JPH07299527A - プレス成形装置 - Google Patents

プレス成形装置

Info

Publication number
JPH07299527A
JPH07299527A JP6094946A JP9494694A JPH07299527A JP H07299527 A JPH07299527 A JP H07299527A JP 6094946 A JP6094946 A JP 6094946A JP 9494694 A JP9494694 A JP 9494694A JP H07299527 A JPH07299527 A JP H07299527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
press
mold
die
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6094946A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Miura
康博 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP6094946A priority Critical patent/JPH07299527A/ja
Publication of JPH07299527A publication Critical patent/JPH07299527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】型切換部分が可動型部分から突出する状態と突
出しない状態とを選択的にとる可動型形成部、及び、そ
の可動型部分に対向する固定型部分を有する固定型形成
部についての、不所望なプレス加工動作による損傷を回
避する。 【構成】型切換部分25が可動型部分22から下方に突
出する状態とされた可動型形成部15が、型切換部分2
5が突出する可動型部分22に適切に対応しない固定型
部分51が設けられた固定型形成部19に対しての近接
移動を行うとき、固定型形成部19に設けられた型識別
部分52aに当接して、その後における可動型形成部1
5の固定型形成部19に対する近接移動を阻止する可動
当接部材28が、可動型形成部15にそれから下方に突
出するものとして設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型切換部分を備え、そ
の型切換部分の位置に応じて異なる可動型が形成される
ことになるプレス成形用可動型形成部と、そのプレス成
形用可動型形成部により型切換部分の位置に応じて異な
るものとして形成される複数種の可動型の夫々に対応す
るものとされる固定型が設けられた複数種のプレス成形
用固定型形成部とを用いて、被加工部材にプレス加工を
施すものとされるプレス成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を構成する車体パネル部材
には多様なプレス加工が施されるが、このようなプレス
加工が行われるにあたっては、その加工態様に応じた、
例えば、固定型、及び、固定型に対して選択的に近接及
び離隔せしめられる可動型とされて対を成すものされる
金型を備えたプレス成形装置が使用される。そして、加
工態様が異なるものとされる複数種の車体パネル部材の
夫々にプレス加工が施される場合には、複数種の車体パ
ネル部材に夫々対応する複数種の金型が選択的に備えら
れることになるプレス成形装置が用意される。
【0003】プレス成形装置が、各々が固定型及び可動
型を含んで成るものとされる複数種の金型を選択的に備
えるものとされるにあたっては、一般的には、相互に対
応する固定型と可動型との対毎にプレス成形装置に対す
る組付けあるいはプレス成形装置からの取外しがなされ
る。しかしながら、例えば、プレス加工が施される車体
パネル部材が、車体ルーフ部を構成するルーフパネル部
材とされ、しかも、同一車種におけるサンルーフ付きの
車体用及びサンルーフ無しの車体用とされる2種類のも
のとされる場合等においては、金型の組付け及び取外し
における効率を向上させるべく、サンルーフ付きの車体
用のルーフパネル部材及びサンルーフ無しの車体用のル
ーフパネル部材に夫々対応する2種の金型が、それらの
固定型もしくは可動型を共通にするものとされ、それゆ
え、プレス成形装置に対して、固定型及び可動型のうち
の一方のみが、組み換えられるものとされることも提案
されている。
【0004】即ち、例えば、サンルーフ付きの車体用の
ルーフパネル部材及びサンルーフ無しの車体用のルーフ
パネル部材に対して、サンルーフ付きの車体用のルーフ
パネル部材におけるサンルーフ用開口部に対応する凹部
が設けられたもの、及び、斯かる凹部が設けられないも
のとされて、夫々個別に対応する2種の固定型が用意さ
れ、それら2種の固定型に対して、その一部分に型切換
部分が移動可能に設けられて、2種の固定型の一方に対
応せしめられるときと他方に対応せしめられるときとで
型切換部分の位置が異なるものとされ、それにより、実
質的に異なる可動型を形成するものとされる、共通の可
動型が用意される状況が考えられる。一つの型に型切換
部分を設け、その型切換部分の位置により実質的に異な
る2種の型を形成することについては、例えば、実開平
2-59820 号にも記載されている。
【0005】そして、2種の固定型に対して共通のもの
とされる可動型は、例えば、サンルーフ付きの車体用の
ルーフパネル部材に対するプレス加工が行われる際に
は、型切換部分が固定型に向かって突出する位置におか
れ、サンルーフ付きの車体用のルーフパネル部材におけ
るサンルーフ用開口部に対応する凹部が設けられたもの
とされた固定型上に配された、サンルーフ付きの車体用
のルーフパネル部材におけるサンルーフ用開口部に当接
して、それに対するトリミング加工を行うものとされる
状態におかれ、一方、サンルーフ無しの車体用のルーフ
パネル部材に対するプレス加工が行われる際には、型切
換部分が固定型に向かって突出しない位置におかれて、
上述の如くの凹部が設けられないものとされた固定型上
に配された、サンルーフ無しの車体用のルーフパネル部
材には当接しないものとされる。
【0006】このようにして、ルーフパネル部材のプレ
ス加工に用いられるプレス成形装置にあっては、サンル
ーフ付きの車体用のルーフパネル部材に対して、型切換
部分が固定型に向かって突出する位置におかれた可動型
に、サンルーフ付きの車体用のルーフパネル部材におけ
るサンルーフ用開口部に対応する凹部が設けられたもの
とされた固定型が対応せしめられて組み付けられる状態
がとられ、また、サンルーフ無しの車体用のルーフパネ
ル部材に対して、型切換部分が固定型に向かって突出し
ない位置におかれた可動型に、上述の如くの凹部が設け
られていないものとされた固定型が対応せしめられて組
み付けられる状態がとられて、各ルーフパネル部材に適
正なプレス加工を施すものとされることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くになされ
る、プレス成形装置においてとられる、型切換部分が固
定型に向かって突出する位置におかれた可動型と、サン
ルーフ付きの車体用のルーフパネル部材におけるサンル
ーフ用開口部に対応する凹部が設けられたものとされた
固定型との組合せ、もしくは、型切換部分が固定型に向
かって突出しない位置におかれた可動型と、上述の如く
の凹部が設けられないものとされた固定型との組合せ
は、常時適正に維持されるという保証はなく、可動型に
対する誤操作,固定型に関しての誤選択等の人為的な誤
りにより、例えば、型切換部分が固定型に向かって突出
する位置におかれた可動型と、サンルーフ付きの車体用
のルーフパネル部材におけるサンルーフ用開口部に対応
する凹部が設けられていないものとされた固定型とが組
み合わされる事態が生じる虞がある。そして、型切換部
分が固定型に向かって突出する位置におかれた可動型
と、サンルーフ付きの車体用のルーフパネル部材におけ
るサンルーフ用開口部に対応する凹部が設けられていな
いものとされた固定型とが組み合わされたもとで、サン
ルーフ付きの車体用のルーフパネル部材に対するプレス
加工が行われる際には、可動型から突出した型切換部分
が、上述の凹部が設けられていないものとされた固定型
に衝突して、可動型から突出した型切換部分もしくは固
定型、あるいは、両者が損傷を受けることになる事態が
まねかれるという不都合が生じてしまう。
【0008】斯かる点に鑑み、本発明は、型切換部分が
設けられ、その型切換部分がとる位置に応じて実質的な
型切換えがなされる可動型と、型切換部分が相互に異な
る位置の各々をとるものとされた可動型に対応するもの
として夫々選択設置される複数種の固定型とを用いて、
被加工部材にプレス加工を施すものとされるにあたり、
型切換部分が相互に異なる位置の一つをとるものとされ
た可動型とそれに対応するものとして選択設置された固
定型とが、適正な組合せを成すものとされなかった状態
のもとにあっても、プレス加工が行われる際に、可動型
の固定型に対する不所望な衝突が生じて可動型もしくは
固定型あるいは両者が損傷を受けることになるという事
態を回避することができるようにされたプレス成形装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るプレス成形装置は、固定型部分と型識
別部分とが設けられたプレス成形用固定型形成部と、固
定型部分に対向する可動型部分と第1及び第2の位置を
選択的にとって型切換えを行う型切換部分とが設けら
れ、プレス成形用固定型形成部に対する近接移動及び離
隔移動を選択的に行うものとされるプレス成形用可動型
形成部と、プレス成形用可動型形成部にプレス成形用固
定型形成部に向かって突出して設けられ、型切換部分が
第1の位置をとる状態と第2の位置をとる状態とでプレ
ス成形用可動型形成部からの突出長を異ならせるものと
される可動当接部材とを備え、可動当接部材が、型切換
部分が第1の位置をとるものとされたもとでプレス成形
用可動型形成部がプレス成形用固定型形成部に対する近
接移動を行うとき、そのプレス成形用固定型形成部が型
切換部分が第1の位置をとる状態とされたプレス成形用
可動型形成部に適正に対応しないものである場合に、プ
レス成形用固定型形成部に備えられた型識別部分に当接
して、その後におけるプレス成形用可動型形成部のプレ
ス成形用固定型形成部に対する近接移動を阻止するもの
とされて、構成される。
【0010】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係るプレス成
形装置にあっては、プレス成形用可動型形成部における
型切換部分が第1の位置をとる状態と第2の位置をとる
状態とでプレス成形用可動型形成部からの突出長を異な
らせる可動当接部材が、型切換部分の第1の位置から第
2の位置への移動、あるいは、第2の位置から第1の位
置への移動に連動して移動し、例えば、型切換部分が第
1の位置をとるときにおけるプレス成形用可動型形成部
からの突出長が、型切換部分が第2の位置をとるときに
おけるプレス成形用可動型形成部からの突出長より大な
るものとされる。そして、型切換部分が第1の位置をと
る状態とされたプレス成形用可動型形成部に適正に対応
するプレス成形用固定型形成部にあっては、その型識別
部分が、被加工部材に対するプレス加工がなされるべく
プレス成形用可動型形成部が近接せしめられるとき、プ
レス成形用可動型形成部からの突出長が比較的小とされ
た可動当接部材及びプレス成形用可動型形成部からの突
出長が比較的大とされた可動当接部材のいずれもが当接
しないことになるものとされ、また、型切換部分が第2
の位置をとる状態とされたプレス成形用可動型形成部に
適正に対応するプレス成形用固定型形成部にあっては、
その型識別部分が、被加工部材に対するプレス加工がな
されるべくプレス成形用可動型形成部が近接せしめられ
るとき、プレス成形用可動型形成部からの突出長が比較
的小とされた可動当接部材は当接しないが、プレス成形
用可動型形成部からの突出長が比較的大とされた可動当
接部材は当接することになるものとされる。
【0011】斯かるもとで、型切換部分が第1の位置を
とる状態とされたプレス成形用可動型形成部がプレス成
形用固定型形成部に対する近接移動を行うとき、そのプ
レス成形用固定型形成部が、型切換部分が第1の位置を
とる状態とされたプレス成形用可動型形成部に適正に対
応するものでなく、型切換部分が第2の位置をとる状態
とされたプレス成形用可動型形成部に適正に対応するも
のとされる場合には、プレス成形用可動型形成部のプレ
ス成形用固定型形成部への近接移動に伴って、プレス成
形用可動型形成部からの突出長が比較的大とされた可動
当接部材が、プレス成形用固定型形成部における型識別
部分に当接し、それによって、その後におけるプレス成
形用可動型形成部のプレス成形用固定型形成部に対する
近接移動が阻止される。その結果、プレス成形用可動型
形成部のそれに適正に対応するものでないプレス成形用
