JPH1030278A - 伸縮継手装置 - Google Patents

伸縮継手装置

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JPH1030278A
JPH1030278A JP18641296A JP18641296A JPH1030278A JP H1030278 A JPH1030278 A JP H1030278A JP 18641296 A JP18641296 A JP 18641296A JP 18641296 A JP18641296 A JP 18641296A JP H1030278 A JPH1030278 A JP H1030278A
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Yasuo Fujishima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の躯体が左右方向および前後方向の変位
に対しても充分対応することができる伸縮継手装置を提
供することである。 【解決手段】 一対の建物10,12間に渡って延びる
継手本体4と、継手本体4を覆う可動カバー6と、可動
カバー6と継手本体4を覆う化粧カバー8とを備える伸
縮継手装置。継手本体4の一端部は一方の建物10に装
着され、その他端部は左右方向およびこの左右方向に対
して垂直な前後方向に移動自在に他方の建物12に支持
されており、また可動カバー6は所定方向に移動自在に
他方の建物12に装着され、かつ継手本体4に前後方向
に相対的に移動自在に連結されており、化粧カバー8は
一方の建物10に装着され、可動カバー6の一端部と重
合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に隣接する2
つの建物間の間隙に外部から雨水等が侵入するのを防止
するために用いられる伸縮継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】隣接する一対の躯体間に設けられる伸縮
継手装置として、たとえば、実開平6−65504号公
報に開示されたものが存在する。この伸縮継手装置は、
剛性基蓋およびこの剛性基蓋に被着されたカバー板から
構成されたカバー体を備えている。カバー体の一端部は
片方の躯体に設けられた保持受枠に支持され、この保持
受枠に連結される。また、カバー体の他端部は他方の駆
体に設けられた摺動受枠に前後左右方向に移動自在に支
持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
伸縮継手装置には、次のとおりの解決すべき問題が存在
する。カバー体が剛性基蓋に装着されているので、この
カバー体が剛性基蓋と一体に前後左右方向に移動する。
それゆえに、カバー体の他端部を支持する他方の躯体側
においては、その他端部の移動を許容するためのスペー
スを必要とし、その許容移動量が大きくなればなる程、
必要なスペースも大きくなる。したがってスペースの関
係上、カバー体の移動量が制限され、躯体の大きな変位
に充分対応することができない。また、一対の躯体の通
路間の目地の被覆には適用することができない。
【0004】本発明の目的は、一対の躯体が前後方向お
よび左右方向の変位に対しても充分対応することができ
る伸縮継手装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互に隣接す
る一対の躯体間に配設される伸縮継手装置であって、前
記一対の躯体間に渡って延びる継手本体と、前記継手本
体を覆う可動カバーと、前記可動カバーと前記継手本体
とを覆う化粧カバーとを備え、前記継手本体の一端部は
前記一方の躯体に装着され、その他端部は前記一対の躯
体が近接および離隔する左右方向およびこの左右方向に
対して垂直な前後方向に移動自在に前記他方の躯体に支
持されており、また前記可動カバーは前記左右方向に移
動自在に前記他方の躯体に装着され、かつ前記継手本体
に前記前後方向に相対的に移動自在に連結されており、
前記化粧カバーは前記一方の躯体に装着され、前記可動
カバーの一端部と重合されていることを特徴とする伸縮
継手装置である。 本発明に従えば、継手本体の一端部が片方の躯体に装着
され、この継手本体の他端部は左右方向およびこの左右
方向に対して垂直な前後方向に移動自在に他方の躯体に
支持されているので、他方の躯体に対する継手本体の左
右方向および前後方向の相対的移動が許容される。ま
た、可動カバーが左右方向に移動自在に他方の躯体に装
着され、また前後方向に相対的に移動自在に継手本体に
連結されているので、他方の躯体に対する可動カバーの
