JPH1030834A - 空気調和機の制御装置及び制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御装置及び制御方法

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JPH1030834A
JPH1030834A JP8304653A JP30465396A JPH1030834A JP H1030834 A JPH1030834 A JP H1030834A JP 8304653 A JP8304653 A JP 8304653A JP 30465396 A JP30465396 A JP 30465396A JP H1030834 A JPH1030834 A JP H1030834A
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博司 奥井
Takashi Deguchi
隆 出口
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理文 西宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遠隔から空気調和機の温度、風量
等を制御することにより効果的に消費電力を削減するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 空気調和機10と、前記空気調和機10
の運転を行う運転設定値を出力する運転設定値出力装置
11と、前記空気調和機10と同じ室内空間に設置され
少なくとも室内空間内の人の有無、人数に関する室内環
境情報を得る室内環境検出装置12と、外部電力供給先
から出力される電力制御信号を受信する電力制御信号受
信装置13と、前記室内環境情報及び前記電力制御信号
により、前記空気調和機10に対する運転制御設定値を
演算する第1の運転制御設定値演算装置14と、前記第
1の運転制御設定値演算装置14により演算された前記
運転制御設定値を運転制御信号として出力する運転制御
信号出力装置15とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は夏場等における電力
需要の増加に伴う電力負荷のピ−クをカットし、電力負
荷の平準化を目的とした空気調和機の制御装置に関する
ものである。本発明はまた、ワイヤレスリモコンで制御
可能な既設の空気調和機を通信ネットワークを利用して
制御(特にデマンド制御)を行うための空気調和機の制
御装置に関するものである。本発明はさらに、ワイヤレ
スリモコン方式の既設の一般家庭用の空気調和機におい
て、快適性を損なわずに電力会社からのデマンド要求情
報に応じたデマンド(電力負荷)制御を行う空気調和機
のデマンド制御方法および制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の電力事情として、夏期の酷暑時に
おける使用電力量が大きく上昇して供給限界に迫ること
が問題となっている。この原因の一つは家庭やオフィ
ス、工場における空気調和機の使用によるものであるこ
とが知られているため、使用電力量の上昇に応じて空気
調和機の消費電力を抑制するデマンド制御の要求が高ま
りつつある。さらに最近では、電気による暖房手段に依
存する傾向の高まりから冬期のデマンド制御の必要性も
話題にされている。空気調和機のデマンド制御を行う方
法としては、日本工業会規格のHA端子(JEM−A)
を利用する方法が簡便である。外部からのデマンド制御
指令に応じてON/OFF制御を行うことはHA端子を備え
た空気調和機に対しては比較的簡単に行うことが可能で
ある。前記デマンド制御を行う空気調和機の制御装置の
一例を図面を参照して説明する。図4に示すように、1
001は空気調和機であり、空気調和機1001に設け
られたHA端子(JEM−A端子)(JEMA規格準
拠)等の運転状態検出装置1002、運転信号出力装置
1003、運転信号演算装置1004及び電力制御信号
受信装置1005がツイストペア線等で構成される通信
線1006を介して接続されている。また、伝送線10
07は電灯線或いは光ファイバケ−ブル等で構成され、
電力制御信号受信装置1005と外部電力供給源100
8とを接続している。
【0003】以上のように構成された空気調和機の遠隔
制御装置について、電力負荷平準化の手法について説明
する。例えば夏場などの消費電力がピ−クを向かえる時
期などに電力会社等の外部電力供給源1008において
電力負荷がピ−クに達すると消費電力抑制を図る電力制
御信号が伝送線1007を介して外部電力供給源100
8より電力制御信号受信装置1005に受信される。電
力制御信号受信装置1005が受信した電力制御信号に
より、運転信号演算装置1004において空気調和機1
001の運転を停止するコマンドが演算され、演算され
た運転停止コマンドは通信線1006を介して運転信号
出力装置1003より運転状態検出装置1002に出力
される。空気調和機1001は運転状態検出装置100
2より運転停止コマンドを受信後運転を停止し、一定時
間経過すると再び運転を再開する。以上の一連の制御を
繰り返すことにより空気調和機1001の消費電力が抑
制される。また、電力抑制量は運転停止時間を変える或
いは運転・停止を切換える回数を変えることにより調整
される。これらの制御は電力負荷のピ−クが過ぎるまで
行われる。
【0004】次に。図5に空気調和機の室内吸込温度を
検出する回路図を示す。熱電対(サ−ミスタ)1009
の一端は一定電位に接続されており、熱電対1009の
他端と抵抗1010との間にスイッチ1011が接続さ
れている。スイッチ1011には複数のスイッチ101
1a〜1011eと抵抗1012a〜1012eの直列
回路が複数段並列に接続されている。抵抗1012a〜
1012eはそれぞれ異なる抵抗値を持っている。スイ
ッチ1011と抵抗1010の接続点1013にコンデ
ンサ1014の一端及び室内吸込温度演算装置1015
が接続されており、抵抗1010及びコンデンサ101
4の他端はア−スに接続されている。
【0005】以上のように構成された空気調和機の室内
吸込温度の検出回路について、電力負荷平準化の手法に
ついて説明する。図5において点線内は通常の空気調和
機の室内吸込温度の検出回路である。室内吸込温度に応
じて熱電対1009の抵抗値が変化し、それに伴って図
5における点1013の電位が変化する。点1013の
電位より室内吸込温度演算装置1015が室内吸込温度
を演算する。この結果、室内吸込温度が設定温度に到達
すると、空気調和機の運転は定常状態に落ち着き電力消
費量も減少する。以上は通常の空気調和機の運転制御法
である。図5においては、スイッチ1011に並列にス
イッチ1011a〜1011eと抵抗1012a〜10
12eの直列回路が複数段接続されており、これらのス
イッチ1011,1011a〜1011eを切り換える
ことにより、点1013の電位を通常の空気調和機の回
路における点1013に対応する位置の電位より低く設
定させることができる。即ち、実際には室内吸込温度が
設定温度に到達していないのに室内吸込温度演算装置1
015には見かけ上設定温度に到達したように見せか
け、空気調和機の運転を定常状態に落ちつかせることに
より、電力消費量を抑制させる。スイッチ1011,1
011a〜1011eを適当に切り換えることにより実
際の室内吸込温度との温度差を調整することで消費電力
の抑制量を調整する。
【0006】しかしながら、上記構成において、JEM
−A端子(JEMA規格準拠)等の運転状態検出装置1
002では空気調和機1001の運転・停止しか操作で
きず、電力負荷の平準化を行う際、需要家の快適性を損
なうという課題を有していた。
【0007】また、既存の空気調和機に対し温度制御に
より電力負荷の平準化を行うためには空気調和機本体の
改造を行わなければならないという課題を有していた。
【0008】さらに、HA端子はON/OFFの2値間の制
御及び状態管理を実現する規格であり、制御及び状態管
理の内容が限られてしまう。従って室内の温度変化を細
かく制御することは困難で、快適性が大きく犠牲にな
る。また、圧縮機の能力が可変であるインバータ方式の
空気調和機では、室温と設定温度の差が大きいとき能力
を上げる制御が一般に行われるためOFFからONに変化し
たときの消費電力が安定運転時よりも大きくなる可能性
がある。
【0009】そこで、前記のように単に空気調和機全体
のON/OFFを行うのではなく温度設定値を制御すること
によって、快適性をなるべく損なわず、しかも瞬間的な
消費電力が逆に大きくなるようなことのない方法が特開
平1-114654号公報に開示されている。これは図23に示
すような構成がとられている。空気調和機1020は負
荷制御装置1021、外部との通信を制御する通信制御
部1022と空気調和機の運転/停止を制御する空気調
和機制御部1023、温度センサ1027からなる。通
信制御部1022は、電力計1024で使用電力量を監
視しながら必要に応じてデマンド制御指令を発するデマ
ンド監視装置1025と伝送線1026で結ばれてい
る。
【0010】使用電力量の増加に伴いデマンド監視装置
からデマンド制御指令が発せられると伝送線を通して通
信制御部に入力される。デマンド制御指令の内容と空気
調和機の温度センサの値から空気調和機の温度設定値を
シフトさせることでデマンド制御を行う。
【0011】しかしながら図23の構成では空気調和機
の温度設定値を直接制御しているために、負荷制御装置
の機能が予め空気調和機に組み込まれていなければなら
ない。もし前記負荷制御装置の機能を持たない既設の空
気調和機に対しデマンド制御を行うとすれば改造が必要
となりそのためのコストと手間が大きな問題である。そ
こで簡便に既設空気調和機のデマンド制御を行う方法が
要求されていた。
【0012】次に、特開平2−115644号公報に
は、図32(a),(b)に示すように、住宅に設置さ
れたブレ−カ容量範囲内で複数台の空気調和機を住宅配
線に流れる総合負荷電流値(図32(a))に基づい
て、優先順位の低いものから強制サーモオフ(圧縮機停
止)あるいは圧縮機の最低運転周波数駆動を行うこと
(図32(b))により快適性を損なわないデマンド
(電力負荷)制御を行う方式が開示されている。
【0013】また、図33のようにHA端子(JEM−
A)及びHA端末機1030を利用して、通信ネットワ
−ク1031からの情報に応じて、空気調和機1032
の運転あるいは停止によるデマンド制御を行うことも可
能であった。
【0014】さらに、特開平1−114654号公報で
は、複数台の空気調和機に対するデマンド制御装置にお
いて、契約電力超過時に空気調和機の設定温度を電力量
が低下する方向に1℃ずつシフトする方式が開示されて
いる。
【0015】図34は、冷房時のデマンド運転動作チャ
ートである。これによると、空気調和機の電力量が上限
の規定値を越えると、運転中の空気調和機の設定温度
(t0時の設定)を1度上げ、一定時間経過後、電力量
が上限の規定値以下とならない場合は、さらに設定温度
を1度上げる制御を繰り返す(t2,t3時の設定)こと
により室内温度と設定温度の差を小さくして、室内コン
トロ−ル機能により圧縮機のON−OFF運転を繰り返