固定型形成部に対する不所望な衝突が阻止されて、プレ
ス成形用可動型形成部及びプレス成形用固定型形成部の
いずれかあるいは両方が損傷を受けることになる事態が
回避される。
【0012】
【実施例】図2は、本発明に係るプレス成形装置の一例
を示す。図2に示されるプレス成形装置は、複数の支柱
10が立設された基台11と、基台11の上方に複数の
支柱10により支持されて配された上方基部12と、上
方基部12により昇降可能に支持され、基台11に対向
するものとして配されたプレス成形用の可動型形成部1
5と、可動型形成部15に取り付けられ、複数の支柱1
0の夫々に上下方向に伸びて設けられた係合溝16に摺
動可能に係合せしめられたガイドプレート17と、基台
11に可動型形成部15に対向して選択的に配置される
プレス成形用の第1の固定型形成部18もしくはプレス
成形用の第2の固定型形成部19とを備えている。
【0013】可動型形成部15は、ガイドプレート17
による案内のもとに複数の支柱10に沿って昇降せしめ
られ、図2において実線により示される如くの上方位置
と一点鎖線により示される如くの下方位置とを選択的に
とるものとされる。そして、可動型形成部15は、上方
位置から第1の固定型形成部18もしくは第2の固定型
形成部19に対して近接移動せしめられて下方位置をと
るものとされることにより、第1の固定型形成部18も
しくは第2の固定型形成部19と協働して、第1の固定
型形成部18もしくは第2の固定型形成部19上に配さ
れた被加工部材にプレス加工を施す。
【0014】斯かる可動型形成部15にあっては、図3
及び図4に示される如く、その下端部に可動型部分22
が設けられ、さらに、可動型部分22に対して移動可能
に支持された型切換部分25が設けられている。可動型
部分22は、可動型形成部15におけるその下端部から
下方に突出するものとされており、その端部には押圧部
22Aが設けられている。また、可動型形成部15の内
部には、シリンダ装置20が配されており、シリンダ装
置20の伸縮ロッド20Aには、可動型形成部15の昇
降移動方向に直交する方向に伸びる可動ロッド20Bが
連結されている。可動ロッド20Bは、シリンダ装置2
0における伸縮ロッド20Aの伸縮動に伴って、可動型
形成部15の昇降移動方向に直交する方向に移動する。
【0015】型切換部分25は、シリンダ装置20より
下方側となる位置に配されており、可動ロッド20Bに
取り付けられたホルダー部材26に係合する係合部25
A、及び、係合部25Aから下方に伸びてその下端面が
可動型部分22に包囲された状態で外部に臨むものとさ
れた押圧部25Bを有しており、係合部25Aには、複
数の傾斜面を有した突出部が設けられている。可動ロッ
ド20Bに取り付けられたホルダー部材26には、係合
部25Aに設けられた複数の突出部の各々が有する傾斜
面に夫々係合する傾斜面を有した複数の係合支持部が設
けられている。そして、ホルダー部材26は、複数の係
合支持部によって型切換部分25を支持するとともに、
可動ロッド20Bの可動型形成部15の昇降移動方向に
直交する方向における移動に伴って移動し、それによ
り、型切換部分25に、図3に示される如くの、押圧部
25Bの下端面が可動型部分22から下方に突出するも
のとされる第1の位置におかれる状態、及び、図4に示
される如くの、押圧部25Bの下端面が可動型部分22
の内部に引き込まれるものとされる第2の位置におかれ
る状態を選択的にとらせる。
【0016】可動型形成部15の外周縁部分における所
定箇所には、コイルスプリング27によって上方に付勢
された可動当接部材28が配されている。可動当接部材
28は、可動ロッド20Bの先端部に設けられた押圧部
材29が有する傾斜面に当接する傾斜面を有した受圧部
30と、受圧部30から下方に伸びるロッド部31とを
有しており、ロッド部31は、可動型形成部15から下
方に突出している。そして、可動当接部材28は、可動
ロッド20Bの先端部に設けられた押圧部材29の、可
動ロッド20Bの可動型形成部15の昇降移動方向に直
交する方向における移動に伴う移動に応じて、図3に示
される如くの、ロッド部31の可動型形成部15から下
方への突出長が比較的大とされる状態と、図4に示され
る如くの、ロッド部31の可動型形成部15から下方へ
の突出長が比較的小とされる状態とを選択的にとるもの
とされる。
【0017】シリンダ装置20は、例えば、エアの給排
によって作動せしめられ、伸縮ロッド20Aを、可動型
形成部15の昇降移動方向に直交する、図3及び図4に
おいて矢印Aにより示される方向(A方向)及びA方向
とは逆の矢印Bにより示される方向(B方向)における
移動を選択的に行って伸縮するものとなす。伸縮ロッド
20AがA方向に移動して伸長状態をとるものとされる
ときには、伸縮ロッド20Aに連結された可動ロッド2
0BがA方向に移動せしめられた位置をとるものとされ
る。それにより、可動ロッド20Bに取り付けられたホ
ルダー部材26が、図3に示される如くに、それに設け
られた複数の係合支持部の各々が有する傾斜面が型切換
部分25の係合部25Aに設けられた複数の突出部の各
々が有する傾斜面に係合することなく、型切換部分25
を支持する状態におかれ、その結果、型切換部分25
が、その押圧部25Bの下端面が可動型部分22から下
方に突出するものとされる第1の位置をとる状態とされ
る。また、それとともに、可動ロッド20Bの先端部に
設けられた押圧部材29が、それが有する傾斜面が可動
当接部材28における受圧部30が有する傾斜面に係合
することなく、受圧部30をコイルスプリング27によ
る付勢力に抗して下方に押圧する状態におかれ、その結
果、可動当接部材28が、そのロッド部31の可動型形
成部15から下方への突出長が比較的大とされる状態に
おかれる。
【0018】それに対して、伸縮ロッド20Aが伸長状
態からB方向に移動して収縮状態をとるものとされると
きには、伸縮ロッド20Aに連結された可動ロッド20
BがB方向に移動せしめられた位置をとるものとされ
る。それにより、可動ロッド20Bに取り付けられたホ
ルダー部材26が、図4に示される如くに、それに設け
られた複数の係合支持部の各々が有する傾斜面が型切換
部分25の係合部25Aに設けられた複数の突出部の各
々が有する傾斜面に係合して、型切換部分25を支持す
る状態におかれ、その結果、型切換部分25が、その押
圧部25Bの下端面が可動型部分22の内部に引き込ま
れるものとされる第2の位置をとる状態とされる。ま
た、それとともに、可動ロッド20Bの先端部に設けら
れた押圧部材29が、それが有する傾斜面が可動当接部
材28における受圧部30が有する傾斜面に係合して、
受圧部30をコイルスプリング27による付勢力に抗し
て下方に押圧する状態におかれ、その結果、可動当接部
材28が、そのロッド部31の可動型形成部15から下
方への突出長が比較的小とされる状態におかれる。
【0019】第1の固定型形成部18は、図3において
基台11上に可動型形成部15に対向して設置された状
態をもって示される如く、支持台35上に配された固定
型部分36,固定型部分36を包囲して配された外周縁
部分37、及び、固定型部分36と外周縁部分37との
間において外周縁部分37に対して昇降可能に配された
可動部材38が備えられたものとされる。固定型部分3
6の上面部には、透孔39を通じて固定型部分36の内
部に連通せしめられた凹部36Aが設けられており、ま
た、外周縁部分37における所定箇所の上端面部は、逃
げ穴部37bが設けられた型識別部分37aを形成して
いる。そして、固定型部分36が、可動型形成部15に
おける可動型部分22の下方に位置し、外周縁部分37
における型識別部分37aが、可動型形成部15におけ
る可動当接部材28の下方に位置するものとされてい
る。
【0020】第1の固定型形成部18における固定型部
分36に設けられた凹部36aは、可動型形成部15に
設けられた型切換部分25における押圧部25Bの外形
に対応した外形を有したものとされている。可動部材3
8は、固定型部分36に近接して設けられた被加工部材
支持部38Aが設けられたものとされており、また、支
持台35内に収容された駆動手段に昇降部材41を介し
て連結されている。そして、可動部材38は、支持台3
5内に収容された駆動手段の作動により昇降せしめられ
る昇降部材41の移動に伴って、図3において実線によ
り示される如くの、被加工部材支持部38Aの上面が固
定型部分36の上面より上方に位置するものとされる上
昇位置と、図3において一点鎖線により示される如く
の、被加工部材支持部38Aの上面が固定型部分36の
上面より下方に位置するものとされる降下位置との間
を、外周縁部分37の内周部に沿って昇降せしめられ
る。
【0021】斯かる第1の固定型形成部18は、型切換
部分25がその押圧部25Bの下端面が可動型部分22
から下方に突出するものとされる第1の位置をとる状態
とされた可動型形成部15に対して、適正に対応するも
のであり、図3に示される如くに、型切換部分25が第
1の位置をとる状態とされた可動型形成部15に対向し
て、基台11上に設置されたときには、可動型形成部1
5における可動型部分22と第1の固定型形成部18に
おける固定型部分36とによって、第1の固定型形成部
18における被加工部材支持部38Aにより支持される
被加工部材に対しての、プレス成形用の型が形成され
る。そして、斯かる際には、固定型部分36に設けられ
た凹部36Aが可動型形成部15に設けられた型切換部
分25に対向する位置に配され、可動部材38における
被加工部材支持部38Aが可動型形成部15における可
動型部分22に設けられた押圧部22Aに対向する位置
に配され、さらに、外周縁部分37における型識別部分
37aに設けられた逃げ穴部37bが、可動型形成部1
5における可動当接部材28のロッド部31に対向する
位置に配される。
【0022】このように、可動型形成部15がそれに設
けられた型切換部分25が第1の位置をとるものとさ
れ、その型切換部分25が第1の位置をとる状態とされ
た可動型形成部15に対向する第1の固定型形成部18
が基台11上に配置されたもとで、被加工部材に対する
プレス加工が行われるにあたっては、先ず、図3におい
て一点鎖線により示される如くに、開口部45Aが設け
られたパネル部材45が、被加工部材として、第1の固
定型形成部18における可動部材38に設けられた被加
工部材支持部38Aにより支持されるようにして、第1
の固定型形成部18上に載置された状態とされる。この
とき、可動部材38は上昇位置におかれており、また、
その際、パネル部材45の開口部45Aが、固定型部分
36に設けられた凹部36Aに対応する位置に配され
る。斯かるパネル部材45は、例えば、サンルーフ付き
の車体用のルーフパネル部材とされ、その外周縁部と開
口部45Aの周縁部とに折曲げ加工が施されるものとさ
れる。
【0023】続いて、上方位置をとるものとれた可動型
形成部15が、ガイドプレート17による案内のもとに
降下するものとされて、パネル部材45が載置された第
1の固定型形成部18に対して近接移動せしめられる。
斯かる際、可動型形成部15の降下に伴って、可動型形
成部15からの突出長が比較的大とされた可動当接部材
28のロッド部31が、第1の固定型形成部18におけ
る外周縁部分37が形成する型識別部分37aに設けら
れた逃げ穴部37b内に入り込み、型識別部分37aに
は当接しない状態をとるものとされる。その後、可動型
形成部15のさらなる降下に伴って、可動型形成部15
における可動型部分22に設けられた押圧部22Aが、
第1の固定型形成部18における可動部材38に設けら
れた被加工部材支持部38Aとで、パネル部材45を挟
持する状態をとる。その後、可動型形成部15は、可動
部材38をパネル部材45と共に上昇位置から押し下げ
つつ降下するものとされ、可動部材38が降下位置をと
るとき、自らの下方位置に到達して降下を停止するもの
とされる。
【0024】このようにして、可動型形成部15の上方
位置から下方位置への降下が行われる期間において、図
5及び図6に示される如く、第1の固定型形成部18に
おける固定型部分36上に配されたパネル部材45の外
周縁部が、可動型形成部15における可動型部分22の
周縁部によって押圧されるとともに、第1の固定型形成
部18における固定型部分36に設けられた凹部36A
に対応する位置に配されたパネル部材45における開口
部45Aの周縁部が、可動型形成部15に備えられた型
切換部分25における、下端面が可動型形成部15から
下方に突出するものとされた押圧部25Bによって押圧
される状態がとられる。その結果、パネル部材45に対
して、その外周縁部及び開口部45Aの周縁部について
の折曲げ加工が施される。
【0025】そして、パネル部材45における外周縁部
及び開口部45Aの周縁部に対する折曲げ加工が終了す
ると、下方位置におかれた可動型形成部15が、第1の
固定型形成部18から離隔すべく上昇せしめられて元の
上方位置をとるものとされる。また、それとともに、第
1の固定型形成部18における可動部材38も、降下位
