JP2018146213A - 申告者信頼性評価装置、空調制御システム、申告者信頼性評価方法および空調制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の申告者信頼性評価装置の1構成例において、前記申告処理部は、前記申告者から暑い、快適、寒いのいずれかの申告を受け付け、前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの申告のうち、快適という申告の数が所定の申告数閾値を超える場合に前記申告者を信頼性有りと評価し、快適という申告の数が前記申告数閾値以下の場合に前記申告者を信頼性無しと評価することを特徴とするものである。
また、本発明の申告者信頼性評価装置の1構成例において、前記申告処理部は、前記申告者から暑い、快適、寒いのいずれかの申告を受け付け、前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの申告のうち、快適という申告の数が多いほど前記申告者の信頼性を高く評価することを特徴とするものである。
また、本発明の申告者信頼性評価装置の1構成例において、前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの全ての申告のうち所定の申告期間の申告を抽出して前記申告者の信頼性を評価することを特徴とするものである。
また、本発明の空調制御システムの1構成例において、前記申告者信頼性評価装置は、前記申告者を信頼性有り/無しの2段階で評価し、前記制御プラン決定部は、前記申告者からの要望申告に応じて前記空調機器の設定温度を空調環境の快適性向上の方向に第1の変更幅だけ変更するという制御プランを、信頼性有りの申告者に対応する制御プランとし、前記申告者からの要望申告に応じて前記設定温度を前記快適性向上の方向に前記第1の変更幅よりも小さい第2の変更幅だけ変更するという制御プランを、信頼性無しの申告者に対応する制御プランとすることを特徴とするものである。
また、本発明の空調制御システムの1構成例において、前記申告者信頼性評価装置は、前記申告者の信頼性を多段階評価し、前記制御プラン決定部は、前記申告者からの要望申告に応じて前記空調機器の設定温度を空調環境の快適性向上の方向に変更するという制御プランを決定し、前記申告者の信頼性が高いほど前記設定温度の変更幅を大きくすることを特徴とするものである。
また、本発明の空調制御方法は、前記の各ステップと、前記申告者から暑い、寒いのうちどちらか一方の要望申告を受け付けたときに、この要望申告と前記申告者の信頼性の評価結果とに基づいて、空調機器に適用する制御プランを決定する第3のステップと、この第3のステップで決定した制御プランに基づいて前記空調機器を制御する第4のステップとを含み、前記第3のステップは、前記申告者の信頼性が高いほど前記申告者に有利になるように前記制御プランを決定するステップを含むことを特徴とするものである。
本発明では、空調の対象空間に居る利用者が「暑い」、「寒い」といった要望申告だけでなく、「快適」という申告をできるようにする。そして、発明者は、利用者からの「快適」という申告の実績に応じて、「快適」という申告をした利用者に有利になるように空調制御を実施すれば、利用者にとって「快適」を申告することの動機付けになるので、快適であることの意思表示を促進できることに着目した。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。第1の実施例では、利用者(申告者)からの申告の中で、「快適」という申告の割合を求め、その割合に応じて、申告者の信頼性を判断する。信頼性が高いと判断した申告者からの申告は、設定値変更を維持する反面、信頼性が低い人の申告は、一定時間経過後に、設定値を元に戻すなどして、信頼性の高い人の申告を優先させる。
制御プラン決定部2は、要望申告の処理時点で実施されている制御プランと申告処理部3が受け付けた要望申告と申告者の信頼性の評価結果とに基づいて、空調機器3に新たに適用する制御プランを決定する。第1の実施例の制御プランは、空調機器6の設定温度Tsetを規定する。
利用者が空調に関する申告を入力する申告入力端末7としては、PC(Personal Computer)、携帯電話機、スマートフォン、専用リモコン端末などがある。
空調制御装置102の出力部5は、申告入力端末7から受け付けた申告V(UID,DS,Stime)の内容と申告者の信頼性の評価結果とを外部に出力する(図3ステップS1−5)。このときの出力方法としては、例えば申告V(UID,DS,Stime)の内容と評価結果の表示、申告V(UID,DS,Stime)の内容と評価結果の外部への送信などがある。