すことによりデマンド制御が行える。
【0016】特開平7−143670号公報には、空気
調和機を含む電力負荷が接続された系統で使用電力値が
契約電力値を超過しそうになった場合に電力の使用を制
限するデマンド制御装置が開示されている。デマンド制
御装置は、図35に示すように、超過電力にあわせて、
系統内の使用電力量、室内外温度などに基づいた電力量
の最適配分による快適性を損なわないデマンド(電力負
荷)制御を行うものである。
【0017】次に、一般家庭用空気調和機の運転制御方
法を簡単に説明する。図36は一般家庭用空気調和機の
ブロックダイアグラムであり、ワイヤレス方式のリモコ
ン1040を介して、利用者の意志(運転モード)は空
気調和機1041に伝えられ、空気調和機1041の演
算処理部において、冷暖房,風向,風量,設定温度など
の運転モードが決定される。この運転モードに基づい
て、室内外機の送風機や圧縮機などが運転制御される
が、一般的に空気調和機の圧縮機の運転制御はワイヤレ
スリモコン1040からの設定温度と吸込み(空気調和
機に対して流れ込む)空気温度の差に基づいて行われ
る。
【0018】図37は、インバータ可変速タイプの一般
家庭用空気調和機の消費電力と圧縮機運転周波数の関係
を示したものである。圧縮機の運転周波数がA→B→…
高くなるにつれて、消費電力も増加することがわかる。
また、図38(a)は、インバータ可変速タイプの一般
家庭用空気調和機の冷房時の設定温度と吸込み温度差と
圧縮機運転周波数の関係を示したものであり、図38
(b)は同様に暖房時の設定温度と吸込み温度差と圧縮
機運転周波数の関係を示したものである。
【0019】冷暖房時ともに、空気調和機は、設定温度
と吸込み温度の差に応じて、図37のA,B,…の圧縮
機の運転周波数が割り当てられている。図37と図38
からわかるように、冷房時には空気調和機の設定温度を
上昇させることで、圧縮機の運転周波数はD→C→B→
Aと低下し、消費電力を低減させることが可能となる。
同様に、暖房時は前記設定温度を低下させていくことで
消費電力を低減させることが可能である。
【0020】また、商用電源により直接圧縮機が駆動さ
れるいわゆる一定速タイプの空気調和機は図39のよう
に吸込み温度が設定温度を下回ると圧縮機を停止させ
(サーモOFF)、吸込み温度が設定温度+αになると
圧縮機を再運転させる(サーモON)ことにより室内温
度コントロールを行っている。この場合は設定温度を変
更することにより、圧縮機のON−OFF運転で空気調
和機のデマンド制御が実現できる。
【0021】しかしながら、上記従来の構成では、室内
外環境状態の如何に拘らず、一般家庭用空気調和機の運
転・停止や圧縮機の最低周波数駆動が行なわれるため、
空気調和機のデマンド制御装置によって、著しく運転モ
ードを変更されると利用者の快適性が損なわれ、デマン
ド制御がキャンセルされる確率が上昇し、有効な電力ピ
ークカットを実施することが困難となるという課題を有
していた。
【0022】また、空気調和機を含む電力負荷が接続さ
れた系統において、契約電力量を超過しないように空気
調和機の電力を低減させるデマンド制御装置では、ON
−OFFの繰り返しや複数台の空気調和機に電力を分散
させるため、必要以上に快適性を悪化せざるをえないと
いう課題も有していた。
【0023】契約電力値を電力会社と取り交わしている
ビルや工場などの大電力需要者では、複数台の空気調和
機を集中管理(コントロール)しており、各空気調和機
の電力使用状態や室内環境状態を比較的把握しやすいの
に対し、一般家庭用空気調和機は独立して存在するた
め、集中管理や他の機器を用いて空気調和機の運転状態
や情報を得ることも困難であるという課題を有してい
た。
【0024】加えて、近年、一般家庭用の空気調和機は
安全にクリーンで年間を通して使用できる冷暖房器具と
して著しく普及し、これに伴って、夏期を問わず冬期の
電力消費量も著しく伸びてきている。これに伴い電力需
要の平準化や電力ピークカットが現実的な社会問題とな
ってきている。
【0025】特に、電力ピークカットに関しては、各家
庭の電力消費量を少しずつ抑制することで実現でき、ま
た、発電所の過負荷による地域的停電事故を防止するこ
とができるため、一般家庭において消費電力の大きい空
気調和機に対するデマンド制御の機運が高まっている。
一般家庭における空気調和機のデマンド制御を効率的に
行うためには、室内環境の快適性の悪化を最小限にとど
めて、デマンド制御のキャンセル率を引き下げることが
もっとも重要課題である。
【0026】さらに、従来は、家庭,工場やビルなどの
限られた電力系統内でデマンド制御が行われていた場合
には問題はないが、発電所を含む地域内で大規模なデマ
ンド制御が行われる場合には、デマンド制御終了時に空
気調和機の運転モードをデマンド制御開始時点の設定ま
で一気に変更すると地域内の電力負荷が急激に重くな
り、再度デマンド制御が必要な状況が繰り返される恐れ
も考えられる。
【0027】本発明は上記課題を解決するもので、既存
の空気調和機本体の改造を行うことなく、しかも需要家
の快適性を損なわずに電力負荷ピ−ク時における電力負
荷の平準化を図ることを目的とするものである。
【0028】本発明はまた、ワイヤレスリモコン方式の
空気調和機を、簡便な方法で、快適性をできる限り損な
うことなく、有効にデマンド制御するための空気調和機
の制御装置を提供することを別の目的とする。
【0029】本発明はさらに、ワイヤレスリモコン方式
の空気調和機のデマンド制御方法およびデマンド制御装
置を提供することを他の目的とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、空気調和機と、前記空気調和機の運転を
行う運転設定値を設定するとともに前記運転設定値を前
記空気調和機に出力する運転設定値出力装置と、前記空
気調和機と同じ室内空間に設置され少なくとも室内空間
内の人の有無、人数に関する室内環境情報を得ることの
できる室内環境検出装置と、外部電力供給先から電力負
荷のピ−ク時に出力される電力制御信号を受信する電力
制御信号受信装置と、前記室内環境検出装置より検出さ
れた前記室内環境情報及び前記電力制御信号受信装置が
受信した前記電力制御信号により、前記空気調和機に対
する運転制御設定値を演算する第1の運転制御設定値演
算装置と、前記第1の運転制御設定値演算装置により演
算された前記運転制御設定値を運転制御信号として前記
空気調和機に対して出力する運転制御信号出力装置とを
具備し、前記電力制御信号受信装置が前記電力制御信号
を受信したときに、前記室内環境検出装置から得られる
室内環境情報に応じて前記第1の運転制御設定値演算装
置が演算した運転制御設定値を、前記運転制御信号とし
て前記運転設定値出力装置が出力する信号と同等の信号
を前記運転制御信号出力装置が同形式の信号を前記空気
調和機に出力するものである。この発明によれば、既存
の空気調和機に対して空気調和機本体の改造を行うこと
なく室内の人数に応じ運転・停止以外に温度設定、風量
設定等の制御を行うことができ、外部電力供給先よりこ
れらの制御を適時行うことにより電力負荷のピ−ク時に
需要家の快適性を損なうことなく空気調和機の消費電力
を抑え、効果的に電力負荷の平準化を行うことができ
る。
【0031】本発明の他の形態は、空気調和機と、前記
空気調和機の運転を行う運転設定値を設定するとともに
前記運転設定値を前記空気調和機に出力する運転設定値
出力装置と、前記空気調和機と同じ室内空間に設置され
少なくとも室内空間内の人の有無、人数に関する室内環
境情報を得ることのできる室内環境検出装置と、前記室
内環境検出装置より得られる室内環境情報に基づき少な
くとも室内での人の不在時間を積算することのできるタ
イマ装置と、外部電力供給先から電力負荷のピ−ク時に
出力される電力制御信号を受信する電力制御信号受信装
置と、前記室内環境検出装置及びタイマ装置より検出さ
れた人の不在情報さらに前記電力制御信号受信装置が受
信した前記電力制御信号により、前記空気調和機に対す
る運転制御設定値を演算する第2の運転制御設定値演算
装置と、前記第2の運転制御設定値演算装置により演算
された前記運転制御設定値を運転制御信号として前記空
気調和機に対して出力する運転制御信号出力装置とを具
備し、前記電力制御信号受信装置が前記電力制御信号を
受信したときに、前記タイマ装置から得られる人の不在
時間が一定値を越えた場合には前記運転制御信号出力装
置が前記空気調和機の運転を停止する信号を出力するも
のである。この発明によれば、外部電力供給先より人の
いない部屋の空気調和機の電力消費を無くし他の部屋或
いは需要家への省電力制御を緩めることができ、より効
果的に電力負荷の平準化を行うことができる。
【0032】本発明の別の形態は、空気調和機と、前記
空気調和機の運転を行う運転設定値を設定するとともに
前記運転設定値を前記空気調和機に出力する運転設定値
出力装置と、外部電力供給先から電力負荷のピ−ク時に
出力される電力制御信号を受信する電力制御信号受信装
置と、前記電力制御信号受信装置が受信した前記電力制
御信号により、前記空気調和機に対する運転制御設定値
を演算する第3の運転制御設定値演算装置と、前記第3
の運転制御設定値演算装置により演算された前記運転制
御設定値を運転制御信号として前記空気調和機に対して
出力する運転制御信号出力装置と、前記空気調和機に対
する電力制御を解除する電力制御解除信号を前記第3の
運転制御設定値演算装置に送出する電力制御解除信号送
出装置とを具備し、前記電力制御信号受信装置が前記電
力制御信号を受信し、前記第3の運転制御設定値演算装
置、前記運転制御信号出力装置により前記空気調和機が
電力制御を受けている時に、電力制御解除信号出力装置
から前記第3の運転制御設定値演算装置に対して電力制
御解除信号を送出することにより電力制御を解除するも
のである。この発明によれば、病気等の緊急時に省電力
制御により空気調和機の設定値を変更されたくない場合
に顧客の要望に答えることができる。
【0033】本発明の他の形態は、ワイヤレスリモコン
により制御される空気調和機とネットワーク端末との間
に位置する空気調和機の制御装置であって、前記ネット
ワーク端末との通信制御を行う通信制御処理部と、前記
空気調和機の制御信号を送信するワイヤレスリモコン信
号送信部と、前記空気調和機の制御内容を決定し前記ワ
イヤレスリモコン信号送信部に指令する演算処理部を具
備し、前記ネットワーク端末を通してのデマンド制御要
求に基づいて前記演算処理部で制御内容を決定し、前記
空気調和機の設定をワイヤレスリモコン信号により変更
することでデマンド制御を行うものである。これによ
り、大多数のデマンド制御機能を持たないスタンドアロ
ンの空気調和機を通信ネットワークを通して集中的に制
御できるため、非常に効果的に電力カットが行える。ま
た、空気調和機に対して改造等を加える必要がないので
簡便で安価にデマンド制御を行うことができる。
【0034】本発明の別の形態は、ワイヤレスリモコン
から空気調和機に送信される制御信号を受信するワイヤ
レスリモコン信号受信部を具備し、前記ワイヤレスリモ
コンによる前記空気調和機の設定値に基づいて演算処理
部で制御内容を決定し、前記空気調和機の設定をワイヤ