置から上昇位置に戻される。このようにして、型切換部
分25が第1の位置をとる状態とされた可動型形成部1
5と第1の固定型形成部18とによって、パネル部材4
5における外周縁部及び開口部45Aの周縁部に折曲げ
加工が施されて得られるプレス成形品は、図7に示され
る如くの、サンルーフ用の開口部45Aを有したサンル
ーフ付きの車体用のルーフパネル部材45’とされる。
【0026】第2の固定型形成部19は、図4におい
て、基台11上に可動型形成部15に対向して設置され
た状態をもって示される如く、支持台50上に配された
固定型部分51,固定型部分51を包囲して配された外
周縁部分52、及び、固定型部分51と外周縁部分52
との間において外周縁部分52に対して昇降可能に配さ
れた可動部材53が備えられたものとされる。外周縁部
分52における所定箇所の上端面部は、型識別部分52
aを形成している。この型識別部分52aには、図3に
示される第1の固定型形成部18における外周縁部分3
7が形成する型識別部分37aに設けられている逃げ穴
部37bの如くの逃げ穴部は設けられていない。そし
て、固定型部分51が、可動型形成部15における可動
型部分22の下方に位置し、外周縁部分52における型
識別部分52aが、可動型形成部15における可動当接
部材28の下方に位置するものとされている。
【0027】可動部材53は、固定型部分51に近接し
て設けられた被加工部材支持部53Aが設けられたもの
とされており、また、支持台50内に収容された駆動手
段に昇降部材54を介して連結されている。斯かる可動
部材53は、支持台50内に収容された駆動手段の作動
により昇降せしめられる昇降部材54の移動に伴って、
図4において実線により示される如くの、被加工部材支
持部53Aの上面が固定型部分51の上面より上方に位
置するものとされる上昇位置と、図4において一点鎖線
により示される如くの、被加工部材支持部53Aの上面
が固定型部分51の上面より下方に位置するものとされ
る降下位置との間を、外周縁部分52の内周部に沿って
昇降せしめられる。
【0028】第2の固定型形成部19は、型切換部分2
5がその押圧部25Bの下端面が可動型部分22内に引
き込まれたものとされる第2の位置をとる状態とされた
可動型形成部15に対して、適正に対応するものであ
り、図4に示される如くに、型切換部分25が第2の位
置をとる状態とされた可動型形成部15に対向して、基
台11上に設置されたときには、可動型形成部15にお
ける可動型部分22と第2の固定型形成部19における
固定型部分51とによって、第2の固定型形成部19に
おける被加工部材支持部53Aにより支持される被加工
部材に対しての、プレス成形用の型が形成される。そし
て、斯かる際には、可動部材53における被加工部材支
持部53Aが、可動型形成部15における可動型部分2
2に設けられた押圧部22Aに対向する位置に配され、
また、外周縁部分52における型識別部分52aが、可
動型形成部15における可動当接部材28のロッド部3
1に対向する位置に配される。
【0029】このように、可動型形成部15がそれに設
けられた型切換部分25が第2の位置をとるものとさ
れ、その型切換部分25が第2の位置をとる状態とされ
た可動型形成部15に対向する第2の固定型形成部19
が基台11上に配置されたもとで、被加工部材に対する
プレス加工が行われるにあたっては、先ず、図4におい
て一点鎖線により示される如くに、パネル部材46が、
被加工部材として、第2の固定型形成部19における可
動部材53に設けられた被加工部材支持部53Aにより
支持されるようにして、第2の固定型形成部19上に載
置された状態とされる。このとき、可動部材53は上昇
位置におかれている。また、パネル部材46は、例え
ば、サンルーフ無しの車体用のルーフパネル部材とさ
れ、その外周縁部に折曲げ加工が施されるものとされ
る。
【0030】続いて、上方位置をとるものとされた可動
型形成部15が、ガイドプレート17による案内のもと
に降下するものとされて、パネル部材46が載置された
第2の固定型形成部19に対して近接移動せしめられ
る。斯かる際、可動型形成部15の降下に伴って、可動
型形成部15における可動型部分22に設けられた押圧
部22Aが、第2の固定型形成部19における可動部材
53に設けられた被加工部材支持部53Aとで、パネル
部材46を挟持する状態をとる。その後、可動型形成部
15は、可動部材53をパネル部材46と共に上昇位置
から押し下げつつ降下するものとされ、可動部材53が
降下位置をとるとき、自らの下方位置に到達して降下を
停止するものとされる。このとき、可動型形成部15に
設けられた可動当接部材28は、そのロッド部31の可
動型形成部15からの突出長が比較的小とされた状態に
あるので、ロッド部31が、第2の固定型形成部19に
おける外周縁部分52が形成する型識別部分52aに当
接することがないものとされる。
【0031】このようにして、可動型形成部15の上方
位置から下方位置への降下が行われる期間において、図
8に示される如く、第2の固定型形成部19における固
定型部分51上に配されたパネル部材46の外周縁部
が、可動型形成部15における可動型部分22の周縁部
によって押圧される状態がとられる。その結果、パネル
部材46に対して、その外周縁部についての折曲げ加工
が施される。
【0032】そして、パネル部材46における外周縁部
に対する折曲げ加工が終了すると、下方位置におかれた
可動型形成部15が、第2の固定型形成部19から離隔
すべく上昇せしめられて元の上方位置をとるものとされ
る。また、それとともに、第2の固定型形成部19にお
ける可動部材53も、降下位置から上昇位置に戻され
る。このようにして、型切換部分25が第2の位置をと
る状態とされた可動型形成部15と第2の固定型形成部
19とによって、パネル部材46における外周縁部に折
曲げ加工が施されて得られるプレス成形品は、図9に示
される如くの、サンルーフ無しの車体用のルーフパネル
部材46’とされる。
【0033】上述の如くにして、図3に示される如く
に、型切換部分25が第1の位置をとる状態とされた可
動型形成部15に対して、それに適正に対応するもので
ある第1の固定型形成部18が対向せしめられたもと
で、被加工部材に対するプレス加工が行われる場合、あ
るいは、図4に示される如くに、型切換部分25が第2
の位置をとる状態とされた可動型形成部15に対して、
それに適正に対応するものである第2の固定型形成部1
9が対向せしめられるもとで、被加工部材に対するプレ
ス加工が行われる場合には、別段の問題が生じることな
