JP2017156074A - 画像形成装置及び情報処理システム - Google Patents

画像形成装置及び情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017156074A
JP2017156074A JP2016042799A JP2016042799A JP2017156074A JP 2017156074 A JP2017156074 A JP 2017156074A JP 2016042799 A JP2016042799 A JP 2016042799A JP 2016042799 A JP2016042799 A JP 2016042799A JP 2017156074 A JP2017156074 A JP 2017156074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conditioning control
information
air conditioning
unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016042799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6699246B2 (ja
Inventor
好之 小野
Yoshiyuki Ono
好之 小野
原田 陽雄
Haruo Harada
陽雄 原田
彰 立石
Akira Tateishi
彰 立石
宏光 大橋
Hiromitsu Ohashi
宏光 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016042799A priority Critical patent/JP6699246B2/ja
Priority to US15/226,394 priority patent/US9857769B2/en
Priority to CN201610797569.4A priority patent/CN107152747B/zh
Publication of JP2017156074A publication Critical patent/JP2017156074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6699246B2 publication Critical patent/JP6699246B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C17/00Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link
    • G08C17/02Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link using a radio link
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems

Landscapes

  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】空調制御装置を制御するための空調制御情報を送信先に送信しない構成と比較して、精度良く空調の制御を行う。
【解決手段】画像処理装置10は、記録材に画像を形成する画像形成部を有し、空調制御装置外に設けられ互いに異なる場所に設けられた複数の環境センサ30からそれぞれの周囲の環境を示す環境情報を取得し、人の位置を示す位置情報を位置センサ40から取得し、取得した環境情報及び位置情報に基づく情報であって管理対象の空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力して、出力した空調制御情報を第1管理サーバ70又は第2管理サーバ80に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び情報処理システムに関する。
例えば、特許文献1には、空調ユニットに無線伝送手段を備えた伝送ユニットを接続し、無線伝送手段を備えた複数のセンサユニットから受信した温度情報のセンサ値に重み値を加味した加重平均値に基づいて空調ユニットの運転を制御し、空調空間の温度や湿度を調整する空調システムが開示されている。
また、例えば、特許文献2には、人の携帯する無線端末からの信号を受信する複数の受信機を有し、受信機が受信した無線端末からの信号に基づいて人の位置を検出し、検出結果から、人別に位置データを取得して時系列データとして蓄積し、時系列データに含まれる、1の位置データおよびその位置データと時系列的に隣接する他の位置データを参照して算出された人の単位時間あたりの位置変化量と、人の位置に関連して決められている活動強度の情報とに基づいて、単位時間活動量を人別に算出し、単位時間活動量を積算することでトータル活動量を人別に算出して、算出したトータル活動量を用いて空調機の制御を行う空調制御装置が開示されている。
WO2008/007433号公報 特開2015−66329号公報
例えば建物内で測定された温度などのセンサ値や人の位置に基づいて空調を制御する場合がある。空調を制御する場合には、建物内で測定されたセンサ値や人の位置を基に直接空調を制御するよりも、例えばインターネット経由で外部のサーバ装置などに空調制御に関する情報を送信して外部のサーバ装置の処理結果を基に空調を制御することが望ましい。
本発明の目的は、空調制御装置を制御するための空調制御情報を送信先に送信しない構成と比較して、精度良く空調の制御を行うことにある。
請求項1に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、空調制御装置外に設けられ互いに異なる場所に設けられた複数の測定装置からそれぞれの周囲の環境を示す環境情報を取得する第1取得部と、人の位置を示す位置情報を取得する第2取得部と、取得された前記環境情報及び前記位置情報に基づく情報であって管理対象の空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力する出力部と、出力された前記空調制御情報を送信先に送信する送信部とを備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記管理対象の空調制御装置により空調制御が行われる領域の外部から、外部の空調に関する外部情報を受信する受信部をさらに備え、前記出力部は、受信された前記外部情報に基づいて、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記受信部は、前記外部情報として、電力の需給状況を示す情報を受信し、前記出力部は、受信された前記電力の需給状況を示す情報により、電力使用量が予め定められた値を超える場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記受信部は、前記外部情報として、他の空調制御装置を制御するための空調制御情報を受信し、前記出力部は、受信された前記他の空調制御装置の空調制御情報に基づいて、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1取得部が前記複数の測定装置のそれぞれから取得した環境情報を比較する比較部をさらに備え、前記第1取得部は、前記複数の測定装置のそれぞれから時系列的な環境情報を取得し、前記比較部は、測定装置毎に取得される時系列的な環境情報のばらつきの度合いを比較し、前記出力部は、前記比較部の比較により、ばらつきの度合いが最も大きい環境情報を出力した測定装置の出力する環境情報のばらつきが小さくなるように、当該測定装置の周囲の空調を制御する空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記管理対象の空調制御装置で測定された給電量の情報を当該管理対象の空調制御装置から取得する給電量取得部をさらに備え、前記出力部は、取得された前記給電量の情報により、当該給電量が予め定められた値を超える場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記出力部は、前記管理対象の空調制御装置により空調制御が行われる領域内に存在する情報処理装置の稼動数が予め定められた値以下の場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、それぞれが装着者により装着され、当該装着者を識別する識別情報を送信する複数の発信装置と、それぞれが異なる場所に設けられ、自装置の検知範囲内に存在する前記発信装置から前記識別情報を受信する複数の受信装置と、記録材に画像を形成する画像形成装置とを備え、前記画像形成装置は、空調制御装置外に設けられ互いに異なる場所に設けられた複数の測定装置からそれぞれの周囲の環境を示す環境情報を取得する第1取得部と、前記複数の受信装置のそれぞれが受信した前記識別情報を基に装着者の位置を示す位置情報を取得する第2取得部と、取得された前記環境情報及び前記位置情報に基づく情報であって管理対象の空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力する出力部と、出力された前記空調制御情報を送信先に送信する送信部とを備える情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記複数の発信装置のそれぞれは、周囲の音声を検出する音声検出部を備え、検出した音声情報を送信し、前記複数の受信装置のそれぞれは、自装置の検知範囲内に存在する複数の発信装置のそれぞれから受信した前記音声情報に基づいて、複数の装着者が同じ会話に参加しているか否かを判定する会話判定部を備え、当該会話判定部により複数の装着者が同じ会話に参加していると判定された場合、当該複数の装着者が装着する複数の発信装置のそれぞれの音声情報の代わりに、当該複数の発信装置のうち1つの発信装置の音声情報を前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記会話判定部は、複数の装着者が同じ会話に参加していると判定した場合、当該複数の装着者が装着する複数の発信装置の音声情報に基づいて、当該会話が盛り上がっているか否かを判定し、前記出力部は、前記会話判定部により会話が盛り上がっていると判定された場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項1記載の発明によれば、空調制御装置を制御するための空調制御情報を送信先に送信しない構成と比較して、精度良く空調の制御を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、外部情報に合わせて空調制御情報を補正することができる。
請求項3記載の発明によれば、電力の使用量が予め定められた値を超える場合に、例えば空調制御装置にて使用する電力量を抑制するように制御できる。
請求項4記載の発明によれば、他の空調制御装置に合わせて空調を制御できる。
請求項5記載の発明によれば、測定装置から取得される時系列的な環境情報のばらつきを考慮しない構成と比較して、複数の測定装置間での環境情報のばらつきの差を小さくすることができる。
請求項6記載の発明によれば、空調制御装置の給電量が大きい場合に、例えば空調制御装置にて使用する電力量を抑制するように制御できる。
請求項7記載の発明によれば、情報処理装置の稼動数が少ない場合に、例えば空調制御装置にて使用する電力量を抑制するように制御できる。
請求項8記載の発明によれば、空調制御装置を制御するための空調制御情報を送信先に送信しない構成と比較して、精度良く空調の制御を行うことができる。
請求項9記載の発明によれば、複数の装着者が同じ会話に参加している場合に、各装着者が装着している発信装置のそれぞれの音声情報を送信する構成と比較して、トラフィック量が抑制される。
請求項10記載の発明によれば、会話が盛り上がっているか否かに応じて空調制御情報を補正することができる。
本実施の形態に係る空調制御システムの全体構成例を示す図である。 (a)は、環境センサの配置例を示す図である。(b)は、位置センサの配置例を示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 空調制御情報生成部が空調制御情報を生成する処理手順の一例を示したフローチャートである。 空調制御情報生成部が空調制御情報を生成する処理手順の一例を示したフローチャートである。 (a)は、エリア内平均温度の一例を示す図である。(b)は、エリア内温度分布の一例を示す図である。(c)は、エリア内ユーザ分布の一例を示す図である。 センサデータ処理部の構成を示すブロック図である。 位置センサデータのデータ形式の一例を説明するための図である。 環境センサデータのデータ形式の一例を説明するための図である。 センサデータ処理部が位置センサデータに対して送信先に合わせた処理を行う手順の一例を示したフローチャートである。 センサデータ処理部が環境センサデータに対して送信先に合わせた処理を行う手順の一例を示したフローチャートである。 (a)〜(d)は、環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて表示される画面の一例を示す図である。 (a)は、位置センサの変形例を示すブロック図である。(b)は、発信機の変形例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<空調制御システム全体の説明>
