JP2002106950A - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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JP2002106950A
JP2002106950A JP2000300105A JP2000300105A JP2002106950A JP 2002106950 A JP2002106950 A JP 2002106950A JP 2000300105 A JP2000300105 A JP 2000300105A JP 2000300105 A JP2000300105 A JP 2000300105A JP 2002106950 A JP2002106950 A JP 2002106950A
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Teruo Fujikoso
輝夫 藤社
Shigeru Narai
茂 成相
Hiroshi Watanabe
寛 渡辺
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出し風の到達距離が大きく、広い居住空間
においても使用可能な空気調和機を提供する。 【解決手段】 吹出し口構成面1に回動可能に設けられ
た台座2に、回動可能な風向偏向羽根4を設け、風向偏
向羽根4が台座2の回動方向と同じ方向に回動可能な構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の室内ユ
ニットに関するものであり、特にその風向偏向装置の構
造に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の室内ユニットにおけ
る風向装置として、特開平10−253143号公報に
記載されたものが知られている。
【0003】図8は従来の空気調和機における室内ユニ
ットの部分垂直断面図である。
【0004】図8において、101は前面カバー、10
2は前面カバー101に設けられた空気の吸い込み口、
103は熱交換器、104は送風ファン、105は送風
ファン104の周囲にあり送風路107を形成するリア
ガイダ、106は送風ファン104に近接しリアガイダ
105と送風路107を形成するスタビライザ、108
は送風路107の先端にある風の吹き出し口、109は
吹き出し口108における風向きを垂直方向(上下方
向)に変化させるために軸を中心に上下に回転する上下
羽根、110は左右羽根である。
【0005】図9は図8の吹き出し口の平面断面図であ
り、図9において、108aは吹き出し口108の端部
分、108bは吹き出し口108の中央部分であり、吹
き出し口中央部分の左右羽根110bと吹き出し口の端
部分の台座111aに保持された左右羽根110aであ
る。
【0006】図8、図9を用いて空気の流れを説明す
る。室内空気Fは、前面カバー101に設けられた吸い
込み口102から吸い込まれ、熱交換器103を通過し
て送風ファン104に吸い込まれる。送風ファン104
に吸い込まれた空気は、送風路107を通過して吹き出
し口108から放出される。
【0007】図9に示すように、吹き出し口の両端部分
108aに位置する台座111aは通常の水平から逆ハ
の字に回転し、左右左右羽根110aも併せて逆ハの字
に回転すると、吹き出し口の両端部分108aを遮蔽す
ることになり、吹き出し口の中央部分108bへの送風
路を形成することになる。風は吹き出し口の両端部分
(遮蔽された部分)108aからは吹き出し難く、吹き
出し口の中央部分118bに収束する。そして、風は、
吹き出し口が遮蔽されていなくて送風抵抗が少ない吹き
出し口の中央部分に位置する左右羽根110bの間を通
って、吹き出し口の中央部分108aから吹き出される
(矢印F方向)ことになる。
【0008】従来は、このように、比較的狭い部屋を想
定して、左右羽根110だけによる(台座111aは水
平)吹き分けや、端部分に関しては台座111a自体も
水平から逆ハの字にのみ回転し、左右羽根110aと併
せて逆ハの字で遮蔽することにより、気流を居住空間中
央部分に向ける空気調和機の室内ユニットが提供されて
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、単に左右羽根110だけによる(台座111a
は水平)吹き分けでは十分に集中した風や分散した風が
得られず、また吹き出し口の両端部分108aの台座1
11aおよび左右羽根110aを逆ハの字に回転させて
吹き出し口の両端部分108aを遮蔽することできる風
向装置を有する空気調和機の室内ユニットにおいては、
中央部分の羽根110bで十分に遮蔽されないため、中
央部分108bからの漏れにより、居住空間に向けての
集中(スポット)の効果が不十分だあった。
【0010】さらに、両端部分108aに位置する台座