レスリモコン信号により変更することでデマンド制御を
行う。また、空気調和機に供給される電流を検出する電
流センサを具備し、前記電流センサにより検出される電
流値に基づいて演算処理部で制御内容を決定し、空気調
和機の設定をワイヤレスリモコン信号により変更するこ
とでデマンド制御を行う。さらに、空気調和機に設けら
れたHA端子(JEM−A、日本工業界規格)からの出
力を検知するHA出力検知部を具備し、HA出力に基づ
いて演算処理部で制御内容を決定し、前記空気調和機の
設定をワイヤレスリモコン信号により変更することでデ
マンド制御を行う。これらの形態によれば、空気調和機
の設定状態や動作状態に基づいてデマンド制御の設定内
容を決めるため、快適性を大きく損なうことなく有効的
に電力カットを行うことができる。
【0035】本発明の他の形態では、ワイヤレスリモコ
ンの方式に応じた専用の信号伝送線路をワイヤレスリモ
コン信号送信部と前記空気調和機のワイヤレスリモコン
信号受信部との間に設ける。これにより、ワイヤレスリ
モコン信号送信部からの信号を自身のワイヤレスリモコ
ン信号受信部で受けるといった誤動作を防ぎ、信頼性が
増す。また、制御装置の設置状態に対する自由度が増
し、設置が簡単に行える。
【0036】本発明の別の形態では、空気調和機への電
力供給コンセントを具備し、電流センサを本制御装置内
部に配置する。これにより、設置を簡単に行うことがで
き、配線が簡潔で見た目もすっきりとしたものになる。
【0037】本発明の他の形態は、空気調和機の被空調
空間または屋外の環境を検知する環境情報検知部を具備
し、前記環境情報検知部より得られた環境情報に基づい
て演算処理部で制御内容を決定し、前記空気調和機の設
定をワイヤレスリモコン信号により変更することでデマ
ンド制御を行う。これにより、被空調空間及び屋外の環
境を直接検知しながらデマンド制御内容を決められるた
め、快適性を大きく損なうことなく有効的に電力カット
を行うことができる。
【0038】本発明の別の形態は、空気調和機のデマン
ド制御に対する在室者のキャンセル要求を受け付けるキ
ャンセル要求入力部を具備し、前記キャンセル要求が入
力されると演算処理部でデマンド制御解除処理を行う。
これにより、在室者に不快感を強いることなくデマンド
制御を行うため協力が得易く、効果的に電力カットを行
うことができる。
【0039】本発明の他の形態は、ワイヤレスリモコン
信号受信部を具備し、キャンセル要求入力部として前記
ワイヤレスリモコン信号受信部を用いる。これにより、
不快感が生じた場合にもデマンド制御を意識することな
く普段と変わりのない操作感覚でキャンセルし、空調環
境の調節を行うことができる。
【0040】本発明の別の形態は、ワイヤレスリモコン
信号送信部及びワイヤレスリモコン信号受信部で処理可
能なリモコンコードを複数組記憶しておくリモコンコー
ド保持手段と、前記複数組のリモコンコードのうち一組
を実際に処理するリモコンコードとして選択するリモコ
ンコード選択手段から構成されるリモコンコード設定部
を設けるものである。これにより、リモコンコードの異
なる多様な空気調和機に対し、広く簡便にデマンド制御
が行える。また、多機種の空気調和機に対し少ない種類
の制御装置で対応できるため量産性が増す。
【0041】本発明の他の形態は、ネットワーク端末と
の通信における装置自身のアドレスを設定するアドレス
設定部を具備し、前記ネットワーク端末との通信を前記
アドレスを確認しながら行うものである。これにより、
一つのネットワーク端末から複数の空気調和機を個別に
認識しながらデマンド制御することができる。
【0042】本発明の別の形態は、各種動作モードの設
定をワイヤレスリモコン信号受信部で受信する動作モー
ド設定信号で行うものである。
【0043】本発明の他の形態は、空気調和機及び制御
装置の動作情報を在室者に知らせる情報表示部を具備
し、少なくともデマンド制御中であるのか否かを表示す
るものである。これにより、在室者に電力供給状況等の
情報を認識させた上でデマンド制御を行うことができ
る。
【0044】本発明の別の形態は、通信制御処理部はネ
ットワーク端末と双方向に通信を行う機能を有し、送信
要求が発生した場合には空気調和機及び制御装置の動作
情報を前記ネットワーク端末に送信するものである。こ
れにより、空気調和機や室内環境の状態及びデマンド制
御に対する在室者の反応といった消費者側の情報をネッ
トワークを通して電力供給側が得ることができる。
【0045】本発明の他の形態は、ワイヤレスリモコン
方式の空気調和機と電力会社との通信ネットワークの端
末の間で情報のやりとりを行い、少なくとも前記空気調
和機で空調を行う室内の環境情報と、電力ピーク時に、
前記通信ネットワークを通して得られる電力会社からの
空気調和機の消費電力の抑制を要求するデマンド要求情
報および前記ワイヤレスリモコンから送信された現状の
運転モードより前記空気調和機のデマンド運転モードを
演算するとともに、このデマンド運転モードを前記ワイ
ヤレスリモコンで用いる送信信号と同等の信号を前記空
気調和機に送信するものである。これにより、空気調和
機の利用者の希望する運転モードと室内外環境情報およ
び電力会社からのデマンド要求情報に応じた空気調和機
のデマンド運転モ−ドを空気調和機に送信することによ
り、快適性と電力ピ−クカットを両立させた空気調和機
のデマンド制御が行えるという効果を奏する。また、快
適度PMVに基づいて空気調和機の設定温度の変更を行
うデマンド制御の構成によると快適性をほとんど損なわ
ないデマンド制御が行われるため、利用者のデマンド制
御キャンセル率を低減できるという効果も奏する。さら
に、熱画像検出装置を具備したデマンド制御装置によれ
ば、人体位置及び人体位置での快適度PMVを推定でき
るため、0.5程度変化させてデマンド制御を行う場合
には気流感(風量,風向)を快適方程式に導入できるた
め、設定温度のみによりデマンド制御する場合に比べ
て、圧縮機の運転周波数を1ランクダウンできる可能性
があり、効率的なデマンド制御と快適性の両立による電
力ピークカットを行えるという効果を奏する。そして、
発電所を中心とした地域的な大規模電力系統に対し、家
庭内の電力負荷である既設の空気調和機をデマンド制御
装置を用いて、室内外環境情報,デマンド要求レベルや
利用者の望む環境などに応じたデマンド運転モードによ
りデマンド(電力負荷)制御することにより、利用者の
快適性をほとんど損なうことなく、効率的なデマンド制
御と電力ピークカットが実現でき、地域的な停電事故を
未然に防ぐことができる。
【0046】本発明の別の形態は、空気調和機に信号を
送信するワイヤレスリモコンと、ワイヤレスリモコン方
式の空気調和機と電力会社との通信ネットワークの端末
の間に、前記端末と情報のやりとりを行う通信部と、ワ
イヤレスリモコンからの信号を受信する空気調和機の受
信部と、少なくとも前記空気調和機で空調を行う室内の
環境情報を検出する室内環境検出手段と、前記環境情報
と、電力ピーク時に、前記通信ネットワークを通して得
られる電力会社からの空気調和機の消費電力の抑制を要
求するデマンド要求情報および前記ワイヤレスリモコン
から送信された現状の運転モードより前記空気調和機の
デマンド運転モードを演算する運転モード演算部と、こ
のデマンド運転モードを前記空気調和機に送信する信号
送信部を設けたものである。この構成によると、前記形
態の効果を奏することはいうまでもなく、前記空気調和
機と同等のワイヤレスリモコン信号を用いて、空気調和
機の運転制御が可能でるため、既設の空気調和機に対し
て、何ら手を加える必要がないという効果も奏する。
【0047】本発明の他の形態は、空気調和機の運転開
始からの経過時間あるいは室内環境検出手段より得られ
る環境情報の時間変化に基づいて、室内空調環境の過渡
状態あるいは安定状態の判定を行うものである。これに
より、室内環境を過渡状態あるいは安定状態と判定する
ものであり、室内空調環境状態に応じたデマンド制御を
行うことができるという効果を奏する。
【0048】本発明の別の形態は、空気調和機の運転開
始からの経過時間あるいは室内環境検出手段より得られ
る環境情報の時間変化に基づいて、室内空調環境の過渡
状態あるいは安定状態の判定を行う室内状態判定手段を
設けたものである。
【0049】本発明の他の形態は、デマンド要求情報を
得た際に、室内の空調環境状態が過渡の場合、空気調和
機の消費電力の抑制する空気調和機のデマンド運転モー
ドを1回だけ前記空気調和機に送信するものである。こ
れにより、過渡状態中に無意味な操作を行うことなく、
安定状態に移行した場合の利用者の快適性も大きく損な
わないという効果を奏する。
【0050】本発明の別の形態は、デマンド要求情報を
得た際に室内状態判定手段が室内の空調環境状態を過渡
と判定している場合、運転モード演算部で演算された空
気調和機のデマンド運転モードを1回だけ前記空気調和
機に送信するものである。
【0051】本発明の他の形態は、デマンド要求情報を
得た際に、室内の空調環境状態が安定の場合、空気調和
機の消費電力の抑制する空気調和機のデマンド運転モー
ドを少なくとも1回以上前記空気調和機に送信するもの
である。これにより、室内外環境情報やPMVに応じ
て、デマンド制御開始時の圧縮機の運転周波数を越えな
い範囲、つまり消費電力内で設定温度を1回以上変更す
ることものであり、利用者の快適性を重視したデマンド
制御が可能となるという効果を奏する。
【0052】本発明の別の形態は、デマンド要求情報を
得た際に室内状態判定手段が室内の空調環境状態を安定
と判定している場合、運転モード演算部で演算された空
気調和機のデマンド運転モードを少なくとも1回以上前
記空気調和機に送信するものである。
【0053】本発明の他の形態は、デマンド制御終了
時、空気調和機のデマンド運転モードをデマンド制御開
始以前の運転モードまで段階的に変更するものである。
これにより、デマンド制御終了時の圧縮機の運転周波数
アップに伴う消費電力の瞬間的な増加による電力ピーク
の再発を防止するという効果を奏する。
【0054】本発明の別の形態は、デマンド制御終了
時、空気調和機のデマンド運転モードをデマンド制御開
始以前の運転モードまで段階的に変更する運転モード演
算部と、前記運転モード演算部の演算結果を順次、前記
空気調和機に送信する信号送信部を設けたものである。
【0055】
【発明の実施の形態】以下の説明では夏期の冷房時にデ
マンド制御システムを行う場合について例を上げるが、
冬季の暖房時についても設定温度のシフト方向が異なる
だけで方法としては同じである。 (1)第1実施形態 また、各実施形態における同一の部分及び対応する部分
には同一の符号を付して説明を省略する。図1に示す空
気調和機用デマンド制御システムにおいて、空気調和機
10、リモコン等の運転設定値出力装置11、室内環境
検出装置12、電力制御信号受信装置13、運転制御設
定値演算装置14及び運転制御信号出力装置15が設け
られており、空気調和機10を除き各装置はツイストペ
ア線等で構成される通信線16を介して接続されてい
る。また、伝送線17は電灯線或いは光ファイバケ−ブ
ル等で構成され、電力制御信号受信装置13と外部電力
供給源18とを接続している。
【0056】以上のように構成された空気調和機のデマ
ンド制御システムについて、電力負荷平準化の手法につ
