JP2013124809A - 空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラム - Google Patents

空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の主観的な評価を考慮して空調を制御する場合に、主観的な評価を修正して建物内の快適性を担保しつつ省エネを図ることを目的とする。
【解決手段】空調制御装置1は、建物内の温度情報と湿度情報とを含み端末装置5A,5B,5Cのそれぞれによって取得された環境情報と、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれの利用者に関する属性情報と、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれの利用者による建物内の快適性に対する評価を示す評価情報と、を端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから受信する。空調制御装置1は、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、建物内の快適度を示す快適度情報を生成し、その快適度情報に基づいて建物内の空調を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内の空調を制御する空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラムに関する。
建物内の空調を制御する様々なシステムが知られている。特許文献1には、建物内の環境に対する利用者の快適度に基づいて、快適度の低い利用者の快適度が高くなるように、かつ、快適度の高い利用者の快適度が維持されるように、空調を制御するシステムが開示されている。このシステムでは、利用者が端末装置を用いて環境に対する快適度(好み)を入力する。
また、特許文献2には、PMV(Predicted Mean Vote:予測平均申告)値を利用して、建物内における快適性の運用状況の評価を表示する方法が開示されている。
また、特許文献3には、空調装置が利用されていない時間帯や空調装置の利用頻度が低い時間帯を予測し、その予測されたタイミングで空調制御システムのバージョンアップを行うシステムが開示されている。
また、特許文献4には、複数の人体検知センサを使用して空調すべき領域における人の位置を推定し、その推定に基づいて空調を制御する方法が開示されている。
また、特許文献5には、加湿運転、加熱運転、除湿運転及び冷却運転のそれぞれの運転形態におけるエネルギー効率を考慮して空調装置の運転負荷が最も少なくなるように、快適範囲内の目標温度及び目標湿度を設定し、室外の温度と設定された目標温度との温度差が所定値以下となるように目標温度を補正し、補正された目標温度及び目標湿度へ室内の温度及び湿度を移行させるように空調装置を制御する制御装置が開示されている。
特開2011−75138号公報 特許第4680787号公報 特許第4274163号公報 特許第4092362号公報 特許第3165402号公報
ところで、暑さ/寒さに関する利用者の主観的な評価に基づいて空調を制御することで、各利用者の個人差を考慮して空調を制御することが望ましいが、各利用者の主観的な評価に基づいて空調を制御したとしても、各利用者が快適に過ごせる環境を提供できるとは限らない。例えば、各利用者の主観的な好みに基づいて空調を制御した場合、建物内を冷やし過ぎたり暖め過ぎたりおそれがあり、建物内の快適性を担保することが困難となる。また、冷やし過ぎ暖め過ぎによってエネルギー運用効率が悪化し、省エネルギー(以下では、「省エネ」と省略する場合がある)を図ることが困難となることがある。
例えば上記の特許文献1に記載のシステムは、利用者の主観的な評価(快適度)に基づいて空調を制御するが、各利用者の主観的な評価が建物内の快適度を適切に表しているとは限らない。例えば、各利用者の主観的な好みに基づいて空調を制御する場合、空調が偏重して行われるおそれもあり、建物内を冷やし過ぎたり暖め過ぎたりするおそれがある。すなわち、極端な評価を行う利用者がいる場合、他の利用者とのバランスを考慮して空調を制御することが困難となり、各利用者に対して快適な環境を提供することが困難となる。また、冷やし過ぎや暖め過ぎによってエネルギー運用効率が悪化し、省エネを図ることが困難となる。また、空調制御の撹乱を目的として虚偽の評価を利用者が行った場合、その虚偽の評価に基づいて空調が制御されるため、建物内の快適性は低下してしまう。すなわち、暑いと感じているにもかかわらず、寒いと感じていると虚偽の評価を利用者が行った場合、建物内の温度を上げるように空調が制御されるため、建物内の快適性が低下してしまう。
特許文献2に記載の方法は、PMV値を利用して快適性の運用状況の評価を表示するに過ぎない。また、PMV値を求めるためのパラメータ(温度、湿度、放射温度、気流、着衣量、活動量)を決定することが困難な場合もあるため、PMV値を用いた空調制御では、望ましい快適性が得られないこともある。例えば、PMV値を用いて空調を制御したとしても、選択したパラメータの値によっては、建物内を冷やし過ぎたり暖め過ぎたりする場合があり、その場合は、建物内の快適性を向上させることが困難となる。また、冷やし過ぎや暖め過ぎによってエネルギー運用効率が悪化し、省エネを図ることが困難となる。
また、特許文献3に記載のシステムは、空調装置が利用されていない時間帯や空調装置の利用頻度が低い時間帯に、空調制御システムのバージョンアップを行うに過ぎず、空調を行っている時間帯に建物内の快適性を向上させることや、省エネについては考慮されていない。
また、特許文献4に記載の方法は、人の位置をより正確に推定するに過ぎず、利用者の主観的な評価を考慮して建物内の快適性を向上させつつ省エネを図ることは考慮されていない。
また、特許文献5に記載の制御装置は、快適範囲内の目標温度及び目標湿度へ室内の温度及び湿度を移行させるように空調を制御するが、利用者の主観的な評価を考慮して建物内の快適性を向上させつつ省エネを図ることは考慮されていない。
上述したように、各利用者の主観的な評価に基づいて空調を制御することで、各利用者の個人差を考慮して空調を制御することが望ましいが、従来技術においては、各利用者の主観的な評価に基づいて空調を制御した場合、建物内を冷やし過ぎたり暖め過ぎたりして、建物内の快適性を担保しつつ省エネを図ることが困難となる場合がある。
本発明の目的は、利用者の主観的な評価を考慮して空調を制御する場合に、主観的な評価を修正して建物内の快適性を担保しつつ省エネを図ることが可能な空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラムを提供することである。
請求項1に係る発明は、空調すべき建物内の温度情報と湿度情報とを含み1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者に関する属性情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者による前記建物内の快適性に対する評価を示す評価情報とを取得する取得手段と、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、前記建物内の快適度を示す快適度情報を生成する快適度情報生成手段と、前記快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する制御手段と、を有することを特徴とする空調制御装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る空調制御装置であって、前記属性情報は、前記端末装置の利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方を含み、前記快適度情報生成手段は、前記利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る空調制御装置であって、前記属性情報は、前記端末装置の利用者の氏名、住所、電話番号、及び電子メールアドレスのうちの少なくとも1つを含み、前記快適度情報生成手段は、前記属性情報に含まれる情報の種類に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に係る空調制御装置であって、前記快適度生成手段は、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報に基づいて快適度情報を生成し、生成された快適度情報に基づいて前記制御手段によって空調が制御された後に前記取得手段によって取得された各利用者の評価情報を、各利用者の属性情報に応じて重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報に基づいて前記快適度情報を補正し、前記制御手段は、補正された快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に係る空調制御装置であって、前記取得手段が同一の端末装置から所定時間内に複数の評価情報を取得した場合、前記快適度情報生成手段は、前記取得手段が前記同一の端末装置から前記所定時間内に2度目以降に取得した評価情報を除いて、前記快適度情報を生成する、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に係る空調制御装置であって、前記温度情報及び前記湿度情報は、前記1又は複数の端末装置によって検知された情報である、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に係る空調制御装置であって、前記温度情報及び前記湿度情報は、前記建物内に設置されたセンサによって検知されて前記1又は複数の端末装置のそれぞれに送信された情報である、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に係る空調制御装置であって、前記取得手段は、前記建物内における前記1又は複数の端末装置のそれぞれの位置情報を更に取得し、前記快適度情報生成手段は、前記位置情報に基づいて前記建物内の各エリアの快適度情報を生成し、前記制御手段は、前記各エリアの快適度情報に基づいて前記各エリアの空調を制御する、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、前記快適度情報生成手段は、PMV値又はSET値のいずれか一方を前記快適度情報として求め、前記制御手段は、前記PMV値又は前記SET値のいずれか一方に基づいて、前記建物内の空調を制御する、ことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、1又は複数の端末装置と、空調制御装置とを含む空調制御システムであって、前記1又は複数の端末装置は、空調すべき建物内の温度情報と湿度情報とを含む環境情報を取得し、前記空調制御装置は、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者に関する属性情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者の前記建物内の快適性に対する評価を示す評価情報とを取得する取得手段と、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、前記建物内の快適度を示す快適度情報を生成する快適度情報生成手段と、前記快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する制御手段と、を有することを特徴とする空調制御システムである。