111aおよび羽根110aが単に逆ハの字に回転して
吹き出し口の両端部分108aを単に遮蔽するだけで
は、内側への吹き出しはある程度確保できても、居住空
間前面にわたった広がりのある吹き出し(ワイド)や左
右の吹き分けは困難であった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、部屋の大型化(ワイド化)や冷風や温風に対する個
人の好みの多様化が進む中で、通常の吹き出しはもとよ
り、騒音値の大きな上昇もなく、風量の低下も比較的少
ない状態で、吹き出しの風を人のいる部分(人のいない
部分)に集中して到達させたり、風を幅広くに分散して
部屋全体に流したり、さらには左右吹き分けを可能にし
て居住空間の快適性向上を図る空気調和機の室内ユニッ
トを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し目的を達成するために、本体の送風路内に設けられた
熱交換器と、前記送風路内に設けられ前記熱交換器によ
り熱交換された風を前記送風路の吹出し口より吹出す送
風ファンと、前記吹出し口を構成するひとつの吹出し口
構成面に、その吹出し口構成面に対して略平行を保った
状態で回動可能に設けられた台座と、前記吹出し口内の
前記台座上に、前記吹出し口構成面に対して略垂直な軸
を中心に回動可能に設けられた複数の風向偏向羽根とを
有し、前記吹出し口構成面に対する台座の回動方向と、
前記台座に対する前記風向偏向羽根の回動方向が同じに
なるように、前記台座および前記風向偏向羽根を回動さ
せるものである。
【0013】吹出し口に回動可能に設けられた台座の回
動方向と、その台座上に回動可能に設けられた風向偏向
羽根の回動方向を同じとなるように構成することによ
り、複数ある風向偏向羽根の間にある風の通路を確保し
ながら、送風ファンから送られてくる風の吹出し方向に
対する風向偏向羽根の角度を大きく取れることが可能と
なる。そのため送風ファンから送られてくる風の吹出し
方向を大きく変えることができるとともに、送風抵抗が
大きくなるのを抑えることができることにより、風の到
達距離を大きくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載の本発明は、本体の
送風路内に設けられた熱交換器と、前記送風路内に設け
られ前記熱交換器により熱交換された風を前記送風路の
吹出し口より吹出す送風ファンと、前記吹出し口を構成
するひとつの吹出し口構成面に、その吹出し口構成面に
対して略平行を保った状態で回動可能に設けられた台座
と、前記吹出し口内の前記台座上に、前記吹出し口構成
面に対して略垂直な軸を中心に回動可能に設けられた複
数の風向偏向羽根とを有し、前記吹出し口構成面に対す
る台座の回動方向と、前記台座に対する前記風向偏向羽
根の回動方向が同じになるように、前記台座および前記
風向偏向羽根を回動させるものである。
【0015】吹出し口に回動可能に設けられた台座の回
動方向と、その台座上に回動可能に設けられた風向偏向
羽根の回動方向を同じとなるように構成することによ
り、複数ある風向偏向羽根の間にある風の通路を確保し
ながら、送風ファンから送られてくる風の吹出し方向に
対する風向偏向羽根の角度を大きく取れることが可能と
なる。そのため送風ファンから送られてくる風の吹出し
方向を大きく変えることができるとともに、送風抵抗が
大きくなるのを抑えることができることにより、風の到
達距離を大きくすることができる。
【0016】さらに、請求項2記載の本発明は、複数の
風向偏向羽根を設けた台座を、吹出し口内に複数設ける
ものである。
【0017】風の吹出し方向を大きく変えることができ
る風向偏向羽根を設けた台座を吹出し口内に複数設ける
ことにより、吹出し口から吹出し方向を大きく変えるこ
とができる複数の風を吹出すことができ、吹出し方向の
組合せを選択するうことにより、多様な吹出しパターン
を実現することができる。
【0018】また、請求項3記載の本発明は、台座の回
動方向、回動角度、風向偏向羽根の回動方向、回動角度
を前記台座毎に設定可能としたものである。
【0019】請求項2記載の構成以上に、吹出し方向の
組合せが増えるので、さらに多様な吹出しパターンを実
現することができる。
【0020】さらに、請求項4記載の本発明は、少なく
とも隣り合う2つの台座を吹出し口下流側から見て、ハ
の字状に回動する構成としたものである。
【0021】隣り合う2つの台座を、吹出し口下流側か
ら見てハの字状に回動する構成とすることにより、台座
の回動方向と同方向に回動した風向偏向羽根によって、
吹出し風は上記2つの台座の中心線に向かって集まる。
しかも風向偏向羽根の回動によっても本発明の構成では
通風路を塞ぐことなく、送風抵抗が大きくならないた
め、中心線に向かって集まった風は遠方へ到達する。
【0022】また、請求項5記載の本発明は、吹出し口
下流側から見て、ハの字状に回動した台座の外側に位置
