JP3325797B2 - 換気口 - Google Patents

換気口

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JP3325797B2
JP3325797B2 JP11576597A JP11576597A JP3325797B2 JP 3325797 B2 JP3325797 B2 JP 3325797B2 JP 11576597 A JP11576597 A JP 11576597A JP 11576597 A JP11576597 A JP 11576597A JP 3325797 B2 JP3325797 B2 JP 3325797B2
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朗生 清水
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Unix Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物用の換気口に
関する。
【0002】
【従来の技術】換気口は、建物の壁面に開口している換
気経路の端部から排出される換気流の吹出しを制御した
り、あるいは換気経路に野鳥などが侵入するのを防止し
たり、さらには換気経路の端部を装飾するなどの機能を
持つ。そのために換気口は、換気流の吹き出し制御機能
や野鳥などの侵入防止機能などを有するカバー部を備
え、このカバー部の後部に設けられた装着用筒部を介し
て換気経路の端部に嵌合的に装着できるようにされてい
る。
【0003】このような換気口には、これから吹き出る
換気流が近辺を通る人に吹き当たって不快感を与えると
いう“ドラフト”の問題がある。また吹き出した換気流
に含まれる油分や塵埃などが周囲の天井や壁の特定部分
に集中的に付着して汚れパターンを生じる“汚れ”の問
題もある。これらの問題は、換気口から吹き出る換気流
の状態と大きく関係する。すなわち人に吹き当たる時点
での換気流の気流密度が大きい程、つまり換気口から吹
き出る換気流の分布に偏りがあることで特定の方向に気
流が集中する程、不快感も大きくなる。同様のことは
“汚れ”についても言える。
【0004】これらの問題は以前よりある問題である
が、最近とみに重要視されるようになってきている。す
なわち最近は建物における換気システムの普及が目ざま
しく、これに応じて換気口の使用数も増大している。こ
のため換気口は建築部材の一つとして重要な位置を占め
るようになって来ており、その結果、換気口に対する要
求性能が高まり、これに伴って“ドラフト”や“汚れ”
に対する関心も高まって来ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、“ドラフト”や“汚れ”の問題に関して換気口を
改良することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、換気流をできるだけ均一に、しかも圧力損
失を増大させない条件で、できるだけ広い範囲に拡散さ
せて換気口から吹き出させる、という考え方をとってい
る。そしてこの考えに基づいて、換気口のカバー部に細
長な通気開口を複数形成し、これらの縁に薄い平板状の
傾斜フィンを設ける構造の換気口について、その傾斜フ
ィンの配置及び傾きとして最適なものを求めた。その結
果、傾斜フィンの傾斜角度を隣り合う傾斜フィン同士で
異なるようにし、しかも各傾斜フィンの傾き方向での仮
想延長線が実質的に放射状となる、つまり仮想延長線が
実質的に1点に収束するような傾きを各傾斜フィンに与
えるのが最適であり、圧力損失を増大させることなく吹
出し流をより広い範囲に、より均一的に拡散させること
が可能であることを見出した。
【0007】したがって本発明による換気口は、複数の
細長な通気開口が互いに平行な状態で形成されるととも
に、これらの通気開口の縁に換気流の吹出し制御に機能
する傾斜フィンが設けられたカバー部を備えてなり、そ
してその各傾斜フィンは、隣り合う同士で傾斜角度が異
なるようにされており、且つそれぞれの傾き方向での仮
想延長線が実質的に放射状となるようにされている。
【0008】このような換気口における傾斜フィンの傾
き角度は、傾斜フィンを対称的に設ける場合であれば、
最も端の通気開口における傾斜フィンの傾き角度が30
〜50度となるようにするのが、圧力損失との関係で好
ましい。つまりこのような角度とすることで、圧力損失
の増大を避けることができる。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明する。本
発明の第1の実施形態による換気口は、図1及び図2に
示すように、装着用筒部1とカバー部2とからなる。こ
の換気口は、建物の壁面に開口している換気路の端部に
その装着用筒部1を介して嵌合的に装着して用いられ