請求項11に係る発明は、請求項10に係る空調制御システムであって、前記属性情報は、前記端末装置の利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方を含み、前記快適度情報生成手段は、前記利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、ことを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項10に係る空調制御システムであって、前記属性情報は、前記端末装置の利用者の氏名、住所、電話番号、及び電子メールアドレスのうちの少なくとも1つを含み、前記快適度情報生成手段は、前記属性情報に含まれる情報の種類に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、ことを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項10から請求項12のいずれか一項に係る空調制御システムであって、前記温度情報及び前記湿度情報は、前記建物内に設置されたセンサによって検知された情報であり、前記1又は複数の端末装置は、前記温度情報と前記湿度情報とを前記センサから取得し、前記環境情報を前記空調制御装置に送信する、ことを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項10から請求項13のいずれか一項に係る空調制御システムであって、前記複数の端末装置のうちの1つの端末装置は、他の端末装置によって許可された評価情報を前記空調制御装置に送信する、ことを特徴とする。
請求項15に係る発明は、コンピュータに、空調すべき建物内の温度情報と湿度情報とを含み1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者に関する属性情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者による前記建物内の快適性に対する評価を示す評価情報とを取得する第1のステップと、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、前記建物内の快適度を示す快適度情報を生成する第2のステップと、前記快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する第3のステップと、を実行させることを特徴とする空調制御プログラムである。
本発明によると、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けして快適度情報を生成し、その快適度情報に基づいて空調を制御することで、各利用者の属性情報に基づいて各利用者の主観的な評価を修正して空調を制御することができる。そのことにより、各利用者の主観的な評価に起因する空調の偏重を抑制して、冷やし過ぎ暖め過ぎを抑制し、建物内の快適性を担保しつつ省エネを図ることができる。
本発明の実施形態に係る空調制御システムを示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置を示すブロック図である。 空調機と端末装置との位置関係を説明するための図である。 本実施形態に係る空調制御装置を示すブロック図である。 PMV値と温冷感との対応関係を示す表である。 ユーザ管理テーブルの一例を示す図である。 環境管理テーブルの一例を示す図である。 環境評価テーブルの一例を示す図である。 PMV値の補正処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る空調制御システムによる動作の一例を示すフローチャートである。 変形例1に係る空調制御システムを説明するための図である。 変形例2に係る空調制御システムを説明するための図である。
図1に、本発明の実施形態に係る空調制御システム100を示す。本実施形態に係る空調制御システム100は、空調制御装置1と、空調システム3と、端末装置5A,5B,5Cとを備えている。図1に示す例では、3つの端末装置(端末装置5A,5B,5C)が示されているが、これらは例示であり、空調制御システム100は、1又は複数の端末装置を備えていればよい。
(空調システム3)
空調システム3は、空調制御装置1の制御の下で居室内の空間を空調する。例えば、空調システム3は、居室内の冷却(冷房)、加熱(暖房)、除湿又は加湿等を行う。居室は利用者が利用する建物内の部屋であり、例えば、オフィスビル等の執務室や会議室である。居室は、1つに限らず複数の部屋であってもよい。
空調システム3は、室外機31と、室内機32と、空調コントローラ33とを備えている。室外機31は居室外に設置されており、図示しない配管によって室内機32と接続されている。室内機32は居室内に設置されており、冷却又は加熱された空気を居室内に放出することにより、冷房又は暖房を行う。なお、居室内には、1つの室内機32が設置されていてもよいし、複数の室内機32が設置されていてもよい。例えば、複数の室内機32のそれぞれが、居室内の異なる領域(エリア)に設置されている。また、複数の室外機31が設置されていてもよい。空調コントローラ33は、空調制御装置1の制御の下で、室内機32から放出される空気の風向き、風速、温度及び湿度を制御する。例えば、空調コントローラ33は、複数の室内機32をそれぞれ個別に制御することにより、居室内における複数の領域のそれぞれの空調を個別に制御する。
(端末装置5A,5B,5C)
端末装置5A,5B,5Cは、居室内の利用者が携帯可能な装置であり、例えば、スマートホン、空調用リモコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置である。端末装置5A,5B,5Cは、第1通信経路6Aを介して空調制御装置1と通信を行う。図2に端末装置5Aを示す。端末装置5Aは、制御部51と、UI部52(ユーザインターフェース部52)と、センサ53と、記憶部54と、送受信部55とを備える。端末装置5B,5Cも端末装置5Aと同じ構成を有するため、以下の説明では、主に端末装置5Aについて説明する。
制御部51は端末装置5Aの各部を制御する。UI部52は、利用者による情報の入力を受け付ける。また、UI部52は表示部を有し、様々な情報を表示する。
(センサ53)
センサ53は、例えば温度センサと湿度センサとを含んで構成され、端末装置5Aの周囲の温度と湿度とを検知し、温度情報と湿度情報とを含む環境情報を制御部51に出力する。なお、センサ53は、温度センサ及び湿度センサのうちの一方を含んで構成されていてもよいし、温度情報及び湿度情報をUI部52から入力する構成としてもよい。
また、センサ53は、端末装置5Aの位置を検知する位置センサを含んでいてもよい。位置センサは、例えばGPS(Global Positioning System)を利用することによって端末装置5Aの位置を検知し、端末装置5Aの位置情報を制御部51に出力する。この位置情報は、空調の制御対象となるエリア又は制御対象の室内機32を特定するために用いられる。
また、センサ53は加速度センサを含んでいてもよい。加速度センサは端末装置5Aの向き(方向)を検知し、向きを示す方向情報を制御部51に出力する。制御部51は、方向情報に基づいて、温度センサ及び湿度センサを向けるべき方向をUI部52に表示させてもよい。
また、センサ53は、押圧を感知するいわゆるタッチセンサを含んでいてもよい。このタッチセンサによって、端末装置5Aを保持する利用者の指の位置を検知し、検知した位置を示す情報を制御部51に出力する。制御部51は、タッチセンサによって検知された位置に基づいて、利用者が端末装置5Aを保持すべき位置を提示する。例えば、制御部51は、温度センサ及び湿度センサ以外の位置を保持位置としてUI部52に表示させる。また、温度センサ及び湿度センサの付近に利用者の指があることがタッチセンサによって検知された場合、制御部51は、UI部52に警告文を表示させたり、スピーカに警告音を発生させたりしてよい。温度センサや湿度センサの付近に利用者の指がある場合、温度や湿度の誤差が大きくなるおそれがある。そこで、温度センサや湿度センサを避けて利用者が端末装置5Aを保持できるように、保持位置や警告を利用者に提供することで、より正確に温度及び湿度を検知することができる。
また、センサ53は照度センサを含んでいてもよい。照度センサは端末装置5Aの周囲の明るさを検知し、明るさを示す照度情報を制御部51に出力する。
センサ53は、制御部51の制御の下で、予め設定された時間間隔で定期的に温度や位置等を検知することにより、環境情報と位置情報とを定期的に取得してもよい。例えば、制御部51は、記憶部54に予め記憶されている環境情報測定プログラムを実行することにより、センサ53に温度や位置等を定期的に検知させる。または、端末装置5Aの利用者がUI部52を用いて測定開始の指示を与えた場合に、センサ53は、温度や位置等を検知してもよい。
なお、GPSを用いて端末装置5Aの位置を検知する代わりに、居室内の各エリアに付されたエリア名称、各エリアを識別するためのエリアID、又は各室内機32を識別するための空調機器ID等の識別情報によって、空調の制御対象となるエリア又は制御対象の室内機32を特定してもよい。例えば、居室内を複数のエリアに分けて、各エリアにエリア名称又はエリアIDを予め付与しておき、エリア名称やエリアIDが記載されたプレートや用紙等を、各エリアの壁等に設置しておけばよい。利用者は、居室内において自分がいるエリアの名称やエリアIDを、UI部52を用いて入力する。または、室内機32に空調機器IDが付されている場合、利用者は、自分の近くに設置されている室内機32の空調機器IDを、UI部52を用いて入力してもよい。UI部52によって入力された識別情報は、制御部51に出力される。
