JPH1183150A - ライン型吹出口 - Google Patents

ライン型吹出口

Info

Publication number
JPH1183150A
JPH1183150A JP9256077A JP25607797A JPH1183150A JP H1183150 A JPH1183150 A JP H1183150A JP 9256077 A JP9256077 A JP 9256077A JP 25607797 A JP25607797 A JP 25607797A JP H1183150 A JPH1183150 A JP H1183150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
outlet
opening
line
airflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9256077A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3862114B2 (ja
Inventor
Masamitsu Noguchi
雅光 野口
Hiroyoshi Hara
大芳 原
Yoichi Nakajima
洋一 中島
Takahiro Koga
孝弘 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Kuken Kogyo Co Ltd
Kucho Giken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd, Kuken Kogyo Co Ltd, Kucho Giken Kogyo Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP25607797A priority Critical patent/JP3862114B2/ja
Publication of JPH1183150A publication Critical patent/JPH1183150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3862114B2 publication Critical patent/JP3862114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F13/072Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser of elongated shape, e.g. between ceiling panels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出開口部からの吹出状態を長手方向に均一
化し、気流の拡散能力を向上させて空気調和効果を高め
られ、また、高さ寸法を小型化して設置における制約を
少なくできるライン型吹出口を提供する。 【解決手段】 ライン型吹出口1のネック部2aの断面
形状を略長円状に形成し、ネック部2aから吹出口本体
2に流入する気流の流動状態を変えて吹出開口部中央に
出やすくすることにより、長手方向の端部に集中する気
流の流れをより中央側に偏位させられ、吹出開口部から
の気流の吹出しが長手方向両端部に偏りにくくなり、空
気調和の対象空間により均一に気流を拡散させて空気調
和効果を向上させられる。また、ネック部2aの垂直方
向寸法を小さくすることで吹出口本体の高さ寸法全体を
小さくできることにより、天井内構造物と干渉しにく
く、制約の多い取付条件にもより柔軟に対応できること
となり、設置作業の能率化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和の対象と
なる空間における天井に配置され、この空間への空気調
和用気体の吹出しを偏りなく行えるライン型吹出口に関
する。
【0002】
【従来の技術】空気調和設備において、ダクトを通じて
送られる調和空気を室内に吹出すライン型吹出口とし
て、従来、図8〜図10に示すものがあった。この図8
は従来のライン型吹出口の斜視図、図9は従来のライン
型吹出口の概略構成縦断面図、図10は従来のライン型
吹出口の長手方向吹出パターン説明図である。
【0003】前記各図において従来のライン型吹出口1
00は、天井50内に配設され、ダクト51と接続され
て調和空気を供給される円筒形状のネック部101a及
び室内側に向けた細長い矩形状の吹出開口部101bを
形成される略箱状の吹出口本体101と、この吹出口本
体101の開口領域内にそれぞれ角度調整自在に配設さ
れる第一羽根102及び第二羽根103と、吹出口本体
101の長手方向端部内側で前記各羽根を軸支する支持
軸104とを備える構成である。
【0004】前記第一羽根102及び第二羽根103
は、それぞれ互いに向い合うように湾曲した断面の板状
体に形成される構成である。第一羽根102には支持孔
102bを形成する円筒部102aが設けられ、支持軸
104に所定の揺動位置で固定できるよう、支持軸10
4に対する支持孔102bの嵌合具合を設定してある。
第二羽根103は、C字状の支持部103aを形成さ
れ、この支持部103aを前記第一羽根102の円筒部
