JPH0416105Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0416105Y2 JPH0416105Y2 JP1986139516U JP13951686U JPH0416105Y2 JP H0416105 Y2 JPH0416105 Y2 JP H0416105Y2 JP 1986139516 U JP1986139516 U JP 1986139516U JP 13951686 U JP13951686 U JP 13951686U JP H0416105 Y2 JPH0416105 Y2 JP H0416105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection plate
- air
- air conditioner
- movable
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000003750 conditioning effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は空気調和機の特に暖房運転時におけ
る風量損失を低減するように、その吹出し通風路
を改良したものである。
る風量損失を低減するように、その吹出し通風路
を改良したものである。
第6図および第7図は従来の空気調和機におけ
る吹出し通風路の構成を示すものであり、第6図
のものにおいては枢支ピン11を支点として周方
向に回動可能な上下偏向板6により吹出される上
下方向の風向を変更させると共に、この上下偏向
板に羽根板10を上記枢支ピン11とは直交する
方向に枢支してその回動により左右方向の風向を
変更するようにしている。
る吹出し通風路の構成を示すものであり、第6図
のものにおいては枢支ピン11を支点として周方
向に回動可能な上下偏向板6により吹出される上
下方向の風向を変更させると共に、この上下偏向
板に羽根板10を上記枢支ピン11とは直交する
方向に枢支してその回動により左右方向の風向を
変更するようにしている。
また第7図のものは、上下方向の風向を変更す
る上下偏向板6と左右方向の風向を変更する羽根
板10とは、それぞれ別位置に離反させた状態に
枢支している。なおこれらの第6図、第7図にお
いて2は渦安定側ケーシング、3は導風側ケーシ
ングであり、この種の吹出し通風路の構造は例え
ば実開昭54−168043号公報に示されている。
る上下偏向板6と左右方向の風向を変更する羽根
板10とは、それぞれ別位置に離反させた状態に
枢支している。なおこれらの第6図、第7図にお
いて2は渦安定側ケーシング、3は導風側ケーシ
ングであり、この種の吹出し通風路の構造は例え
ば実開昭54−168043号公報に示されている。
上記従来の構造では図中鎖線で示すように、上
下方向への風向の切換えに際しては常に吹出し口
の一部が閉塞されることになり、特に暖房時にお
いては下向吹出しのため吹出し口の閉塞が大き
く、そのために大幅な風量の損失となるという問
題点があつた。
下方向への風向の切換えに際しては常に吹出し口
の一部が閉塞されることになり、特に暖房時にお
いては下向吹出しのため吹出し口の閉塞が大き
く、そのために大幅な風量の損失となるという問
題点があつた。
この考案はこのような問題点を解決するために
なされたもので、特に暖房時における風量の損失
をおさえて上下吹分け角度を大きく設定でき、快
適な空調効果が得られる空気調和機を得ることを
目的とする。
なされたもので、特に暖房時における風量の損失
をおさえて上下吹分け角度を大きく設定でき、快
適な空調効果が得られる空気調和機を得ることを
目的とする。
この考案の場合は、吹出し通風路5内の上流側
の固定偏向板6、下流側に可動偏向板7を設ける
と共に、これら固定偏向板と可動偏向板との間に
上記吹出し通風路5の幅方向に沿つて所定間隙の
スロツト部8を形成させている。
の固定偏向板6、下流側に可動偏向板7を設ける
と共に、これら固定偏向板と可動偏向板との間に
上記吹出し通風路5の幅方向に沿つて所定間隙の
スロツト部8を形成させている。
この考案の場合は、固定偏向板6と可動偏向板
7との間に設けたスロツト部8により、後記コア
ンダ効果が促進され暖房運転時における風量損失
を低減できる。
7との間に設けたスロツト部8により、後記コア
ンダ効果が促進され暖房運転時における風量損失
を低減できる。
以下この考案の空気調和機の一実施例について
説明する。すなわち第1図において1は空気調和
機本体内に設けた貫流形送風機、2はこの貫流形
送風機1内での渦4を安定させるための渦安定側
ケーシング、3は導風側ケーシングでこれらの間
に吹出し通風路5が形成されている。6はこの吹
出し通風路5内の上流側に設けた断面平板状の固
定偏向板、7は同じく下流側に設けた断面平板状
の可動偏向板、8は上記固定偏向板6と可動偏向
板7との間に、上記吹出し通風路5の幅方向に沿
つて相互間に所定間隙を維持するように設けられ
たスロツト部であり、そして上記固定偏向板6お
よび可動偏向板7の下部には上記貫流形送風機1
から吹出された風の主流路Aをまた上部には同じ
く従流路Bを形成している。
説明する。すなわち第1図において1は空気調和
機本体内に設けた貫流形送風機、2はこの貫流形
送風機1内での渦4を安定させるための渦安定側
ケーシング、3は導風側ケーシングでこれらの間
に吹出し通風路5が形成されている。6はこの吹
出し通風路5内の上流側に設けた断面平板状の固
定偏向板、7は同じく下流側に設けた断面平板状
の可動偏向板、8は上記固定偏向板6と可動偏向
板7との間に、上記吹出し通風路5の幅方向に沿
つて相互間に所定間隙を維持するように設けられ
たスロツト部であり、そして上記固定偏向板6お
よび可動偏向板7の下部には上記貫流形送風機1
から吹出された風の主流路Aをまた上部には同じ
く従流路Bを形成している。
上記構成において暖房運転時には、上記可動偏
向板7を下方に傾けることにより、貫流形送風機
1によつて送られた温風は真下へ吹出される。
向板7を下方に傾けることにより、貫流形送風機
1によつて送られた温風は真下へ吹出される。
この際上記固定偏向板6と可動偏向板7との間
に形成させたスロツト部8の作用により、次に述
べるコアンダ効果が促進されて風量の損失が低減
される。
に形成させたスロツト部8の作用により、次に述
べるコアンダ効果が促進されて風量の損失が低減
される。
ところで上記のコアンダ効果とは、第1図の矢
印で示されるように固定偏向板6および可動偏向
板7のそれぞれの下面部6b,7bと導風側ケー
シング3との間の主流路Aを通る空気流と、反対
側の上面部6a,7aと渦安定側ケーシング2と
の間の従流路Bを通る空気流との圧力差に起因す
る、上記スロツト部8を通る図示鎖線の空気流の
生成による、従流路Bを通る空気流の剥離、衝突
などによる風量損失の低減効果をいう。すなわち
上記スロツト部8の効果を第2図および第3図に
よつてより具体的に説明する。
印で示されるように固定偏向板6および可動偏向
板7のそれぞれの下面部6b,7bと導風側ケー
シング3との間の主流路Aを通る空気流と、反対
側の上面部6a,7aと渦安定側ケーシング2と
の間の従流路Bを通る空気流との圧力差に起因す
る、上記スロツト部8を通る図示鎖線の空気流の
生成による、従流路Bを通る空気流の剥離、衝突
などによる風量損失の低減効果をいう。すなわち
上記スロツト部8の効果を第2図および第3図に
よつてより具体的に説明する。
第2図はスロツト部8における風の流れを示し
ており、第3図はスロツト部8の作用、効果の説
明図である。すなわち前述のように暖房運転時に
おいて可動偏向板7を下方に傾けることにより、
主流路Aと従流路Bに圧力差を生じ、従流路Bを
通る空気流は主流路A側に引張られ下方に流れよ
うとする。
ており、第3図はスロツト部8の作用、効果の説
明図である。すなわち前述のように暖房運転時に
おいて可動偏向板7を下方に傾けることにより、
主流路Aと従流路Bに圧力差を生じ、従流路Bを
通る空気流は主流路A側に引張られ下方に流れよ
うとする。
そしてこの時に問題となるのは従流路Bを通る
空気流における速度境界層9であり、この速度境
界層9が厚い場合には空気流は非常に剥離しやす
い。
空気流における速度境界層9であり、この速度境
界層9が厚い場合には空気流は非常に剥離しやす
い。
しかし上記のようにスロツト部8を設けること
により従流路Bの空気流の一部がこのスロツト部
8を通つて図示鎖線のように主流路Aに吸引され
ることになり、そのために従流路Bの空気流にお
ける速度境界層9が薄く保たれることになり、こ
れにより空気流の剥離現象が防がれることにな
る。
により従流路Bの空気流の一部がこのスロツト部
8を通つて図示鎖線のように主流路Aに吸引され
ることになり、そのために従流路Bの空気流にお
ける速度境界層9が薄く保たれることになり、こ
れにより空気流の剥離現象が防がれることにな
る。
要約すれば第3図の点線表示がスロツト部8を
設けない時の速度境界層9の厚みであり、実線表
示はスロツト部8を設けた場合である。なお上記
スロツト部8の間隙は2mm以下が最適である。ま
た上記固定偏向板6と可動偏向板7の風の流れ方
向の長さ寸法L1,L2の関係であるが、暖房運転
時において風量の損失が少く、流れを下向にでき
しかも冷房運転時の水平吹きにおける風量の損失
を微少におさえるためにはL1を1とした場合、
L2は0.5〜2.0に設定するのが最適である。
設けない時の速度境界層9の厚みであり、実線表
示はスロツト部8を設けた場合である。なお上記
スロツト部8の間隙は2mm以下が最適である。ま
た上記固定偏向板6と可動偏向板7の風の流れ方
向の長さ寸法L1,L2の関係であるが、暖房運転
時において風量の損失が少く、流れを下向にでき
しかも冷房運転時の水平吹きにおける風量の損失
を微少におさえるためにはL1を1とした場合、
L2は0.5〜2.0に設定するのが最適である。
なお上下吹分け角度を大きく変動させるために
はL2をL1より長くした方がよいがあまり大きく
すると逆に風量の損失を招くことになる。その他
第1図ないし第3図の実施例では固定偏向板6お
よび可動偏向板7の断面形状を平板状にしたもの
について説明したが、第4図および第5図で示す
ようにそれぞれの断面形状を円弧状および流線形
にしてもよい。
はL2をL1より長くした方がよいがあまり大きく
すると逆に風量の損失を招くことになる。その他
第1図ないし第3図の実施例では固定偏向板6お
よび可動偏向板7の断面形状を平板状にしたもの
について説明したが、第4図および第5図で示す
ようにそれぞれの断面形状を円弧状および流線形
にしてもよい。
この考案の空気調和機は以上のように、吹出し
通風路内における固定偏向板と可動偏向板との間
に所定間隙のスロツト部を形成させているので、
このスロツト部の作用により上記のコアンダ効果
が促進され、特に暖房運転時における風量の損失
を効果的に抑え、上下吹分け角度も比較的大きく
変更でき快適な冷・暖房の空調環境を得ることが
できるものである。
通風路内における固定偏向板と可動偏向板との間
に所定間隙のスロツト部を形成させているので、
このスロツト部の作用により上記のコアンダ効果
が促進され、特に暖房運転時における風量の損失
を効果的に抑え、上下吹分け角度も比較的大きく
変更でき快適な冷・暖房の空調環境を得ることが
できるものである。
第1図はこの考案の空気調和機の一実施例を示
す要部の断面図、第2図は吹出し通風路内の固定
偏向板と可動偏向板の上下部分の空気の流れを示
す説明図、第3図はスロツト部の作用の説明図、
第4図および第5図はこの考案の空気調和機の他
の実施例を示す要部の断面図、第6図および第7
図は従来の空気調和機の要部の断面図である。 なお図中5は吹出し通風路、6は固定偏向板、
7は可動偏向板、8はスロツト部、Aは主流路、
Bは従流路である。
す要部の断面図、第2図は吹出し通風路内の固定
偏向板と可動偏向板の上下部分の空気の流れを示
す説明図、第3図はスロツト部の作用の説明図、
第4図および第5図はこの考案の空気調和機の他
の実施例を示す要部の断面図、第6図および第7
図は従来の空気調和機の要部の断面図である。 なお図中5は吹出し通風路、6は固定偏向板、
7は可動偏向板、8はスロツト部、Aは主流路、
Bは従流路である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 吹出し通風路内の上流側に固定偏向板、下流
側に可動偏向板を設け、これらの下部に主流
路、上部に従流路を形成させたものにおいて、
上記固定偏向板と可動偏向板との間に上記吹出
し通風路の幅方向に沿つて所定間隙のスロツト
部を設けたことを特徴とする空気調和機。 (2) 固定偏向板と可動偏向板の風の流れ方向の長
さ寸法比L1:L2を1:0.5〜2の範囲に設定し
た実用新案登録請求の範囲第1項記載の空気調
和機。 (3) 固定偏向板と可動偏向板の断面形状を平板状
に構成した実用新案登録請求の範囲第1項およ
び第2項のいずれかに記載された空気調和機。 (4) 固定偏向板と可動偏向板の断面形状を円弧状
に構成した実用新案登録請求の範囲第1項およ
び第2項のいずれかに記載された空気調和機。 (5) 固定偏向板と可動偏向板の断面形状を流線形
に構成した実用新案登録請求の範囲第1項およ
び第2項のいずれかに記載された空気調和機。 (6) 固定偏向板と可動偏向板との間に設けたスロ
ツト部の間隙を2mm以下に設定した実用新案登
録請求の範囲第1項および第2項のいずれかに
記載された空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986139516U JPH0416105Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986139516U JPH0416105Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6346748U JPS6346748U (ja) | 1988-03-30 |
JPH0416105Y2 true JPH0416105Y2 (ja) | 1992-04-10 |
Family
ID=31045496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986139516U Expired JPH0416105Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0416105Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0914742A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和機 |
JP4965618B2 (ja) * | 2009-09-15 | 2012-07-04 | シャープ株式会社 | 空気調節装置の風向変更装置 |
JP2013180593A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Nippon Plast Co Ltd | 風向調整装置 |
-
1986
- 1986-09-11 JP JP1986139516U patent/JPH0416105Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346748U (ja) | 1988-03-30 |
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