図3に、空調機器IDの一例を示す。図3に示す「W01」は、室内機32に付された空調機器IDである。また、「N」(北)、「S」(南)、「E」(東)、及び「W」(西)は室内機32を基準にした方角を示している。例えば、空調機器IDと方角とが記載されたプレートや用紙等を、室内機32に予め設置しておく。利用者は、室内機32に設置されたプレートや用紙等を参照し、自分の近くに設置された室内機32の空調機器IDと、室内機32を基準にした場合の自分がいる方角とを取得する。そして、利用者は、空調機器IDと方角とをUI部52を用いて入力する。例えば図3に示す座席7に利用者が着座している場合、利用者が着座している位置は、空調機器IDが「W01」の室内機32の東側となる。利用者は、空調機器IDと方角とを含む識別情報(例えば「W01−E」という情報)を、UI部52を用いて入力する。
また、室内機32の位置を示すQRコード(登録商標)等の2次元バーコードが室内機32に添付され、端末装置5Aにカメラが設けられている場合、利用者はカメラによって2次元バーコードを撮影してもよい。2次元バーコードを表す画像データは、カメラから制御部51に出力される。制御部51は、2次元バーコードを解析することによって室内機32の識別情報を取得する。
また、利用者は、居室内の環境(快適性)に対する評価を示す評価情報を、UI部52を用いて入力可能となっている。例えば、UI部52は、制御部51の制御の下で、快適性に関する評価値を入力するための入力画面を表示する。快適性に関する評価値は、例えば、人の温冷感に対応する値である。温冷感は、一例として、「寒い」、「涼しい」、「やや涼しい」、「どちらでもない」、「やや暖かい」、「暖かい」及び「暑い」等が該当する。例えば、「寒い」には値(−3)が対応し、「涼しい」には値(−2)が対応し、「やや涼しい」には値(−1)が対応し、「どちらでもない」には値(±0)が対応し、「やや暖かい」には値(+1)が対応し、「暖かい」には値(+2)が対応し、「暑い」には値(+3)が対応する。利用者は、UI部52を用いて、「寒い」、「涼しい」、「やや涼しい」、「どちらでもない」、「やや暖かい」、「暖かい」又は「暑い」のいずれかを選択して入力する。例えば、利用者は、暑いと感じる場合には「暑い」を選択して入力し、寒いと感じる場合には「寒い」を選択して入力し、暑くも寒くもない場合には「どちらでもない」を選択して入力する。利用者によって入力された評価情報は、UI部52から制御部51に出力される。
また、利用者が自分の活動状態を示す活動状態情報を、UI部52を用いて入力できるようにしてもよい。活動状態は、利用者が行っている作業の状態であり、例えば、安息状態、歩行状態、オフィスワーク状態、労働状態、運動状態等が該当する。安息状態は、例えば、椅子に座った状態での休憩や睡眠等が該当する。オフィスワークは、例えば、コンピュータの使用、筆記、ファイル整理等のオフィス内での作業が該当する。労働状態は、清掃や重い荷物の移動等の作業が該当する。運動状態は、例えばランニング等が該当する。利用者によって入力された活動状態情報は、UI部52から制御部51に出力される。なお、端末装置5Aに加速度センサが設けられている場合、その加速度センサによって利用者の活動状態を検知してもよい。例えば、制御部51は、加速度センサの出力に基づいて利用者の運動量を検出し、その運動量を活動状態情報としてもよい。
(記憶部54)
記憶部54は、制御部51にて実行されるプログラムやデータを記憶する。例えば、記憶部54は、温度等の環境情報、位置情報、快適性に対する評価を示す評価情報、端末装置5Aの利用者に関する属性情報及び各利用者の活動状態情報を記憶する。属性情報は利用者を特定するための情報であり、例えば、利用者の氏名、性別、年齢、住所、電話番号、電子メールアドレス、社員証ID及び会社名のうちの少なくとも1つの情報が含まれる。属性情報は、例えばUI部52から予め入力されて記憶部54に記憶される。
制御部51は、環境情報と、その環境情報が取得された時に取得された位置情報とを、日付と時刻とを含む時間情報に関連付けて記憶部54に記憶させる。例えば、制御部51は、センサ53によって環境情報が取得された時点の時間情報を、環境情報と位置情報とに関連付ける。または、環境情報が制御部51の制御の下でセンサ53によって定期的に取得されている場合、制御部51は、予め設定されている取得の時点の時間情報を、環境情報と位置情報とに関連付けてもよい。また、活動状態情報が取得されている場合、制御部51は、環境情報、位置情報、活動状態情報及び時間情報を関連付けて記憶部54に記憶させる。
また、制御部51は、評価情報と、その評価情報がUI部52から入力された時に取得された位置情報とを、時間情報に関連付けて記憶部54に記憶させる。例えば、制御部51は、評価情報がUI部52から入力された時点の時間情報を、評価情報と位置情報とに関連付ける。また、活動状態情報が取得されている場合、制御部51は、評価情報、位置情報、活動状態情報及び時間情報を関連付けて記憶部54に記憶させる。また、空調機器ID等の識別情報が入力された場合、制御部51は、当該識別情報を他の情報に関連付けて記憶部54に記憶させる。
(送受信部55)
送受信部55は、図1に示す第1通信経路6Aを介して空調制御装置1と通信を行う。第1通信経路6Aは、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークで構成されている。第1通信経路6Aによる端末装置5A,5B,5Cと空調制御装置1との接続は、一例として、Wi−Fi(登録商標)等の無線データ通信による接続や、ケーブルによる接続によって行われる。
送受信部55は、制御部51の制御の下で、環境情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末装置5Aを識別するための端末情報を互いに関連付けて、第1通信経路6Aを介して空調制御装置1に送信する。例えば、利用者がUI部52を用いて送信の指示を与えた場合、送受信部55は、環境情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を互いに関連付けて、空調制御装置1に送信する。なお、活動状態情報が取得されている場合、送受信部55は、環境情報、位置情報、属性情報、活動状態情報、時間情報及び端末情報を、空調制御装置1に送信する。また、空調機器ID等の識別情報が入力された場合、送受信部55は、当該識別情報を他の情報に関連付けて空調制御装置1に送信する。
また、送受信部55は、評価情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を互いに関連付けて、第1通信経路6Aを介して空調制御装置1に送信する。例えば、利用者がUI部52を用いて送信の指示を与えた場合、送受信部55は、評価情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を互いに関連付けて、空調制御装置1に送信する。なお、活動状態情報が取得されている場合、送受信部55は、評価情報、位置情報、属性情報、活動状態情報、時間情報及び端末情報を、空調制御装置1に送信する。また、空調機器ID等の識別情報が入力された場合、送受信部55は、当該識別情報を他の情報に関連付けて空調制御装置1に送信する。
なお、送受信部55は、環境情報、評価情報、位置情報、属性情報、活動状態情報、時間情報及び端末情報を互いに関連付けて、空調制御装置1に送信してもよい。
端末装置5B,5Cは端末装置5Aと同様に、環境情報、位置情報、評価情報、属性情報、活動状態情報、時間情報及び端末情報を、第1通信経路6Aを介して空調制御装置1に送信する。
また、空調制御システム100は、電力センサ4を備えている。電力センサ4は、空調システム3の電圧及び電流を検知することにより、空調システム3で消費される消費電力を計測する。
(空調制御装置1)
次に、空調制御装置1について説明する。空調制御装置1は、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから、位置情報、環境情報、属性情報及び評価情報を取得する。そして、空調制御装置1は、位置情報と環境情報とに基づいて、居室内の快適度を示す快適度情報を居室内のエリアごとに求め、各エリアの快適度情報に基づいて各エリアの空調を制御する。また、空調制御装置1は、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた評価情報に基づいて各エリアの快適度情報を補正し、補正された快適度情報に基づいて各エリアの空調を制御する。
図4を参照して、空調制御装置1について詳しく説明する。空調制御装置1は、送受信部11と、記憶部12と、位置特定部13と、快適度情報生成部14と、制御部15と、出力部16とを備えている。
(送受信部11)
送受信部11は、図1に示す第1通信経路6Aを介して端末装置5A,5B,5Cと通信を行う。送受信部11は、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから、位置情報、環境情報、属性情報及び評価情報を受信する。例えば、送受信部11は、互いに関連付けられた環境情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから受信する。また、送受信部11は、互いに関連付けられた評価情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから受信する。また、活動状態情報が取得されている場合、送受信部11は、上記の情報に加えて活動状態情報も、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから受信する。また、空調機器ID等の識別情報が端末装置5A等から送信された場合、送受信部11は、当該識別情報を端末装置5A等から受信する。なお、送受信部11が取得手段の一例に相当する。
(記憶部12)
記憶部12は、環境情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を互いに関連付けて記憶する。また、記憶部12は、評価情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を互いに関連付けて記憶する。また、活動状態情報が取得されている場合、記憶部12は、上記の情報に加えて活動状態情報も記憶する。端末情報に関連付けて各情報を記憶部12に記憶させることにより、制御部15は、端末情報を用いて各情報を管理することができる。また、空調機器ID等の識別情報が取得されている場合、記憶部12は、当該識別情報を他の情報に関連付けて記憶する。
