JP7417513B2 - 流体機械ユニット - Google Patents

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Description

本開示は、流体機械ユニットに関する。
特許文献1には、左右の側面板と床板と天板とを組み合わせて直方体状に形成し、その内側コーナー部に隅金具を組み付けて、前記側面板と前記床板が接合された盤装置用筐体であって、前記隅金具は、互いに直角に交わる複数の接合面を有し、前記床板の床面との接合面は、板厚が他の接合面より厚く形成されて、基礎固定用の取付穴が設けられていることを特徴とする盤装置用筐体が記載されている。
特許6109418号公報(請求項1)
例えばポンプ等の流体機械を備える流体機械ユニットでは、流体機械の駆動による振動の伝搬が生じため、高い剛性を有することが好ましい。しかし、特許文献1には、流体機械への適用については検討されておらず、流体機械を備えた場合の流体機械ユニットの剛性に課題がある。
本開示が解決しようとする課題は、高い剛性を有する流体機械ユニットの提供である。
本開示の流体機械ユニットは、流体機械を備える流体機械ユニットであって、複数の支柱と、前記複数の支柱に水平方向に支持された第1金属板とにより区画された第1室に前記流体機械を収容した筐体と、前記第1金属板の上方に配置され、少なくとも前記第1金属板と上下方向に延在する複数の第2金属板とによって区画された第2室と、前記第2室に収容され、前記流体機械を制御する電気部品と、を備え、更に、前記複数の第2金属板の少なくとも一部が、前記第1金属板に対し、前記第1金属板を構成する第1板部と前記第2金属板を構成する第2板部とを含む少なくとも3枚の板部を貫通する留め具で留められた締結部を備え、前記第2板部は、前記第2金属板の下側端部に形成された第1曲げ部と、前記第2金属板の、前記流体機械ユニットの正面側又は背面側の少なくとも一方の端部に、前記第1曲げ部と重なるように形成された第2曲げ部と、を含み、前記第2金属板の、前記流体機械ユニットの正面側又は背面側の少なくとも一方の端部は、当該端部以外の残部と対向するように、2つの角を有して当該残部に接続され、前記第2曲げ部は、前記2つの角のうちの前記残部と対向する角と前記第2金属板の縁との間から前記第2金属板と一体になって前記残部に向かって延在する。
本開示によれば、高い剛性を有する流体機械ユニットを提供できる。
流体機械ユニットの斜視図である。 第1扉及び第2扉を開けた状態の流体機械ユニットの斜視図である。 第2扉を開けた状態の流体機械ユニットの斜視図である。 外板を外した流体機械ユニットを示す斜視図である。 第1金属板と第2金属板と上枠とを備える構造物の分解斜視図である。 第1金属板と第2金属板との締結部を背面側から視た斜視図である。 第2金属板の展開図である。 図6のA-A線断面図である。 締結部と支柱との上面視での位置関係を示す図である。 図5に示す構造物と第3金属板とを備える構造物の分解斜視図である。 図10に示す構造物の斜視図である。 空気室及び第2室での気流を説明する図である。 空気室での気流を説明する図である。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態(実施形態と称する)を説明する。以下の一の実施形態の説明の中で、適宜、一の実施形態に適用可能な別の実施形態の説明も行う。本開示は以下の一の実施形態に限られず、異なる実施形態同士を組み合わせたり、本開示の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。更に、同じ機能を有するものは同じ名称を付すものとする。図示の内容は、あくまで模式的なものであり、図示の都合上、本開示の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更したり、図面間で一部の部材の図示を省略したり変形したりすることがある。
