JPH10305397A - ダイクッション装置 - Google Patents

ダイクッション装置

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JPH10305397A
JPH10305397A JP9137640A JP13764097A JPH10305397A JP H10305397 A JPH10305397 A JP H10305397A JP 9137640 A JP9137640 A JP 9137640A JP 13764097 A JP13764097 A JP 13764097A JP H10305397 A JPH10305397 A JP H10305397A
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bolster
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ボルスター上の金型を交換する際に、
複数のクッションピンをボルスターの上面下へ退入させ
るために、複数のガススプリングのガス圧を全て開放し
なければならないし、金型交換後再び複数のガススプリ
ングに所定圧の加圧ガスを充填しなければならならな
い。 【解決手段】 ダイクッション装置10は、複数のクッ
ションピン11、クッションパッド12、クッションパ
ッド12の下側に離隔させて昇降可能に配設された昇降
板13、昇降板13とクッションパッド12間に配設さ
れた複数のガススプリング14、昇降板13を上昇位置
と下降位置とに亙って切換え可能で且つ上昇位置に保持
可能な複数の油圧シリンダ15を含む位置切換え手段等
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はダイクッション装
置に関し、特に、金型交換の際複数のクッションピンを
ボルスターの上面下に簡単に退入させ得るようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】 プレス機械に付設される一般的なダイ
クッション装置は、ボルスターのピン孔に上下動可能に
挿入された複数のクッションピンと、複数のクッション
ピンの下端部に固着されたクッションパッドと、このク
ッションパッドの下方に所定間隔あけて配設されボルス
ターに固定されたスプリング支持板と、このスプリング
支持板に固定的に設けられクッションパッドを支持する
複数のガススプリングを有し、ガススプリングのピスト
ンロッドが伸長した状態で、クッションパッドが上限位
置に位置し、複数のクッションピンがボルスターのピン
孔を挿通しその上面から突出するように配置されてい
る。
【0003】ボルスターの上面から突出した複数のクッ
ションピンは、ボルスター上の金型の一部である可動部
を下限位置から押上げた所定位置に保持するとともに、
加圧成形時、下方へ下降する可動部に複数のガススプリ
ングによる上方への付勢力を作用させる。前記金型の可
動部は主にワークに凹部等を絞り加工する為に設けられ
るが、種々のプレス条件に基づいて、ガススプリングに
充填するガス圧を適正な値に設定することで、ワークの
絞り部が破断したり絞り部の外周部分に圧縮ひずみによ
る皺が形成されることがなくなる。
【0004】ところで、ボルスター上の金型を交換する
場合、ボルスターの上面から突出しているクッションピ
ンが金型と干渉するため、クッションピンをボルスター
のピン孔に退入させ、ボルスターの上面から突出させな
いようにする必要がある。従来、ボルスター上の金型を
交換する場合、複数のガススプリングのガス圧を全て開
放することで、ガススプリングのピストンロッドを退入
させ、クッションパッドを下降させてクッションピンを
ボルスターのピン孔に退入させるのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従来の通常のダイク
ッション装置では、複数のクッションピンをボルスター
のピン孔に退入させる場合、複数のガススプリングのガ
ス圧を全て開放しなければならず、また、金型の交換後
には再び複数のガススプリングに所定圧の加圧ガスを充
填しなければならないため、金型を交換する作業負荷が
大きく作業能率が低くなるという問題がある。つまり、
複数のガススプリングへの加圧ガスの開放・充填作業を
伴う従来の金型交換作業は非常に面倒であり、複数のガ
ススプリングに充填された加圧ガスも金型交換毎に大気
中へ放出されて無駄になる。
【0006】本発明の目的は、複数のガススプリングの
ガス圧を開放することなく複数のクッションピンをボル
スターのピン孔に退入させて、金型を交換可能にしたダ
イクッション装置を提供することである。
【0007】請求項1のダイクッション装置は、プレス
機械のボルスターのピン孔に上下動可能に挿入された立
て向きの複数のクッションピンと、これらクッションピ
ンの下端部に固着されたクッションパッドとを備えたダ
イクッション装置において、前記クッションパッドの下
側に離隔させて昇降可能に配設された昇降板と、前記昇
降板とクッションパッド間に立て向きに配設された複数
のガススプリングと、前記昇降板を、ガススプリングの
ピストンロッドが伸長した状態でクッションピンがボル
スターの上面より高く突出可能な上昇位置と、ガススプ
リングのピストンロッドが伸長した状態でクッションピ
ンがボルスター上面上に突出しなくなるように上昇位置
から所定距離下降した下降位置とに亙って切換え可能で
且つ昇降板を上昇位置に保持可能な位置切換え手段とを
備えたものである。
【0008】プレス機械により成形加工する際には、ガ
ススプリングのピストンロッドが伸長した状態で、クッ
ションピンがボルスターの上面より高く突出する。この
とき位置切換え手段により昇降板は上昇位置に保持さ
れ、ボルスターの上面から突出した複数のクッションピ
ンは、例えば、ボルスター上の金型の一部である可動部
を下限位置から押上げた所定位置に保持するとともに、
加圧成形時、下方へ下降する可動部に複数のガススプリ
ングによる上方への付勢力を作用させる。金型を交換す
る場合、位置切換え手段により上昇位置の昇降板を所定
距離下降させて下降位置に切換えると、複数のガススプ
リングの複数のピストンロッドが伸長した状態で、複数
のクッションピンがボルスター上面上に突出しなくな
り、ボルスター上の金型をクッションピンと干渉させる
ことなく交換できる。
【0009】前記位置切換え手段においては、流体圧シ
リンダにより、昇降板を前記上昇位置と下降位置とに亙
って切換え可能に且つ昇降板を上昇位置に保持可能に構
成してもよい。この場合、流体圧シリンダを昇降板とボ
ルスター間に配設してもよいし昇降板の下側に配設して
もよい。更に、流体圧シリンダを昇降板とボルスター間
に配設する場合には、シリンダ本体を昇降板に固定する
とともにピストンロッドをボルスターに固定してもよい
し、シリンダ本体をボルスターに固定するとともにピス
トンロッドを昇降板に固定してもよい。
【0010】請求項2のダイクッション装置は、請求項
1の発明において、位置切換え手段は、昇降板をボルス
ターに連結する複数の流体圧シリンダを備えたことを特
徴とするものである。それ故、流体圧シリンダにより昇
降板を昇降することで、昇降板を前記上昇位置と下降位
置とに亙って切換えることができ、昇降板を上昇位置に
保持することが可能になる。ここで、流体圧シリンダは
昇降板を上昇駆動する単動型のものに構成し、昇降板を
昇降板と複数のガススプリング等の自重により下降させ
るように構成してもよい。その他請求項1と同様の作用
を奏する。
【0011】請求項3のダイクッション装置は、請求項
2の発明において、各流体圧シリンダのシリンダ本体が
昇降板に固定され、そのピストンロッドがクッションパ
ッドのガイド孔を挿通していることを特徴とするもので
ある。それ故、複数のガススプリングを介して昇降板に
連結されたクッションパッドは複数のピストンロッドに
案内されスムースに昇降する。つまり、ピストンロッド
はクッションパッドを案内するガイドロッドとして機能
する。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0012】請求項4のダイクッション装置は、プレス
機械のボルスターのピン孔に上下動可能に挿入された立
て向きの複数のクッションピンを備えたダイクッション
装置において、前記ボルスターの下側に離隔させて昇降
可能に配設された昇降板と、前記昇降板上に立て向きに