(位置特定部13)
位置特定部13は、例えば、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから送信された位置情報に基づいて、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれの位置を特定し、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれが属するエリアを特定する。また、位置特定部13は、エリア名称、エリアID又は空調機器ID等の識別情報が端末装置5A,5B,5Cから送信された場合、その識別情報に基づいて、エリアの位置又は室内機32の位置を特定してもよい。例えば、室内機32の識別情報である空調機器IDと室内機32が設置されている位置を示す位置情報とを対応付けて記憶部12に予め記憶させておく。位置特定部13は、空調機器IDを端末装置5A,5B,5Cから取得した場合、記憶部12に記憶されている識別情報と位置情報との対応付けを参照して、その空調機器IDが付与されている室内機32の位置を特定する。そして、位置特定部13は、特定された室内機32の位置を示す位置情報を記憶部12に記憶させる。また、例えば識別情報に位置情報を直接示して送信することで、識別情報と位置情報との対応付けを不要としてもよい。
また、識別情報に空調機器IDと方角とが含まれている場合、位置特定部13は、空調機器IDに基づいて室内機32の位置を特定し、さらに、方角に基づいて、室内機32に対する利用者の位置を特定してもよい。そして、位置特定部13は、特定された利用者の位置を示す位置情報を記憶部12に記憶させる。
また、位置特定部13は、居室内のエリア名称又はエリアIDに基づいて、空調の制御対象となるエリアを特定してもよい。例えば、識別情報である、居室内のエリア名称又はエリアIDと、居室内のエリアの位置を示す位置情報とを対応付けて記憶部12に予め記憶させておく。位置特定部13は、居室内のエリア名称又はエリアIDを端末装置5A,5B,5Cから取得した場合、記憶部12に記憶されている識別情報と位置情報との対応付けを参照して、そのエリア名称又はエリアIDが付与されているエリアの位置を特定する。そして、位置特定部13は、特定されたエリアの位置を示す位置情報を記憶部12に記憶させる。
また、位置特定部13は、居室内に設置された座席の位置に基づいて、室内機32の位置を特定してもよい。例えば、室内機32の識別情報である空調機器IDと、その室内機32の周辺に設置された座席の位置を示す位置情報とを対応付けて記憶部12に予め記憶させておく。座席に着座センサを設けておき、位置特定部13は、その着座センサから信号を受けて、利用者が着座している座席を特定する。そして、位置特定部13は、記憶部12に記憶されている識別情報と位置情報との対応付けを参照して、利用者が着座している座席の周辺に設置されている室内機32を特定する。
(快適度情報生成部14)
快適度情報生成部14は、環境情報に基づいて居室内の快適度を示す快適度情報を生成する。例えば、快適度情報生成部14は、居室内を複数のエリアに分けて、位置情報と環境情報とに基づいて、居室内の快適度を示す快適度情報を居室内のエリアごとに求める。例えば、位置情報は、端末装置5A,5B,5Cの位置(各利用者の位置)を示しているため、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれが属するエリアを位置情報によって特定することができる。また、エリアID又は空調機器ID等の識別情報によってエリアの位置又は室内機32の位置が特定されている場合、当該エリアの位置又は室内機32の位置によって、制御対象となるエリアを特定してもよい。快適度情報は、一例としてPMV(Predicted Mean Vote:予測平均申告)値である。PMV値は、「温度」、「湿度」、「放射温度」、「気流」、「着衣量」及び「活動量」の6つのパラメータに基づいて求められる。PMV値は、ISO−7730として規格化されており、このISO−7730で規定されている計算式を用いて求められる。快適度情報生成部14は、各エリアの快適度情報を制御部15に出力する。
ここで、図5を参照して、PMV値と温冷感との関係について説明する。PMV値は、寒い/暑いというレベルを、±0の「どちらでもない」を起点にして数値化したものである。例えば、温冷感の「寒い」レベルがPMV値の「−3」に対応し、温冷感の「暑い」レベルがPMV値の「+3」に対応する。
上記6つのパラメータのうち、温度及び湿度は、端末装置5A,5B,5Cのセンサ53によって取得された環境情報に含まれている。また、放射温度は、例えば居室内に設置されたセンサによって検知され、快適度情報生成部14は、そのセンサによって取得された放射温度情報を取得する。例えば、居室内のエリアごとにセンサを設置し、各センサによって各エリアの放射温度を検知することで、快適度情報生成部14は、各エリアの放射温度情報を取得する。また、気流、着衣量及び活動量は、設定値を用いる。例えば、管理者等の操作者が、図示しない入力装置を用いて、気流、着衣量及び活動量を入力し、快適度情報生成部14は、入力された各値を取得する。季節ごとや月ごとに、気流、着衣量及び活動量の設定値を変えてもよい。
例えば、快適度情報生成部14は、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから得られた環境情報に基づいて、それぞれのPMV値を求め、同じエリアに属する端末装置からの環境情報に基づいて求められたPMV値の平均値を求める。すなわち、快適度情報生成部14は、利用者ごとにPMV値を求め、同じエリアに属する利用者のPMV値の平均値を求める。快適度情報生成部14は、エリアごとにPMV値の平均値を求め、各エリアの平均値を各エリアのPMV値とする。なお、居室内を複数のエリアに分けない場合、快適度情報生成部14は、各端末装置からの環境情報に基づいて求められたPMV値の平均値を求め、その平均値を居室内のPMV値としてもよい。
快適度情報生成部14は、各環境情報に関連付けられている時間情報に基づいて、各環境情報が取得された時間を判定し、所定の時間間隔で定期的に各エリアの快適度情報を更新する。
また、快適度情報生成部14は、評価情報と属性情報とに基づいて各エリアの快適度情報を補正する。例えば、快適度情報生成部14は、各利用者の属性情報に応じて、各利用者の評価情報が示す評価値(−3〜+3)を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価値に基づいて各エリアの快適度情報を補正する。
上述したように、属性情報には、利用者の氏名、性別、年齢、住所、電話番号、電子メールアドレス、社員証ID及び会社名のうちの少なくとも1つの情報が含まれる。例えば、快適度情報生成部14は、属性情報の開示度に応じて重みを変え、利用者本人が特定される可能性が高い種類の情報が属性情報に含まれるほど、その利用者の評価値の重みを大きくする。一例として、「氏名」や「社員証ID」は、利用者本人を特定できるため開示度を最も高くし、「住所」の開示度を2番目に高くし、「電話番号」の開示度を3番目に高くし、「電子メールアドレス」の開示度を4番目に高くし、「会社名」の開示度を5番目に高くして、開示度の高い方から大きな重み付けを行い、属性情報に含まれる情報の最も高い開示度に基づいて、その属性情報に関連付けられた評価値の重みを設定する。開示度が高い「氏名」や「社員証ID」が含まれる属性情報に関連付けられた評価値の重みを「3」、2番目に高い「住所」が含まれる属性情報に関連付けられた評価値の重みを「2.5」、3番目に高い「電話番号」が含まれる属性情報に関連付けられた評価値の重みを「2」等のように設定すればよい。
また、例えば、快適度情報生成部14は、属性情報に含まれる情報の総数に基づいて、その属性情報に関連付けられた評価値の重みを設定してもよい。一例として、属性情報に含まれる情報の総数が多い場合、あるいは情報の開示度も考慮して、情報の総数が同数でも開示度が高い種類の情報が属性情報に多く含まれる場合ほど、その属性情報に関連付けられた評価値の重みを大きくするようにしてもよい。
また、例えば、快適度情報生成部14は、属性情報に含まれる情報の組合せに基づいて、その属性情報に関連付けられた評価値の重みを設定してもよい。一例として、情報の組合せにおいて、属性情報に含まれる情報の総数や情報の開示度を反映して、関連付けられた評価値の重みを設定する。また、特定の情報が属性情報に含まれるだけで、他の情報を含むか否かに関係なく、その属性情報に関連付けられた評価値の重みを設定するものを含めてもよい。このとき、属性情報に含まれる情報の組合せによる重みは、例えばテーブルを参照するような形で用意してもよい。
なお、利用者の評価値の重みは、通常の値を「1」として開示度が高くなるほど大きい値を設定してもよいし、このとき重みの値は整数値でなくてもよく、また最も高い開示度を「1.0」、開示度が低くなるほど小さい小数値で設定してもよい。また、必ずしも基準値を「1」としなくてもよく、下限値、上限値を設定しても構わない。
このように、快適度情報生成部14は、同じエリアに属する各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価値(−3〜+3)を重み付けし、同じエリアに属する利用者の重み付けされた評価値の平均値を求め、その評価値の平均値に基づいて該当エリアのPMV値(−3〜+3)を補正する。このとき、快適度情報生成部14は、同じエリアに属する利用者の重み付けされた評価値の平均値を、同じエリアに属する各利用者の重み付け評価値(各利用者の評価値と重みとの積)の合計を同じエリアに属する各利用者の重みの合計で除算した加重平均値として求める。
例えば、快適度情報生成部14は、各エリアの重み付けされた評価値の平均値と各エリアのPMV値(−3〜+3)との中間の値(平均値)を、各エリアの新たなPMV値とする。または、快適度情報生成部14は、各エリアのPMV値に代えて、各エリアの重み付けされた評価値の平均値を、各エリアの新たなPMV値としてもよい。
なお、Felica(登録商標)等の非接触型ICカードが端末装置5Aに設けられている場合、その非接触型ICカードを介して、端末装置5Aから空調制御装置1に属性情報を送信してもよい。例えば、属性情報に社員証IDが含まれている場合、カードリーダとしてのICカード認証装置によって属性情報を端末装置5Aから読み取り、その属性情報を空調制御装置1に出力する。空調制御装置1の快適度情報生成部14は、ICカード認証装置によって読み取られた社員証ID等の属性情報に応じて評価値の重み付けを行う。
以上のように、属性情報の開示度に応じて評価値を重み付けすることにより、より信頼性の高い評価値を重視して快適度情報を生成することができる。すなわち、利用者本人が特定される可能性が高い属性情報を提供した利用者は、個人情報を開示してまで快適性の評価を行っていることになるため、その利用者の評価の信頼性は高いと考えられる。その一方で、匿名性が高い属性情報を提供した利用者の評価は信頼性が低いと考えられる。従って、属性情報の開示度が高い評価値ほど重みを大きくすることにより、悪意の利用者による評価値の影響を低減して、信頼性の高い評価値を重視して快適度情報を生成することができる。
また、別の方法によって評価値の重み付けを行ってもよい。例えば、快適度情報生成部14は、利用者の年齢に応じて評価値を重み付けしてもよい。年齢によって利用者の代謝量が異なり、同じ環境であっても温冷感が異なる場合がある。例えば、年齢が高い利用者の評価値ほど重みを大きくする。また、年代別に評価値の重みを変えてもよい。この場合、年代が高くなるほど評価値の重みを大きくする。快適度情報生成部14は、属性情報に含まれる年齢に応じて各利用者の評価値を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価値に基づいて、各エリアの快適度情報を補正する。
また、快適度情報生成部14は、利用者の性別に応じて評価値を重み付けしてもよい。性別によっても利用者の代謝量が異なり、同じ環境であっても温冷感が異なる場合がある。例えば、男性よりも女性の評価値の重みを大きくする。この場合、女性の評価値は、複数人の評価値としてカウントする。快適度情報生成部14は、属性情報に含まれる性別に応じて各利用者の評価値を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価値に基づいて、各エリアの快適度情報を補正する。
快適度情報生成部14は、年齢及び性別に応じて評価値を重み付けしてもよい。この場合、性別が女性で年齢が高い利用者の評価値ほど重みを大きくする。また、属性情報の開示度、利用者の年齢及び利用者の性別のうちの少なくとも2つを組み合わせて、評価値を重み付けしてもよい。例えば、開示度と年齢とを組み合わせる場合、属性情報の開示度が高く、年齢が高い利用者の評価値ほど、重みを大きくする。また、開示度と性別とを組み合わせる場合、属性情報の開示度が高く、女性の利用者の評価値ほど、重みを大きくする。また、開示度、年齢及び性別を組み合わせる場合、属性情報の開示度が高く、性別が女性で年齢が高い利用者の評価値ほど、重みを大きくする。
また、快適度情報生成部14は、活動状態情報に基づいて代謝量を特定し、その代謝量に応じて評価値を重み付けしてもよい。例えば、活動状態情報と、その活動状態での代謝量とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部12に記憶させておく。快適度情報生成部14は、そのテーブルを参照して活動状態情報が示す活動状態の代謝量を取得し、その代謝量に応じて評価値を重み付けする。例えば、代謝量が少ない利用者の評価値ほど、重みを大きくする。なお、活動状態情報と重み付け係数とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部12に記憶させておき、快適度情報生成部14は、代謝量自体を求めずに、そのテーブルを参照して活動状態に対応する重み付け係数を取得し、その重み付け係数を用いて評価値を重み付けしてもよい。
次に、上述したPMV値を重み付け補正する実現方法の一例について説明する。まず、快適性の指標であるPMV値について説明する。PMV値は以下の式(1)で求められる。
式(1)・・・PMV=f(M)・L
ここで、M=代謝熱生産量であり、L=人体の熱負荷である。
式(1)の係数f(M)は以下の式(2)で求められる。
式(2)・・・f(M)=0.303exp(−0.036M)+0.028
また、人体の熱負荷Lは以下の式(3)で求められる。
式(3)・・・L=M−(C+R+E)−(Cm+Em)
ここで、(C+R+E)は皮膚表面を通しての放熱量であり、(Cm+Em)は呼吸による放熱量である。記号C,R,E,Cm,Emの意味は以下の通りである。
C:対流
R:放射
E:蒸汗
Cm:顕熱(物質が熱を授受するときに相変化を伴わないもの)
Em:潜熱(物質が熱を授受するときに相変化を伴うもの)
C,R,E,Cm,Emは、発汗や熱ストレスが著しくない場合には計算式で求められる(新版 快適な温熱環境のメカニズム,空気調和・衛生工学会 p71)。
上記のようにPMV値は代謝熱生産量Mをパラメータとする関数であり、ある個人の快適性を評価するためには、代謝熱生産量の基礎となる基礎代謝をより正確に求めることが望ましい。
次に、PMV値の補正に用いられるユーザ管理テーブル、環境管理テーブル及び環境評価テーブルについて説明する。まず、図6を参照して、環境評価のためのユーザ管理テーブルについて説明する。ユーザ管理テーブル101は、利用者の属性情報を管理するためのテーブルである。空調制御装置1の制御部15は、利用者の属性情報に基づいてユーザ管理テーブル101を作成して記憶部12に記憶させる。ユーザ管理テーブル101は一例として、仮ユーザID、本ユーザID、性別、身長、体重、年齢及び補正係数の項目を含んでいる。仮ユーザIDは、ユーザ管理テーブル101の各行を一意に識別するためのキー値であり、制御部15によって付番される。環境評価入力時に渡される利用者の属性情報によって、ユーザ管理テーブル101の行が追加される。本ユーザIDは利用者を一意に識別するための番号であり、一例として社員番号である。環境評価入力時に本ユーザIDが属性情報に含まれている場合、制御部15は、ユーザ管理テーブル101の行を追加し、本ユーザIDを含む属性情報をユーザ管理テーブル101に追加して記憶部12に保存する。なお、図6に示す例では、基礎代謝の計算に必要な、性別、身長、体重及び年齢を中心に属性を管理する場合の例を示しているが、属性値はこれらに限定されるものではない。また、制御部15は、属性情報の開示度(信頼度)に応じて補正係数を設定する。制御部15は、属性情報の開示度が高いほど、補正係数の値を高い値に設定する。また、本ユーザIDが属性情報に含まれていない場合であって、本ユーザID以外の属性値の組(性別、身長、体重、年齢)が、ユーザ管理テーブル101に既に存在する属性値の組と異なる場合、制御部15は、ユーザ管理テーブル101の行を追加し、本ユーザIDを含まない属性情報をユーザ管理テーブル101に追加して記憶部12に保存する。
次に、図7を参照して、エリアの室内環境管理のための環境管理テーブルについて説明する。環境管理テーブル102は、各エリアの温度及び湿度を管理するためのテーブルである。空調制御装置1の制御部15は、環境情報、位置情報、時間情報及び端末情報に基づいて環境管理テーブル102を作成して記憶部12に記憶させる。環境管理テーブル102は一例として、位置ID、エリア番号、計測端末ID、計測温度、計測相対湿度及び計測時刻の項目を含んでいる。位置IDは、環境管理テーブル102の各行を一意に識別するためのキー値であり、制御部15によって付番される。エリア番号はエリアを管理しやすくするための一意な番号である。一例として、空調機器の番号に対応させてエリアを識別する場合について説明する。なお、エリア番号と関連付けて、GPS情報や無線LANのアクセスポイント等の位置情報によって座標を管理してもよい。計測端末IDは、温度及び湿度を計測した端末装置を識別するためのIDである。なお、制御部15は、計測値(温度、湿度)を計測した端末装置の信頼度に応じて、計測値(温度、湿度)を補正してもよい。また、計測値は時間に伴い変動するため、計測時刻も管理する。計測時刻が一定時間経過した情報を、更新又は削除してもよい。
次に、図8を参照して、エリアの快適性評価のための環境評価テーブルについて説明する。環境評価テーブル103は、快適性に関する評価値を管理するためのテーブルである。空調制御装置1の制御部15は、位置情報、評価情報及び時間情報に基づいて環境評価テーブル103を作成して記憶部12に記憶させる。環境評価テーブル103は一例として、位置ID、仮ユーザID、快適性評価値及び評価時刻の項目を含んでいる。位置ID及び仮ユーザIDに対応させて、ユーザが評価した快適性を管理する。例えば、快適な場合の評価値を「0」とし、暑い場合の評価値を「+」の値とし、寒い場合の評価値を「−」の値として評価値を管理する。また、利用者が快適性を評価した評価時刻も管理する。評価時刻が一定時間経過した評価値は評価値としての価値が低いため、更新又は削除してもよい。
ユーザ管理テーブル101、環境管理テーブル102及び環境評価テーブル103を用いることで、匿名性の高い利用者の評価値は低く評価されることになる。例えば、環境評価テーブル103の主キーを(位置ID及び仮ユーザID)とすると、同一エリアで複数の完全匿名ユーザ(A0000)が評価値を入力しても、最後に評価した利用者の評価値のみが採用される。
次に、図9に示すフローチャートを参照して、PMV値の補正処理の一例について説明する。一例として、ある位置IDによって管理されているエリアのPMV値を補正する場合について説明する。
まず、PMV値の補正対象となるエリアの位置IDが空調制御装置1に入力される(ステップS01)。例えば、管理者等が図示しない入力装置を用いて、PMV値の補正対象となるエリアの位置IDを入力する。
空調制御装置1の快適度情報生成部14は、図7に示す環境管理テーブル102を参照し、入力された位置IDをキーにして検索し、対象エリアの温度及び湿度を抽出する(ステップS02)。同一の位置IDに対して2つ以上の計測値(温度、湿度)が存在する場合、快適度情報生成部14は、例えば2つ以上の計測値(温度、湿度)の平均値を測定値として採用してもよい。また、計測精度の高い計測端末によって得られた計測値に高い重みを付けて測定値を求めてもよい。なお、快適度情報生成部14は、環境管理テーブル102の計測時刻の欄を参照し、一定時間内の計測値のみを採用することで精度を高めてもよい。また、対象エリアの空調制御を変更した時刻より後に取得された計測値のみを採用してもよい。
また、快適度情報生成部14は、図8に示す環境評価テーブル103を参照し、入力された位置IDに対応する評価エントリ(仮ユーザID、快適性評価値、評価時刻)を抽出する(ステップS03)。これにより、対象エリアの環境に対して評価された評価エントリが抽出される。入力された位置IDに対応して複数の評価エントリが存在する場合、快適度情報生成部14は、入力された位置IDに対応する複数の評価エントリを抽出する。なお、快適度情報生成部14は、評価値として有意な時刻以降の評価エントリを抽出してもよい。
そして、PMV値の補正処理の要否を判定する(ステップS04)。快適性評価値がある場合(ステップS04,Yes)、ステップS05以降の処理を行うことによって、PMV値を補正する。
PMV値を補正する場合、快適度情報生成部14は補正前処理を行う。まず、快適度情報生成部14は、抽出した評価エントリに含まれる仮ユーザIDと図6に示すユーザ管理テーブル101とに基づいて、評価を行った利用者の属性情報をユーザ管理テーブル101から抽出する(ステップS05)。快適度情報生成部14は、基礎代謝量の計算に必要な、性別、身長、体重、年齢等の情報をユーザ管理テーブル101から抽出する。また、ステップS03にて複数の評価エントリが抽出された場合、快適度情報生成部14は、複数の評価エントリのうちの1つを選択し、選択した評価エントリに含まれる仮ユーザIDに対応する属性情報をユーザ管理テーブル101から抽出する。そして、快適度情報生成部14は、抽出した属性情報に基づいて基礎代謝量を計算する(ステップS05)。年齢、性別、身長又は体重が属性情報に含まれていない場合、快適度情報生成部14は、予め設定された設定値によって補完を行うことで基礎代謝量を計算する。さらに、快適度情報生成部14は、基礎代謝量に基づいて代謝熱生産量を計算する。なお、代謝熱生産量の計算に必要な値が得られない場合、快適度情報生成部14は、予め設定された設定値によって補完を行うことで代謝熱生産量を計算する。
そして、快適度情報生成部14は、ステップS02で抽出した計測値(温度及び湿度)と、ステップS05で求めたユーザごとの代謝熱生産量とに基づいて、ユーザごとのPMV値を計算し、一時的に記憶する(ステップS06)。
そして、ステップS03にて抽出された評価エントリ(環境評価テーブル103)において、次の行に処理を移行し(ステップS07)、ステップS04に処理は戻る。補正前処理の対象となっていない評価エントリ(行)がなくなった場合(ステップS04,No)、処理はステップS08に移行する。
快適度情報生成部14は、ユーザごとのPMV値に基づいて対象エリア全体のPMV値を補正する(ステップS08)。なお、PMV値は+0.5〜−0.5内に収まるのがよいと考えられている。従って、特に匿名性が高い仮ユーザIDに対応する評価値が、他の仮ユーザIDに対応する評価値と比べて大きく異なる場合、評価自体を無視する処理を行ってもよい。一方、処理すべき利用者の評価情報がない場合、快適度情報生成部14は、最新の環境情報(温度、湿度)に基づいてPMV値を計算する。以上のようにして、対象エリアのPMV値を補正する。
また、端末装置5Aに照度センサが設けられて照度情報が取得されている場合、快適度情報生成部14は、その照度情報に基づいて環境情報の信頼度を決定してもよい。端末装置5Aが、かばんの中や服のポケットの中に置かれている場合、温度や湿度の誤差が大きくなるおそれがある。かばんの中やポケットの中では照度が低くなるため、照度センサの出力によって、端末装置5Aが置かれている環境を検知し、照度が低い環境で取得された環境情報ほど信頼度を低くする。例えば、快適度情報生成部14は、照度が予め定められた閾値未満の場合、その照度の環境で取得された環境情報を使用せずに、他の環境情報に基づいて快適度情報を生成してもよい。
また、快適度情報生成部14は、同一の端末装置5Aから所定時間内に複数の評価情報を取得した場合、2度目以降に取得した評価情報を除いて快適度情報を生成してもよい。すなわち、快適度情報生成部14は、同一の端末情報に関連付けられた複数の評価情報を所定時間内に取得した場合、2度目以降に取得した評価情報を除いて快適度情報を生成する。評価情報を入力する利用者は、不快と感じている者である場合が多いと考えられる。同一の利用者から複数の評価情報が連続して何回も入力されると、快適度情報の精度が低下するおそれがある。また、同一の利用者から所定時間内に入力された複数の評価情報は、補正された快適度情報に基づく空調制御が反映される前の情報であると考えられる。従って、2度目以降に入力された評価情報を用いないことで、居室内の現状の環境に適した、より精度の高い快適度情報を生成することができる。なお、端末装置5Aにて、所定時間内に複数の評価情報を入力することを禁止するようにしてもよい。
なお、快適度情報生成部14は、PMV値に代えて、SET(Standard Effective Temperature:標準有効温度)値を快適度情報として求めてもよい。SET値は、ASHRAEで標準的体感温度として採用されている。この場合、快適度情報生成部14は、評価情報と属性情報とに基づいて、各エリアのSET値を補正する。
(制御部15)
制御部15は、快適度情報に基づいて空調システム3を制御する。例えば、制御部15は、各エリアのPMV値が「どちらでもない」(±0)となるように、各エリアに設置されている各室内機32から放出される空気の風向き、風量、温度、及び湿度を制御する。例えば、PMV値が「寒い」(−3)の場合、制御部15は、PMV値が「寒い」(−3)から「どちらでもない」(±0)となるように、各室内機32から放出される空気の風向き、風量、温度、及び湿度を制御する。また、制御部15は、消費電力データを電力センサ4から受けて、所定期間の総消費電力量が予め設定された目標値を超えない範囲内で空調システム3を制御してもよい。
(出力部16)
出力部16は、例えば表示部を有し、快適度情報や消費電力を表示する。
次に、図10のフローチャートを参照して、空調制御システム100の動作について説明する。まず、端末装置5A,5B,5Cは、温度等の環境情報及び位置情報を取得する(ステップS10)。この位置情報は、GPSを用いて検知された端末装置5A,5B,5Cの位置を示す情報である。そして、端末装置5A,5B,5Cは、環境情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を関連付けて空調制御装置1に送信する(ステップS11)。なお、端末装置5A,5B,5Cは、エリア名称、エリアID又は空調機器ID等の識別情報を取得し、当該識別情報を空調制御装置1に送信してもよい。また、活動状態情報が取得されている場合、端末装置5A,5B,5Cは、活動状態情報も空調制御装置1に送信してもよい。なお、後述するステップS16にて属性情報を端末装置5A,5B,5Cから空調制御装置1に送信する場合、ステップS11では、属性情報を空調制御装置1に送信しなくてもよい。
空調制御装置1は、環境情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから受信する(ステップS12)。なお、エリア名称、エリアID又は空調機器ID等の識別情報が端末装置5A,5B,5Cから送信された場合、空調制御装置1は当該識別情報を受信し、当該識別情報に基づいてエリアの位置を特定してもよい。快適度情報生成部14は、環境情報等に基づいて居室内の各エリアにおけるPMV値を求める(ステップS13)。
制御部15は、各エリアのPMV値に基づいて空調システム3を制御する(ステップS14)。例えば、空調コントローラ33は、空調制御装置1の制御の下で、各エリアのPMV値が「どちらでもない」(±0)となるように、各室内機32から放出される空気の風向き、風量、温度、及び湿度を制御する。
そして、端末装置5A,5B,5Cの利用者は、快適性に対する評価をUI部52を用いて入力する(ステップS15)。ステップS10にて環境情報を取得した位置から利用者が移動している場合もあるため、端末装置5A,5B,5Cによって位置情報を新たに取得してもよい。端末装置5A,5B,5Cは、評価情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を関連付けて空調制御装置1に送信する(ステップS16)。なお、端末装置5A,5B,5Cは、エリア名称、エリアID又は空調機器ID等の識別情報を取得し、当該識別情報を空調制御装置1に送信してもよい。また、上述したステップS11にて属性情報を端末装置5A,5B,5Cから空調制御装置1に送信する場合、ステップS16では、属性情報を空調制御装置1に送信しなくてもよい。
空調制御装置1は、評価情報、位置情報、属性情報、時間情報及び端末情報を、端末装置5A,5B,5Cのそれぞれから受信する(ステップS17)。なお、エリア名称、エリアID又は空調機器ID等の識別情報が端末装置5A,5B,5Cから送信された場合、空調制御装置1は当該識別情報を受信し、当該識別情報に基づいてエリアの位置を特定してもよい。
快適度情報生成部14は、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報に基づいて、各エリアのPMV値を補正する(ステップS18)。例えば、快適度情報生成部14は、各利用者の属性情報の開示度に応じて各利用者の評価値を重み付けしてもよいし、各利用者の年齢や性別に応じて各利用者の評価値を重み付けしてもよいし、各利用者の代謝量に応じて各利用者の評価値を重み付けしてもよい。
制御部15は、補正された各エリアのPMV値に基づいて空調システム3を制御する(ステップS19)。空調コントローラ33は、空調制御装置1の制御の下で、各エリアのPMV値が「どちらでもない」(±0)となるように、各室内機32から放出される空気の風向き、風量、温度及び湿度を制御する。
空調制御装置1は、所定の時間間隔で定期的にPMV値を更新及び補正し、更新又は補正されたPMV値に基づいて空調システム3を制御する。
以上のように、本実施形態では、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けして快適度情報を補正し、補正された快適度情報に基づいて空調を制御することにより、各利用者の主観的な評価を考慮しつつ、各利用者の属性情報に基づいて主観的な評価を修正して空調を制御することができる。そのことにより、各利用者の主観的な評価に起因する空調の偏重を抑制して、冷やし過ぎ暖め過ぎを抑制し、居室内の快適性を担保しつつ省エネを図ることができる。すなわち、各利用者の主観的な評価のみに基づいて空調を制御した場合、居室内を冷やし過ぎたり暖め過ぎたりするおそれがあるが、本実施形態のように各利用者の属性情報に基づいて主観的な評価を修正して空調を制御することで、冷やし過ぎ暖め過ぎを抑制することができる。その結果、居室内の快適性を向上させつつ、省エネを図ることができる。換言すると、本実施形態では、各利用者の主観的な評価と、各利用者の属性情報という客観的な情報とに基づいて快適度情報を補正し、補正された快適度情報に基づいて空調を制御することで、各利用者の主観的な評価に起因する空調の偏重を抑制して、居室内の快適性を向上させ、また、省エネを図ることができる。
