JPH1030270A - 雨水ます - Google Patents

雨水ます

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JPH1030270A
JPH1030270A JP20662096A JP20662096A JPH1030270A JP H1030270 A JPH1030270 A JP H1030270A JP 20662096 A JP20662096 A JP 20662096A JP 20662096 A JP20662096 A JP 20662096A JP H1030270 A JPH1030270 A JP H1030270A
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規雄 竹内
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博之 梅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性があり、取り扱いが容易で、強度があ
り、施工精度及び作業効率を向上することができるとと
もに、雨水排水設備の構築コスト及び資材コストを低廉
にできる雨水ますを提供すること。 【解決手段】 雨水ます1の本体周壁11に4個の主管
接続部12を、隣接する主管接続部12が互いに略90
°の角度をなすように突設するとともに、主管接続部1
2の間に所定範囲の挿入角度で挿入される枝管3を保持
することができる少なくとも1個の枝管接続部13を突
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋等の建造物の
雨どいから流入する雨水を側溝等に導くために、建造物
の周囲に設けられる雨水ます(本明細書において「雨水
浸透ます」を含む。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家屋等の建造物の雨どいから流入する雨
水を側溝等に導くために、従来、図18に示すように、
建造物106の周囲、例えば、建造物106における雨
どい(竪どい)104の設置箇所近傍の地盤107中に
雨水ます101を埋設し、雨水ます101を主管102
により相互に接続することにより、雨どい104から流
入した雨水を、雨水ます101、主管102及び主管1
02の下流側に配設した雨水ます(取付ます)105を
介して、側溝等に導くようにしていた。
【0003】ところで、上記の雨水排水設備において、
雨水ます101と雨どい104とは、枝管103を介し
て接続するようにしているが、この接続作業は、通常、
雨水ます101の本体周壁の枝管103の接続位置にホ
ールソー等で孔を明け、孔の周囲にシールパッキンを配
設した後、この孔内に枝管103の一端側を挿入、固定
し、枝管103の他端側を雨どい104の落とし口に接
続することにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
雨水ます101の本体周壁にホールソー等で孔を明ける
作業は、通常、現場施工となることから、作業効率を低
下させる要因となるほか、作業自体にある程度の熟練を
要し、特に、径が250mm程度以下の小形の雨水ます
101の場合には、孔が明けにくくなるだけでなく、こ
の孔と主管102や他の枝管を接続するために形成した
孔とが近接し、雨水ます101の強度が低下するという
問題点を有していた。また、現場施工で明けられた孔
は、方向性等において精度が低く、また、枝管103の
接続方向が一律ではないことから、雨水ます101と雨
どい104とを接続する枝管103の途中に自在継手1
03a等の高価な部品を配設する必要があり、雨水排水
設備の構築コストが上昇するという問題点を有してい
た。また、雨水ます101には、1本又は複数本の主管
102が接続されるが、その接続方向が一律ではないこ
とから、主管接続部112を突設する数及び位置を異な
らせた数種類の雨水ます101を用意しなければなら
ず、資材コストを上昇させるとともに、作業効率を低下
させる要因となっていた。
【0005】上記の問題点に鑑み、本発明は、汎用性が