する台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する
構成としたものである。
【0023】ハの字状に回動した台座の外側に位置する
台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する構成
としたことにより、ハの字状に回動した台座の外側に位
置する台座上の風向偏向羽根を通過した吹出し風につい
ても、ハの字状に回動した台座の中心線上に向かって集
まるので、集中する風量が多くなる。しかも風向偏向羽
根の回動によっても本発明の構成では通風路を塞ぐこと
なく、送風抵抗が大きくならないため、中心線に向かっ
て集まった風は遠方へ到達する。
【0024】また、請求項6記載の本発明は、少なくと
も隣り合う2つの台座を吹出し口上流側から見て、ハの
字状に回動する構成としたものである。
【0025】隣り合う2つの台座を吹出し口上流側から
見て、ハの字状に回動する構成とすることにより、台座
の回動方向と同方向に回動した風向偏向羽根によって、
吹出し風は上記2つの台座の中心線から離れる方向に向
かう。しかも風向偏向羽根の回動によっても本発明の構
成では通風路を塞ぐことなく、送風抵抗が大きくならな
いため、中心線から離れる方向に向かった風は遠方へ到
達する。
【0026】また、請求項7記載の本発明は、吹出し口
上流側から見て、ハの字状に回動した台座の外側に位置
する台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する
構成としたものである。
【0027】ハの字状に回動した台座の外側に位置する
台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する構成
としたことにより、ハの字状に回動した台座の外側に位
置する台座上の風向偏向羽根を通過した吹出し風につい
ても、ハの字状に回動した台座の中心線から離れる方向
に向かう。しかも風向偏向羽根の回動によっても本発明
の構成では通風路を塞ぐことなく、送風抵抗が大きくな
らないため、中心線から離れる方向に向かった風は遠方
へ到達する。 (実施の形態1)図1〜図2は本発明の実施の形態1を
示す。図において1は空気調和機の吹出し口を構成する
吹出し口構成面で、吹出し口からは、送風ファンによっ
て熱交換器により熱交換された風が吹出される。2は吹
出し口構成面1に対して略平行を保った状態で回動可能
に設けられ台座であり、回動中心部3を中心として回動
する構成となっている。
【0028】4はそれぞれ台座2に設けられ、吹出し口
構成面1に対して略垂直な軸4aを中心に回動可能に設
けられた風向偏向羽根であり、台座2に対して軸4aを
中心に左右に各々角度αの範囲で回動可能となってい
る。
【0029】図1の場合、台座2は吹出し口構成面1に
対して回動していない状態を示しており、送風ファンで
送られてきた風5は、風向偏向羽根4が回動できる範囲
(左右に各々角度α)で吹出し方向が変化する(風5
a、5b)。
【0030】図2は、台座2が回動中心部3を中心に角
度β回動した状態を示し、本実施の形態では、風向偏向
羽根4が軸4aを中心に、台座2の回動方向と同じ方向
に角度α回動する。
【0031】この構成により、風向偏向羽根4は送風フ
ァンで送られてきた風5の吹出し方向に対して角度(α
+β)回動した状態となり、風5は風向偏向羽根4の働
きのみでは得られない、大きな方向変化を起こす(風5
c)。
【0032】しかも、風向偏向羽根4が風5の吹出し方
向に対して角度(α+β)と大きく回動していても、各
風向偏向羽根4の間隔が大きく確保できていることによ
り、送風抵抗が大きくならず、大きく風向変化して吹出
される風5cが遠くまで届き、広い居住空間にも有効と
なる。
【0033】図3は、図2に示す本実施の形態との比較
図面である。通常、各風向偏向羽根4は、回動角度を同
じに保つため、互いに連結部材(図示せず)で連結され
ている等の構成上の規制により、回動角度に制限があ
る。図3はその回動角度の制限を除いて風向偏向羽根4
が台座2に対して角度(α+β)回動できる場合を想定
して描いた図である。
【0034】この場合、図2と同様、風向偏向羽根4は
風5の吹出し方向に対して角度(α+β)回動した状態
になり、風5は大きく風向変化する(風5d)。
【0035】しかしながら、図3の構成の場合、風向偏
向羽根4が大きく回動したことにより、各風向偏向羽根
4の間隔が狭くなり送風抵抗が大きくなる。そのため風
5は大きく風向変化するが、その吹出された風5dは遠
くへ届かず、広い居住空間には不都合となる。 (実施の形態2)図4は、実施の形態1で説明した台座
と風向偏向羽根の組合せ構造を2つ設けた場合を示す。
【0036】図4に示すように、各台座6、7は吹出し
口構成面1に対し、吹出し口下流側Aからみてハの字状
に回動している。そして、各台座6、7に設けられた風
向偏向羽根8、9は各台座6、7に対して、各台座6、
7の回動方向と同じ方向に回動している。