図1は、流体機械ユニット100の斜視図である。流体機械ユニット100は流体機械10(図2)を備え、流体機械10は例えばポンプ、圧縮機等を含み、後記の図2の例ではポンプである。流体機械ユニット100は、左右側面、上面、及び背面に、外板331を備える。流体機械ユニット100は例えば屋外設置用であり、例えばクレーン等の吊り治具(不図示。例えばフック)を接続する吊り部31を備え、吊り部31に例えばフックを引っ掛けることで吊った状態で移動可能である。吊り部31は、外板331としての天板32を貫通するように、上枠24(図4)に正面背面左右対称に固定される。流体機械ユニット100の左右側面には外板331としての側面パネル33が配置され、左側の側面パネル33から吸込配管101及び吐出配管102が延出する。
流体機械ユニット100は、正面側に開く第1扉1及び第2扉2を備える。第1扉1は、第1開口14(図2)の左側に配置された回動軸(不図示)を中心に回動する左扉11と、第1開口14の右側に配置された回動軸(不図示)を中心に回動する右扉12と、を含む。左扉11及び右扉12を独立して開閉可能な観音開きの構造により、省スペース性を向上できる。ただし、1枚の扉(不図示)によって第1開口14を閉塞してもよいし、1枚の扉で第1開口14及び第2開口21を閉塞してもよい。あるいは左右2枚の扉(不図示)で第1開口14及び第2開口21の双方を閉塞してもよい。
左扉11は流体機械100の左右方向中央付近に把持部121を備え、作業員が把持部121を把持して手前側に引っ張ることで、左扉11を開くことができる。左扉11を開くことで露出した右扉12の端部を、使用者が背面側から手前側に引っ張ることで、右扉12を開くことができる。第2扉2は、第2室22(図2)を外部から視認可能な窓211を備え、窓211には、樹脂、ガラス等の透明部材(不図示)が嵌め込まれる。
図2は、第1扉1及び第2扉2を開けた状態の流体機械ユニット100の斜視図である。流体機械ユニット100は、筐体40の正面側に形成された第1開口14と、第1開口14の上方に形成され、第2室22の正面側に形成された第2開口21とを備える。第2室22は、詳細は後記するが、第1室15を内部に形成する筐体40の上方に形成され、電気部品30を収容する。
第1扉1は、第1開口14を閉塞するものであり、第2扉2は、第2開口21を閉塞するとともに、第2開口21の上方に配置された回動軸(不図示)を中心に例えば正面側に回動するものである。第2扉2は、図示の例では1枚の部材により構成され、例えば天板32に軸支される。第1開口14、第1扉1、第2開口21及び第2扉2により、降雨時に第2扉2を正面側に開くことで、第1開口14及び第2開口21を通じて雨が第1室15及び第2室22に流入することを抑制できる。そして、第2室22への流入抑制により、制御基板303(図4)を箱等に収容することなく、そのまま第2室22に収容できる。また、上方に開いた第2扉2によって雨を避けながら作業できる。
図3は、第2扉2を開けた状態の流体機械ユニット100の斜視図である。第2扉2は、伸縮可能なステー212により第2室22の内壁に固定され、正面側に水平(上下方向に対して90°)の位置で開けた状態で固定できる。これにより、電気部品30(図2)のメンテナンス時、日よけ及び悪天候時の雨よけとして第2扉2を活用できる。さらに例えばブルーシートを被せることによって対候性を高め、雨天時でも作業し易くできる。
閉じた状態(図1参照)の第2扉2の下側端部213は、閉じた状態の第1扉1の上側端部1021を覆うように配置される。このようにすることで、雨水が第2扉2の表面を伝って下方に流れた場合に、雨水が第1扉1の上側端部1021と筐体40(図3)の隙間(不図示)を通じて第1室15に流入することを抑制できる。
また、第1扉1は上記のように左扉11及び右扉12を備えるため、左扉11と右扉12との間に形成される隙間122の上端部123が第2扉2の下側端部213により覆われる。このため、隙間122の上端部123(図3)を通じた第1室15への雨水の流入を抑制できる。
図4は、外板331(図1)を外した流体機械ユニット100を示す斜視図である。流体機械ユニット100は、筐体40と、上記の第2室22と、電気部品30とを備える。電気部品30は、第2室22に収容され、流体機械10を制御するものであり、主に漏電遮断器301、インバータ302、制御基板303等を備える。電気部品30は、少なくとも第2連通口252(図10)の正面側に配置される。