あり、取り扱いが容易で、強度があり、施工精度及び作
業効率を向上することができるとともに、雨水排水設備
の構築コスト及び資材コストを低廉にできる雨水ますを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の雨水ますは、本体周壁に4個の主管接続部
を、隣接する主管接続部が互いに略90°の角度をなす
ように突設するとともに、主管接続部の間に所定範囲の
挿入角度で挿入される枝管を保持することができる少な
くとも1個の枝管接続部を突設したことを特徴とする。
【0007】本発明の雨水ますは、本体周壁に突設した
主管接続部及び枝管接続部に、主管及び枝管をそれぞれ
直接接続することができ、これにより、雨水ますの本体
周壁にホールソー等で孔を明ける作業を無くし、施工精
度及び作業効率を向上することができる。また、この雨
水ますは、本体周壁に互いに略90°の角度をなすよう
に突設した4個の主管接続部のうちの任意の主管接続部
に主管を接続することができるため、1種類の雨水ます
を接続する主管の数及び方向が異なる雨水ますに共通し
て用いることができる。
【0008】この場合において、枝管接続部は、主管接
続部の突設位置と同じ高さか、それよりも上部に形成す
るようにする。
【0009】また、枝管接続部に所定範囲の挿入角度で
挿入される枝管を保持するように、枝管接続部の開口端
にパッキンを装着することができる。
【0010】また、枝管接続部に所定範囲の挿入角度で
挿入される枝管を保持するように、枝管接続部の基端側
を漸次拡径する形状に形成することができる。
【0011】また、本体に雨水浸透用の透孔を穿設し、
雨水浸透ますとして使用することができる。
【0012】また、本体内部に泥溜容器を着脱可能に配
設することができる。
【0013】また、主管接続部を本体周壁の最下部に形
成することにより、泥溜部を省略することができる。
【0014】また、主管接続部の間に補強リブを突設す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の雨水ますの実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図2は、本発明の雨水ますの第1実
施例を示す。この雨水ます1は、ポリプロピレン製の低
発砲成形体、硬質塩化ビニル製の成形体、その他の合成
樹脂製の成形体からなり、主管及び枝管をそれぞれ接続
することができるように、本体周壁11に互いに略90
°の角度をなすように、略等間隔に4個の主管接続部1
2,12,・・を突設するとともに、主管接続部12,
12の間で、かつ、主管接続部12,12の突設位置と
同じ高さに、所定範囲の挿入角度αで挿入される枝管3
(図2(b)参照)を保持することができる1個の枝管
接続部13を突設して構成されている。この場合におい
て、主管接続部12,12の間で、かつ、主管接続部1
2,12の突設位置と同じ高さに枝管接続部13を形成
するようにしているため、4個の主管接続部12,1
2,・・は、正確には等間隔に配置されていないが、4
個の主管接続部12,12,・・は、隣接する主管接続
部が互いに略90°の角度をなすように形成するように
する。
【0017】主管接続部12は、主管を直接接続するこ
とができるように、主管を挿入して接続する受口形状、
又は主管に挿入して接続する差口形状に形成する。
【0018】枝管接続部13は、枝管3を挿入して接続
する受口形状に形成し、所定の挿入角度αの範囲内、具
体的には、枝管接続部13の中心軸から最大振れ角20
°〜25°の範囲内で枝管接続部13に枝管3を挿入
し、保持することができるように、枝管接続部13の内
径を枝管3の外径よりも大きく形成するとともに、枝管
接続部13の開口端にパッキン17を装着するようにす
る。
【0019】パッキン17は、その基端側を枝管接続部
13の先端部近傍の外周に形成したリング状溝13cに
嵌入して装着するとともに、先端側を枝管接続部13に
挿入された枝管3の外周に摺接し、これにより、枝管接
続部13の水密性を維持するようにする。また、このパ
ッキンには、図3〜図4に示すような、襞部17aを形
成した大きな変形能力を有するパッキン17Aを用いる