図1は、本実施の形態に係る空調制御システム1の全体構成例を示す図である。
図示するように、本実施の形態に係る空調制御システム1では、画像処理装置10と端末装置20とがネットワーク90に接続されており、ネットワーク90に接続された各装置は、ルータ等の通信機器(不図示)を介してネットワーク91に接続される。ネットワーク91には、第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80が接続される。また、画像処理装置10には、環境センサ30、位置センサ40、空気調和機60が有線のフィールドネットワークもしくは無線通信で通信可能に接続される。有線のフィールドネットワークとしては、通常のLAN(Local Area Network)やEtherCAT(Ethernet for Control Automation Technology(登録商標))、CC−Link IE(登録商標)などのイーサネット(登録商標)を利用したネットワークや、GPIB(IEEE488)、RS485などのシリアル通信が使用できる。イーサネットを利用したネットワークの場合、上述したネットワーク90を用いても良いが、独立のネットワークとしてもよい。また、無線通信回線の種類としては、Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)等の既存の方式による回線を用いて良い。なお、図1には、画像処理装置10に、環境センサ30、位置センサ40、空気調和機60が無線通信で接続される例を示している。また、本実施の形態において、環境センサ30は、測定装置の一例として用いられる。画像処理装置10は画像形成装置の一例として用いられる。
画像処理装置10は、例えば、プリント機能、コピー機能、スキャン機能及びファクシミリ機能等を備えた所謂複合機と呼ばれる装置である。この画像処理装置10は、例えば、端末装置20から送られてくる画像データに対して画像処理を施し、画像データに基づいて用紙等の記録材に画像を形成する処理を行う。また、画像処理装置10は、無線通信により環境センサ30、位置センサ40、空気調和機60とデータのやり取りを行う。さらに、画像処理装置10は、ネットワーク90及びネットワーク91を介して、第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80とデータのやり取りを行う。このように、画像処理装置10は、例えばオフィス内のユーザが印刷などを実行するために操作する装置であるとともに、オフィス内外の各装置とデータのやり取りを行う役割を果たす装置であるといえる。
より具体的には、画像処理装置10は、無線通信により、環境センサ30からセンサデータを取得する。また、画像処理装置10は、無線通信により、位置センサ40からセンサデータを取得する。そして、画像処理装置10は、環境センサ30から取得したセンサデータ(以下、環境センサデータと称する)及び位置センサ40から取得したセンサデータ(以下、位置センサデータと称する)に基づいて、空気調和機60を制御するための制御情報(以下、空調制御情報と称する)を生成する。画像処理装置10は、生成した空調制御情報を送信先(図1に示す例では、第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80)に送信する。なお、画像処理装置10は、空調制御情報を空気調和機60に送信しても良い。また、画像処理装置10は、空調制御情報を、図示しない他の画像処理装置に送信しても良い。
また、画像処理装置10は、環境センサ30から取得した環境センサデータ及び位置センサ40から取得した位置センサデータに対して、送信先(図1に示す例では、第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80)に合わせた形式(プロトコル)への変換処理及び送信先に合わせたデータ処理を行って、送信先に送信する。
画像処理装置10による処理の詳細については、後述する。
端末装置20は、ユーザが画像や文書等のデータを印刷する際に操作する端末であり、例えば、PC(Personal Computer)である。端末装置20は、ユーザから受け付けた指示に基づいて画像データの作成を行い、作成した画像データを画像処理装置10に送信する。
なお、図1には1台の端末装置20が記載されているが、ネットワーク90に接続される端末装置20の台数は図示の1台には限定されない。
環境センサ30は、空気調和機60の外部に設けられるセンサであり、自センサ(環境センサ30)の周囲の環境を例えば定期的(例えば数分毎)にセンシングして、環境センサ30の周囲の環境を表す環境センサデータを生成する。この環境センサデータは、例えば、Webサービスで用いられるREST(Representational State Transfer)の形式(プロトコル)で生成される。また、環境センサデータに含まれる環境に関する情報(以下、環境情報と称する)としては、例えば、環境センサ30の周囲の温度、湿度、気圧、照度、加速度(例えば、地面に水平な縦方向、横方向、鉛直方向の3方向の加速度)、紫外線濃度(紫外線の量)、二酸化炭素濃度(二酸化炭素の量)、風速、風向きなどの情報を例示することができる。
なお、図1には1台の環境センサ30が記載されているが、実際には複数の環境センサ30が用意されており、それぞれの環境センサ30は互いに異なる場所に設けられる。
図2(a)は、環境センサ30の配置例を示す図である。図示の例では、従業員20名のオフィスに、縦方向に5個、横方向に5個の合計25個の環境センサ30が設置されている。この場合、25個の環境センサ30のそれぞれにおいてセンシングが行われ、環境センサ30毎に環境センサデータが生成される。
また、図2(a)に示す例では空気調和機60の場所を示していないが、空気調和機60と環境センサ30とが1対1に対応するように環境センサ30を設けても良いし、1つの空気調和機60に複数の環境センサ30が対応するように環境センサ30を設けても良い。また、複数の空気調和機60に1つの環境センサ30が対応するように環境センサ30を設けても良い。
位置センサ40は、ユーザが装着している発信機50からの電波(送信信号)を無線通信により受信する受信機として機能する。そして、位置センサ40は、発信機50からの電波に基づいて、発信機50の位置(即ち、この発信機50を装着しているユーザの位置)を把握し、把握したユーザの位置を表す位置センサデータ(位置情報)を生成する。この位置センサデータは、例えば、オープンソースのログ収集基盤ツールであるfluentdの形式(プロトコル)で生成される。また、発信機50は、典型的にはアクティブRFIDタグであるが、これに限定されず、例えば、移動通信システムの移動局、赤外線バッジ(IDタグ)等の任意の位置検知システムの発信機であって良い。
より具体的には、発信機50は、ユーザ各人が装着して使用するものであり、ユーザ数分の発信機50が用意される。また、発信機50は、個々の発信機50に特有のID(identification)を保持しており、無線通信によりID情報を位置センサ40に例えば定期的(例えば数秒毎)に送信する。位置センサ40は、自センサ(位置センサ40)の検知範囲内に存在する発信機50から送られたID情報を受信する。そして、位置センサ40は、受信したID情報を基に発信機50を識別し(即ち、発信機50を装着するユーザを識別し)、どの発信機50が検知範囲内に存在するかを把握して位置センサデータを生成する。この位置センサデータには、個々の位置センサ40に特有のID情報も含まれている。そのため、例えば定期的(例えば数秒毎)に位置センサデータを取得する画像処理装置10では、発信機50のID情報及び位置センサ40のID情報により、発信機50が位置センサ40の検知範囲内に存在するという位置情報が取得される。
なお、図1には1台の位置センサ40が記載されているが、位置センサ40の台数は図示の1台には限定されない。複数の位置センサ40が設けられる場合には、それぞれが異なる場所に設けられる。
図2(b)は、位置センサ40の配置例を示す図である。図示の例は、図2(a)に示す例と同様に、従業員20名のオフィスを示している。各従業員を発信機50の装着者としており、発信機50が20個用意される。そして、各従業員が移動するのに合わせて、それぞれの発信機50も移動する。また、位置センサ40は5個設置されており、各位置センサ40のそれぞれは、図示の円で囲まれた検知範囲内に存在する発信機50の電波を受信し、発信機50の位置を把握する。
なお、位置センサ40が発信機50の位置(即ち、ユーザの位置)を特定する処理としては、上述した例に限定されるものではない。例えば、位置センサ40は、発信機50から受信する電波の強度に基づいて、検知範囲内で発信機50が存在する位置の座標情報を特定しても良い。
また、本実施の形態において、発信機50は、識別情報を送信する発信装置の一例として用いられる。位置センサ40は、識別情報を受信する受信装置の一例として用いられる。
空気調和機60は、自機(空気調和機60)の設置された建物内の空調を制御する装置であり、例えば、建物内を冷やす冷房運転や、建物内を暖める暖房運転などを行う。空気調和機60としては、例えば、ビルなどの建物用のエアコン型空調設備を例示することができる。なお、図1には1台の空気調和機60が記載されているが、空気調和機60の台数は図示の1台には限定されない。また、本実施の形態において、空気調和機60は、空調制御装置の一例として用いられる。
第1管理サーバ70は、画像処理装置10から空調制御情報、環境センサデータ、及び位置センサデータを収集し、収集した各種データを処理することにより、例えば、建物内の空調の状況やユーザの所在を分析したり、空気調和機60を制御する制御情報を生成したりするためのサーバ装置である。この第1管理サーバ70は、ネットワーク91を介して、画像処理装置10が生成した空調制御情報、及び、画像処理装置10が第1管理サーバ70に合わせて処理を施した環境センサデータ及び位置センサデータを取得する。本実施の形態では、第1管理サーバ70は、例えば、位置センサデータのデータ形式であるfluentdに対応しているものとする。
第2管理サーバ80は、第1管理サーバ70と同様に、画像処理装置10から空調制御情報、環境センサデータ、及び位置センサデータを収集し、収集した各種データを処理することにより、例えば、建物内の空調の状況やユーザの所在を分析したり、空気調和機60を制御する制御情報を生成したりするためのサーバ装置である。この第2管理サーバ80は、ネットワーク91を介して、画像処理装置10が生成した空調制御情報、及び、画像処理装置10が第2管理サーバ80に合わせて処理を施した環境センサデータ及び位置センサデータを取得する。本実施の形態では、第2管理サーバ80は、例えば、環境センサデータのデータ形式であるRESTに対応しているものとする。
ネットワーク90は、画像処理装置10と端末装置20との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LANである。
ネットワーク91は、画像処理装置10と第1管理サーバ70との間の情報通信や、画像処理装置10と第2管理サーバ80との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットである。
そして、本実施の形態では、画像処理装置10、端末装置20、環境センサ30、位置センサ40、空気調和機60の各装置は、例えばオフィスなどの予め定められたエリア内に設けられている。言い換えると、画像処理装置10、端末装置20、環境センサ30、位置センサ40の各装置は、空気調和機60により空調制御が行われるエリア内に設けられており、画像処理装置10は、同じエリア内に設けられた空気調和機60を管理対象とする。
なお、図1にはネットワーク91に接続されるサーバ装置として2つのサーバ装置が記載されているが、ネットワーク91に接続されるサーバ装置の数は図示の2つには限定されない。第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80と同様の機能を有するサーバ装置がネットワーク91に3つ以上接続されていても良い。
また、図1には1つのエリアが記載されているが、空調制御システム1におけるエリアの数は図示の1つには限定されない。例えば、他のオフィスでも同様にセンサデータを収集して、ネットワーク91を介して第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に空調制御情報やセンサデータを送信しても良い。
<画像処理装置のハードウェア構成>
次に、画像処理装置10のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施の形態に係る画像処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、本実施の形態に係る画像処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、RAM(Random Access Memory)102と、ROM(Read Only Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、操作パネル105と、画像読み取り部106と、画像形成部107と、通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)108と、無線インタフェース(以下、「無線I/F」と表記する)109とを備える。なお、これらの各部はバス110に接続されており、このバス110を介してデータの授受を行う。
CPU101は、ROM103等に記憶された各種プログラムをRAM102にロードして実行することにより、画像処理装置10における各機能を実現する。
RAM102は、CPU101の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM103は、CPU101が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD104は、画像読み取り部106が読み取った画像データや画像形成部107における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル105は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。本実施の形態において、操作パネル105は、画像処理装置10における印刷設定などを受け付けるコントロールパネルとして機能するとともに、環境センサデータ及び位置センサデータの情報を表示したり、空調制御情報の情報を表示したりする表示部として機能する。
画像読み取り部106は、用紙等の記録材に記録された画像を読み取る。ここで、画像読み取り部106は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部107は、用紙等の記録材に画像を形成する印刷機構である。ここで、画像形成部107は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録材に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録材上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F108は、ネットワーク90を介して他の装置との間で各種データの送受信を行う通信インタフェースとして機能する。通信I/F108は、例えば、ネットワーク90を介して、端末装置20から画像データを受信する。また、通信I/F108は、例えば、ネットワーク90を介して、画像処理装置10にて生成された空調制御情報を第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信する。さらに、画像処理装置10に対して、環境センサ30、位置センサ40、空気調和機60が有線のフィールドネットワークで通信可能に接続されている場合、通信I/F108は、例えば、環境センサ30から環境センサデータを受信したり、位置センサ40から位置センサデータを受信したりする。また、通信I/F108は、例えば、有線のフィールドネットワークで、画像処理装置10にて生成された空調制御情報を空気調和機60に送信しても良い。本実施の形態において、通信I/F108は、送信部、受信部、第1取得部、第2取得部及び給電量取得部の一例として用いられる。
無線I/F109は、無線通信回線を利用して他の装置と通信を行うための無線モジュールである。無線I/F109は、例えば、無線通信により、環境センサ30から環境センサデータを受信したり、位置センサ40から位置センサデータを受信したりする。また、無線I/F109は、例えば、無線通信により、画像処理装置10にて生成された空調制御情報を空気調和機60に送信しても良い。本実施の形態において、無線I/F109は、第1取得部、第2取得部及び給電量取得部の一例として用いられる。
また、無線I/F109は、ユーザが近くにいることを感知する赤外線センサとして機能しても良い。この赤外線センサは、ユーザが画像処理装置10を使用しようとして近づいたことを感知して信号を出力したり、画像処理装置10を使用していたユーザが画像処理装置10から離れたことを感知して信号を出力したりする。画像処理装置10は、赤外線センサから出力される信号により、例えば、ユーザが画像処理装置10に近づいた場合にスタンバイ(休止)状態からユーザ操作を受け付ける状態(ユーザ操作状態)に変化したり、ユーザが画像処理装置10から離れた場合にユーザ操作状態からスタンバイ状態に変化したりすることができる。
<画像処理装置の機能構成>
次に、画像処理装置10の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係る画像処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図示するように、画像処理装置10は、センサデータ取得部11と、エリア外情報受信部12と、処理部13と、送信部14と、エリア内情報受信部15とを備える。
センサデータ取得部11は、無線I/F109を介して、エリア内に設置された複数の環境センサ30のそれぞれから環境センサデータを取得する。また、センサデータ取得部11は、無線I/F109を介して、エリア内に存在する位置センサ40から位置センサデータを取得する。ここで、センサデータ取得部11は、例えば、各センサ(環境センサ30、位置センサ40)からセンサデータが順次送られてくることにより、センサデータを取得する。
エリア外情報受信部12は、通信I/F108を介して、エリア外の装置に対して情報を要求したり、エリア外の装置から例えば定期的に情報が送られてきたりすることにより、エリア外の情報(外部情報)を受信する。エリア外の情報は、例えば、エリア外(外部)の空調に関する情報であり、電力の需給状況を示す情報、火災や地震などの災害情報、他のエリアでの空調に関する情報などを例示することができる。
より具体的には、エリア外情報受信部12は、ネットワーク91を介して、例えば電力会社から電力の需給状況を示す情報を受信する。また、エリア外情報受信部12は、ネットワーク91を介して、例えば第1管理サーバ70から、空気調和機60の使用環境と似た環境で使用されている他のエリアの空気調和機を制御するために生成された空調制御情報を受信する。この場合、第1管理サーバ70は、例えば、空調制御システム1の各エリアについて、エリア内の人数や気温、気圧、紫外線濃度などの値をそれぞれ段階的にクラス分けする。そして、第1管理サーバ70は、少なくとも1つの値に関して、空気調和機60のエリアと同じクラスに所属しているエリアがあれば、そのエリアを空気調和機60のエリアと環境が似たエリアであると判断する。
出力部の一例としての処理部13は、センサデータ取得部11が取得した環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて空調制御情報を生成する。また、処理部13は、センサデータ取得部11が取得した環境センサデータ及び位置センサデータに対して、送信先に合わせた形式(プロトコル)への変換処理及び送信先に合わせたデータ処理を施す。言い換えると、処理部13は、環境センサデータ及び位置センサデータに対して、送信先に応じた形式へ変換する変換処理を行い、送信先に応じた情報が含まれるように加工するデータ処理を行う。この処理部13は、空調制御情報生成部131と、センサデータ処理部132とを有する。処理部13による処理の詳細については、後述する。
送信部14は、通信I/F108を介して、処理部13により生成された空調制御情報を第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信する。また、送信部14は、通信I/F108を介して、処理部13により処理が施された環境センサデータ及び位置センサデータを第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信する。
エリア内情報受信部15は、無線I/F109又は通信I/F108を介して、環境センサ30及び位置センサ40を除くエリア内の装置に対して情報を要求したり、エリア内の装置から例えば定期的に情報が送られてきたりすることにより、エリア内の情報を受信する。エリア内の情報としては、例えば、端末装置20の稼動状況(電源ON/OFFの状況)、空気調和機60で測定された給電量又は電流値、画像処理装置10の印刷履歴などの情報を例示することができる。なお、空気調和機60で測定された給電量は、空気調和機60に供給されている電力量であり、給電量の情報は、例えば無線通信により空気調和機60からエリア内情報受信部15へ送信されるものとする。
<空調制御情報を生成する処理>
次に、空調制御情報を生成する処理について、詳細に説明する。
処理部13の空調制御情報生成部131は、センサデータ取得部11が取得した環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて空調制御情報を生成する。ここで、空調制御情報生成部131には、空調制御情報を生成するための条件が予め定められている。空調制御情報生成部131は、取得した環境センサデータ及び位置センサデータが予め定められた条件を満たしているか否かを判定し、その判定結果に従って空調制御情報の生成を行う。
図5−1及び図5−2は、空調制御情報生成部131が空調制御情報を生成する処理手順の一例を示したフローチャートである。ここで、図5−1及び図5−2に示す手順では、空調制御情報生成部131が、環境センサデータに含まれる環境情報のうちの温度の情報を用いて空調制御情報を生成するものとして説明する。なお、空調制御情報生成部131は、図5−1及び図5−2に示す処理を、例えば定期的(例えば1秒毎)に繰り返し実行する。
まず、空調制御情報生成部131は、複数の環境センサ30から直近に取得した複数の環境センサデータを基に、エリア内の平均温度を計算する。そして、空調制御情報生成部131は、平均温度が管理範囲内であるか否かを判定する(ステップ101)。図6(a)は、エリア内平均温度の一例を示す図である。ここでは、各環境センサ30にて同じ時刻(又は、基準とする時刻から一定時間内のほぼ同時刻)に測定された温度の平均値が、時系列で計算されている。また、ユーザ等により目標値が事前に設定されており、目標値から予め定められた範囲が管理範囲として定義されている。
平均温度が管理範囲内の場合(ステップ101でYes)、空調制御情報生成部131は、さらに、エリア内の温度分布を基に、エリア内の温度が管理範囲内であるか否かを判定する(ステップ102)。図6(b)は、エリア内温度分布の一例を示す図である。ここでは、各環境センサ30にて直近の同じ時刻(又は、基準とする時刻から一定時間内のほぼ同時刻)に測定された温度を基に温度分布が作成されている。図6(b)に示す例では、斜線で示す領域が管理範囲外の温度であることを示している。
ステップ102において、エリア内の温度が管理範囲内の場合(ステップ102でYes)、空調制御情報生成部131は、位置センサ40から直近に取得した位置センサデータを基に、エリア内にユーザが存在するか否かを判定する(ステップ103)。図6(c)は、エリア内ユーザ分布の一例を示す図である。ここでは、位置センサ40にて直近の同じ時刻(又は、基準とする時刻から一定時間内のほぼ同時刻)に検出されたユーザの位置が示されている。図6(c)に示す例では、エリア内にユーザが4人存在している。
ステップ103において、エリア内にユーザが存在する場合(ステップ103でYes)、空調制御情報生成部131は、空気調和機60を現在の設定で運転継続するように制御するための空調制御情報を生成し(ステップ104)、本処理フローは終了する。生成した空調制御情報は、送信部14を介して第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信される。なお、ここでは、現在の設定のまま空気調和機60の運転を継続すれば良いため、空調制御情報生成部131は、空調制御情報を生成しなくても良い。