筐体40は、複数の支柱41と、複数の支柱41に水平方向に支持された第1金属板42とにより区画された第1室15に流体機械10を収容したものである。図示の例では、第1金属板42は、支柱41の上端部(上端及び上端近傍のどちらでもよい)に支持される。上記のように、電気部品30の下方に流体機械10としてのポンプが配置されることで、ポンプから水が漏出した場合であっても電気部品30への影響を抑制できる。
支柱41は例えばL字型であり、矩形状の第1金属板42の四隅のそれぞれの下方に延在し、第1金属板42に対して例えばリベットで固定される。第1室15は、更に流体機械ユニット100の下方に配置された底板43及び左右の側面パネル33(図1)により区画される。
流体機械10は、吸込配管101、吐出配管102、減圧式逆流防止器103、ポンプ本体104、圧力タンク105、バイパス管106、吸込圧力センサ107、及び吐出圧力センサ108を備える。ポンプ本体104は図示の例では3台であるが2台以下又は4台以上でもよい。液体、スラリー等の流体は、吸込配管101から減圧式逆流防止器103、ポンプ本体104、吐出配管102に流れる。ただし、流入圧力が十分に高いときには、流体は、ポンプ本体104を経由せずにバイパス管106を経由して流れる。流体機械ユニット100では、吸込圧力センサ107及び吐出圧力センサ108から得られる圧力値が制御基板303に取り込まれ、インバータ302の制御により、ポンプ本体104が可変速運転される。
第2室22は、第1金属板42の上方に配置され、少なくとも第1金属板42と上下方向に延在する複数の第2金属板23とによって区画されたものである。図示の例では、第2金属板23は左右それぞれ配置され、第2室22は、更に、背面側を第3金属板25(図10)により、上側を天板32(図1)により区画される。第1金属板42、第2金属板23及び第3金属板25及び天板32を相互に締結して区画することで、隙間の発生を抑制でき、雨水の流入を抑制できる。
図5は、第1金属板42と第2金属板23と上枠24とを備える構造物600の分解斜視図である。構造物600の正面側に第2開口21(図4)が配置され、内部に第2室22(図4)が形成される。第1金属板42は、第1室15(図4)に収容されたポンプ用モータ、制御機器等の各装置(不図示)との電気配線及び通信配線等の各種配線(不図示)を通すための連通口423を備える。上枠24の上側には天板32(図1)が配置され、左右それぞれの第2金属板23の背面側には第3金属板25(図10)が配置される。
第1金属板42と第2金属板23とは留め具501(図8)により締結され、これにより、締結部500(図6)が形成される。締結は3個以上の留め具501を使用して行うことが好ましく、千鳥打ちにより行うことが好ましい。他の部分での締結においても同様である。
図6は、第1金属板42と第2金属板23との締結部500を背面側から視た斜視図である。ただし、図示の簡略化のために、留め具501(図8)の図示は省略する。また、図示は省略するが、第2金属板23は、天板32(図1)に対しても図6と同様の構造で締結されるため、第2金属板23は上下対称である。締結部500は、いずれも曲げ加工された第1金属板42及び第2金属板23の各曲げ板及び留め具501を用いた締結より形成される。例えば第1金属板42は、矩形状の平板(不図示)の適宜の切り欠き、及び、正面側の端部及び背面側の各端部を上方に曲げ加工することで、形成される。例えば第2金属板23も、適宜の切り欠き及び平板の曲げ加工により形成される。
図7は、第2金属板23の展開図である。図7の展開図のように、展開した第2金属板23は、縁の一部が張り出し及び切り欠かれた矩形(略矩形)の平板である。正面側では2箇所、上下及び背面側では各1箇所の曲げ線2311に沿って図7において手前側に曲げることで、曲げ板である第2金属板23が形成される。第2金属板23は、流体機械ユニット100(図1)において上下方向に延在して左右の側壁を構成する矩形状の壁部238を備える。壁部231は、上下左右のそれぞれに配置された曲げ線2311によって囲まれる。
