JPH10306535A - 建物の床用デッキプレート構造 - Google Patents
建物の床用デッキプレート構造Info
- Publication number
- JPH10306535A JPH10306535A JP11799997A JP11799997A JPH10306535A JP H10306535 A JPH10306535 A JP H10306535A JP 11799997 A JP11799997 A JP 11799997A JP 11799997 A JP11799997 A JP 11799997A JP H10306535 A JPH10306535 A JP H10306535A
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- JP
- Japan
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- deck plate
- main
- reinforcement
- bar
- floor
- Prior art date
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- Pending
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デッキプレートに溶接の配筋のコンクリート
打設時の強度劣化を防止する。 【解決手段】 捨て型枠となる配筋２付きのデッキプレ
ート１である。配筋２は、上記デッキプレート１上に上
下方向に所要の間隔をもって並列され、かつデッキプレ
ート１の横方向に並列さえた上端及び下端の主筋２０
ａ、２０ｂと、その波状上下端が上端主筋２０ａ又は下
端主筋２０ｂの横方向の並列方向に向かって波状に配設
され、その波状上下端がデッキプレート１、上端主筋２
０ａ、デッキプレート１と交互に溶接ａされた吊筋２２
とから成る。その吊筋２２のデッキプレート１との溶接
点ａはその立ち上がり下端となっており、又このため吊
筋の各溶接点が吊筋２２及びデッキプレート１が真直ぐ
な辺をなす三角形の各頂点となり、三角形となれば、コ
ンクリート打設時の上下方向及び横方向の力に対する抗
力が増す。
打設時の強度劣化を防止する。 【解決手段】 捨て型枠となる配筋２付きのデッキプレ
ート１である。配筋２は、上記デッキプレート１上に上
下方向に所要の間隔をもって並列され、かつデッキプレ
ート１の横方向に並列さえた上端及び下端の主筋２０
ａ、２０ｂと、その波状上下端が上端主筋２０ａ又は下
端主筋２０ｂの横方向の並列方向に向かって波状に配設
され、その波状上下端がデッキプレート１、上端主筋２
０ａ、デッキプレート１と交互に溶接ａされた吊筋２２
とから成る。その吊筋２２のデッキプレート１との溶接
点ａはその立ち上がり下端となっており、又このため吊
筋の各溶接点が吊筋２２及びデッキプレート１が真直ぐ
な辺をなす三角形の各頂点となり、三角形となれば、コ
ンクリート打設時の上下方向及び横方向の力に対する抗
力が増す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物のコンクリ
ート床を構築する際のデッキプレート（捨て型枠）の構
造に関するものである。
ート床を構築する際のデッキプレート（捨て型枠）の構
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建物のコンクリート床構造として、図３
に示すように、梁Ｈ間にデッキプレート１を架設して溶
接し、このデッキプレート１に配筋２を設けて、そのデ
ッキプレート１上に前記配筋２を埋設する状態でコンク
リートＣを打設して床を形成したものがある。
に示すように、梁Ｈ間にデッキプレート１を架設して溶
接し、このデッキプレート１に配筋２を設けて、そのデ
ッキプレート１上に前記配筋２を埋設する状態でコンク
リートＣを打設して床を形成したものがある。
【０００３】この構造のコンクリート床を作る際、工期
の短縮化を図るために、デッキプレート１に配筋２を工
場等で前もって溶接し、それを現場に持ち込むようにし
ている。その配筋２付きのデッキプレート１として、図
４、５に示すように、配筋２がデッキプレート１上に上
下方向に所要の間隔をもって並列され、かつデッキプレ
ート１の横方向に並列された上端及び下端の主筋２０
ａ、２０ｂと、その上下端の主筋２０ａ、２０ｂ間にそ
の長さ方向に波状に配設されて、その波状上下端が上端
主筋２０ａ又は下端主筋２０ｂに交互に溶接ａされたラ