例えば、年齢や性別によって標準的な温冷感が異なる。従って、年齢や性別に応じて各利用者の評価情報を重み付けして快適度情報を補正することにより、各利用者の主観的な評価を考慮しつつも、年齢や性別に応じた標準的な温冷感も考慮に入れて空調を制御することができる。そのことにより、各利用者の年齢や性別に適した環境を提供して、冷やし過ぎ暖め過ぎを抑制できるため、快適性を担保しつつ省エネを図ることができる。すなわち、各利用者の主観的な評価と、各利用者の年齢や性別という客観的な情報とに基づいて快適度情報を補正することにより、各利用者の主観的な評価を考慮しつつ、各利用者の年齢や性別に適した環境を提供して、居室内の快適性を向上させ、また、省エネを図ることができる。
また、各利用者の属性情報の開示度に応じて各利用者の評価情報を重み付けして快適度情報を補正することにより、虚偽の評価情報の影響を低減し、より信頼性の高い評価情報を重視して空調を制御することができる。すなわち、虚偽の評価情報の影響を低減して、より実際の状況に適合した条件で空調を制御できるため、建物内の快適性を向上させることができる。
また、制御部15は、消費電力データを電力センサ4から受けて、所定期間の総消費電力量が予め設定された目標値を超えない範囲内で空調システム3を制御してもよい。これにより、消費電力量を目標値以下に抑えつつ空調システム3を制御できる。
また、空調制御装置1は、制御内容を端末装置5A,5B,5Cに送信してもよい。例えば、空調制御装置1は、設定温度、設定湿度、風向き及び風量を示す情報を、端末装置5A,5B,5Cに送信する。端末装置5A,5B,5Cは、その制御内容をUI部52にて表示する。これにより、各利用者は、現在の空調の条件を把握することができる。また、空調制御装置1は、消費電力データを端末装置5A,5B,5Cに送信してもよい。端末装置5A,5B,5Cは、消費電力量をUI部52にて表示する。これにより、各利用者は、現在の消費電力量を把握することができる。
(変形例1)
次に、図11を参照して、変形例1に係る空調制御システムについて説明する。変形例1においては、居室内に設置されたセンサを用いて環境情報を取得する。以下の説明では、居室内に設置されたセンサを「固定センサ」と称する場合がある。
変形例1に係る空調制御システム100Aは、上述した実施形態に係る空調制御システム100に加えて、固定センサ8A,8Bを備えている。固定センサ8A,8Bは居室の壁や天井等に設置されている。固定センサ8A,8Bは空調システム3に接続されておらず、空調システム3とは直接連動しない独立型のセンサである。固定センサ8A,8Bは、所定の時間間隔で温度を定期的に検知する。また、固定センサ8A,8Bは、温度とともに湿度を定期的に検知してもよい。また、固定センサ8A,8Bは、第2通信経路6Bを介して、温度情報を含む環境情報を出力するインターフェースを備えている。第2通信経路6Bは、例えば赤外線や電波による通信経路である。具体的には、第2通信経路6Bは、赤外線による無線データ通信(Infrared Data Association:IrDA)や、Bluetooth(登録商標)等が該当する。また、固定センサ8A,8Bは図示しない記憶装置を備えている。固定センサ8Aの記憶装置には、固定センサ8Aの近くに設置されている室内機32の空調機器IDと、室内機32を基準にした場合の固定センサ8Aが設置されている方角とを示す位置情報が記憶されている。固定センサ8Bの記憶装置にも、空調機器IDと方角とを示す位置情報が記憶されている。なお、図7には、2つの固定センサ8A,8Bが示されているが、空調制御システム100Aは、1又は複数の固定センサを備えていればよい。
図11に示す例では、固定センサ8Aによって取得された温度は26℃である。また、固定センサ8Aの位置情報は、「AREA−B−01,W01−N 2m」である。「AREA−B−01」は居室内のエリアを示すエリアIDであり、「W01」は空調機器IDであり、「N」は室内機32の北側を示しており、「2m」は室内機32からの距離を示している。また、固定センサ8Bによって取得された温度は27℃である。また、固定センサ8Bの位置情報は、「AREA−B−03,W01−S 2m」である。「AREA−B−03」はエリアIDであり、「S」は室内機32の南側を示している。
また、端末装置5Aのセンサ53によって検知された温度は28℃である。また、端末装置5Aの位置情報は、「AREA−A−02,W01−W 2m」である。「AREA−A−02」はエリアIDであり、「W」は室内機32の西側を示している。また、快適性に対する利用者の評価は「寒い」である。
端末装置5Aは、第2通信経路Bを介して、固定センサ8A,8Bのそれぞれから環境情報と位置情報とを受信する。例えば、端末装置5Aの利用者がUI部52を用いて環境情報の取得を指示すると、端末装置5Aは、固定センサ8A,8Bから環境情報と位置情報とを取得する。または、端末装置5Aは、所定の時間間隔で環境情報と位置情報とを固定センサ8A,8Bから定期的に取得してもよい。例えば、端末装置5Aは、赤外線等の無線データ通信によって通信の確立が可能な範囲内に設置されている固定センサを自動で検知し、検知した固定センサから環境情報と位置情報とを自動で取得してもよい。そして、端末装置5Aは、制御情報110を第1通信経路6Aを介して空調制御装置1に送信する。制御情報110は、端末装置5Aによって取得された環境情報、位置情報、属性情報、評価情報、時間情報及び端末情報と、固定センサ8A,8Bのそれぞれによって取得された環境情報及び位置情報と、を含む。
空調制御装置1は、端末装置や固定センサによって取得された環境情報と、固定センサの位置情報とに基づいて、居室内の各エリアの快適度情報を生成し、さらに、各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報に基づいて、各エリアの快適度情報を補正する。空調制御装置1は、補正された各エリアの快適度情報に基づいて各エリアの空調を制御する。
以上のように固定センサ8A,8Bを用いることにより、上述した実施形態に係る空調制御システム100による効果に加えて、以下の効果を奏することができる。すなわち、固定センサ8A,8Bは居室内に固定されているため、固定センサ8A,8Bによって取得された環境情報は、移動可能な端末装置5A等によって取得された環境情報よりも計測誤差を含みにくくなる。その結果、より正確な環境情報に基づいて空調を制御することができる。また、室内機32の周囲の環境情報を複数の固定センサ8A,8Bによって同時に取得することも可能であるため、複数の環境情報に基づいて、より正確に空調を制御することができる。また、空調制御装置1は、端末装置5A等に設置されている温度センサ等の仕様(計測誤差)に基づいて、端末装置5A等によって検知された温度や湿度等のデータの信頼性を考慮に入れて空調を制御することもできる。
また、端末装置5A等が温度センサや湿度センサを備えていなくても、評価情報と属性情報とに応じて空調を制御することができる。すなわち、端末装置5A等は、固定センサ8A,8Bによって取得された環境情報を受信し、その環境情報に評価情報と属性情報とを付加して空調制御装置1に送信すればよい。このようにしても、空調制御装置1は、環境情報と評価情報と属性情報とを取得できるため、これらの情報に基づいて快適度情報を生成して空調を制御することができる。この場合、端末装置5A等は通信機能のみを備えていればよい。
(変形例2)
次に、図12を参照して、変形例2に係る空調制御システムについて説明する。変形例2に係る空調制御システム100Bでは、複数の端末装置の間で評価情報を調整し、調整された後の評価情報を空調制御装置1に送信する。
例えば図12に示す端末装置5A,5Bの間で評価情報を調整する場合について説明する。上述した実施形態と同様に、端末装置5A,5Bはそれぞれ環境情報や位置情報等の情報を取得する。温度や湿度等の環境を変えたい利用者は、端末装置5A等のUI部52を用いて環境の変更を指示する。例えば端末装置5Aの利用者が温度等の環境を変更したい場合について説明する。端末装置5Aは変更の指示を受けると、赤外線等の無線データ通信によって、端末装置5Aの周囲に存在する端末装置5Bを検出し、端末装置5Bとの間で通信を確立する。
端末装置5Bは、端末装置5Aを検出すると、端末装置5Bの利用者によって入力された評価情報Bを端末装置5Aに送信する。端末装置5Aは、端末装置5Aの利用者によって入力された評価情報Aと、端末装置5Bから受信した評価情報Bとを比較し、評価値が異なる場合、評価値の調整処理を行う。例えば、評価情報Aが示す評価値が「寒い」であり、評価情報Bが示す評価値が「快適(どちらでもない)」である場合、2つの評価値が一致しないため、端末装置5Aは調整処理を行う。端末装置5Aは、評価値が「寒い」(−3)、「涼しい」(−2)、「やや涼しい」(−1)等のマイナスの値である場合、温度を上げるための許可を求めるメッセージを端末装置5Bに送信する。また、端末装置5Aは、評価値が「暑い」(+3)、「暖かい」(+2)、「やや暖かい」(+1)等のプラスの値である場合、温度を下げるための許可を求めるメッセージを端末装置5Bに送信する。図12に示す例では、評価情報Aが示す評価値が「寒い」であり、評価情報Bが示す評価値が「快適」であるため、端末装置5Aは、温度を上げるための許可を求めるメッセージを端末装置5Bに送信する。このメッセージは、例えば「温度を上げてよいですか?」という文章である。また、温度を下げるための許可を求めるメッセージは、例えば「温度を下げてよいですか?」という文章である。
端末装置5Bは、端末装置5Aから受信したメッセージをUI部52にて表示する。端末装置5Bの利用者は、そのメッセージを参照して、環境の変化の許可又は不許可を、UI部52を用いて入力する。端末装置5Bは、許可又は不許可を示す情報を端末装置5Aに送信する。
端末装置5Aは、許可を示す情報を端末装置5Bから受信した場合、端末装置5Aが取得した環境情報、位置情報、評価情報、属性情報、時間情報、端末情報及び調整済みであることを示す情報を、空調制御装置1に送信する。空調制御装置1は、調整済みであることを示す情報を受信すると、端末装置5Aから受信した環境情報、位置情報、評価情報、属性情報及び時間情報に基づいて快適度情報を生成し、生成された快適度情報に基づいて空調システム3を制御する。なお、エリアID又は空調機器ID等の識別情報が入力された場合、端末装置5Aは、当該識別情報を空調制御装置1に送信してもよい。この場合、空調制御装置1は、識別情報に基づいてエリアを特定して快適度情報を生成する。