【0037】この状態では、送風ファンで送られてきた
風10a、10bは風向偏向羽根8、9により中央に集
まり、強い集中風10cとして吹出される。 (実施の形態3)図5は、各台座6、7を吹出し口構成
面1に対し、吹出し口上流側Bからみてハの字状に回動
させ、かつ風向偏向羽根8、9を各台座6、7の回動方
向と同じ方向に回動させた状態を示す。
【0038】この状態では、送風ファンで送られてきた
風10a、10bは風向偏向羽根8、9により分散され
(風10d、10e)、居住空間の隅々に風が送られ
る。 (実施の形態4)図6は、図4で示した台座6、7の外
側にさらに台座11、12を設けた構成を示し、各台座
11、12はその内側に位置し、吹出し口下流側Aから
見て、ハの字状に回動した台座6、7と同じ方向に回動
している。さらに、各台座11、12に設けられた風向
偏向羽根13、14は、各台座11、12の回動方向と
同じ方向に回動している。
【0039】この構成により、図4の構成に比較してさ
らに多くの風15a〜15dを、中央に集中させること
ができる(風16)。 (実施の形態5)図7は、図5で示した台座6、7の外
側にさらに台座11、12を設けた構成を示し、各台座
11、12はその内側に位置し、吹出し口上流側Bから
見て、ハの字状に回動した台座6、7と同じ方向に回動
している。さらに、各台座11、12に設けられた風向
偏向羽根13、14は、各台座11、12の回動方向と
同じ方向に回動している。
【0040】この構成により、図5の構成に比較してさ
らに多くの風15a〜15dを、分散させることができ
(風17a〜17d)、居住空間の隅々にまで風を送る
効果を、さらに高めることができる。
【0041】なお、本発明では、複数の台座を設けた場
合の構成が、上記実施の形態2〜5の構成に限られるも
のではなく、複数ある台座の回動方向、回動角度、風向
偏向羽根の回動方向、回動角度を各台座毎に設定する場
合も含み、各台座毎に各設定を変えることによって様々
な気流を発生させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明は、本体の送風路内に設けられた熱交換器と、前記
送風路内に設けられ前記熱交換器により熱交換された風
を前記送風路の吹出し口より吹出す送風ファンと、前記
吹出し口を構成するひとつの吹出し口構成面に、その吹
出し口構成面に対して略平行を保った状態で回動可能に
設けられた台座と、前記吹出し口内の前記台座上に、前
記吹出し口構成面に対して略垂直な軸を中心に回動可能
に設けられた複数の風向偏向羽根とを有し、前記吹出し
口構成面に対する台座の回動方向と、前記台座に対する
前記風向偏向羽根の回動方向が同じになるように、前記
台座および前記風向偏向羽根を回動させるものである。
【0043】吹出し口に回動可能に設けられた台座の回
動方向と、その台座上に回動可能に設けられた風向偏向
羽根の回動方向を同じとなるように構成することによ
り、複数ある風向偏向羽根の間にある風の通路を確保し
ながら、送風ファンから送られてくる風の吹出し方向に
対する風向偏向羽根の角度を大きく取れることが可能と
なる。そのため送風ファンから送られてくる風の吹出し
方向を大きく変えることができるとともに、送風抵抗が
大きくなるのを抑えることができることにより、風の到
達距離を大きくすることができる。
【0044】さらに、請求項2記載の本発明は、複数の
風向偏向羽根を設けた台座を、吹出し口内に複数設ける
ものである。
【0045】風の吹出し方向を大きく変えることができ
る風向偏向羽根を設けた台座を吹出し口内に複数設ける
ことにより、吹出し口から吹出し方向を大きく変えるこ
とができる複数の風を吹出すことができ、吹出し方向の
組合せを選択するうことにより、多様な吹出しパターン
を実現することができる。
【0046】また、請求項3記載の本発明は、台座の回
動方向、回動角度、風向偏向羽根の回動方向、回動角度
を前記台座毎に設定可能としたものである。
【0047】請求項2記載の構成以上に、吹出し方向の
組合せが増えるので、さらに多様な吹出しパターンを実
現することができる。
【0048】さらに、請求項4記載の本発明は、少なく
とも隣り合う2つの台座を吹出し口下流側から見て、ハ
の字状に回動する構成としたものである。
【0049】隣り合う2つの台座を、吹出し口下流側か
ら見てハの字状に回動する構成とすることにより、台座
の回動方向と同方向に回動した風向偏向羽根によって、
吹出し風は上記2つの台座の中心線に向かって集まる。
しかも風向偏向羽根の回動によっても本発明の構成では
通風路を塞ぐことなく、送風抵抗が大きくならないた
め、中心線に向かって集まった風は遠方へ到達する。
【0050】また、請求項5記載の本発明は、吹出し口
下流側から見て、ハの字状に回動した台座の外側に位置
する台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する
構成としたものである。
【0051】ハの字状に回動した台座の外側に位置する
台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する構成
としたことにより、ハの字状に回動した台座の外側に位
置する台座上の風向偏向羽根を通過した吹出し風につい
ても、ハの字状に回動した台座の中心線上に向かって集
まるので、集中する風量が多くなる。しかも風向偏向羽
根の回動によっても本発明の構成では通風路を塞ぐこと
なく、送風抵抗が大きくならないため、中心線に向かっ
て集まった風は遠方へ到達する。
【0052】また、請求項6記載の本発明は、少なくと
も隣り合う2つの台座を吹出し口上流側から見て、ハの
字状に回動する構成としたものである。
【0053】隣り合う2つの台座を吹出し口上流側から
見て、ハの字状に回動する構成とすることにより、台座
の回動方向と同方向に回動した風向偏向羽根によって、
吹出し風は上記2つの台座の中心線から離れる方向に向
かう。しかも風向偏向羽根の回動によっても本発明の構
成では通風路を塞ぐことなく、送風抵抗が大きくならな
いため、中心線から離れる方向に向かった風は遠方へ到
達する。
【0054】また、請求項7記載の本発明は、吹出し口
上流側から見て、ハの字状に回動した台座の外側に位置
する台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する
構成としたものである。
【0055】ハの字状に回動した台座の外側に位置する
台座が、内側に位置する台座と同じ方向に回動する構成
としたことにより、ハの字状に回動した台座の外側に位
置する台座上の風向偏向羽根を通過した吹出し風につい
ても、ハの字状に回動した台座の中心線から離れる方向
に向かう。しかも風向偏向羽根の回動によっても本発明
の構成では通風路を塞ぐことなく、送風抵抗が大きくな
らないため、中心線から離れる方向に向かった風は遠方
へ到達する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す風向変更羽根の要
部構成図
【図2】本発明の実施の形態1を示す風向変更羽根の要
部構成図
【図3】本発明の実施の形態1の作用を説明する比較構
成図
【図4】本発明の実施の形態2を示す構成図
【図5】本発明の実施の形態3を示す構成図
【図6】本発明の実施の形態4を示す構成図
【図7】本発明の実施の形態5を示す構成図
【図8】従来の空気調和機を示す断面図
【図9】従来の空気調和機を示す吹出し部の構成図
【符号の説明】
1 吹出し口構成面 2、6、7、11、12 台座 4、8、9、13、14 風向偏向羽根 4a 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L081 AA02 AB05 FA04 FB01 FC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の送風路内に設けられた熱交換器
    と、前記送風路内に設けられ前記熱交換器により熱交換
    された風を前記送風路の吹出し口より吹出す送風ファン
    と、前記吹出し口を構成するひとつの吹出し口構成面
    に、その吹出し口構成面に対して略平行を保った状態で
    回動可能に設けられた台座と、前記吹出し口内の前記台
    座上に、前記吹出し口構成面に対して略垂直な軸を中心
    に回動可能に設けられた複数の風向偏向羽根とを有し、
    前記吹出し口構成面に対する台座の回動方向と、前記台
    座に対する前記風向偏向羽根の回動方向が同じになるよ
    うに、前記台座および前記風向偏向羽根を回動させる空
    気調和機の室内ユニット。
  2. 【請求項2】 複数の風向偏向羽根を設けた台座を、吹
    出し口内に複数設けた請求項1記載の空気調和機の室内
    ユニット。
  3. 【請求項3】 台座の回動方向、回動角度、風向偏向羽
    根の回動方向、回動角度を前記台座毎に設定可能とした
    請求項2記載の空気調和機の室内ユニット。
  4. 【請求項4】 少なくとも隣り合う2つの台座を吹出し
    口下流側から見て、ハの字状に回動する請求項2記載の
    空気調和機の室内ユニット。
  5. 【請求項5】 吹出し口下流側から見て、ハの字状に回
    動した台座の外側に位置する台座が、内側に位置する台
    座と同じ方向に回動する請求項4記載の空気調和機の室
    内ユニット。
  6. 【請求項6】 少なくとも隣り合う2つの台座を吹出し
    口上流側から見て、ハの字状に回動する請求項2記載の
    空気調和機の室内ユニット。
  7. 【請求項7】 吹出し口上流側から見て、ハの字状に回
    動した台座の外側に位置する台座が、内側に位置する台
    座と同じ方向に回動する請求項6記載の空気調和機の室
    内ユニット。
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