配設され且つ複数のクッションピンに夫々連結された複
数のガススプリングと、前記昇降板を、ガススプリング
のピストンロッドが伸長した状態でクッションピンがボ
ルスターの上面より高く突出可能な上昇位置と、ガスス
プリングのピストンロッドが伸長した状態でクッション
ピンがボルスター上面上に突出しなくなるように上昇位
置から所定距離下降した下降位置とに亙って切換え可能
で且つ昇降板を上昇位置に保持可能な位置切換え手段と
を備えたものである。
【0013】プレス機械により成形加工する際には、ガ
ススプリングのピストンロッドを伸長させた状態で、ク
ッションピンがボルスターの上面より高く突出する。こ
のとき位置切換え手段により昇降板は上昇位置に保持さ
れ、ボルスターの上面から突出した複数のクッションピ
ンは、例えば、ボルスター上の金型の一部である可動部
を下限位置から押上げた所定位置に保持するとともに、
加圧成形時、下方へ下降する可動部に複数のガススプリ
ングによる上方への付勢力を作用させる。金型を交換す
る場合、位置切換え手段により上昇位置の昇降板を所定
距離下降させて下降位置に切換えると、複数のガススプ
リングの複数のピストンロッドが伸長した状態で、複数
のクッションピンがボルスター上面上に突出しなくな
り、ボルスター上の金型をクッションピンと干渉させる
ことなく交換できる。
【0014】前記位置切換え手段においては、流体圧シ
リンダにより、昇降板を前記上昇位置と下降位置とに亙
って切換え可能に且つ昇降板を上昇位置に保持可能に構
成してもよい。流体圧シリンダを昇降板とボルスター間
に配設してもよいし昇降板の下側に配設してもよい。更
に、流体圧シリンダを昇降板とボルスター間に配設する
場合には、シリンダ本体を昇降板に固定するとともにピ
ストンロッドをボルスターに固定してもよいし、シリン
ダ本体をボルスターに固定するとともにピストンロッド
を昇降板に固定してもよい。また、複数のガススプリン
グのピストンロッド又はシリンダ本体により、複数のガ
ススプリングを介して昇降板に連結されたクッションパ
ッドを昇降可能に案内するように構成してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、プレス
機械に付設されるダイクッション装置に本発明を適用し
た場合の一例である。図1〜図4に示すように、プレス
機械1は、支持脚3で支持され下型6を固定支持するボ
ルスター2、ボルスター2の上側で昇降可能に支持され
上型7を固定支持する可動盤4、可動盤4を昇降駆動す
る駆動機構(図示略)等を有し、ボルスター2の内部と
その下側にダイクッション装置10が配設されている。
【0016】ダイクッション装置10は、ボルスター2
のピン孔2aに上下動可能に挿入された立て向きの複数
(例えば4本)のクッションピン11と、これらクッシ
ョンピン11の下端部に固着されたクッションパッド1
2と、クッションパッド12の下側に離隔させて昇降可
能に配設された昇降板13と、昇降板13とクッション
パッド12間に立て向きに配設された複数(例えば4
本)のガススプリング14と、昇降板13を上昇位置と
下降位置とに亙って切換え可能で且つ上昇位置に保持可
能な複数(例えば4本)の油圧シリンダ15等を有す
る。
【0017】クッションピン11は、例えば、ボルスタ
ー2上に固定された下型6の一部である可動部6aを下
限位置から押上げた初期位置に保持するとともに、加圧
成形時、下方へ下降する可動部6aに複数のガススプリ
ング14による上方への付勢力を作用させる為のもので
ある。ここで、本実施形態の場合、下型6の可動部6a
はワークWに凹部等の絞り加工する為に設けられるが、
種々のプレス条件に基づいて、ガススプリング14に充
填するガス圧を適正な値に設定することで、ワークWの
絞り部が破断したり絞り部の外周部分に圧縮ひずみによ
る皺が形成されることがなくなる。
【0018】各ガススプリング14にはシリンダ本体2
0とピストンロッド21を有する既存のガススプリング
が適用され、シリンダ本体20が昇降板13上に固定さ
れ、ピストンロッド21の先端部がクッションパッド1
2の下面に固定又は当接されている。複数のガススプリ
ング14のポート22は、ガスホース23によりボルス
