JP2596077B2 - ダイクッション装置 - Google Patents
ダイクッション装置Info
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- JP2596077B2 JP2596077B2 JP63186614A JP18661488A JP2596077B2 JP 2596077 B2 JP2596077 B2 JP 2596077B2 JP 63186614 A JP63186614 A JP 63186614A JP 18661488 A JP18661488 A JP 18661488A JP 2596077 B2 JP2596077 B2 JP 2596077B2
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- cylinder
- hydraulic
- switching valve
- rod
- cushion
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレス機械に於けるダイクッション装置に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術] 従来、プレス機械に於いては、第4図及び第5図に示
されるように、ベッド1の内部にダイクッション2を設
置し、ベッド1上にキャリア3を介してボルスタプレー
ト4を、前記ダイクッション2上方に位置するよう固定
するとともに、前記キャリア3に固着された支持部材5
にピンプレート6を、前記ダイクッション2及びボルス
タプレート4間に位置するよう取付け、前記ボルスタプ
レート4及びピンプレート6には夫々、前記ダイクッシ
ョン2の圧力を図示しないしわ押え等へ伝えるクッショ
ンピン7挿入用のピン孔8,9を穿設してある。
されるように、ベッド1の内部にダイクッション2を設
置し、ベッド1上にキャリア3を介してボルスタプレー
ト4を、前記ダイクッション2上方に位置するよう固定
するとともに、前記キャリア3に固着された支持部材5
にピンプレート6を、前記ダイクッション2及びボルス
タプレート4間に位置するよう取付け、前記ボルスタプ
レート4及びピンプレート6には夫々、前記ダイクッシ
ョン2の圧力を図示しないしわ押え等へ伝えるクッショ
ンピン7挿入用のピン孔8,9を穿設してある。
前記ダイクッション2には、空気圧、油圧、ばね圧、
ゴム圧等を利用するものがあるが、第4、5図に示され
るものは空気圧式のものであり、円筒状の固定ブロック
10に、中心部にガイドロッド11を有するシリンダ本体12
を、気密を保持しながら摺動自在となるよう嵌装し、該
シリンダ本体12上面にパッド13を一体に取付け、前記固
定ブロック10及びシリンダ本体12によって形成されるエ
ア室14内へ、図示しないエア配管を介して空気を供給、
排出することにより、前記パッド13を昇降させるように
なっている。
ゴム圧等を利用するものがあるが、第4、5図に示され
るものは空気圧式のものであり、円筒状の固定ブロック
10に、中心部にガイドロッド11を有するシリンダ本体12
を、気密を保持しながら摺動自在となるよう嵌装し、該
シリンダ本体12上面にパッド13を一体に取付け、前記固
定ブロック10及びシリンダ本体12によって形成されるエ
ア室14内へ、図示しないエア配管を介して空気を供給、
排出することにより、前記パッド13を昇降させるように
なっている。
前記の如きプレス機械では、金型(図示せず)の交換
時には、第4図に示されるようにシリンダ本体12を上昇
行程端位置まで上昇させた状態で、金型に応じた所要位
置に於けるボルスタプレート4及びピンプレート6のピ
ン孔8,9に対し、作業員が複数のクッションピン7を一
本ずつ、その上端部が前記ボルスタプレート4より所要
量突出するよう挿入する。この状態から、被加工素材
(図示せず)のプレス加工を行うと、ダイクッション2
の圧力即ちエア室14内の圧力が複数のクッションピン7
を介してブランクホルダ(図示せず)等へ伝達されなが
ら、前記シリンダ本体12は、第5図に示されるように下
降行程端位置まで徐々に下降し、前記クッションピン7
がボルスタプレート4内に所定量沈み込んだ状態で、前
記被加工素材のプレス加工が完了するようになってい
る。
時には、第4図に示されるようにシリンダ本体12を上昇
行程端位置まで上昇させた状態で、金型に応じた所要位
置に於けるボルスタプレート4及びピンプレート6のピ
ン孔8,9に対し、作業員が複数のクッションピン7を一
本ずつ、その上端部が前記ボルスタプレート4より所要
量突出するよう挿入する。この状態から、被加工素材
(図示せず)のプレス加工を行うと、ダイクッション2