いて説明する。例えば夏場などの消費電力がピ−クを向
かえる時期などに、電力会社等の外部電力供給源18に
おいて電力負荷がピ−クに達すると消費電力抑制を図る
電力制御信号が伝送線17を介して電力制御信号受信装
置13に受信される。室内環境検出装置12より検出さ
れる室内の人の在・不在或いは人数等の室内環境情報及
び電力制御信号受信装置13が受信した電力制御信号よ
り、運転制御設定値演算装置14において空気調和機1
0に対する運転・停止設定、温度設定或いは風量設定等
の運転制御設定値が演算される。演算された運転制御設
定値は運転制御信号出力装置15より運転制御信号とし
て運転設定値出力装置11が出力する赤外線信号等の無
線信号と同形式の信号が空気調和機10に対して出力さ
れ、この運転制御信号に従い空気調和機10は消費電力
が少なくなる状態へ運転・停止設定、温度設定或いは風
量設定等の運転設定を変更し、一定時間経過すると再び
元の運転設定値で運転を行う。以上の制御を繰り返すこ
とにより空気調和機10の消費電力が抑制される。消費
電力の抑制量は運転設定値の変更内容、運転設定を変更
し省電力制御を行う時間、或いは省電力制御を行う回数
等を変化させることにより調整される。これらの制御が
各空気調和機に対して電力負荷のピ−クが過ぎるまで行
われ、結果として電力負荷が平準化される。
【0057】図1の実施例では室内環境検出装置12、
電力制御信号受信装置13、運転制御設定値演算装置1
4及び運転制御信号出力装置15がそれぞれ単独に設け
られているが、これら装置の構成については、何れかの
装置が一体化している場合、或いは全ての装置が一体化
している場合においても効果は同等である。
【0058】(2)第2実施形態 図2に示す第2実施形態のデマンド制御システムにはタ
イマ20が含まれており、このタイマ20と運動制御設
定値演算装置14が通信線16により接続されている。
【0059】この空気調和機のデマンド制御システムに
ついて、電力負荷平準化の手法について説明する。夏場
などの消費電力がピ−クを向かえる時期などに、外部電
力供給源18において電力負荷がピ−クに達すると消費
電力抑制を図る電力制御信号が伝送線17を介して電力
制御信号受信装置13に受信される。また、室内環境情
報検出装置12より人の不在状態を検出し、その不在時
間をタイマ装置20により積算する。タイマ装置20に
よる積算値が一定値以上になると人が外出状態と見なし
第2の運転制御設定値演算装置14において空気調和機
10の運転を停止する運転制御信号が生成され運転制御
信号出力装置15より出力される。これにより、空気調
和機10の運転が停止され外出時の空気調和機10の消
し忘れ等による無駄な電力消費をなくすことができ、他
の部屋或いは需要家の空気調和機に対する省電力制御の
ための運転設定の変更内容を緩めることができる。これ
により無駄のない省電力制御を行うことができ、非常に
効果的に電力負荷が平準化される。
【0060】図2の実施形態では室内環境情報検出装置
12、タイマ装置20、電力制御信号受信装置13、運
転制御設定値演算装置14及び運転制御信号出力装置1
5がそれぞれ単独に設けられているが、これらの装置の
構成については、何れかの装置が一体化している場合、
或いは全ての装置が一体化している場合においても効果
は同等である。
【0061】(3)第3実施形態 図3のデマンド制御システムは、タイマに代えて電力制
御解除信号送出装置21を備えている。
【0062】以上のように構成された空気調和機の遠隔
制御装置について、電力負荷平準化の手法について説明
する。夏場などの消費電力がピ−クを向かえる時期など
に、電力会社等の外部電力供給源18において電力負荷
がピ−クに達すると消費電力抑制を図る電力制御信号が
伝送線17を介して電力制御信号受信装置13に受信さ
れる。運転制御設定値演算装置14は電力制御信号受信
装置13が受信した電力制御信号に応じて運転制御設定
値を演算する。演算された運転制御設定値は運転制御信
号出力装置15より運転制御信号として運転設定値出力
装置11の出力する赤外線信号等の無線信号と同形式の
信号が空気調和機10に対して出力され、この運転制御
信号に従い空気調和機10は省電力制御のため運転設定
が変更される。しかし、需要家においては人が病気等で
寝込んでいる場合等の緊急時、空気調和機10の設定を
変更されると困る場合も生じる。このような時、顧客が
電力制御解除信号送出装置21を操作することで外部電
力供給先からの省電力制御を解除することができ、緊急
時に空気調和機10の運転状態を変更されると困る場合
にも対応が可能となる。
【0063】図3の実施例では電力制御信号受信装置1
3、運転制御設定値演算装置14、運転制御信号出力装
置15及び電力制御解除信号送出装置21がそれぞれ単
独に設けられているが、これらの装置の構成について
は、何れかの装置が一体化している場合、或いは全ての
装置が一体化している場合においても効果は同等であ
る。また、運転制御信号出力装置15から空気調和機1
0、空気調和機10或いは空気調和機10への運転制御
信号の出力は本実施例のように赤外線信号等の無線によ
る方法以外に、空気調和機10、空気調和機10或いは
空気調和機10と運転制御信号出力装置15を通信線1
6で接続することによって有線で出力する方法において
も同等の効果が得られることはも容易に想像することが
できる。
【0064】(4)第4実施形態 図6に示す空気調和機のデマンド制御システムにおい
て、30は空気調和機、31はリモコン信号受信部、3
2は運転設定値出力装置(ワイヤレスリモコン)であ
る。33は通信ネットワーク、34はネットワーク端
末、35は通信制御処理部、36は演算処理部、37は
ワイヤレスリモコン信号送信部で、このシステムでは、
通信制御処理部35、演算処理部36、ワイヤレスリモ
コン信号送信部37は制御装置38として一体化されて
いる。また、通信制御処理部35は低圧配電線39によ
りネットワーク端末34に接続されている。消費電力が
上昇して電力供給限界に迫ると通信ネットワーク33を
通してネットワーク端末34にデマンド制御要求及びそ
の緊迫度に応じた要求レベルが送られる。ネットワーク
端末34と通信制御処理部35との間の通信は低圧配電
線39により行い、演算処理部36にデマンド制御要求
が入力される。演算処理部36ではデマンド制御要求レ
ベルに応じて適切な温度設定値を決定し、ワイヤレスリ
モコン信号送信部37からその内容に応じたリモコン信
号を空気調和機30のワイヤレスリモコン信号受信部3
1に送信して設定を変更する。
【0065】図7を用いてデマンド制御要求が出された
場合の設定値の変更例を説明する。空気調和機は冷房運
転されておりその設定温度はTS0であったとする。時刻
1でデマンド制御要求(レベル1)、時刻t2にレベル
2、t3にレベル3、t4にレベル2に変更され、t5
要求が解除されたとする。ここでは仮にレベルの数値が
大きいほど緊迫度が高いと決めておく。時刻t1にレベ
ル1の要求が出ると、それまでの空気調和機の設定に拘
わらずマニュアル運転モードで設定温度をT SM+TL1
変更する。TSMは冷房運転時の平均的な設定値、TL1
レベル1に対する温度シフト量であり、予め装置内に保
持している。デマンド制御中に在室者がワイヤレスリモ
コン32の操作を行うと設定が変更されるため本制御装
置からのワイヤレスリモコン信号の送信は一定間隔で繰
り返し行う。同様にレベル2、レベル3に対してはTSM
+TL2,TSM+TL3に設定する。TL1<TL2<TL3とし
ておくことでレベルが高くなるほど設定温度が高くなり
消費電力が低く抑えられることとなる。インバータ方式
の空気調和機の場合では設定温度を1℃高くすることで
約10%の電力カットを行うことができる。時刻t5
デマンド制御要求が解除されるとマニュアル運転モード
のまま設定温度をTSMに変更する。
【0066】上記のように本システムにより、ワイヤレ
スリモコン方式の空気調和機であれば、デマンド制御機
能を持たない既設の空気調和機に対して改造等を加える
ことなくデマンド制御を行うことができる。なお本実施
形態においてネットワーク端末34と通信制御処理部3
5との通信方式として低圧配電線搬送方式を用いたがこ
れに限定されるものではなく、特定小電力無線やHBS
回線など他の方式を用いてもかまわない。
【0067】(5)第5実施形態 図8及び図9を用いて第5実施形態を説明する。本実施
形態のシステムには、ワイヤレスリモコン信号受信部4
0が設けてあり、これと演算処理部36が接続してあ
る。このシステムでは、消費電力が上昇して電力供給限
界に迫ると通信ネットワーク33を通してネットワーク
端末34にデマンド制御要求及びその緊迫度に応じた要
求レベルが送られる。ネットワーク端末と通信制御処理
部35との間の通信は低圧配電線搬送方式により行い、
演算処理部36にデマンド制御要求が入力される。ワイ
ヤレスリモコン信号受信部40で在室者の操作するワイ
ヤレスリモコンの信号を受信しその内容を演算処理部3
6に入力する。演算処理部36ではデマンド制御要求レ
ベルと在室者による設定内容に応じて温度設定値を決定
し、ワイヤレスリモコン信号送信部37からその内容に
応じたリモコン信号を空気調和機30のリモコン信号受
信部31に送信して設定を変更する。
【0068】図9(a)及び9(b)を用いてデマンド
制御要求が出された場合の設定値の変更例を説明する。
空気調和機は冷房運転されておりその設定温度はTS0
あったことがワイヤレスリモコン信号を受信してわかっ
ていたとする。図9(a)に示すように、時刻t1でデ
マンド制御要求(レベル1)が出され、時刻t2にレベ
ル2に変更、t3に要求が解除されたとする。時刻t1
レベル1の要求が出ると、マニュアルモードのままで設
定温度をTS0+TL1に変更する。TL1はレベル1に対す
る温度シフト量であり、例えば図9(b)のように予め
決めておく。この例ではTS0=23℃の場合、設定温度
を25℃(23+2)に変更する。同様にレベル2に対
してはTS0+TL2に設定する。デマンド制御要求が解除
されると設定温度をもとのTS0に戻す。また、デマンド
制御直前での設定温度TS0が不明な場合には、TS0の代
わりに平均設定温度TSMを用いて、例えばレベル1の場
合にはTSM+TL1に設定する。TSMは冷房運転時の平均
設定温度として予め決めておき、TL1、TL2としては一
定の値を設定する。デマンド制御要求の直前の設定内容
は復帰状態として記憶しておき、解除された場合にこの
状態に設定を戻す。
【0069】上記実施形態によれば、デマンド制御直前
の空気調和機の設定温度(TS0)に応じて温度シフト量
を厳密に制御できるため、設定温度が平均的な設定値に
比べ高い場合にも低い場合にも、空調環境を大きく損な
うことなく有効に消費電力をカットすることが可能であ
る。また、自動モードで運転されている場合、一般に設
定温度が平均設定温度(TSM)から大きくずれることは
稀であるため、マニュアルモードの場合と同様に空調環
境を大きく損なうことなく有効に消費電力をカットする
ことが可能である。さらに、デマンド制御の解除後に
は、変更前の設定に戻すことができるので在室者に与え
る違和感を小さくできる。
【0070】(6)第6実施形態 図10に示す本実施形態の基本構成は図8のシステムと