チス筋２１と、隣接する前記上端主筋２０ａ間に架設さ
れてその端を溶接ａされた横補剛筋２３とから成るも
の、また、図６に示すように、横補剛筋２３に代えてデ
ッキプレート１から立ち上がって上下主筋２０ａ、２０
ｂの横方向の並列方向に向かって波状に配設され、その
波状上下端がデッキプレート１、上端主筋２０ａ、デッ
キプレート１と交互に溶接ａされた吊筋２２としたもの
がある。
の短縮化を図るために、デッキプレート１に配筋２を工
場等で前もって溶接し、それを現場に持ち込むようにし
ている。その配筋２付きのデッキプレート１として、図
４、５に示すように、配筋２がデッキプレート１上に上
下方向に所要の間隔をもって並列され、かつデッキプレ
ート１の横方向に並列された上端及び下端の主筋２０
ａ、２０ｂと、その上下端の主筋２０ａ、２０ｂ間にそ
の長さ方向に波状に配設されて、その波状上下端が上端
主筋２０ａ又は下端主筋２０ｂに交互に溶接ａされたラ
チス筋２１と、隣接する前記上端主筋２０ａ間に架設さ
れてその端を溶接ａされた横補剛筋２３とから成るも
の、また、図６に示すように、横補剛筋２３に代えてデ
ッキプレート１から立ち上がって上下主筋２０ａ、２０
ｂの横方向の並列方向に向かって波状に配設され、その
波状上下端がデッキプレート１、上端主筋２０ａ、デッ
キプレート１と交互に溶接ａされた吊筋２２としたもの
がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の配筋２付き
デッキプレート１において、コンクリートＣを打設した
際、その打設圧力により、図４、５のものにおいては、
図７鎖線で示すように、ラチス筋２１が横方向に変形し
たり、図６のものにおいては、図８鎖線で示すように、
吊筋２２が横座屈して変形する場合があった。このよう
に変形すると、配筋２の強度劣化につながり、問題とな
る。
デッキプレート１において、コンクリートＣを打設した
際、その打設圧力により、図４、５のものにおいては、
図７鎖線で示すように、ラチス筋２１が横方向に変形し
たり、図６のものにおいては、図８鎖線で示すように、
吊筋２２が横座屈して変形する場合があった。このよう
に変形すると、配筋２の強度劣化につながり、問題とな
る。
【０００５】この発明は、上記変形をなくすことを課題
とする。
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、図４、５のものにおいては、
上記ラチス筋と横補剛筋の成す縦断面形状を台形とし
（請求項２）、図６のものにあっては、上記吊筋のデッ
キプレートとの溶接点を、その立ち上がり下端としたの
である（請求項１）。
に、この発明にあっては、図４、５のものにおいては、
上記ラチス筋と横補剛筋の成す縦断面形状を台形とし
（請求項２）、図６のものにあっては、上記吊筋のデッ
キプレートとの溶接点を、その立ち上がり下端としたの
である（請求項１）。
【０００７】台形とすれば、上下方向及び横方向の力に
対する抗力が増し、また、吊筋の各溶接点も吊筋及びデ
ッキプレートが辺をなす三角形の各頂点となり、三角形
となれば、同じく、上下方向及び横方向の力に対する抗
力が増す。
対する抗力が増し、また、吊筋の各溶接点も吊筋及びデ
ッキプレートが辺をなす三角形の各頂点となり、三角形
となれば、同じく、上下方向及び横方向の力に対する抗
力が増す。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１に図４、５のものの一実施形
態を、図２に、図６のものの一実施形態を示し、図１で
は、隣接する上端主筋２０ａの間隔を下端主筋２０ｂの
間隔より、狭く、又は広して、ラチス筋２１と横補剛筋
２３の成す縦断面形状を台形とした。図中、２４はデッ
キプレート１にその横方向に配設されて適宜位置で溶接
ａされたスペーサ筋であり、その凸部に下端主筋２０ｂ
が溶接される。
態を、図２に、図６のものの一実施形態を示し、図１で
は、隣接する上端主筋２０ａの間隔を下端主筋２０ｂの
間隔より、狭く、又は広して、ラチス筋２１と横補剛筋
２３の成す縦断面形状を台形とした。図中、２４はデッ
キプレート１にその横方向に配設されて適宜位置で溶接
ａされたスペーサ筋であり、その凸部に下端主筋２０ｂ
が溶接される。
【０００９】一方、図２では、吊筋２２のデッキプレー
ト１からの立ち上がり下端をデッキプレート１に溶接ａ
して、吊筋２２が各溶接点ａがなす三角形の真直ぐな辺
をなすようにした。
ト１からの立ち上がり下端をデッキプレート１に溶接ａ
して、吊筋２２が各溶接点ａがなす三角形の真直ぐな辺
をなすようにした。
【００１０】