一方、ステップ103において、エリア内にユーザが存在しない場合(ステップ103でNo)、空調制御情報生成部131は、空気調和機60が省電力運転をするように制御するための空調制御情報を生成し(ステップ105)、本処理フローは終了する。なお、省電力運転は、現在よりも消費電力を抑制する運転であり、言い換えると、空気調和機60における消費電力を予め定められた値以下にする運転である。生成した空調制御情報は、送信部14を介して第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信される。
また、ステップ102において、エリア内の温度分布が管理範囲外の場合(ステップ102でNo)、空調制御情報生成部131は、位置センサ40から直近に取得した位置センサデータを基に、エリア内にユーザが存在するか否かを判定する(ステップ106)。
ステップ106において、エリア内にユーザが存在する場合(ステップ106でYes)、空調制御情報生成部131は、例えば空気調和機60の風量を上げるなど、エリア内の温度が管理範囲内に収まるように空気調和機60を制御するための空調制御情報を生成する(ステップ107)。生成した空調制御情報は、送信部14を介して第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信される。次に、空調制御情報生成部131は、予め定められた時間経過後、ステップ102と同様に、エリア内の温度が管理範囲内であるか否かを判定する(ステップ108)。エリア内の温度が管理範囲内である場合(ステップ108でYes)、空調制御情報生成部131は、空気調和機60を現在の設定で運転継続するように制御するための空調制御情報を生成し(ステップ109)、本処理フローは終了する。ここでは、ステップ104と同様に、空調制御情報を生成しなくても良い。一方、エリア内の温度が管理範囲外である場合(ステップ108でNo)、空調制御情報生成部131は、空気調和機60の点検が必要であると判断する(ステップ110)。ここで、空調制御情報生成部131は、例えば、空気調和機60の点検が必要である旨を操作パネル105に表示してユーザに報知する。そして、本処理フローは終了する。
一方、ステップ106において、エリア内にユーザが存在しない場合(ステップ106でNo)、空調制御情報生成部131は、ステップ105と同様に、空気調和機60が省電力運転をするように制御するための空調制御情報を生成し(ステップ111)、本処理フローは終了する。
さらに、ステップ101において、平均温度が管理範囲外の場合(ステップ101でNo)、空調制御情報生成部131は、例えば空気調和機60の風量を上げるなど、平均温度が管理範囲内に収まるように空気調和機60を制御するための空調制御情報を生成する(ステップ112)。生成した空調制御情報は、送信部14を介して第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に送信される。
次に、空調制御情報生成部131は、予め定められた時間経過後、平均温度が管理範囲内であるか否かを判定する(ステップ113)。平均温度が管理範囲内の場合(ステップ113でYes)、空調制御情報生成部131は、空気調和機60を現在の設定で運転継続するように制御するための空調制御情報を生成し(ステップ114)、本処理フローは終了する。ここでは、ステップ104及びステップ109と同様に、空調制御情報を生成しなくても良い。一方、平均温度が管理範囲外の場合(ステップ113でNo)、空調制御情報生成部131は、空気調和機60の点検が必要であると判断する(ステップ115)。ここで、空調制御情報生成部131は、ステップ110と同様に、例えば、空気調和機60の点検が必要である旨を操作パネル105に表示してユーザに報知する。そして、本処理フローは終了する。
なお、エリア内に複数の空気調和機60が存在する場合、それぞれの空気調和機60に対して異なる空調制御情報を生成しても良い。
例えば、ステップ104において、空調制御情報生成部131は、空調制御情報を生成するに際し、ユーザの近くにある空気調和機60に対しては現在の設定で運転継続するための空調制御情報を生成し、ユーザから離れた位置にある空気調和機60に対しては省電力運転のための空調制御情報を生成しても良い。また、例えば、ステップ107において、空調制御情報生成部131は、空調制御情報を生成するに際し、管理範囲外の温度を示す領域内に設けられた空気調和機60のみに限定して、温度が管理範囲内に収まるように制御するための空調制御情報を生成しても良い。
また、図5−1及び図5−2に示す例では、空調制御情報生成部131が温度の情報を用いて空調制御情報を生成する場合について説明したが、湿度や気圧、紫外線濃度など、他の環境情報を用いて空調制御情報を生成しても良い。また、例えば、空調制御情報を生成するための条件として、環境情報の種類毎に条件が定められており、空調制御情報生成部131は、これらの複数の条件のうち何れかの条件が満たされていれば、その条件に従って空調制御情報を生成することとしても良い。
さらに、空調制御情報生成部131は、複数の環境センサ30のそれぞれから取得した時系列的な環境センサデータを比較し、比較結果を基に空調制御情報を補正しても良い。この場合、空調制御情報生成部131は、例えば、環境センサ30毎に、時系列的な環境情報(例えば、温度)の標準偏差を計算して環境情報のばらつきの度合いを算出する。そして、空調制御情報生成部131は、例えば、複数の環境センサ30の中で最も環境情報のばらつきの度合いが大きい環境センサ30について、環境情報のばらつきが小さくなるように空調制御情報を補正する。より具体的には、空調制御情報生成部131は、環境情報のばらつきの度合いが大きい環境センサ30の付近に存在し、この環境センサ30の周囲の空調を制御する空気調和機60に対して、環境情報のばらつきを小さくするための空調制御情報を生成する。ここで、空調制御情報生成部131は、比較部の一例として用いられる。
また、空調制御情報生成部131は、さらに、エリア外情報受信部12が受信したエリア外の情報やエリア内情報受信部15が受信したエリア内の情報に基づいて、空調制御情報を補正しても良い。
例えば、空調制御情報生成部131は、エリア外情報受信部12が受信した電力の需給状況を示す情報に基づいて、空調制御情報を補正しても良い。この場合、空調制御情報生成部131は、例えば、関東地方の電力使用量(又は電力使用率)が予め定められた値を超えていれば、空気調和機60が省電力運転をするように空調制御情報を補正する。
また、空調制御情報生成部131は、例えば、空気調和機60の使用環境と似た環境で使用されている他のエリアの空気調和機を制御するために生成された空調制御情報に基づいて、空調制御情報を補正しても良い。この場合、空調制御情報生成部131は、例えば、他のエリアの空気調和機の空調制御情報にて温度を上げる制御が定められていれば、空気調和機60に対しても温度を上げる制御を行うように空調制御情報を補正する。
さらに、空調制御情報生成部131は、例えば、エリア内の端末装置20の稼動状況(電源ON/OFFの状況)に基づいて、空調制御情報を補正しても良い。この場合、空調制御情報生成部131は、例えば、エリア内に設置されている複数の端末装置20に対して、各端末装置20との間で通信できるか否かにより端末装置20の稼動数を検出する。そして、端末装置20の稼動数(又は稼働率)が予め定められた数以下であれば、空調制御情報生成部131は、空気調和機60が省電力運転をするように空調制御情報を補正する。
また、空調制御情報生成部131は、例えば、空気調和機60で測定された給電量の情報に基づいて、空調制御情報を補正しても良い。この場合、空調制御情報生成部131は、例えば、空気調和機60で測定された給電量が予め定められた値を超える場合、この空気調和機60が省電力運転をするように空調制御情報を補正する。
また、空調制御情報生成部131の処理において、ストリームデータ処理の手法を用いても良い。ストリームデータとは、時系列に到来するデータであり、連続的な受信処理や書込処理を要求されるデータである。そして、ストリームデータ処理とは、データが発生したタイミングでリアルタイムに処理する手法であり、遅延の発生を抑制して大量のデータを処理することを可能にするものである。この場合、空調制御情報生成部131は、位置センサデータ及び環境センサデータを取得すると、取得した環境センサデータ及び位置センサデータに対して逐次に、空調制御情報を生成するための条件を満たしているか否かの判定を行い、判定結果に従って空調制御情報の生成を行う。
<センサデータに対する送信先に合わせた処理の説明>
次に、センサデータに対する送信先に合わせた処理について、詳細に説明する。処理部13のセンサデータ処理部132は、センサデータ取得部11から取得したセンサデータを第1管理サーバ70に送信する場合には、センサデータに対して第1管理サーバ70に合わせた処理を行う。また、センサデータ処理部132は、センサデータ取得部11から取得したセンサデータを第2管理サーバ80に送信する場合には、センサデータに対して第2管理サーバ80に合わせた処理を行う。
図7は、センサデータ処理部132の構成を示すブロック図である。図示するように、センサデータ処理部132は、データ分岐部132a、データ変換部132b、プロトコル変換部132c、データ分岐部132d、データ変換部132e、プロトコル変換部132fを有する。ここで、データ分岐部132a、データ変換部132b、プロトコル変換部132cは、位置センサデータに対する処理を行う機能部である。また、データ分岐部132d、データ変換部132e、プロトコル変換部132fは、環境センサデータに対する処理を行う機能部である。
まず、位置センサデータに対する処理について説明する。
データ分岐部132aは、センサデータ取得部11から位置センサデータを取得すると、取得した位置センサデータを複製して、一方を送信部14(図4参照)に出力するとともに、他方をデータ変換部132bに出力する。ここで、位置センサデータ及び第1管理サーバ70はfluentdに対応しているため、データ分岐部132aは、第1管理サーバ70を送信先とする場合、位置センサデータをfluentdのデータ形式のまま送信部14に出力する。
データ変換部132bは、データ分岐部132aから入力された位置センサデータに対して、送信先に合わせたデータ処理を行う。より具体的には、データ変換部132bは、位置センサデータを第1管理サーバ70に送信する場合、位置センサデータに対して第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行う。また、データ変換部132bは、位置センサデータを第2管理サーバ80に送信する場合、位置センサデータに対して第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行う。
ここで、どのようなデータ処理を行うかについては、例えばユーザの設定により、各送信先に合わせて予め定められている。送信先に合わせたデータ処理としては、例えば、統計処理、位置センサデータに含まれる情報を特定の一部の情報に限定する処理などを例示することができる。
例えば、第1管理サーバ70に合わせたデータ処理として、エリア内に存在する人数を時間帯毎に集計する処理が定められている場合、データ変換部132bは、位置センサデータに含まれる情報に基づいて、エリア内の人数を時間帯毎に集計する。そして、データ変換部132bは、集計結果を、データ処理後の位置センサデータとする。また、例えば、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理として、位置センサデータの情報を特定の一部の情報に限定する処理が定められている場合、データ変換部132bは、位置センサデータに含まれる様々な情報を削除して特定の一部の情報に限定する。
さらに、送信先に合わせたデータ処理として、例えば、そのままにする処理(即ち、データ分岐部132aから入力された位置センサデータのままにする処理)や、位置センサデータを送信しない処理などが定められていても良い。また、データ変換部132bは、送信先に合わせたデータ処理により複数の位置センサデータを生成しても良く、例えば、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理として、そのままにする処理を行った位置センサデータと統計処理を行った位置センサデータとの両方を生成しても良い。
各送信先に合わせたデータ処理を行った後、データ変換部132bは、第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行った位置センサデータを、第1管理サーバ70に送信するために、fluentdのデータ形式のまま送信部14に出力する。また、データ変換部132bは、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行った位置センサデータを、第2管理サーバ80に合わせたデータ形式(即ち、REST)に変換するために、プロトコル変換部132cに出力する。
