JPH10306291A - 低温粘度特性がよい粘度指数向上剤 - Google Patents

低温粘度特性がよい粘度指数向上剤

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JPH10306291A
JPH10306291A JP9134339A JP13433997A JPH10306291A JP H10306291 A JPH10306291 A JP H10306291A JP 9134339 A JP9134339 A JP 9134339A JP 13433997 A JP13433997 A JP 13433997A JP H10306291 A JPH10306291 A JP H10306291A
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meth
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尚二 滝川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異性化パラフィン含有の高粘度指数油に好適
な粘度指数向上剤を開発する。 【解決手段】 96重量%のポリメタクリレート(構成
単位としてデシルメタクリレート100モル%含有、重
合体のガラス転移温度−65℃)、2重量%のポリメタ
クリレート(構成単位としてドデシルメタクリレート7
5モル%と、セチルメタクリレート12モル%と、オク
タデシルメタクリレート13モル%含有)および2重量
%のポリメタクリレート(構成単位としてドデシルメタ
クリレート82モル%と、テトラデシルメタクリレート
14モル%と、セチルメタクリレート3モル%と、オク
タデシルメタクリレート1モル%含有)からなる低温粘
度特性がよい粘度指数向上剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘度指数向上剤に
関する。更に詳しくは、異性化パラフィンを含有する高
粘度指数鉱物油用の粘度指数向上剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の省燃費という社会的要請によっ
て、潤滑油や作動油は低温粘度の低いことが強く望まれ
るようになってきた。これを解決する手段の一つとして
異性化パラフィンを含有する高粘度指数油、またはこれ
と通常の溶剤精製鉱物油や合成潤滑油、MLDW油との
併用が行われるようになりつつある。これに対し流動点
降下剤を用いて低温粘度を良くする試みがなされてお
り、その例としては、特開昭54−70305号公報等
に認められるが、本高粘度指数油用に好適な粘度指数向
上剤が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常の鉱物
油と組成が著しく異なり、またこれに伴い粘度指数が高
い高粘度指数油に用いられた場合、優れた低温粘度を与
える粘度指数向上剤を開発する。特に、粘度指数115
〜150程度の高粘度指数油に好適な粘度指数向上剤を
開発する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、特定割合で、特定のアルキル炭素数を有する
(メタ)アクリレート系ポリマーを、近年使用されつつ
ある高粘度指数油に用いると極めて低い低温粘度を与え
ることを見いだし本発明に至った。
【0005】すなわち、本発明は炭素数8〜12のアル
キル基を有するアルキル(メタ)アクリレート(a)か
ら構成される重合体(A)と炭素数1〜13のアルキル
基を有するアルキル(メタ)アクリレート(b1)を0
〜90モル%、炭素数14〜24のアルキル基を有する
アルキル(メタ)アクリレート(b2)を10〜100
モル%から構成される重合体(B)と炭素数1〜13の
アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート(c
1)を3〜87モル%、炭素数14〜24のアルキル基
を有すアルキル(メタ)アクリレート(c2)を13〜
97モル%から構成される重合体(C)との混合物から
なり、(A)のガラス転移温度が−40℃以下であり、
(b1)と(c1)のモル%および(b2)と(c2)
のモル%が、それぞれ3モル%以上異なり、(A)が8
0〜99重量%,(B)が0.1〜19.9重量%、
(C)が0.1〜19.9重量%含有されている、異性
化パラフィンを含有する高粘度指数油用の粘度指数向上
剤である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に於て用いられるアルキル
アクリレート(a1)とはアルキル基の炭素数8〜12
の直鎖または/および分枝アルキル基を有するアクリレ