く、プレス成形品として、図7に示される如くの、サン
ルーフ付きの車体用のルーフパネル部材45’、あるい
は、図9に示される如くの、サンルーフ無しの車体用の
ルーフパネル部材46’が得られる。それに対して、可
動型形成部15におけるシリンダ装置20に対する誤操
作、あるいは、第1の固定型形成部18と第2の固定型
形成部19とについての誤り選択等により、例えば、型
切換部分25が第1の位置をとる状態とされた可動型形
成部15に対して、それに適正に対応するものではない
第2の固定型形成部19が対向せしめられたもとで、被
加工部材に対するプレス加工が行われようとする事態が
生じることが考えられるが、斯かる場合には、被加工部
材に対するプレス加工が阻止されて、型切換部分25が
第1の位置をとる状態とされた可動型形成部15とそれ
に適正に対応するものではない第2の固定型形成部19
とが組み合わされることにより生じることが懸念される
不都合が回避される。
【0034】即ち、可動型形成部15が、それに設けら
れた型切換部分25が第2の位置をとる状態、従って、
型切換部分25がその押圧部25Bの下端面が可動型部
分22から下方に突出するものとされるとともに、可動
当接部材28がそのロッド部31の可動型形成部15か
らの突出長が比較的大であるものとされる状態とされ、
斯かる可動型形成部15に対して、それに適正に対応す
るものである第1の固定型形成部18ではなく、適正に
対応するものでない第2の固定型形成部19が対向せし
められたもとで、第2の固定型形成部19における可動
部材53に設けられた被加工部材支持部53Aにより支
持されたパネル部材46に対してプレス加工を行うべ
く、可動型形成部15が、ガイドプレート17による案
内のもとに降下するものとされて、パネル部材46が載
置された第2の固定型形成部19に対して近接移動せし
められる場合には、以下の如くにして、パネル部材46
に対するプレス加工が阻止される。
【0035】斯かる際には、図1に示される如くに、可
動型形成部15の上方位置からの降下に伴って、可動型
形成部15における可動型部分22に設けられた押圧部
22Aが、第2の固定型形成部19における可動部材5
3に設けられた被加工部材支持部53Aとで、パネル部
材46を挟持する状態をとる。その後、可動型形成部1
5は、可動部材53をパネル部材46と共に上昇位置か
ら押し下げつつ降下するものとされるが、その際、可動
型形成部15に設けられた可動当接部材28は、図1に
示される如く、そのロッド部31の可動型形成部15か
らの突出長が比較的大とされた状態にあるので、ロッド
部31の下端面が第2の固定型形成部19における外周
縁部分52が形成する型識別部分52aに当接すること
になる。
【0036】そして、可動型形成部15に設けられた可
動当接部材28における可動型形成部15から下方に突
出するロッド部31の下端面が、第2の固定型形成部1
9における外周縁部分52が形成する型識別部分52a
に当接することにより、その後における可動型形成部1
5の降下が阻止される。それにより、可動型形成部15
に設けられた可動型部分22から下方に突出するものと
された型切換部分25における押圧部25Bの下端面
が、第2の固定型形成部19上に配された被加工部材で
あるパネル部材46を押圧する状態とされることが阻止
され、従って、パネル部材46に対するプレス加工が阻
止されることになる。
【0037】このようにして、可動型形成部15に設け
られた可動型部分22から下方に突出するものとされた
型切換部分25における押圧部25Bの下端面が、第2
の固定型形成部19上に配された被加工部材であるパネ
ル部材46を押圧する状態とされることが阻止されるこ
とにより、例えば、可動型形成部15に設けられた可動
型部分22から下方に突出するものとされた型切換部分
25における押圧部25Bの下端面が、パネル部材46
を介して、第2の固定型形成部19における固定型部分
51に衝突することによりもたらされる虞がある、可動
型形成部15における可動型部分22及び第2の固定型
形成部19における固定型部分51のいずれかあるいは
両者が損傷を受けることになる事態が、確実に回避され
る。
【0038】なお、上述の例においては、可動型形成部
15の内部に配されるシリンダ装置20が、可動型形成
部15の昇降移動方向に直交する方向に伸びる1個の可
動ロッド20Bを駆動するものとされ、可動型形成部1
5に、可動ロッド20Bによって駆動される1個の可動
当接部材28が配されているが、本発明に係るプレス成
形装置にあっては、シリンダ装置20によって複数の可
動ロッドが駆動され、その複数の可動ロッドによって夫
々駆動される複数の可動当接部材が可動型形成部15に
配されてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如くに、本発明
に係るプレス成形装置によれば、型切換部分がその押圧
部の下端面が可動型部分から下方に突出するものとされ
る第1の位置をとる状態とされたプレス成形用可動型形
成部が、被加工部材が載置されたプレス成形用固定型形
成部に対する近接移動を行うとき、そのプレス成形用固
定型形成部が、型切換部分が第1の位置をとる状態とさ
れたプレス成形用可動型形成部に適正に対応するもので
なく、型切換部分がその押圧部の下端面が可動型部分の
内部に引き込まれるものとされる第2の位置をとる状態
とされたプレス成形用可動型形成部に適正に対応するも
のとされる場合には、プレス成形用可動型形成部のプレ
ス成形用固定型形成部への近接移動に伴って、プレス成
形用可動型形成部からの突出長が比較的大とされた可動
当接部材が、プレス成形用固定型形成部における型識別
部分に当接し、それによって、その後におけるプレス成
形用可動型形成部のプレス成形用固定型形成部に対する
近接移動が阻止される。その結果、被加工部材に対する
不所望なプレス加工が防止されるとともに、プレス成形
用可動型形成部のそれに適正に対応するものでないプレ
ス成形用固定型形成部に対する不所望な衝突が阻止され
て、プレス成形用可動型形成部及びプレス成形用固定型
形成部のいずれかあるいは両者が損傷を受けることにな
る事態が回避されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス成形装置の一例における動
作状態の説明に供される断面図である。
【図2】本発明に係るプレス成形装置の一例の外観を示
す側面図である。
【図3】本発明に係るプレス成形装置の一例の構成及び
動作の説明に供される断面図である。
【図4】本発明に係るプレス成形装置の一例の構成及び
動作の説明に供される断面図である。
【図5】本発明に係るプレス成形装置の一例における動
作状態の説明に供される断面図である。
【図6】本発明に係るプレス成形装置の一例における動
作状態の説明に供される断面図である。
【図7】本発明に係るプレス成形装置の一例によるプレ
ス加工により得られるプレス成形品の一例を示す斜視図
である。
【図8】本発明に係るプレス成形装置の一例における動
作状態の説明に供される断面図である。
【図9】本発明に係るプレス成形装置の一例によるプレ
ス加工により得られるプレス成形品の他の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
11 基台 15 可動型形成部 18 第1の固定型形成部 19 第2の固定型形成部 20 シリンダ装置 20B 可動ロッド 22 可動型部分 22A 押圧部 25 型切換部分 26 ホルダー部材 28 可動当接部材 29 押圧部材 31 ロッド部 35,50 支持台 36,51 固定型部分 36A 凹部 37,52 外周縁部分 37a,52a 型識別部分 37b 逃げ穴部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型部分と型識別部分とが設けられたプ
    レス成形用固定型形成部と、 上記固定型部分に対向する可動型部分と第1及び第2の
    位置を選択的にとって型切換えを行う型切換部分とが設
    けられ、上記プレス成形用固定型形成部に対する近接移
    動及び離隔移動を選択的に行うものとされるプレス成形
    用可動型形成部と、 該プレス成形用可動型形成部に上記プレス成形用固定型
    形成部に向かって突出して設けられ、上記型切換部分が
    上記第1の位置をとる状態と上記第2の位置をとる状態
    とで上記プレス成形用可動型形成部からの突出長を異な
    らせるものとされ、上記型切換部が上記第1の位置をと
    るものとされたもとで上記プレス成形用可動型形成部が
    上記プレス成形用固定型形成部に対する近接移動を行う
    とき、該プレス成形用固定型形成部が上記型切換部分が
    上記第1の位置をとる状態とされた上記プレス成形用可
    動型形成部に適正に対応しないものである場合に、上記
    プレス成形用固定型形成部に備えられた型識別部分に当
    接して、その後における上記プレス成形用可動型形成部
    の上記プレス成形用固定型形成部に対する近接移動を阻
    止する可動当接部材と、を備えて構成されるプレス成形
    装置。
  2. 【請求項2】プレス成形用可動型形成部に設けられた型
    切換部分が、第1の位置をとる状態にあるとき、上記プ
    レス成形用可動型形成部に設けられた可動型部分からプ
    レス成形用固定型形成部に向かって突出するものとされ
    ることを特徴とする請求項1記載のプレス成形装置。
  3. 【請求項3】プレス成形用固定型形成部に設けられた型
    識別部分が、型切換部分が第1の位置をとる状態とされ
    て上記プレス成形用固定型形成部への近接移動を行うプ
    レス成形用可動型形成部に対して、上記プレス成形用固
    定型形成部が適正に対応するものである場合には、上記
    プレス成形用可動型形成部から突出する可動当接部材が
    当接しないことになる位置に配されることを特徴とする
    請求項1または2記載のプレス成形装置。
  4. 【請求項4】プレス成形用固定型形成部に設けられた型
    識別部分が、プレス成形用可動型形成部に対向する平面
    部もしくは逃げ穴部を形成するものとされることを特徴
    とする請求項3記載のプレス成形装置。
  5. 【請求項5】プレス成形用可動型形成部に、該プレス成
    形用可動型形成部に設けられた型切換部分及び可動当接
    部材の両者に係合して、上記型切換部分に第1の位置を
    とらせるとともに上記可動当接部材の上記プレス成形用
    可動型形成部からの突出長を比較的大となす第1の駆動
    位置と、上記型切換部分に第2の位置をとらせるととも
    に上記可動当接部材の上記プレス成形用可動型形成部か
    らの突出長を比較的小となす第2の駆動位置とを選択的
    にとる駆動機構が設けられることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のプレス成形装置。
  6. 【請求項6】プレス成形用可動型形成部に設けられた駆
    動機構が、型切換部分及び可動当接部材の両者にカム部
    材を介して係合する可動ロッドと該可動ロッドを駆動す
    るシリンダ装置とを含んで構成されることを特徴とする
    請求項5記載のプレス成形装置。
  7. 【請求項7】シリンダ装置が、可動ロッドを、型切換部
    分及び可動当接部材の夫々のプレス成形用可動型形成部
    からの突出方向に実質的に直交する方向に駆動すべく配
    されたことを特徴とする請求項6記載のプレス成形装
    置。
JP6094946A 1994-05-09 1994-05-09 プレス成形装置 Pending JPH07299527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6094946A JPH07299527A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 プレス成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6094946A JPH07299527A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 プレス成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07299527A true JPH07299527A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14124117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6094946A Pending JPH07299527A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 プレス成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07299527A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290019A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Shoda Seisakusho:Kk 竪型押し込み方式絞り加工機列