一方、端末装置5Bによって許可されず、調整が不成立の場合、上述した実施形態と同様に、空調制御装置1は、複数の端末装置から環境情報や評価情報等の情報を受信し、それらの情報に基づいて快適度情報を生成して空調を制御する。
なお、図12に示す例では、2つの端末装置5A,5Bの間で評価情報の調整を行う場合について説明したが、3つ以上の端末装置の間で評価情報の調整を行ってもよい。この場合も、温度等の環境を変えたい利用者の端末装置5Aが、他の端末装置5B,5C等との間で調整を行う。例えば、他のすべての端末装置5B,5C等から許可を得た場合のみ、調整が成立したとしてもよいし、他の端末装置5B,5C等のうちの過半数から許可を得た場合に、調整が成立したとしてもよい。
以上のように端末装置5A,5B等によって評価情報を調整することにより、上述した実施形態に係る空調制御システム100による効果に加えて、空調制御装置1の負荷を軽減することができる。すなわち、複数の評価情報を空調制御装置1に送信する前に端末装置5A,5B,5Cにて評価情報を調整しているため、空調制御装置1は複数の評価情報を処理しなくても済み、その結果、空調制御装置1の負荷を軽減することができる。
なお、空調制御装置1の位置特定部13、快適度情報生成部14及び制御部15は、例えばハードウェア資源とソフトウェア資源との協働により実現されてもよい。具体的には、位置特定部13、快適度情報生成部14及び制御部15のそれぞれの機能は、記憶媒体に記憶されたプログラムがメインメモリに読み出されてCPU(Central Processing Unit)により実行されることによって実現される。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されることも可能であるし、データ通信として通信により提供されることも可能である。また、空調制御装置1は、物理的に1つの装置により実現されてもよいし、複数の装置により実現されてもよい。
また、端末装置5A,5B,5Cの制御部51は、例えばハードウェア資源とソフトウェア資源との協働により実現されてもよい。制御部51の機能は、記憶媒体に記憶されたプログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現される。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されることも可能であるし、データ通信として通信により提供されることも可能である。
1 空調制御装置、3 空調システム、4 電力センサ、5A,5B,5C 端末装置、6A 第1通信経路、6B 第2通信経路、8A,8B 固定センサ、11,55 送受信部、12,54 記憶部、13 位置特定部、14 快適度情報生成部、15,51 制御部、16 出力部、31 室外機、32 室内機、33 空調コントローラ、52 UI部、53 センサ、100,100A,100B 空調制御システム。

Claims (15)

  1. 空調すべき建物内の温度情報と湿度情報とを含み1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者に関する属性情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者による前記建物内の快適性に対する評価を示す評価情報とを取得する取得手段と、
    各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、前記建物内の快適度を示す快適度情報を生成する快適度情報生成手段と、
    前記快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする空調制御装置。
  2. 請求項1に記載の空調制御装置であって、
    前記属性情報は、前記端末装置の利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方を含み、
    前記快適度情報生成手段は、前記利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  3. 請求項1に記載の空調制御装置であって、
    前記属性情報は、前記端末装置の利用者の氏名、住所、電話番号、及び電子メールアドレスのうちの少なくとも1つを含み、
    前記快適度情報生成手段は、前記属性情報に含まれる情報の種類に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、
    前記快適度生成手段は、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報に基づいて快適度情報を生成し、生成された快適度情報に基づいて前記制御手段によって空調が制御された後に前記取得手段によって取得された各利用者の評価情報を、各利用者の属性情報に応じて重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報に基づいて前記快適度情報を補正し、
    前記制御手段は、補正された快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、
    前記取得手段が同一の端末装置から所定時間内に複数の評価情報を取得した場合、前記快適度情報生成手段は、前記取得手段が前記同一の端末装置から前記所定時間内に2度目以降に取得した評価情報を除いて、前記快適度情報を生成する、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、
    前記温度情報及び前記湿度情報は、前記1又は複数の端末装置によって検知された情報である、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、
    前記温度情報及び前記湿度情報は、前記建物内に設置されたセンサによって検知されて前記1又は複数の端末装置のそれぞれに送信された情報である、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、
    前記取得手段は、前記建物内における前記1又は複数の端末装置のそれぞれの位置情報を更に取得し、
    前記快適度情報生成手段は、前記位置情報に基づいて前記建物内の各エリアの快適度情報を生成し、
    前記制御手段は、前記各エリアの快適度情報に基づいて前記各エリアの空調を制御する、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の空調制御装置であって、
    前記快適度情報生成手段は、PMV値又はSET値のいずれか一方を前記快適度情報として求め、
    前記制御手段は、前記PMV値又は前記SET値のいずれか一方に基づいて、前記建物内の空調を制御する、
    ことを特徴とする空調制御装置。
  10. 1又は複数の端末装置と、空調制御装置とを含む空調制御システムであって、
    前記1又は複数の端末装置は、空調すべき建物内の温度情報と湿度情報とを含む環境情報を取得し、
    前記空調制御装置は、
    前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者に関する属性情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者の前記建物内の快適性に対する評価を示す評価情報とを取得する取得手段と、
    各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、前記建物内の快適度を示す快適度情報を生成する快適度情報生成手段と、
    前記快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする空調制御システム。
  11. 請求項10に記載の空調制御システムであって、
    前記属性情報は、前記端末装置の利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方を含み、
    前記快適度情報生成手段は、前記利用者の年齢及び性別のうちの少なくとも一方に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、
    ことを特徴とする空調制御システム。
  12. 請求項10に記載の空調制御システムであって、
    前記属性情報は、前記端末装置の利用者の氏名、住所、電話番号、及び電子メールアドレスのうちの少なくとも1つを含み、
    前記快適度情報生成手段は、前記属性情報に含まれる情報の種類に応じて前記評価情報を重み付けして前記快適度情報を生成する、
    ことを特徴とする空調制御システム。
  13. 請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の空調制御システムであって、
    前記温度情報及び前記湿度情報は、前記建物内に設置されたセンサによって検知された情報であり、
    前記1又は複数の端末装置は、前記温度情報と前記湿度情報とを前記センサから取得し、前記環境情報を前記空調制御装置に送信する、
    ことを特徴とする空調制御システム。
  14. 請求項10から請求項13のいずれか一項に記載の空調制御システムであって、
    前記複数の端末装置のうちの1つの端末装置は、他の端末装置によって許可された評価情報を前記空調制御装置に送信する、
    ことを特徴とする空調制御システム。
  15. コンピュータに、
    空調すべき建物内の温度情報と湿度情報とを含み1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者に関する属性情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれの利用者による前記建物内の快適性に対する評価を示す評価情報とを取得する第1のステップと、
    各利用者の属性情報に応じて各利用者の評価情報を重み付けし、重み付けされた各利用者の評価情報と、前記1又は複数の端末装置のそれぞれによって取得された環境情報とに基づいて、前記建物内の快適度を示す快適度情報を生成する第2のステップと、
    前記快適度情報に基づいて前記建物内の空調を制御する第3のステップと、
    を実行させることを特徴とする空調制御プログラム。
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