る。
【0010】カバー部2は、装着用筒部1の径よりも大
きい径となるようにし、例えば1mm程度の金属板をプ
レス成形することで短円筒状に形成する。その前面部に
は細長くてほぼ真っ直ぐなスリット状とした通気開口3
を互いが平行な状態になるようにしてほぼ一定の間隔で
複数形成し、また各通気開口3の縁に薄い平板状の傾斜
フィン4を設ける。これら通気開口3と傾斜フィン4
は、傾斜フィン4を切り起こすことで通気開口3を得ら
れるようにして形成する。各傾斜フィン4には所定の傾
きを与える。各傾斜フィン4の傾きは、通気開口3の配
列方向で対称となるようにする。また各傾斜フィン4の
傾きは、それぞれの傾き方向での仮想延長線が実質的に
放射状となるようにする。この例では各傾斜フィン4の
傾き方向での仮想延長線Lがカバー部2に対する仮想中
心線Sの上の一点に収束するようなものとしており、し
たがって各傾斜フィン4の傾きが通気開口3の配列方向
で対称となる。このように放射状とすることにより各傾
斜フィン4の傾き角度は、最外部の傾斜フィン4tの傾
き角度αによって定まることになる。その傾斜フィン4
tの傾き角度αは、30〜50度の範囲とするのが好ま
しく、図1の例では50度弱としてある。
【0011】図3及び図4に示すのは第2の実施形態に
よる換気口である。本実施形態の換気口は、最外側の通
気開口3tの外側側面を円弧状にしたタイプである。こ
のように外側側面を円弧状にする場合には傾斜フィンを
切り起こすことができない。そのため通気開口3tは傾
斜フィンを有しない。この場合には、通気開口3tの縁
と収束点Pを結ぶ仮想線の傾き角度αを定め、これに応
じて各傾斜フィン4の傾き角度を与える。この場合にも
傾き角度αは30〜50度の範囲とするのが好ましい。
【0012】図5に示すのは第3の実施形態による換気
口である。本実施形態の換気口は、換気流を換気口の中
心線に対し偏った方向に吹き出せるようにしたタイプで
ある。このタイプは、例えば建物の角部や近接して梁な
どの突出構造物のある部位で使用するのに適している。
吹き出し方向を偏らせる場合には、各傾斜フィン4の傾
き方向を同じにし、それぞれでの仮想延長線を仮想中心
線Sの上とは異なる位置の一点に収束させる。
【0013】図6に示すのは第4の実施形態による換気
口である。本実施形態の換気口は、仕切り線5により傾
斜フィン4を2群に分けたタイプである。このタイプの
場合には、各群ごとに各傾斜フィンの仮想延長線を1点
に収束させることも可能であり、また両群の各傾斜フィ
ンの仮想延長線を共通の1点に収束させることも可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、吹
出し流をより広い範囲に、より均一的に拡散させること
が可能であり、“ドラフト”や“汚れ”の問題を改善し
て換気口の機能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による換気口の断面図。
【図2】図1中の矢印DA方向から見た正面図。
【図3】第2の実施形態による換気口の断面図。
【図4】図3中の矢印DB方向から見た正面図。
【図5】第3の実施形態による換気口の断面図。
【図6】第4の実施形態による換気口の断面図。
【符号の説明】
2 カバー部 3 通気開口 4 傾斜フィン L 仮想延長線 S 仮想中心線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気路の端部に嵌着する装着用筒部とカ
    バー部とを備え、該カバー部には、複数の細長な通気開
    口が互いに平行な状態で形成されるとともに、これらの
    通気開口の縁に金属板を切り起こして設けた換気流の吹
    出し制御に機能する傾斜フィンが形成されている換気口
    において、 前記各傾斜フィンは、隣接するフィン同士で傾斜角度が
    異なるようにされており、且つそれぞれの傾き方向の仮
    想延長線が換気路側で一点に収束し、換気流が吹き出る
    側で実質的に放射状に広がるようにされていることを特
    徴とする換気口。
  2. 【請求項2】 前記各傾斜フィンは、それぞれの傾き方
    向の仮想延長線が装着用筒部の中心線上から離間する換
    気路側で一点に収束し、換気流が吹き出る側で該中心線
    に対し偏った方向に放射状に広がるようにされている請
    求項1記載の換気口。
  3. 【請求項3】 仕切り線により傾斜フィンを2群に分け
    て切り起こして各群ごとに互いに平行で細長な複数の通
    気開口を形成し、各傾斜フィンの傾き方向の仮想延長線
    が、各群ごとに換気路側の共通の一点又は異なる一点に
    収束するようにされている請求項1又は請求項2記載の
    換気口。
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