JPH0454226A - バーチカル型作業装置 - Google Patents

バーチカル型作業装置

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JPH0454226A
JPH0454226A JP16472390A JP16472390A JPH0454226A JP H0454226 A JPH0454226 A JP H0454226A JP 16472390 A JP16472390 A JP 16472390A JP 16472390 A JP16472390 A JP 16472390A JP H0454226 A JPH0454226 A JP H0454226A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンにより発電機等の作業機を駆動する
作業装置に関し、より具体的には、エンジンをそのクラ
ンク軸が垂直となる姿勢で配置し、その下側に作業機を
連結した形式の作業装置に関する。
[従来の技術] 上記形式の発電装置は例えば特開昭59−39934号
に示されている。この装置では、エンジンはカバーで覆
われているが、その下側の発電機は外部に露出している
。又、エンジンのカバーも比較的小さく、リコイルスタ
ータ等の一部のエンジン関係の機器は外部に露出してい
る。
このような構造では、エンジンや発電機の各部から生じ
る騒音を効果的に防止することはできない。すなわち、
この公報に記載の装置は、騒音に関してはさほど考慮さ
れていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記公報に記載の装置と同様にエンジンのク
ランク軸を概ね垂直に配置した作業装置において、主に
騒、音等に関する不具合を解消した装置を提供しようと
するものである。
すなわち、比較的大型のエンジン駆動式の発電装置では
、そこから発生する騒音が大きくなる可能性があり、又
、騒音防止性能が重要視される場合が多い。その点を考
慮すると、装置全体をカバー又はパッケージで覆うとよ
いが、そのようにすると、エンジンや作業機に対する冷
却性能に問題が生じる可能性がある。又、そのようにパ
ッケージ内にエンジン及び作業機を収容しても、バッ゛
ケージに設けた空気の出入口を通して外部に騒音が漏れ
る可能性もある。
本発明は、そのようにパッケージ内にエンジン及び作業
機を収容した装置において、騒音防止性能や冷却性能を
充分に高めた構造を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、箱形の外壁組立
体と複数の仕切り壁とを有するパッケージを設け、上記
仕切り壁によりパッケージの内部空間に、その最下部に
位置する第1室と、その上側に位置する第2室と、第2
室の上側に位置する第3室と、最上部に位置する第4室
とを形成し、第1室により、エンジンの吸気及び冷却風
を取り入れるための空気取り入れ通路を形成し、第2室
に、クランク軸が上下に延びる姿勢にあるエンジンと、
その下側に位置する作業機とを配置し、第3室により、
ラジェター設置空間と、ラジェター用冷却風取り入れ通
路と、第2室と外部空間とをつなぐ換気ダクトの設置空
間とを形成し、第4室によりマフラーの設置空間とラジ
ェター排風の通路とを形成したことを特徴としている。
[作用] 上記構成によると、エンジンや作業機を設置する室と、
ラジェターを設置する室が互いに独立しており、又、ラ
ジェター用の冷却風及び排風の通路とエンジン設置室用
の換気通路とが互いに独立しているので、個々の空間や
通路を、それらの本来の目的や空気流通抵抗及び騒音防
止性能を考慮して最適の容積及び寸法形状に設定するこ
とができ、従って、装置全体としての騒音防止性能及び
熱特性(冷却性能)を充分に向上させることができる。
[実施例] 第1図は本発明実施例の垂直断面略図であり、第2図〜
第4図は、それぞれ、第1図の■−■、■−■、IV−
IV断面略図である。
第1図において、エンジン1はそのクランク軸2(中心
線のみ図示)が垂直となる姿勢で配置されている。エン
ジン1の下側には発電機3が配置されており、その駆動
軸4(中心線のみ図示)も垂直な姿勢にある。クランク
軸2と駆動軸4とは、両者間に配置した減速機5により
連結されている。
エンジン1と発電機3と減速機5は互いに固定されてお
り、上下に長い1個の作業機ユニット6を形成している
。この作業機ユニット6全体はパッケージ10の内部に
配置されている。
パッケージ10は、基本的には、上下に長い概ね直方体
状の外壁組立体]1と、基礎(図示せず)上に据え付け
られて外壁組立体11の下端を支持する架台組立体12
と、外壁組立体11の内部に配置される3個の仕切り壁
15.16.17とを備えている。図面ではこれらの組
立体は単純化して示されているが、実際には、複数の板
状部材や柱及びアングル部材を互いに連結して構成され
ている。
第1図及び第2図に示す如く、外壁組立体1コは全体が
上下に長い直方体又は柱状の組立体で、その周壁部を形
成する4個の垂直な側壁20〜23と、その上面を形成
する水平な上壁25(第1図)とを備え、更に、各角部
に配置される垂直な柱(図示せず)とを基本的な要素と
して備えている。
第1図及び第4図において、前記仕切り壁15はパッケ
ージ10の下部に水平に配置されており、外周縁が外壁
組立体11の内面に固定されている。
仕切り壁15は中央部に例えば8角形の開口26を備え
ている。仕切り壁15の内周縁からは第1図のごとく筒
状周壁27が下方へ延びている。
第1図において、上記架台組立体12は基礎(図示せず
)上に設置されており、その上端で外壁組立体11の下
縁及び周壁27の下縁が支持されている。より具体的に
は、架台組立体12はその外周部を構成する矩形又は概
ね正方形の枠状の架台28と、その内側に位置する矩形
又は概ね正方形の枠状の架台29と、それらの下端に連
結する底壁30とを一体的に備えている。架台28は外
壁組立体11の下縁に沿って延びており、その架台上壁
31等に外壁組立体11が連結されている。架台29は
周壁27の下縁に沿って延びており、その上壁等に周壁
27が連結されている。
外側の架台28は水平方向外向きに開いた通路状空間3
2を全周にわたって形成している。仕切り壁15と架台
組立体12の間、かつ、外壁組立体11と周壁27との
間には、外壁組立体11の内面に沿って延びる空間33
が形成されている。
更に、内側の架台29の垂直壁35と、その外側に位置
する架台28の垂直壁36との間にも空間37が形成さ
れている。又、4個の垂直壁35はその内側の空間38
を囲んでいる。これらの空間を利用して次のように空気
取り入れ通路部が形成されている。
第1図及び第4図の如く、外壁組立体11の内周に沿っ
て矩形に延びる上壁31にはその全長(全周)にわたっ
て、多数の開口40が設けである。又、第1図の如く、
架台28の上端と架台29の上端との間には、空間33
と空間37とをつなぐ開口41がそれらのほぼ全長にわ
たって設けである。更に、4個の垂直壁35にもそれぞ
れ開口42が設けてあり、空間33.37には邪魔板a
、bが設けである。
この構造によると、外部の空気は空間32から開口40
、空間33、邪魔板a、bを越えて空間37へ入り、更
にそこから開口42を経て速量38へ入る。この空気は
、後述するごとく、エンジン1の燃焼用空気(吸気)及
びエンジン1等を外面から冷却する冷却風として使用さ
れる。従って、空間33や空間37、すなわち、仕切り
壁15の下側の空間(外壁組立体11の最下部の室)は
エンジンの吸気及び冷却風の取り入れ通路を形成してい
ることになるが、上述の構造によると、それらの通路と
して広い容積を確保できるので、吸気消音効果を高める
ことができる。又、それらの通路は、架台組立体12の
内部や発電機3の外側の余分な空間を利用して形成され
ているので、装置全体の寸法を増加させる原因とはなら
ない。すなわち、この構造では、装置内部の空間を有効
に利用して、消音効果の高い吸気通路が形成されている
更に、上述の構造によると、エンジン1の下部に全周に
わたって空気入口が設けられ、又、エンジン1の外周形
状がほぼ正方形であるので、入口通路から外部へ漏れる
騒音を四方へ均等に分散させることができ、全体的な外