の圧力即ちエア室14内の圧力が複数のクッションピン7
を介してブランクホルダ(図示せず)等へ伝達されなが
ら、前記シリンダ本体12は、第5図に示されるように下
降行程端位置まで徐々に下降し、前記クッションピン7
がボルスタプレート4内に所定量沈み込んだ状態で、前
記被加工素材のプレス加工が完了するようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述の如く、金型を交換する度毎に作
業員がクッションピン7を必要なピン孔に挿入しなけれ
ばならないので、作業効率が極めて悪い。
業員がクッションピン7を必要なピン孔に挿入しなけれ
ばならないので、作業効率が極めて悪い。
またダイクッション2の上面にクッションピン7を選
択する装置を設けることも考えられるが、ダイクッショ
ン装置が大型化するという問題がある。
択する装置を設けることも考えられるが、ダイクッショ
ン装置が大型化するという問題がある。
本発明は上述の問題を解決するもので、作業効率の向
上と装置の小型化を図れるダイクッション装置を提供し
ようとするものである。
上と装置の小型化を図れるダイクッション装置を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のダイクッション装
置では、プレス機械のボルスタプレートに穿設されてい
る複数のピン孔のそれぞれに昇降可能に挿入されたクッ
ションピンと、上側にピストンロッドを有し且つ該ピス
トンロッドの先端面がクッションピンの下端面に当接し
得るようにボルスタプレートの下方に配置されたクッシ
ョンピンと同数の液圧シリンダと、作動液体を吐出する
ポンプに接続されたシリンダ制御方向切換弁と、該シリ
ンダ制御方向切換弁とタンクとを連通させ得る液圧サー
ボ弁と、タンクに接続されたシリンダ上昇速度制御用減
圧弁と、各液圧シリンダのそれぞれのヘッド側液圧室に
対して設けられ且つヘッド側液圧室をシリンダ制御方向
切換弁に連通させる位置とヘッド側液圧室のシリンダ制
御方向切換弁への連通を遮断する位置とに切り換えられ
るヘッド側シリンダ選択用切換弁と、各液圧シリンダの
それぞれのロッド側液圧室に対して設けられ且つロッド
側液圧室をシリンダ上昇速度制御用減圧弁に連通させる
位置とロッド側液圧室のシリンダ上昇速度制御用減圧弁
への連通を遮断する位置とに切り換えられるロッド側シ
リンダ選択用切換弁とを備えている。
置では、プレス機械のボルスタプレートに穿設されてい
る複数のピン孔のそれぞれに昇降可能に挿入されたクッ
ションピンと、上側にピストンロッドを有し且つ該ピス
トンロッドの先端面がクッションピンの下端面に当接し
得るようにボルスタプレートの下方に配置されたクッシ
ョンピンと同数の液圧シリンダと、作動液体を吐出する
ポンプに接続されたシリンダ制御方向切換弁と、該シリ
ンダ制御方向切換弁とタンクとを連通させ得る液圧サー
ボ弁と、タンクに接続されたシリンダ上昇速度制御用減
圧弁と、各液圧シリンダのそれぞれのヘッド側液圧室に
対して設けられ且つヘッド側液圧室をシリンダ制御方向
切換弁に連通させる位置とヘッド側液圧室のシリンダ制
御方向切換弁への連通を遮断する位置とに切り換えられ
るヘッド側シリンダ選択用切換弁と、各液圧シリンダの
それぞれのロッド側液圧室に対して設けられ且つロッド
側液圧室をシリンダ上昇速度制御用減圧弁に連通させる
位置とロッド側液圧室のシリンダ上昇速度制御用減圧弁
への連通を遮断する位置とに切り換えられるロッド側シ
リンダ選択用切換弁とを備えている。
[作用] 本発明のダイクッション装置においては、液圧シリン
ダのヘッド側流体室にヘッド側シリンダ選択用切換弁を
介して作動流体の液圧を付与する際に、液圧シリンダの
ロッド側液圧室の作動流体を、ロッド側シリンダ選択用
切換弁、シリンダ上昇速度制御用電圧弁を介してタンク
に排出し、クッションピンをボルスタプレートの上面へ
突出させる液圧シリンダのピストンロッドの移動を緩や
かにする。
ダのヘッド側流体室にヘッド側シリンダ選択用切換弁を
介して作動流体の液圧を付与する際に、液圧シリンダの
ロッド側液圧室の作動流体を、ロッド側シリンダ選択用
切換弁、シリンダ上昇速度制御用電圧弁を介してタンク
に排出し、クッションピンをボルスタプレートの上面へ
突出させる液圧シリンダのピストンロッドの移動を緩や
かにする。
また、液圧シリンダのヘッド側液圧室の作動液体を、
液圧サーボ弁を介してタンクへ排出し、ボルスタプレー
トに対するクッションピンのストロークに影響されるこ
となく、クッション能力を一定に保持する。
液圧サーボ弁を介してタンクへ排出し、ボルスタプレー
トに対するクッションピンのストロークに影響されるこ
となく、クッション能力を一定に保持する。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図から第3図は本発明の一実施例であり、図中第
4図及び第5図と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしている。
4図及び第5図と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしている。
プレス機械のボルスタプレート4の下方に、上向きに
昇降可能なピストンロッド16を有する油圧シリンダ15を
ポルスタプレート4に穿設された各ピン孔8に対応させ
て垂直に配設し、該ピン孔8にクッションピン7を前記
油圧シリンダ15のピストンロッド16先端面にクッション
ピン7下端面が当接し得るように挿入する。
昇降可能なピストンロッド16を有する油圧シリンダ15を
ポルスタプレート4に穿設された各ピン孔8に対応させ
て垂直に配設し、該ピン孔8にクッションピン7を前記
油圧シリンダ15のピストンロッド16先端面にクッション
ピン7下端面が当接し得るように挿入する。
油圧シリンダ15はキャリア3を載置するベッド1から
水平に延びる支持部材17に固着されている。
水平に延びる支持部材17に固着されている。
プレス機械外の所要の位置に油圧ポンプ18を設け、該
油圧ポンプ18とシリンダ制御方向切換弁19とを管路20に
よって接続し、該シリンダ制御方向切換弁19と前記各油
圧シリンダ15のヘッド側油圧室21とを管路23によって各
油圧シリンダ15毎に設けたシリンダ選択用切換弁22を介
してそれぞれ接続するとともに、前記シリンダ制御方向
切換弁19に油圧サーボ弁24をヘッド側油圧室21より排出
される圧油が流入し得るように接続する。
油圧ポンプ18とシリンダ制御方向切換弁19とを管路20に
よって接続し、該シリンダ制御方向切換弁19と前記各油
圧シリンダ15のヘッド側油圧室21とを管路23によって各
油圧シリンダ15毎に設けたシリンダ選択用切換弁22を介
してそれぞれ接続するとともに、前記シリンダ制御方向
切換弁19に油圧サーボ弁24をヘッド側油圧室21より排出
される圧油が流入し得るように接続する。
各油圧シリンダ15のロッド側油圧室25とタンク28とを
管路27によって各シリンダ15毎に設けたシリンダ選択用
切換弁26を介してそれぞれ接続するとともに、各管路27
のシリンダ選択用切換弁26とタンク28との間にチェック
弁29をタンク28からシリンダ選択用切換弁26に向って連
通し得るようそれぞれ設ける。
管路27によって各シリンダ15毎に設けたシリンダ選択用
切換弁26を介してそれぞれ接続するとともに、各管路27
のシリンダ選択用切換弁26とタンク28との間にチェック
弁29をタンク28からシリンダ選択用切換弁26に向って連
通し得るようそれぞれ設ける。
更に、シリンダ上昇速度制御用減圧弁30を介してタン
ク28に至る管路31を前記各管路27のシリンダ選択用切換
弁26とチェック弁29との間に接続する。
ク28に至る管路31を前記各管路27のシリンダ選択用切換
弁26とチェック弁29との間に接続する。
なお、第2図及び第3図中、32はアキュームレータ、
33はチェック弁、34は上金型、35は下金型、36はピン
孔、37はブランクホルダ、38は被加工素材を示す。
33はチェック弁、34は上金型、35は下金型、36はピン
孔、37はブランクホルダ、38は被加工素材を示す。
上述の構成によれば、プレス加工を行う際には、選択
しようとするクッションピン7が挿入されたピン孔8下
方に配設された油圧シリンダ15のシリンダ選択用切換弁
22をポート(ロ)に、またシリンダ選択用切換弁26をポ
ート(ロ)に設定するとともに、シリンダ制御方向切換
弁19をポート(ロ)に設定し、油圧ポンプ18から送り出
される圧油を管路20,23を介して油圧シリンダ15のヘッ
ド側油圧室21に流入させて、ピストンロッド16を上昇さ
せ選択しようとするクッションピン7の上部をボルスタ
プレート4上面より所要量突出させる。
しようとするクッションピン7が挿入されたピン孔8下
方に配設された油圧シリンダ15のシリンダ選択用切換弁
22をポート(ロ)に、またシリンダ選択用切換弁26をポ
ート(ロ)に設定するとともに、シリンダ制御方向切換
弁19をポート(ロ)に設定し、油圧ポンプ18から送り出
される圧油を管路20,23を介して油圧シリンダ15のヘッ
ド側油圧室21に流入させて、ピストンロッド16を上昇さ
せ選択しようとするクッションピン7の上部をボルスタ
プレート4上面より所要量突出させる。
このとき、ボルスタプレート4上面には、予め下金型
35が載置されており、ボルスタプレート4上面より所要