左右方向の移動が許容されるとともに、継手本体に対す
る可動カバーの前後方向の移動が許容される。したがっ
て、一対の躯体が左右方向および前後方向に変位しても
充分対応することができ、継手本体、可動カバーおよび
化粧カバーが破損あるいは変形することがない。また、
可動カバーおよび化粧カバーが継手本体を覆うので、継
手本体が内側に露出されることもない。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照して、図示の伸
縮継手装置2は、継手本体4と、この継手本体4に対し
て相対的に移動自在である可動カバー6と、可動カバー
6と継手本体4を覆う化粧カバー8を備えている。この
伸縮継手装置2は、たとえば既設の建物10(片方の躯
体を構成する)に隣接して新設の建物12(他方の躯体
を構成する)を建造する場合に、この既設建物10と新
設建物12を伸縮自在に接続するために用いられ、この
伸縮継手装置2を介して両建物10,12間を人が行き
来することができる。
【0007】図1〜図3ともに図4〜図6を参照して、
図示の継手本体4は略矩形状の本体プレート14を備え
ている。本体プレート14の図1において左端部には端
壁16が設けられている。また、本体プレート14の両
側部(図1において紙面に垂直な方向の側部、図4〜図
6において左右方向の側部)には、側壁18が設けられ
ている(図4〜図6において片方のみ示す)。この本体
プレート14の内面には、横方向(図1において紙面に
垂直な方向、図3において上下方向、図4〜図6におい
て左右方向)に間隔を置いて補強部材20が3個配設さ
れている。補強部材20は、断面形状が略逆ハット形状
であり、その両端部に設けられたフランジ21が本体プ
レート14の内面に溶接の如き手段によって固定されて
いる。各補強部材20は、継手本体4一端部(図1にお
いて右端部)から他端部(図1において左端部)まで延
びている。
【0008】継手本体4の一端部は、たとえば一方の建
物10(たとえば既設の建物)に装着される。実施の形
態では、一方の建物10の通路用開口30の下面を規定
する床面31(建物10の任意の階の床面でよい)に
は、アンカーボルト22が埋込まれ、このアンカーボル
ト22とナット23によって建物10の通路幅の略全幅
の表面に金属プレート24が固定されている(図1)。
金属プレート24には、継手本体4の補強部材20に対
応して複数個の固定部材26が溶接の如き手段によって
固定されている。各固定部材26は略L字状であり、そ
の突出部28がボルトとナットの如き連結手段(図示せ
ず)を介して継手本体4の補強部材20に連結されてい
る(図6)。したがって、継手本体4の一端部は片方の
建物10に固定されている。なお、補強部材20に代え
て、継手本体14の側壁18を固定部材26に連結する
ようにしてもよく、ボルトとナットに代えて溶接の如き
手段によって固定するようにしてもよい。
【0009】この継手本体4は、図3に示すとおり、隣
接して設けられた一対の建物10,12に形成された通
路用開口30,32の幅方向(図3において紙面に垂直
な方向)中央部に配置され、その幅は通路用開口30,
32の幅の約1/3〜1/2程度の大きさに設定するこ
とができる。継手本体4の他端部は他方の建物12の通
路用開口32に向けて延び、この通路用開口32の床面
33に載置されている。したがって、継手本体4の他端
部は他方の建物12に対して水平に、隣接する建物1
0,12に近接および離隔する左右方向(図1および図
2において左右方向)に相対的に移動自在であるととも
に、上記左右方向に対して垂直な前後方向、すなわち図
1において紙面に垂直な方向に相対的に移動自在であ
る。
【0010】他方の建物12の床面33に対する継手本
体4の他端部の相対的移動をスムースにするために、本
体プレート14の内面に滑動手段が配設されている。実
施の形態では、滑動手段はボール型のキャスタ36から
構成され、キャスタ36が補強部材20に対応して本体
プレート14の幅方向に間隔を置いて3個設けられてい
る。本体プレート14に作用する荷重に応じてキャスタ
36の数を増減することができる。各キャスタ36は同
一の構成であり、任意の方向に回転自在であるボール3
8とこのボール38を回転自在に受入れる本体部40を
有し、本体部40が取付用ねじ41によって本体プレー
ト14の内面に固定されている。なお、ボール型キャス
タ36に代えて、任意の方向に角度変位可能な他の形態
のキャスタ等を用いることができる。また、キャスタ3
6に代えて、テフロン、ビニル等の滑り易い合成樹脂シ
ート材を、他方の建物12の床面33と継手本体4との
間に介在させるようにしてもよい。
【0011】可動カバー6は、継手本体4に前後方向
(図1において紙面に垂直な方向)に移動自在に装着さ
れている。可動カバー6はプレート状の可動プレート4
2を有し、可動プレート42は継手本体4の一端部を除
く大部分を覆っている。可動プレート42の一端部(図
1および図3において左端部)は、外方に向けて床面3
3に近接する方向に直線状に傾斜し、その端部は上記床
面33に実質上接触しており、これによって可動プレー
ト42と床面33との間に段差が生じるのを解消してい
る。可動プレート42の両側部(図3において上下方向
の側部)には、それぞれ側壁44が設けられている(図
4〜図6において片方のみを示す)。可動カバー6の一
対の側壁44の間には、上記左右方向に間隔を置いて一
対の連結ロッド46,48が溶接の如き手段によって固
定されており、連結ロッド46,48は片方の側壁44
に固定され一端から継手本体4の側壁18および補強部
材20を貫通して他方の側壁44に固定されている。し
たがって、可動カバー6は、その片方の側壁44が継手
本体4の片方の側壁18に実質上接触する位置、すなわ
ち図7(a)に示す位置からその他方の側壁44が継手
本体4の他方の側壁18に実質上接触する位置、すなわ
ち図7(b)に示す位置との間を継手本体4に対して相
対的に移動自在であり、この相対的移動は連結ロッド4
6,48に沿って行われる。
【0012】継手本体4に対する可動カバー6の相対的
移動をスムースにするために、継手本体4の内側に滑動
手段が配設されている。実施の形態では、上述したと同
様に、滑動手段はボール型のキャスタ50から構成さ
れ、キャスタ50が補強部材20に対応して本体プレー
ト14の長手方向略中央部に幅方向に間隔を置いて3個
設けられている。可動カバー6に作用する荷重に応じて
キャスタ50の数を増減することができる。各キャスタ
50は前記キャスタ36と実質上同一の構成であり、回
転自在なボール52とこのボール52を受入れる本体部
54を有し、本体部54が取付用ねじ56によって補強
部材20に固定されている。ボール52の一部は、本体
プレート14に形成された孔(図示せず)を通して幾分
上方に突出しており、この突出部が可動プレート42の
内面を支持している。なお、ボール型キャスタ50に代
えて、任意の方向に角度変位可能な他の形態のキャスタ
等を用いることができる。また、キャスタ50に代え
て、テフロン、ビニル等の滑り易い合成樹脂シート材
を、継手本体4と可動カバー6との間に介在させてもよ
い。
【0013】この可動カバー6は、図3から理解される
とおり、他方の建物12に規定された通路用開口32の
幅に対応した大きさであり、その一端部は他方の建物1
2の通路用開口32の床面33に装着される。したがっ
て、この可動カバー6の他端部は、図8から理解される
とおり、他方の建物12に対して上記左右方向に移動す
ることができるが、上記前後方向(図3において上下方
向)に実質上移動することができない。
【0014】化粧カバー8は、片方の建物10に固定さ
れ、継手本体4の一端部(可動カバー6から露出してい
る部分)を覆っている。実施の形態では、化粧カバー8
は、建物10に規定された通路用開口30の幅に対応し
た大きさを有し、溶接の如き手段によって相互に固定さ
れた上プレート58と下プレート60から構成されてい
る。下プレート60の基部はアンカーボルト62とナッ
ト63によって建物10の床面31に固定されている。
下プレート60の他端部は、上記基部から上方に延び、
しかる後実質上水平に可動カバー6の他端部まで延び、
下プレート60の先端部と可動カバー6の他端部とは一
部重合されている。上プレート58は下プレート60と
重なるように設けられ、その基部は図1において右方に
向けて建物10の床面31に近接する方向に直線状に傾
斜して延び、その端部は上記床面31に実質上接触して
おり、これによって化粧カバー8と建物10の床面31
との間に段差が生じるのを解消している。上プレート5
8の先端部は下プレート60と同様に可動カバー6の他
端部まで延び、可動カバー6の上面の一部を覆ってい
る。化粧カバー8は、図1および図3から理解されると
おり、可動カバー6および継手本体4の一部を覆い、実
施の形態では、伸縮継手装置の床面を構成し、この伸縮
継手装置は、床面用のものとして好都合に適用すること
ができる。
【0015】実施の形態では、化粧カバー8は片方の建
物10に装着され、可動カバー6は他方の建物12に装
着されているので、両建物10,12が上記前後方向に
変位すると、図7から理解されるとおり、化粧カバー8
と可動カバー6とが接触した状態で相対的に移動する。
それ故に、可動カバー6と化粧カバー8との相対的移動
をスムースにするために、テフロン、ビニル等の合成樹
脂シート材を可動カバー6と化粧カバー8との間に介在
させるようにしてもよい。
【0016】再び、図1を参照して、伸縮継手装置2
は、建物10,12間に装着される止水板62および耐
火帯64を含んでいる。止水板62は、継手本体4の図
1において下側に配設され、その一端部は建物10に固
定された取付金具66にボルトの如き手段によって固定
され、その他端部は他方の建物12に固定された取付金
具68にボルトの如き手段によって固定されている。ま
た、耐火帯64は、止水板62の図1において下側に配
設され、その一端部が補強プレート70を介して上記取
付金具66に固定され、その他端部が補強プレート72
を介して他方の取付金具68に取付けられている。実施
の形態では、補強プレート72に係止爪74が設けら
れ、他方取付金具68には係止部76が設けられ、係止
爪74と係止部76を係止させることによって、補強プ
レート72の取付金具68への取付けが行われる。
【0017】次いで、上記伸縮継手装置2の作用効果に
ついて説明する。隣接する建物10,12が地震等によ
って左右方向(図2および図8において矢印82で示す
方向)に変位すると、継手本体4の一端部が建物10に
固定されているので、図3および図8で示すとおり、継
手本体4の他端部が他方の建物12に対して相対的に矢
印82で示す方向に移動し、この移動に伴って、可動カ
バー6の他端部も他方の建物12に対して矢印82で示
す方向に相対的に移動する。他方の建物12の床面33
に対する継手本体4の移動は、キャスタ36(図1およ
び図4)を介して行われるので、その移動はスムースと
なる。したがって、一対の建物10,12間の左右方向
の変位は、建物12と継手本体4の他端部および可動カ
バー6の一端部との相対的移動によって吸収され、継手
本体4、可動カバー6等が損傷することがない。なお、
このとき、化粧カバー8は可動カバー6に対して相対的
に移動することはない。
【0018】継手本体4、可動カバー6および化粧カバ
ー8は、通常、図3に示す位置にある。したがって、実
施の形態では、建物10,12が離隔する方向に移動す
るときには、図3の位置から図8(a)に示す位置、す
なわち継手本体4の一端部が他方の建物12の床面33
から外れる直前の位置までの間の移動が許容され、また
建物10,12が近接する方向に移動するときには、図
3の位置から図8(b)に示す位置、すなわち建物1
0,12が相互に当接する直前の位置までの間の移動が
許容される。
【0019】一方、隣接する建物10,12が地震等に
よって前後方向(図2および図7において矢印84で示
す方向)に変位すると、継手本体4および化粧カバー8
が片方の建物10に装着され、可動カバー6の一端部が
他方の建物12に装着されているので、図3および図7
で示すとおり、継手本体4および化粧カバー8に対して
可動カバー6が矢印84で示す方向に相対的に移動す
る。継手本体4に対する可動カバー6の移動は、キャス
タ50(図1および図6)を介して行われるので、その
移動はスムースとなる。したがって、一対の建物10,
12間の上記前後方向の変位は、継手本体4および化粧
カバー8と可動カバー6の相対的移動によって吸収さ
れ、この方向の変位に対しても継手本体4、可動カバー
6および化粧カバー8等が損傷することがない。
【0020】上述したとおり、継手本体4、可動カバー
6および化粧カバー8は、通常、図3に示す位置にあ
る。したがって、実施の形態では、建物10が他方の建
物12に対して図3において上方にに移動するときに
は、図3の位置から図7(a)に示す位置、すなわち可
動カバー6の片方の側壁44(図3および図7において
下側の側壁)が継手本体4の片方の側壁18(図3およ
び図7において下側の側壁)に当接する直前の位置まで
の間の移動が許容され、また建物10が他方の建物12
に対して図3において下方にに移動するときには、図3
の位置から図7(b)に示す位置、すなわち可動カバー
6の他方の側壁44(図3および図7において上側の側
壁)が継手本体4の他方の側壁18(図3および図7に
おいて上側の側壁)に当接する直前の位置までの間の移
動が許容される。
【0021】以上のとおりであるので、この伸縮継手装
置2は、一対の建物10,12の水平方向の変位、すな
わち矢印82で示す左右方向の変位および矢印84で示
す前後方向の変位を所望のとおり吸収することができ
る。また、建物10,12が変位しても可動カバー6お
よび化粧カバー8は継手本体4を覆っているので、この
継手本体4が隣接する建物10,12間の通路内に露出
することはない。なお、一対の建物10,12の上下方
向の変位を充分に吸収するためには、たとえば、継手本
体4の一端部および化粧カバー8の基部を片方の建物1
0に揺動自在に装着することができる。
【0022】実施の形態では、継手本体4の他端部のみ
にキャスタ36を設けているが、建物10に対する継手
本体4の一端部の移動も許容するために、この一端部に
もキャスタを設けてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、継手本体の一端部が片
方の躯体に装着され、この継手本体の他端部は左右方向
およびこの左右方向に対して垂直な前後方向に移動自在
に他方の躯体に支持されているので、他方の躯体に対す
る継手本体の左右方向および前後方向の相対的移動が許
容される。また、可動カバーが左右方向に移動自在に他
方の躯体に装着され、また前後方向に相対的に移動自在
に継手本体に連結されているので、他方の躯体に対する
可動カバーの左右方向の移動が許容されるとともに、継
手本体に対する可動カバーの前後方向の移動が許容され
る。したがって、一対の躯体が左右方向およびこの前後
方向に変位しても伸縮継手装置はこれらの方向の変位を
充分吸収することができ、継手本体、可動カバーおよび
化粧カバーが破損あるいは変形することがない。また、
化粧カバーが可動カバーおよび継手本体を覆うので、可
動カバーおよび継手本体が床表面に露出されることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う伸縮継手装置の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1の伸縮継手装置を一対の建物間に用いた状
態を簡略的に示す簡略平面図である。
【図3】図1の伸縮継手装置を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線による部分断面図で
ある。
【図5】図3におけるV−V線による部分断面図であ
る。
【図6】図3におけるVI−VI線による部分断面図で
ある。
【図7】一対の建物が前後方向に相対的移動したときの
伸縮継手装置の動きを説明するための簡略平面断面図で
ある。
【図8】一対の建物が左右方向に相対的移動したときの
伸縮継手装置の動きを説明するための簡略平面断面図で
ある。
【符号の説明】
2 伸縮継手装置 4 継手本体 6 可動カバー 8 化粧カバー 10,12 建物(躯体) 30,32 通路用開口 31,33 通路用開口の床面 36,50 ボール型キャスタ 48 連結ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に隣接する一対の躯体間に配設され
    る伸縮継手装置であって、前記一対の躯体間に渡って延
    びる継手本体と、前記継手本体を覆う可動カバーと、前
    記可動カバーと前記継手本体とを覆う化粧カバーとを備
    え、前記継手本体の一端部は前記一方の躯体に装着さ
    れ、その他端部は前記一対の躯体が近接および離隔する
    左右方向およびこの左右方向に対して垂直な前後方向に
    移動自在に前記他方の躯体に支持されており、また前記
    可動カバーは前記左右方向に移動自在に前記他方の躯体
    に装着され、かつ前記継手本体に前記前後方向に相対的
    に移動自在に連結されており、前記化粧カバーは前記一
    方の躯体に装着され、前記可動カバーの一端部と重合さ
    れていることを特徴とする伸縮継手装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190189A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイント構造
JP2015190190A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイント構造
JP2017150232A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 ドーエイ外装有限会社 床用目地装置

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JP2015190189A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイント構造
JP2015190190A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイント構造
JP2017150232A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 ドーエイ外装有限会社 床用目地装置

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