部騒音を低減することが可能となる。又、パッケージ1
0の下部の四方から空気が流入するので、パッケージ1
0の内部(後述する第2室50)への空気流入速度や方
向を、パッケージ10全体にわたって極力均一化するこ
とができ、その結果、パッケージ10の内部全体を均等
に冷却して、装置全体としての冷却効率を高めることが
できる。むろん、なんらかの理由(例えば外部の障害物
)により、パッケージ10の下部の一部分からの空気流
入が阻害された場合でも、その他の部分から充分な量の
空気を流入させることができる。
第1図において、上記仕切り壁15とその上側の仕切り
壁16との間には比較的広い第2室50が形成され、こ
の第2室50に作業機ユニット6の大部分が収容されて
いる。発電機3はその下部が前記開口26に入り込んで
いる。発電機3のハウジングの上端部にはフランジ51
が形成されており、フランジ51の下面が複数の防振ゴ
ム52を介して支持フレーム53で支持されている。支
持フレーム53は防振ゴム52を支持するフレーム枠部
55を上端部に備えているとともに、フレーム枠部55
の4wi所から下方へ延びるフレーム脚部56を備えて
いる。フレーム脚部56は周壁27に沿って開口26内
へ延びており、垂直壁35の上端に着座して、作業機用
架台29に固定されている。
この構造によると、空間38から架台29の上端開口4
3を通って開口26へ流入した空気は、隣接する各2個
のフレーム脚部56の間かつ発電機3の外側を通過して
室50に流入する。
エンジン1は室50の上部に配置され、それとほぼ同じ
高さの位置にエアクリーナー60及び吸気チャンバー6
1と排気管63とが配置されている。更に、第2室50
には比較的低い位置に制御盤65と発電機盤66が配置
されている。又、エンジン1と仕切り壁16との間には
3個の換気ファン67が配置されている。
第3図において、エアクリーナー60と吸気チャンバー
61はエンジン1と側壁20との間に配置され、又、エ
アクリーナー60は側壁21に近い位置に配置され、吸
気チャンバー61は側壁23に近い位置に配置されてい
る。一方、排気管63はエンジン1を挟んでエアクリー
ナー60と反対側の位置、すなわち、側壁22と側壁2
3との間の角部の近傍に配置されている。上記3個の換
気ファン67は側壁22.23に近い位置に配置され、
その内の2個はエンジン1と側壁23との間に配置され
、残りの1個はエンジン1と側壁22との間に配置され
ている。
上記構造では、第2室50がエンジン1により2個の空
間部分70及び空間部分71に区画されていると考える
ことができる。すなわち、空間部分70は側壁20及び
側壁21に面する空間部分であり、空間部分71は側壁
22及び側壁23に面する空間部分であり、エンジン1
は両空間部分70.71の間の仕切りとして機能し、両
者間での空気の流通をある程度まで規制している。
そして、前述のごとく配置された排気管63と3個の換
気ファン67は空間部分71に位置している。従って、
排気管63により加熱され4こ空間部分71内の空気は
換気ファン67により速やかに上方の換気通路72(後
述する)へ排出される。
又、換気ファン67の換気作用により、空間部分70内
の空気はエンジン1の周囲を通って空間部分71へ入り
、空間部分71から上述のごとく換気通路72へ排出さ
れる。従って、空間部分70には、外部から前述のごと
く空間38(第1図)等を通過して流入した直後の比較
的低温の空気が流れ、その結果、エアクリーナー60や
吸気チャンバー61は低温に維持され、エンジン1の燃
焼効率が向上する。
又、第1図から明らかなように、エアクリーナー60か
らは吸気入口管73がフレーム枠部55の近傍まで延び
て下向きに開口している。この吸気入口管73も低温空
間部分70に位置しているので、その流入直後の低温空
気か吸気入口管73からエアクリーナー60へ供給され
る。従って、エンジン1へ供給される吸気は低温となり
、この点でもエンジンの性能が高められている。
前述の制御盤65は、弱電部品、すなわち、比較的耐熱
性の低い部品を多く含んでおり、その様な制御盤65は
側壁21に沿って空間部分70に収容されている。又、
発電機盤66はブレーカ等の強電部品で構成されており
、従って比較的熱に強いので、側壁22に沿って空間部
分71に配置されている。なお、図示されていないが、
側壁21及び側壁22のそれぞれ制御盤65と発電機盤
66に面する部分は、開閉可能な扉で構成されている。
第1図において、仕切り壁16の上側の第3室75には
ラジェター76と換気ダクト77とか設置されている。
第1図及び第3図から明らかなように、換気ダクト77
は前記空間部分71の上方、換言すれば、3個の換気フ
ァン67の設置空間の上方に配置されており、その内部
に換気通路72を形成している。この換気通路72には
、前記排気管63の仕切り壁16から上方へ突出した部
分が通過している。
第1図のごとく、換気通路72の高さ(換気ダクト77
の土壁と仕切り壁16との間の上下間隔)は側壁22か
ら離れた部分では低くなっており、側壁22の近傍にお
いて、側壁22に近付くにつれてその高さが増加するよ
うに換気ダクト77の土壁は傾斜している。又、換気ダ
クト77の上壁の側壁22側の端部は、上側の仕切り壁
17の下面に達している。又、側壁23の上半部には換
気通路72と外部空間とを連通させる換気出口80が設
けである。むろん、仕切り壁16には換気ファン67内
の空気通路と換気通路72とをつなぐ開口(図示せず)
が設けである。
この構造により、換気ファン67から換気通路72へ排
出された空気は、換気ダクト77の内面で案内されなが
ら出口80に到達し、そこから外部へ放出される。
第3図のごとく、換気ダクト77は室75の中央部には
入り込んでおらず、その中央部に前記ラジェター76が
配置されている。第1図において、ラジェター76は傾
斜姿勢で仕切り壁17の下面近傍に配置されており、そ
の下側にファン81と、それを駆動する電動モータ82
とが配置されている。むろん、ラジェター76とエンジ
ン1とは仕切り壁16を貫通して延びる冷却水ラジェタ
ー配管83により接続されている。ラジェター76に冷
却風を供給するために、側壁20すなわち、前記換気出
口80と反対側の側壁には冷却風入口85が設けである
。冷却風入口85から第3室75へ流入した空気は、フ
ァン81の作用によりラジェター76内を通過し、仕切
り壁17に設けた開口86(第2図)から仕切り壁17
の上方の第4室87へ流入する。
この空気流通動作において、空気によるラジェター76
の冷却効果を高めるために、ラジェター76は側壁22
側の端部が側壁20側の端部より低くなっており、ラジ
ェター76全体は、冷却風人口85からの流入空気流に
対して極力広い面積で対向するように傾斜させである。
これにより、ラジェター76を比較的水平に近い姿勢に
配置しているにもかかわらず、ラジェター76の冷却効
率を高めることができる。換言すれば、ラジェター76
を概ね垂直に配置して開口85と対伺させれば、空気に
よる冷却効率を著しく高めることができるが、その様な
レイアウトを採用すると、装置の全高が増加する。これ
に対し、図示の構造では、ラジェター76を、その全高
が小さくなり、しかも、充分な冷却効果を実現できる姿
勢に配置していることになる。
又、第3室7うには、ラジェター76用の冷却風通路と
、エンジン設置室(59)用の換気通路72とが水平方
向に隣接する形で形成されているので、それらの通路を
上下に並べる場合に比べ、装置の全高を減少させること
ができる。
ラジェター76を傾斜姿勢で配置するために、仕切り壁
17は、ラジェター76の上方及びその近傍の部分、換
言すれば、N2図の開口86の周縁部がラジェター76
の傾斜姿勢に対応させて下向きに張り出しており、その
他の部分は水平となっている。又、ラジェター76のラ
ジェターキャップ88は側壁20の近傍に位置しており
、仕切り壁17を貫通して第4室87の下部近傍に位置
している。この構造では、ラジェターキャップ88を取
り付けた通路部はラジェター76本体の最上部に接続す
ることになるので、エア抜きを容易に行える。
ラジェター76を通過した排風は第4室87を通過して
排風出口90から外部へ排出される。排風出口90は側
壁22に設けである。従って、冷却風人口85から流入
した空気は、直線に近い斜め上向きの進路を通って排風
出口90から外部へ排出される。その結果、装置全体と
しての冷却風の流通抵抗は低くなっており、この点にお
いても、ラジェター76の冷却性能が高められている。
又、そのように冷却風を斜め上向きに案内するために、
仕切り壁17の側壁20に近い部分(開口86の側壁2
0側の縁部近傍)にはガイド91が取り付けである。ガ
イド91は板材の折り曲げ品で、仕切り壁17から上壁
25の近傍まで排風出口90側へ斜め上向きに延びてお
り、仕切り壁17内における冷却風排風通路92の上流
側部分を上方から覆っている。
この排風通路92は、第2図のごとく、仕切り壁17の
中央部(開口86やラジェター76の真上の部分)から
排風出口90まで延びているが、その排風通路92に対
して、冷却風の流れ方向に対して直交する横方向(水平
かつ側壁20と平行な方向)両側にはプリマフラー93
とメインマフラー94が配置されている。
プリマフラー93及びメインマフラー94はいずれも概
ね筒状で、排風通路92における冷却風の流れ方向に概
ね沿って水平に延びている。又プリマフラー93は側壁
21の近傍に配置され、その入口に前記排気管63が接
続している。メインマフラー94は側壁23に隣接して
配置されており、その入口が連絡管98を介してプリマ
フラー93の出口に接続し、出口が排気出口管99に接
続している。この排気出口管99は第1図のごとく上方
へ湾曲して上壁25に達しており、図示されていない外
部排気管が排気出口管99の出口に接続する。
この構造によると、マフラー装置を2個のマフラー(9
3,94)に分け、それらを排風通路92の両側に振り
分けて配置したことになる。この構造では、マフラー装
置全体としての容量を高め、排気騒音の低減及びエンジ
ン性能の向上を実現できる。しかも、マフラー装置全体
の表面に対して広い面積にわたって冷却風を接触させる
ことができるので、マフラー装置全体としての冷却効果
を高め、この点においても上記作用効果を向上させるこ
とができる。
図示の装置を屋外に設置した場合、雨水が換気出口80
及び排風出口90や冷却風人口85から内部へ入り込む
可能性があり、その様な雨水が第2室50に入り込むと
、制御盤65や発電機盤66等の電装品の故障の原因と
なる。その様な問題を解消するために、換気出口80及
び排風出口90にはシャッター95と、それを制御・駆
動するための駆動制御装置が併設されている。
第1図の拡大部分図である第5図の如く、シャッター9
5は、水平方向に細長い多数のブレード100を上下に
並べて構成されており、各ブレード100を水平支軸1
01を中心にして可転させることにより、換気出口80
(第1図)及び排風出口90の開放及び閉鎖を行えるよ
うになっている。
第5図では説明のために、上下両端のブレード100だ
けが開いた姿勢で示され、その他のブレビは閉じた姿勢
で示されているが、無論、全てのブレード100は下記
の駆動制御装置により同じ状態(開放状態又は閉鎖状態
)に維持される。
上記支軸101は開口90を囲む壁部102に支持され
ており、ブレード100を回転自在に支持している。ブ
レード100よりも内部側において、開口90内には上
下に延びる連結部材103が設けである。連結部材10
3は壁部102に上下動自在に支持されており、各ブレ
ード100の開放状態で通路92側に位置する基端部が
連結部材103に連結している。連結部材103の下端
部には、その下方から上向きに延びるボーデンワイヤー
のインナーワイヤー105が連結している。
更に、連結部材103には、概ね上下に延びるリターン
スプリング106(圧縮コイルスプリング)の下端部が
連結している。
上記ボーデンワイヤーの図示されていない他端部はソレ
ノイド又は電動モーター等の駆動装置に接続され、又、
アウターワイヤー107の開口90側の端部は壁部10
2の下端のブラケット部分に取り付けである。
上記ソレノイド等の駆動制御装置には、エンジン1の運
転状態や発電機3の発電状態を検知する検知手段が併設
されている。検知手段としては例えば、発電機3の電力
検出センサーか使用される。
上述の構成によると、エンジンが運転されている間、駆
動装置はインナーワイヤー105を引き、それにより連
結部材103が第5図に実線で示す位置まで移動して全
てのブレード100を回転させ、シャッター95が開放
状態となる。エンジンが停止すると、駆動装置からイン
ナーワイヤー105への引っ張り力が解放されるので、
スプリング106の弾力により連結部材103が仮想線
で示す位置まで上昇し、それにより全てのブレード10
0が逆方向に回転し、シャッター95は閉鎖状態となる
上述の如くシャッター95が開いた状態では、ブレード
100は斜め上向きに延びており、換気出口80や排風
出口90から排出される温風は、それらとほぼ同じ高さ
に位置する人に吹き付けられにくいように方向が定めら
れる。
一方、冷却風人口85は斜め上向きに傾斜した多数のフ
ィンを備えているが、常に開いた状態にあり、そのため
に、浸水対策として、仕切り壁16に次のような工夫が
凝らしである。
仕切り壁16の1箇所(例えば側壁20の近傍)には排
水出口管96(排水通路の人口)が設けてあり、仕切り
壁16全体は、符号18で示すごとく、排水出口管96
に近付くにつれて高さが減少するようにわずかに窪みあ
るいは傾斜が付けである。図示されていないが、排水出
口管96には外部まで延びる排水通路配管が接続される
。従って、冷却風人口85から仮に雨水等が流入しても
、その水は仕切り壁16の上面に沿って排水出口管96
に達し、排水出口管96から外部へ排出される。
このことと、前述のごとくエンジン停止時には、シャッ
ター95が閉鎖することにより、第2室50へ水が侵入
することはない。
更に図示の構造によると、パッケージ10は仕切り板1
6を境にして上側の部分を取り外せるようになっている
。そのために、エンジン1の冷却方式として、ラジェタ
ー76を使用しない方式を容易に採用することができる
すなわち、エンジンの冷却方式には、ラジェター76を
使用する方式の他に、ラジュ、ターを使用せずに外部に
冷却水供給源とし減圧タンクを設置し、そこに供給され
る地下水を利用してエンジン1を冷却する方式が知られ
ている。その様な方式を採用する場合、上述のごとく第
3室75及び第4室87を形成するハウジング部分を取
り外せるので、全高の低い発電装置を簡単に構成するこ
とができる。すなわち、冷却方式の異なる2種類の発電
装置を製造する場合や、既存の装置の冷却方式を変更す
る場合でも、基本的には、パッケージ10の上半部を着
脱・交換するだけで、基本的に共通のパッケージ10を
使用することができる。
従って、製造費用や改造費用を減少させ、又、改造のた
めの作業を簡単化できる。
又、その様な分割を容易化するために、排気管63は、
仕切り壁16及び17に取り付けた継手97等で連結さ
れる複数のパイプで構成されている。従って、第3室7
5内の各機器やハウジング部分を取り外しても、プリマ
フラー93及びメインマフラー94をそのまま流用して
第2室50内の排気管63に接続することが容易である
。しかも、据え付は前に装置を運搬する場合、仕切り壁
16を境にして装置全体を上下に切り離した状態で運搬
し、現場において各部を簡単に連結することができるの
で、運搬作業や据え付は作業を簡単化できる。又、同様
の理由で、ラジェター配管83も、仕切り壁16に取り
付けた継手を境にして、上下に分割できるようになって
いる。
更に装置の上部を簡単に取り外せることにより、エンジ
ン1のメインテナンスを上方から容易に行えるという利
点もある。
[発明の効果〕 上記構成によると、エンジン1や作業機(発電機3)を
設置する室50と、ラジェター76を設置スる室75が
互いに独立しており、又、ラジェター用の冷却風及び排
風の通路とエンジン設置室用の換気通路72とが互いに
独立しているので、個々の空間や通路を、それらの本来
の目的や空気流通抵抗及び騒音防止性能を考慮して最適
の容積及び寸法形状に設定することができ、従って、装
置全体としての騒音防止性能及び熱特性(冷却性能)を
充分に向上させることができる。
又、エンジン1や発電機3及び減速機5、ラジェター7
6などの比較的大型の機器を上下に並べたので、装置全
体の所要設置面積を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の垂直断面略図であり、第2図〜
第4図は、それぞれ、第1図の■−■、■−■、TV−
TV断面略図、第5図は第1図の拡大部分略図である。 l・・・エンジン、2・・・クランク軸、3・・・発電
機、10・・・パッケージ、11・・・外壁組立体、1
2・・・架台組立体、33.37・・・空間、50・・
・第2室、72・・・換気通路、75・・・第2室、7
6・・・ラジェター88・・・ラジェターキャップ、9
3・・・プリマフラー94・・・メインマフラー 第1図 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社代理人 弁理
士 大森 忠孝ロー゛ ″1; ヒ一一−−一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、箱形の外壁組立体と複数の仕切り壁とを有するパッ
    ケージを設け、上記仕切り壁によりパッケージの内部空
    間に、その最下部に位置する第1室と、その上側に位置
    する第2室と、第2室の上側に位置する第3室と、最上
    部に位置する第4室とを形成し、第1室により、エンジ
    ンの吸気及び冷却風を取り入れるための空気取り入れ通
    路を形成し、第2室に、クランク軸が上下に延びる姿勢
    にあるエンジンと、その下側に位置する作業機とを配置
    し、第3室により、ラジエター設置空間と、ラジエター
    用冷却風取り入れ通路と、第2室と外部空間とをつなぐ
    換気ダクトの設置空間とを形成し、第4室によりマフラ
    ーの設置空間とラジエター排風の通路とを形成したこと
    を特徴とするバーチカル型作業装置。 2、パッケージの第2室を形成するパッケージ部分と第
    3室を形成するパッケージ部分とを、互いに分割可能に
    構成した請求項1記載のバーチカル型作業装置。 3、第1室で形成される空気取り入れ通路の複数の入口
    を、上記外壁組立体の下部の周囲全体に分散させて設け
    た請求項1記載のバーチカル型作業装置。 4、パッケージの概ね上下に延びる外面を形成する側壁
    と、パッケージの下端部を構成して上記側壁を支持する
    外壁用架台と、外壁用架台よりも内側においてパッケー
    ジの下端部を構成する作業機支持用の架台とを設け、外
    壁用架台と作業機用架台との間の空間により、上記空気
    取り入れ通路の一部分となる吸気消音室を形成した請求
    項1記載のバーチカル型作業装置。 5、第3室にラジエターを配置し、第3室を囲むパッケ
    ージの側壁の一部分にラジエター用冷却風入口を形成し
    、ラジエターを上記ラジエター用冷却風入口側の端部が
    反対側の端部よりも上方に位置するように傾斜させた請
    求項1記載のバーチカル型作業装置。 6、第2室と第3室との間の仕切り壁に、その上面に達
    した水を排出するための排水通路の入口と、該入口へ上
    記水を重力の作用により流入させるための傾斜部を設け
    た請求項1記載のバーチカル型作業装置。 7、第4室に、その下側のラジエターの排風出口から、
    第4室を囲むパッケージの側壁の一部に設けた排風出口
    まで延びる排風通路を設け、エンジンのマフラー装置と
    してメインマフラーとプリマフラーとを、上記排風通路
    の両側に配置した請求項1記載のバーチカル型作業装置
    。 8、第2室の中央部にエンジンを配置して、第2室にエ
    ンジンを挾んで互いに水平方向反対側に位置する2個の
    空間部分を形成し、上記両空間部分の一方にエアクリー
    ナを設置し、他方の空間に排気管及び空気排出用換気フ
    ァンの入口を設けた請求項1記載のバーチカル型作業装
    置。 9、外壁組立体に設けた排風口に開閉式シャッターを設
    け、エンジン駆動中にのみシャッターを開くシャッター
    制御駆動機構を設けた請求項1記載のバーチカル型作業
    装置。
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