ことが望ましく、これにより、図4(b)に示すよう
に、枝管接続部13の中心軸に対して大きな挿入角度α
を有する枝管3のほか、図4(c)に示すように、枝管
接続部13の中心軸に対して距離Lだけ大きく平行にず
れた枝管3を、枝管接続部13の水密性を維持しなが
ら、保持することができる。
【0020】主管接続部12及び枝管接続部13は、雨
水ます1の使用態様に応じて、主管及び枝管を選択的に
接続することができるように、本実施例のように、主管
接続部12及び枝管接続部13の開口部を閉鎖する蓋1
2a,13aを、雨水ます1の製造時に一体成形するよ
うにする。そして、設置時に、雨水ます1の使用態様に
応じて、蓋12a,13aを打抜線12b,13bに沿
って打ち抜くことにより主管接続部12及び枝管接続部
13の開口部を開口し、主管及び枝管を挿入できるよう
にする。この場合において、枝管接続部13の蓋13a
を省略し、枝管接続部13の開口部を開口した状態に雨
水ます1を成形することもできる。なお、主管接続部1
2及び枝管接続部13の開口部を閉鎖する蓋12a,1
3aに代えて、開口した状態に成形した雨水ます1の成
形主管接続部12及び枝管接続部13の開口部に、着脱
可能なキャップ(図示省略)を装着することにより、主
管及び枝管を接続しない主管接続部12及び枝管接続部
13の開口部を閉鎖するように構成することもできる。
【0021】雨水ます1の本体周壁11の上端縁を二重
に形成して嵌合溝14を構成し、この嵌合溝14に、雨
水ます1の蓋体10の周縁に形成した突縁を嵌入させる
ことにより、雨水ます1の上部に装着した蓋体10の移
動を防止するようにする。なお、雨水ます1の使用態様
に応じて、この嵌合溝14に、接着剤を充填し、高さ調
整用のアジャスタ15の一重に形成した下端縁を嵌入し
て、両者を一体化することにより、雨水ます1の高さを
調節することができる。この場合、アジャスタ15の上
端縁を二重に形成して嵌合溝16を構成し、この嵌合溝
16に、雨水ます1の蓋体10の周縁に形成した突縁を
嵌入させることにより、アジャスタ15の上部に装着し
た蓋体10の移動を防止するようにする。
【0022】雨水ます1の本体内部には、取っ手を有す
る泥溜容器18を着脱可能に配設し、これにより、雨水
ます1の底部に堆積する泥やごみを容易に排出できるよ
うにする。
【0023】上記の雨水ます1は、家屋等の建造物の雨
どいから流入する雨水を側溝等に導くために、図5に示
すように、建造物6の周囲、例えば、建造物6における
雨どい(竪どい)4の設置箇所近傍の地盤7中に埋設し
て使用し、雨水ます1を主管2により相互に接続するこ
とにより、雨どい4から流入した雨水を、雨水ます1、
主管2及び主管2の下流側に配設した雨水ます(取付ま
す)5を介して、側溝等に導くようにする。なお、雨水
ます1は、雨水ます1の使用態様に応じて、主管接続部
12及び枝管接続部13の開口部を閉鎖する蓋12a,
13aを打ち抜いて使用することにより、1種類の雨水
ます1を接続する主管2の数及び方向並びに枝管3の方
向が異なる複数の雨水ますに共通して用いることができ
る。この場合、雨水ます1の本体周壁11に突設した主
管接続部12及び枝管接続部13は、主管2及び枝管3
を挿入して接続する受口形状に形成されているため、主
管2及び枝管3をそれぞれ直接接続することができ、こ
れにより、雨水ますの本体周壁にホールソー等で孔を明
ける作業を無くし、施工精度及び作業効率を向上するこ
とができる。また、枝管接続部13は、所定の挿入角度
αの範囲内で枝管接続部13に枝管3を挿入し、保持す
ることができるように形成されているため、枝管3の途
中に自在継手等の高価な部品を配設する必要が無くな
り、雨水排水設備の構築コストを低廉にできる。
【0024】図6は、本発明の雨水ますの第2実施例を
示す。この雨水ます1Aは、上記第1実施例の雨水ます
1と同様の基本構造を有し、ポリプロピレン製の低発砲
成形体、硬質塩化ビニル製の成形体、その他の合成樹脂
製の成形体からなり、主管及び枝管をそれぞれ接続する
ことができるように、本体周壁11に互いに略90°の
角度をなすように、略等間隔に4個の主管接続部12,
12,・・を突設するとともに、主管接続部12,12