102a外周に環装し、支持部103a内径と第一羽根
102の円筒部102a外径との嵌合具合を適切に設定
することで所定の揺動位置で固定される仕組みである。
【0005】前記構成に基づく従来のライン型吹出口に
おける調和空気の吹出パターンを変える際には、第一羽
根102及び第二羽根103を閉状態及び開状態の途中
の任意位置で固定することにより気流の方向及び送風量
を任意に設定できる。冷房の場合には102と第二羽根
103を吹出口本体101のいずれかの側壁側に寄せる
と共に、寄せた側壁により近い方の羽根を側壁に密着さ
せ、通風路を一方の羽根の横のみとして案内された冷気
を左右いずれかの横方向に吹出させ、室内空気より重い
冷気が天井に沿って室内に分散するようにする。暖房の
場合には第一羽根及び第二羽根を吹出口本体101の側
壁から離し、通風路を両羽根の横に設定して吹出方向を
下向きとし、軽い暖気が室内下方まで達して部屋全体を
暖められるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のライン型吹出口
は以上のように構成されていたことから、調和空気の温
度に応じた吹出パターンの変更は行えるものの、吹出口
本体101の形状により、ネック部101aより吹出口
本体101内に流入した調和空気が正面の側壁にあたっ
た後、吹出口本体101の斜面に沿って流れる傾向があ
り、図10に示すように、吹出開口部101bの長手方
向において、両端側からは多く出るものの、中央からの
吹出量が少なくなってしまい、気流分布の偏りを生じ
て、ドラフトを感じたり、調和空気の拡散能力不足によ
る室内空間での温度不均一を招いたりするという課題を
有した。
【0007】また、従来のライン型吹出口は、高さ方向
の寸法が比較的大きいために十分な天井内部空間を必要
とするなど、設置における制約が大きいことに加え、梁
などの天井内構造物に干渉しやすく、干渉に際してはこ
うした天井内構造物への加工も必要となり、設置作業に
手間がかかり高コストになるという課題を有した。
【0008】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、吹出開口部からの吹出状態を長手方向に均一
化し、気流の拡散能力を向上させて空気調和効果を高め
られ、また、高さ寸法を小型化して設置における制約を
少なくできるライン型吹出口を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るライン型吹
出口は、空気調和用の気体が供給される略筒状のネック
部を有し、且つ前記気体を空気調和の対象空間へ吹出す
細長い矩形の吹出開口部を有してなる略箱状の吹出口本
体と、当該吹出口本体の内側長手方向に位置調整自在に
配設され、気体の吹出す方向を所定の向きに案内する一
又は複数の案内手段とを備えるライン型吹出口におい
て、前記ネック部が、断面形状を横長の略長円形状に形
成され、当該略長円形状の長径を前記吹出開口部に略平
行に配設されるものである。このように本発明によれ
ば、前記ネック部の断面形状を略長円状に形成し、ネッ
ク部から吹出口本体に流入する気流の流動状態を変えて
吹出開口部中央に出やすくすることにより、長手方向の
端部に集中する気流の流れをより中央側に偏位させら
れ、吹出開口部からの気流の吹出しが長手方向両端部に
偏りにくくなり、空気調和の対象空間により均一に気流
を拡散させて空気調和効果を向上させられる。また、ネ
ック部の垂直方向寸法を小さくすることで吹出口本体の
高さ寸法全体を小さくできることにより、天井内構造物
と干渉しにくく、制約の多い取付条件にもより柔軟に対
応できることとなり、設置作業の能率化が図れる。
【0010】また、本発明に係るライン型吹出口は必要
に応じて、少なくとも前記ネック部以上の開口断面を有
する略筒状体で形成され、ネック部に連通してネック部
が配設される側壁及び当該側壁に対向する側壁間に配設
固定される内側支持筒体を備え、当該内側支持筒体の前
記吹出開口部側に面する周側部に所定の切込みを形成
し、当該切込みに基づいて前記周側部の複数の所定部分
を所定角度に折曲して起して複数の気流案内片となすと
共に、当該気流案内片を起して得られた周側部の開口部
分を気流通路となすものである。このように本発明によ
れば、吹出口本体内にネック部と連続する内側支持筒体
を配設し、内側支持筒体に切込みを形成して複数の気流
案内片を折曲げて気体通路を生じさせ、吹出口本体内部
の気体の流れを気流案内片で吹出開口部側に案内できる
ことにより、吹出開口部からの気流の吹出しが長手方向
において両端部に偏ることなく均一化することとなり、
気流分布を長手方向に均一化でき、拡散能力を高めて空
気調和効果をさらに向上させられる。また、吹出口本体
の向い合う側壁間に内側支持筒体を配設していることに
より、吹出口本体の強度を著しく高めることとなり、気
流による揺れや振動等を起りにくくして静粛性を向上で
きる。
【0011】また、本発明に係るライン型吹出口は必要
に応じて、前記各案内手段が、吹出方向調整に加え、前
記吹出開口部の開口率を調整自在に形成されると共に、
前記吹出開口部を長手方向に少なくとも両端及び中央の
三つ以上に分割した領域それぞれに独立して調整自在に
複数配設されるものである。このように本発明によれ
ば、開口部に配設する案内手段を少なくとも中央と両端
の三つ以上に分割してそれぞれ独立に配設し、それぞれ