量突出したクッションピン7の上部は下金型35に穿設さ
れたピン孔36を介して下金型35に垂直方向に摺動し得る
よう嵌合したブランクホルダ37下面に当接するととも
に、該ブランクホルダ37を所定の位置まで押上げる。
35が載置されており、ボルスタプレート4上面より所要
量突出したクッションピン7の上部は下金型35に穿設さ
れたピン孔36を介して下金型35に垂直方向に摺動し得る
よう嵌合したブランクホルダ37下面に当接するととも
に、該ブランクホルダ37を所定の位置まで押上げる。
シリンダ15のロッド側油圧室25内の圧油はピストンロ
ッド16の上昇に伴ってロッド側油圧室25より排出され、
シリンダ選択用切換弁26を介して管路27に流入する。
ッド16の上昇に伴ってロッド側油圧室25より排出され、
シリンダ選択用切換弁26を介して管路27に流入する。
管路27にはチェック弁29が設けられているため圧油は
管路27に接続された管路31に流入し、シリンダ上昇速度
制御用減圧弁30を介してタンク28に流入する。
管路27に接続された管路31に流入し、シリンダ上昇速度
制御用減圧弁30を介してタンク28に流入する。
このため、ロッド側油圧室25よりタンク28に流入する
圧油はシリンダ上昇速度制御用減圧弁30によって規制さ
れ、ピストンロッド16は緩やかに上昇するので、クッシ
ョンピン7が急激にボルスタプレート4上面より突出す
ることがない。
圧油はシリンダ上昇速度制御用減圧弁30によって規制さ
れ、ピストンロッド16は緩やかに上昇するので、クッシ
ョンピン7が急激にボルスタプレート4上面より突出す
ることがない。
このように、全てのピン孔8に対し、クッションピン
7をを予め挿入しておき、必要なクッションピン7のみ
を突出させるようにしているので、金型交換時に、その
都度作業員が必要なピン孔8にクッションピンを挿入す
る手間が省ける。
7をを予め挿入しておき、必要なクッションピン7のみ
を突出させるようにしているので、金型交換時に、その
都度作業員が必要なピン孔8にクッションピンを挿入す
る手間が省ける。
この状態で、下金型35上に被加工素材38を載置し、上
金型34を加工させてプレス加工を行う。上金型34が所定
の位置まで下降し、被加工素材38周縁部が上金型34周縁
部とブランクホルダ37とによって保持されたならば、油
圧シリンダ15のシリンダ選択用切換弁22をポート(ロ)
に、またシリンダ選択用切換弁26をポート(ロ)に設定
するとともに、シリンダ制御方向切換弁19をポート
(イ)に設定する。
金型34を加工させてプレス加工を行う。上金型34が所定
の位置まで下降し、被加工素材38周縁部が上金型34周縁
部とブランクホルダ37とによって保持されたならば、油
圧シリンダ15のシリンダ選択用切換弁22をポート(ロ)
に、またシリンダ選択用切換弁26をポート(ロ)に設定
するとともに、シリンダ制御方向切換弁19をポート
(イ)に設定する。
上金型34が更に下降すると、クッションピン7は被加
工素材38周縁部及びブランクホルダ37とともに下降し、
ピストンロッド16と同時に下降する。
工素材38周縁部及びブランクホルダ37とともに下降し、
ピストンロッド16と同時に下降する。
このとき、ピストンロッド16の下降に伴ってシリンダ
15のヘッド側油圧室21より排出される圧油は管路23に流
入し、シリンダ選択用切換弁22及びシリンダ制御方向切
換弁19を介して油圧サーボ弁24に至る。
15のヘッド側油圧室21より排出される圧油は管路23に流
入し、シリンダ選択用切換弁22及びシリンダ制御方向切
換弁19を介して油圧サーボ弁24に至る。
油圧サーボ弁24は、ポートを調整することによってシ
リンダ15のヘッド側油圧室21より排出される圧油の量を
調整し、ブランクホルダ37上面の被加工素材38周縁部に
上金型34から所定の荷重が作用して被加工素材38周縁部
が上金型34周縁部とブランクホルダ37とによって保持さ
れつつ圧下制御され下降するように、油圧シリンダ15の
ピストンロッド16を下降させる。
リンダ15のヘッド側油圧室21より排出される圧油の量を
調整し、ブランクホルダ37上面の被加工素材38周縁部に
上金型34から所定の荷重が作用して被加工素材38周縁部
が上金型34周縁部とブランクホルダ37とによって保持さ
れつつ圧下制御され下降するように、油圧シリンダ15の
ピストンロッド16を下降させる。
ピストンロッド16が下降するとロッド側油圧室25内が
負圧となるため該ロッド側油圧室25へタンク28より圧油
が管路27を介して流入する。
負圧となるため該ロッド側油圧室25へタンク28より圧油
が管路27を介して流入する。
このようにして、上金型34成形面が下金型35成形面に