ート類である。これらの例としては、オクチルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノニルアクリ
レート、デシルアクリレート、イソデシルアクリレー
ト、ウンデシルアクリレート、ドデシルアクリレート等
が挙げられる。これらのアクリレートは、アクリル酸や
メチルアクリレート等と天然または合成アルコールとの
直接エステル化、またはエステル交換反応によって容易
に製造することができる。天然アルコールを用いればア
ルキル基は直鎖のものとなり炭素数は偶数のものとな
る。合成アルコールを用いると、例えばドバノール(三
菱油化製)を用いるとアルキル基は直鎖と分枝の混合し
たものとなり、炭素数も奇数、偶数の混合したものとな
る。これらのアルキルアクリレートの内、特に好ましい
のはアルキル基の炭素数が8〜10のアルキルアクリレ
ートであり、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリレ
ート等が挙げられる。これらのアルキルアクリレートの
内、特に好ましいのはアルキル基の炭素数が8〜10の
アルキルアクリレートであり、オクチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、ノニルアクリレー
ト、デシルアクリレート等が挙げられる。アルキルメタ
クリレート(a2)とはアルキル基の炭素数8〜12の
直鎖または/および分枝アルキル基を有するメタクリレ
ート類である。これらの例としては、オクチルメタクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ノニルメ
タクリレート、デシルメタクリレート、イソデシルメタ
クリレート、ウンデシルメタクリレート、ドデシルメタ
クリレート等が挙げられる。これらのメタクリレート
は、メタクリル酸やメチルメタクリレート等と天然また
は合成アルコールとの直接エステル化、またはエステル
交換反応によって容易に製造することができる。天然ア
ルコールを用いればアルキル基は直鎖のものとなり炭素
数は偶数のものとなる。合成アルコールを用いると、例
えばドバノール(三菱油化製)を用いるとアルキル基は
直鎖と分枝の混合したものとなり、炭素数も奇数、偶数
の混合したものとなる。これらのアルキルメタクリレー
トの内、特に好ましいのはアルキル基の炭素数が10〜
12のアルキルメタクリレートであり、デシルメタクリ
レート、イソデシルメタクリレート、ウンデシルメタク
リレート、ドデシルメタクリレート等が挙げられる。ア
ルキル(メタ)アクリレート(b1)およびアルキル
(メタ)アクリレート(c1)とは、アルキル基の炭素
数1〜13の直鎖および/または分枝アルキル基を有す
る(メタ)アクリレート類である。これらの例として
は、メチル(メタ)クリレート、エチル(メタ)クリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、2−メチル−1−プロピル(メ
タ)アクリレート、s−ブチル(メタ)アクリレート、
t−ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)
アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチ
ル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル
(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)
アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデ
シル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらメタ
クリレートは、(メタ)アクリル酸やメチル(メタ)ア
クリレート等と天然または合成アルコールとの直接エス
テル化、またはエステル交換反応によって容易に製造す
ることができる。天然アルコールを用いればアルキル基
は直鎖のものとなり炭素数は偶数のものとなる。合成ア
ルコールを用いると、例えばドバノール(三菱油化製)
を用いるとアルキル基は直鎖と分枝の混合したものとな
り、炭素数も奇数、偶数の混合したものとなる。ダイア
ドール(三菱化学製)を用いるとアルキル基は直鎖と分
岐の混合したものとなり、炭素数は奇数のもののみとな
る。これらの内、特に好ましいのはアルキル基の炭素数
が8〜13のアルキル(メタ)アクリレートであり、オ
クチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシ
ル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレ
ート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メ