同じであるが、ワイヤレスリモコン信号送信部37と空
気調和機30のワイヤレスリモコン信号受信部との間に
専用の伝送線路を設ける。ワイヤレスリモコン32は赤
外線方式、伝送線路41は光ファイバーを用いる。本制
御装置38のリモコン信号送信部からの光ファイバー4
1は光ファイバー取り付け治具42によって空気調和機
30のリモコン信号受信部の受光窓43の一部分に接続
する。リモコン信号受光窓43には開口部を残しておき
赤外線リモコン32からの信号が受信できるようにして
おく。
【0071】上記実施例によれば、本制御装置のリモコ
ン信号送信部から空気調和機に送られるリモコン信号の
伝達を確実に行うことができる。このため本制御装置の
設置場所の自由度が増し、ワイヤレスリモコンからの信
号をワイヤレスリモコン信号受信部で受信できる確率が
より高い位置に設置することが可能となる。また、本制
御装置から発せられた制御信号を自身のリモコン信号受
信部で受けるといった誤動作を防ぐことができる。
【0072】なお、光ファイバー取り付け治具42でリ
モコン信号受光窓43を完全に覆ってしまい赤外線リモ
コン32からの信号が入射しないようにすれば、本制御
装置38を通してのみ設定を変更できるようにすること
ができる。この場合、デマンド制御中の在室者による設
定変更の一部を受け付けなくして、確実に電力カットを
行うことができる。
【0073】(7)第7実施形態 本実施形態のシステムは、具体的に図示していないが、
図6の構成に加えて空気調和機30の電源コードの電流
を検出する電流センサを備え、その検出値を演算処理部
36に入力するようにしたものである。インバータ方式
の空気調和機では設定温度の変更が途中で行われない場
合、一般的に電流は図11(a)のように変化する。こ
こでは仮に空気調和機の運転状態を図中ABCDの4つ
の状態に分類する。最初は停止している(A:OF
F)。起動直後は設定温度と実際の室温に開きがあるた
め最大出力で運転される(B:最大出力状態)。その
後、設定温度にある程度近づくと徐々に運転能力が下げ
られそれに伴い電流値も小さくなる(C:過渡状態)。
最終的に設定温度にほぼ等しくなり電流値は方向性を持
って変化しなくなる(D:安定状態)。演算処理部で
は、電流値の変化の仕方から空気調和機がAからDのど
の状態にあるかを推定し、その結果とデマンド制御の要
求レベルから例えば図11(b)に示すように設定値を
変更する。Dの温度シフト量に対し、B,Cの温度シフ
ト量を小さく設定し、B→C→Dの変化に応じてシフト
量も変化させる。
【0074】上記実施例によれば室温と設定温度の差が
大きい場合には、差の小さな安定状態に比べて緩い制御
となるためデマンド制御により快適性が著しく損なわれ
るのを防ぐことができる。
【0075】(8)第8実施形態 図12に本実施形態のデマンド制御システムを示す。こ
のシステムにおいて、制御装置38は、商用電源に接続
されるプラグ45とこれに電線コード46を介して接続
されたアウトレット(コンセント)47を備えており、
このアウトレット47に空気調和機30の電源コード4
8に設けたプラグ49が接続可能としてある。制御装置
38はまた商用電源から空気調和機30に流れる電流を
検出する電流センサ50を備えており、その出力が演算
装置36に出力されるようになっている。なお、51は
制御装置38の内部回路用電源である。上記実施例によ
れば空気調和機と本制御装置の電源を一カ所から取るこ
とができ、設置時新たにコンセントを増設するといった
工事を必要としない。さらに空気調和機の電源コードに
電流センサを設置する手間が省け、設置を簡単に行うこ
とができる。また、配線が簡潔で見た目もすっきりとし
たものになる。
【0076】(9)第9実施形態 図13に示す本実施形態のデマンド制御システムにおい
て、空気調和機30が日本工業界規格のHA端子(JE
M−A)52を備えている。制御装置38はHA入力部
53を有し、HA端子接続ケーブル54で空気調和機3
0のHA端子52に接続されている。したがって、HA
入力部53から空気調和機のON/OFF情報が得られ
る。一般に家庭用の空気調和機では状況にもよるが冷房
運転が開始されてから30分から60分程度で室温は安
定する。そこで、例えば運転開始後60分以内であれば
過渡状態、それより長ければ安定状態と判断し、デマン
ド制御時の温度シフト量を安定状態に比べ過渡状態では
小さく設定する。上記実施例により、空気調和機の動作
状態に応じて制御内容を決めることで、空調環境を著し
く損うことなくデマンド制御が行える。また電流センサ
50から情報を合わせればより精度良く空気調和機の動
作状態を知ることができる。
【0077】(10)第10実施形態 図14に示す本実施形態のデマンド制御システムにおい
て、制御装置38は環境情報検知部として室温センサ5
6を備えている。図15にデマンド制御要求が出された
場合の変更する設定値の例を示す。空気調和機はマニュ
アルモードで冷房運転されておりその設定温度はTS0
あったことがワイヤレスリモコン信号を受信してわかっ
ていたとする。室温センサの検出温度(TC)とデマン
ド制御の要求レベルに応じて、例えば図15に示すよう
に設定温度を変更する。
【0078】上記実施例により、室温が低いほど設定温
度のシフト量が大きく逆に室温が高い場合にはシフト量
が小さくなるため、空調環境を大きく損なうことなくデ
マンド制御を行うことができる。また、電力負荷が大き
い空気調和機ほど厳しい制御を受けることになり有効に
デマンド制御が行える。なお、上記実施例では環境情報
検知部は室温センサのみとしたが、さらに湿度センサ、
輻射センサ、人数センサ、人体位置センサ、活動量セン
サ、及び外気温度センサなどを組み合わせ、状況に応じ
て細かな制御を行うことも可能である。例えば予測平均
申告(PMV)や新標準有効温度(SET*)といった
快適指標や温熱指標を計算し、これをもとに温度と風量
を制御することでより快適感を損なうことなくデマンド
制御を行うことが可能である。
【0079】(11)第11実施形態 図16に示す本実施形態のデマンド制御システムにおい
て、制御装置38はキャンセル要求入力部57を備えて
おり、デマンド制御中にキャンセル要求入力部57へ在
室者からの入力があると演算処理部36で解除処理を行
う。例えば、図17に示すように時刻t3にキャンセル
要求があるする。その時刻でのデマンド制御による設定
温度(TS0+TL2)を初期設定温度(TS0)に戻す。上
記実施例によると、デマンド制御により空調環境が悪化
して不快感が大きくなった場合でも、在室者の意志を反
映して快適な状態に戻すことができる。
【0080】(12)第12実施形態 本実施形態における装置構成は図8に示す第5実施形態
と同じである。本実施形態ではデマンド制御中に在室者
がワイヤレスリモコンを操作した場合、その操作内容の
一部をキャンセル要求に割り当てるものであり、例えば
図18に示すようにキャンセル処理や設定変更の内容を
決めておく。図中のTSAは本制御装置による設定温度、
SRは在室者によるワイヤレスリモコンでの設定温度、
Sは実際の空気調和機の設定温度である。本実施例で
は、モード変更もしくは設定温度を下げるような操作が
行われた場合デマンド制御を解除する。逆に設定温度を
上げるような操作や温度以外の風量や風向を変更する操
作が行われた場合にはデマンド制御は継続し、操作内容
通りに空気調和機の設定は変更される。
【0081】上記実施例によると、デマンド制御により
空調環境が悪化して不快感が大きくなった場合でも、在
室者の意志を反映して快適な状態に戻すことができる。
また、その操作をワイヤレスリモコン操作で行うためデ
マンド制御を意識することなく普段と変わりのない操作
感覚で空調環境の調整ができる。さらに、設定温度を上
げるというデマンド制御に協力的な意志の反映も行いや
すく、効果的に電力カットを行うことができる。
【0082】なお、本実施例では空気調和機に付属のワ
イヤレスリモコンの操作内容によりキャンセル処理を行
ったが、予めキャンセルコードを設定しておいてキャン
セル専用のワイヤレスリモコンを用いることも可能であ
る。
【0083】(13)第13実施形態 図19に示す本実施形態のデマンド制御システムにおい
て、制御装置38はリモコンコード設定部58を備えて
いる。リモコンコード設定部58は複数組のリモコンコ
ードを保持しており、制御対象の空気調和機30に合っ
たリモコンコードをディップスイッチで設定する。上記
実施例によると、異なったリモコンコードを有する空気
調和機に対しそれに応じた個別の制御装置を選択する必
要がなくなり、汎用性の高い制御装置が得られる。
【0084】(14)第14実施形態 図20に示す本実施形態のデマンド制御システムにおい
て、制御装置38はそれぞれアドレス設定部59を備え
ている。アドレス設定部59には4bitのディップス
イッチが備えられ、アドレス1から15のうち他の制御
装置とは異なる値に設定する。また、ネットワーク端末
34にはアドレス0を割り付けておく。本制御装置とネ
ットワーク端末間の信号をアドレスワード、コントロー
ルワード、データワードから構成し、通信制御処理部3
5での受信信号のアドレスワードが自身のアドレスに一
致した場合のみ、コントロールワード、データワードの
内容に応じた処理を行う。上記実施例によると、一つの
ネットワーク端末から複数の空気調和機のデマンド制御
が可能となる。また、特定のアドレスに対応する空気調
和機はデマンド制御の対象外にするといった優先順位に
基づく制御も可能となる。
【0085】(15)第15実施形態 本実施形態における装置構成は図19と同じであり、こ
れを基に説明する。演算処理部36、ワイヤレスリモコ
ン信号送信部37、通信制御処理部35、リモコンコー
ド設定部58の機能は基本的に実施形態13と同じであ
る。ワイヤレスリモコン信号受信部40では、リモコン
コード設定部58での設定に拘わらずモード設定専用リ
モコンからのモード設定信号を受信し、これにより空気
調和機に応じたリモコンコードの設定を行う。上記実施
例によると、リモコンコードの設定等の設置時やメンテ
ナンス時の作業がモード設定専用リモコンを用いて簡単
に行うことができる。また、モード設定専用リモコンを
用いてしか設定を変更できないため、不注意に設定が変
わるといった事故を防ぎ信頼性も向上する。
【0086】なお、本実施例ではモード設定専用リモコ
ンでリモコンコードの設定のみを行ったが、これに限定
されるものではなく、ネットワーク端末との通信におけ
る本制御装置自身のアドレスや、空気調和機の方式(一
定速/インバータ方式)に応じて制御内容が異なる場合
にはその方式の設定等も同様に行うことができる。
【0087】(16)第16実施形態 本実施例における装置構成は図6の構成に図21に示す
3連のLEDを用いた表示部を設けたものである。演算
処理部36、ワイヤレスリモコン信号送信部37、通信
制御処理部35の機能は実施形態4と同じである。いま
仮にデマンド制御の要求レベルは1から3の3段階であ
るとする。デマンド制御が行われていない通常の状態で
は、図21のAに示すように全て消灯している。デマン
ド制御要求が出されるとそのレベル1から3に応じて
B、C、Dに示すように点灯するLEDの数を変化させ
る。
【0088】上記実施例により、デマンド制御中である
こと及びその要求レベルを在室者が知ることができる。
なお、本実施例においては表示部として3連のLEDを
用いたが、表示手段や数はこれに限定されるものではな
く、例えば、液晶ディスプレイ等による文字やブザー等
による音を単独もしくは組み合わせて使用することもで
きる。また本実施例では表示情報をデマンド制御の要求
レベルとしたが、表示情報はこれに限定されるものでは
なく、地域の電力使用状況といったネットワークを通し
ての種々の情報を表示することもできる。
【0089】(17)第17実施形態 本実施形態は図16に示す装置構成で説明する。演算処
理部36、ワイヤレスリモコン信号送信部37、及びワ
イヤレスリモコン信号受信部40、キャンセル要求入力
部57の機能は実施形態11と同じである。在室者によ
るリモコン操作やデマンド制御要求により空気調和機の
設定が変化した場合には、通信制御処理部37からネッ
トワーク端末33にその内容を送信する。例を図22に
示す。t1で空気調和機がON(設定温度:TS1)、t2
に設定温度変更(TS2)、t3でデマンド制御要求(レ
ベル1、設定温度→TS3)、t4にレベル2に変更(設
定温度→TS4)、t5にキャンセル要求(設定温度→T
S2)のように変化した場合、図中に示すように本制御装
置からネットワーク端末にON、設定温度、キャンセル
入力の各情報がその時刻に送信される。
【0090】上記実施例により、デマンド制御に対する
在室者の協力状況(キャンセル入力の有無)をネットワ
ークを通して知ることができ、課金制度に反映させるこ
とが可能となる。また、空気調和機のON/OFFや設
定温度の時間変化を蓄積し、空気調和機の使用状況をネ
ットワークを通して調べることができる。
【0091】なお、本実施例においては装置状態に変化
があった場合にネットワーク端末への送信を行っている
がこれに限定されるものではなく、一定時間毎又はネッ
トワーク端末からの要求に応じて送信しても同様の効果
が得られる。また、本実施例においては送信内容をON
/OFF、設定温度、キャンセル入力としているが、環
境情報や前記空気調和機への供給電流などの情報を送信
することでより正確な空気調和機の使用状況を知ること
ができる。
【0092】(18)第18実施形態 図24は本実施形態のデマンド制御システムを示す。こ
のシステムにおいて、既設のワイヤレスリモコン方式の
空気調和機のデマンド制御装置60は、空気調和機61
と電力会社との通信ネットワーク62端末の間に、前記
端末と電力会社からのデマンド要求情報やデマンド制御
装置が保有する空気調和機の運転状況情報などをやりと
りする通信部63と、ワイヤレスリモコン64の送受信
部65と、室内環境状況検出手段66と運転モード演算
部67を有する。デマンド制御装置60のワイヤレスリ
モコンの受信部65は、利用者のワイヤレスリモコン操
作内容(運転モード)を空気調和機61と同様に得るこ
とができる。
【0093】また、デマンド制御装置60内に室内環境
状況検出手段66として、室内温度センサや熱画像検出
装置などを具備する。さらに、熱画像検出装置の代わり
に輻射センサにより室内の代表輻射温度や人体センサを
用いて室内の人の在/不在情報を取得してもよい。
【0094】なお、前記通信部63とワイヤレスリモコ
ン64の送受信部と室内環境検出手段66と運転モード
演算部67をデマンド制御装置内に有する構成としてい
るが、空気調和機61のデマンド制御が実現可能であれ
ば、各機器や手段が独立して存在していてもよい。
【0095】さらに、空気調和機61の空調負荷を求め
るための手段として、室内環境情報検出手段66のみに
限定されることなく、室外温度センサや光センサなどに
より室外環境情報を取得してもよい。
【0096】したがって、前述の空気調和機のデマンド
制御装置60は、電力会社からのデマンド要求情報とワ
イヤレスリモコン64からの(利用者の希望する)空気
調和機の運転モード情報および室内環境情報あるいは快
適度PMVなどに基づいて、空気調和機61のデマンド
運転モードを運転モ−ド演算部67で決定するととも
に、このデマンド運転モードをデマンド制御装置60に
設けられたワイヤレスリモコン送信部65から空気調和
機61のワイヤレスリモコン64で用いる送信信号と同
等の信号を空気調和機61に対して送信することによっ
て、デマンド要求と利用者の希望する室内環境と現在の
室内環境状況に基づいたデマンド運転モ−ドによる空気
調和機61のデマンド制御が可能となる。
【0097】表1は室温,設定温度及びデマンド要求情
報に基づいて、設定温度を変更した例である。本発明で
は、電力会社からのデマンド要求情報を仮に、デマンド
要求レベルを1〜3とし、要求レベル1は電力ピークカ
ットを実施するため、必ず電力消費量の抑制効果が必要
であるとしており、デマンド要求レベル2,3ではさら
に多少の電力消費量の抑制を行うための情報としてい
る。
【0098】設定例1は、室温27℃,設定温度24℃
の冷房の場合であり、利用者の望む室内空調環境と現状
の室内空調環境とは大きな差がある。デマンド要求レベ
ル1ではデマンド制御の効果が必要であり、設定温度を
必ず1℃以上変更する。また、デマンド要求レベル2を
受けた場合、さらに1℃(デマンド制御開始時より2
℃)変更する。後述するが、人間は室温2℃程度の変化
を感じとるため、この場合はデマンド要求レベル3での
設定温度の変更は行わないことにしている。
【0099】設定例2は室温27℃,設定温度26℃の
冷房の場合であり、利用者の望む室内空調環境と実際の
空調環境は近く、デマンド要求レベル1,2で1℃ずつ
上昇させ、要求レベル3ではデマンド制御開始時点より
室内空調環境を悪化させる方向に設定温度が変更される
ため、設定温度を変更させないとしている。
【0100】上記は、デマンド制御装置による空気調和
機の温度設定例であり、デマンド要求レベル1により、
設定温度を2℃上昇させる方式をとってもよい。しか
し、電力ピークカットが予想される夏の暑い日に設定温
度が冷房16℃の場合には、現実的に室温が16℃にな
ることはなく、空気調和機の圧縮機は最高運転周波数で
運転し続けるため、デマンド制御は不可能である。この
ような場合、利用者の設定温度を無視して、表1の設定
例3のようにデマンド要求レベル1,2で4℃程度温度
設定を上昇させてもよいとしている。
【0101】
【表1】
【0102】このように運転モードと室内環境情報およ
び電力会社からのデマンド要求レベルに応じて、デマン
ド制御装置により空気調和機のデマンド運転モード、特
に、設定温度を決定することにより、利用者の快適性を
考慮した空気調和機のデマンド制御を行うことができ
る。
【0103】また、室外環境(温度や太陽光など)も、
室内空調環境側に対して空調負荷となり、例えば、室内
温度27℃が同じ状況でも室外温度28℃と32℃の場
合で表2の設定例4、5のようにデマンド要求レベル2
における設定温度に差を設けてもよい。さらに表3の設
定例6、7のようにデマンド要求レベル2において昼夜
の差を設けてもよい。
【0104】
【表2】
【0105】
【表3】
【0106】さらに、室内外環境検出手段を用いて、快
適度PMVを算出して設定温度を変更してもよい。ここ
で簡単にPMVについて簡単に説明する。PMVは快適
方程式に基づいて導出され、たとえば−3なら寒い,−
2なら涼しい…,+3なら暑いという風に温熱感覚が数
値で表される。この快適方程式は複雑なため、これを簡
単に記すと、 PMV=f(温度,輻射温度,湿度,気流,着衣量,代
謝量) となる。PMVを算出するための6要素うち、大きな影
響を与えるものは、温度及び輻射温度であり、この2要
素によって、PMVを推定することが可能である。PM
Vの変化を0.5程度生じさせるためには、温度だけな
ら約2〜3℃、輻射温度だけなら約5℃の変化が必要で
ある。
【0107】一般的に、人間が温熱感の変化を感じるた
めにはPMVで0.5程度の変化が必要である。したが
って、デマンド制御装置に室温検出手段と輻射温度検出
手段を具備することにより、室内の代表PMVに基づい
た空気調和機の運転制御が可能となる。この室内の代表
PMVに基づいて空気調和機の運転モードや設定温度を
変更することにより、不快感を与えないデマンド制御が
可能となる。
【0108】さらに、図25のような熱画像検出装置を
デマンド制御装置の室内外環境検出の一手段として用い
てもよい。この熱画像検出装置によると、1次元に8素
子並べられた焦電素子68を水平方向に駆動することに
より、縦8×横64画素の室内の温度分布を検出するこ
とが可能である。つまり、図26のように熱画像検出装
置69をデマンド制御装置60に付加し、空気調和機に
対して設置することにより、温度検出部70(斜線部)
を室内全体に対して適応すると室内全体の温度分布(熱
画像)の測定が可能となる。また、この熱画像検出装置
69は、熱画像の特徴点検出から人体の判別や人体位置
71の特定できるため、気流72の影響を考慮した人体
位置でのPMVによる空気調和機の温度設定のみならず
風向や風量による気流感を含めたデマンド運転モードに
よる空気調和機のデマンド制御が可能となる。
【0109】加えて、人体位置でのPMVを0.5程度
変更させるとした時、設定温度のみでデマンド制御を行
う場合に比べて、快適方程式に気流感を導入できること
により、圧縮機の回転周波数を1ランクダウンできる可
能性があり、より効率的な空気調和機のデマンド制御と
快適性の両立が可能となる。
【0110】(19)第19実施形態 図27(a),(b)はそれぞれ夏冬の標準条件におけ
る空気調和機の運転開始から室内温度変化を示したもの
である。室内の温度が安定するまでに夏では30分以
上、冬では約90分以上を要し、この間は利用者にとっ
て快適とはいえない室内環境である。こうした状況の中
で電力会社の電力ピークカットを行うためのデマンド要
求情報により設定温度が大きく変更されると安定時に利
用者の意志とは大きくずれた室内環境となる。
【0111】また、デマンド制御装置は空気調和機とは
独立して存在するため、空気調和機の運転状態は不明で
ある。したがって、デマンド制御装置は室内環境を把握
する必要がある。例えば、図27(a)の場合、夏期に
おいては空気調和機の運転開始から30分間を過渡状
態、それ以後を安定状態とする。また、冬季には同じく
運転開始から90分間を過渡状態、それ以後を安定状態
とする。
【0112】さらに、室内環境検出手段により、室内温
度や快適度PMVの時間変化を得て、室内環境の過渡状
態あるいは安定状態を判定することもできる。
【0113】(20)第20実施形態 図27(a),(b)のように空気調和機が過渡状態7
3にある場合、圧縮機の回転周波数は最大周波数であ
り、設定温度3℃程度変更しても消費電力の低減につな
がらないばかりか、この時点で設定温度の変更を行った
場合、安定状態に至った場合、利用者の快適性も大きく
損なわれる。また、過渡状態16のような場合には、表
1の設定例1のような状態であり、圧縮機の周波数制御
可能な範囲にはあるが室内の熱バランスの関係から室内
環境が十分安定しているとはいえない。したがって、空
気調和機の運転あるいは室内空調環境が過渡状態にある
場合には設定温度を頻繁に変更しても消費電力の低減に
結びつかないし、利用者の快適性も得られない。