壁部238の下側には、下側(図示の例では上下)の曲げ線2311を境界に、第2金属板23の下側(図示の例では上下)端部に形成された矩形状の第1曲げ部230が配置される。第1曲げ部230は、曲げ加工により壁部238とは異なる面を構成し、曲げられた状態の第1曲げ部230と壁部238との為す角度は90°である。第1曲げ部230は、第2金属板23を構成する第2板部502の一部であり、正面側にはリベット等の留め具501(図7)を通す穴236を備える。
壁部238の正面側には、曲げ加工により異なる面を構成する矩形状の曲げ部233,234が配置され、曲げられた状態の曲げ部233と曲げ部234との為す角度は90°である。また、曲げられた状態の曲げ部233と壁部238との為す角度も90°であり、壁部238と曲げ部234とは平行に対向する。これらのうち、曲げ部233は、曲げ部233とは異なる面を構成する矩形状の壁部238(残部)に接続される。
第2金属板23の、流体機械ユニット199(図1)の正面側又は背面側の少なくとも一方(図示の例では正面側)の端部に、第1曲げ部230と重なるように形成された第2曲げ部235が備えられる、図示の例では、曲げ部234の下側端部(図示の例では上下端部)には、矩形状の第2曲げ部235が配置され、曲げられた状態の第2曲げ部235と曲げ部234との為す角度は90°である。第2曲げ部235は、第2金属板23を構成する第2板部502の一部であり、リベット等の留め具501(図8)を通す穴239を備える。
第2曲げ部235は、第2金属板23の、流体機械ユニット100(図1)の正面側又は背面側の少なくとも一方(図示の例では双方)の端部に、第1曲げ部230と重なるように形成される。具体的には、折り曲げた際に穴236と穴239とが重なるように、第1曲げ部230及び第2曲げ部235が配置される。
詳細は後記するが、第1曲げ部230及び第2曲げ部235は、締結部500(図6)を構成する第2板部502に含まれる。従って、折り曲げられた第2金属板23によって第1曲げ部230及び第2曲げ部235を形成できる。このため、折り曲げによって部材間の隙間形成を抑制でき、外部からの水の侵入を抑制できるとともに、容易に剛性を向上できる。
図6に戻り、第1金属板42は、正面側端部で上方向に曲げられた曲げ部421と、曲げ部421と一体に構成され第2室22(図2)の底を形成する底部422とを備える。曲げ部421はリベット等の留め具(不図示)を通す穴4211を備える。穴4211の幅は留め具の幅以上に設定されるが、その他の穴については、第2開口21(図2)の大きさを広げるため、穴に代えて、切り欠きを設けた形状でもよい。また、上下方向に延在する曲げ部233も、リベット等の留め具(不図示)を通す穴2331を備える。折り曲げ時、穴4211と穴2331とは重なり、留め具により留めることで、第1金属板42と第2金属板23とが正面背面方向で留められる。
第2金属板23の、流体機械ユニット100の正面側又は背面側の少なくとも一方(図示の例では正面側のみ)の端部である曲げ部234は、曲げ部234以外の残部である壁部238と対向するように、2つの角2321,2322を有して当該残部に接続される。図示の例では、曲げ部234は、壁部238に対し、曲げ部233を介して接続される。従って、曲げ部233,234,240は、上面視で、日本語で片仮名のコの字形状を有する。
第2曲げ部235は、2つの角2321,2322のうちの壁部238(残部)と対向する角2321と第2金属板23の縁2323との間から第2金属板23と一体になって例えば曲げられることで壁部238に向かって延在する。このように、応力が集中し易い端部である曲げ部234で留めるため、曲げ部234の剛性を向上できる。
壁部238(残部)は、流体機械ユニット100(図1)の正面視において、第1曲げ部230及び第2曲げ部235よりも内側に配置される。即ち、流体機械ユニット100の側面は、内側に凹んだ形状を有する。このようにすることで、流体機械ユニット100の側方での外側への張り出しを抑制でき、流体機械ユニット100の設置空間を削減できる。また、側面パネル33(図1)を配置した際に、側面パネル33と壁部238との間に空間を設けることができ、空気による断熱効果を発揮できる。更に、壁部238を貫通する留め具(ボルト等。不図示)によって第2室22に任意の物品(不図示)を固定するとき、留め具の先端を当該空間に露出でき、留め具と側面パネル33との接触を抑制できる。
