JP3109431B2 - 風向調整装置 - Google Patents

風向調整装置

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JP3109431B2
JP3109431B2 JP08042188A JP4218896A JP3109431B2 JP 3109431 B2 JP3109431 B2 JP 3109431B2 JP 08042188 A JP08042188 A JP 08042188A JP 4218896 A JP4218896 A JP 4218896A JP 3109431 B2 JP3109431 B2 JP 3109431B2
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寿彦 小桜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の空調装置等に使用
する風向調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の風向調整装置は、図4に示すよう
なものが知られている。これによれば、ベンチレータケ
ース1は吹出し口2を有し、この吹出し口2は、風上側
4から風下側5に平行で縦型の一対の中央フィン6およ
び7が、互いに離間して形成されて、中央開口部8と左
右中空部9,10とに区画している。
【0003】左右中空部9,10内には、それぞれ図示
しない別体のベンチレータが装着されている。
【0004】前記中央フィン6,7には、その風上側4
から風下5側に向かって拡開するように傾斜して空調風
を左右に明瞭に吹き分けるためのガイドテーパー壁1
1,12がそれぞれ設けられており、このガイドテーパ
ー壁11,12の風下5側先端には、縦型のリブ13,
14が形成され、これらリブ13,14およびガイドテ
ーパー壁11,12と中央フィン6,7により、風上4
側が閉塞され、風下5側が開口した中空室15,16を
形成している。中空室15,16には、これらをそれぞ
れ分割するようなデザインリブ17,18が設けられて
いる。
【0005】そして、前記中央開口部8の風下5側に
は、リブ13,14および中央フィン6,7を覆うよう
に、ダミーフィンブロック20が装着されており、ダミ
ーフィンブロック20には、風上側4から風下側5に平
行で横型のフィン21が、複数個設けられている。
【0006】更に、ベンチレータケース1の吹出し口2
の風下側前面には、装飾パネル3が装着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、ベンチレータケース1とダミーフ
ィンブロック20および装飾パネル3とは、それら外周
を振動溶着することによって一体化されて装着されてい
るが、振動溶着時に、ベンチレータケース1および装飾
パネル3とともに、ダミーフィンブロック20を一緒に
溶着してしまうと、装飾パネル3とダミーフィンブロッ
ク20との熱加締め箇所が剥離したり、振動溶着後のダ
ミーフィンブロック20の位置ずれが発生してしまい、
振動による熱発生が不充分となって溶着不良が生じて、
車両装着後に、ガタ音を発生する場合があった。
【0008】このために、このダミーフィンブロック2
0の外周部20aは、振動溶着時に、相手部品であるベ
ンチレータケース1との間で、未接触の状態で配置し、
両者の間に若干の隙間Sを明けて装着していた。
【0009】この結果、ダミーフィンブロック20の外
周部20aから隙間Sを通って、風上4側が閉塞されて
いる中空室15,16内の空気が外部に吸引され、これ
によって、中空室15,16内が減圧され、内外圧力差
が発生して、笛吹き音を発生させてしまい、乗員にとっ
ては、不快感を覚える場合があった。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、たとえダミーフィンブロックの外周部とベンチレー
タケースとの間に、隙間を設けて、両者が装着された場
合であっても、この隙間による笛吹き音の発生を防止し
得るようになした風向調整装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の風向調整装置は、吹出し口を有するベンチ
レータケースと、前記吹出し口前面に装着される装飾パ
ネルとを有する風向調整装置であって、前記吹出し口
に、風上側が底壁で閉塞されると共に風下側が開口する
中空室を設け、該中空室の底壁に空気導入部を形成して
構成している。
【0012】このため、吹き出し口の風下側に、ダミー
フィンブロックを配置し、このダミーフィンブロックの
外周部とベンチレータケースとの間に隙間を設けて、こ
の隙間の側方を流れる空気流が中空室内の空気を吸引し
たとしても、空気導入部より空気が侵入することによ
り、中空室内が減圧されることによる中空室の内外圧力
差を発生することがなく、この結果、笛吹き音の発生を
防止し得ることとなる。
【0013】また、本発明は、前記底壁が、前記風上側
より風下側に向かって拡開するように傾斜させて、ガイ
ドテーパー壁としている。
【0014】また、本発明は、前記装飾パネルが、ダミ
ーフィンブロックを備え、該ダミーフィンブロックによ
り前記吹出し口の風下側における前記底壁との対向位置
を覆うようにしている。
【0015】更に、前記ベンチレータケースと装飾パネ
ルとが、振動溶着によって互いに固着されている。
【0016】更にまた、本発明は、前記吹出し口が、互
いに離間させて設けた一対の縦型中央フィンによって、
中央開口部と左右中空部とに区画されており、前記中央
開口部の風下側にダミーフィンブロックを対向配置し、
該ダミーフィンブロックと前記中央開口部の風下側との
間に僅かな間隙を設けて構成している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。尚、従来例で示した
部品と同じ部品には同符号を付してある。
【0018】図1はこの実施の形態による風向調整装置
の正面図、図2は同分解斜視図、図3は図1におけるII
I −III 線における断面図である。
【0019】図において、この風向調整装置は、ベンチ
レータケース1、装飾パネル3およびダミーフィンブロ
ック20を有して構成している。
【0020】ベンチレータケース1は、吹出し口2を有
し、この吹出し口2は、風上側4から風下側5に平行で
縦型の一対の中央フィン6および7が、互いに離間して
形成されて、中央開口部8と左右中空部9,10とに区
画している。
【0021】左右中空部9,10内には、それぞれ図示
しない別体のベンチレータが装着されている。
【0022】前記中央フィン6,7の風上側4から風下
側5に向かって拡開するように、左右中空部9、10側
に傾斜して空調風を左右に明瞭に吹き分けるための底壁
としてのガイドテーパー壁11,12が、中央フィン
6,7の中間部からそれぞれ設けられており、このガイ
ドテーパー壁11,12の風下5側先端には、縦型のリ
ブ13,14が形成され、これらリブ13,14および
ガイドテーパー壁11,12と中央フィン6,7によ
り、風上4側がそれぞれ閉塞され、風下5側が開口した
中空室15,16を形成している。中空室15,16に
は、これらをそれぞれ分離するようなデザインリブ1
7,18が設けられている。
【0023】そして、前記中央開口部8の風下5側に
は、リブ13,14および中央フィン6,7の吹出し口
2における風下5側を覆うように、ガイドテーパー壁1
1,12に対向位置して、ダミーフィンブロック20が
底壁11,12との対向位置に装着されており、ダミー
フィンブロック20には、風上側4から風下側5に平行
で横型のフィン21が、複数個設けられている。
【0024】更に、ベンチレータケース1の吹出し口2
の風下5側前面には、装飾パネル3が装着されている。
装飾パネル3とベンチレータケース1とは、振動溶着に
よって互いに固着されている。
【0025】ガイドテーパー壁11,12には、リブ1
3,14とデザインリブ17,18との間において、貫
通孔が設けられて、空気導入部23,24をそれぞれ構
成している。
【0026】なお、22,22は、中央フィン6および
7の間におけるベンチレータケース1に形成した補助フ
ィンである。
【0027】以上の構成により、吹き出し口2の風下5
側に、ダミーフィンブロック20を配置し、このダミー
フィンブロック20の外周部とベンチレータケース1と
の間に隙間Sを設けることによって、この隙間Sの側方
を流れる空気流が中空室15,16内の空気を吸引した
としても、空気導入部23,24より空気が侵入するこ
とにより、中空室15,16内が減圧されることによる
中空室15,16の内外圧力差を発生することがなく、
この結果、笛吹き音の発生を防止し得ることとなる。ま
た、ダミーフィンブロック20を装着せず装飾パネルの
後部とベンチレータとの間に隙間Sを設ける場合にも同
様の効果がある。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の風向調整装置は、
吹出し口を有するベンチレータケースと、前記吹出し口
前面に装着される装飾パネルとを有する風向調整装置で
あって、前記吹出し口に、風上側が底壁で閉塞されると
共に風下側が開口する中空室を設け、該中空室の底壁に
空気導入部を形成して構成している。このため、吹き出
し口の風下側に、ダミーフィンブロックを配置し、この
ダミーフィンブロックの外周部とベンチレータケースと
の間に隙間を設けることによって、この隙間の側方を流
れる空気流が中空室内の空気を吸引したとしても、空気
導入部より空気が侵入することにより、中空室内が減圧
されることによる中空室の内外圧力差を発生することが
なく、この結果、笛吹き音の発生を防止し得ることとな
り、乗員に不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による風向調整装置の正面
図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】図1におけるIII −III 線における断面図であ
る。
【図4】従来の風向調整装置の図3と同じ断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベンチレータケース 2 吹出し口 3 装飾パネル 4 風上側 5 風下側 6,7 中央フィン 8 中央開口部 9,10 左右中空部 11,12 ガイドテーパー壁 13,14 リブ 15,16 中空室 17、18 デザインリブ 20 ダミーフィンブロック 20a 外周部 23,24 空気導入部 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/06 B60H 1/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出し口を有するベンチレータケース
    と、前記吹出し口前面に装着される装飾パネルとを有す
    る風向調整装置であって、前記吹出し口に、風上側が底
    壁で閉塞されると共に風下側が開口する中空室を設け、
    該中空室の底壁に空気導入部を形成したことを特徴とす
    る風向調整装置
  2. 【請求項2】 前記底壁は、前記風上側より風下側に向
    かって拡開するように傾斜させたガイドテーパー壁とし
    たことを特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
  3. 【請求項3】 前記装飾パネルは、ダミーフィンブロッ
    クを備え、該ダミーフィンブロックにより前記吹出し口
    の風下側における前記底壁との対向位置を覆うようにし
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の風向調整装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ベンチレータケースと装飾パネルと
    は、振動溶着によって互いに固着されていることを特徴
    とする請求項1乃至3記載の風向調整装置。
  5. 【請求項5】 前記吹出し口は、互いに離間させて設け
    た一対の縦型中央フィンによって、中央開口部と左右中
    空部とに区画されており、前記中央開口部の風下側に前
    記ダミーフィンブロックを対向配置し、該ダミーフィン
    ブロック外周と前記中央開口部の風下側外周との間に僅
    かな間隙を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載
    の風向調整装置。
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