【0114】このような過渡状態73,74では、ワイ
ヤレスリモコン64からの(利用者の希望する)空気調
和機の運転モード情報とデマンド要求レベルに応じて、
1回だけデマンド運転モードの内容を変更することと
し、過渡状態中にさらに、デマンド要求レベルが変更さ
れても、このデマンド要求レベルに対するデマンド運転
モードの内容を空気調和機に対して送信しないこととす
る。また、この間にデマンド制御装置が受け付けたデマ
ンド要求レベルに対するデマンド運転モードは安定状態
75に移行した時にデマンド制御装置の送信部から空気
調和機に対して送信される。
【0115】(21)第21実施形態 デマンド制御装置が室内環境が安定状態75とした場
合、室内温度あるいはPMVの変化に応じて、デマンド
制御開始時の圧縮機の運転周波数を越えない範囲、ある
いは消費電力内でデマンド運転モードを1回以上変更す
る。図28は室内環境が冷房安定時において、デマンド
制御中、デマンド制御装置により設定温度変更78を複
数回行った場合の室温76と消費電力77の時間変化を
示したものである。デマンド制御開始時の消費電力7
7’を越えない範囲で設定温度を変更することで、快適
性とデマンド制御の両立が可能となる。
【0116】図29は(実施形態18)から(実施形態
21)の空気調和機のデマンド制御方法を簡単にフロ−
チャ−トとして示したものである。デマンド制御装置6
0は、ステップ101に示すように室内外環境情報や空
気調和機の運転開始経過時間を計測し、ステップ106
の室内環境状態の判定に用いられる。デマンド要求受信
後(ステップ102)、現状の室内外環境,現状の運転
モードや電力会社からのデマンド要求情報に基づいて、
デマンド制御中の空気調和機のデマンド運転モードが決
定され(ステップ104)、決定されたデマンド運転モ
ードがデマンド制御装置60のワイヤレスリモコンの送
信部65から空気調和機に対して送信される(ステップ
105)。室内環境が安定状態の場合には、任意の時間
経過後、室内外環境情報に基づいて、空気調和機の運転
モードを変更してもよい。
【0117】(22)第22実施形態 デマンド制御終了時、図30(a),(b)はそれぞれ
デマンド制御終了時点からのの消費電力の時間変化とデ
マンド制御装置による運転モード(設定温度に限る)の
変更を示したものである。図7(b)の点線79’のよ
うに設定温度をデマンド制御開始時点の運転モードに一
気に戻す場合、図30(a)の点線80’のように消費
電力は一気に増加する。発電所を含む電力系統には各家
庭の相当多数の空気調和機が接続されているため、デマ
ンド制御終了時に再び電力ピークカットが必要な状況に
陥る可能性がある。したがって、図30(a)の実線8
0のようにデマンド要求によって、変更された設定温度
を段階的にデマンド制御開始時まで変更79することに
よって、積算消費電力は一気に設定を変更した場合とほ
とんど変わらないが、瞬間的な電力ピークの発生を抑制
し、発電所のオ−バ−ロ−ドによる地域の停電などの事
態を防ぐことができる。
【0118】図31は、デマンド制御終了時の空気調和
機の設定温度変更を簡易的にフロ−チャ−トに示したも
のである。デマンド制御終了時(ステップ107)に、
設定温度をデマンド制御開始以前の設定温度(ステップ
109)まで段階的に時間をかけて変更していく。
【0119】また、デマンド制御終了時、デマンド制御
開始時とは室内外環境は変化しており、デマンド制御装
置の室内外環境情報にもとづいて、前記デマンド制御装
置の演算部で求められた運転モードに変更してもよい。
ただし、この場合も前述の理由により段階的に運転モー
ドを変更していく必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における空気調和機制
御システムの構成図
【図2】 本発明の第2実施形態における空気調和機制
御システムの構成図
【図3】 本発明の第3実施形態における空気調和機制
御システムの構成図
【図4】 従来の空気調和機制御システムの構成図
【図5】 従来の空気調和機の遠隔制御における室内吸
込温度の検出回路図
【図6】 本発明の第4実施形態における空気調和機制
御システムの構成図
【図7】 本発明の第4実施形態におけるデマンド制御
要求に応じた制御内容の説明図
【図8】 本発明の第5実施形態における空気調和機制
御システムの構成図
【図9】 (a)本発明の第5実施形態におけるデマンド
制御要求に応じた制御内容の説明図 (b)初期設定温度に応じて温度シフト量を決める制御内
容の説明図
【図10】 本発明の第6実施形態における空気調和機
制御システムの設置方法の概略図
【図11】 (a)第7実施形態のシステムにおける空気
調和機の電流変化の概略図 (b)第7実施形態における空気調和機の状態に応じた制
御内容の説明図
【図12】 本発明の第8実施形態における電流センサ
と空気調和機用コンセントを備えた制御システムの構成
【図13】 本発明の第9実施形態におけるHA出力検
知部を備えた空気調和機制御システムの構成図
【図14】 本発明の第10実施形態における環境情報
検知部として温度センサを備えた空気調和機制御システ
ムの構成図
【図15】 本発明の第10実施形態における検出温度
とデマンド制御要求に応じた制御例の説明図
【図16】 本発明の第11実施形態におけるデマンド
制御解除処理を行う空気調和機制御システムの構成図
【図17】 本発明の第11実施形態におけるキャンセ
ル要求が入力された場合の制御例の説明図
【図18】 本発明の第12実施形態におけるデマンド
制御中のリモコン操作に対する制御例の説明図
【図19】 本発明の第13実施形態におけるリモコン
コード設定部を備えた空気調和機制御システムの構成図
【図20】 本発明の第14実施形態における一つのネ
ットワーク端末から複数の空気調和機の制御を行う場合
の装置構成図
【図21】 本発明の第16実施形態における表示方法
の説明図
【図22】 本発明の第17実施形態におけるネットワ
ーク端末との通信内容の説明図
【図23】 従来の空気調和機のデマンド制御装置の構
成図
【図24】 本発明の第18実施形態を示す空気調和機
のデマンド制御装置のブッロクダイアグラム
【図25】 熱画像検出装置の断面図
【図26】 本発明の第18実施形態を示すデマンド制
御装置の室内設置状況説明図
【図27】 (a)は夏期における冷房開始時からの
室内の温度変化を示す説明図 (b)は冬季における暖房開始時からの室内の温度変化
を示す説明図
【図28】 本発明の第21実施形態を示すデマンド制
御中の設定温度変更とそれに伴う室温及び消費電力の変
化を示す説明図
【図29】 本発明の第21実施形態を示す空気調和機
のデマンド制御方法を示すフロ−チャート
【図30】 (a)は本発明の第22実施形態を示す設
定温度の変更に伴う消費電力の変化を示す説明図 (b)は本発明の第21実施形態を示すデマンド制御終
了時の設定温度変更方法を示す説明図
【図31】 本発明の第22実施形態を示すデマンド制
御終了時の空気調和機の設定温度の変更方法を示すフロ
−チャ−ト
【図32】 (a)は従来の一般家庭用空気調和機のデ
マンド制御内容を説明する時間−電流特性を示す特性図 (b)は(a)のデマンド制御内容にもとづく空気調和
機の動作説明図
【図33】 従来のHA端子を用いた一般家庭用空気調
和機のデマンド制御概略構成図
【図34】 従来の空気調和機のデマンド制御による設
定温度の変更と圧縮機の運転状態を示す説明図
【図35】 従来の複数台の空気調和機をデマンド制御
するデマンド制御装置の概略構成図
【図36】 従来の一般家庭用空気調和機のブロックダ
イアグラム
【図37】 従来のインバータ可変速タイプの一般家庭
用空気調和機の消費電力と圧縮機回転周波数の関係を示
す特性図
【図38】 (a),(b)はインバータ可変速タイプ
の一般家庭用空気調和機の冷暖房時の設定温度と吸込み
温度差と圧縮機回転周波数の関係を示す説明図
【図39】 従来の一定速タイプの空気調和機の設定温
度と吸い込み温度差による圧縮機のON−OFF制御を
示す説明図
【符号の説明】
10…空気調和機 11…運転設定値出力装置 12…室内環境検出装置 13…電力制御信号受信装置 14…運転制御設定値演算装置 15…運転制御信号出力装置 16…通信線 17…伝送線 18…外部電力供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出口 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西宮 理文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機と、 前記空気調和機の運転を行う運転設定値を設定するとと
    もに前記運転設定値を前記空気調和機に出力する運転設
    定値出力装置と、 前記空気調和機と同じ室内空間に設置され少なくとも室
    内空間内の人の有無、又は人数に関する室内環境情報を
    得ることのできる室内環境検出装置と、 外部電力供給先から電力負荷のピ−ク時に出力される電
    力制御信号を受信する電力制御信号受信装置と、 前記室内環境検出装置より検出された前記室内環境情報
    及び前記電力制御信号受信装置が受信した前記電力制御
    信号により、前記空気調和機に対する運転制御設定値を
    演算する第1の運転制御設定値演算装置と、 前記第1の運転制御設定値演算装置により演算された前
    記運転制御設定値を運転制御信号として前記空気調和機
    に対して出力する運転制御信号出力装置とを具備し、 前記電力制御信号受信装置が前記電力制御信号を受信し
    たときに、前記室内環境検出装置から得られる室内環境
    情報に応じて前記第1の運転制御設定値演算装置が演算
    した運転制御設定値を、前記運転制御信号として前記運
    転設定値出力装置が出力する信号と同等の信号を前記運
    転制御信号出力装置が前記空気調和機に出力することを
    特徴とした空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 空気調和機と、 前記空気調和機の運転を行う運転設定値を設定するとと
    もに前記運転設定値を前記空気調和機に出力する運転設
    定値出力装置と、 前記空気調和機と同じ室内空間に設置され少なくとも室
    内空間内の人の有無、人数に関する室内環境情報を得る
    ことのできる室内環境検出装置と、 前記室内環境検出装置より得られる室内環境情報に基づ
    き少なくとも室内での人の不在時間を積算することので
    きるタイマ装置と、外部電力供給先から電力負荷のピ−
    ク時に出力される電力制御信号を受信する電力制御信号
    受信装置と、 前記室内環境検出装置及びタイマ装置より検出された人
    の不在情報さらに前記電力制御信号受信装置が受信した
    前記電力制御信号により、前記空気調和機に対する運転
    制御設定値を演算する第2の運転制御設定値演算装置
    と、 前記第2の運転制御設定値演算装置により演算された前
    記運転制御設定値を運転制御信号として前記空気調和機
    に対して出力する運転制御信号出力装置とを具備し、 前記電力制御信号受信装置が前記電力制御信号を受信し