図6及び図7では、正面側の締結部500について説明したが、背面側でも同様にして締結部(不図示)が形成される。即ち、背面側では、正面背面方向に延在する第1曲げ部260に第2曲げ部237が接続されること以外は、正面側と同様にして締結部500が形成される。
図7を参照して説明すると、第1曲げ部260は、第2金属板23の下側端部に形成され、留め具501(図8)を通す穴261を備える。また、背面側の第2曲げ部237は、第2金属板23の、流体機械ユニット100の背面側の端部に、第1曲げ部260と重なるように形成される。第2曲げ部237は、曲げにより曲げ部233と平行になるとともに、留め具501(図8)を通す穴262を備える。折り曲げた際に穴261と穴262とが重なるように、第1曲げ部260及び第2曲げ部237が配置される。なお、第1曲げ部260及び第2曲げ部237は、締結部500(図6)を構成する第2板部502に含まれる。
図8は、図6のA-A線断面図である。底部422は、第1金属板42を構成する第1板部503に含まれ、留め具501を通す穴4221を備える。折り曲げにより、穴236,239,4221が重なり、穴236,239,4221を通すように留め具501が配置されることで、流体機械ユニット100に更に備えられる締結部500が形成される。従って、締結部500は、複数の第2金属板23の少なくとも一部が、第1金属板42に対し、第1板部503(図示の例では1枚)と第2板部502(図示の例では2枚)とを含む少なくとも3枚の板部を貫通する留め具501で留められたものである。このような締結部500を備えることで、流体機械ユニット100の剛性を向上できる。
図9は、締結部500と支柱41との上面視での位置関係を示す図である。締結部500は、上面視で、複数の支柱41を上方に延長した場合の仮想支柱411と重なるように配置される。このようにすることで、吊り部31(図1)を使用した吊り下げによって空中に浮いたときでも、締結部500を起点とした撓みを抑制できる。
図10は、図5に示す構造物600と第3金属板25とを備える構造物601の分解斜視図である。構造物601の内部に第2室22(図2)が配置される。流体機械ユニット100(図1)は、第2室22の背面側に配置される第3金属板25を備える。第3金属板25を備えることで、流体機械ユニット100の剛性を更に向上できる。第3金属板25は、後記する図13に示すように正面側に凹んだ形状を有した曲げ板であり、例えばボルト等の留め具(不図示)により、第2金属板23の第2曲げ部237に背面側で留められる。
流体機械ユニット100(図1)は、第3金属板25の背面側空間と外部とを連通する第1連通口251を備え、図示の例では、第1連通口251は、切り欠きによって、第3金属板25の例えば右側上方に備えられる。ここでいう背面側空間は、後記する空気室35(図11)である。流体機械ユニット100は、電気部品30(図3)と対向する位置である例えば左側下方に、第3金属板25の正面側空間と背面側空間とを連通する第2連通口252を備える。図示の例では、第3金属板25が切り欠きである第2連通口252を備える。ここでいう正面側空間は、後記する第2室22及び電気部品室34(図11)である。第2連通口252を備えることで、外部の空気を第1連通口251及び第2連通口252を通じて電気部品30に接触でき、電気部品30の放熱を促進できる。
更に、図示の例では、左側の第2金属板23は、壁部238のうちの背面側上方に、連通口2312を備える。連通口2312にはファン401(図12)が取り付けられ、ファン401により、第2室22の空気が外部に排気される。
なお、詳細は図13を参照して後記するが、第3金属板25は、更に、空気室35(図11)と第1室15(図2)とを連通する第3連通口253を備える。
図11は、図10に示す構造物601の斜視図である。第3金属板25の正面側には、電気部品30(図3)を収容した電気部品室34が配置される。図示の例では、第3金属板25は第2室22の背面側を区画し、第2室22は電気部品室34を兼ねる。第3金属板25の背面側には、第1連通口251により外部と連通する空気室35が配置される。