【発明の効果】この発明は以上のようにすることによ
り、配筋の強度劣化を防止し得る。
り、配筋の強度劣化を防止し得る。
【図１】一実施形態の要部正面図
【図２】他の実施形態の要部正面図
【図３】建物の床構造の概略断面図
【図４】配筋付きデッキプレートの傾斜図
【図５】同拡大図
【図６】他の配筋付きデッキオウレートの拡大要部斜視
図
図
【図７】従来例の要部正面図
【図８】従来例の要部正面図
【符号の説明】 Ｃ コンクリート Ｈ 床梁 ａ 溶接点 １ デッキプレート ２ 配筋 ２０ａ 上端主筋 ２０ｂ 下端主筋 ２１ ラチス筋 ２２ 吊筋 ２３ 横補剛筋 ２４ スペーサ筋
Claims (2)
- 【請求項１】 建物の床用梁Ｈ間にデッキプレート１を
架設し、このデッキプレート１には配筋２が設けられ
て、そのデッキプレート１上に前記配筋２を埋設する状
態でコンクリートＣを打設して床を形成する際の、その
前記デッキプレート構造であって、 上記配筋２は、上記デッキプレート１上に上下方向に所
要の間隔をもって並列され、かつデッキプレート１の横
方向に並列された上端及び下端の主筋２０ａ、２０ｂ
と、その上下端の主筋２０ａ、２０ｂ間にその長さ方向
に波形に配設されたラチス筋２１と、前記デッキプレー
ト１から立ち上がって前記上下主筋２０ａ、２０ｂの横
方向の並列方向に向かって波状に配設され、その波状上
下端が、デッキプレート１、上端主筋２０ａ、デッキプ
レート１と交互に溶接ａされた吊筋２２とから成り、 上記吊筋２２のデッキプレート１との溶接点ａはその立
ち上がり下端としたことを特徴とする工場等で予め作ら
れるデッキプレート構造。 - 【請求項２】 建物の床用梁Ｈ間にデッキプレート１を
架設し、このデッキプレート１には配筋２が設けられ
て、そのデッキプレート１上に前記配筋２を埋設する状
態でコンクリートＣを打設して床を形成する際の、その
前記デッキプレート構造であって、 上記配筋２は、上記デッキプレート１上に上下方向に所
要の間隔をもって並列され、かつデッキプレート１の横
方向に並列された上端及び下端の主筋２０ａ、２０ｂ
と、その上下の主筋２０ａ、２０ｂ間にその長さ方向に
波状に配設されたラチス筋２１と、隣接する前記上端主
筋２０ａ間に架設されてその端を溶接された横補剛筋２
３とから成り、 上記ラチス筋２１と横補剛筋２３の成す縦断面形状を台
形としたことを特徴とする工場等で予め作られるデッキ
プレート構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11799997A JPH10306535A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 建物の床用デッキプレート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11799997A JPH10306535A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 建物の床用デッキプレート構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10306535A true JPH10306535A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14725548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11799997A Pending JPH10306535A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 建物の床用デッキプレート構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10306535A (ja) |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP11799997A patent/JPH10306535A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040423 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060307 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060620 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |