JPH10304489A - エコー・雑音成分除去装置 - Google Patents
エコー・雑音成分除去装置Info
- Publication number
- JPH10304489A JPH10304489A JP9112248A JP11224897A JPH10304489A JP H10304489 A JPH10304489 A JP H10304489A JP 9112248 A JP9112248 A JP 9112248A JP 11224897 A JP11224897 A JP 11224897A JP H10304489 A JPH10304489 A JP H10304489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- echo
- noise
- canceller
- filter coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
- H04B3/234—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using double talk detection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M9/00—Arrangements for interconnection not involving centralised switching
- H04M9/08—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
- H04M9/082—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
- H04B3/235—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers combined with adaptive equaliser
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
の係数更新に利用したとしても、エコー成分を安定かつ
良好に除去できるようにする。 【解決手段】 エコーキャンセラの適応フィルタが、
(1)入力されてきた受信信号系列を疑似エコー信号を
形成させるために保持する疑似エコー形成用受信信号保
持手段と、(2)ノイズキャンセラで発生する処理遅延
に応じた過去の受信信号系列を保持する遅延補償用受信
信号保持手段と、(3)ノイズキャンセラの出力信号と
遅延補償用受信信号保持手段に保持されている過去の受
信信号系列とを利用してフィルタ係数を更新するフィル
タ係数更新手段と、(4)疑似エコー形成用受信信号保
持手段に保持されている受信信号系列と、その時点での
フィルタ係数とに基づいて疑似エコー信号を形成する疑
似エコー形成手段とを有する。
Description
の不要成分を入力音声信号から除去(軽減)するエコー
・雑音成分除去装置に関し、例えば、移動端末や電話端
末やテレビ会議システム端末などに適用し得るものであ
る。
置として、特開平8−8789号公報(文献1)に記載
されたものがある。図2は、この従来のエコー・雑音成
分除去装置の構成を示すブロック図であり、以下、この
図2を参照しながら、従来のエコー・雑音成分除去装置
を説明する。
装置は、スピーカ101、マイクロホン102、エコー
キャンセラ111及びノイズキャンセラ114から構成
されている。エコーキャンセラ111は、詳細には、送
話/受話判定部112、適応フィルタ113及び加算器
(機能としては減算器)115からなっている。
されてスピーカ101に与えられて発音出力される。
ホン102で捕捉されて電気信号に変換されて送信信号
経路104上に乗せられる。ここで、マイクロホン10
2は、音声入力だけでなく背景雑音やスピーカ101が
発音出力した音声をも捕捉する。従って、マイクロホン
102からの電気信号(送信信号)は、送話者音声成
分、エコー成分及び又は背景雑音成分を有するものとな
る。
/受話判定部112が送信信号及び受信信号を参考にし
て送話/受話判定を行い、受話かつ非送話の場合のみ適
応フィルタ113の学習を行う(フィルタ係数の更新を
行う)。エコーキャンセラ111においては、その上
で、受信信号を参照信号にして適応フィルタ113が疑
似エコー信号を作成し、加算器115が送信信号からこ
の疑似エコー信号を減算することで送信信号におけるエ
コー成分を除去する。
セラ111の加算器115で除去できなかった不要成
分、すなわち、マイクロホン102に入力された背景雑
音成分を除去する。ノイズキャンセラ114で背景雑音
成分が除去された送信信号には、エコーキャンセラ11
1で除去しきれなかった残留エコー成分が含まれてお
り、これをエコーキャンセラ111のフィルタ係数の更
新に用いるために、適応フイルタ113に入力する。
留エコーを混合した背景雑音のレベルに制限される。ノ
イズキャンセラ114の出力信号は、背景雑音成分を除
去処理したものであるので、不要成分としてはおおむね
残留エコー成分だけを含むものと考えられ、ノイズキャ
ンセラ114からの出力信号を、適応フイルタ113に
入力することにより、エコー除去量の改善が期待され
る。
11における適応フィルタ113のフィルタ係数更新に
用いる信号として2種類の信号を、切り替えて用いるこ
とも記載している。すなわち、ノイズキャンセラ114
への入力信号(背景雑音成分の除去前の信号)をエコー
キャンセラ111の適応フィルタ113の係数更新に使
う場合と、ノイズキャンセラ114からの出力信号(背
景雑音成分の除去後の信号)をエコーキャンセラ111
の適応フィルタ114の係数更新に使う場合に場合分け
をし、エコーキャンセラ111の残留エコー量若しくは
エコー打ち消し量を監視し、適応フィルタ114の係数
更新に使う信号を切り替えることも記載している。
においても、背景雑音除去後の信号を適応フィルタ11
4のフィルタ係数更新に使うことによるエコー除去特性
の向上が期待できる。
ー・雑音成分除去装置(文献1に記載の装置)において
は、ノイズキャンセラ114として、逐次処理でのノイ
ズキャンセラを用いている。
ノイズキャンセラの他に、近年、背景雑音成分の除去精
度が高いために非常によく用いられているフレーム処理
でのノイズキャンセラがある。例えば、周波数変換のた
めにデータをフレーム長分だけ蓄積して、周波数領域で
背景雑音成分を除去するノイズキャンセラ(周波数減算
法に従ったノイズキャンセラ)がある。
のノイズキャンセラ114として、フレーム処理でのノ
イズキャンセラを適用した場合には、以下に示すよう
に、エコーキャンセラ111の動作が振動、発散などし
てしまい、実用に耐えないという課題があった。
の学習同定法のアルゴリズムでは、タップ数Mの適応フ
ィルタ(トランバーサルフイルタ構成を意図している)
113のk番目のフィルタ係数hkは、(1)式に従っ
て更新される。なお、(1)式における総和Σはjが1
からMについてである。
信信号のサンプル値を表しており、e(n)は時刻nでの
背景雑音成分除去後の送信信号を表している。また、α
はステップゲインであり、エコーキャンセラ111の収
束速度を決定するパラメータあり、通常は1>α>0の
範囲内の定数が用いられる。
じるフレーム処理のノイズキャンセラ114を使用する
と、ノイズキャンセラ114の処理遅延(仮に遅延量を
dとする)のために、(1)式に示した適応フイルタ1
13の係数更新式は、(2)式に示すようになる。
dの情報から形成されていることを表している。従っ
て、この(2)式から分かるるように、フレーム処理の
ノイズキャンセラ114を適用した場合には、エコーキ
ャンセラ111の適応フィルタ113の係数更新量を決
定する、右辺第2項でのxk(n)とe(n-d)とが時間軸で
の一致がとれていないため、本来、(1)式に従って実
行されるべき係数更新動作が正しく実行されない。その
結果、エコーキャンセラ111が、振動したり発散した
りすることも生じ、エコー成分を良好に打ち消すことが
できないことも多く生じる。
動、発散などすると、ノイズキャンセラ114における
背景雑音成分の除去動作も適切に実行できなくなる。
セラの出力を、エコーキャンセラの適応フイルタの係数
更新に利用しても、エコー成分を良好に除去できるエコ
ー・雑音成分除去装置が望まれている。
コー信号を形成する適応フィルタを有して送信信号に含
まれているエコー成分を除去するエコーキャンセラと、
送信信号に含まれている背景雑音成分を除去するノイズ
キャンセラとを、音声送信経路上にこの順で有し、ノイ
ズキャンセラの出力信号を適応フィルタのフィルタ係数
