JP3664944B2 - プレス成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属板などのワークに対して絞り加工を含む各種の加工を行うためのプレス成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス成形装置は少なくとも一対の成形型(上型および下型)を備え、一般的には下型が固定で、上型が油圧シリンダなどによって上下に駆動する構造になっている。この装置によるプレス成形の手順としては、上型を上昇させた型開き状態でワークを下型にセットした後、上型を下降させてプレス成形を行い、再び上型を上昇させてワーク(成形品)を取り出す。
【0003】
前記ワークをプレス成形する瞬間においては、前記油圧シリンダの出力に基づく主加圧力が重要であり、この主加圧力が不足すると適正なプレス成形は期待できない。また前記のように型開き状態でワークをセットしたり取り出したりする際は、上型と下型との間に所定の距離が確保されていないと作業がしづらい。このため前記油圧シリンダには、前記の距離を確保するだけの駆動ストロークが必要である。したがって前記油圧シリンダには、前記の主加圧力が得られる高出力(大経)のもので、かつ長ストローク(通常30cm以上)のものが使用される。
【0004】
またプレス成形装置による絞り加工には、例えば特開平11−151531号公報で開示されているようなクッション機構が必要である。このクッション機構は、ワークの絞り加工部周辺にしわが生じるのを防ぐためのものであり、その概要は前記下型の周りに設けられているしわ押さえ部材が前記の主加圧力を受けてクッションバネ(ガスクッションやコイルスプリングなど)を圧縮しながら移動する構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記油圧シリンダの能力については、プレスの瞬間だけをみると長いストロークは不要であり、また型開きのためだけをみれば高出力は不要である。つまりプレス成形において、ある瞬間だけをみると必要以上に高出力または長ストロークの油圧シリンダを用いていることになる。また前記の絞り加工を行う場合には、前記クッション機構のガスクッションやコイルスプリングなどを組み付けるためのスペースを確保しなければならない。
なおプレス成形のサイクルタイムを短縮するためには、プレスの瞬間を除いて前記上型を高速で移動させる必要があり、結果として油圧シリンダには高速かつ高出力で、しかも長ストロークといった能力が要求される。そしてこの場合の油圧シリンダの駆動速度に関しては上型の位置に応じてきめ細かな制御が必要である。
【0006】
本発明は前記課題を解決しようとするもので、その目的は、絞り加工が可能な少なくとも一対の成形型を駆動させるための流体圧シリンダの能力を、プレス成形のいかなる瞬間をみても常に適正な出力またはストロークとなるようにして無駄のない駆動を可能とし、また絞り加工に必要なクッション機構のクッションバネを組み込むスペースの配慮も不要とすることである。
本発明の他の目的は、プレス成形のサイクルタイムを短縮する上での流体圧シリンダの速度制御を単純化することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためのもので、請求項1に記載の発明は、絞り加工が可能な少なくとも一対の成形型を備えているプレス成形装置であって、前記一対の成形型をそれぞれ個別の流体圧シリンダによって型締め・型開き方向に駆動するように構成されている。これらの両成形型のうち、ワークがセットされる側の第1成形型を駆動する第1流体圧シリンダは、型締め・型開きに必要なストロークに対応可能なストロ−ク優先の能力に設定されている。また他方の第2成形型を駆動する第2流体圧シリンダはプレス成形の瞬間に必要な主加圧力に対応可能な加圧力優先の能力に設定されている。そして前記の第1流体圧シリンダに、絞り加工のためのクッション機構におけるクッションバネの役割を兼用させている。
【0008】
この構成によれば、前記第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとにより、プレス成形のためのストロークと主加圧力とを分担しているので、プレス成形のいかなる瞬間をみても常に適正な出力またはストロークで成形型を無駄なく駆動できる。そして、このようにプレス成形に必要な能力を分担することにより、結果として前記のようにストローク優先の第1流体圧シリンダに前記クッション機構のクッションバネの役割をもたせることが可能となり、プレス成形装置にクッションバネとしての特別な部材を組み込む必要がない。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のプレス成形装置であって、前記の型締め時において前記第1成形型に作用する前記第2流体圧シリンダによる主加圧力を受け止めるロック機構を備えているとともに、この第1成形型の周りに配置されている前記クッション機構のしわ押さえ部材が、前記の主加圧力により前記第1流体圧シリンダをクッションバネとして所定の距離だけ移動するように構成されている。
このように前記ロック機構によって前記の主加圧力を受け止めることにより、前記第1流体圧シリンダは、専ら前記第1成形型をストロークさせることと、前記しわ押さえ部材が主加圧力を受けて移動するときのクッションバネの働きをすればよい。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載のプレス成形装置であって、前記第1流体圧シリンダが前記第2流体圧シリンダに比較して高速駆動可能に設定されている。
この場合は、前記の型締め・型開きに際して前記の第1成形型を高速で駆動させることにより、プレス成形のサイクルタイムを短縮できる。またこの駆動速度の制御は単純で、第1成形型のストローク位置に応じて細かく制御する必要もない。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載のプレス成形装置であって、前記第1成形型が下型で、かつ第2成形型が上型であるとともに、これらの成形型を最下段に配して複数対の成形型が上下方向に直列に連なり、前記第1流体圧シリンダは最下段の成形型の下側に配置され、前記第2流体圧シリンダは最上段の成形型の上側に配置されている。
この構成により、複数対の成形型を用いて一度に複数種のプレス成形を行う形式の装置に対して容易に絞り加工をとり入れることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は複数対(3組)の成形型を上下に連ねた形式のプレス成形型装置を型開き状態で表した正面図、図2は図1の一部を表した拡大図、図3は図2の側面図、図4は図3のIV−IV矢視方向の断面図である。これらの図面に示されているようにこの装置における基部フレーム10の上面には、その四隅から上方に延びる案内軸12がそれぞれ配置されており、各案内軸12の上部には上部フレーム14が固定されている。そして基部フレーム10には上向きの第1油圧シリンダ16が設けられ、上部フレーム14には第1油圧シリンダ16と同軸線上において下向きの第2油圧シリンダ18が設けられている。
【0013】
このように本実施の形態のプレス成形装置においては、これまで一つであった油圧シリンダを敢えて二つに増やし、これらによってプレス成形に必要な能力を分担している。すなわち第1油圧シリンダ16は低出力(小径)で、かつ長ストロークのものが使用され、第2油圧シリンダ18は高出力(大経)で、かつ短ストロークのものが使用されている。したがって第1油圧シリンダ16は型締め・型開きに必要なストロークに対応可能なストロ−ク優先の能力を有し、第2油圧シリンダ18はプレス成形の瞬間に必要な主加圧力に対応可能な加圧力優先の能力を有する。
ちなみに本実施の形態では、第1油圧シリンダ16の出力が約3トンであるのに対し、第2油圧シリンダ18の出力は約300トンである。
【0014】
前記の各案内軸12(計4本)に案内されて昇降できるように組み付けられた4枚のダイプレート20〜23の間に、それぞれ上下で対をなす計3組の成形型26〜28が縦方向に連なって配置されている。これらのダイプレート20〜23のうち、最下段に位置する駆動ダイプレート20は前記第1油圧シリンダ16によって昇降駆動され、また最上段の駆動ダイプレート23は前記第2油圧シリンダ18によって昇降駆動される。これらの両駆動ダイプレート20,23の間に位置している2枚の従動ダイプレート21,22は、駆動ダイプレート20,23のいずれかの昇降駆動に追従して移動する。ただし、これらの両従動ダイプレート21,22の下降位置については、所定のストッパー手段(図示外)により図1で示す位置に規制されている。
【0015】
前記の各成形型26〜28は、金属板などのワークに対してそれぞれ個別のプレス成形を行うための金型である。これらのうちの最下段の成形型26が絞り加工用のもので、その下型26Aが駆動ダイプレート20の上面に固定され、上型26Bが従動ダイプレート21の下面に固定されている。また中段の成形型27は例えば孔抜き加工用で、その下型27Aが従動ダイプレート21の上面に、かつ上型27Bが従動ダイプレート22の下面にそれぞれ固定されている。最上段の成形型28は例えばフランジ曲げ加工用で、その下型28Aが従動ダイプレート22の上面に、かつ上型28Bが駆動ダイプレート23の下面に固定されている。なお各成形型26〜28は、それぞれの交換や点検のために個々のダイプレート20〜23に対して脱着可能となっている。
【0016】
つづいて絞り加工用の前記成形型26における各種の補助機構について説明する。まず絞り加工に必要なクッション機構30については、前記駆動ダイプレート20の上面において前記下型26Aの周りに配置されたしわ押さえ部材32を備えている。このしわ押さえ部材32は駆動ダイプレート20の上面にのせてあるだけで、下型26Aに対して上下動可能である。また駆動ダイプレート20の下部には所定の距離を隔ててクッションプレート34が配置されており、このクッションプレート34の下面には前記第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aが固定されている。なおこのシリンダロッド16aは、つぎに説明するロック機構40のロックプレート42に対して図3,4の左右方向に長く形成された孔42aを貫通している。
【0017】
すなわち前記クッションプレート34は、前記第1油圧シリンダ16の駆動により、まず前記ロックプレート42の上面に接した位置から前記駆動ダイプレート20の下面に接するまで上昇し、その後に駆動ダイプレート20とともに上昇する。そしてこのクッションプレート34の上面には両サイドに3本ずつ計6本のクッションピン36が固定されており、これらのクッションピン36の先端面は前記駆動ダイプレート20の孔を貫通して前記しわ押さえ部材32の下面にそれぞれ接している。したがって前記のようにクッションプレート34が駆動ダイプレート20の下面に接するまで上昇することで、各クッションピン36を通じて前記しわ押さえ部材32が前記下型26Aに対して相対的に押し上げられる。
【0018】
さて絞り加工用の成形型26においては、その下型26Aがストロ−ク優先の前記第1油圧シリンダ16によって駆動される「第1成形型」であり、上型26Bが加圧力優先の前記第2油圧シリンダ18の駆動力を間接的に受ける「第2成形型」である。この「第1成形型」である下型26A、つまり前記駆動ダイプレート20は、「第2成形型」である上型26Bを通じて作用する第2油圧シリンダ18による主加圧力を最下段において受け止める必要がある。そこでこの主加圧力を受け止めるためのロック機構40について説明する。
【0019】
前記駆動ダイプレート20の下部に位置しているロックプレート42は、この駆動ダイプレート20の下面に固定された一対のガイド44によって図3,4の左右方向へ移動可能に支持されている。このロックプレート42の下面には、両サイドに2本ずつ計4本のロックピン46が固定されている。これらのロックピン46は前記基部フレーム10の上板にあけられている孔に対して上下にスライドできるように貫通しており、この状態でのロックプレート42は基部フレーム10によって前記移動が拘束されている。
また駆動ダイプレート20の側部には、ロックプレート42を移動させるための横向きのシリンダ48(油圧シリンダなど)が設けられている。なお前記のように第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aが貫通しているロックプレート42の前記孔42aは、このロックプレート42の移動方向に長く、その移動によってもシリンダロッド16aと干渉しないようになっている。
【0020】
つぎに前記プレス成形装置の作動について説明する。
このプレス成形装置の非作動状態においては、図1で示すように第1油圧シリンダ16はおよび第2油圧シリンダ18におけるそれぞれのシリンダロッド16a,18aは最も後退している。この状態での前記クッション機構30およびロック機構40をみてみると、図2〜4から明らかなように前記クッションプレート34はロックプレート42の上面に接した位置にあり、前記シリンダ48のシリンダロッド48a は後退している。
【0021】
そこでプレス成形装置を作動状態にすると、第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aが突出して前記のようにクッションプレート34が駆動ダイプレート20の下面に接する位置まで上昇し、各クッションピン36を通じて前記しわ押さえ部材32が押し上げられた初期状態となる。この初期状態が図5,6に示されており、ここで第1油圧シリンダ16の駆動は一旦停止し、前記しわ押さえ部材32の上に金属板などのワーク(図示外)をのせる。なお残る二つの成形型27,28についても個々の下型27A,28Aの上にそれぞれ所定のワークをのせる。
【0022】
前記の初期状態から始動スイッチを入れることにより、プレス成形がスタートする。まず第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aが全ストローク突出する。これにより、最初に前記駆動ダイプレート20が前記クッションプレート34を通じて押し上げられ、結果として成形型26の下型26Aおよびしわ押さえ部材32が上昇して上型26Bにワークを挟んだ状態で当接する。その後、前記駆動ダイプレート20により従動ダイプレート21が押し上げられて成形型27の下型27Aが上型27Bに当接し、つづいて従動ダイプレート22が押し上げられて成形型28の下型28Aが上型28Bに当接する。この状態が図7に示されている。
【0023】
前記ロック機構40については、そのロックプレート42およびロックピン46が前記駆動ダイプレート20とともに上昇するので、図8,9から明らかなように各ロックピン46が基部フレーム10の孔から抜け出てロックプレート42の移動に対する前記の拘束が解除された格好になる。ここで前記シリンダ48ののシリンダロッド48aが突出し、ロックプレート42が各ロックピン46とともに図10で示す位置に移動する。これによって各ロックピン46の下端が前記基部フレーム10の上面に設けられているストッパー47の上に位置し、ロック機構40を含む駆動ダイプレート20の下降が基部フレーム10で受け止められた状態となる。
【0024】
この後、前記第2油圧シリンダ18のシリンダロッド18aが突出し、図7の状態にある前記駆動ダイプレート23を主加圧力によって押し下げ、これに連動して従動ダイプレート21,22を上段から順に押し下げる。この状態が図11に示されている。このときの前記駆動ダイプレート20は、前記ロック機構40によって下降できないように支えられているので、第2油圧シリンダ18による主加圧力を受け止めることができる。ただし前記しわ押さえ部材32については、図11で示すように前記上型26Bの側に固定されている複数本のしわ押さえピン33を通じて主加圧力を受けることにより、図12,13からも明らかなようにクッションプレート34とともに押し下げられる。
【0025】
すなわち前記クッションプレート34は、第2油圧シリンダ18に比べて出力の小さい第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aで支えられているので、この第1油圧シリンダ16がクッション機構30のクッションバネとして機能する。したがって前記しわ押さえ部材32は、図12,13で示すように前記ロックプレート42の上面に当たり、結果的には前記ガイド44を介して前記駆動ダイプレート20で支えられるまで下降する。これにより前記の主加圧力に基づいて成形型26においてはワークに対する絞り加工が行われ、残る二つの成形型27,28においてもそれぞれのプレス成形が行われる。
【0026】
つぎにプレス成形後の作動を、主として絞り加工用の前記成形型26およびその補助機構について説明する。まず最初に前記第2油圧シリンダ18のシリンダロッド18aが後退して前記の主加圧力が解除されると、それに伴う第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aの突出によってクッションプレート34が押し上げられる。このため各クッションピン36を通じて前記しわ押さえ部材32が図10の位置に押し上げられる。ついで前記ロック機構40が、そのシリンダ48の作動によって図10の状態から図9の状態に復帰し、前記ロックプレート42の各ロックピン46が前記基部フレーム10の各貫通孔と対向したロック解除位置に戻る。
【0027】
ここで前記第1油圧シリンダ16のシリンダロッド16aが後退し、前記駆動ダイプレート20が図5,6で示す位置に下降し、プレス成形装置としては前記の初期状態となる。このとき、前記従動ダイプレート21,22も図7の位置から前記の規制位置まで下降している。この状態において各成形型26,27,28から成形後のワークを取り出すとともに、新しいワークをセットして始動スイッチを入れることにより、つぎのプレス成形がスタートする。
【0028】
以上のように本実施の形態では、前記第1油圧シリンダ16と第2油圧シリンダ18とによってプレス成形に必要な能力を分担することで、常に適正な出力またはストロークでプレス成形を行うことができるとともに、ストローク優先の第1油圧シリンダ16に前記クッション機構30のクッションバネの役割をもたせることが可能となる。
また前記第1油圧シリンダ16を第2油圧シリンダ18と比較して高速駆動タイプとすることにより、図1および図7で示すプレス成形装置の型締め・型開きに要する時間が短縮され、その結果としてプレス成形のサイクルタイムが短縮される。
【0029】
以上は本発明の好ましい実施の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態については本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えばプレス成形装置については、複数対の成形型を上下に連ねた形式に代えて、ストロ−ク優先の第1油圧シリンダ16によって駆動される下型26A(第1成形型)と、加圧力優先の第2油圧シリンダ18の駆動力を受ける上型26B(第2成形型)とからなる絞り加工用の成形型26のみを備えた形式であってもよい。なお第1油圧シリンダ16および第2油圧シリンダ18は、ワークの材質などによりエアシリンダなどの流体圧シリンダに代えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス成形型装置を型開き状態で表した正面図。
【図2】図1の一部を拡大して表した構成図。
【図3】図2の側面を表した構成図。
【図4】図3のIV−IV矢視方向の断面図。
【図5】プレス成形装置の初期状態を図2と対応させて表した構成図。
【図6】図5の側面を表した構成図。
【図7】プレス成形型装置を型締め状態で表した正面図。
【図8】図7の一部を拡大して表した構成図。
【図9】図8の側面を表した構成図。
【図10】ロック機構のロック状態を図9と対応させて表した構成図。
【図11】プレス成形型装置を加圧(成形)状態で表した正面図。
【図12】図11の一部を拡大して表した構成図。
【図13】図12の側面を表した構成図。
【符号の説明】
16 第1油圧シリンダ(第1流体圧シリンダ)
18 第2油圧シリンダ(第2流体圧シリンダ)
26 絞り加工用の成形型
26A 下型(第1成形型)
26B 上型(第2成形型)
30 クッション機構

Claims (4)

  1. 絞り加工が可能な少なくとも一対の成形型を備えているプレス成形装置であって、
    前記一対の成形型をそれぞれ個別の流体圧シリンダによって型締め・型開き方向に駆動するように構成され、両成形型のうち、ワークがセットされる側の第1成形型を駆動する第1流体圧シリンダは、型締め・型開きに必要なストロークに対応可能なストロ−ク優先の能力に設定され、他方の第2成形型を駆動する第2流体圧シリンダはプレス成形の瞬間に必要な主加圧力に対応可能な加圧力優先の能力に設定され、前記の第1流体圧シリンダに、絞り加工のためのクッション機構におけるクッションバネの役割を兼用させているプレス成形装置。
  2. 請求項1記載のプレス成形装置であって、
    前記の型締め時において前記第1成形型に作用する前記第2流体圧シリンダによる主加圧力を受け止めるロック機構を備えているとともに、この第1成形型の周りに配置されている前記クッション機構のしわ押さえ部材が、前記の主加圧力により前記第1流体圧シリンダをクッションバネとして所定の距離だけ移動するように構成されているプレス成形装置。
  3. 請求項1記載のプレス成形装置であって、
    前記第1流体圧シリンダが前記第2流体圧シリンダに比較して高速駆動可能に設定されているプレス成形装置。
  4. 請求項1記載のプレス成形装置であって、
    前記第1成形型が下型で、かつ第2成形型が上型であるとともに、これらの成形型を最下段に配して複数対の成形型が上下方向に直列に連なり、前記第1流体圧シリンダは最下段の成形型の下側に配置され、前記第2流体圧シリンダは最上段の成形型の上側に配置されているプレス成形装置。
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