の間で、かつ、主管接続部12,12の突設位置と同じ
高さに、所定範囲の挿入角度で挿入される枝管(図示省
略)を保持することができる1個の枝管接続部13を突
設して構成されている。本実施例の雨水ます1Aは、雨
水ます1Aの本体周壁11に多数の透孔19を形成する
とともに、底部に大きな開口20を形成して、雨水浸透
ますとして使用するようにしたものである。雨水浸透ま
す1Aを地盤中に埋設するに際しては、まず、周囲の地
盤を所定の範囲及び深さに掘削して形成した掘削孔の底
部に砂を敷設し、その砂の上面を含む掘削孔の内面に沿
って土砂の侵入を防止する不織布等からなる透水シート
を配設し、次に、透水シートの上(内側)に所定の厚さ
に砕石を敷設し、少なくとも雨水浸透ます1Aの底部が
位置する部分に透水シートを配設し、透水シートの上面
に雨水浸透ます1Aをその上面が地表面と一致するよう
に設置し、その後、雨水浸透ます1Aの周囲に、所定の
高さになるまで砕石を充填し、その上面に透水シートを
配設するとともに、透水シートの上を任意の土壌を用い
て埋め戻すようにする。なお、この雨水浸透ます1A
は、上記第1実施例の雨水ます1と適宜併用することが
でき、例えば、庭側の地盤中に埋設する雨水ますにこの
雨水浸透ます1Aを使用することにより、植木等への散
水量を節減することができる。
【0025】図7は、本発明の雨水ますの第3実施例を
示す。この雨水ます1Bは、上記第1実施例の雨水ます
1と同様の基本構造を有し、ポリプロピレン製の低発砲
成形体、硬質塩化ビニル製の成形体、その他の合成樹脂
製の成形体からなり、主管及び枝管をそれぞれ接続する
ことができるように、本体周壁11に互いに略90°の
角度をなすように、略等間隔に4個の主管接続部12,
12,・・を突設するとともに、主管接続部12,12
の間で、かつ、主管接続部12,12の突設位置と同じ
高さに、所定範囲の挿入角度で挿入される枝管(図示省
略)を保持することができる1個の枝管接続部13を突
設して構成されている。本実施例の雨水ます1Bは、主
管接続部12,12,・・を本体周壁11の最下部に形
成して、泥溜部を省略したものである。この雨水ます1
Bは、全体形状を小さくできることから、例えば、泥や
ごみが流入することが少ない雨水ますに使用することに
より、雨水排水設備の構築コスト及び資材コストを低廉
にできるとともに、雨水が滞留することを防止できる。
【0026】図8〜図9は、本発明の雨水ますの第4実
施例を示す。この雨水ます1Cは、ポリプロピレン製の
低発砲成形体、硬質塩化ビニル製の成形体、その他の合
成樹脂製の成形体からなり、主管及び枝管をそれぞれ接
続することができるように、本体周壁11に互いに略9
0°の角度をなすように、略等間隔に4個の主管接続部
12,12,・・を突設するとともに、主管接続部1
2,12の間で、かつ、主管接続部12,12の突設位
置よりも上部に180°の角度をなすように、所定範囲
の挿入角度で挿入される枝管(図示省略)を保持するこ
とができる2個の枝管接続部13,13を突設して構成
されている。このように、主管接続部12,12の間
で、かつ、主管接続部12,12の突設位置よりも上部
に枝管接続部13,13を形成するようにしているた
め、4個の主管接続部12,12,・・を等間隔に配置
することができるとともに、主管接続部12の開口部が
形成される高さ位置と枝管接続部13の開口部が形成さ
れる高さ位置とが完全には重ならず、これらの開口部を
形成することによる雨水ます1Cの強度の低下を軽減す
ることができる。
【0027】枝管接続部13,13は、外径の異なる枝
管3,3を挿入し、保持することができるように、内径
の異なる受口形状に形成する。
【0028】本実施例の雨水ます1Cのその他の基本構
造は、上記第1実施例の雨水ます1と同様である。
【0029】なお、雨水ますの本体周壁11に突設する
主管接続部12及び枝管接続部13の数は、それぞれ任
意の数とすることができ、また、その突設位置も、雨水
ますの強度を損ねない枝管接続部13,13の間の任意
の位置に突設することができる。
【0030】図10〜図11は、本発明の雨水ますの第
5実施例を示す。この雨水ます1Dは、ポリプロピレン
製の低発砲成形体、硬質塩化ビニル製の成形体、その他
の合成樹脂製の成形体からなり、主管及び枝管をそれぞ
れ接続することができるように、本体周壁11に互いに
略90°の角度をなすように、略等間隔に4個の主管接
続部12,12,・・を突設するとともに、主管接続部
12,12の間で、かつ、主管接続部12,12の突設
位置と同じ高さに180°の角度をなすように、所定範
囲の挿入角度αで挿入される枝管3(図11(b)参
照)を保持することができる2個の枝管接続部13,1
3を突設して構成されている。
【0031】枝管接続部13,13は、外径の異なる枝
管3,3を挿入し、保持することができるように、内径
の異なる受口形状に形成するとともに、所定の挿入角度
αの範囲内、具体的には、枝管接続部13の中心軸から
最大振れ角20°〜25°の範囲内で枝管接続部13に
枝管3を挿入し、保持することができるように、枝管接
続部13の基端側を漸次拡径する形状に形成するように
する。この場合において、枝管接続部13の先端部近傍
13dの内径を枝管3の外径と略同径に形成して、枝管
接続部13の水密性を維持するようにするとともに、こ
れより先端13eを漸次拡径する形状に形成して、枝管
接続部13の先端部の強度を損ねないようにする。な
お、枝管接続部13の水密性を維持するために枝管接続
部13の開口端に配設するパッキン17は省略すること
ができる。
【0032】本実施例の雨水ます1Dのその他の基本構
造は、上記第1実施例の雨水ます1と同様である。
【0033】図12は、本発明の雨水ますの第6実施例
を示す。この雨水ます1Eは、上記第5実施例の雨水ま
す1Dと同様の基本構造を有し、さらに、雨水ます1E
の本体周壁11に多数の透孔19を形成するとともに、
底部に大きな開口20を形成して、雨水浸透ます(雨水
浸透ますの作用等については、図6に示す第2実施例の
雨水ます1A参照)として使用するようにしたものであ
る。
【0034】図13は、本発明の雨水ますの第7実施例
を示す。この雨水ます1Fは、上記第5実施例の雨水ま
す1Dと同様の基本構造を有し、さらに、主管接続部1
2,12,・・を本体周壁11の最下部に形成して、泥
溜部を省略したものである(泥溜部を省略した雨水ます
の作用等については、図7に示す第3実施例の雨水ます
1B参照)。
【0035】図14〜図15は、本発明の雨水ますの第
8実施例を示す。この雨水ます1Gは、ポリプロピレン
製の低発砲成形体、硬質塩化ビニル製の成形体、その他
の合成樹脂製の成形体からなり、主管及び枝管をそれぞ
れ接続することができるように、本体周壁11に互いに
略90°の角度をなすように、略等間隔に4個の主管接
続部12,12,・・を突設するとともに、主管接続部
12,12の間で、かつ、主管接続部12,12の突設
位置と同じ高さに、所定範囲の挿入角度αで挿入される
枝管3(図15(b)参照)を保持することができる1
個の枝管接続部13を突設し、主管接続部12,12の
間及び主管接続部12と枝管接続部13の間に補強リブ
21,21,・・・を突設して構成されている。
【0036】補強リブ21は、雨水ます1Gの本体周壁
11に沿って、その上下方向に所定の範囲、具体的に
は、主管接続部12及び枝管接続部13の開口部をカバ
ーするように形成することにより、主管接続部12及び
枝管接続部13の開口部を形成することによる雨水ます
1Gの強度の低下を軽減するものである。
【0037】本実施例の雨水ます1Gのその他の基本構
造は、上記第1実施例の雨水ます1と同様である。
【0038】図16は、本発明の雨水ますの第9実施例
を示す。この雨水ます1Hは、上記第8実施例の雨水ま
す1Gと同様の基本構造を有し、さらに、雨水ます1H
の本体周壁11に多数の透孔19を形成するとともに、
底部に大きな開口20を形成して、雨水浸透ます(雨水
浸透ますの作用等については、図6に示す第2実施例の
雨水ます1A参照)として使用するようにしたものであ
る。
【0039】図17は、本発明の雨水ますの第10実施
例を示す。この雨水ます1Iは、上記第8実施例の雨水
ます1Gと同様の基本構造を有し、さらに、主管接続部
12,12,・・を本体周壁11の最下部に形成して、
泥溜部を省略したものである(泥溜部を省略した雨水ま
すの作用等については、図7に示す第3実施例の雨水ま
す1B参照)。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の雨水ますによれば、本体
周壁に突設した主管接続部及び枝管接続部に、主管及び
枝管をそれぞれ直接接続することができ、これにより、
雨水ますの本体周壁にホールソー等で孔を明ける作業を
無くすことができ、雨水ますの取り扱いが容易になり、
強度の大きな雨水ますを得ることができるとともに、施
工精度及び作業効率を向上することができ、さらに、こ
の雨水ますは、本体周壁に互いに略90°の角度をなす
ように突設した4個の主管接続部のうちの任意の主管接
続部に主管を接続することができ、1種類の雨水ますを
接続する主管の数及び方向が異なる雨水ますに共通して
用いることができることと相俟って、雨水排水設備の構
築コスト及び及び資材コストを低廉にできる。
【0041】また、請求項2記載の雨水ますによれば、
枝管接続部を主管接続部の突設位置よりも上部に形成す
るようにしているため、4個の主管接続部を等間隔に配
置することができるとともに、主管接続部の開口部が形
成される高さ位置と枝管接続部の開口部が形成される高
さ位置とが完全には重ならず、これらの開口部を形成す
ることによる雨水ますの強度の低下を軽減することがで
きる。
【0042】また、請求項3記載の雨水ますによれば、
枝管接続部に所定範囲の挿入角度で挿入される枝管を保
持するように、枝管接続部の開口端にパッキンを装着す
るようにしているため、枝管接続部の水密性を維持する
ことができる。
【0043】また、請求項4記載の雨水ますによれば、
枝管接続部に所定範囲の挿入角度で挿入される枝管を保
持するように、枝管接続部の基端側を漸次拡径する形状
に形成するようにしているため、枝管接続部の水密性を
維持するために枝管接続部の開口端に配設するパッキン
を省略することができる。
【0044】また、請求項5記載の雨水ますによれば、
本体に雨水浸透用の透孔を穿設するようにしているた
め、雨水ますを雨水浸透ますとして使用することができ
る。
【0045】また、請求項6記載の雨水ますによれば、
本体内部に泥溜容器を着脱可能に配設するようにしてい
るため、雨水ますの底部に堆積する泥やごみを容易に排
出することができる。
【0046】また、請求項7記載の雨水ますによれば、
主管接続部を本体周壁の最下部に形成するようにしてい
るため、泥溜部を省略して雨水ますの全体形状を小さく
することができ、雨水排水設備の構築コスト及び資材コ
ストを低廉にできるとともに、雨水が滞留することを防
止できる。
【0047】また、請求項8記載の雨水ますによれば、
主管接続部の間に補強リブを突設するようにしているた
め、主管接続部の開口部を形成することによる雨水ます
の強度の低下を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雨水ますの第1実施例を示し、(a)
は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】同枝管接続部を示し、(a)は枝管を接続して
いない状態、(b)は枝管を接続した状態を示す断面図
である。
【図3】同パッキンの変形例を示し、(a)は側面断面
図、(b)は正面図、(c)は要部の断面図である。
【図4】同パッキンの作用の説明図で、(a)は枝管接
続部の中心軸上に位置する枝管を接続した状態、(b)
は枝管接続部の中心軸に対して大きな挿入角度を有する
枝管を接続した状態、(c)は枝管接続部の中心軸に対
して大きく平行にずれた枝管を接続した状態を示す断面
図である。
【図5】本発明の雨水ますを使用した雨水排水設備の一
例を示す平面図である。
【図6】本発明の雨水ますの第2実施例を示す正面図で
ある。
【図7】本発明の雨水ますの第3実施例を示す正面図で
ある。
【図8】本発明の雨水ますの第4実施例を示し、(a)
は主管接続部の断面図((d)のC−C線断面図)、
(b)は枝管接続部の断面図((d)のB−B線断面
図)(c)正面図、(d)は側面図である。
【図9】同枝管接続部を示し、(a)は枝管接続部の中
心軸上に位置する枝管を接続した状態、(b)は枝管接
続部の中心軸に対して大きな挿入角度を有する枝管を接
続した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の雨水ますの第5実施例を示す正面図
である。
【図11】同枝管接続部を示し、(a)は枝管を接続し
ていない状態(図10のD−D線断面図)、(b)は枝
管を接続した状態((a)のE部の拡大図)を示す断面
図である。
【図12】本発明の雨水ますの第6実施例を示す正面図
である。
【図13】本発明の雨水ますの第7実施例を示す正面図
である。
【図14】本発明の雨水ますの第8実施例を示す正面図
である。
【図15】主管接続部及び枝管接続部並びに補強リブを
示し、(a)は枝管を接続していない状態(図14のF
−F線断面図)、(b)は枝管を接続した状態((a)
のG部の拡大図)を示す断面図である。
【図16】本発明の雨水ますの第9実施例を示す正面図
である。
【図17】本発明の雨水ますの第10実施例を示す正面
図である。
【図18】従来の雨水排水設備を示す平面図である。
【符号の説明】
1 雨水ます 11 本体周壁 12 主管接続部 13 枝管接続部 15 アジャスタ 17 パッキン 18 泥溜容器 19 透孔 20 底部開口 21 補強リブ 2 主管 3 枝管 4 雨どい(竪どい) 5 雨水ます(取付ます)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体周壁に4個の主管接続部を、隣接す
    る主管接続部が互いに略90°の角度をなすように突設
    するとともに、主管接続部の間に所定範囲の挿入角度で
    挿入される枝管を保持することができる少なくとも1個
    の枝管接続部を突設したことを特徴とする雨水ます。
  2. 【請求項2】 枝管接続部を主管接続部の突設位置より
    も上部に形成したことを特徴とする請求項1記載の雨水
    ます。
  3. 【請求項3】 枝管接続部に所定範囲の挿入角度で挿入
    される枝管を保持するように、枝管接続部の開口端にパ
    ッキンを装着したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の雨水ます。
  4. 【請求項4】 枝管接続部に所定範囲の挿入角度で挿入
    される枝管を保持するように、枝管接続部の基端側を漸
    次拡径する形状に形成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載の雨水ます。
  5. 【請求項5】 本体に雨水浸透用の透孔を穿設したこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の雨水ます。
  6. 【請求項6】 本体内部に泥溜容器を着脱可能に配設し
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の雨水
    ます。
  7. 【請求項7】 主管接続部を本体周壁の最下部に形成し
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の雨水
    ます。
  8. 【請求項8】 主管接続部の間に補強リブを突設したこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記
    載の雨水ます。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014901A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Aron Kasei Co Ltd 分水ます、及びこれを用いた分水システム
CN104912175A (zh) * 2015-05-25 2015-09-16 浙江浙牌科技有限公司 高强度沉泥检查井
JP2020002649A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 大和ハウス工業株式会社 排水桝及び排水桝ユニット

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