    たときに、前記タイマ装置から得られる人の不在時間が
    一定値を越えた場合には前記運転制御信号出力装置が前
    記空気調和機の運転を停止する信号を出力することを特
    徴とした空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 空気調和機と、 前記空気調和機の運転を行う運転設定値を設定するとと
    もに前記運転設定値を前記空気調和機に出力する運転設
    定値出力装置と、 外部電力供給先から電力負荷のピ−ク時に出力される電
    力制御信号を受信する電力制御信号受信装置と、 前記電力制御信号受信装置が受信した前記電力制御信号
    により、前記空気調和機に対する運転制御設定値を演算
    する第3の運転制御設定値演算装置と、 前記第3の運転制御設定値演算装置により演算された前
    記運転制御設定値を運転制御信号として前記空気調和機
    に対して出力する運転制御信号出力装置と、前記空気調
    和機に対する電力制御を解除する電力制御解除信号を前
    記第3の運転制御設定値演算装置に送出する電力制御解
    除信号送出装置とを具備し、 前記電力制御信号受信装置が前記電力制御信号を受信
    し、前記第3の運転制御設定値演算装置、前記運転制御
    信号出力装置により前記空気調和機が電力制御を受けて
    いる時に、電力制御解除信号出力装置から前記第3の運
    転制御設定値演算装置に対して電力制御解除信号を送出
    することにより電力制御を解除することを特徴とした空
    気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 ワイヤレスリモコンにより制御される空
    気調和機とネットワーク端末との間に位置する空気調和
    機の制御装置であって、 前記ネットワーク端末との通信制御を行う通信制御処理
    部と、 前記空気調和機の制御信号を送信するワイヤレスリモコ
    ン信号送信部と、 前記空気調和機の制御内容を決定し前記ワイヤレスリモ
    コン信号送信部に指令する演算処理部を具備し、 前記ネットワーク端末を通してのデマンド制御要求に基
    づいて前記演算処理部で制御内容を決定し、前記空気調
    和機の設定をワイヤレスリモコン信号により変更するこ
    とでデマンド制御を行うことを特徴とする空気調和機の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 ワイヤレスリモコンから空気調和機に送
    信される制御信号を受信するワイヤレスリモコン信号受
    信部を具備し、前記ワイヤレスリモコンによる前記空気
    調和機の設定値に基づいて演算処理部で制御内容を決定
    し、前記空気調和機の設定をワイヤレスリモコン信号に
    より変更することでデマンド制御を行うことを特徴とす
    る請求項4記載の空気調和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 ワイヤレスリモコンの方式に応じた専用
    の信号伝送線路をワイヤレスリモコン信号送信部と前記
    空気調和機のワイヤレスリモコン信号受信部との間に設
    けることを特徴とする請求項4または5記載の空気調和
    機の制御装置。
  7. 【請求項7】 空気調和機に供給される電流を検出する
    電流センサを具備し、前記電流センサにより検出される
    電流値に基づいて演算処理部で制御内容を決定し、空気
    調和機の設定をワイヤレスリモコン信号により変更する
    ことでデマンド制御を行うことを特徴とする請求項4記
    載の空気調和機の制御装置。
  8. 【請求項8】 空気調和機への電力供給コンセントを具
    備し、電流センサを本制御装置内部に配置することを特
    徴とする請求項7記載の空気調和機の制御装置。
  9. 【請求項9】 空気調和機に設けられたHA端子(JE
    M−A、日本工業界規格)からの出力を検知するHA出
    力検知部を具備し、HA出力に基づいて演算処理部で制
    御内容を決定し、前記空気調和機の設定をワイヤレスリ
    モコン信号により変更することでデマンド制御を行うこ
    とを特徴とする請求項4記載の空気調和機の制御装置。
  10. 【請求項10】 空気調和機の被空調空間または屋外の
    環境を検知する環境情報検知部を具備し、前記環境情報
    検知部より得られた環境情報に基づいて演算処理部で制
    御内容を決定し、前記空気調和機の設定をワイヤレスリ
    モコン信号により変更することでデマンド制御を行うこ
    とを特徴とする請求項4記載の空気調和機の制御装置。
  11. 【請求項11】 空気調和機のデマンド制御に対する在
    室者のキャンセル要求を受け付けるキャンセル要求入力
    部を具備し、前記キャンセル要求が入力されると演算処
    理部でデマンド制御解除処理を行うことを特徴とする請
    求項4記載の空気調和機の制御装置。
  12. 【請求項12】 ワイヤレスリモコン信号受信部を具備
    し、キャンセル要求入力部として前記ワイヤレスリモコ
    ン信号受信部を用いることを特徴とする請求項11記載
    の空気調和機の制御装置。
  13. 【請求項13】 ワイヤレスリモコン信号送信部及びワ
    イヤレスリモコン信号受信部で処理可能なリモコンコー
    ドを複数組記憶しておくリモコンコード保持手段と、前
    記複数組のリモコンコードのうち一組を実際に処理する
    リモコンコードとして選択するリモコンコード選択手段
    から構成されるリモコンコード設定部を設けることを特
    徴とする請求項4記載の空気調和機の制御装置。
  14. 【請求項14】 ネットワーク端末との通信における装
    置自身のアドレスを設定するアドレス設定部を具備し、
    前記ネットワーク端末との通信を前記アドレスを確認し
    ながら行うことを特徴とする請求項4記載の空気調和機
    の制御装置。
  15. 【請求項15】 各種動作モードの設定をワイヤレスリ
    モコン信号受信部で受信する動作モード設定信号で行う
    ことを特徴とする請求項5記載の空気調和機の制御装
    置。
  16. 【請求項16】 空気調和機及び制御装置の動作情報を
    在室者に知らせる情報表示部を具備し、少なくともデマ
    ンド制御中であるのか否かを表示することを特徴とする
    請求項4記載の空気調和機の制御装置。
  17. 【請求項17】 通信制御処理部はネットワーク端末と
    双方向に通信を行う機能を有し、送信要求が発生した場
    合には空気調和機及び制御装置の動作情報を前記ネット
    ワーク端末に送信することを特徴とする請求項4記載の
    空気調和機の制御装置。
  18. 【請求項18】 ワイヤレスリモコン方式の空気調和機
    と電力会社との通信ネットワークの端末の間で情報のや
    りとりを行い、少なくとも前記空気調和機で空調を行う
    室内の環境情報と、電力ピーク時に、前記通信ネットワ
    ークを通して得られる電力会社からの空気調和機の消費
    電力の抑制を要求するデマンド要求情報および前記ワイ
    ヤレスリモコンから送信された現状の運転モードより前
    記空気調和機のデマンド運転モードを演算するととも
    に、このデマンド運転モードを前記ワイヤレスリモコン
    で用いる送信信号と同等の信号を前記空気調和機に送信
    する空気調和機のデマンド制御方法。
  19. 【請求項19】 空気調和機に信号を送信するワイヤレ
    スリモコンと、 ワイヤレスリモコン方式の空気調和機と電力会社との通
    信ネットワークの端末の間に、前記端末と情報のやりと
    りを行う通信部と、 前記ワイヤレスリモコンからの信号を受信する空気調和
    機の受信部と、 前記空気調和機で空調を行う、室内の環境情報を検出す
    る室内環境検出手段と、 前記環境情報と、電力ピーク時に、前記通信ネットワー
    クを通して得られる電力会社からの空気調和機の消費電
    力の抑制を要求するデマンド要求情報、及び前記ワイヤ
    レスリモコンから送信された現状の運転モードより前記
    空気調和機のデマンド運転モードを演算する運転モード
    演算部と、 このデマンド運転モードを前記空気調和機に送信する信
    号送信部と、を設けたことを特徴とする空気調和機のデ
    マンド制御装置。
  20. 【請求項20】 空気調和機の運転開始からの経過時間
    あるいは室内環境検出手段より得られる環境情報の時間
    変化に基づいて、室内空調環境の過渡状態あるいは安定
    状態の判定を行うことを特徴とする請求項18記載の空
    気調和機のデマンド制御方法。
  21. 【請求項21】 空気調和機の運転開始からの経過時間
    あるいは室内環境検出手段より得られる環境情報の時間
    変化に基づいて、室内空調環境の過渡状態あるいは安定
    状態の判定を行う室内状態判定手段を設けたことを特徴
    とする請求項19記載の空気調和機のデマンド制御装
    置。
  22. 【請求項22】 デマンド要求情報を得た際に、室内の
    空調環境状態が過渡の場合、空気調和機の消費電力の抑
    制する空気調和機のデマンド運転モードを1回だけ前記
    空気調和機に送信する請求項20記載の空気調和機のデ
    マンド制御方法。
  23. 【請求項23】 デマンド要求情報を得た際に室内状態
    判定手段が室内の空調環境状態を過渡と判定している場
    合、運転モード演算部で演算された空気調和機のデマン
    ド運転モードを1回だけ前記空気調和機に送信する請求
    項21記載の空気調和機のデマンド制御装置。
  24. 【請求項24】 デマンド要求情報を得た際に、室内の
    空調環境状態が安定の場合、空気調和機の消費電力の抑
    制する空気調和機のデマンド運転モードを少なくとも1
    回以上前記空気調和機に送信する請求項20記載の空気
    調和機のデマンド制御方法。
  25. 【請求項25】 デマンド要求情報を得た際に室内状態
    判定手段が室内の空調環境状態を安定と判定している場
    合、運転モード演算部で演算された空気調和機のデマン
    ド運転モードを少なくとも1回以上前記空気調和機に送
    信する請求項21記載の空気調和機のデマンド制御装
    置。
  26. 【請求項26】 デマンド制御終了時、空気調和機のデ
    マンド運転モードをデマンド制御開始以前の運転モード
    まで段階的に変更する請求項18記載の空気調和機のデ
    マンド制御方法。
  27. 【請求項27】 デマンド制御終了時、空気調和機のデ
    マンド運転モードをデマンド制御開始以前の運転モード
    まで段階的に変更する運転モード演算部と、前記運転モ
    ード演算部の演算結果を順次、前記空気調和機に送信す
    る請求項19記載の空気調和機のデマンド制御装置。
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