タ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート等
が挙げられる。アルキル(メタ)アクリレート(b2)
およびアルキル(メタ)アクリレート(c2)とは、ア
ルキル基の炭素数14〜24の直鎖および/または分枝
アルキル基を有する(メタ)アクリレート類である。こ
れらの例としては、テトラデシル(メタ)アクリレー
ト、ペンタデシル(メタ)アクリレート、セチル(メ
タ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレー
ト、アイコシル(メタ)アクリレート、ドコシル(メ
タ)アクリレート、テトラコシル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。これらメタクリレートは、(メタ)ア
クリル酸やメチル(メタ)アクリレート等と天然または
合成アルコールとの直接エステル化、またはエステル交
換反応によって容易に製造することができる。天然アル
コールを用いればアルキル基は直鎖のものとなり炭素数
は偶数のものとなる。合成アルコールを用いると、例え
ばドバノール(三菱油化製)を用いるとアルキル基は直
鎖と分枝の混合したものとなり、炭素数も奇数、偶数の
混合したものとなる。ダイアドール(三菱化学製)を用
いるとアルキル基は直鎖と分岐の混合したものとなり、
炭素数は奇数のもののみとなる。これらのアルキル(メ
タ)アクリレートの内、特に好ましいのはアルキル基の
炭素数が14〜22のアルキル(メタ)アクリレートで
あり、テトラデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシ
ル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレー
ト、オクタデシル(メタ)アクリレート、アイコシル
(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。
【0007】これら各種の(メタ)アクリレート類の
内、低温粘度の低い潤滑油等を与える上で、重合体Aに
ついては(a)のみから構成され、重合体(B)につい
ては(b1)が0〜90モル%、(b2)が10〜10
0モル%から構成され、重合体(C)については(c
1)が3〜87モル%、(c2)が13〜97モル%か
ら構成されており、(b1)と(c1)のモル%および
(b2)と(c2)のモル%が、それぞれ3モル%以上
異なり、(A)が80〜99重量%、(B)が0.1〜
19.9重量%、(C)が0.1〜19.9重量%含有
することが必要である。特に、重合体(A)は(a)が
炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)
アクリレートから構成され、重合体(B)については
(b1)が0〜85モル%、(b2)が15〜100モ
ル%から構成され、重合体(C)については(c1)が
5〜82モル%、(c2)が18〜95モル%から構成
されており、(b1)と(c1)のモル比および(b
2)と(c2)のモル比が、それぞれ5モル%以上異な
り、(A)が90〜99重量%、(B)が1〜9重量
%、(C)が1〜9重量%含有することが必要である。
【0008】重合体(A)は炭素数8〜12のアルキル
基を有するアルキル(メタ)アクリレートから構成され
るばかりではなく、当該重合体のガラス転移温度が−4
0℃以下であることが必要である。特に、好ましくは−
50℃以下であることが必要である。ガラス転移温度は
示差走査熱量計(Differential Scan
ning Calorimeter、略称、DSC)に
よって測定することができる。測定は、例えば、窒素雰
囲気下、サンプル採取量約5mg、温度範囲−180〜
80℃、昇温速度10℃/min.の条件下で行われ
る。
【0009】本発明の粘度指数向上剤は、特定の アル
キル(メタ)アクリレートからなる重合体(A)、重合
体(B)および重合体(C)の混合物であるが、これら
の重合体のうち重合体(A)は構成単位として、10重
量%未満、好ましくは5重量%未満の範囲で,(a)以
外に、重合可能な二重結合を有する他の化合物を含有す
ることができる。ただし、これらの化合物を含有する重
合体(A)のガラス転移温度は−40℃以下であること
が必要である。これらの化合物の例としては、例えばア
ルキル基の炭素数1〜5およびアルキル基を有するアル
キル(メタ)アクリレート類(メチル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート等)、炭素数1
3〜24のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリ
レート類(トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデ
シル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレー
ト、オクタデシル(メタ)アクリレート等)、アルキル
基の炭素数1〜30の不飽和ポリカルボン酸エステル類
(ジメチルマレエート、ジエチルマレエート、ジブチル
マレエート、ジオクチルマレエート、ジ(2−エチル−
ヘキシル)マレエート、ジデシルマレエート、ジドデシ
ルマレエート、ジトリデシルマレエート、ジテトラデシ
ルマレエート、ジペンタデシルマレエート、ジセチルマ
レエート、ジステアリルマレエート等やこれらのアルキ
ル基に相当するアルキル基を有するジアルキルフマレー
ト、ジアルキルイタコネート、ジアルキルクロトネート
等や、ビニル芳香族化合物(スチレン、ビニルトルエン
等)、ビニルエーテル類(メチルビニルエーテル、ブチ
ルビニルエーテル等)、ビニルエステル類(酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等)、アルファオレフィン類
(デセン、ドデセン等)等、N−ビニルピロリドン、N
−ビニルチオピロリドン、ビニルピリジン、N,N−ジ
アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート(アルキ
ル基の炭素数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミ
ノアルキル(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭素
数は、通常、1〜4)、モルホリノアルキル(メタ)ア
クリレート、ビニルイミダゾール等が挙げられる。これ
らの化合物の中、窒素原子や硫黄原子を含有する化合物
は清浄分散性や抗酸化性を付与することができ、好まし
い含有量は5重量%以下である。
【0010】本発明の重合体(A)、(B)および
(C)は、通常の方法によって容易に得ることができ
る。例えば前記したモノマー類を鉱物油や溶剤中でラジ
カル重合することにより得られる。この場合、重合開始
剤としてアゾ系(例えば、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスジメチルバレロニトリル等)や過酸化物系
(例えば、ベンゾイルパーオキシド、クミルパーオキシ
ド、ラウリルパーオキシド等)を用いる。このようにし
て得られた重合体の重量平均分子量は、(A)は1〜1
00万、(B)および(C)は1〜20万である。
【0011】本発明の粘度指数向上剤が添加される異性
化パラフィン含有高粘度指数油とは、通常の溶剤精製な
どによって製造されるものとは、性能的にも組成的にも
大きく異なるものである。この高粘度指数油は、オラン
ダ国特許出願第7613854号、特開平3−2233
93号公報、特開平5−214349号公報、特開平6
−116572号公報等に記載の方法で製造されるもの
である。すなわち、オランダ国特許出願第761385
4号、特開平5−214349号公報、特開平6−11
6572号公報等に記載の方法で製造されるものでは、
n−パラフィンを触媒を用いて水素化分解しイソパラフ
ィンに異性化した成分を含有するものである。この時の
水素化分解触媒としては、貴金属触媒などが通常用いら
れる。また、特開平3−223393等に記載の方法で
製造されるものでは、減圧蒸留留出油、脱歴油等を触媒
を用いて水素化分解しイソパラフィンに異性化した成分
を含有するものである。この時の水素化触媒としては、
貴金属触媒が通常用いられる。尚、このようにして製造
されたイソパラフィン含有異性化鉱物油を、更に溶剤精
製したものも本発明の対象鉱物油に含まれる。このよう
な異性化パラフィン含有鉱物油は、通常の溶剤精製鉱物
油とは組成が大きく異なることから、粘度指数は大き
く、製造法やイソパラフィン含量などにより異なるが通
常115〜150程度のものとなる(通常の鉱物油は、
粘度指数が90〜105程度)。
【0012】本発明の粘度指数向上剤は、異性化パラフ
ィン含有高粘度指数油単独に使用されることは当然であ
るが、これに通常の鉱物油や合成潤滑油、更にはMLD
W油等と混合された場合も本発明に含まれる。ここで、
通常の鉱物油とは、減圧蒸留油や脱れき油等をフルフラ
ール等により芳香族成分を溶剤で除去した後、トルエン
/メチルエチルケトン混合溶剤やプロパン溶剤により脱
ろうしたものをいう。又、合成潤滑油とは、エステル系
のもの(トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ヘキサメチレンジオール等のアルコール類と脂肪酸
とのエステル類や、アジピン酸と脂肪族アルコールとの
エステルなど)やポリオレフィン系のもの(例えばデセ
ンオリゴマーなどのPAO系のものなど)である。ま
た、MLDW油とは、モービル・ルーブ・ディワキシン
グと呼ばれるプロセスで製造されるもので、具体的には
合成ゼオライト触媒などによりワックスを分解・除去し
たものである。高粘度指数油と他のものが配合されて使
用される場合も本発明に含まれるが、この場合、高粘度
指数油の含量は100〜30容量%程度である。
【0013】本発明の粘度指数向上剤は高粘度指数油と
共に用いられ、低温粘度が低いとの特性を活かして、S
AE5W−30グレード等のような低粘度タイプのマル
チグレードエンジン油、SAE75W−90グレード等
のようなマルチグレードギアギア油、オートマチックト
ランスミッション油等の駆動系潤滑油、建設機械等に使
用される高粘度指数作動油や数値制御工作機械(NCマ
シン)作動油等の製造に最適のものとなる。
【0014】本発明の粘度指数向上剤は、他の任意成
分、例えば清浄剤(スルフォネート系、サリチレート
系、フェネート系、ナフテネート系のもの等)、分散剤
(イソブテニルコハク酸イミド系、マンニッヒ縮合物系
等)、抗酸化剤(ジンクジチオフォスフェート、アミン
系、ヒンダードフェノール系等)、流動点降下剤、油性
剤(脂肪酸系、脂肪酸エステル系等)、摩擦摩耗調整剤
(モリブデンジチオフォスフェート、モリブデンカーバ
メイト等)、極圧剤(硫黄リン系、クロル系等)を含ん
でいても良い。
【0015】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。尚、特に
断わらない限り%は重量%を表すものとする。
【0016】合成例A1 攪拌機、温度計、コンデンサー、窒素吹き込み管を付け
た1リットル四ツ口フラスコに、100ニュートラルの
鉱物油を214g仕込み、窒素置換を行った後、85℃
に昇温した。その後、窒素雰囲気下、この温度に保って
単量体として、デシルメタクリレート500g,重合開
始剤としてアゾビスジメチルバレロニトリル2.0g,
連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン5.0gの混合
物を3時間にわたって滴下し、さらに3時間、同温度に
保ち反応を完結させ、ガラス転移温度−70℃、重量平
均分子量4.8万、ポリマー濃度69%の重合体溶液を
得た。
【0017】合成例A2 単量体としてドデシルメタクリレート500gを使用す
る以外、合成例A1と同様な方法で重合を行い、ガラス
転移温度−65℃、重量平均分子量4.5万、ポリマー
濃度69%の重合体溶液を得た。
【0018】合成例A3 単量体として2−エチル−ヘキシルアクリレート75
g、ドデシルメタクリレート425gを使用する以外、
合成例A1と同様な方法で重合を行い、ガラス転移温度
−63℃、重量平均分子量4.2万、ポリマー濃度69
%の重合体溶液を得た。
【0019】合成例A4 単量体としてオクチルアクリレート40g、デシルメタ
クリレート460g使用する以外、合成例A1と同様な
方法で重合を行い、ガラス転移温度−69℃、重量平均
分子量4.3万、ポリマー濃度69%の重合体溶液を得
た。
【0020】合成例A5 単量体としてテトラデシルアクリレート500gを使用
する以外、合成例A1と同様な方法で重合を行い、ガラ
ス転移温度14℃、重量平均分子量4.2万、ポリマー
濃度69%の重合体溶液を得た。
【0021】合成例A6 攪拌機、温度計、コンデンサー、窒素吹き込み管を付け
た1リットル四ツ口フラスコに、100ニュートラルの
鉱物油を300g仕込み、窒素置換を行った後、75℃
に昇温した。その後、窒素雰囲気下、この温度に保って
単量体としてn−オクチルアクリレート500g、重合
開始剤としてアゾビスジメチルバレロニトリル00.5
gの混合物を3時間にわたって滴下し、さらに3時間、
同温度に保ち反応を完結させ、ガラス転移温度−65
℃、重量平均分子量19.0万、ポリマー濃度39%の
重合体溶液を得た。
【0022】合成例A7 単量体としてドデシルメタクリレート500g使用する
以外、合成例A6と同様な方法で重合を行い、ガラス転
移温度−65℃、重量平均分子量20,0万、ポリマー
濃度39%の重合体溶液を得た。
【0023】合成例A8 単量体として2−エチル−ヘキシルアクリレート120
g、ドデシルメタクリレート380gを使用する以外、
合成例A6と同様な方法で重合を行い、ガラス転移温度
−62℃、重量平均分子量18,0万、ポリマー濃度3
9%の重合体溶液を得た。
【0024】合成例A9 単量体としてデシルメタクリレート235g、ドデシル
メタクリレート265gを使用する以外、合成例A6と
同様な方法で重合を行い、ガラス転移温度−68℃、重
量平均分子量21,0万、ポリマー濃度39%の重合体
溶液を得た。
【0025】合成例A10 単量体としてテトラデシルメタクリレート500gを使
用する以外、合成例A6と同様な方法で重合を行い、ガ
ラス転移温度14℃、重量平均分子量21,0万、ポリ
マー濃度39%の重合体溶液を得た。
【0026】合成例B1 攪拌機、温度計、コンデンサー、窒素吹き込み管を付け
た1リットル四ツ口フラスコに、100ニュートラルの
鉱物油を267g仕込み、窒素置換を行った後、80℃
に昇温した。その後、窒素雰囲気下、この温度に保って
単量体としてドデシルメタクリレート350g,セチル
メタクリレート70g,オクタデシルメタクリレート8
0g、重合開始剤としてアゾビスジメチルルバレロニト
リル2.0g,連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン
3.0gの混合物を3時間にわたって滴下し、さらに3
時間、同温度に保ち反応を完結させ、重量平均分子量
4.0万、ポリマー濃度59%の重合体溶液を得た。本
重合体の組成はモル%において(b1):(b2)=7
5:25である。
【0027】合成例B2 単量体としてドバノール23(三菱油化製の炭素数12
および13を有するオキソアルコール、のメタクリレー
ト250g、ドバノール45(三菱油化製の炭素数14
および15のオキソアルコール)のメタクリレート25
0gを使用する以外、合成例B1と同様な方法で重合を
行い、重量平均分子量6,0万、ポリマー濃59%の重
合体溶液を得た。本重合体の組成はモル%において(b
1):(b2)=52:48である。
【0028】合成例B3 単量体としてドバノール23(合成例B2に同じ)のメ
タクリレート200g、ドバノール45(合成例B2に
同じ)のメタクリレート200g、セチルメタクリレー
ト60g、オクタデシルメタクリレート40gを使用す
る以外、合成例B1と同様な方法で重合を行い、重量平
均分子量5.6万、ポリマー濃59%の重合体溶液を得
た。本重合体の組成はモル%において(b1):(b
2)=44:56である。
【0029】合成例B4 単量体としてドバノール23(合成例B2に同じ)のメ
タクリレート180g、ドバノール45(合成例B2に
同じ)のメタクリレート150g、セチルメタクリレー
ト110g、オクタデシルメタクリレート60gを使用
する以外、合成例B1と同様な方法で重合を行い、重量
平均分子量5.4万、ポリマー濃59%の重合体溶液を
得た。本重合体の組成はモル%において(b1):(b
2)=40:60である。
【0030】合成例B5 単量体としてドバノール23(合成例B2に同じ)のメ
タクリレート230g、テトラデシルメタクリレート7
5g、セチルメタクリレート135g、オクタデシルメ
タクリレート60gを使用する以外、合成例B1と同様
な方法で重合を行い、重量平均分子量4.8万、ポリマ
ー濃59%の重合体溶液を得た。本重合体の組成はモル
%において(b1):(b2)=50:50である。
【0031】合成例B6 単量体としてドデシルアクリレート335g、アイコシ
ルメタクリレート165gを使用する以外、合成例B1
と同様な方法で重合を行い、重量平均分子量5.3万、
ポリマー濃59%の重合体溶液を得た。本重合体の組成
はモル%において(b1):(b2)=70:30であ
る。
【0032】合成例C1 単量体としてドデシルメタクリレート400g、テトラ
デシルメタクリレート75g、セチルメタクリレート2
0g、オクタデシルメタクリレート5gを使用する以
外、合成例B1と同様な方法で重合を行い、重量平均分
子量5.2万、ポリマー濃59%の重合体溶液を得た。
本重合体の組成はモル%において(c1):(c2)=
82:18である。
【0033】合成例C2 単量体としてドバノール45(合成例B2に同じ)のメ
タクリレート440g、セチルメタクリレート40g、
オクタデシルメタクリレート20gを使用する以外、合
成例B1と同様な方法で重合を行い、重量平均分子量
5.0万、ポリマー濃59%の重合体溶液を得た。本重
合体の組成はモル%において(c1):(c2)=0:
100である。
【0034】合成例C3 単量体としてセチルメタクリレート340g、オクタデ
シルメタクリレート160gを使用する以外、合成例B
1と同様な方法で重合を行い、重量平均分子量5.1
万、ポリマー濃59%の重合体溶液を得た。本重合体の
組成はモル%において(c1):(c2)=0:100
である。
【0035】合成例C4 単量体としてドバノール23(合成例B2に同じ)のメ
タクリレート140g、ドバノール45(合成例B2に
同じ)280g、セチルメタクリレート50g、オクタ
デシルメタクリレート30gを使用する以外、合成例B
1と同様な方法で重合を行い、重量平均分子量4.5
万、ポリマー濃59%の重合体溶液を得た。本重合体の
組成はモル%において(c1):(c2)=30:70
である。
【0036】合成例C5 単量体としてドデシルメタクリレート280g、テトラ
デシルメタクリレート160g、セチルメタクリレート
40g、オクタデシルメタクリレート20gを使用する
以外、合成例B1と同様な方法で重合を行い、重量平均
分子量4.5万、ポリマー濃59%の重合体溶液を得
た。本重合体の組成はモル%において(c1):(c
2)=60:40である。
【0037】合成例C6 単量体としてドデシルアクリレート435g、セチルメ
タクリレート65gを使用する以外、合成例B1と同様
な方法で重合を行い、重量平均分子量5.3万、ポリマ
ー濃59%の重合体溶液を得た。本重合体の組成はモル
%において(c1):(c2)=90:10である。
【0038】実施例1〜4、実施例6〜9、比較例5お
よび比較例10 温度80℃で、重合体溶液Aの合成例A1ーA10、重
合体溶液Bの合成例B1−B6および重合体溶液Cの合
成例C1−C6を表1および表2に示す割合(重量%)
で配合し、表1に示す実施例1〜4および比較例5、お
よび表2に示す実施例6〜9および比較例10の本発明
の粘度指数向上剤を得た。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】使用例1〜4および比較使用例5 高粘度指数基油A(粘度指数135の100ニュートラ
ル油)、または、溶剤精製基油B(粘度指数102の1
00ニュートラル油)に実施例1〜4、並びに比較例5
の粘度指数向上剤を各々16〜17%加え均一に混合
し、オートマチックトランスミッション油に必要な10
0℃での動粘度を7.4〜7.6cStに調製した。こ
の調製油を用いて、日本石油学会で定められている低温
粘度試験方法(JPI−5S−26−85)に従い、−
40℃での粘度を測定し表3の結果を得た。表3から明
らかなように本発明の粘度指数向上剤は溶剤精製基油に
対しても低い低温時粘度を与えているが、特に高粘度指
数油に用いられた場合には効果が顕著で非常に低い低温
粘度を与える。
【0042】使用例6〜9および比較使用例10 高粘度指数基油A(粘度指数135の100ニュートラ
ル油)、または、溶剤精製基油B(粘度指数102の1
00ニュートラル油)に実施例6〜9、並びに比較例1
0の粘度指数向上剤を各々6〜7%加え均一に混合し、
SAE5W−30グレードのマルチグレードエンジン油
に必要な100℃での動粘度を10.0〜10.5cS
tに調製した。この調製油を用いて、日本石油学会で定
められている低温粘度試験方法(JPI−5S−26−
85)に従い、−40℃での粘度を測定し表4の結果を
得た。表4から明らかなように本発明の粘度指数向上剤
は溶剤精製基油に対しても低い低温時粘度を与えている
が、特に高粘度指数油に用いられた場合には効果が顕著
で非常に低い低温粘度を与える。
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】以上の実施例、比較例から明らかなよう
に、本発明の粘度指数向上剤は溶剤精製基油に対しても
低い低温時粘度を与えているが、特に高粘度指数油に用
いられた場合には効果が顕著で非常に低い低温粘度を与
えていることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 40:25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数8〜12のアルキル基を有するア
    ルキル(メタ)アクリレート(a)から構成される重合
    体(A)と炭素数1〜13のアルキル基を有するアルキ
    ル(メタ)アクリレート(b1)を0〜90モル%、炭
    素数14〜24のアルキル基を有するアルキル(メタ)
    アクリレート(b2)を10〜100モル%から構成さ
    れる重合体(B)と炭素数1〜13のアルキル基を有す
    るアルキル(メタ)アクリレート(c1)を3〜87モ
    ル%、炭素数14〜24のアルキル基を有すアルキル
    (メタ)アクリレート(c2)を13〜97モル%から
    構成される重合体(C)との混合物からなり、(A)の
    ガラス転移温度が−40℃以下であり、(b1)と(c
    1)のモル%および(b2)と(c2)のモル%が、そ
    れぞれ3モル%以上異なり、(A)が80〜99重量
    %,(B)が0.1〜19.9重量%、(C)が0.1
    〜19.9重量%含有されている、異性化パラフィンを
    含有する高粘度指数油用の粘度指数向上剤。
  2. 【請求項2】 (a)が炭素数8〜10のアルキル基を
    有するアルキルアクリレート(a1)および/または炭
    素数10〜12のアルキル基を有するアルキルメタクリ
    レート(a2)である請求項1記載の向上剤。
  3. 【請求項3】 エンジン油用、駆動系潤滑油用または作
    動油用である請求項1または2記載の向上剤。
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