JP2011075138A - 環境制御システム、携帯端末、環境制御方法及びプログラム - Google Patents

環境制御システム、携帯端末、環境制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の利用者に対し、各人の好みなどの個人差を考慮した上で、各人が納得できる居室空間の環境を構築する。
【解決手段】環境制御システム100は、居室空間内の複数の領域各々の環境を個別に制御可能な照明システム2及び空調システム3の制御条件を管理し制御する。端末情報収集部33は、居室空間を利用する複数の利用者がそれぞれ携帯する携帯端末5A、5B、5Cの位置情報と、その携帯端末5A、5B、5Cを所持する利用者の居室空間の環境に対する快適度に関する快適度情報とを含む端末情報を収集する。調整部34は、収集された端末情報に基づいて、快適度の低い利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、制御条件を調整する。
【選択図】図3

Description

この発明は、居室空間内の環境を管理し制御する環境制御システム等に関する。
従来より、居室空間の環境を管理し制御するシステムが開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1に記載のシステムでは、携帯電話に登録された個人の好みが制御装置に送信される。制御装置は、各環境制御機器を個人の好みに合った設定に自動的に変更する。
また、特許文献2に記載のシステムは、居室空間を利用する利用者が携帯する無線通信装置を用いて、その利用者の体温、心拍数等の利用者の生体情報を常時測定する。このシステムは、その測定値に基づいて利用者の体調を推定する。さらに、このシステムは、推定された体調に基づいて、空調機の制御を行う。
特開2000−349896号公報 特開2007−132616号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、居室空間を利用する利用者が複数である場合、全ての利用者に対して、好みの環境を提供するのが困難となる。
特許文献2に記載のシステムでは、居室空間を利用する利用者が複数である場合、制御目標となる室温が、例えば、各利用者の体調から推定される目標値の中間値等に設定される。この場合、多数の利用者の快適度を満足させることはできるものの、その中間値から大きくはずれる利用者の快適度を向上させるのは困難である。このような利用者は、居室内に居て、必ずしも快適でないと感じていても、どのような制御条件で空調機が制御されているのかもわからずに我慢を続けることになる。
また、特許文献2に記載のシステムでは、利用者の体調の推定精度が低下している場合には、利用者の快適度を向上させるのが困難となる。また、複数の利用者に対して同様の推定を行おうとした場合、システムが複雑化する。
このように、各利用者を自動判別し、各利用者の好み、要望や体調に合わせて自動的に環境制御等を行う技術が開示されている。しかしながら、複数の利用者に対し、各人の好みなどの個人差を考慮した上で、各人が納得できる居室空間の快適な環境を構築するシステムはいまだに実現されていない。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の利用者に対し、各人の個人差を考慮した上で、各人が納得できる居室空間の快適な環境を構築することができる環境制御システム等を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る環境制御システムは、居室空間内の複数の領域各々の環境を、異なる制御条件で制御可能な環境制御機器を管理し制御する。端末情報収集部は、居室空間を利用する複数の利用者がそれぞれ携帯する携帯端末の位置情報と、その携帯端末を所持する利用者の居室空間の環境に対する快適度に関する快適度情報とを含む端末情報を収集する。調整部は、収集された端末情報に基づいて、快適度の低い利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、制御条件を調整する。
この発明によれば、居室空間を利用する複数の利用者各々の位置情報及び快適度情報に基づいて、快適度の低い利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、環境制御機器の制御条件を調整する。このようにすれば、複数の利用者に対し、各人の個人差を考慮した上で、各人が納得できる居室空間の快適な環境を構築することができる。
この発明の実施の形態1に係る環境制御システムの構成を示すブロック図である。 図2(A)は、携帯端末の詳細な構成を示すブロック図であり、図2(B)は、携帯端末の表示画面の一例(その1)である。 図1のシステムコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 消費電力量の推移の一例である。 図1のシステムコントローラの全体処理(第1全体処理)のフローチャートである。 図5の制御条件設定処理のサブルーチンである。 図5の変更後処理のサブルーチンである。 照明の制御条件の決定に用いられるテーブルの一例である。 室温の制御条件の決定に用いられるテーブルの一例である。 湿度の制御条件の決定に用いられるテーブルの一例である。 この発明の実施の形態2に係るシステムコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 図11のシステムコントローラの全体処理(第2全体処理)のフローチャートである。 携帯端末の表示画面の一例(その2)である。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、この実施の形態に係る環境制御システム100は、システムコントローラ1と、照明システム2と、空調システム3と、無線インターフェイス(I/F)4と、携帯端末5A、5B、5Cと、を備える。
システムコントローラ1は、環境制御システム100全体を統括制御する。システムコントローラ1の詳細構成については後述する。
照明システム2は、所定の居室空間を照明するシステムである。照明システム2は、照明器2A、2Bと、照明コントローラ12と、を備える。照明器2A、2Bは、その居室内における異なる領域に設置されており、主として、それぞれの領域を照明する。照明器2A、2Bは、蛍光灯であってもよいし、LEDであってもよい。
照明器2A、2Bの照明により、居室空間全体がカバーされる。照明コントローラ12は、システムコントローラ1の制御の下で、照明器2A、2Bの照明の明るさを個別に制御可能である。すなわち、照明システム2は、居室空間内の複数の領域各々の環境を、異なる制御条件で制御可能である。