プロトコル変換部132cは、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理が行われた位置センサデータを、第2管理サーバ80に合わせたデータ形式(REST)に変換する。即ち、プロトコル変換部132cは、位置センサデータを、fluentdのデータ形式からRESTのデータ形式に変換する。そして、プロトコル変換部132cは、変換後の位置センサデータを、第2管理サーバ80に送信するために送信部14に出力する。
なお、センサデータ取得部11から取得した位置センサデータを第2管理サーバ80へ送信する場合には、データ分岐部132aは、複製した位置センサデータを、データ変換部132bを介さずにプロトコル変換部132cに直接出力しても良い。
次に、環境センサデータに対する処理について説明する。
データ分岐部132dは、センサデータ取得部11から環境センサデータを取得すると、取得した環境センサデータを複製して、一方を送信部14に出力するとともに、他方をデータ変換部132eに出力する。ここで、環境センサデータ及び第2管理サーバ80はRESTに対応しているため、データ分岐部132dは、第2管理サーバ80を送信先とする場合、環境センサデータをRESTのデータ形式のまま送信部14に出力する。
データ変換部132eは、データ分岐部132dから入力された環境センサデータに対して、送信先に合わせたデータ処理を行う。より具体的には、データ変換部132eは、環境センサデータを第1管理サーバ70に送信する場合、環境センサデータに対して第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行う。また、データ変換部132eは、環境センサデータを第2管理サーバ80に送信する場合、環境センサデータに対して第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行う。ここでは、上述したデータ変換部132bの処理と同様に、どのようなデータ処理を行うかについて各送信先に応じて予め定められている。
各送信先に合わせたデータ処理を行った後、データ変換部132eは、第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行った環境センサデータを、第1管理サーバ70に合わせたデータ形式(即ち、fluentd)に変換するために、プロトコル変換部132fに出力する。また、データ変換部132eは、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行った環境センサデータを、第2管理サーバ80に送信するために、RESTのデータ形式のまま送信部14に出力する。
プロトコル変換部132fは、第1管理サーバ70に合わせたデータ処理が行われた環境センサデータを、第1管理サーバ70に合わせたデータ形式(fluentd)に変換する。即ち、プロトコル変換部132fは、環境センサデータを、RESTのデータ形式からfluentdのデータ形式に変換する。そして、プロトコル変換部132fは、変換後の環境センサデータを、第1管理サーバ70に送信するために送信部14に出力する。
なお、センサデータ取得部11から取得した環境センサデータを第1管理サーバ70へ送信する場合には、データ分岐部132dは、複製した環境センサデータを、データ変換部132eを介さずにプロトコル変換部132fに直接出力しても良い。
このようにして、センサデータ処理部132は、位置センサデータ及び環境センサデータについて、第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80に合わせて、プロトコルの変換処理及びデータ処理を行う。即ち、位置センサデータ及び環境センサデータは、第1管理サーバ70へ送信するために第1管理サーバ70に合わせたプロトコルへの変換処理及びデータ処理が行われ、送信部14を介して第1管理サーバ70へ送信される。第1管理サーバ70は、fluentdのデータ形式で送信された位置センサデータ及び環境センサデータを用いて分析処理等を行う。また、位置センサデータ及び環境センサデータは、第2管理サーバ80へ送信するために第2管理サーバ80に合わせたプロトコルへの変換処理及びデータ処理が行われ、送信部14を介して第2管理サーバ80へ送信される。第2管理サーバ80は、RESTのデータ形式で送信された位置センサデータ及び環境センサデータを用いて分析処理等を行う。
ここで、センサデータ処理部132の処理において、空調制御情報生成部131の処理と同様に、ストリームデータ処理の手法を用いても良い。
この場合、データ分岐部132aは、取得した位置センサデータを逐次に複製して、送信部14及びデータ変換部132bに出力する。データ変換部132bは、受け取った位置センサデータに対して逐次にデータ処理を施して、送信部14及びプロトコル変換部132cに出力する。プロトコル変換部132cは、受け取った位置センサデータに対して逐次にfluentdのデータ形式からRESTのデータ形式に変換して、送信部14に出力する。
また、データ分岐部132dは、取得した環境センサデータを逐次に複製して、送信部14及びデータ変換部132eに出力する。データ変換部132eは、受け取った環境センサデータに対して逐次にデータ処理を施して、送信部14及びプロトコル変換部132fに出力する。プロトコル変換部132fは、受け取った環境センサデータに対して逐次にRESTのデータ形式からfluentdのデータ形式に変換して、送信部14に出力する。
<データ形式の具体例>
次に、センサデータのデータ形式について、具体例を挙げて説明する。図8は、位置センサデータのデータ形式の一例を説明するための図である。また、図9は、環境センサデータのデータ形式の一例を説明するための図である。ここでは、位置センサデータのデータ形式の一例としてのfluentdのデータ形式と、環境センサデータのデータ形式の一例としてのRESTのデータ形式について説明する。
まず、図8を参照しながら、位置センサデータのデータ形式について説明する。
「フィールド名」は、データに含まれるフィールドの名称を示す。ここで、「timestamp」のフィールドには、位置センサデータが生成された日時が格納される。「observation」のフィールドには、位置センサ40の測定値が格納される。「receiverID」のフィールドには、位置センサデータを受信した位置センサ40のIDが格納される。「sensorID」のフィールドには、発信機50のIDが格納される。
また、「必須/任意」は、必須で含まれるフィールドか任意のフィールドかを示す。ここで、「Mandatory」は必須のフィールドであり、「Optional」は任意のフィールドであることを示す。「形式」は、フィールドのデータ型を示す。ここで、「string」は文字列のデータ型を示し、「long」は整数のデータ型を示す。
図示の例では、2016年1月14日の4時47分20秒に生成された位置センサデータであって、位置センサ40のIDは55、発信機50のIDは144であることを示している。
次に、図9を参照しながら、環境センサデータのデータ形式について説明する。
「フィールド名」は、データに含まれるデータのフィールドの名称を示す。ここで、「data class」のフィールドには、例えば、温度や湿度などの測定値の種類が格納される。「value」のフィールドには、環境センサ30の測定値が格納される。「location」のフィールドには、環境センサ30のある地理的な場所(例えば、緯度、経度)の情報が格納される。「datum」のフィールドには、例えばWGS84など、地球上の位置を表すための測地系の情報が格納される。「elevation」のフィールドには、環境センサ30のある場所の高さ(単位:メートル)の値が格納される。「at」のフィールドには、環境センサデータが生成された日時が格納される。「unit」のフィールドには、測定値の単位が格納される。「accuracy」のフィールドには、測定値の精度(単位:パーセント)が格納される。この測定値の精度は、例えば環境センサ30に応じて固定で定められた値である。なお、「data class」、「value」、「at」を除く他のフィールドは任意であり省略される場合もある。
図示の例では、2016年1月10日の10時20分30秒に生成された環境センサデータであって、気温(AirTemperature)が測定されており、その測定値は20℃であることを示している。また、環境センサ30は、北緯35度東経135度の地点、高さ5mの位置に設置されていることを示している。さらに、測地系はWGS84、環境センサ30の精度は50パーセントであることを示している。
ここで、fluentdのデータ形式からRESTのデータ形式への変換、及びRESTのデータ形式からfluentdのデータ形式への変換では、位置情報又は環境情報が失われないように、その内容が引き継がれる。例えば、RESTのデータ形式からfluentdのデータ形式への変換において、RESTの「at」のフィールドは、fluentdの「timestamp」のフィールドに対応する。また、RESTの「value」のフィールドは、fluentdの「observation」のフィールドに対応する。
<センサデータに対する送信先に合わせた処理の手順>
次に、センサデータ処理部132がセンサデータに対して送信先に合わせた処理を行う手順について説明する。図10は、センサデータ処理部132が位置センサデータに対して送信先に合わせた処理を行う手順の一例を示したフローチャートである。また、図11は、センサデータ処理部132が環境センサデータに対して送信先に合わせた処理を行う手順の一例を示したフローチャートである。
まず、図10に示す手順について説明する。
データ分岐部132aは、センサデータ取得部11から位置センサデータを取得する(ステップ201)。次に、データ分岐部132aは、取得した位置センサデータを複製する(ステップ202)。次に、データ分岐部132aは、一方の位置センサデータを送信部14に出力し、他方の位置センサデータをデータ変換部132bに出力する(ステップ203)。
次に、データ変換部132bは、入力された位置センサデータに対して、送信先に合わせたデータ処理を行う(ステップ204)。ここで、位置センサデータを第1管理サーバ70に送信する場合、データ変換部132bは、位置センサデータに対して第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行う。また、位置センサデータを第2管理サーバ80に送信する場合、データ変換部132bは、位置センサデータに対して第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行う。
次に、データ変換部132bは、第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行った位置センサデータを送信部14に出力する(ステップ205)。また、データ変換部132bは、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行った位置センサデータをプロトコル変換部132cに出力する(ステップ206)。なお、ステップ205の処理とステップ206の処理とは、何れを先に行っても良く、また両者を並行して行っても良い。
プロトコル変換部132cは、入力された位置センサデータを、fluentdのデータ形式からRESTのデータ形式に変換する(ステップ207)。次に、プロトコル変換部132cは、変換後の位置センサデータを送信部14に出力する(ステップ208)。そして、本処理フローは終了する。
なお、送信部14に位置センサデータが入力されると、送信部14は、その位置センサデータに応じた送信先へ送信する。即ち、送信部14は、fluentdのデータ形式の位置センサデータについては第1管理サーバ70に送信し、RESTのデータ形式の位置センサデータについては第2管理サーバ80に送信する。
また、上述したように、センサデータ処理部132がストリームデータ処理を行う場合、図10に示す処理は、センサデータ処理部132が取得する位置センサデータに対して逐次に実行される。
次に、図11に示す手順について説明する。
データ分岐部132dは、センサデータ取得部11から環境センサデータを取得する(ステップ301)。次に、データ分岐部132dは、取得した環境センサデータを複製する(ステップ302)。次に、データ分岐部132dは、一方の環境センサデータを送信部14に出力し、他方の環境センサデータをデータ変換部132eに出力する(ステップ303)。