ター2の側面部に固定された共通のガス圧調整ユニット
24に接続され、このガス圧調整ユニット24により、
複数のガススプリング14に窒素ガスボンベから供給さ
れる所定圧の加圧窒素ガスを一度に供給したり調整でき
ようになっている。
【0019】油圧シリンダ15は、シリンダ本体30と
シリンダ本体30の約2倍の長さのピストンロッド32
を有する単動型の油圧シリンダであり、油圧シリンダ1
5のピストンの上側に油圧作動室が形成され、シリンダ
本体30の下端部を昇降板13の上面に載置し、昇降板
13の下面側からボルト30aで固定するとともに、ピ
ストンロッド32の上端部分をボルスター2に内嵌さ
せ、ボ5スター2の上面側からボルト32aで固定する
ことで、昇降板13とボルスター2とは油圧シリンダ1
5を介して連結されている。
【0020】複数の油圧シリンダ15の複数のポート3
4は、油圧ホース35により支持脚3に取付けられた共
通の油圧供給ユニット36に接続され、油圧供給ユニッ
ト36により複数の油圧シリンダ15を同期作動させる
ように構成しており、これら複数の油圧シリンダ15と
油圧供給ユニット36等が位置切換え手段に相当する。
複数の油圧シリンダ15の複数のピストンロッド32
は、クッションパッド12のガイド孔12aを挿通して
上下に伸び、クッションパッド12はこれら複数のピス
トンロッド32により昇降可能にガイドされている。
【0021】次に、ダイクッション装置10の作用・効
果について説明する。図1、図3はプレス機械1により
成形加工可能な状態を示し、複数の油圧シリンダ15の
油圧作動室に油圧を充填した状態にすると、昇降板13
が上昇位置に位置し、複数のガススプリング14のピス
トンロッド21が伸長した状態で、複数のクッションピ
ン11がボルスター2の上面から突出している。このと
き複数の油圧シリンダ15により昇降板12は上昇位置
に保持され、ボルスター2の上面から突出した複数のク
ッションピン11は、ボルスター2上の下型6の一部で
ある可動部6aを下限位置から押上げた所定位置に保持
するとともに、加圧成形時、下方へ下降する可動部6a
に複数のガススプリング14による上方への付勢力を作
用させる。
【0022】図1、図3の状態から、油圧シリンダ15
の油圧を開放すると、昇降板13は、ガススプリング1
4と油圧シリンダ15のシリンダ本体30とクッション
パッド12とともに、それらの自重により油圧シリンダ
15の油室33の作動油を排出しつつ所定距離下降し
て、図4に示す下降位置に切換わり、複数のススプリン
グ14のピストンロッド21が伸長した状態で、複数の
クッションピン11がボルスター2の複数のピン孔2a
に退入しボルスター2の上面上へ突出しなくなる。そし
て、この状態で、ボルスター上の金型5を複数のクッシ
ョンピン11と干渉させることなく交換することが可能
になる。
【0023】ここで、金型5をプレス機械1にセットす
る場合、下型6と上型7とが組合わされた金型5を一旦
ボルスター2上に搬入した後、下型6をボルスター2に
固定するとともに、下降させた可動盤4に上型7を固定
する。金型5をプレス機械1から取外す場合、可動盤4
を下降させ下型6と上型7とを組合わせた状態で、上型
7の可動盤4への固定を解除すとともに、下型6のボル
スター2への固定を解除し、可動盤4を上昇させた後に
ボルスター2上から搬出する。
【0024】金型5を交換した後、図4の状態から、油
圧供給ユニット36により複数の油圧シリンダ15に油
圧を供給して同期作動させると、昇降板13は油圧シリ
ンダ15のシリンダ本体30とガススプリング14とク
ッションパッド12とともに上昇し、図1、図3に示す
ように上昇位置に切換わる。このように、複数の油圧シ
リンダ15と油圧供給ユニット36からなる位置切換え
手段により、昇降板13を、ガススプリング14のピス
トンロッド21が伸長した状態でクッションピン11が
ボルスター2の上面より高く突出可能な上昇位置と、ガ
ススプリング14のピストンロッド21が伸長した状態
でクッションピン11がボルスター2上面上に突出しな
くなるように上昇位置から所定距離下降した下降位置と
に亙って切換え可能で且つ昇降板13を上昇位置に保持
可能になっている。
【0025】このダイクッション装置10によれば、金
型5を交換する際に、複数のガススプリング14への加
圧窒素ガスの開放と充填の作業を必要としないため、極
く単時間で簡単に昇降板13を下降位置に切換えたり、
上昇位置に切換えたりすることが可能になるため、作業
能率の向上を図ることができるとともに、昇降板13を
前記上昇位置と下降位置とに亙って切換える位置切換え
手段を、複数の油圧シリンダ15と油圧供給ユニット3
6等からなる簡単なものに構成できるため、製作コスト
的にも非常に有利なものになる。
【0026】複数の油圧シリンダ15を昇降板13とボ
ルスター2間に設ける関係上、ダイクッション装置10
が上下に小型化し、ダイクッション装置10を配置する
上で有利になる。更に、複数の油圧シリンダ15の複数
のピストンロッド32をクッションパッド12のガイド
孔12aに挿通させたので、複数のピストンロッド32
をクッションパッド12をガイドするガイドロッドとし
て有効活用して、クッションパッド12をスムース且つ
確実に昇降させることができ、クッションパッド12を
ガイドするガイド機構を省略でき、製作コスト的に有利
になる。
【0027】次に、前記実施形態のダイクッション装置
10を部分的に変更した変更形態について説明する。 1〕図5に示すように、各油圧シリンダ15Aのシリン
ダ本体30Aをボルスター2に固定するとともにピスト
ンロッド32Aを昇降板13に固定し、複数のシリンダ
本体30Aを、クッションパッド12Aの複数のガイド
孔12bに夫々挿通させるように構成してもよい。
【0028】2〕図6に示すように、前記クッションパ
ッド12を省略し、複数のクッションピン11Aを連結
部材40を介して複数のガススプリング14のピストン
ロッド21に夫々連結してもよい。更に、図示していな
いが、連結部材40を省略し、クッションピン11Aと
ガススプリング14のピストンロッドとを一体的に構成
してもよい。
【0029】3〕前記単動型の油圧シリンダ15の代わ
りに、復動型の油圧シリンダを適用してもよい。また、
前記単動型の油圧シリンダ15に、ピストンを挟んで油
圧作動室33と反対側にエア室を構成し、このエア室に
加圧エアを補助的に供給して、昇降板13を下降させる
ように構成してもよい。 4〕前記油圧シリンダ15を、昇降板13を貫通する状
態に配設してもよいし、昇降板13の下側に配設し昇降
板13に固定してもよい。
【0030】
【発明の効果】 請求項1のダイクッション装置によれ
ば、昇降板を、ガススプリングのピストンロッドが伸長
した状態で、クッションピンがボルスターの上面より高
く突出する上昇位置と、クッションピンがボルスター上
面上に突出しなくなる下降位置とに亙って切換え可能で
且つ昇降板を上昇位置に保持可能な位置切換え手段を設
けたので、金型を交換する際複数のガススプリングへの
加圧ガスの開放と充填の作業が必要なくなり、極く単時
間で簡単に昇降板を下降位置に切換えたり、上昇位置に
切換えたりすることが可能になり、作業能率の向上を図
ることができ、しかも、昇降板を上昇位置と下降位置と
に亙って切換える位置切換え手段も非常に簡単なものに
構成できるため、製作コスト的にも非常に有利になる。
【0031】請求項2のダイクッション装置によれば、
請求項1と同様の効果を奏するが、前記位置切換え手段
は、昇降板をボルスターに連結する複数の流体圧シリン
ダを備えたので、複数の流体圧シリンダを昇降板よりも
下方に配置しなくてもよく、ダイクッション装置が上下
に小型化し、ダイクッション装置を配置する上で有利に
なる。
【0032】請求項3のダイクッション装置によれば、
請求項2と同様の効果を奏するが、各流体圧シリンダの
シリンダ本体を昇降板に固定し、そのピストンロッドを
クッションパッドのガイド孔に挿通させたので、クッシ
ョンパッドをスムース且つ確実に昇降させることができ
るとともに、複数のピストンロッドを、クッションパッ
ドをガイドするガイドロッドとして有効活用できるた
め、クッションパッドをガイドするガイド機構を省略で
き、製作コスト的に有利になる。
【0033】請求項4のダイクッション装置によれば、
請求項1と略同様に、金型を交換する際、複数のガスス
プリングへの加圧ガスの開放と充填の作業を必要としな
いため、極く単時間で簡単に昇降板を下降位置に切換え
たり、上昇位置に切換えたりすることが可能になり、作
業能率の向上を図ることができる。しかも、クッション
パッドを省略できるので、ダイクッション装置の構造が
簡単になる。また、昇降板を上昇位置と下降位置とに亙
って切換える位置切換え手段も非常に簡単なものに構成
できるため、ダイクッション装置の製作コスト面でも有
利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るダイクッション装置
(昇降板が上昇位置にある状態)とプレス機械のボルス
タ一部切欠き縦断正面図である。
【図2】図1のダイクッション装置とボルスタの平面図
である。
【図3】図1のダイクッション装置とボルスタの平面図
である。
【図4】前記ダイクッション装置(昇降板が下降位置に
ある状態)とボルスタ一部切欠き正面図である。
【図5】変更形態の図1相当図である。
【図6】別の変更形態の図1相当図である。
【符号の説明】
1 プレス機械 2 ボルスター 2a ピン孔 10 ダイクッション装置 11,11A クッションピン 12,12A クッションパッド 12a,12b ガイド孔 13 昇降板 14 ガススプリング 15,15A 油圧シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械のボルスターのピン孔に上下
    動可能に挿入された立て向きの複数のクッションピン
    と、これらクッションピンの下端部に固着されたクッシ
    ョンパッドとを備えたダイクッション装置において、 前記クッションパッドの下側に離隔させて昇降可能に配
    設された昇降板と、 前記昇降板とクッションパッド間に立て向きに配設され
    た複数のガススプリングと、 前記昇降板を、ガススプリングのピストンロッドが伸長
    した状態でクッションピンがボルスターの上面より高く
    突出可能な上昇位置と、ガススプリングのピストンロッ
    ドが伸長した状態でクッションピンがボルスター上面上
    に突出しなくなるように上昇位置から所定距離下降した
    下降位置とに亙って切換え可能で且つ昇降板を上昇位置
    に保持可能な位置切換え手段と、 を備えたことを特徴とするダイクッション装置。
  2. 【請求項2】 前記位置切換え手段は、昇降板をボルス
    ターに連結する複数の流体圧シリンダを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のダイクッション装置。
  3. 【請求項3】 前記各流体圧シリンダのシリンダ本体が
    昇降板に固定され、そのピストンロッドがクッションパ
    ッドのガイド孔を挿通していることを特徴とする請求項
    2に記載のダイクッション装置。
  4. 【請求項4】 プレス機械のボルスターのピン孔に上下
    動可能に挿入された立て向きの複数のクッションピンを
    備えたダイクッション装置において、 前記ボルスターの下側に離隔させて昇降可能に配設され
    た昇降板と、 前記昇降板上に立て向きに配設され且つ複数のクッショ
    ンピンに夫々連結された複数のガススプリングと、 前記昇降板を、ガススプリングのピストンロッドが伸長
    した状態でクッションピンがボルスターの上面より高く
    突出可能な上昇位置と、ガススプリングのピストンロッ
    ドが伸長した状態でクッションピンがボルスター上面上
    に突出しなくなるように上昇位置から所定距離下降した
    下降位置とに亙って切換え可能で且つ昇降板を上昇位置
    に保持可能な位置切換え手段と、 を備えたことを特徴とするダイクッション装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100394650B1 (ko) * 2000-12-19 2003-08-14 현대자동차주식회사 프레스용 패널 리프트 장치
CN102581123A (zh) * 2011-12-13 2012-07-18 温州市长江标准件有限公司 一种冲模装置

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