空調システム3は、この居室空間の空調を行うシステムである。空調システム3は、室外機3Aと、室内機3B、3Cと、空調コントローラ13と、を備える。室外機3Aは、居室空間外に設置されており、冷媒配管により、室内機3B、3Cと接続されている。室内機3B、3Cは、その居室空間内の異なる領域に設置されており、主として、それぞれの領域の室温、湿度を制御する。
室内機3B、3Cの空調により、居室空間全体がカバーされる。空調コントローラ13は、室外機3A、室内機3B、3Cを協調動作させることにより、室内機3B、3Cから放出される空気の風向、風量、温度を個別に制御可能である。
また、空調コントローラ13は、システムコントローラ1の制御の下で、室外機3A、室内機3B、3Cを協調動作させることにより、それぞれの領域の除湿が可能である。すなわち、空調システム3は、居室空間内の複数の領域各々の環境を、異なる制御条件で制御可能である。
無線I/F4は、居室空間内に設置された無線通信のインターフェイスである。無線I/F4の無線方式としては、例えばUWB(Ultra Wide Band)を採用することができる。無線I/F4は、居室空間内の携帯端末5A、5B、5Cと接続して、無線通信を行う。無線I/F4は、携帯端末5A、5B、5Cから送信されたデータを、システムコントローラ1へ送信する。
なお、図1では、無線I/F4が1台しか図示されていないが、実際には、少なくとも4台以上の無線I/F4が設置されている。各無線I/F4は、携帯端末5A、5B、5Cが居室空間のどの位置にあっても、少なくとも3台の無線I/F4によって同時に補足されるように配置されている。
この無線通信の電波強度が距離のn乗に比例することや電波伝搬時間に基づいて、無線I/F4と携帯端末5A、5B、5Cとの間の距離を測定することができる。無線I/F4は、このようにして求められた携帯端末5A、5B、5Cとの間の距離を、システムコントローラ1に送信している。
携帯端末5A、5B、5Cは、居室内の利用者(所持者)が携帯する無線端末である。図2(A)に示すように、携帯端末5Aは、制御部15と、操作入力部16と、記憶部17と、無線通信部18と、表示部19と、を備える。
制御部15は、携帯端末5A全体を統括制御する。操作入力部16は、利用者の操作入力を受け付ける。記憶部17は、制御部15で実行されるプログラムや使用されるデータを格納する。無線通信部18は、無線I/F4との無線通信を行う。表示部19は、表示画面を有する。携帯端末5B、5Cの構成も携帯端末5Aの構成と同様である。
携帯端末5A、5B、5Cには、それぞれの利用者が、居室空間の環境に関する自らの好みを設定可能となっている。例えば、利用者が快適だと思える室温、湿度、明るさなどの範囲を、操作入力部16の操作入力により、入力可能である。例えば、「室温は、25度〜27度ぐらいが快適である」、「湿度は低い方が良い」、「明るさは、明るい方が良い」など、自らの好みを設定することができるようになっている。設定された好みに関する情報は、無線通信部18、無線I/F4を介してシステムコントローラ1に送信される。
さらに、携帯端末5A、5B、5Cには、それぞれの利用者が、現在の快適度に関する情報(快適度情報)を、操作入力部16への操作入力により、入力可能となっている。図2(B)には、携帯端末5Aの表示部19の表示画面が設定されている。利用者は、この表示画面を参照しながら、操作入力部16を操作して、体調、室温、湿度、明るさに関する自身の感じ方に該当する項目を選択入力する。例えば、体調が良好であるなら「良好」を選択入力し、不調であるなら「不調」を選択入力する。また、何も入力がない場合は、携帯端末で「良好」としても良い。
また、利用者は、暑いと感じるなら室温の「暑い」を選択入力し、寒いと感じるなら室温の「寒い」を選択入力し、暑くもなく寒くもないなら「快適」を選択入力する。利用者が何の入力もしない場合は、携帯端末で「快適」と入力したものとしても良い。また、利用者は、蒸し暑いと感じるなら湿度の「高」を選択入力し、乾燥し過ぎていると感じるなら湿度の「低」を選択入力し、適度な湿度であると感じるなら湿度の「快適」を選択入力する。利用者が何の入力もしない場合は、携帯端末で「快適」と入力したものとしても良い。また、利用者は、照明が明るすぎると感じるなら明るさの「明るい」を選択入力し、照明が暗いと感じるなら明るさの「暗い」を選択入力し、照明の明るさが調度よいと感じるなら明るさの「適度」を選択入力する。利用者が何の入力もしない場合は、携帯端末で「適度」と入力したものとしても良い。
選択入力された情報は、無線通信部18、無線I/F4を介してシステムコントローラ1に送信される。このように、携帯端末5A、5B、5Cには、利用者の快適度に関する種々の情報が入力され、それらの情報がシステムコントローラ1に送信される。
さらに、携帯端末5A、5B、5Cには、各種センサ(不図示)がさらに設けられている。例えば、温度センサ、湿度センサ、照度センサである。これらのセンサの出力は、無線通信部18、無線I/F4を介してシステムコントローラ1に送信される。
なお、この実施の形態では、携帯端末の台数を3台としているが、居室空間を利用する各利用者がそれぞれ携帯端末を携帯するため、携帯端末の台数は、実際には、利用者の数となる。
図1に戻り、環境制御システム100は、電力計測センサ22、23をさらに備えている。電力計測センサ22は、例えば、照明システム2内の電圧、電流、力率等を測定することにより、照明システム2で消費される消費電力を計測する。電力計測センサ23は、例えば、空調システム3内の電圧、電流、力率等を測定することにより、空調システム3で消費される消費電力を計測する。
システムコントローラ1は、居室空間内の複数の領域を個別に制御可能な照明システム2及び空調システム3の制御条件を管理し制御する。より具体的には、システムコントローラ1は、居室内の複数の利用者各々の位置に関する情報(正確には、携帯端末5A、5B、5Cの位置に関する情報)を、携帯端末5A、5B、5Cから収集する。また、システムコントローラ1は、複数の利用者各々の快適度情報を携帯端末5A、5B、5Cから収集する。すなわち、システムコントローラ1は、位置に関する情報と快適度情報とを含む携帯端末5A、5B、5Cの端末情報を収集する。
続いて、システムコントローラ1は、収集した利用者の位置情報と快適度情報とに基づいて、複数の利用者各々の快適度が高くなるように、すなわち、快適度の低い利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、照明システム2及び空調システム3の制御条件を調整する。
システムコントローラ1について、さらに詳細に説明する。図3に示すように、システムコントローラ1は、指標入力インターフェイス(I/F)30と、管理条件保持部31と、消費電力情報収集部32と、端末情報収集部33と、調整部34と、制御部35と、を備える。
指標入力I/F30は、管理条件を入力する。管理条件とは、環境制御システム100が、居室空間の環境を管理制御する際に管理者によって提示された条件である。管理条件としては、例えば、所定期間、例えば、1日、1週間、1月、1年の総消費電力量の目標値(図4参照)とすることができる。または、目標値に対するシステムの達成レベルや尤度(目標値に対して照明システムおよび空調システムを厳しく制御するか、利用者の快適性を重視して多少甘く制御するかなど)を管理条件とすることもできる。システムコントローラ1は、例えば、所定期間の総消費電力量が、この目標値に適合するように、すなわちこの目標値を超えない範囲内で、照明システム2及び空調システム3の制御条件を調整する。
指標入力I/F30は、図示しない上位装置と接続されている。この上位装置は、例えば、居室を管理する管理者のコンピュータとすることができる。指標入力I/F30は、この上位装置から、管理条件を入力する。
管理条件保持部31は、指標入力I/F30より入力された管理条件を保持する。保持された管理条件は、後述する調整部34によって参照される。
消費電力情報収集部32は、電力計測センサ22、23で計測される消費電力の計測値を収集する。計測された消費電力の計測値は、調整部34に出力される。
端末情報収集部33は、携帯端末5A、5B、5Cから端末情報を収集する。端末情報収集部33は、位置情報収集部40と、快適度情報収集部41と、環境情報収集部42と、を備える。
位置情報収集部40は、携帯端末5A、5B、5Cの位置情報を収集する。位置情報収集部40は、少なくとも3台の無線I/F4によって求められた携帯端末5A、5B、5Cとの間の距離を収集する。そして、位置情報収集部40は、収集した3つの距離に基づいて、例えば、三点測量法を用いて、携帯端末5A、5B、5Cの位置を検出する。
快適度情報収集部41は、携帯端末5A、5B、5Cの快適度情報を収集する。快適度情報には、携帯端末5A、5B、5Cに入力された利用者の環境の好みに関する情報や、利用者の快適度に関する情報などが含まれる。
環境情報収集部42は、携帯端末5A、5B、5Cの環境情報を収集する。環境情報とは、携帯端末5A、5B、5Cそれぞれに取り付けられた各種環境センサによって出力される室温、湿度、照度に関する情報である。
調整部34は、位置情報収集部40によって収集された携帯端末5A、5B、5Cの位置情報と、快適度情報収集部41によって収集された利用者の快適度情報と、環境情報収集部42によって収集された環境情報とに基づいて、複数の利用者各々の快適度が増すように、すなわち、快適度の低い利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、照明システム2及び空調システム3の制御条件を調整する。
制御部35は、調整部34によって調整された制御条件に基づいて、照明システム2及び空調システム3を制御する。一般的な管理者は、システムコントローラ1に集められた消費電力の計測値、端末情報を快適度情報あるいは気象情報などを見ることにより、目標値あるいは達成レベルや尤度といった管理条件を変更することもできる。
次に、この実施の形態に係る環境制御システム100の動作について図5乃至図7のフローチャートを中心として説明する。図5は、システムコントローラ1の第1全体処理であり、図6、図7は、第1全体処理のサブルーチンである。
図5に示すように、まず、システムコントローラ1(指標入力I/F30、管理条件保持部31)は、管理条件を設定する(ステップS1)。より具体的には、指標入力I/F30(図3参照)を介して管理条件が管理条件保持部31に入力され、その管理条件が管理条件保持部31に保持される。ここでは、管理条件として例えば1月の総消費電力量の目標値または目標値に対する達成レベルや尤度が入力されるものとする。
続いて、システムコントローラ1(端末情報収集部33)は、携帯端末5A、5B、5Cから情報を収集することができるように、携帯端末5A、5B、5Cを事前設定する(ステップS2)。この事前設定により、携帯端末5A、5B、5Cが、無線I/F4との通信範囲に入ると、無線I/F4との無線接続リンクが確立され、端末情報収集部33が、携帯端末5A、5B、5Cから端末情報を収集することができるようになる。
続いて、システムコントローラ1(快適度情報収集部41)は、携帯端末5A、5B、5Cの所持者の快適度情報(初期設定値)を収集する(ステップS3)。ここで、例えば、「25℃〜27℃ぐらいが快適に感じる」等の室温、湿度、照度などの所持者の快適度に関する好みの情報が収集される。これらの好みの情報は、調整部34に出力される。調整部34は、この基本情報を内部メモリに記憶する。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、制御条件(デフォルト)を決定する(ステップS4)。ここで、調整部34は、快適度情報収集部41によって収集された携帯端末5A、5B、5Cの所持者の快適度に関する基本情報と、管理条件保持部31によって保持された管理条件とに基づいて、制御部35を制御する制御条件のデフォルト値を決定する。
続いて、システムコントローラ1(制御部35)は、このようにして決定された制御条件に基づいて、照明システム2及び空調システム3の制御を開始する(ステップS5)。
続いて、システムコントローラ1(位置情報収集部40)は、携帯端末5A、5B、5Cの位置情報を収集する(ステップS6)。
続いて、システムコントローラ1(快適度情報収集部41)は、携帯端末5A、5B、5Cからその所持者の快適度情報(図2(B)参照)を収集する(ステップS7)。
続いて、システムコントローラ1(環境情報収集部42)は、携帯端末5A、5B、5Cから室温、湿度、照度等の環境情報を収集する(ステップS8)。
続いて、システムコントローラ1(消費電力情報収集部32)は、電力計測センサ22、23からのセンサ出力を入力し、消費電力情報を収集する(ステップS9)。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、位置情報収集部40によって収集された携帯端末5A、5B、5Cの位置情報に基づいて、利用者の動作情報を算出する(ステップS10)。携帯端末5A、5B、5Cの位置情報の時系列データが蓄積されてくれば、動作情報を算出することができる。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、利用者の優先度を決定する(ステップS11)。例えば、収集された快適度情報を参照して、体調の悪い利用者が居た場合には、その人の優先度を高く設定することができる。また、事前に、携帯端末5A、5B、5Cに登録された個人ID等が取得され、重要人物であることがわかっている利用者が居る場合には、その人の優先度を高く設定する。また、運動量の多い人、位置や行動に変化があった人が居る場合には、その人の優先度を高く設定する。また、極端に要望の条件が他の人と離れているような人が居る場合には、その人の優先度を高く設定するようにしてもよい。
さらに、運動量の多い人、位置や行動に変化があった人が居るかいないかは、携帯端末5A、5B、5Cの位置情報に基づいて検出することができる。また、携帯端末5A、5B、5Cに加速度センサ等を設け、そのセンサ出力に基づいて、運動量等を検出するようにしてもよい。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、変更フラグfに1がセットされているか否かを判定する(ステップS12)。変更フラグfは、制御条件が変更されているか否かを示すフラグである。変更フラグfの詳細については、後述する。変更フラグfの初期値は0であるため、この判定は否定される(ステップS12;No)。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、制御条件設定処理のサブルーチンを行う(ステップS13)。
制御条件設定処理では、図6に示すように、調整部34は、制御条件を決定する(ステップS20)。ここでは、照明、室温、湿度の制御条件が、それぞれ決定される。
照明の制御条件を決定する際には、収集された快適度情報のうち、照明に関する快適度(図2(B)参照)が用いられる。ここで、照明に関し、明るいと答えた人の数をHとし、適度であると答えた人の数をMとし、暗いと答えた人の数をLとする。調整部34は、このH、L、Mの人数に応じて、照明の制御条件を決定する。
例えば、図8に示すように、H>Mで、かつL=0である場合、調整部34は、照明が全体的に暗くなるように、照明システム2を制御する。この場合には、明るいと答えた人が大半であることから、照明を全体的に暗くするのである。
また、H≦Mで、かつL=0である場合には、調整部34は、照明を部分的に暗くする。この場合、明るいと答えた人の位置情報に基づいて、その位置が暗くなるように、照明システム2の制御条件を変更する。
また、H、L≠0である場合には、調整部34は、明るいと答えた人と、暗いと答えた人とが両方いるので、照明の明暗を部分的に調整する。この場合、暗いと答えた人の位置では、照明が明るくなるように、明るいと答えた人の位置では、照明が暗くなるように、照明システム2の制御条件を変更する。
また、H、L=0である場合には、調整部34は、明るさが適度であると全員が答えているので、照明システム2の制御条件を変更なしとする。
また、H=0で、かつM≧Lである場合には、調整部34は、照明を部分的に明るくする。この場合にも、暗いと答えた人の位置情報に基づいて、その位置が明るく照らされるように、照明システム2の制御条件を変更する。
また、H=0で、かつM<Lである場合には、調整部34は、照明を全体的に明るくする。この場合には、暗いと答えた人が大半であることから、照明が全体的に明るくなるように、照明システム2の制御条件を変更する。
一方、室温の制御条件を決定する際には、収集された快適度情報のうち、室温に関する快適度が用いられる。ここで、室温が高いと答えた人の数をHとし、快適であると答えた人の数をMとし、室温が低いと答えた人の数をLとする。調整部34は、このH、L、Mの人数に応じて、室温の制御条件を決定する。
例えば、図9に示すように、H>Mで、かつL=0である場合、調整部34は、室温を全体的に低くするか、風量を強くする。この場合には、室温が高すぎると感じる人が大半であることから、室温を全体的に低くしたり、風量を強くしたりする。なお、目標温度を下げるのか、風量を強くするのかは、消費電力が低い方が優先的に採用されるのが望ましい。一般的には、まず、風量を強くすることが優先される。
また、H≦Mで、かつL=0である場合には、調整部34は、風向を変更するか、室温を部分的に低くするか、風量を部分的に強くする。この場合、調整部34は、室温が高いと答えた人の位置情報に基づいて、その位置に風を向けるか、室温を低くするか、風量が強くなるように、制御条件を変更する。なお、風向、温度、風量の変更についても、消費電力が低い方が優先的に採用される。一般的には、風向が優先的に採用される。なお、室温が高いと答えた人が、居室空間全体にちらばっている場合には、結果的には、全体的な室温制御が行われるようになる。
また、H、L≠0である場合には、調整部34は、室温が高いと答えた人と、低いと答えた人とが両方いるので、室温の高低を部分的に調整する。この場合、調整部34は、室温が低いと答えた人の位置では室温が高く感じられるように、室温が高いと感じる人の位置では、室温が低く感じられるように、風向、風量、室温を調整する。風向、温度、風量の変更についても、消費電力が低い方が優先的に採用される。一般的には、風向が優先的に採用される。室温が高いと答えた人と、低いと答えた人との位置が混在し、部分的な調整が出来ない場合には、変更なしとしてもよい。
また、H、L=0である場合には、全員が快適と感じているので、調整部34は、室温の制御条件を変更なしとする。
また、H=0で、かつM≧Lである場合には、調整部34は、部分的に、室温が高くなると感じられるように、風向、風量、室温を部分的に制御する。この場合にも、調整部34は、室温が低いと答えた人の位置情報に基づいて、その位置で室温が高いと感じられるように、風向を変え、風量を弱くし、室温を上げる方向に、制御条件を変更する。
また、H=0で、かつM<Lである場合には、調整部34は、室温を全体的に上げるように制御条件を変更する。この場合には、室温が低いと答えた人が大半であることから、室温が上がったと感じられるように、設定温度を高くしたり、風量を弱くしたりして、制御条件を変更する。
一方、湿度の制御条件を決定する際には、収集された快適度情報のうち、湿度に関する快適度が用いられる。ここで、湿度に関し、高いと答えた人の数をHとし、快適であると答えた人の数をMとし、湿度が低いと答えた人の数をLとする。調整部34は、このH、L、Mの人数に応じて、湿度の制御条件を決定する。
例えば、図10に示すように、H>Mで、かつL=0である場合、調整部34は、湿度が全体的に低く感じられるような制御条件に変更する。この場合には、湿度が高いと感じる人が大半であることから、調整部34は、湿度が全体的に低く感じられるように制御条件を調整するのである。
また、H≦Mで、かつL=0である場合には、調整部34は、湿度の制御条件を部分的に変更する。この場合、調整部34は、湿度が高いと答えた人の位置情報に基づいて、その位置での湿度が低く感じられるように、湿度の制御条件を変更する。
また、H、L≠0である場合には、調整部34は、湿度が高いと答えた人と、低いと答えた人とが両方いるので、湿度の高低を部分的に調整する。この場合、調整部34は、湿度が低いと答えた人の位置では、湿度が高く感じられるように、湿度が高いと答えた人の位置では、湿度が低く感じられるように、湿度の制御条件を変更する。
また、H、L=0である場合には、調整部34は、湿度が適度であると利用者全員が答えているので、湿度の制御条件を変更なしとする。
また、H=0で、かつM≧Lである場合には、調整部34は、湿度の制御条件を部分的に調整する。この場合にも、調整部34は、湿度が低いと答えた人の位置情報に基づいて、その位置で湿度が今よりも高く感じられるように、湿度の制御条件を部分的に変更する。
また、H=0で、かつM<Lである場合には、調整部34は、湿度が全体的に高めに感じられるように湿度の制御条件を変更する。この場合には、調整部34は、湿度が低いと答えた人が大半であることから、湿度が上がるように制御条件を変更するのである。
なお、上述したH、M、Lには、各利用者の優先度が考慮される。例えば、優先度の高い人については、1人ではなく、複数人として数え、重みづけをしたH、M、Lで、調整を行うようにする。また、優先度が高い人以外を除外して、上述のように制御条件を決定してもよい。
図6に戻り、続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、許容消費電力を算出する(ステップS21)。消費電力情報収集部32は、電力計測センサ22、23によって計測される消費電力を収集し、調整部34に出力している。調整部34は、消費電力を累積し、現在の消費電力量を算出する。図4に示すように、調整部34は、管理条件保持部31によって保持される総消費電力量の目標値を参照し、目標値から現在の消費電力量を減算することにより余剰消費電力量を算出する。そして、調整部34は、この余剰消費電力量に基づいて、現在消費可能な許容消費電力を算出する。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、決定された制御条件に基づいて照明システム2及び空調システム3が稼働したときの推定消費電力を算出する(ステップS22)。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、推定消費電力が、許容消費電力を超過しているか否かを判定する(ステップS23)。この判定が否定されれば(ステップS23;No)、システムコントローラ1(調整部34)は、現在決定されている制御条件を制御部35に設定し(ステップS24)、変更フラグfに1をセットし(ステップS25)、タイマを起動して計時を開始する(ステップS26)。ステップS25終了後は、システムコントローラ1(調整部34)は、制御条件設定処理を終了する。
一方、推定消費電力が、許容消費電力を超過していれば(ステップS23;Yes)、システムコントローラ1(調整部34)は、制御条件を微調整可であるか否かを判定する(ステップS27)。微調整可でなければ(ステップS27;No)、システムコントローラ1(調整部34)は、そのまま制御条件を変更せずに、制御条件設定処理を終了する。
一方、微調整可であれば(ステップS27;Yes)、システムコントローラ1(調整部34)は、制御条件を微調整する(ステップS28)。
微調整後、システムコントローラ1(調整部34)は、再び決定された制御条件に基づいて照明システム2及び空調システム3が稼働したときの消費電力を推定し(ステップS22)、推定消費電力が、許容消費電力を超過しているか否かを判定する(ステップS23)。このように、消費電力が超過する場合(ステップS23;Yes)、消費電力が目標値以内となるように制御条件が微調整可能な場合に微調整され(ステップS27;Yes→ステップS28)、消費電力が目標値を超える場合には(ステップS27;No)、調整部34は、制御条件の変更を中止する。
図5に戻り、制御条件設定処理終了後、システムコントローラ1(位置情報収集部40)は、携帯端末5A、5B、5Cの位置情報を収集する(ステップS6)。その後、快適度情報収集(ステップS7)、環境情報収集(ステップS8)、消費電力情報収集(ステップS9)、利用者の動作情報算出(ステップS10)、利用者の優先度決定(ステップS11)が、この順に行われる。
続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、変更フラグfに1がセットされているか否かを判定する(ステップS12)。ここで、制御条件設定処理(図6参照)において、ステップS25が実行された場合には、変更フラグfに1がセットされている。この場合、判定が肯定されるので(ステップS12;Yes)、システムコントローラ1(調整部34)は、変更後処理のサブルーチンを実行する(ステップS14)。
変更後処理のサブルーチンでは、図7に示すように、まず、調整部34は、タイムアウトしたか否かを判定する(ステップS30)。タイムアウトしていれば(ステップS30;Yes)、調整部34は、制御条件を元に戻し(ステップS31)、変更フラグfに0をセットし(ステップS32)、変更後処理を終了する。
ここで、タイムアウトすれば制御条件を元に戻すのは、それだけの時間が経過すれば、制御条件を変更した場合の効果が十分に得られていると判断されるためである。また、制御条件を変更したままであると、制御条件を変更する前には快適であった人の快適度が悪化するおそれがあるためである。
一方、タイムアウトしていない場合(ステップS30;No)、調整部34は、快適度情報収集部41によって収集された快適度情報に基づいて、快適度が悪化しているか否かを判定する(ステップS33)。快適度が悪化していれば(ステップS33;Yes)、調整部34は、制御条件を元に戻し(ステップS31)、変更フラグfに0をセットし(ステップS32)、変更後処理を終了する。
一方、快適度が悪化していない場合(ステップS33;No)、快適度が改善されたか否かを判定する(ステップS34)。快適度が改善されていれば(ステップS34;Yes)、制御条件をさらに変更せず、調整部34は、変更後処理を終了する。これにより、制御部35は、継続された制御条件の下で、照明システム2及び空調システム3を制御する。
一方、快適度が改善されていなければ(ステップS34;No)、調整部34は、制御条件設定処理のサブルーチン(図6参照)を再度実行する(ステップS35)。制御条件設定処理が終了すると、調整部34は、変更後処理を終了する。
図5に戻り、変更後処理(ステップS14)終了後、システムコントローラ1は、再びステップS6に戻り、ステップS6→S7→S8→S9→S10→S11を実行する。そして、システムコントローラ1は、変更フラグfに0がセットされている場合(ステップS12;No)、制御条件設定処理を行い(ステップS13)、変更フラグfに1がセットされている場合(ステップS12;Yes)、変更後処理を行う(ステップS14)。