空調制御装置102の制御プラン決定部2は、上記のように申告入力端末7から申告V(UID,DS,Stime)を受け付けたときに、この申告V(UID,DS,Stime)がDS=1またはDS=−1、すなわち「暑い」または「寒い」という要望申告であった場合(図6ステップS2−1)、申告者の信頼性の評価結果を申告者評価部4から取得する(図6ステップS2−2)。
Tset=Tbef+Tdp(DS) ・・・(1)
Tdp(DS)=S(DS)×γdp(DS) ・・・(2)
利用者からの新たな要望申告が発生した場合には、この要望申告に対してステップS2−1〜S2−4の処理が繰り返される。
第1の実施例では、申告者が行なった過去から現在までの全ての申告の数に対する「快適」という申告の割合を算出して、この割合に基づいて申告者の信頼性を評価したが、「快適」という申告の割合を求めるにあたり、申告期間により申告のフィルタリングしてもよい。
また、申告者評価部4は、申告者特定情報UIDで特定される申告者が行なった過去から現在までの全ての申告のうち、「快適」という申告の数が所定の申告数閾値を超える場合には、申告者を信頼性有りと評価し、「快適」という申告の数が申告数閾値以下の場合には、申告者を信頼性無しと評価するようにしてもよい。
また、第1の実施例では、信頼性無しと判断した申告者の場合、この申告者の要望申告に応じて設定温度Tsetをいったん変更し、一定の維持時間tαが経過した後に設定温度Tsetを変更前の値に戻したが、このような設定温度変更を行なう代わりに、信頼性が高い申告者と信頼性が低い申告者で、設定温度Tsetの変更幅を変えるようにしてもよい。
また、第1の実施例では、申告者を信頼性有り/無しの2段階で評価したが、多段階で評価してもよい。例えば第1の実施例で説明した割合閾値を予め複数設定するか、第3の実施例で説明した申告数閾値を予め複数設定すれば、申告者評価部4は、申告者の信頼性を複数のレベルに区分することができる。この場合、「快適」という申告の割合が高くなるほど、あるいは「快適」という申告の数が多くなるほど、申告者の信頼性も高くなる。また、申告者評価部4は、「快適」という申告の割合(0−100%)を、そのまま申告者の信頼性を示す値としてもよい。
また、この第5の実施例に、第2の実施例で説明した申告期間を適用し、申告期間の「快適」という申告を抽出して申告者の信頼性を評価してもよい。
Claims (13)
- 申告者からの空調に関する申告を受け付けるように構成された申告処理部と、
前記申告者が行なった過去から現在までの前記申告の履歴に基づいて、前記申告者の信頼性を評価するように構成された申告者評価部とを備えることを特徴とする申告者信頼性評価装置。 - 請求項1記載の申告者信頼性評価装置において、
前記申告処理部は、前記申告者から暑い、快適、寒いのいずれかの申告を受け付け、
前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの申告の数に対する快適という申告の割合を算出し、この割合が所定の割合閾値を超える場合に前記申告者を信頼性有りと評価し、前記割合が前記割合閾値以下の場合に前記申告者を信頼性無しと評価することを特徴とする申告者信頼性評価装置。 - 請求項1記載の申告者信頼性評価装置において、
前記申告処理部は、前記申告者から暑い、快適、寒いのいずれかの申告を受け付け、
前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの申告のうち、快適という申告の数が所定の申告数閾値を超える場合に前記申告者を信頼性有りと評価し、快適という申告の数が前記申告数閾値以下の場合に前記申告者を信頼性無しと評価することを特徴とする申告者信頼性評価装置。 - 請求項1記載の申告者信頼性評価装置において、
前記申告処理部は、前記申告者から暑い、快適、寒いのいずれかの申告を受け付け、
前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの申告の数に対する快適という申告の割合を算出し、この割合が高いほど前記申告者の信頼性を高く評価することを特徴とする申告者信頼性評価装置。 - 請求項1記載の申告者信頼性評価装置において、
前記申告処理部は、前記申告者から暑い、快適、寒いのいずれかの申告を受け付け、
前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの申告のうち、快適という申告の数が多いほど前記申告者の信頼性を高く評価することを特徴とする申告者信頼性評価装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の申告者信頼性評価装置において、
前記申告者評価部は、前記申告者が行なった過去から現在までの全ての申告のうち所定の申告期間の申告を抽出して前記申告者の信頼性を評価することを特徴とする申告者信頼性評価装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の申告者信頼性評価装置と、
前記申告者から暑い、寒いのうちどちらか一方の要望申告を受け付けたときに、この要望申告と前記申告者信頼性評価装置の評価結果とに基づいて、空調機器に適用する制御プランを決定するように構成された制御プラン決定部と、
この制御プラン決定部が決定した制御プランに基づいて前記空調機器を制御するように構成された機器制御部とを備え、
前記制御プラン決定部は、前記申告者の信頼性が高いほど前記申告者に有利になるように前記制御プランを決定することを特徴とする空調制御システム。 - 請求項7記載の空調制御システムにおいて、
前記申告者信頼性評価装置は、前記申告者を信頼性有り/無しの2段階で評価し、
前記制御プラン決定部は、前記申告者からの要望申告に応じて前記空調機器の設定温度を空調環境の快適性向上の方向に継続的に変更するという制御プランを、信頼性有りの申告者に対応する制御プランとし、前記申告者からの要望申告に応じて前記設定温度を前記快適性向上の方向に変更して、一定の維持時間が経過した後に前記設定温度を変更前の値に戻すという制御プランを、信頼性無しの申告者に対応する制御プランとすることを特徴とする空調制御システム。 - 請求項7記載の空調制御システムにおいて、
前記申告者信頼性評価装置は、前記申告者を信頼性有り/無しの2段階で評価し、
前記制御プラン決定部は、前記申告者からの要望申告に応じて前記空調機器の設定温度を空調環境の快適性向上の方向に第1の変更幅だけ変更するという制御プランを、信頼性有りの申告者に対応する制御プランとし、前記申告者からの要望申告に応じて前記設定温度を前記快適性向上の方向に前記第1の変更幅よりも小さい第2の変更幅だけ変更するという制御プランを、信頼性無しの申告者に対応する制御プランとすることを特徴とする空調制御システム。 - 請求項7記載の空調制御システムにおいて、
前記申告者信頼性評価装置は、前記申告者の信頼性を多段階評価し、
前記制御プラン決定部は、前記申告者からの要望申告に応じて前記空調機器の設定温度を空調環境の快適性向上の方向に変更して、一定の維持時間が経過した後に前記設定温度を変更前の値に戻すという制御プランを決定し、前記申告者の信頼性が高いほど前記維持時間を長くすることを特徴とする空調制御システム。 - 請求項7記載の空調制御システムにおいて、
前記申告者信頼性評価装置は、前記申告者の信頼性を多段階評価し、
前記制御プラン決定部は、前記申告者からの要望申告に応じて前記空調機器の設定温度を空調環境の快適性向上の方向に変更するという制御プランを決定し、前記申告者の信頼性が高いほど前記設定温度の変更幅を大きくすることを特徴とする空調制御システム。 - 申告者からの空調に関する申告を受け付ける第1のステップと、
前記申告者が行なった過去から現在までの前記申告の履歴に基づいて、前記申告者の信頼性を評価する第2のステップとを含むことを特徴とする申告者信頼性評価方法。 - 請求項12に記載の各ステップと、
前記申告者から暑い、寒いのうちどちらか一方の要望申告を受け付けたときに、この要望申告と前記申告者の信頼性の評価結果とに基づいて、空調機器に適用する制御プランを決定する第3のステップと、
この第3のステップで決定した制御プランに基づいて前記空調機器を制御する第4のステップとを含み、
前記第3のステップは、前記申告者の信頼性が高いほど前記申告者に有利になるように前記制御プランを決定するステップを含むことを特徴とする空調制御方法。
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JP2017044559A JP6824786B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | 申告者信頼性評価装置、空調制御システム、申告者信頼性評価方法および空調制御方法 |
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