JPH10306933A - 換気口 - Google Patents
換気口Info
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- JPH10306933A JPH10306933A JP9115765A JP11576597A JPH10306933A JP H10306933 A JPH10306933 A JP H10306933A JP 9115765 A JP9115765 A JP 9115765A JP 11576597 A JP11576597 A JP 11576597A JP H10306933 A JPH10306933 A JP H10306933A
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Abstract
生じる問題や、換気流が通行人などに不快感を与える問
題に関して換気口を改良する。 【解決手段】換気口は、細長な通気開口の縁に傾斜フィ
ン4が設けられたカバー部2を備える。そしてその各傾
斜フィンは、隣り合う同士で傾斜角度が異なるようにさ
れており、且つそれぞれの傾き方向での仮想延長線が実
質的に放射状となるようにされている。このようにする
ことで、換気流をできるだけ均一に、しかも圧力損失を
増大させない条件で、できるだけ広い範囲に拡散させて
換気口から吹き出させることができ、上記のような問題
を改善できる。
Description
関する。
気経路の端部から排出される換気流の吹出しを制御した
り、あるいは換気経路に野鳥などが侵入するのを防止し
たり、さらには換気経路の端部を装飾するなどの機能を
持つ。そのために換気口は、換気流の吹き出し制御機能
や野鳥などの侵入防止機能などを有するカバー部を備
え、このカバー部の後部に設けられた装着用筒部を介し
て換気経路の端部に嵌合的に装着できるようにされてい
る。
換気流が近辺を通る人に吹き当たって不快感を与えると
いう“ドラフト”の問題がある。また吹き出した換気流
に含まれる油分や塵埃などが周囲の天井や壁の特定部分
に集中的に付着して汚れパターンを生じる“汚れ”の問
題もある。これらの問題は、換気口から吹き出る換気流
の状態と大きく関係する。すなわち人に吹き当たる時点
での換気流の気流密度が大きい程、つまり換気口から吹
き出る換気流の分布に偏りがあることで特定の方向に気
流が集中する程、不快感も大きくなる。同様のことは
“汚れ”についても言える。
が、最近とみに重要視されるようになってきている。す
なわち最近は建物における換気システムの普及が目ざま
しく、これに応じて換気口の使用数も増大している。こ
のため換気口は建築部材の一つとして重要な位置を占め
るようになって来ており、その結果、換気口に対する要
求性能が高まり、これに伴って“ドラフト”や“汚れ”
に対する関心も高まって来ている。
的は、“ドラフト”や“汚れ”の問題に関して換気口を
改良することにある。
本発明では、換気流をできるだけ均一に、しかも圧力損
失を増大させない条件で、できるだけ広い範囲に拡散さ
せて換気口から吹き出させる、という考え方をとってい
る。そしてこの考えに基づいて、換気口のカバー部に細
長な通気開口を複数形成し、これらの縁に薄い平板状の
傾斜フィンを設ける構造の換気口について、その傾斜フ
ィンの配置及び傾きとして最適なものを求めた。その結
果、傾斜フィンの傾斜角度を隣り合う傾斜フィン同士で
異なるようにし、しかも各傾斜フィンの傾き方向での仮
想延長線が実質的に放射状となる、つまり仮想延長線が
実質的に1点に収束するような傾きを各傾斜フィンに与
えるのが最適であり、圧力損失を増大させることなく吹
出し流をより広い範囲に、より均一的に拡散させること
が可能であることを見出した。
細長な通気開口が互いに平行な状態で形成されるととも
に、これらの通気開口の縁に換気流の吹出し制御に機能
する傾斜フィンが設けられたカバー部を備えてなり、そ
してその各傾斜フィンは、隣り合う同士で傾斜角度が異
なるようにされており、且つそれぞれの傾き方向での仮
想延長線が実質的に放射状となるようにされている。
き角度は、傾斜フィンを対称的に設ける場合であれば、
最も端の通気開口における傾斜フィンの傾き角度が30
〜50度となるようにするのが、圧力損失との関係で好
ましい。つまりこのような角度とすることで、圧力損失
の増大を避けることができる。
発明の第1の実施形態による換気口は、図1及び図2に
示すように、装着用筒部1とカバー部2とからなる。こ
の換気口は、建物の壁面に開口している換気路の端部に
その装着用筒部1を介して嵌合的に装着して用いられ
る。
きい径となるようにし、例えば1mm程度の金属板をプ
レス成形することで短円筒状に形成する。その前面部に
は細長くてほぼ真っ直ぐなスリット状とした通気開口3
を互いが平行な状態になるようにしてほぼ一定の間隔で
複数形成し、また各通気開口3の縁に薄い平板状の傾斜
フィン4を設ける。これら通気開口3と傾斜フィン4
は、傾斜フィン4を切り起こすことで通気開口3を得ら
れるようにして形成する。各傾斜フィン4には所定の傾
きを与える。各傾斜フィン4の傾きは、通気開口3の配
列方向で対称となるようにする。また各傾斜フィン4の
傾きは、それぞれの傾き方向での仮想延長線が実質的に
放射状となるようにする。この例では各傾斜フィン4の
傾き方向での仮想延長線Lがカバー部2に対する仮想中
心線Sの上の一点に収束するようなものとしており、し
たがって各傾斜フィン4の傾きが通気開口3の配列方向
で対称となる。このように放射状とすることにより各傾
斜フィン4の傾き角度は、最外部の傾斜フィン4tの傾
き角度αによって定まることになる。その傾斜フィン4
tの傾き角度αは、30〜50度の範囲とするのが好ま
しく、図1の例では50度弱としてある。
よる換気口である。本実施形態の換気口は、最外側の通
気開口3tの外側側面を円弧状にしたタイプである。こ
のように外側側面を円弧状にする場合には傾斜フィンを
切り起こすことができない。そのため通気開口3tは傾
斜フィンを有しない。この場合には、通気開口3tの縁
と収束点Pを結ぶ仮想線の傾き角度αを定め、これに応
じて各傾斜フィン4の傾き角度を与える。この場合にも
傾き角度αは30〜50度の範囲とするのが好ましい。
口である。本実施形態の換気口は、換気流を換気口の中
心線に対し偏った方向に吹き出せるようにしたタイプで
ある。このタイプは、例えば建物の角部や近接して梁な
どの突出構造物のある部位で使用するのに適している。
吹き出し方向を偏らせる場合には、各傾斜フィン4の傾
き方向を同じにし、それぞれでの仮想延長線を仮想中心
線Sの上とは異なる位置の一点に収束させる。
口である。本実施形態の換気口は、仕切り線5により傾
斜フィン4を2群に分けたタイプである。このタイプの
場合には、各群ごとに各傾斜フィンの仮想延長線を1点
に収束させることも可能であり、また両群の各傾斜フィ
ンの仮想延長線を共通の1点に収束させることも可能で
ある。
出し流をより広い範囲に、より均一的に拡散させること
が可能であり、“ドラフト”や“汚れ”の問題を改善し
て換気口の機能性を高めることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の細長な通気開口が互いに平行な状
態で形成されるとともに、これらの通気開口の縁に換気
流の吹出し制御に機能する傾斜フィンが設けられたカバ
ー部を備える換気口において、前記各傾斜フィンは、隣
り合う同士で傾斜角度が異なるようにされており、且つ
それぞれの傾き方向での仮想延長線が実質的に放射状と
なるようにされていることを特徴とする換気口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11576597A JP3325797B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 換気口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11576597A JP3325797B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 換気口 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10306933A true JPH10306933A (ja) | 1998-11-17 |
JP3325797B2 JP3325797B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=14670501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11576597A Expired - Lifetime JP3325797B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 換気口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3325797B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008128538A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Kitagami Densetsu Kogyo Kk | 熱発生設備の冷却方法、および冷却装置 |
JP2008298385A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Max Co Ltd | 換気装置 |
US7628162B2 (en) * | 2004-08-16 | 2009-12-08 | Lg Electronics Inc. | Dish washer and blower cover thereof |
US7635297B2 (en) | 2004-03-18 | 2009-12-22 | Panasonic Corporation | Blow out grill and air conditioning ventilating system using the grill |
CN104654464A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-05-27 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器室内机以及挡风板 |
JP2017150789A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱電機株式会社 | サーキュレータ |
PL440898A1 (pl) * | 2022-04-08 | 2023-10-09 | Flowair Głogowski I Brzeziński Spółka Jawna | Zespół nawiewny |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100732420B1 (ko) | 2006-08-07 | 2007-06-27 | 삼성전자주식회사 | 공기조화기 |
-
1997
- 1997-05-06 JP JP11576597A patent/JP3325797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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Also Published As
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---|---|
JP3325797B2 (ja) | 2002-09-17 |
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Legal Events
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