JPS585340B2 - 排水用桝 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明の排水用桝は、プラスチック製下水管の途中へ
、所望の径の流入管を随意接続でき、軽量、安価かつ堅
牢で衝撃に耐え、管の接続個所から漏水のおそれがない
もので、すなわち側壁に複数個の孔を設けるとともにそ
の周縁へ管接続用円筒を有し、周面に縦横の補強用リプ
を有し、下面き脚を突設したプラスチック製摺鉢状末体
と外周面へ複数個の異径管接続用円筒を有し、外周面に
縦横の補強用リプを有し、本体の口縁と等径のプラスチ
ック製円筒状副体とよりなるものである。

従来の下水管の排水用桝はコンクリート製であるため重
量が大きく、工事に労力を要し、製造過程や運搬途中で
破損することが多く、また、地中に埋設した後も、交通
機関による振動や衝撃によって亀裂を生じることがある
。

また、ヒユーム管との接続個所はセメント等で覆ってい
るが、漏水のおそれがあり、特に塩化ビニール製管との
接続は水密を完全に保つことが不可能に近い。

この発明の排水用桝は上記欠点を一掃したもので、次に
図面について説明すれば、プラスチック材料を成形して
、摺鉢状本体１の側壁に複数個の孔２，３を設け、孔２
，３の口縁へ円筒４，５を外側に向けてそれぞれ設け、
また、下面へ脚６を突設し、外周面へ縦横に補強用リプ
７を設け、本体１の口縁に沿って副体の嵌合溝８を形成
するとともに溝８の排水用切欠９を設ける。

プラスチック材料を成形して、円筒状副体１０の外周面
へ径の異なる円筒１１，１２を突設し、その中心へ円錐
状凹部１３を形成し、外周面へ縦横に補強用リプ１４を
設け、上部口縁に沿って蓋板の嵌合溝１５を形成すると
ともに、排水用切欠１５ を設けたものである。

次に使用法を説明すれば、地表に溝を掘り排水用塩ビ管
１６を敷設し、所望個所に本体１を置き、塩ビ管１６の
端部を円筒４，５内に挿入し接着剤で水密に接続する。

本体１の周面に形成しである異径の円筒１１゜１２のう
ち、塩ビ管と等径の円筒例えば１１の内部の側壁部を、
ハンマーで叩いて孔をあけるか、あるいけコンパス状円
孔穿孔具を使い、その脚端を円錐状凹部１３に立てて回
し円形の孔をあける。

この本体１の口縁の嵌合溝８へ副体１０の下縁を嵌めて
接着する。

塩ビ管１７の端部を円筒１１に挿入し接着する。

本体１．副体１０および塩ビ管１６，１７を埋めもどし
、副体１０へ蓋１８を乗せれば嵌合溝８へ嵌合して水密
を保って閉じられる。

嵌合溝１０，１５に溜った雨水は切欠９，１５’から本
体１内に流れ落ちる。

なお、副体１０のリプ１４のうち縦方向のリプはジグザ
グ状に形成しておけば、周囲の土が僕状となるため、副
体１０の沈降に大きい抵抗を有する効果がある。

この発明の排水用桝は、プラスチック材料を成形したも
のであるから、大量生産が可能で安価に製造でき、かつ
、軽量であるから運搬や工事に労力を節減でき、また本
体と副体の外周面へ縦横に補強用リブを設けたから強度
が大きく、埋設後も振動や衝撃によって亀裂を生じるお
それがない。

そして、プラスチック製であるため、塩ビ管と接着剤で
水密に接続でき、接続個所から漏水するおそれがない。

本体の下面へ脚を突設したから、安定よく水平に設置で
きる。

また、副体の周面に形成した複数個の接続用円筒はそれ
ぞれ異径としたから、円筒に囲まれた部分に孔をあけた
のち、径の異なる塩ビ管を接続でき、好都合なものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の排水用桝の本体の平面図、第２図は
一部を切欠いた正面図、第３図は同上左側面図、第４図
は副体の平面図、第５図は一部を切欠いた右側面図、第
６図は使用状態の一部を切欠いた正面図である。 １：本体、２，３：孔、４，５，１１．１２：円筒、６
：脚、７，１４：補強用リブ、８，１５：嵌合溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 側壁に複数個の孔を設けるとともにその周縁へ管接
   続用円筒を有し、周面に縦横の補強用リプを有し、下面
   へ脚を突設したプラスチック製摺鉢状本体と外周面へ複
   数個の異径管接続用円筒を有し、外周面に縦横の補強用
   リプを有し１本体の口縁と等径のプラスチック製円筒状
   副体とよりなることを特長とする排水用桝。