WO2010010261A1 (fr) * 2008-07-22 2010-01-28 Peugeot Citroën Automobiles SA Procede de mise en forme de plusieurs variantes d'une piece en tole, outil de mise en forme ainsi que dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede
CN102284626A (zh) * 2011-08-22 2011-12-21 亿森(上海)模具有限公司 一种切换冲压零件状态的模具结构及其切换方法
JP2013091407A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Toyota Motor East Japan Inc ルーフパネル及びこのルーフパネルの製造方法
CN103128180A (zh) * 2013-03-06 2013-06-05 安徽江淮汽车股份有限公司 一种有或无天窗顶盖模具共用的切换机构
CN103406414A (zh) * 2013-07-19 2013-11-27 亿森(上海)模具有限公司 一种成型切换机构
CN104624805A (zh) * 2015-02-05 2015-05-20 滁州市博精模具设备制造有限公司 冰箱后背板冲裁翻边模具
CN114038336A (zh) * 2021-12-06 2022-02-11 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 仿形装置、显示面板的制作方法及显示面板

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290019A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Shoda Seisakusho:Kk 竪型押し込み方式絞り加工機列
WO2010010261A1 (fr) * 2008-07-22 2010-01-28 Peugeot Citroën Automobiles SA Procede de mise en forme de plusieurs variantes d'une piece en tole, outil de mise en forme ainsi que dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede
FR2934184A1 (fr) * 2008-07-22 2010-01-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de mise en forme de plusieurs variantes d'une piece en tole, outil de mise en forme ainsi que dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede
CN102284626A (zh) * 2011-08-22 2011-12-21 亿森(上海)模具有限公司 一种切换冲压零件状态的模具结构及其切换方法
JP2013091407A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Toyota Motor East Japan Inc ルーフパネル及びこのルーフパネルの製造方法
CN103128180A (zh) * 2013-03-06 2013-06-05 安徽江淮汽车股份有限公司 一种有或无天窗顶盖模具共用的切换机构
CN103406414A (zh) * 2013-07-19 2013-11-27 亿森(上海)模具有限公司 一种成型切换机构
CN104624805A (zh) * 2015-02-05 2015-05-20 滁州市博精模具设备制造有限公司 冰箱后背板冲裁翻边模具
CN114038336A (zh) * 2021-12-06 2022-02-11 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 仿形装置、显示面板的制作方法及显示面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6295858B1 (en) Hemming apparatus
JPH09192751A (ja) 複合成形型および複合成形方法
JPH07299527A (ja) プレス成形装置
JP4495194B2 (ja) ヘミング加工装置
JP3496457B2 (ja) 複合プレス型
JPH08318316A (ja) 曲げプレス用金型
KR20200064460A (ko) 자동차 외부 패널 성형용 금형
JP2554768B2 (ja) フランジ成形用金型
JP3121691B2 (ja) プレス金型
KR20080048278A (ko) 플랜지 성형용 프레스 장치
JPH11123469A (ja) フランジ成形方法及びその装置
KR19990060203A (ko) 예각 벤딩 장치
JP2000158057A (ja) プレス型
JPH0512044B2 (ja)
KR100394650B1 (ko) 프레스용 패널 리프트 장치
JP2020073292A (ja) プレス装置
JPH09323124A (ja) プレス成形方法及びプレス成形型
KR100412647B1 (ko) 트랜스퍼 프레스용 패널 리프트 장치
KR100569148B1 (ko) 트랜스퍼 프레스용 패널 리프트 장치
KR20030017830A (ko) 프레스 장치
CN220532782U (zh) 一种冲压模具的侧翻边机构及冲压机床
KR19990040642A (ko) 복합 성형 금형 구조
KR102565734B1 (ko) 조글단의 동시 성형이 가능한 프레스 성형장치
KR20020053914A (ko) 오픈 드로우형 펀치 프레스 장치
JPH031084B2 (ja)