の位置で風量調整可能とすることにより、長手方向両端
部で風量を減らすと共に、中央部分で風量を確保する調
整が行えることとなり、吹出開口部から吹出す風量を長
手方向でさらに確実に均一化できると共に、各案内手段
で吹出しの向きを独立に設定して多様な吹出パターンを
得られることとなり、空気調和能力の一層の向上が図れ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
るライン型吹出口を図1〜図7に基づいて説明する。こ
の図1は本実施の形態に係るライン型吹出口の正面図、
図2は本実施の形態に係るライン型吹出口の概略構成縦
断面図、図3は本実施の形態に係るライン型吹出口の内
側支持筒体の要部概略説明図、図4は本実施の形態に係
るライン型吹出口の吹出状態説明図、図5は本実施の形
態に係るライン型吹出口による水平吹出パターン説明
図、図6は本実施の形態に係るライン型吹出口による別
の水平吹出パターン説明図、図7は本実施の形態に係る
ライン型吹出口による水平及び垂直吹出パターン説明図
である。
【0013】前記各図に示すように、本実施の形態に係
るライン型吹出口1は、ダクト51接続用の略長円断面
形状のネック部2a及び室内吹出側に細長い矩形状に形
成される吹出開口部2bを形成される吹出口本体2と、
前記ネック部2aに一体に連続させてネック部2aの配
設される側壁及びこの側壁に対向する側壁間に配設固定
される内側支持筒体3と、前記吹出開口部2bを長手方
向に四等分に分割した開口領域それぞれに独立して角度
調整自在に複数配設される案内手段としての第一羽根
4、5、6、7及び第二羽根8、9、10、11とを備
える構成である。
【0014】前記吹出口本体2は、断熱材のグラスボー
ドを複数組付けて中空筐体として形成され、二枚の対向
する側壁の一方に横長の略長円断面形状の筒状体である
ネック部2aが配設され、室内側となる下端には細長い
矩形状に吹出開口部2bを形成されてなり、ネック部2
aを天井50内でダクト51に接続して調和空気を取込
み、吹出開口部2bから室内に吹出させる構成である。
【0015】前記内側支持筒体3は、ネック部2aと一
体に連続する略長円断面形状の筒体であり、前記吹出開
口部2b側に面する周側部に所定の切込みを形成され、
当該切込みに基づいて前記周側部の複数の所定部分が所
定角度に折曲されて各々気流案内片3aとなると共に、
この気流案内片3aを起して得られた周側部の開口部分
が気流通路3bとなる仕組みである。内側支持筒体3か
ら気流案内片3aに沿って気流が吹出すことによって、
吹出口本体2内において気流の吹出開口部2b端部への
偏流がほぼ解消され、均等にバランスよく吹出開口部2
b側へ向わせられる。
【0016】前記第一羽根4(又は5、6、7)及び第
二羽根8(又は9、10、11)は、吹出口本体2内側
に配設され、先端部がそれぞれ互いに向い合う向きに湾
曲した断面を有する板状体に形成される構成である。第
一羽根4(又は5、6、7)の上縁部には支持孔4b
(又は5b、6b、7b)を有する円筒部4a(又は5
a、6a、7a)が形成され、吹出口本体2内に配設さ
れる支持軸2cに対しそれぞれ所定の揺動位置で固定で
きるよう、支持軸2cの外径と支持孔4b(又は5b、
6b、7b)の内径の嵌合度を設定している。第二羽根
8(又は9、10、11)は、上縁部に前記第一羽根4
(又は5、6、7)の円筒部4a(又は5a、6a、7
a)外周に環装されるC字状の支持部8a(又は9a、
10a、11a)を形成され、第二羽根8(又は9、1
0、11)を所定の揺動位置で固定することができる適
度な摩擦力を生じるよう、支持部8a(又は9a、10
a、11a)の内径と第一羽根4(又は5、6、7)の
円筒部4a(又は5a、6a、7a)外径との嵌合度を
適度に調整している。向い合う二つの羽根の内側面に
は、操作突部4c(又は5c、6c、7c)、及び8b
(又は9b、10b、11b)が突出位置を互い違いと
なるように突出して形成されている。また、第一及び第
二羽根の最先端部を互いに湾曲内側に向けて向い合せに
断面鉤状に折曲して成形し、指を入れられる程度の先端
凹部12(又は13、14、15)が生じるようにして
いる。
【0017】調和空気の吹出パターンの調整は、吹出開
口部2bから指で直接第一及び第二羽根を操作して行
う。吹出口本体2の開口領域中央で第一羽根4(又は
5、6、7)及び第二羽根8(又は9、10、11)を
相互に接近させると、気流は両方の羽根の外周に沿って
流れ、吹出開口部2bから下向きに吹出すこととなる
(図4(A)参照)。この状態から第一及び第二羽根を
少し離反させて吹出口本体2の側壁にそれぞれ近づける
ようにすれば、開口率が小さくなって風量が減ると共に
気流の速度が増す。また、第一羽根4(又は5、6、
7)及び第二羽根8(又は9、10、11)をいずれか
の側壁側に寄せた状態では、気流はいずれか一方の羽根
の外曲面に沿って流れ、左右いずれかの水平方向に向け
て吹出すこととなる(図4(B)参照)。この時、側壁
に接触させた方の羽根にもう一方の羽根を接近させる
と、開口率が大きくなって風量が増加し、逆に離反させ
ると、開口率が小さくなって風量が減ると共に気流の速
度が増す。さらに、第一及び第二羽根を相互に離反させ
て各第一及び第二羽根をそれぞれ吹出口本体2の両側壁
に接触させると、閉止状態となって気流の吹出しは停止
する。
【0018】次に、前記構成に基づくライン型吹出口に
おける調整及び吹出動作について説明する。まず、第一
羽根4(又は5、6、7)及び第二羽根8(又は9、1
0、11)をそれぞれ角度調整し、調和空気の温度や室
内空間と吹出開口部2bの位置関係に合わせて、最適な
吹出パターンをセットする。例えば暖房使用時には、第
一及び第二羽根を互いに接近させた状態として吹出方向
を下向きとし、室内の空気より軽い暖気を下方の居住域
まで確実に到達できるようにする。一方、冷房使用時に
は、第一あるいは第二羽根を完全に吹出口本体2の側壁
に接触させ、この接触させた羽根に他方の羽根を寄せた
状態として吹出方向を横向きとし、室内の空気より重い
冷気が天井50付近から徐々に下方に達して十分室内に
拡散できるようにする。これら第一及び第二羽根は吹出
開口部2bの長手方向に四つ直列に配設されており、吹
出開口部2bを四等分に分割した各区画ごとに気流の吹
出しの向きを変化させることで吹出パターンが何通りも
得られ、周囲の条件に応じて最適な調整が行えることと
なる(図5、図6、図7参照)。
【0019】吹出パターンをセットした後、吹出開口部
2の長手方向の両端側と中央側とで風量が均等にならな
い場合には、第一及び第二羽根による風量調整で両端側
と中央側との間でそれぞれ風量のバランスをとる。両端
側では、第一羽根4(又は7)及び第二羽根8(又は1
1)を相互に離反させ、開口率を小さくして風量を減ら
すようにする。また、中央側では、第一羽根5(又は
6)及び第二羽根9(又は10)を相互に近付け、開口
率を大きくして風量が増えるようにする。
【0020】こうした調整の後、ダクト51から調和空
気を導入すると、調和空気はネック部2aに入り、内側
支持筒体3の各気流通路3bを通って各気流案内片3a
によりそれぞれ所定方向へ案内され、吹出開口部2b側
へと向う。調和空気の気流は各第一及び第二羽根に達
し、調整した各吹出しの向きに均一な風量で吹出開口部
2bから吹出すこととなる。
【0021】このように、本実施の形態に係るライン型
吹出口では、内側支持筒体3の気流案内片3aで整流さ
れた気流をさらに第一及び第二羽根による風量調整によ
り確実に吹出開口部2bの長手方向で均一化して吹出せ
ることとなり、各第一及び第二羽根で吹出しの向きを独
立に設定して多様な吹出パターンを得られることと合わ
せて、室内空間により均一に気流を拡散させて空気調和
効果を大幅に向上させられる。また、略長円断面のネッ
ク部2aを用いて吹出口本体2の高さ寸法を抑えられ、
天井内構造物と干渉しにくく、天井内空間が狭い場合で
も対応できる。加えて、内側支持筒体3で吹出口本体2
の側壁間を補強することとなり、吹出口本体2の強度を
高めて気流による揺れや振動等も抑えられる。
【0022】なお、前記実施の形態に係るライン型吹出
口においては、吹出口本体2は断熱材のグラスボードを
複数組付けて形成される構成としているが、鋼板や電気
亜鉛メッキ鋼板製としたり、あるいは鋼板や電気亜鉛メ
ッキ鋼板に静電植毛を施したものからなる構成とするこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明においては、前記ネ
ック部の断面形状を略長円状に形成し、ネック部から吹
出口本体に流入する気流の流動状態を変えて吹出開口部
中央に出やすくすることにより、長手方向の端部に集中
する気流の流れをより中央側に偏位させられ、吹出開口
部からの気流の吹出しが長手方向両端部に偏りにくくな
り、空気調和の対象空間により均一に気流を拡散させて
空気調和効果を向上させられるという効果を奏する。ま
た、ネック部の垂直方向寸法を小さくすることで吹出口
本体の高さ寸法全体を小さくできることにより、天井内
構造物と干渉しにくく、制約の多い取付条件にもより柔
軟に対応できることとなり、設置作業の能率化が図れる
という効果を有する。また、本発明においては、吹出口
本体内にネック部と連続する内側支持筒体を配設し、内
側支持筒体に切込みを形成して複数の気流案内片を折曲
げて気体通路を生じさせ、吹出口本体内部の気体の流れ
を気流案内片で吹出開口部側に案内できることにより、
吹出開口部からの気流の吹出しが長手方向において両端
部に偏ることなく均一化することとなり、気流分布を長
手方向に均一化でき、拡散能力を高めて空気調和効果を
さらに向上させられるという効果を有する。また、吹出
口本体の向い合う側壁間に内側支持筒体を配設している
ことにより、吹出口本体の強度を著しく高めることとな
り、気流による揺れや振動等を起りにくくして静粛性を
向上できるという効果を有する。また、本発明において
は、開口部に配設する案内手段を少なくとも中央と両端
の三つ以上に分割してそれぞれ独立に配設し、それぞれ
の位置で風量調整可能とすることにより、長手方向両端
部で風量を減らすと共に、中央部分で風量を確保する調
整が行えることとなり、吹出開口部から吹出す風量を長
手方向でさらに確実に均一化できると共に、各案内手段
で吹出しの向きを独立に設定して多様な吹出パターンを
得られることとなり、空気調和能力の一層の向上が図れ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るライン型吹出口の
正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るライン型吹出口の
概略構成縦断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るライン型吹出口の
内側支持筒体の要部概略説明図である。
【図4】(A)は本発明の一実施の形態に係るライン型
吹出口の垂直吹出状態説明図である。(B)は本発明の
一実施の形態に係るライン型吹出口の水平吹出状態説明
図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るライン型吹出口に
よる水平吹出パターンの例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るライン型吹出口に
よる水平吹出パターンの別の例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るライン型吹出口に
よる水平及び垂直吹出パターンの例を示す説明図であ
る。
【図8】従来のライン型吹出口の斜視図である。
【図9】従来のライン型吹出口の概略構成縦断面図であ
る。
【図10】従来のライン型吹出口の長手方向吹出パター
ン説明図である。
【符号の説明】
1、100 ライン型吹出口 2、101 吹出口本体 2a、101a ネック部 2b、101b 吹出開口部 2c、104 支持軸 3 内側支持筒体 3a 気流案内片 3b 気流通路 4、5、6、7、102 第一羽根 4a、5a、6a、7a、102a 円筒部 4b、5b、6b、7b、102b 支持孔 4c、5c、6c、7c 操作突部 8、9、10、11、103 第二羽根 8a、9a、10a、11a、103a 支持部 8b、9b、10b、11b 操作突部 12、13、14、15 先端凹部 50 天井 51 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 大芳 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内 (72)発明者 中島 洋一 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内 (72)発明者 古賀 孝弘 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和用の気体が供給される略筒状の
    ネック部を有し、且つ前記気体を空気調和の対象空間へ
    吹出す細長い矩形の吹出開口部を有してなる略箱状の吹
    出口本体と、当該吹出口本体の内側長手方向に位置調整
    自在に配設され、気体の吹出す方向を所定の向きに案内
    する一又は複数の案内手段とを備えるライン型吹出口に
    おいて、 前記ネック部が、断面形状を横長の略長円形状に形成さ
    れ、当該略長円形状の長径を前記吹出開口部に略平行に
    配設されることを特徴とするライン型吹出口。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のライン型吹出口に
    おいて、 少なくとも前記ネック部以上の開口断面を有する略筒状
    体で形成され、ネック部に連通してネック部が配設され
    る側壁及び当該側壁に対向する側壁間に配設固定される
    内側支持筒体を備え、 当該内側支持筒体の前記吹出開口部側に面する周側部に
    所定の切込みを形成し、当該切込みに基づいて前記周側
    部の複数の所定部分を所定角度に折曲して起して複数の
    気流案内片となすと共に、当該気流案内片を起して得ら
    れた周側部の開口部分を気流通路となすことを特徴とす
    るライン型吹出口。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載のライン型吹
    出口において、 前記各案内手段が、吹出方向調整に加え、前記吹出開口
    部の開口率を調整自在に形成されると共に、前記吹出開
    口部を長手方向に少なくとも両端及び中央の三つ以上に
    分割した領域それぞれに独立して調整自在に複数配設さ
    れることを特徴とするライン型吹出口。
JP25607797A 1997-09-03 1997-09-03 ライン型吹出口 Expired - Lifetime JP3862114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25607797A JP3862114B2 (ja) 1997-09-03 1997-09-03 ライン型吹出口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25607797A JP3862114B2 (ja) 1997-09-03 1997-09-03 ライン型吹出口

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1183150A true JPH1183150A (ja) 1999-03-26
JP3862114B2 JP3862114B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=17287578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25607797A Expired - Lifetime JP3862114B2 (ja) 1997-09-03 1997-09-03 ライン型吹出口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3862114B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125662A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Taikisha Ltd 空調用吹出器具、及び、それに使用する吐出部形成用筒体
WO2007148658A1 (ja) 2006-06-20 2007-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 空調装置の吹出口構造
JP2011145026A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Kimura Kohki Co Ltd 空気式誘引放射ユニット
JP2012007766A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Kimura Kohki Co Ltd 空気熱源ヒートポンプ式空調装置
KR101672486B1 (ko) * 2016-04-05 2016-11-17 주식회사성일 티이씨 리니어 노즐 챔버
CN106240287A (zh) * 2015-06-09 2016-12-21 保时捷股份公司 用于车辆的个人空气流动装置
JP2017142029A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 清水建設株式会社 空調用吹出口及びこれを用いた空調システム
CN107152771A (zh) * 2016-03-04 2017-09-12 常熟快风空调有限公司 空调用静压箱

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS447331Y1 (ja) * 1966-08-10 1969-03-19
JPS5124035U (ja) * 1974-08-12 1976-02-21
JPS5131342U (ja) * 1974-08-24 1976-03-06
JPS5192959U (ja) * 1975-01-23 1976-07-26
JPS51136647U (ja) * 1975-04-25 1976-11-04
JPS5318010U (ja) * 1976-07-26 1978-02-16
JPS5833043A (ja) * 1981-08-24 1983-02-26 Nissan Motor Co Ltd 流体吹出口構造
JPS63175749U (ja) * 1986-12-01 1988-11-15
JPH0367950A (ja) * 1989-08-04 1991-03-22 Hitachi Ltd 空気調和機
JPH0470948U (ja) * 1990-11-27 1992-06-23
JPH0540755U (ja) * 1991-10-25 1993-06-01 株式会社菱工 空調用吹出し口消音ボツクス
JPH0552650U (ja) * 1991-12-17 1993-07-13 ダイキン工業株式会社 気体の吹出装置
JPH06174292A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Toppan Printing Co Ltd エアー吹き出し構造体
JPH0749146A (ja) * 1993-08-03 1995-02-21 Seki Abe 天井用の冷暖房用吹出口
JPH07190472A (ja) * 1993-12-25 1995-07-28 Toppan Printing Co Ltd エアー吹き出し口の風向調整板用支持部材
JP3040546U (ja) * 1997-02-14 1997-08-26 空調技研工業株式会社 吹出口装置

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS447331Y1 (ja) * 1966-08-10 1969-03-19
JPS5124035U (ja) * 1974-08-12 1976-02-21
JPS5131342U (ja) * 1974-08-24 1976-03-06
JPS5192959U (ja) * 1975-01-23 1976-07-26
JPS51136647U (ja) * 1975-04-25 1976-11-04
JPS5318010U (ja) * 1976-07-26 1978-02-16
JPS5833043A (ja) * 1981-08-24 1983-02-26 Nissan Motor Co Ltd 流体吹出口構造
JPS63175749U (ja) * 1986-12-01 1988-11-15
JPH0367950A (ja) * 1989-08-04 1991-03-22 Hitachi Ltd 空気調和機
JPH0470948U (ja) * 1990-11-27 1992-06-23