被加工素材38を介して当接する位置まで下降した状態で
被加工素材38のプレス加工が完了する。
被加工素材38を介して当接する位置まで下降した状態で
被加工素材38のプレス加工が完了する。
プレス加工を施した材料を金型外へ搬出した後、再び
油圧シリンダ15のシリンダ選択用切換弁22をポート
(ロ)に、またシリンダ選択用切換弁26をポート(ロ)
に設定するとともに、シリンダ制御方向切換弁19をポー
ト(ロ)に設定する。
油圧シリンダ15のシリンダ選択用切換弁22をポート
(ロ)に、またシリンダ選択用切換弁26をポート(ロ)
に設定するとともに、シリンダ制御方向切換弁19をポー
ト(ロ)に設定する。
油圧ポンプ18から送り出される圧油を管路20,23を介
して油圧シリンダ15のヘッド側油圧室21に流入させてピ
ストンロッド16を上昇させ、クッションピン7の上部を
ボルスタプレート4上面より所要量突出させ、前述した
ように下金型35上に次の被加工素材38を載置し、再び被
加工素材38のプレス加工を行う。
して油圧シリンダ15のヘッド側油圧室21に流入させてピ
ストンロッド16を上昇させ、クッションピン7の上部を
ボルスタプレート4上面より所要量突出させ、前述した
ように下金型35上に次の被加工素材38を載置し、再び被
加工素材38のプレス加工を行う。
更に上金型34及び下金型35の交換に伴って、ボルスタ
プレート4上面より突出しているクッションピン7の配
置を変更する際には、油圧シリンダ15のシリンダ選択用
切換弁22,26の双方をポート(イ)に設定する。
プレート4上面より突出しているクッションピン7の配
置を変更する際には、油圧シリンダ15のシリンダ選択用
切換弁22,26の双方をポート(イ)に設定する。
ピストンロッド16は自重によって下降すると共にヘッ
ド側油圧室21内の圧油はタンク28へ流入し、クッション
ピン7も所定の位置まで下降する。
ド側油圧室21内の圧油はタンク28へ流入し、クッション
ピン7も所定の位置まで下降する。
尚、本発明のダイクッション装置は、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のダイクッション装置に
よれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
よれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
1) ボルスタプレートのピン孔に挿入したクッション
ピンの下端面にピストンロッドの先端面が当接するよう
に、ボルスタプレートの下方に液圧シリンダを配置して
いるので、装置を大型化させることなく、クッションピ
ンの選択を自動的に遠隔操作することができる。
ピンの下端面にピストンロッドの先端面が当接するよう
に、ボルスタプレートの下方に液圧シリンダを配置して
いるので、装置を大型化させることなく、クッションピ
ンの選択を自動的に遠隔操作することができる。
2) 液圧シリンダのヘッド側流体室にヘッド側シリン
ダ選択用切換弁を介して作動流体の液圧を付与する際
に、液圧シリンダのロッド側液圧室の作動流体を、ロッ
ド側シリンダ選択用切換弁、シリンダ上昇速度制御用減
圧弁を介してタンクに排出させるので、クッションピン
をボルスタプレートの上面へ突出させる液圧シリンダの
ピストンロッドが緩やかに移動し、クッションピンがボ
ルスタプレートの上面から急激に突出することがない。
ダ選択用切換弁を介して作動流体の液圧を付与する際
に、液圧シリンダのロッド側液圧室の作動流体を、ロッ
ド側シリンダ選択用切換弁、シリンダ上昇速度制御用減
圧弁を介してタンクに排出させるので、クッションピン
をボルスタプレートの上面へ突出させる液圧シリンダの
ピストンロッドが緩やかに移動し、クッションピンがボ
ルスタプレートの上面から急激に突出することがない。
3) 液圧シリンダのヘッド側液圧室の作動液体を、液
体サーボ弁を介してタンクへ排出するので、ボルスタプ
レートに対するクッションピンのストロークに影響され
ることなく、クッション能力を一定に保持することがで
きる。
体サーボ弁を介してタンクへ排出するので、ボルスタプ
レートに対するクッションピンのストロークに影響され
ることなく、クッション能力を一定に保持することがで
きる。
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は第1
図の油圧回路を示す説明図、第3図は第1図に示す装置
に金型を載置した状態を示す説明図、第4図及び第5図
は従来のダイクッション装置を示す説明図である。 図中、4はボルスタプレート、7はクッションピン、8
はピン孔、15は油圧シリンダ(液圧シリンダ)、16はピ
ストンロッド、18はポンプ、19はシリンダ制御方向切換
弁、21はヘッド側油圧室(ヘッド側液圧室)、22はシリ
ンダ選択用切換弁(ヘッド側シリンダ選択用切換弁)、
24は油圧サーボ弁(液圧サーボ弁)、25はロッド側油圧
室(ロッド側液圧室)、26はシリンダ選択用切換弁(ロ
ッド側シリンダ選択用切換弁)、28はタンク、30はシリ
ンダ上昇速度制御用減圧弁を示す。
図の油圧回路を示す説明図、第3図は第1図に示す装置
に金型を載置した状態を示す説明図、第4図及び第5図
は従来のダイクッション装置を示す説明図である。 図中、4はボルスタプレート、7はクッションピン、8
はピン孔、15は油圧シリンダ(液圧シリンダ)、16はピ
ストンロッド、18はポンプ、19はシリンダ制御方向切換
弁、21はヘッド側油圧室(ヘッド側液圧室)、22はシリ
ンダ選択用切換弁(ヘッド側シリンダ選択用切換弁)、
24は油圧サーボ弁(液圧サーボ弁)、25はロッド側油圧
室(ロッド側液圧室)、26はシリンダ選択用切換弁(ロ
ッド側シリンダ選択用切換弁)、28はタンク、30はシリ
ンダ上昇速度制御用減圧弁を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】プレス機械のボルスタプレートに穿設され
ている複数のピン孔のそれぞれに昇降可能に挿入された
クッションピンと、上側にピストンロッドを有し且つ該
ピストンロッドを先端面がクッションピンの下端面に当
接し得るようにボルスタプレートの下方に配置されたク
ッションピンと同数の液圧シリンダと、作動液体を吐出
するポンプに接続されたシリンダ制御方向切換弁と、該
シリンダ制御方向切換弁とタンクとを連通させ得る液圧
サーボ弁と、タンクに接続されたシリンダ上昇速度制御
用減圧弁と、各液圧シリンダのそれぞれのヘッド側液圧
室に対して設けられ且つヘッド側液圧室をシリンダ制御
方向切換弁に連通させる位置とヘッド側液圧室のシリン
ダ制御方向切換弁への連通を遮断する位置とに切り換え
られるヘッド側シリンダ選択用切換弁と、各液圧シリン
ダのそれぞれのロッド側液圧室に対して設けられ且つロ
ッド側液圧室をシリンダ上昇速度制御用減圧弁に連通さ
せる位置とロッド側液圧室のシリンダ上昇速度制御用減
圧弁への連通を遮断する位置とに切り換えられるロッド
側シリンダ選択用切換弁とを備えてなることを特徴とす
るダイクッション装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63186614A JP2596077B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | ダイクッション装置 |
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---|---|---|---|
JP63186614A JP2596077B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | ダイクッション装置 |
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---|---|
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JP2596077B2 true JP2596077B2 (ja) | 1997-04-02 |
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ID=16191659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63186614A Expired - Fee Related JP2596077B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | ダイクッション装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2596077B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1988
- 1988-07-26 JP JP63186614A patent/JP2596077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1309499C (zh) * | 2004-06-01 | 2007-04-11 | 株式会社小松制作所 | 模具缓冲装置 |
Also Published As
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