空気室35及び電気部品室34を備えることで、第1連通口251を通じて空気室35に流入した空気を、第2連通口252を通じて電気部品室34の電気部品30に接触でき、電気部品30の放熱を促進できる。また、流体機械ユニット100が屋外に設置される場合、流体機械ユニット100の背面側に壁等の障害物が存在せず、背面側が日光等で熱せられる可能性がある。しかし、空気室35が配置されることで、日光による熱が空気室35正面側の電気部品30に至ることを抑制できる。
図12は、空気室35(図13)及び第2室22での気流を説明する図である。太実線矢印は空気の流れを示し、図示の簡略化のために、天板32(図1)を取り外している。なお、図示の都合上、空気室35での気流(図11)は、空気室35を区画する第3金属板25の上方に示している。
第3金属板25の背面側には、少なくとも第3金属板25を覆う外板331としての背面パネル36が配置され、空気室35は第3金属板25及び背面パネル36により区画される。左右側面に配置された外板331は、第1連通口251及び連通口2312よりも低い高さで配置される。左右側面の外板331の上方には、第1連通口251及び連通口2312を覆うフード332が配置される。フード332は上方で天板32(図1)に接続され、正面側及び背面側で左右の外板331に接続される。一方で、下方は開いている。これにより、第1連通口251及び連通口2312を通じた風雨の流入を抑制できるとともに、下方を通じた空気の流入及び流出を行うことができる。なお、天板32は、外板331及びフード332を取り付けた後に、取り付けることができる。
右側のフード332の下方から太実線矢印のようにフード332に入った空気は、第1連通口251を通じ、空気室35(図13)に流入する。
図13は、空気室35での気流を説明する図である。流体機械ユニット100(図1)は空気室35と第1室15(図2)とを連通する第3連通口253を備え、図示の例では、第3金属板25が下方に切り欠きである第3連通口253を備える。第3連通口253により、第1室15の空気を空気室35に供給でき、温度等の外気の影響を受け難い空気を電気部品30に供給できる。特に、流体機械10がポンプである場合には、ポンプを流れる冷たい流体によって冷えた空気を電気部品30に供給でき、電気部品30の冷却効果を高めることができる。
第1連通口251及び第3連通口253を通じて流入した空気は、第2連通口252を通じ、電気部品室34(図12)を兼ねる第2室22(図12)に流入し、電気部品30(図12。特にインバータ302(図4)等の発熱部品)に接触する。図12に戻って、接触した空気は昇温するため、自然対流により第2室22の上方に集まる。このため、空気は、第2室22の上方に配置されたファン401の駆動により連通口2312を通じて左側のフード332内に排出され、下方から外部に排気される。このような気流により、電気部品30の熱による影響を抑制できる。
1 第1扉
10 流体機械
100 流体機械ユニット
101 吸込配管
102 吐出配管
1021 上側端部
103 減圧式逆流防止器
104 ポンプ本体
105 圧力タンク
106 バイパス管
107 吸込圧力センサ
108 吐出圧力センサ
11 左扉
12 右扉
121 把持部
122 隙間
123 上端部
14 第1開口
15 第1室
2 第2扉
21 第2開口
211 窓
212 ステー
213 下側端部
22 第2室
23 第2金属板
230 第1曲げ部
231 壁部
2311 曲げ線
2312 連通口
2321,2322 角
2323 縁
233 曲げ部
2331 穴
234 曲げ部
235 第2曲げ部
236 穴
237 第2曲げ部
238 壁部(残部)
239 穴
24 上枠
25 第3金属板
251 第1連通口
252 第2連通口
253 第3連通口
260 第1曲げ部
261,262 穴
30 電気部品
301 漏電遮断器
302 インバータ
303 制御基板
31 吊り部
32 天板
33 側面パネル
331 外板
332 フード
34 電気部品室
35 空気室
36 背面パネル
40 筐体
401 ファン
41 支柱
411 仮想支柱
42 第1金属板
421 曲げ部
422 底部
4221 穴
423 連通口
43 底板
500 締結部
501 留め具
502 第2板部
503 第1板部
600,601 構造物

Claims (11)

  1. 流体機械を備える流体機械ユニットであって、
    複数の支柱と、前記複数の支柱に水平方向に支持された第1金属板とにより区画された第1室に前記流体機械を収容した筐体と、
    前記第1金属板の上方に配置され、少なくとも前記第1金属板と上下方向に延在する複数の第2金属板とによって区画された第2室と、
    前記第2室に収容され、前記流体機械を制御する電気部品と、を備え、
    更に、前記複数の第2金属板の少なくとも一部が、前記第1金属板に対し、前記第1金属板を構成する第1板部と前記第2金属板を構成する第2板部とを含む少なくとも3枚の板部を貫通する留め具で留められた締結部を備え
    前記第2板部は、
    前記第2金属板の下側端部に形成された第1曲げ部と、
    前記第2金属板の、前記流体機械ユニットの正面側又は背面側の少なくとも一方の端部に、前記第1曲げ部と重なるように形成された第2曲げ部と、
    を含み、
    前記第2金属板の、前記流体機械ユニットの正面側又は背面側の少なくとも一方の端部は、当該端部以外の残部と対向するように、2つの角を有して当該残部に接続され、
    前記第2曲げ部は、前記2つの角のうちの前記残部と対向する角と前記第2金属板の縁との間から前記第2金属板と一体になって前記残部に向かって延在する
    ことを特徴とする流体機械ユニット。
  2. 前記残部は、前記流体機械ユニットの正面視において、前記第1曲げ部及び前記第2曲げ部よりも内側に配置される
    ことを特徴とする請求項に記載の流体機械ユニット。
  3. 吊り治具を接続する吊り部を備え、
    前記締結部は、上面視で、前記複数の支柱を上方に延長した場合の仮想支柱と重なるように配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体機械ユニット。
  4. 前記第2室の背面側に配置される第3金属板を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体機械ユニット。
  5. 前記第3金属板の正面側には、前記電気部品を収容した電気部品室が配置され、
    前記第3金属板の背面側には、第1連通口により外部と連通する空気室が配置される
    ことを特徴とする請求項に記載の流体機械ユニット。
  6. 前記電気部品と対向する位置に、前記電気部品室と前記空気室とを連通する第2連通口を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の流体機械ユニット。
  7. 前記空気室と前記第1室とを連通する第3連通口を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の流体機械ユニット。
  8. 屋外設置用であり、
    前記筐体の正面側に形成された第1開口と、
    前記第1開口を閉塞する第1扉と、
    前記第2室の正面側に形成された第2開口と、
    前記第2開口を閉塞するとともに、前記第2開口の上方に配置された回動軸を中心に回動する第2扉と、を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体機械ユニット。
  9. 前記第2扉の下側端部は、前記第1扉の上側端部を覆うように配置される
    ことを特徴とする請求項に記載の流体機械ユニット。
  10. 前記第1扉は、
    前記第1開口の左側に配置された回動軸を中心に回動する左扉と、
    前記第1開口の右側に配置された回動軸を中心に回動する右扉と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項に記載の流体機械ユニット。
  11. 前記流体機械はポンプを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体機械ユニット。
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