の更新のための信号として利用するエコー・雑音成分除
去装置において、適応フィルタが、(a)入力されてき
た受信信号系列を疑似エコー信号を形成させるために保
持する疑似エコー形成用受信信号保持手段と、(b)ノ
イズキャンセラで発生する処理遅延に応じた過去の受信
信号系列を保持する遅延補償用受信信号保持手段と、
(c)ノイズキャンセラの出力信号と遅延補償用受信信
号保持手段に保持されている過去の受信信号系列とを利
用してフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新手段
と、(d)疑似エコー形成用受信信号保持手段に保持さ
れている受信信号系列と、その時点でのフィルタ係数と
に基づいて疑似エコー信号を形成する疑似エコー形成手
段とを有することを特徴とする。
形成する適応フィルタを有して送信信号に含まれている
エコー成分を除去するエコーキャンセラと、送信信号に
含まれている背景雑音成分を除去するノイズキャンセラ
とを、音声送信経路上にこの順で有し、エコー成分の除
去処理後の信号を適応フィルタのフィルタ係数の更新の
ための信号として利用するエコー・雑音成分除去装置に
おいて、(1)背景雑音レベルがノイズキャンセラが十
分に機能するレベルにあるか否かを監視して、十分に機
能するレベルのときに第1の動作モードを指示し、背景
雑音レベルが十分ではないときに第2の動作モードを指
示する動作モード決定手段と、(2)第1の動作モード
のときに、ノイズキャンセラの出力信号を選択し、第2
の動作モードのときに、ノイズキャンセラへの入力信号
を選択して、適応フィルタのフィルタ係数の更新のため
の信号として出力する信号選択手段とを備えると共に、
(3)適応フィルタが、(3a)入力されてきた受信信
号系列を疑似エコー信号を形成させるために保持する疑
似エコー形成用受信信号保持手段と、(3b)ノイズキ
ャンセラで発生する処理遅延に応じた過去の受信信号系
列を保持する遅延補償用受信信号保持手段と、(3c)
第1の動作モードのときに、信号選択手段で選択された
ノイズキャンセラの出力信号と遅延補償用受信信号保持
手段に保持されている過去の受信信号系列とを利用して
フィルタ係数を更新し、第2の動作モードのときに、信
号選択手段で選択されたノイズキャンセラへの入力信号
と疑似エコー形成用受信信号保持手段に保持されている
受信信号系列とを利用してフィルタ係数を更新するフィ
ルタ係数更新手段と、(3d)疑似エコー形成用受信信
号保持手段に保持されている受信信号系列と、その時点
でのフィルタ係数とに基づいて疑似エコー信号を形成す
る疑似エコー形成手段とを有することを特徴とする。
ることにより、フィルタ係数の更新する信号間出時間軸
上の矛盾が生じず、エコー成分を安定して良好に除去す
ることができるようになる。
実施形態を図面を参照しながら詳述する。
コー・雑音成分除去装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
雑音成分除去装置は、受信入力端子1、ディジタル/ア
ナログ変換器2、スピーカ3、マイクロホン4、アナロ
グ/ディジタル変換器5、エコーキャンセラ6、送信出
力端子14及びノイズキャンセラ15からなる。エコー
キャンセラ6は、ダブルトーク検出器7、適応フイルタ
8及び加算器9を有する。適応フイルタ8は、係数レジ
スタ10、積和演算器11、遅延補償レジスタ12、受
信信号保持レジスタ13及び係数更新制御器16からな
る。
ブロック図である。図3において、適応フイルタ8は、
受信信号入力線300、保持レジスタ13を構成してい
るm−1個の縦続接続されている遅延素子(ラッチ素
子;図3ではDで示している)301(1)〜301
(m−1)と、遅延補償レジスタ12を構成しているd
個の遅延素子(ラッチ素子)301(m)〜301(d
+m−1)と、係数レジスタ10と、積和演算器11を
構成している乗算器群302及び加算器群303と、係
数更新制御器16を構成している係数更新部305、除
算器306及びパワー計算器307とから構成されてい
る。
(例えば、サンプリング周波数は8kHz)でなる受信
信号X(n)が入力される。
号X(n)をアナログ信号に変換してスピーカ3に与える
ものであり、スピーカ3はそのアナログ信号を発音出力
するものである。スピーカ3から発音出力された音声の
一部が、音響経路(エコーパス)を介してマイクロホン
4にエコーEとして回り込む。
を電気信号に変換するものであるが、背景雑音Nやエコ
ーEをも電気信号に変換するものである。アナログ/デ
ィジタル変換器5は、マイクロホン4からの電気信号
(送信信号)をディジタル信号Y(n)に変換するもので
ある。ここで、送信信号Y(n)は、(3)式に示すよう
に、本来の音声成分S(n)、エコー成分E(n)、及び、背
景雑音成分N(n)の和で表すことができる。
(n)に含まれているエコー成分E(n)を推定して疑似エコ
ー信号E’(n)を形成して、送信信号Y(n)に含まれてい
るエコー成分を除去するものである。エコー成分が除去
された送信信号Er1(n)は、(4)式に示すように表
すことができる。
信号Er1(n)に含まれている背景雑音成分N(n)を推定
してその推定値N’(n)を送信信号Er1(n)から除去す
るものである。この第1の実施形態の場合、ノイズキャ
ンセラ15としては、背景雑音の除去精度が高いフレー
ム処理でのノイズキャンセラが適用されている。このノ
イズキャンセラ15から出力された送信信号Er2(n)
が送信出力端子14から相手端末側に向けて送信され
る。
「周波数減算法」、「フィルタバンク法」、「適応フィ
ルタ法」などのフレーム処理を基本としたものであれ
ば、処理遅延の大小によらず、どのようなものでも良い
ので、ここでは詳細構成の図示及び説明を省略する。
2(n)には、当該ノイズキャンセラ15の処理遅延dが
生じているので、この出力信号Er2(n)は、(5)式
に示すことができる。(5)式におけるZd{x}は値
xを時間dだけ遅延させることを表している遅延演算子
であり、ノイズキャンセラ15で発生する処理遅延dを
加える演算子である。
次、その機能を説明する。
(n)、送信信号Y(n)、エコー成分除去後の送信信号Er
1(n)が入力されており、ダブルトーク検出器7は、適
応フイルタ8で係数更新動作を実行させるか否かを決定
してその決定情報を適応フイルタ8に与えると共に、ノ
イズキャンセラ15で背景雑音の更新動作を実行させる
か否かを決定してその決定情報をノイズキャンセラ15
に与えるものである。
信信号X(n)とエコー成分除去後の送信信号Er1(n)と
のパワー比を、エコー減衰量ACOMとして計算する。
中に音声成分S(n)が混入し始めると急激に劣化するの
で、ダブルトーク検出器7は、エコー減衰量ACOMが
予め定められた閾値THdを下回り、かつ、送信信号Y
(n)のパワーが予め定められた閾値Dyを超過している
ときに、ダブルトーク状態と判定し、ノイズキャンセラ
15には背景雑音更新計算停止信号を出力し、適応フイ
ルタ8には係数更新停止信号を出力する。
衰量ACOMが予め定められた閾値THdを下回り、か
つ、送信信号Y(n)のパワーが予め定められた閾値Dy
を下回ったときに、エコーパスの解放(マイクロホン4
又はスピーカ3の断線)とみて、適応フイルタ8の係数
を0に向かわせるよう更新させ、ノイズキャンセラ15
の背景雑音推定値を0にクリアして疑似背景雑音だけが
送信信号にならないようにする。
減衰量ACOMが予め定められた閾値THdより大き
く、かつ、受信信号X(n)のパワーが予め定めた閾値T
Hstより大きいときは、シングルトーク状態として、
適応フイルタ8の係数の更新とノイズキャンセラ15の
背景雑音推定を実行させる。
信信号X(n)のパワーが予め定められた閾値THstよ
り小さく、送信信号Y(n)のパワーが予め定められた閾
値Dyを超過しているときには、送話者信号だけが存在
しているとして、適応フィルタ8の適応動作を停止する
制御を行い、ノイズキャンセラ15に対しては背景雑音
の除去を実行させるように制御する。
コー除去後の送信信号Er1(n)に代えて、背景雑音除
去後の送信信号Er2(n-d)を入力させて、同様な判断
を実行させるようにしても良い。また、送信信号と受信
信号の「パワー比」ではなく、「パワー差」を用いて制
御を実行するダブルトーク検出器7を適用しても良く、
「パワー」の代わりに「レベル」を用いて制御するダブ
ルトーク検出器7を適用しても良い。要するに、上記で
詳述した方法以外でも、送話信号のみの存在、受話信号
のみの存在(シングルトーク)、ダブルトーク、エコー
パス解放等が判定できればよく、上記の方法に限定され
るものではない。
検出器7は、ダブルトーク状態を検出した場合、再びシ