このようにして、各利用者の快適度情報等に基づいて、照明システム2及び空調システム3の制御条件が調整される。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、居室空間を利用する複数の利用者各々の位置情報及び快適度情報に基づいて、快適度の低い利用者の快適度が高くなり、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、照明システム2及び空調システム3の制御条件を調整する。このようにすれば、複数の利用者に対し、各人の個人差を考慮した上で、各人が納得できる居室空間の快適な環境を構築することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態について説明する。
上記実施の形態1では、携帯端末5A、5B、5Cは、システムコントローラ1へ端末情報を送信するだけであった。これに対し、この実施の形態では、システムコントローラ1から携帯端末5A、5B、5Cへも情報が送信される。
図11に示すように、この実施の形態に係るシステムコントローラ1は、情報送信部36をさらに備えている。情報送信部36は、調整部34から出力された情報を、携帯端末5A、5B、5Cに送信する。携帯端末5A、5B、5Cは、その情報を受信して、表示部19に表示する。
この実施の形態に係る環境制御システム100の動作について図12のフローチャートを中心として説明する。
この実施の形態に係るシステムコントローラ1の動作は、ステップS40、S41、S42、S43をさらに行う点が、上記実施の形態1に係るシステムコントローラ1と異なる。
上記実施の形態1と同様に、システムコントローラ1(快適度情報収集部41)は、快適度情報を収集する(ステップS7)。その後、システムコントローラ1(調整部34)は、この快適度情報の収集結果を、情報送信部36を介して、携帯端末5A、5B、5Cに送信する(ステップS40)。携帯端末5A、5B、5Cは受信した情報を表示する。
図13には、このようにして表示された快適度情報の収集結果の表示例が示されている。このような表示を見れば、利用者は、表示された収集結果を参考にして、周囲の人の状態を考慮した上で、自身の快適度を再入力することができる。この結果、照明システム2及び空調システム3の制御状態が緩和されて、消費電力が低減することも期待される。
また、このような表示を見れば、現在の制御条件が設定されている理由(例えば、自分は暑いと感じているのに、他の多数の人が寒いと思っている場合に室温が高めに設定されている理由)を確認することができる。これにより、利用者が、制御条件に対して納得することができる。
また、上記実施の形態1と同様に、システムコントローラ1(消費電力情報収集部32)は、消費電力情報を収集する(ステップS9)。その後、システムコントローラ1(調整部34)は、収集した消費電力情報に基づいて、総消費電力量及び電気料金を算出する(ステップS41)。続いて、システムコントローラ1(調整部34)は、総消費電力量又は電気料金を、情報送信部36を介して、携帯端末5A、5B、5Cに送信する(ステップS42)。携帯端末5A、5B、5Cは受信した総消費電力又は電気料金を表示する。この表示をみれば、各利用者が消費電力量の把握が可能となり、利用者が省エネルギ化への意識を高めることができる。この意識が、実際の省エネルギ化につながる。
また、上記実施の形態1と同様に、システムコントローラ1(消費電力情報収集部32)は、制御条件設定処理のサブルーチン(ステップS13)や、変更後処理のサブルーチン(ステップS14)を実行する。その後、システムコントローラ1(調整部34)は、それらのサブルーチンによって決定された制御条件及びその制御条件に決定された理由を、携帯端末5A、5B、5Cに送信する(ステップS43)。携帯端末5A、5B、5Cは受信した制御条件及びその理由を表示する。
これにより、携帯端末5A、5B、5Cの表示部19には、現在どのような制御条件で制御され、その制御条件がどのような理由で実現されているのかが表示される。この表示を見れば、快適でないと感じている利用者の不満を多少なりとも解消させることができる。
この表示では、消費電力が目標値を超えてしまうために、制御条件が変更されなった場合には、その旨が上記理由として表示される。このようにすれば、利用者の中に省エネルギ化への意識を生じさせることもできるようになる。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、システムコントローラ1によって照明システム2及び空調システム3の制御条件を調整する過程において、各利用者が、居室空間内の複数の利用者の快適度の集計結果、照明システム2及び空調システム3によって消費される総消費電力量又はその消費による電気料金、または、決定された制御条件やその理由を確認することができる。これらの表示により、利用者に対して他の利用者を考慮した快適度の入力を促したり、省エネルギ化への意欲を喚起したり、現在の制御条件への不満を緩和したりすることができる。
これまで詳細に説明してきたように、環境制御システム100を用いれば、居室空間内の大多数の利用者の快適性を向上させることができる。また、利用者の環境制御に対する理解度や、省エネルギ化への意欲等を向上させることができる。かかる環境制御システム100は、既設の環境制御機器にも適用可能であるので、環境制御機器に対する大規模な設計変更や改修は不要である。このため、極めて低コストにシステムを構築することができる。
また、利用者が、自身の体調を自ら入力するので、正確な情報の下で、環境制御を行うことができる。
また、居室空間内を非定常に行動する利用者のその行動に従って、制御条件を調整するので、利用者の快適度を高いレベルで維持することができる。
なお、携帯端末5A、5B、5Cには、利用者の動作情報(移動状態、作業内容)を検出する機能を持たせることができる。この機能を用いて検出された利用者の動作情報を、システムコントローラ1に送信し、利用者の優先度の決定等に用いるようにしてもよい。
なお、携帯端末5A、5B、5Cには、居室空間への入退室管理機能を持たせることができる。この機能を用いれば、利用者が入室してきたときに、利用者の優先度を高く設定することもできる。このようにすれば、外から帰ってきて入室したばかりの利用者に対して空調システム3の出力を強くするなどの措置をとすることができる。より具体的には、空調システム3からの風をその利用者に集中して当てるように制御すれば、その利用者の快適度を向上させることができる。風向を制御できない場合には、その利用者が居る領域の風量や温度を変更すればよい。
各利用者の優先度の設定については、さらなる変形例を採用することができる。例えば、快適度情報(初期設定値)によれば、室温が25度から27度が快適であるとしていた利用者が、環境情報収集部42によって収集された室温が26度であるにも関らず、室温が高いと答えた場合には、その利用者の優先度を高めに設定するようにしてもよい。すなわち、収集された快適度情報と環境情報との間に違いのある利用者の優先度を高く設定するようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態によれば、室温、湿度、照度を検出するセンサを、携帯端末5A、5B、5C内に組み込んだが、これらのセンサは、居室内の複数の場所に固定してもよい。このようにしても、携帯端末5A、5B、5Cの位置情報に基づいて、利用者がいる位置における環境を取得することができる。
また、携帯端末5A、5B、5Cに、居室空間における位置情報を検出する位置検出センサを備えるようにしてもよい。この場合には、携帯端末5A、5B、5Cの位置検出センサで検出された位置情報が、システムコントローラ1に送信される。
なお、上記各実施の形態によれば、入力された快適度や携帯端末5A、5B、5Cの位置情報と、その快適度が向上した制御条件との関係を記憶しておくようにしてもよい。これらの関係を記憶しておけば、記憶された快適度のパターンに類似する状況が再び発生したときに、対応付けされた制御条件を直ちに設定して、照明システム2及び空調システム3の制御を行うようにすることができる。すなわち、環境制御システム100では、快適度と制御条件との間の関係の学習を行うようにすれば、最適な制御条件への迅速な変更が可能となる。
また、上記各実施の形態によれば、無線I/F4と携帯端末5A、5B、5Cとの間の無線通信の通信方式として、UWBを採用したが、他の通信方式を採用してもよい。例えば、Bluetooth(登録商標)や、ZigBee(登録商標)を採用してもよい。
また、携帯端末5A、5B、5Cは、携帯電話機であってもよいし、PDAであってもよい。また、この実施の形態に係る専用の携帯端末であってもよい。要は、居室空間を利用する利用者が所持し、利用者の移動に従って移動する端末であればよい。
また、照明システム2は、2つの照明器2A、2Bを備えていたが、3つ以上の照明器が配設されていてもよい。空調システム3の室内機、室外機の数も同様である。これらの数が増えれば増えるほど、きめ細かな制御が可能となる。
また、システムコントローラ1と照明システム2及び空調システム3との間については、LAN、空調ネットワーク、照明ネットワークなどの各種通信ネットワークで接続することができる。これらの通信ネットワークは、有線でもよいし、無線でもよい。無線の場合には、通信方式として、UWBやZigBee(登録商標)を採用できる。
また、上記各実施の形態では、システムコントローラ1により、照明システム2及び空調システム3を実際に制御したが、この発明は、これには限られない。実際に制御を行わず、居室空間の管理者又は利用者に対して、生成された制御条件の調整情報を提示して、制御条件のマニュアル調整を促すようにするだけでもよい。要は、システムコントローラ1は、制御条件を調整するだけでよい。
また、上記各実施の形態に係る照明システム2は、明るさだけを制御した。しかしながら、照明システム2は、オン/オフ制御を行ってもよいし、配光制御を行ってもよいし、色温度制御を行ってもよい。
また、上記各実施の形態に係る空調システム3は、風向、風量、温度、湿度制御を行った。しかしながら、空調システム3は、オン/オフ制御をおこなってもよいし、換気制御を行ってもよい。室内機3B、3Cにおいて、風向制御が不可である場合には、風量制御など、他の制御を行うようにすればよい。
なお、上記各実施の形態において、システムコントローラ1で実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、このプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、居室空間の環境を最適に保つのに好適である。
1 システムコントローラ
2 照明システム
2A、2B 照明器
3 空調システム
3A 室外機
3B、3C 室内機
4 無線インターフェイス(I/F)
5A、5B、5C 携帯端末
12 照明コントローラ
13 空調コントローラ
15 制御部
16 操作入力部
17 記憶部
18 無線通信部
19 表示部
22、23 電力計測センサ
30 指標入力インターフェイス(I/F)
31 管理条件保持部
32 消費電力情報収集部
33 端末情報収集部
34 調整部
35 制御部
36 情報送信部
40 位置情報収集部
41 快適度情報収集部
42 環境情報収集部
100 環境制御システム

Claims (24)

  1. 居室空間内の複数の領域各々の環境を、異なる制御条件で制御可能な環境制御機器を管理し制御する環境制御システムであって、
    前記居室空間を利用する複数の利用者がそれぞれ携帯する携帯端末の位置情報と、その携帯端末を所持する前記利用者の前記居室空間の環境に対する快適度に関する快適度情報とを含む端末情報を収集する端末情報収集部と、
    収集された前記端末情報に基づいて、快適度の低い前記利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い前記利用者の快適度が維持されるように、前記制御条件を調整する調整部と、
    を備える環境制御システム。
  2. 前記居室空間を管理する管理者によって予め設定された管理条件を保持する管理条件保持部をさらに備え、
    前記調整部は、
    前記管理条件に適合するように前記制御条件を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の環境制御システム。
  3. 前記環境制御機器の消費電力に関する情報を収集する消費電力情報収集部をさらに備え、
    前記調整部は、
    所定期間の総消費電力量の目標値を前記管理条件として前記制御条件を調整する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の環境制御システム。
  4. 前記調整部は、
    収集された前記消費電力に関する情報に基づいて、前記環境制御機器の消費電力量及びその消費電力量から換算される電気料金の少なくとも一方を算出し、
    前記携帯端末に、前記総消費電力量及び前記電気料金の少なくとも一方を送信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の環境制御システム。
  5. 前記調整部は、
    調整により決定された前記制御条件と、前記制御条件に決定された理由とを含む情報を、前記携帯端末に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の環境制御システム。
  6. 前記居室空間を管理する管理者によって予め設定された管理条件を保持する管理条件保持部をさらに備え、
    前記調整部は、
    前記管理条件に適合するように前記制御条件を調整し、
    前記理由には、
    前記快適度情報に従った前記制御条件の下で前記環境制御機器を制御した場合に前記管理条件に適合しなくなるためであることが含まれる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の環境制御システム。
  7. 前記調整部は、
    前記快適度情報の収集結果を、前記携帯端末に送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  8. 前記調整部は、
    前記複数の利用者各々に優先度を与え、
    前記優先度の高い前記利用者に重点をおいて、前記制御条件を調整する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  9. 前記調整部は、
    収集された前記位置情報に基づいて、前記複数の利用者各々の動作情報を算出し、
    前記動作情報に基づいて、前記複数の利用者各々の前記優先度を決定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の環境制御システム。
  10. 前記調整部は、
    前記動作情報に基づいて、前記複数の利用者各々の運動量を算出し、
    前記運動量が大きくなればなるほど、前記優先度を高くする、
    ことを特徴とする請求項9に記載の環境制御システム。
  11. 前記調整部は、
    収集された前記快適度情報に基づいて、前記複数の利用者各々の前記優先度を決定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の環境制御システム。
  12. 前記調整部は、
    前記快適度が他の前記利用者の前記快適度と異なる前記利用者の前記優先度を高くする、
    ことを特徴とする請求項11に記載の環境制御システム。
  13. 前記端末情報には、前記携帯端末の周囲の環境情報が含まれ、
    前記調整部は、
    収集された前記快適度情報と前記環境情報との間に相違がある前記利用者の前記優先度を高くする、
    ことを特徴とする請求項11に記載の環境制御システム。
  14. 前記端末情報収集部は、
    前記制御条件が変更された後に、前記端末情報を再度収集し、
    前記調整部は、
    収集された前記快適度情報に基づいて、前記複数の利用者の前記快適度が改善したか否かを判定し、
    前記快適度が改善されたと判定された場合に、変更された前記制御条件の下での前記環境制御機器の制御を継続させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  15. 前記調整部は、
    変更された前記制御条件の下での前記環境制御機器の制御を継続し、前記所定期間が経過すると、前記制御条件を元に戻す、
    ことを特徴とする請求項14に記載の環境制御システム。
  16. 前記端末情報収集部は、
    前記制御条件が変更された後に、前記端末情報を再度収集し、
    前記調整部は、
    収集された前記快適度情報に基づいて、前記複数の利用者の快適度が悪化したか否かを判定し、
    前記快適度が悪化したと判定された場合に、前記制御条件を元に戻す、
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  17. 前記端末情報収集部は、
    前記制御条件が変更された後に、前記端末情報を再度収集し、
    前記調整部は、
    収集された前記快適度情報に基づいて、前記複数の利用者の快適度が改善されたか否かを判定し、
    前記快適度が改善されていないと判定した場合には、前記制御条件の再調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  18. 前記調整部は、
    収集された前記快適度情報を参照して、前記複数の利用者の数に対する、前記快適度が低い利用者の数の割合に基づいて、前記制御条件を調整する、
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  19. 位置に関する情報を検出する位置情報検出部と、
    居室空間の環境に対する利用者の快適度に関する快適度情報を入力する快適度情報入力部と、
    請求項1乃至18のいずれか一項に記載の環境制御システムに、前記位置に関する情報と、前記快適度情報とを含む端末情報を送信する送信部と、
    を備える携帯端末。
  20. 請求項4に記載の環境制御システムから、居室空間内の環境を制御する環境制御機器の総消費電力量及び電気料金の少なくとも一方を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記総消費電力量及び前記電気料金の少なくとも一方を表示する表示部と、
    を備える携帯端末。
  21. 請求項5に記載の環境制御システムによる調整で決定された、居室空間内の環境を制御する環境制御機器の制御条件と、その制御条件に決定された理由とを含む情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された情報を表示する表示部と、
    を備える携帯端末。
  22. 請求項7に記載の環境制御システムから送信された、居室空間を利用する複数の利用者の快適度情報の収集結果を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された情報を表示する表示部と、
    を備える携帯端末。
  23. 居室空間内の複数の領域各々の環境を、異なる制御条件で制御可能な環境制御機器を管理し制御する環境制御方法であって、
    前記居室空間を利用する複数の利用者がそれぞれ携帯する携帯端末の位置情報と、その携帯端末を所持する前記利用者の前記居室空間の環境に対する快適度に関する快適度情報とを含む端末情報を収集する端末情報収集工程と、
    収集された前記端末情報に基づいて、快適度の低い前記利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い前記利用者の快適度が維持されるように、前記制御条件を調整する調整工程と、
    を含む環境制御方法。
  24. 居室空間内の複数の領域各々の環境を、異なる制御条件で制御可能な環境制御機器を管理し制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記居室空間を利用する複数の利用者がそれぞれ携帯する携帯端末の位置情報と、その携帯端末を所持する前記利用者の前記居室空間の環境に対する快適度に関する快適度情報とを含む端末情報を収集する端末情報収集手順と、
    収集された前記端末情報に基づいて、快適度の低い前記利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い前記利用者の快適度が維持されるように、前記制御条件を調整する調整手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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