JPH0540755U (ja) * 1991-10-25 1993-06-01 株式会社菱工 空調用吹出し口消音ボツクス
JPH0552650U (ja) * 1991-12-17 1993-07-13 ダイキン工業株式会社 気体の吹出装置
JPH06174292A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Toppan Printing Co Ltd エアー吹き出し構造体
JPH0749146A (ja) * 1993-08-03 1995-02-21 Seki Abe 天井用の冷暖房用吹出口
JPH07190472A (ja) * 1993-12-25 1995-07-28 Toppan Printing Co Ltd エアー吹き出し口の風向調整板用支持部材
JP3040546U (ja) * 1997-02-14 1997-08-26 空調技研工業株式会社 吹出口装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125662A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Taikisha Ltd 空調用吹出器具、及び、それに使用する吐出部形成用筒体
WO2007148658A1 (ja) 2006-06-20 2007-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 空調装置の吹出口構造
US8109813B2 (en) 2006-06-20 2012-02-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Thin air outlet structure of vehicle air conditioner
JP2011145026A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Kimura Kohki Co Ltd 空気式誘引放射ユニット
JP2012007766A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Kimura Kohki Co Ltd 空気熱源ヒートポンプ式空調装置
CN106240287A (zh) * 2015-06-09 2016-12-21 保时捷股份公司 用于车辆的个人空气流动装置
CN106240287B (zh) * 2015-06-09 2020-02-04 保时捷股份公司 用于车辆的个人空气流动装置
JP2017142029A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 清水建設株式会社 空調用吹出口及びこれを用いた空調システム
CN107152771A (zh) * 2016-03-04 2017-09-12 常熟快风空调有限公司 空调用静压箱
KR101672486B1 (ko) * 2016-04-05 2016-11-17 주식회사성일 티이씨 리니어 노즐 챔버

Also Published As

Publication number Publication date
JP3862114B2 (ja) 2006-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112135743B (zh) 流体吹出装置
JPH1183150A (ja) ライン型吹出口
JPH11132543A (ja) 吹出口装置
EP3786388B1 (en) Blowing device
JP6184190B2 (ja) 低温吹出口装置
JP4666493B2 (ja) 吹出口の風向制御装置及び空気調和機の室内機
JP2000130830A (ja) 空気調和用チャンバー
JP4480833B2 (ja) 吹出口装置
JPH08100946A (ja) 吹出し空調用グリル
JP3933280B2 (ja) 吹出口装置
JP2006234278A (ja) 天井埋込型空気調和装置
JP3820182B2 (ja) 空調装置のルーバー及び空調装置の気流制御構造、並びに空調装置
JPH05141718A (ja) 輻射空調機器
JP2007113806A (ja) 吹出口の風向制御装置及び空気調和機の室内機
JP2000161759A (ja) 吹出口装置
JPH07324801A (ja) 吹出しグリル
JP3040546U (ja) 吹出口装置
JP3448973B2 (ja) システム天井用ライン型吹出口
JPH10220856A (ja) 空調機用吹出し装置
US20230151999A1 (en) Blow-out unit and air conditioning apparatus
JP3037116U (ja) ライン型吹出口
JPH11325573A (ja) 空気調和機
JP3891850B2 (ja) ラインディフューザ
JP2004003735A (ja) 吹出口装置
US20240166026A1 (en) Air-conditioning register

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141006

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term