ングルトークに状態が変化しても、ノイズキャンセラ1
5における処理遅延に相当する時間だけノイズキャンセ
ラ15の背景雑音適応動作を凍結するように制御する。
これは、この検出時点以降、ノイズキャンセラ15の処
理遅延に要する時間の間では、ノイズキャンセラ15が
ダブルトーク状態での送信信号のサンプル値で動作して
いることを考慮したためである。
イルタ8が形成した疑似エコー信号E’(n)を減算する
ことで、送信信号Y(n)におけるエコー成分を除去する
ものである。
ているときにフイルタ係数を更新させるものであり、ま
た、各時刻において、受信信号X(n)及びそのときのフ
イルタ係数に基づいて、疑似エコー信号E’(n)を形成
するものである。
は、図1より詳細に示している図3を用いて説明する。
受信信号X(n)は、遅延素子群301(301(1)
〜301(d+m+1))に入力される。受信信号保持
レジスタ13を構成している入力段側からのm−1個の
遅延素子301(1)〜301(m−1)は、疑似エコ
ー信号E’(n)の形成に供するm個の受信信号サンプル
X0(n)(=X(n))、X1(n)、…、Xm-1(n)を並列的に
取り出せるようにしたものである。係数レジスタ10
は、その時刻nでのm個のフイルタ係数h0(n)、h1
(n)、…、hm-1(n)を保持しているものである。乗算器
群302は、受信信号サンプルXj(n)(jは1〜m−
1)と、対応するフイルタ係数hj(n)とを乗算するもの
である。加算器群303は、乗算器群302の各乗算結
果の総和を求めるものである。この総和値は、(6)式
で表されるその時刻nでの疑似エコー信号E’(n)にな
っている。なお、(6)式における総和Σは、jが0〜
m−1についてである。
方のd個の遅延素子301(m)〜301(d+m−
1)は、疑似エコー信号E’(n)の形成には既に使用さ
れなくなったd個の受信信号サンプルXm(n)〜Xd+m-1
(n)を保持しているものであり、そのうちの古い方から
数えてm個の受信信号サンプルXd(n)〜Xd+m-1(n)が、
ノイズキャンセラ15の処理遅延を補償するために並列
に取り出される。このm個の受信信号サンプルXd(n)〜
Xd+m-1(n)は、パワー計算器307及び除算器306に
与えられる。
うに、遅延補償に供する期間での受信信号パワーP(n)
を計算し、その受信信号パワーP(n)を除算器306に
与えるものである。なお、(7)式における総和Σは、
iがd〜d+m−1についてである。
スタ12(遅延素子301(m)〜301(d+m−
1))からのm個の受信信号サンプルXi(n)(iはd〜
d+m−1)をそれぞれ、受信信号パワーP(n)で除
算して正規化すると共に、そのサンプルでの時間軸をず
らして遅延補償するものである。このような正規化及び
時間軸移動がなされた受信信号サンプルPXj(n)(jは
上述したjと同じものであってi−dに等しく、0〜m
−1である)が係数更新部305に出力される。
えるようにずらされたものであるので、その時刻nでノ
イズキャンセラ15から出力されている処理遅延dを有
する背景雑音除去後の送信信号Er2(n-d)と時間軸が
一致しているものとなる。
に、正規化及び時間軸移動がなされた受信信号サンプル
PXj(n)、及び、ノイズキャンセラ15からの背景雑音
除去後の送信信号Er2(n)を用いて、フイルタ係数hj
(n)を更新して係数レジスタ10に設定し直すものであ
る。
PXj(n)と、その時刻nでノイズキャンセラ15から出
力されている処理遅延dを有する背景雑音除去後の送信
信号Er2(n-d)とは、時間軸のタイミングが一致して
いるので、(9)式に従って、フイルタ係数hj(n)を更
新した場合には、そのフイルタ係数hj(n)はエコーパス
の伝達特性を良く反映したものとなっており、エコーキ
ャンセラ6の状態を良く収束させることができる。
ルPXj(n)と、その時刻nでノイズキャンセラ15から
出力されている処理遅延dを有する背景雑音除去後の送
信信号Er2(n-d)とが、時間軸のタイミングが一致し
ていることは、時刻nでの受信信号サンプルXi(n)(=
Xd(n)〜Xd+m-1(n))がそれぞれ、それよりdだけ前の
時刻n−dの受信信号サンプルXj(n-d)(=X0(n-d)〜
Xm-1(n-d))と等しいことからも理解することができ
る。
式〜(9)式を書き直したものをそれぞれ、(10)式
〜(12)式に示す。
いる第1の実施形態のエコー・雑音成分除去装置の動作
を説明する。
されると、これが、ディジタル/アナログ変換器2にお
いて、アナログ信号に変換されてスピーカ3に与えら
れ、スピーカ3から発音出力される。
カ3から発音出力されてエコーパスを介したエコーE
や、背景雑音Nなどと同様に、マイクロホン4によって
捕捉されて電気信号(送信信号)に変換され、さらに、
アナログ/ディジタル変換器5によって、ディジタル信
号Y(n)に変換される。
6に与えられ、エコーキャンセラ6において、送信信号
Y(n)からエコーキャンセラ6が形成した疑似エコー信
号E’(n)が減算されることにより、送信信号Y(n)に含
まれているエコー成分が除去される。
(n)は、ノイズキャンセラ15に与えられ、ノイズキャ
ンセラ15において、エコー成分が除去された送信信号
Er1(n)に含まれている背景雑音成分N(n)を推定さ
れ、送信信号Er1(n)からその推定値N’(n)を減算す
ることにより、背景雑音成分も除去される。そして、こ
のノイズキャンセラ15から出力された送信信号Er2
(n)が送信出力端子14から相手端末側に向けて送信さ
れると共に、エコーキャンセラ6にフィルタ係数hj(n)
の更新のために与えられる。
下に詳述するような動作が実行される。
成分除去後の送信信号Er1(n)がダブルトーク検出器
7に入力され、このダブルトーク検出器7において、適
応フイルタ8で係数更新動作を実行させるか否かや、ノ
イズキャンセラ15で背景雑音の更新動作を実行させる
か否かが決定されてその決定情報が適応フィルタ8やノ
イズキャンセラ15に与えられ、適応フイルタ8やノイ
ズキャンセラ15においては、この決定情報に従って、
フィルタ係数や背景雑音の更新動作が適宜実行される。
検出器7によってフィルタ係数の更新が許容されている
ときにフイルタ係数が更新され、また、各時刻におい
て、受信信号X(n)及びそのときのフイルタ係数に基づ
いて、疑似エコー信号E’(n)が形成される。この疑似
エコー信号E’(n)が加算器9に与えられ、この加算器
9によって、上述したように、送信信号Y(n)から疑似
エコー信号E’(n)が減算されて、送信信号Y(n)におけ
るエコー成分が除去される。
(n)は、遅延素子群301(301(1)〜301
(d+m+1))に入力される。
素子301(1)〜301(m−1)の機能により、並
列に取り出されたm個の受信信号サンプルX0(n)(=X
(n))、X1(n)、…、Xm-1(n)は、乗算器群302に与
えられ、その時刻nで、係数レジスタ10に設定されて
いるm個のフイルタ係数h0(n)、h1(n)、…、hm-1(n)
の対応するものと乗算され、さらに、加算器群303に
よって、各乗算結果の総和が求められて、その時刻nで
の疑似エコー信号E’(n)が形成され、上述した加算器
9に与えられる。
るd個の遅延素子301(m)〜301(d+m−1)
にラッチされているd個の受信信号サンプルXm(n)〜X
d+m-1(n)中のより古い方のm個の受信信号サンプルXd
(n)〜Xd+m-1(n)が、並列的に取り出されて、パワー計
算器307及び除算器306に与えられる。
受信信号サンプルXd(n)〜Xd+m-1(n)に基づいて、遅延
補償に供する期間での受信信号パワーP(n)が計算され
て除算器306に与えられる。
たm個の受信信号サンプルXd(n)〜Xd+m-1(n)はそれぞ
れ、除算器306において、受信信号パワーP(n)で
除算されて正規化されると共に、そのサンプルでの時間
軸が、ノイズキャンセラ15での処理遅延に相当する時
間だけずらされる。
た後の受信信号サンプルPXj(n)は、係数更新部305
に与えられ、上述した(9)式に従って、正規化及び時
間軸移動がなされた受信信号サンプルPXj(n)、及び、
ノイズキャンセラ15からの背景雑音除去後の送信信号
Er2(n)が用いられて、フイルタ係数hj(n)が更新さ
れて係数レジスタ10に設定し直される。なお、係数更
新部305が係数更新を実行する期間は、ダブルトーク
検出器7によって指示された期間である。
分除去装置によれば、以下の効果を奏することができ
る。
力信号を適応フィルタ8のフィルタ係数の更新に用いる
に際して、ノイズキャンセラ15で発生する処理遅延を
補償するように受信信号サンプルを処理してから、適応
フィルタ8のフィルタ係数の更新を行うようにしたの
で、フィルタ係数の更新に用いる信号間で時間軸上の矛
盾がなく、処理遅延が大きいノイズキャンセラ15をエ
コーキャンセラ6の後段に実装しても、エコーキャンセ
ラ6の収束特性が一切劣化せず、ノイズキャンセラ15
によるノイズ打ち消し量も優れたものとなる。
号の作成自体は、遅延補償前の受信信号サンプルを用い
て行っているので、疑似エコー信号と、送信信号におけ
るエコー成分との時間軸が矛盾することはない。
号サンプルが、疑似エコー信号の形成に用いる受信信号
サンプルより、ノイズキャンセラ15の処理遅延分だけ
過去のものであるようになっていても問題となることは
ない。すなわち、ノイズキャンセラ15の処理遅延を発
生させるフレームの長さは、背景雑音が変化しないとみ
なせる期間を考慮して定められており、このような期間
では、エコーパスの特性(フィルタ係数の値に対応す
る)も一定とみなせることができ、その結果、フィルタ
係数の更新に用いる受信信号サンプルと、疑似エコー信
号の形成に用いる受信信号サンプルとの時間差は問題と
ならない。
示すものであり、上述した第1の実施形態の効果がこの
シミュレーション結果で確認することができる。
はシミュレーション繰り返し数であり、1回の繰り返し
は1/8000秒に相当する。このシミュレーション
は、エコーパス(スピーカ、マイク間空間伝達関数)で
の減衰を15dBに設定し、背景雑音Nには自動車走行
雑音を適用し、受信信号Xがガウスノイズ信号(白色信
号)として行っている。また、エコー対背景雑音比は1
5dBの設定であり、ノイズキャンセラ15には256
サンプルのフレーム処理を行う、公知の「周波数減算
法」に従うものを使用した。ノイズキャンセラ15のノ
イズ除去効果の確認が容易なように除去量を15dB程
度となるように設定した。
に対し、ノイズキャンセラ15によってさらに15dB
程度のノイズ低減が行われるので、結局エコー対ノイズ
比は30dB程度に改善される設定になっている。
れる。つまり、前述した学習同定法では既に公知のよう
に、エコー対ノイズ比程度のエコー減衰量が得られるこ
とが広くしられている。従って、この実施形態によれ
ば、ノイズキャンセラ15を動作させたときは45dB
のエコー減衰量が、また、ノイズキャンセラ15を停止
した場合でも30dB程度のエコー減衰量が期待でき
る。
の技術では、ノイズキャンセラ15の処理遅延の影響を
考慮していないために、本来得られるはずのエコー減衰
量である15dBを得ることができないだけでなく、エ
コー除去特性が逆に徐々に劣化していっている。これに
対して、第1の実施形態においては、期待通り、ノイズ
キャンセラ15を動作させて45dB程度のエコー減衰
量が実現でき、ノイズキャンセラ15を停止させたとし
ても(この場合は実施形態の要件ではないが)30dB
程度のエコー減衰量が実現できていることが確認でき
る。
るノイズキャンセラ15からの出力信号を、エコーキャ
ンセラ6の適応フィルタ8のフィルタ係数の更新に用い
たしても、エコーキャンセラ6を正しく収束させること
ができるようになり、ノイズキャンセラ15の方式を限
定することなく、広く背景雑音を減衰させることがで
き、ノイズキャンセラ15によって背景雑音を打ち消し
た後に残った微少なエコー残差を適応フィルタ8の係数
更新に用いることができるため、エコー減衰量も優れた
ものとなる。
実施形態を図面を参照しながら詳述する。
情報をフィルタ係数の更新に反映させるために用いる信
号が、常時、ノイズキャンセラ15の出力信号であるも
のであったが、この第2の実施形態は、場合によって
は、エコー残差の情報をフィルタ係数の更新に反映させ
るために用いる信号として、ノイズキャンセラ15への
入力信号(言い換えると、エコーキャンセラ6の出力信
号)をも適用し得るようにしたものである。
音成分除去装置の全体構成を示すブロック図であり、上
述した第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分に
は同一符号を付して示している。また、図6は、第2の
実施形態の適応フィルタ8の詳細構成を示すものであ
り、上述した第2の実施形態に係る図3との同一、対応
部分には同一符号を付して示している。
略構成で第1の実施形態の構成と比較した場合には(適
応フィルタ8の内部詳細構成の相違を除けば)、2入力
1出力構成の信号切替スイッチ20が設けられている点
が、第1の実施形態と異なっている。
ノイズキャンセラ15の出力信号Er2(n)が与えられ
ており、他方の入力端子には、ノイズキャンセラ15へ
の入力信号Er1(n)が与えられている。信号線の図示
は省略しているが、スイッチ20は、ダブルトーク検出
器7からのスイッチ制御信号(更新モード指示信号)に
応じて、いずれかの入力信号Er2(n)又はEr1(n)を
選択して適応フィルタ8にフィルタ係数の更新のための
信号として与えるものである。
に、この第2の実施形態のダブルトーク検出器7は、第
1の実施形態と同様な機能に加えて、エコー残差の情報
をフィルタ係数の更新に反映させるために用いる信号と
して、信号Er2(n)及びEr1(n)のいずれを用いるか
を決定する機能をも担っている。
号Er2(n)をフィルタ係数の更新に用いる動作モード
を第1の更新モードと呼び、ノイズキャンセラ15への
入力信号Er1(n)をフィルタ係数の更新に用いる動作
モードを第2の更新モードと呼ぶ。
ルタ8の詳細構成が、第1の実施形態の適応フイルタ8
の詳細構成と異なる点は、4種類のスイッチ群500、
501、502及び503を有する点、除算器306や
パワー計算器307が第1又は第2の更新モードによっ
て、計算に供する受信信号サンプルを代えている点であ
る。4種類のスイッチ群500、501、502及び5
03にも、ダブルトーク検出器7からスイッチ制御信号
(更新モード指示信号)が与えられ、これらのスイッチ
群500、501、502及び503は、上述したスイ
ッチ20をも含めて、連動して切り替わるものである。
0は、第1の更新モードでは開放しており、第2の更新
モードでは閉成して、疑似エコー信号E’(n)の直接の
作成に係るm個の受信信号サンプルX0(n)(=X(n))
〜Xm-1(n)をパワー計算器307に入力させるものであ
る。
る)502は、第1の更新モードでは開放しており、第
2の更新モードでは閉成して、疑似エコー信号E’(n)
の直接の作成に係るm個の受信信号サンプルX0(n)(=
X(n))〜Xm-1(n)を除算器306に入力させるもので
ある。
る)501は、第2の更新モードでは開放しており、第
1の更新モードでは閉成して、古い側のm個の受信信号
サンプルXd(n)〜Xd+m-1(n)をパワー計算器307に入
力させるものである。
でなる)503は、第2の更新モードでは開放してお
り、第1の更新モードでは閉成して、古い側のm個の受
信信号サンプルXd(n)〜Xd+m-1(n)を除算器306に入
力させるものである。
は、第1の更新モードでは、スイッチ群(m個のスイッ
チでなる)501を介して与えられるm個の受信信号サ
ンプルXd(n)〜Xd+m-1(n)に基づいて、受信信号パワー
P(n)を計算し、第2の更新モードでは、スイッチ群
(m個のスイッチでなる)500を介して与えられるm
個の受信信号サンプルX0(n)(=X(n))〜Xm-1(n)に
基づいて、受信信号パワーP(n)を計算する。
1の更新モードでは、スイッチ群(m個のスイッチでな
る)503を介して与えられるm個の受信信号サンプル
Xd(n)〜Xd+m-1(n)に対して、受信信号パワーP(n)を
用いた正規化を行い、第2の更新モードでは、スイッチ
群(m個のスイッチでなる)502を介して与えられる
m個の受信信号サンプルX0(n)(=X(n))〜Xm-1(n)
に対して、受信信号パワーP(n)を用いた正規化を行
う。第2の実施形態の除算器306は、第1の更新モー
ドでは、第1の実施形態で説明したと同様なノイズキャ
ンセラ15の処理遅延を考慮した時間軸の移動をも行
う。
Er2(n)をフィルタ係数の更新に用いる第1の更新モ
ードでは、適応フィルタ8は、第1の実施形態と同一の
フィルタ係数の更新動作を実行する。従って、第1の更
新モードでの更新動作自体の説明は省略する。
入力信号Er1(n)をフィルタ係数の更新に用いる第2
の更新モードでは、適応フィルタ8は、スイッチ群50
0〜503の切替えによって、ノイズキャンセラ15へ
の入力信号Er1(n)と時間軸が一致している受信信号
サンプルX0(n)(=X(n))〜Xm-1(n)に基づいたフィ
ルタ係数の更新動作を実行する。第2の更新モードの更
新動作は、第1の更新モードと比較して使用する信号が
異なっているが、ほぼ同様であるので、第2の更新モー
ドでの更新動作自体の詳細説明は省略し、更新動作に係
る演算式だけを記載する。
07、除算器306、係数更新部305の処理をそれぞ
れ式で表すと、(13)式、(14)式、(15)式に
示す通りである。
いずれの場合でも、フィルタ係数の更新に用いる信号間
で時間軸上の矛盾が生じることはない。
体は、第1及び第2の更新モードで、用いる信号が異な
るだけでほぼ同様である。
ード及び第2の更新モードのいずれを選択するかが重要
であり、以下では、ダブルトーク検出器7が実行する更
新モード決定動作について詳述する。
第1の更新モードに設定する。上述したように、このと
きには、第1の実施形態と同様な更新動作が実行され
る。
は、常時、背景雑音除去処理が必要であるほどの背景雑
音がない小ノイズ状態か否かを監視する。この監視は、
受信信号X(n)とエコー成分除去後の送信信号Er1
(n)とに基づいて、エコー減衰量を計算し、このエコ
ー減衰量を予め定められた閾値TH1(例えば、45d
B)と大小比較することで行う。エコー減衰量が閾値T
H1を超過した場合には、背景雑音除去処理が必要であ
るほどの背景雑音がない小ノイズ状態と判定して、動作
に用いる消費電力の節約(例えば携帯端末であれば、逓
消費電力の要求は非常に大きい)、処理量の節減、ノイ
ズキャンセラ15で生じている処理遅延の削除などを目
的に第2の更新モードに設定する。
キャンセラ15部分の処理を無処理に設定し、エコーキ
ャンセラ6からの出力信号Er1(n)をそのまま通過さ
せるようにする。ここで、第2の更新モードにおいて、
ノイズキャンセラ15を通過させることに伴う遅延をも
削除するように、例えば、図示しないスイッチによるノ
イズキャンセラ15を迂回する経路を設けて、送信信号
出力端子14にエコーキャンセラ6からの出力信号Er
1(n)を直接出力するようにしても良い。
態において、エコー減衰量が閾値TH1を下回るように
なると、再び、第1の更新モードに設定する。
ード決定のために用いる信号がX(n)及びEr1(n)であ
ったが、信号X(n)及びEr2(n)を用いてモード決定を
行うようにしても良い。また、単に信号Er1(n)のレ
ベルを閾値と比較してモード決定を行うようにしても良
い。
去装置によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏す
ることができる。
雑音成分除去装置によれば、背景雑音がかなり小さいと
きには、ノイズキャンセラ15が存在しないと同様な状
態で、当該装置を動作させるようにしたので、電力消費
量が小さい効率的で音質の優れた装置を実現することが
できる。
フレーム処理を基本として処理するものを示したが、フ
レーム処理を非今都市内ものであっても、処理遅延が生
じるノイズキャンセラを適用している場合には、本発明
を適用することができる。
レジスタ12及び保持レジスタ13を遅延素子の縦続接
続によって連続的に構成したものを示したが、別個独立
に構成するようにしても良い。
また、第2の実施形態の第2の更新モードでは、受信信
号パワーを遅延補償された受信信号サンプルから計算す
るものを示したが、受信信号パワーの変化は緩やかであ
るので、保持レジスタ13に保持されている受信信号サ
ンプルから計算するようにしても良い。
小自乗法をベースとした学習同定法のアルゴリズムに従
って、フィルタ係数を更新するものを示したが、他のア
ルゴリズムに従うものであっても本発明を適用すること
ができる。すなわち、エコー残差の情報を有する信号と
してノイズキャンセラの出力信号を利用し、この信号と
受信信号サンプルとからフィルタ係数を更新するもので
あれば、本発明を適用することができる。
分除去装置によれば、ノイズキャンセラで発生する処理
遅延に応じた過去の受信信号系列を保持する遅延補償用
受信信号保持手段を設けてその保持サンプルをフィルタ
係数に利用するようにしたので、ノイズキャンセラの出
力信号を適応フィルタのフィルタ係数の更新に用いる場
合であっても、他のフィルタ係数の更新に用いる信号と
の時間軸上の矛盾が生じず、その結果、エコー成分を安
定かつ良好に除去することができる。
ある。
すブロック図である。
ある。
すブロック図である。
適応フィルタ、9…加算器、10…係数レジスタ、11
…積和演算器、12…遅延補償レジスタ、13…受信信
号保持レジスタ、15…ノイズキャンセラ、16…係数
更新制御器。
Claims (3)
- 【請求項1】 疑似エコー信号を形成する適応フィルタ
を有して送信信号に含まれているエコー成分を除去する
エコーキャンセラと、送信信号に含まれている背景雑音
成分を除去するノイズキャンセラとを、音声送信経路上
にこの順で有し、上記ノイズキャンセラの出力信号を上
記適応フィルタのフィルタ係数の更新のための信号とし
て利用するエコー・雑音成分除去装置において、 上記適応フィルタが、 入力されてきた受信信号系列を疑似エコー信号を形成さ
せるために保持する疑似エコー形成用受信信号保持手段
と、 上記ノイズキャンセラで発生する処理遅延に応じた過去
の受信信号系列を保持する遅延補償用受信信号保持手段
と、 上記ノイズキャンセラの出力信号と上記遅延補償用受信
信号保持手段に保持されている過去の受信信号系列とを
利用してフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新手段
と、 上記疑似エコー形成用受信信号保持手段に保持されてい
る受信信号系列と、その時点でのフィルタ係数とに基づ
いて疑似エコー信号を形成する疑似エコー形成手段とを
有することを特徴とするエコー・雑音成分除去装置。 - 【請求項2】 疑似エコー信号を形成する適応フィルタ
を有して送信信号に含まれているエコー成分を除去する
エコーキャンセラと、送信信号に含まれている背景雑音
成分を除去するノイズキャンセラとを、音声送信経路上
にこの順で有し、エコー成分の除去処理後の信号を上記
適応フィルタのフィルタ係数の更新のための信号として
利用するエコー・雑音成分除去装置において、 背景雑音レベルが上記ノイズキャンセラが十分に機能す
るレベルにあるか否かを監視して、十分に機能するレベ
ルのときに第1の動作モードを指示し、背景雑音レベル
が十分ではないときに第2の動作モードを指示する動作
モード決定手段と、 第1の動作モードのときに、上記ノイズキャンセラの出
力信号を選択し、第2の動作モードのときに、上記ノイ
ズキャンセラへの入力信号を選択して、上記適応フィル
タのフィルタ係数の更新のための信号として出力する信
号選択手段とを備えると共に、 上記適応フィルタが、 入力されてきた受信信号系列を疑似エコー信号を形成さ
せるために保持する疑似エコー形成用受信信号保持手段
と、 上記ノイズキャンセラで発生する処理遅延に応じた過去
の受信信号系列を保持する遅延補償用受信信号保持手段
と、 第1の動作モードのときに、上記信号選択手段で選択さ
れたノイズキャンセラの出力信号と上記遅延補償用受信
信号保持手段に保持されている過去の受信信号系列とを
利用してフィルタ係数を更新し、第2の動作モードのと
きに、上記信号選択手段で選択されたノイズキャンセラ
への入力信号と上記疑似エコー形成用受信信号保持手段
に保持されている受信信号系列とを利用してフィルタ係
数を更新するフィルタ係数更新手段と、 上記疑似エコー形成用受信信号保持手段に保持されてい
る受信信号系列と、その時点でのフィルタ係数とに基づ
いて疑似エコー信号を形成する疑似エコー形成手段とを
有することを特徴とするエコー・雑音成分除去装置。 - 【請求項3】 第2の動作モードのときに、上記ノイズ
キャンセラが入力された信号をそのまま通過させること
を特徴とする請求項2に記載のエコー・雑音成分除去装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224897A JP3396393B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | エコー・雑音成分除去装置 |
KR1019980011282A KR100337061B1 (ko) | 1997-04-30 | 1998-03-31 | 에코/잡음제거장치및그의계수조절방법 |
US09/055,319 US6181753B1 (en) | 1997-04-30 | 1998-04-06 | Echo/noise canceler with delay compensation |
CN98107485A CN1198620A (zh) | 1997-04-30 | 1998-04-29 | 具有延迟补偿的回声/噪声消除器 |
EP98107969A EP0880260A2 (en) | 1997-04-30 | 1998-04-30 | Echo/noise canceler with delay compensation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224897A JP3396393B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | エコー・雑音成分除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10304489A true JPH10304489A (ja) | 1998-11-13 |
JP3396393B2 JP3396393B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=14581962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11224897A Expired - Fee Related JP3396393B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | エコー・雑音成分除去装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6181753B1 (ja) |
EP (1) | EP0880260A2 (ja) |
JP (1) | JP3396393B2 (ja) |
KR (1) | KR100337061B1 (ja) |
CN (1) | CN1198620A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100329427B1 (ko) * | 1999-07-16 | 2002-03-20 | 손경식 | 스테레오 음향반향 제거기 및 그 제거방법 |
JP2002164819A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | エコーキャンセラ |
KR100424223B1 (ko) * | 2000-01-21 | 2004-03-25 | 모토로라 인코포레이티드 | 제로 에코 패스, 링잉 및 오프 후크 검출을 이용하여 에코소거를 제어하기 위한 방법 및 시스템 |
KR100436480B1 (ko) * | 2000-03-08 | 2004-06-24 | 엘지전자 주식회사 | 교환 시스템에서 적응형 반향 제거기의 테이블 관리 방법 |
WO2006049260A1 (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-11 | Nec Corporation | 信号処理の方法、信号処理の装置および信号処理用プログラム |
WO2009028023A1 (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-05 | Fujitsu Limited | エコー抑制装置、エコー抑制システム、エコー抑制方法及びコンピュータプログラム |
JP2014003502A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Toshiba Corp | 信号処理装置及び信号処理方法 |
JPWO2012070670A1 (ja) * | 2010-11-25 | 2014-05-19 | 日本電気株式会社 | 信号処理装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム |
JP6279172B2 (ja) * | 2015-11-16 | 2018-02-14 | 三菱電機株式会社 | エコーキャンセラ装置及び通話装置 |
JPWO2017085761A1 (ja) * | 2015-11-16 | 2018-02-22 | 三菱電機株式会社 | エコーキャンセラ装置及び通話装置 |
JP2021132400A (ja) * | 2020-05-21 | 2021-09-09 | ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッド | 負の遅延時間の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体 |
Families Citing this family (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7853024B2 (en) * | 1997-08-14 | 2010-12-14 | Silentium Ltd. | Active noise control system and method |
IL121555A (en) * | 1997-08-14 | 2008-07-08 | Silentium Ltd | Active acoustic noise reduction system |
JP3385221B2 (ja) * | 1998-11-16 | 2003-03-10 | 沖電気工業株式会社 | エコーキャンセラ |
US6778671B1 (en) * | 1998-12-14 | 2004-08-17 | Intel Corporation | Method of reference to echo time alignment for facilitation of echo cancellation |
EP1155561B1 (de) * | 1999-02-26 | 2006-05-24 | Infineon Technologies AG | Vorrichtung und verfahren zur geräuschunterdrückung in fernsprecheinrichtungen |
US6411656B1 (en) * | 1999-04-30 | 2002-06-25 | 3Com Corporation | Echo cancelling softmodem |
US6480532B1 (en) * | 1999-07-13 | 2002-11-12 | Stmicroelectronics, Inc. | Echo cancellation for an ADSL modem |
US6792106B1 (en) * | 1999-09-17 | 2004-09-14 | Agere Systems Inc. | Echo canceller and method of echo cancellation using an NLMS algorithm |
US6744887B1 (en) * | 1999-10-05 | 2004-06-01 | Zhone Technologies, Inc. | Acoustic echo processing system |
US6959167B1 (en) * | 2000-08-11 | 2005-10-25 | Scansoft, Inc. | Noise-level adaptive residual echo suppressor |
US6799062B1 (en) * | 2000-10-19 | 2004-09-28 | Motorola Inc. | Full-duplex hands-free transparency circuit and method therefor |
US7260163B2 (en) * | 2002-08-09 | 2007-08-21 | Freescale Semiconductor, Inc. | Noise blanker using an adaptive all-pole predictor and method therefor |
KR100479574B1 (ko) * | 2002-11-28 | 2005-04-06 | 엘지전자 주식회사 | 선로 반향 제거 장치에서 유효 계수를 이용한 긴 지연시간추정 방법 |
CN100452929C (zh) * | 2002-11-29 | 2009-01-14 | Tcl王牌电子(深圳)有限公司 | 以回声抵消测量非消声室扬声器方法 |
US7716712B2 (en) * | 2003-06-18 | 2010-05-11 | General Instrument Corporation | Narrowband interference and identification and digital processing for cable television return path performance enhancement |
CN1719516B (zh) * | 2005-07-15 | 2010-04-14 | 北京中星微电子有限公司 | 自适应滤波装置以及自适应滤波方法 |
US20070112563A1 (en) * | 2005-11-17 | 2007-05-17 | Microsoft Corporation | Determination of audio device quality |
US7881460B2 (en) * | 2005-11-17 | 2011-02-01 | Microsoft Corporation | Configuration of echo cancellation |
US7876996B1 (en) | 2005-12-15 | 2011-01-25 | Nvidia Corporation | Method and system for time-shifting video |
US8738382B1 (en) * | 2005-12-16 | 2014-05-27 | Nvidia Corporation | Audio feedback time shift filter system and method |
GB2446966B (en) | 2006-04-12 | 2010-07-07 | Wolfson Microelectronics Plc | Digital circuit arrangements for ambient noise-reduction |
US8849231B1 (en) * | 2007-08-08 | 2014-09-30 | Audience, Inc. | System and method for adaptive power control |
US8855329B2 (en) * | 2007-01-22 | 2014-10-07 | Silentium Ltd. | Quiet fan incorporating active noise control (ANC) |
CN101453244A (zh) * | 2007-11-28 | 2009-06-10 | 博通集成电路(上海)有限公司 | 线回波消除器 |
WO2009150776A1 (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-17 | 三菱電機株式会社 | エコーキャンセラ |
JP5493817B2 (ja) * | 2009-12-17 | 2014-05-14 | 沖電気工業株式会社 | エコーキャンセラ |
US9928824B2 (en) | 2011-05-11 | 2018-03-27 | Silentium Ltd. | Apparatus, system and method of controlling noise within a noise-controlled volume |
JP6182524B2 (ja) | 2011-05-11 | 2017-08-16 | シレンティウム リミテッド | ノイズ・コントロールのデバイス、システム、および方法 |
EP2597850A1 (en) * | 2011-11-24 | 2013-05-29 | Alcatel Lucent | Method and arrangement for echo cancellation in conference systems |
US9595997B1 (en) * | 2013-01-02 | 2017-03-14 | Amazon Technologies, Inc. | Adaption-based reduction of echo and noise |
US20160189726A1 (en) * | 2013-03-15 | 2016-06-30 | Intel Corporation | Mechanism for facilitating dynamic adjustment of audio input/output (i/o) setting devices at conferencing computing devices |
WO2016199119A1 (en) * | 2015-06-06 | 2016-12-15 | Oppenheimer Yehuda | A system and method for active reduction of a predefined audio acoustic noise by using synchronization signals |
EP3288182B1 (en) * | 2016-08-25 | 2020-07-01 | Cisco Technology, Inc. | System architecture for supporting digital pre-distortion and full duplex in cable network environments |
CN107393546B (zh) * | 2017-09-04 | 2020-10-13 | 恒玄科技(上海)股份有限公司 | 一种用于语音识别过程的回声消除方法及语音识别设备 |
CN114208065B (zh) * | 2019-08-13 | 2023-09-08 | 华为技术有限公司 | 用于接收机的噪声消除设备和方法 |
CN116506267B (zh) * | 2023-06-30 | 2023-09-19 | 上海物骐微电子有限公司 | 滤波器系数确定方法、装置、电子设备及计算机存储介质 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8600817A (nl) * | 1986-03-28 | 1987-10-16 | At & T & Philips Telecomm | Adaptief filter voor het vormen van een echokompensatiesignaal in een zend-ontvangstelsel voor het in duplexvorm bedrijven van digitale communicatie over een enkel geleiderpaar. |
JPH02305231A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-18 | Mitsubishi Electric Corp | エコーキャンセラ |
JP2853455B2 (ja) * | 1992-05-15 | 1999-02-03 | ケイディディ株式会社 | エコーキャンセラ |
JP3152815B2 (ja) * | 1993-09-29 | 2001-04-03 | 京セラ株式会社 | 音響反響除去装置 |
JPH07193528A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Oki Electric Ind Co Ltd | エコーキャンセラ制御方法及びそのエコーキャンセラ装置 |
DE69533375T2 (de) * | 1994-05-06 | 2005-07-28 | Ntt Docomo Inc. | Echokompensator und Echopfadschätzungsverfahren |
JP3335764B2 (ja) * | 1994-06-20 | 2002-10-21 | 株式会社東芝 | 音声通信システム |
JPH0837480A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Fujitsu Ltd | エコーキャンセラ |
JPH08125593A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-17 | Fujitsu Ltd | フィルタ係数の推定装置 |
US5631899A (en) * | 1995-05-31 | 1997-05-20 | Lucent Technologies Inc. | Acoustic echo canceler |
US5663955A (en) * | 1995-08-25 | 1997-09-02 | Lucent Technologies Inc. | Echo canceller system with shared coefficient memory |
US5937060A (en) * | 1996-02-09 | 1999-08-10 | Texas Instruments Incorporated | Residual echo suppression |
US5796819A (en) * | 1996-07-24 | 1998-08-18 | Ericsson Inc. | Echo canceller for non-linear circuits |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11224897A patent/JP3396393B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-03-31 KR KR1019980011282A patent/KR100337061B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-04-06 US US09/055,319 patent/US6181753B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-29 CN CN98107485A patent/CN1198620A/zh active Pending
- 1998-04-30 EP EP98107969A patent/EP0880260A2/en not_active Withdrawn
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100329427B1 (ko) * | 1999-07-16 | 2002-03-20 | 손경식 | 스테레오 음향반향 제거기 및 그 제거방법 |
KR100424223B1 (ko) * | 2000-01-21 | 2004-03-25 | 모토로라 인코포레이티드 | 제로 에코 패스, 링잉 및 오프 후크 검출을 이용하여 에코소거를 제어하기 위한 방법 및 시스템 |
KR100436480B1 (ko) * | 2000-03-08 | 2004-06-24 | 엘지전자 주식회사 | 교환 시스템에서 적응형 반향 제거기의 테이블 관리 방법 |
JP2002164819A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | エコーキャンセラ |
US9301048B2 (en) | 2004-11-08 | 2016-03-29 | Nec Corporation | Signal processing method, signal processing device, and signal processing program |
WO2006049260A1 (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-11 | Nec Corporation | 信号処理の方法、信号処理の装置および信号処理用プログラム |
US10453471B2 (en) | 2004-11-08 | 2019-10-22 | Nec Corporation | Signal processing method, signal processing device, and signal processing program |
US8761385B2 (en) | 2004-11-08 | 2014-06-24 | Nec Corporation | Signal processing method, signal processing device, and signal processing program |
WO2009028023A1 (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-05 | Fujitsu Limited | エコー抑制装置、エコー抑制システム、エコー抑制方法及びコンピュータプログラム |
US8391471B2 (en) | 2007-08-24 | 2013-03-05 | Fujitsu Limited | Echo suppressing apparatus, echo suppressing system, echo suppressing method and recording medium |
JPWO2012070670A1 (ja) * | 2010-11-25 | 2014-05-19 | 日本電気株式会社 | 信号処理装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム |
JP2014003502A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Toshiba Corp | 信号処理装置及び信号処理方法 |
JP6279172B2 (ja) * | 2015-11-16 | 2018-02-14 | 三菱電機株式会社 | エコーキャンセラ装置及び通話装置 |
JPWO2017085761A1 (ja) * | 2015-11-16 | 2018-02-22 | 三菱電機株式会社 | エコーキャンセラ装置及び通話装置 |
JPWO2017085760A1 (ja) * | 2015-11-16 | 2018-04-26 | 三菱電機株式会社 | エコーキャンセラ装置及び通話装置 |
JP2021132400A (ja) * | 2020-05-21 | 2021-09-09 | ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッド | 負の遅延時間の検出方法、装置、電子機器及び記憶媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6181753B1 (en) | 2001-01-30 |
KR19980080952A (ko) | 1998-11-25 |
JP3396393B2 (ja) | 2003-04-14 |
KR100337061B1 (ko) | 2002-07-18 |
EP0880260A2 (en) | 1998-11-25 |
CN1198620A (zh) | 1998-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3396393B2 (ja) | エコー・雑音成分除去装置 | |
JP2643852B2 (ja) | エコーキャンセラ | |
KR100721034B1 (ko) | 잔여 반향 필터를 사용하여 음향 반향 소거 시스템을향상시키기 위한 방법 | |
JP5501527B2 (ja) | エコー消去装置およびエコー検出装置 | |
WO1999014868A1 (fr) | Procede de suppression d'echo, annuleur d'echo et commutateur vocal | |
JPH06338827A (ja) | エコー制御装置 | |
JPH06343051A (ja) | 多チャンネルエコー除去方法および装置 | |
KR20050073604A (ko) | 통계적 적응 필터 제어기 | |
US6757384B1 (en) | Robust double-talk detection and recovery in a system for echo cancelation | |
JP3211884B2 (ja) | 音響エコーキャンセラ | |
JP3870861B2 (ja) | エコーキャンセラ装置、及び音声通信装置 | |
JP2000151474A (ja) | エコーキャンセラ | |
JP3220979B2 (ja) | 音声スイッチ | |
US10819858B2 (en) | Method for improving echo cancellation effect and system thereof | |
JPH098707A (ja) | 音声制御装置 | |
JP3452341B2 (ja) | エコーキャンセラ | |
JP3244416B2 (ja) | エコーキャンセラ | |
KR20080102712A (ko) | 반향 제거 방법 및 장치 | |
JP2006148375A (ja) | エコー除去方法、エコーキャンセラ及び電話中継装置 | |
JP2000252884A (ja) | 適応フィルタ学習方式 | |
JP3187716B2 (ja) | 反響消去装置 | |
JP3635644B2 (ja) | エコーキャンセラ | |
JPH01314438A (ja) | エコーキャンセラ | |
JP3217614B2 (ja) | 音響反響除去装置 | |
JP3152815B2 (ja) | 音響反響除去装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140207 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |