を、該排気マフラー20の製造場所からエンジン発電機1の組み立て場所へ(例えば排気マフラー20の製造メーカーから、排気マフラー20の購入者であるエンジン発電機1の製造メーカーへ)輸送する際の、輸送コストを低減することができる。
【0025】
また、排気マフラー20を構成するベースマフラー23には、該ベースマフラー23をエンジン発電機1へ取り付けるためのベースステー32・32が固設されており、ベースマフラー23及びサブマフラー22には、該サブマフラー22とベースマフラー23とを連結するための連結ステー33・33及び連結ステー34・34がそれぞれ固設されているので、互いに仕様が異なるエンジン発電機に対しても共通のベースマフラー23を用いつつ、該ベースマフラー23に連結するサブマフラー22をエンジン発電機の仕様に合わせて変更して、または、サブマフラー22の数を変更して上方に組み上げて、排気マフラー20全体としてエンジン発電機に応じた仕様の排気マフラーを構成することが可能となる。
即ち、ベースマフラー23を異なる仕様のエンジン発電機に対しても流用することができるため、部品の共通化を図ってコストを削減することができる。
【0026】
さらに、ベースマフラー23及びサブマフラー22には、当該マフラー22・23をエンジン発電機1の筐体や他の単体マフラーへ取り付けるための、ベースステー32や連結ステー33・34といった取付具が備えられているため、サブマフラー22を容量等の仕様によって適宜選択して、ベースマフラー23や他のサブマフラー22に組み合わせることができる。
これにより、排気マフラー20全体としての容量等の仕様に様々なバリエーションを持たせることができ、該排気マフラー20に汎用性を具備させることができる。
【0027】
次に、前記給油パイプ19周辺の構造について説明する。
図4〜図6に示すように、燃料タンク13の上方に位置する下部隔壁18cには、その端部を切り欠いた連通口39が形成されており、該連通口39により第一室Aと第二室Bとが連通している。
給油パイプ19は、燃料タンク13が配置される第一室Aから第二室Bへ向かって連通口39を貫通して第二室B内に位置し、該給油パイプ19先端の給油口19aは機外側に開放された凹部内に配置されている。
【0028】
第二室B内に位置する給油パイプ19の周囲には、給油パイプカバー51及び給油口カバー52が配設され、該給油パイプ19を覆っている。
給油パイプ19は、燃料タンク13上面から外側上方へ向かって延出しており、その上端部の給油口19aが給油口カバー52で構成される凹部内に配設されている。即ち、給油口カバー52は、後面断面視「く」字状に構成されて、第二室Bと外部とを仕切るものであり、該給油口カバー52の下斜面に貫通孔52aを開口して、該貫通孔52aを下方から上方へ給油パイプ19を貫通して上端部の給油口19aが、該給油口カバー52に覆われる如く凹部内に収容して外部に露出している。
【0029】
また、第二室B内に位置する給油パイプ19の内、給油口カバー52と下部隔壁18cとの間の部分の給油パイプ19が給油パイプカバー51にて覆われており、第二室B内における、給油パイプ19周辺の空間とそれ以外の空間とが給油パイプカバー51により仕切られている。
さらに、給油パイプカバー51の下端は下部隔壁18cにおける連通口39の周縁部と接続されているが、該下部隔壁18cと給油パイプカバー51の下端との間には、シリコン樹脂等にて構成されるシール部材53を介装してシールしている。
【0030】
第一室Aと第二室Bとは、下部隔壁18cに形成される連通口39により連通されているため、そのままでは第一室A内で発生するエンジン11からの騒音が第二室B内へ漏れ出すこととなる。
しかし、本実施例では、給油パイプカバー51及び給油口カバー52により連通口39の周縁部及び給油パイプ19を覆って、第二室B内における給油パイプ19が配置される部分の僅かな空間と、第二室B内におけるそれ以外の部分の空間とを仕切って分断しているので、第一室A内からの騒音は、第二室B内(第二室B内における給油パイプ19が配置される部分以外の部分の空間)へ漏れ出すことがない。
このように、給油パイプ19の周囲を、給油パイプカバー51及び給油口カバー52といったカバー部材により覆うことで、簡単な構成にて、第一室A内の騒音と第二室B内の騒音とを分離することができ、第一室A内で発生した騒音が第二室B内へ侵入して、該第二室Bから前記排風口30等を通じて外部へ漏れ出すことが防止でき、エンジン発電機1の騒音を抑えることができる。
【0031】
また、下部隔壁18cと、該下部隔壁18cと接続される給油パイプカバー51の下端との間は、シール部材53によりシールされているため、この下部隔壁18cと給油パイプカバー51との間から騒音が漏れ出すこともなく、第一室Aから第二室Bへの遮音を確実に行うことができる。
さらに、第一室Aと第二室Bとの間のシールは、給油パイプ19の周囲を覆う給油パイプカバー51と下部隔壁18cとの間で行われているため、該下部隔壁18cと下部隔壁18cを貫通する給油パイプ19との間にシール部材を設けた場合に比べて、シール性の良し悪しが給油パイプ19と下部隔壁18cとの間の位置精度等に左右されることがなく、シール性を安定且つ向上させることができるとともに、簡単な構造として低コストで確実なシールを行うことが可能となっている。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如く、発電機筐体内が仕切板により複数の部屋に分割され、一方の部屋に収容される燃料タンクの給油パイプが、仕切板を貫通して一方の部屋から他方の部屋へ延出する防音型エンジン発電機において、他方の部屋内に位置する給油パイプをカバー部材にて覆い、該カバー部材により、他方の部屋内における給油パイプ周囲の空間とその他の空間とを仕切ったので、
簡単且つ低コストな構成にて、全てのエンジン発電機に対して、一方の部屋内の騒音と他方の部屋内の騒音とを分離することができ、一方の部屋内で発生した騒音が他方の部屋内へ侵入して、該他方の部屋から排風口等を通じて外部へ漏れ出すことが防止でき、エンジン発電機の騒音を抑えることができる。
【0033】
さらに、請求項2記載の如く、前記カバー部材と仕切板との間にシール部材を介装したので、
この仕切板とカバー部材との間から騒音が漏れ出すこともなく、一方の部屋から他方の部屋への遮音を確実に行うことができる。
さらに、一方の部屋と他方の部屋との間のシールは、給油パイプの周囲を覆うカバー部材と仕切板との間で行われているため、仕切板と該仕切板を貫通する給油パイプとの間にシール部材を設けた場合に比べて、シール性の良し悪しが給油パイプの仕切板に対する位置精度等に左右されることがなく、シール性を安定且つ向上させることができるとともに、簡単な構造として低コストで確実なシールを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防音型エンジン発電機の外観を示す斜視図である。
【図2】エンジン発電機の内部を示す側面図である。
【図3】同じくエンジン発電機の内部を示す正面図である。
【図4】給油パイプの近傍部分を示す側面図である。
【図5】同じく正面図である。
【図6】同じく底面図である。
【符号の説明】
1 エンジン発電機
5 防音カバー
10 フレーム
11 エンジン
12 発電機
13 燃料タンク
18c 下部隔壁
19 給油パイプ
19a 給油口
39 連通口
51 給油パイプカバー
52 給油口カバー
53 シール部材

Claims (2)

  1. 発電機筐体内が仕切板により複数の部屋に分割され、一方の部屋に収容される燃料タンクの給油パイプが、仕切板を貫通して一方の部屋から他方の部屋へ延出する防音型エンジン発電機において、
    他方の部屋内に位置する給油パイプをカバー部材にて覆い、該カバー部材により、他方の部屋内における給油パイプ周囲の空間とその他の空間とを仕切ったことを特徴とする防音型エンジン発電機。
  2. 前記カバー部材と仕切板との間にシール部材を介装したことを特徴とする請求項1に記載の防音型エンジン発電機。
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