次に、データ変換部132eは、入力された環境センサデータに対して、送信先に合わせたデータ処理を行う(ステップ304)。ここで、環境センサデータを第1管理サーバ70に送信する場合、データ変換部132eは、環境センサデータに対して第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行う。また、環境センサデータを第2管理サーバ80に送信する場合、データ変換部132eは、環境センサデータに対して第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行う。
次に、データ変換部132eは、第1管理サーバ70に合わせたデータ処理を行った環境センサデータをプロトコル変換部132cに出力する(ステップ305)。また、データ変換部132eは、第2管理サーバ80に合わせたデータ処理を行った環境センサデータを送信部14に出力する(ステップ306)。なお、ステップ305の処理とステップ306の処理とは、何れを先に行っても良く、また両者を並行して行っても良い。
プロトコル変換部132fは、入力された環境センサデータに対して、RESTのデータ形式からfluentdのデータ形式に変換する(ステップ307)。次に、プロトコル変換部132fは、変換後の環境センサデータを送信部14に出力する(ステップ308)。そして、本処理フローは終了する。
なお、送信部14に環境センサデータが入力されると、送信部14は、その環境センサデータに応じた送信先へ送信する。即ち、送信部14は、fluentdのデータ形式の環境センサデータについては第1管理サーバ70に送信し、RESTのデータ形式の環境センサデータについては第2管理サーバ80に送信する。
また、図10に示す処理と同様に、センサデータ処理部132がストリームデータ処理を行う場合、図11に示す処理は、センサデータ処理部132が取得する環境センサデータに対して逐次に実行される。
<画像処理装置の画面表示例>
次に、環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて画像処理装置10の操作パネル105に表示される画面について説明する。図12(a)〜(d)は、環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて表示される画面の一例を示す図である。
図12(a)に示す画面は、ホーム画面である。このホーム画面には複数の選択用ボタンが表示されており、これらの選択用ボタンのいずれかがユーザに選択されることで、選択された選択用ボタンに関連付けられている画面が表示される。図12(a)に示す例では、選択用ボタンとして、「センサデータ表示」、「データ送信設定」、「機器制御」の3つが設けられている。そして、「センサデータ表示」が選択されると、例えば図12(b)に示す画面が表示される。また、「データ送信設定」が選択されると、例えば図12(c)に示す画面が表示される。さらに、「機器制御」が選択されると、例えば、図12(d)に示す画面が表示される。
図12(b)に示す画面は、センサデータの表示を制御するための画面である。この画面には、センサを選択するためのセンサ選択ボタン141と、表示項目を選択するための表示項目選択ボタン142とが設けられている。センサ選択ボタン141では、ユーザが右端の「▼」を選択することにより、環境センサ30及び位置センサ40のそれぞれに付与されたIDの番号がプルダウンメニューに表示される。ユーザは、プルダウンメニューの中から表示したいセンサのIDを選択すれば良い。また、表示項目選択ボタン142では、ユーザが右端の「▼」を選択することにより、センサデータに含まれる情報がプルダウンメニューに表示される。ユーザは、プルダウンメニューの中から表示したい項目を選択すれば良い。
図12(b)に示す例では、ID=1の環境センサ30及び温度が選択されている。そして、ID=1の環境センサ30から送られてくる温度の情報が時系列で表示されている。
図12(c)に示す画面は、センサデータの送信を制御するための画面である。この画面には、センサを選択するためのセンサ選択ボタン143と、送信先を選択するための送信先選択ボタン144とが設けられている。センサ選択ボタン143では、ユーザが右端の「▼」を選択することにより、環境センサ30及び位置センサ40のそれぞれに付与されたIDの番号がプルダウンメニューに表示される。ユーザは、プルダウンメニューの中から送信先の選択を行いたいセンサのIDを選択すれば良い。付言すると、センサ選択ボタン143は、複数のセンサの中からユーザによりセンサを選択する指示が入力される入力部と捉えることができる。また、送信先選択ボタン144では、ユーザが送信先としたい装置名を選択すれば良い。付言すると、送信先選択ボタン144は、センサ選択ボタン143にてユーザが選択したセンサから受信されるセンサデータの送信先を指定する指示が入力される入力部として捉えることができる。
図12(c)に示す例では、ID=1の環境センサ30から送られてくる環境センサデータの送信先として、第1管理サーバ70が選択されている。そのため、画像処理装置10では、ID=1の環境センサ30から送られてくる環境センサデータに対して、第1管理サーバ70に送信するための処理が行われる。ここで、例えば、ユーザがさらに第2管理サーバ80を選択すれば、画像処理装置10では、環境センサデータを第1管理サーバ70及び第2管理サーバ80の両方に送信するための処理が行われる。
図12(d)に示す画面は、空気調和機60を制御するための画面である。この画面には、制御対象とする項目を示す制御項目ボタン145と、制御の目標値を示す目標選択ボタン146とが設けられている。ここで、この画面では、図5−1及び図5−2に示す処理のように、ユーザの操作によらず空調制御情報生成部131が位置センサデータ及び環境センサデータに基づいて生成した空調制御情報の制御内容を表示しても良い。また、この画面上でユーザが操作入力を行い、入力内容に従って空調制御情報生成部131が空調制御情報を生成することとしても良い。
ユーザが画面上で入力する場合には、制御項目ボタン145においてユーザが右端の「▼」を選択することにより、空気調和機60にて制御可能な項目がプルダウンメニューに表示される。ユーザは、プルダウンメニューの中から制御したい項目を選択すれば良い。また、目標選択ボタン146では、ユーザが右端の「▼」を選択することにより、制御対象として選択された項目の値がプルダウンメニューに表示される。ユーザは、プルダウンメニューの中から目標とする値を選択すれば良い。
図12(d)に示す例では、空気調和機60にて制御される項目として温度が表示されている。また、現在の温度は20℃であり、温度の目標値として25℃が設定されている。ここでは、例えば、空調制御情報生成部131が位置センサデータ及び環境センサデータに基づいて生成した空調制御情報の制御内容が、設定温度を25℃とするものであることを示している。又は、例えば、ユーザが入力することにより、空調制御情報生成部131が設定温度を25℃とする空調制御情報を生成することとしても良い。
<位置センサ及び発信機の変形例>
次に、位置センサ40及び発信機50の変形例について説明する。図13(a)は、位置センサ40の変形例を示すブロック図である。また、図13(b)は、発信機50の変形例を示すブロック図である。図示のように、位置センサ40は、音声情報取得部41と、発話判断部42と、会話判定部43とを備える。また、発信機50は、音声検出部51と、音声解析部52とを備える。
発信機50の音声検出部51は、マイクロフォンなど周囲の音を検出する手段である。この音声検出部51は、発信機50の装着者の音声を検出し、検出した音声の情報を位置センサ40に送信する。
位置センサ40の音声情報取得部41は、発信機50から送られてくる音声情報を取得する。また、発話判断部42は、発信機50から送られた音声情報に基づいて、装着者が発話中かどうかを判断する。ここでは、発話判断部42は、例えば、基準値を予め定めておき、音量情報に含まれる音量の情報が基準値を超えていれば発話状態であると判断する。
また、発信機50は、音声検出部51として、1つのマイクロフォンではなく、少なくとも1組のマイクロフォン(第1マイクロフォン及び第2マイクロフォン)を有しても良い。この場合に、発信機50の音声解析部52は、第1マイクロフォン及び第2マイクロフォンで取得した音声が、発信機50を装着した装着者自身が発話した音声か、他者の発話による音声かを識別する。
より具体的には、発信機50の第1マイクロフォンは装着者の口(発声部位)から遠い位置(例えば、35cm程度)に配置され、第2マイクロフォンは装着者の口(発声部位)に近い位置(例えば、10cm程度)に配置される。音声解析部52は、第1マイクロフォン及び第2マイクロフォンに収録された音声情報のうち、形態素解析や辞書情報を用いて得られる言語情報ではなく、音圧(マイクロフォンへの入力音量)等の非言語情報に基づいて発話者を識別する。
付言すると、第1マイクロフォン、第2マイクロフォンにおける収録音声の音圧は、各マイクロフォンと音源との間の距離が大きくなるに従って減衰する。従って、装着者の発話音声に関して、第1マイクロフォンにおける収録音声の音圧と第2マイクロフォンにおける収録音声の音圧とは大きく異なる。一方、装着者以外の者(他者)の口(発声部位)を音源とした場合を考えると、その他者が装着者から離れているため、第1マイクロフォンと音源との間の距離と、第2マイクロフォンと音源との間の距離は大きく変わらない。従って、他者の発話音声に関して、第1マイクロフォンにおける収録音声の音圧と第2マイクロフォンにおける収録音声の音圧とは、装着者の発話音声の場合のように大きく異なることはない。音声解析部52は、このような音圧の差を用いて、収録音声における装着者自身の発話音声と他者の発話音声とを識別する。
ここで、発信機50をそれぞれ装着した2人の装着者A、装着者Bが会話している場合を考える。このとき、装着者Aの発信機50Aにおいて装着者の発話として認識される音声は、装着者Bの発信機50Bでは他者の発話として認識される。反対に、装着者Bの発信機50Bにおいて装着者の発話として認識される音声は、装着者Aの発信機50Aでは他者の発話として認識される。発信機50A及び発信機50Bからは、それぞれ独立に、発話情報が位置センサ40に送られる。このとき、発信機50Aから取得した発話情報と、発信機50Bから取得した発話情報とは、発話者(装着者と他者)の識別結果は反対になるが、発話時間の長さや発話者が切り替わったタイミング等の発話状況を示す情報は近似する。
そこで、位置センサ40の会話判定部43は、複数の発信機50のそれぞれから送られた音声情報に基づいて、装着者同士が同じ会話に参加しているか否かを判定する。言い換えると、会話判定部43は、発信機50Aから取得した音声情報と発信機50Bから取得した音声情報とを比較することにより、これらの音声情報が同じ発話状況を示していると判断し、装着者Aと装着者Bとが同じ会話に参加していると判定する。発話状況を示す情報としては、上述した発話者毎の個々の発話における発話時間の長さ、個々の発話の開始時刻と終了時刻、発話者が切り替わった時刻(タイミング)等のように、発話に関する時間情報が用いられる。
なお、複数の発信機50が同じ会話に参加しているか否かを判定する手法としては、上述した例に限定されない。会話判定部43は、例えば、それぞれの発信機50の位置と音声情報とにより、予め定められた領域内に存在する複数の発信機50が同時刻に発話状態であれば、装着者同士が同じ会話に参加していると判定しても良い。
また、このような発信機50から送られてくる音声情報や、装着者が発話状態であることを示す情報、装着者同士が同じ会話に参加していることを示す情報などは、位置センサデータに含められて、位置センサ40から画像処理装置10に送信される。
また、会話判定部43は、複数の発信機50についての装着者が同じ会話に参加していると判断した場合には、位置センサデータに複数の発信機50のIDをまとめて格納し、画像処理装置10に送信しても良い。その際、会話判定部43は、複数の発信機50の音声情報の代わりに、複数の発信機50のうち1つの発信機50の音声情報を画像処理装置10に送信しても良い。このような構成により、位置センサ40は、複数の発信機50に関する情報をまとめて位置センサデータとして送信することとなるため、例えば、複数の発信機50のそれぞれについて位置センサデータを画像処理装置10に送信する構成と比較して、トラフィック量が抑制される。
さらに、会話判定部43は、複数の装着者が同じ会話に参加していると判定した場合、例えば、会話情報全体に対する無言時間(会話参加者の誰も発言していない時間)の比率によって、会話の盛り上がりを判定しても良い。例えば、会話判定部43は、無言時間の総和が短いほど、会話において会話参加者のいずれかが発言していることを意味し、会話の盛り上がりを表す会話活性度の値(レベル)が大きいものとする。ここで、空調制御情報生成部131は、会話が盛り上がっていると判定された場合に、空調制御情報を補正することとしても良い。会話活性度の値が予め定められた値以上の場合、会話が盛り上がっていると判定されるため、空調制御情報生成部131は、例えば、空気調和機60が温度を下げる制御を行うように空調制御情報を補正する。
また、本実施の形態において、画像処理装置10は、環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて空気調和機60を制御するための空調制御情報を生成することとしたが、画像処理装置10が制御する対象としては、空気調和機60に限られるものではない。
例えば、空調制御情報生成部131は、環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて、エリア内に設置された照明を制御するための制御情報を生成しても良い。例えば、エリア内の人数が0であるにも関わらず照明がついている場合に、空調制御情報生成部131は、照明を消灯するように制御する制御情報を生成する。また、例えば、会話判定部43により会話が盛り上がっていないと判定された場合に、空調制御情報生成部131は、照度を上げるように照明を制御するための制御情報を生成し、さらに、照度を上げるのに伴って温度を下げるように空気調和機60を制御するための空調制御情報を生成する。
さらに、例えば、空調制御情報生成部131は、環境センサデータ及び位置センサデータに基づいて、エリア内に設置された端末装置20を制御するための制御情報を生成しても良い。例えば、エリア内の人数が0であるにも関わらず端末装置20が起動している場合に、空調制御情報生成部131は、端末装置20をスタンバイ状態にするように制御する制御情報を生成する。
なお、本実施の形態において、センサデータ処理部132は、センサデータに対して送信先に合わせた処理を行う場合に、送信先に合わせたデータ処理を実行した後に、送信先に合わせたプロトコルへの変換処理を行うこととしたが、このような構成に限られるものではない。センサデータ処理部132は、送信先に合わせたプロトコルへの変換処理を行った後に、送信先に合わせたデータ処理を実行しても良い。
また、本実施の形態において、画像処理装置10におけるセンサデータ取得部11、エリア外情報受信部12、処理部13、送信部14、エリア内情報受信部15の処理を、例えばサーバ装置など、画像処理装置10以外の他の装置にて行うこととしても良い。
なお、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…空調制御システム、10…画像処理装置、11…センサデータ取得部、12…エリア外情報受信部、13…処理部、14…送信部、15…エリア内情報受信部、20…端末装置、30…環境センサ、40…位置センサ、50…発信機、60…空気調和機、70…第1管理サーバ、80…第2管理サーバ、131…空調制御情報生成部、132…センサデータ処理部、132a…データ分岐部、132b…データ変換部、132c…プロトコル変換部、132d…データ分岐部、132e…データ変換部、132f…プロトコル変換部

Claims (10)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    空調制御装置外に設けられ互いに異なる場所に設けられた複数の測定装置からそれぞれの周囲の環境を示す環境情報を取得する第1取得部と、
    人の位置を示す位置情報を取得する第2取得部と、
    取得された前記環境情報及び前記位置情報に基づく情報であって管理対象の空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力する出力部と、
    出力された前記空調制御情報を送信先に送信する送信部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記管理対象の空調制御装置により空調制御が行われる領域の外部から、外部の空調に関する外部情報を受信する受信部をさらに備え、
    前記出力部は、受信された前記外部情報に基づいて、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受信部は、前記外部情報として、電力の需給状況を示す情報を受信し、
    前記出力部は、受信された前記電力の需給状況を示す情報により、電力使用量が予め定められた値を超える場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記受信部は、前記外部情報として、他の空調制御装置を制御するための空調制御情報を受信し、
    前記出力部は、受信された前記他の空調制御装置の空調制御情報に基づいて、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1取得部が前記複数の測定装置のそれぞれから取得した環境情報を比較する比較部をさらに備え、
    前記第1取得部は、前記複数の測定装置のそれぞれから時系列的な環境情報を取得し、
    前記比較部は、測定装置毎に取得される時系列的な環境情報のばらつきの度合いを比較し、
    前記出力部は、前記比較部の比較により、ばらつきの度合いが最も大きい環境情報を出力した測定装置の出力する環境情報のばらつきが小さくなるように、当該測定装置の周囲の空調を制御する空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力すること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記管理対象の空調制御装置で測定された給電量の情報を当該管理対象の空調制御装置から取得する給電量取得部をさらに備え、
    前記出力部は、取得された前記給電量の情報により、当該給電量が予め定められた値を超える場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記出力部は、前記管理対象の空調制御装置により空調制御が行われる領域内に存在する情報処理装置の稼動数が予め定められた値以下の場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正すること
    を特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. それぞれが装着者により装着され、当該装着者を識別する識別情報を送信する複数の発信装置と、
    それぞれが異なる場所に設けられ、自装置の検知範囲内に存在する前記発信装置から前記識別情報を受信する複数の受信装置と、
    記録材に画像を形成する画像形成装置とを備え、
    前記画像形成装置は、
    空調制御装置外に設けられ互いに異なる場所に設けられた複数の測定装置からそれぞれの周囲の環境を示す環境情報を取得する第1取得部と、
    前記複数の受信装置のそれぞれが受信した前記識別情報を基に装着者の位置を示す位置情報を取得する第2取得部と、
    取得された前記環境情報及び前記位置情報に基づく情報であって管理対象の空調制御装置を制御するための空調制御情報を出力する出力部と、
    出力された前記空調制御情報を送信先に送信する送信部と
    を備える情報処理システム。
  9. 前記複数の発信装置のそれぞれは、周囲の音声を検出する音声検出部を備え、検出した音声情報を送信し、
    前記複数の受信装置のそれぞれは、自装置の検知範囲内に存在する複数の発信装置のそれぞれから受信した前記音声情報に基づいて、複数の装着者が同じ会話に参加しているか否かを判定する会話判定部を備え、当該会話判定部により複数の装着者が同じ会話に参加していると判定された場合、当該複数の装着者が装着する複数の発信装置のそれぞれの音声情報の代わりに、当該複数の発信装置のうち1つの発信装置の音声情報を前記画像形成装置に送信すること
    を特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記会話判定部は、複数の装着者が同じ会話に参加していると判定した場合、当該複数の装着者が装着する複数の発信装置の音声情報に基づいて、当該会話が盛り上がっているか否かを判定し、
    前記出力部は、前記会話判定部により会話が盛り上がっていると判定された場合、前記管理対象の空調制御装置の空調制御情報を補正すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
JP2016042799A 2016-03-04 2016-03-04 画像形成装置及び情報処理システム Expired - Fee Related JP6699246B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042799A JP6699246B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 画像形成装置及び情報処理システム
US15/226,394 US9857769B2 (en) 2016-03-04 2016-08-02 Image forming apparatus and method and information processing system
CN201610797569.4A CN107152747B (zh) 2016-03-04 2016-08-31 图像形成装置和方法及信息处理系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042799A JP6699246B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 画像形成装置及び情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017156074A true JP2017156074A (ja) 2017-09-07
JP6699246B2 JP6699246B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=59724092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016042799A Expired - Fee Related JP6699246B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 画像形成装置及び情報処理システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9857769B2 (ja)
JP (1) JP6699246B2 (ja)
CN (1) CN107152747B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020064113A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
WO2020240769A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 三菱電機株式会社 接続管理装置、接続管理システム、接続管理方法及びプログラム
JP7433023B2 (ja) 2019-11-19 2024-02-19 三菱電機株式会社 空気調和システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102304309B1 (ko) * 2017-02-02 2021-09-23 삼성전자주식회사 전자 장치에게 센싱 데이터를 제공하는 시스템 및 방법
JP2020188426A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 富士ゼロックス株式会社 システム、プログラム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09153954A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Toshiba Corp 情報制御システム
JP2004301382A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toho Gas Co Ltd 空気調和機器における風向制御装置
JP2011250027A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Panasonic Electric Works Co Ltd リモートコントロール機器及び情報通信システム
JP2013038470A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Daikin Ind Ltd 電気機器の制御装置および制御システム
JP2013124809A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラム
JP2014185832A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Panasonic Corp 空気調和システム、空調制御装置、及び、空気調和システムの制御方法
US20150148964A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-28 Honeywell International Inc. Hvac controller with proximity based message latency control
JP2015111021A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 シャープ株式会社 空気調和機
JP2015156125A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 積水ハウス株式会社 住宅環境構築システム
JP2016006607A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 カシオ計算機株式会社 対話型通信システム、端末装置およびプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643252A (ja) 1992-07-24 1994-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 在席検知装置及びそれを用いた環境制御方法
DE69306936T2 (de) * 1993-06-18 1997-05-07 Xeikon N.V., Mortsel Elektrostatografischer Drucker zum Erzeugen eines Bildes auf einem Empfangselement
JP2003186373A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Minolta Co Ltd 画像形成装置
KR100694295B1 (ko) 2005-11-04 2007-03-14 한국전자통신연구원 센서 기반 홈 네트워크 시스템의 센싱 정보 관리 장치 및방법
JP4757918B2 (ja) 2006-07-13 2011-08-24 三菱電機株式会社 空調システム
JP5176840B2 (ja) * 2008-09-30 2013-04-03 株式会社日立プラントテクノロジー 空調制御システム及び空調制御方法
JP2011049649A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリ装置、画像形成装置、通信システムおよびプログラム
EP2741020A4 (en) * 2011-05-13 2016-08-31 Toshiba Kk ENERGY MANAGEMENT SYSTEM
JP5423745B2 (ja) * 2011-09-12 2014-02-19 コニカミノルタ株式会社 印刷ジョブ振分装置および印刷ジョブ振分方法
CN102679493B (zh) * 2012-04-28 2013-07-24 华南理工大学 基于日程表的教学楼中央空调末端设备管理方法及系统
JP6160042B2 (ja) * 2012-08-28 2017-07-12 富士ゼロックス株式会社 位置特定システム
CN102901180B (zh) * 2012-09-29 2015-09-16 四川长虹电器股份有限公司 一种控制空调的方法及系统
JP6070033B2 (ja) * 2012-10-03 2017-02-01 株式会社リコー 空調装置、画像形成装置および空調流路切替方法
US20150028114A1 (en) * 2013-07-29 2015-01-29 Howard Rosen Apparatus and method for controlling a heating ventilation and / or air conditioning system utilizing an infrared sensing or imaging device for determining radiated temperature of one or more objects or occupants in the conditioned space
JP2015066329A (ja) 2013-09-30 2015-04-13 ダイキン工業株式会社 活動量算出装置、および、活動量算出装置を備える空調制御装置
KR101678728B1 (ko) 2014-04-04 2016-11-23 재단법인 다차원 스마트 아이티 융합시스템 연구단 환경 모니터링 방법 및 장치

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09153954A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Toshiba Corp 情報制御システム
JP2004301382A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toho Gas Co Ltd 空気調和機器における風向制御装置
JP2011250027A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Panasonic Electric Works Co Ltd リモートコントロール機器及び情報通信システム
JP2013038470A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Daikin Ind Ltd 電気機器の制御装置および制御システム
JP2013124809A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラム
JP2014185832A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Panasonic Corp 空気調和システム、空調制御装置、及び、空気調和システムの制御方法
US20150148964A1 (en) * 2013-11-22 2015-05-28 Honeywell International Inc. Hvac controller with proximity based message latency control
JP2015111021A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 シャープ株式会社 空気調和機
JP2015156125A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 積水ハウス株式会社 住宅環境構築システム
JP2016006607A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 カシオ計算機株式会社 対話型通信システム、端末装置およびプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020064113A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP7243120B2 (ja) 2018-10-15 2023-03-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
WO2020240769A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 三菱電機株式会社 接続管理装置、接続管理システム、接続管理方法及びプログラム
JP7433023B2 (ja) 2019-11-19 2024-02-19 三菱電機株式会社 空気調和システム

Also Published As

Publication number Publication date
US9857769B2 (en) 2018-01-02
JP6699246B2 (ja) 2020-05-27
CN107152747A (zh) 2017-09-12
US20170255161A1 (en) 2017-09-07
CN107152747B (zh) 2022-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6759629B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP6699246B2 (ja) 画像形成装置及び情報処理システム
US10631123B2 (en) System and method for user profile enabled smart building control
US9520250B2 (en) Mobile device assisted smart building control
US9313721B2 (en) Information providing apparatus and information providing method, wireless communication apparatus and wireless communication method, computer program, and wireless communication system
CN106797512B (zh) 多源噪声抑制的方法、系统和非瞬时计算机可读存储介质
US11047843B2 (en) Atmospheric environment monitoring apparatus detecting failure of atmospheric environment sensor, and method for detecting failure of atmospheric environment sensor
EP4155782B1 (en) Systems and methods of ultrasonic sensing in smart devices
CN107409244B (zh) 显示装置和用于控制显示装置的方法
KR101992303B1 (ko) 스마트 센서 네트워크의 데이터 수집 및 분석, 모니터링 시스템
MX2007008766A (es) Sistema de administracion y asistencia para sordos.
MX2007011127A (es) Aparatos y metodos de codificacion y deteccion variable.
US20210072378A1 (en) Systems and methods of ultrasonic sensing in smart devices
JPWO2015118753A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および記憶媒体
CN113228710A (zh) 听力装置中的声源分离及相关方法
CN110891227A (zh) 基于环境参数控制听力装置的方法、相关的附件装置和相关的听力系统
US20210360425A1 (en) Detecting indoor/outdoor status of mobile communication devices
CN108280189B (zh) 一种基于智能笔的语音搜题方法及系统
JP2009284237A (ja) 市町村デジタル同報通信システム、及び、市町村デジタル同報通信システムの通信品質測定方法
US20230388003A1 (en) Relay device
US9826377B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
WO2017209436A1 (ko) 양방향 텔레스크린 제어 방법 및 그를 위한 장치
US20180318135A1 (en) Notification service provision method for hearing-impaired person and device for executing same
JP6089816B2 (ja) 通信装置および通信システム
KR20210043846A (ko) 지리적 위치정보에 적합한 파라미터로 자동변환 가능한 보청기, 보청기 시스템 및 그것의 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6699246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees