JPH08277570A - 公共用ドロップ桝の仮埋設方法及び下水道施工方法と下水道設備の構造 - Google Patents

公共用ドロップ桝の仮埋設方法及び下水道施工方法と下水道設備の構造

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JPH08277570A
JPH08277570A JP7081295A JP8129595A JPH08277570A JP H08277570 A JPH08277570 A JP H08277570A JP 7081295 A JP7081295 A JP 7081295A JP 8129595 A JP8129595 A JP 8129595A JP H08277570 A JPH08277570 A JP H08277570A
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drop
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Akira Murai
暸 村井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロップ桝を備えた排水管路の仮埋設を容易
に行うことを可能とするとともに、本埋設時の桝の位置
の決定を容易に行い、施工作業を容易に行う。 【構成】 下水道本管1に接続される枝管4と上向きに
設置される排水管9とを自在継手5を介して接続させる
ともに、排水管9の上端9bに仮設継手10を仮接続
し、この仮設継手10とともにドロップ桝12の底部に
仮接合して、ドロップ桝12の上部には地表Gに表出す
る蓋18を仮配設させて仮埋設する。その後、排水管9
を再発掘し、仮設継手10を取り除き、宅地内排水管2
1の末端深さの位置に合わせて排水管9の上部を切断
し、排水管9にドロップ桝12の底部を接続固定させる
とともに、ドロップ桝12の側部に宅地内排水管21を
接続させ、ドロップ桝12の上部に掃除管22を接続さ
せて、掃除管22の上端に蓋18を配設させて本埋設さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公共用ドロップ桝を備
えた下水道設備を施工させる際の公共用ドロップ桝の仮
埋設方法及び公共用ドロップ桝を備えた下水道施工方法
とその下水道設備の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管きょの起点や管きょの合流点、屈曲点
や勾配、管径あるいは管種の変化するところ等には、桝
を設置することが下水道施行規則により決められてお
り、一般の家庭においては、台所や風呂場、洗濯機、便
所などからの排水枝管と、宅地内排水管との合流点に家
庭用桝が配設され、この宅地用排水管と下水道本管の枝
管との合流点に公共桝がそれぞれ配設されるようになっ
ている。
【0003】この各管の合流点に配設される桝は、一般
に硬質塩化ビニルより形成され、流入管などを接続する
接続口が側部に形成され、底部に排出口となる接続口が
設けられているとともに、上部には、この桝内の点検な
どを行うための掃除管を接続する接続口が設けられてい
るものである。
【0004】そして、この桝を備えた下水道設備は、ま
ず公共下水道が整備され、次いで各家庭の下水をこの公
共下水道に流入させるための家庭用桝や宅地内排水管を
接続し、整備されることで完了するものであるが、従
来、この桝を備えた下水道設備の施行方法は、種々案出
されており、例えば特開平2−221534号公報や実
公平6−3903号公報に開示されている。
【0005】この従来の施行方法によれば、まず、下水
道本管および、この下水道本管に接続される取付管を布
設した後、これら管を本埋設し、桝を宅地内排水管の予
測される最上位または最下位の位置となるように仮の接
続管を介して接続して布設し、これらを仮埋設して、一
旦公共下水道を完成させる。次いで、家屋などを構築す
る際に、仮埋設された桝を再発掘し、この桝および仮の
接続管を取付管から取り外して、宅地内排水管の位置に
合わせて仮の接続管を本接続管と交換して接合させると
ともに、桝および地表に表出する覗き管を接合して各長
さを調整し布設し直すことにより宅地内排水工事を完成
させ、本埋設させて終えるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の桝を備えた下水道設備の施行方法では、仮埋設
時における桝の仮接続位置を、宅地内排水管の予想され
る最上位または最下位の位置として布設させるが、その
桝の位置(深さ)を決定させるために、桝が埋設されて
いる位置と家屋との距離によって宅地内排水管の末端の
位置が変わるので、その位置を算出しなければならない
ことから桝の仮接続位置を予想することが容易ではない
という欠点がある。
【0007】また、桝に接続されて仮埋設されている接
続管は、本埋設時に本接続管および覗き管と取り替えて
しまうことから、仮の接続管が廃棄物となってしまい、
無駄となる欠点を有しているとともに、この仮接続管を
取り除くために、必要以上に深く掘り返さなければなら
ず、作業が煩雑になるばかりでなく、時間を要するなど
の欠点がある。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、桝を備えた下水道設備の施行を行う際に、桝を含
めた排水管路の仮埋設を容易に行うことを可能とする公
共用ドロップ桝の仮埋設方法を提供するとともに、本埋
設時の桝の位置の決定を容易にでき、施工作業を容易に
行うことのできる下水道施工方法と、この下水道設備の
構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この発明の公共用ドロップ桝の仮埋設方法は、
下水道本管1に接続される枝管4に、球状に膨出形成さ
れ回動自在となる自在継手5を介して、上向き排水管9
を接続させるとともに、該上向き排水管9の上端9bに
ドロップ桝12の底部を仮接合させ、かつ該ドロップ桝
12の上部に、地表Gに表出する蓋18を仮配設させて
仮埋設されることを特徴としている。
【0010】なお、前記排水管9の上端9bには、該排
水管9と同等の外径に形成されるとともに、該排水管9
の上端9bに挿着される挿口10bが設けられ、該挿口
10bの外周に止水リング11が装着されている短尺な
仮設継手10が接続されて、該仮設継手10とともに、
前記ドロップ桝12の底部に仮接合される仮埋設方法と
してもよく、また、前記蓋18には、蓋枠体19が取り
付けられるとともに、底板17aを有する短管17が前
記蓋枠体19の下部19aに仮嵌合されて、前記ドロッ
プ桝12の上部に接続される方法としてもよい。
【0011】また、この発明の下水道施工方法は、下水
道本管1に接続される枝管4と上下向きに設置される排
水管9とを、球状に膨出形成され回動自在となる自在継
手5を介して接続させるともに、前記排水管9の上端9
bにドロップ桝12の底部に仮接合して、該ドロップ桝
12の上部には地表Gに表出する蓋18を仮配設させて
仮埋設した後、前記排水管9を再発掘し、宅地内排水管
21の末端深さの位置に合わせて、前記排水管9の上部
を切断し、該排水管9に前記ドロップ桝12の底部を接
続固定させるとともに、ドロップ桝12の側部には前記
宅地内排水管21を接続させ、前記ドロップ桝12の上
部には掃除管22を接続させ、該掃除管22の上端に蓋
18を配設させて本埋設させることを特徴としている。
【0012】さらに、下水道本管1に接続される枝管4
と上下向きに設置される排水管9とを、球状に膨出形成
され回動自在となる自在継手5を介して接続させるとも
に、前記排水管9の上端9bに、該排水管9と同等の外
径に形成されるとともに、該排水管9の上端9bに挿着
される挿口10bが設けられ、該挿口10bの外周に止
水リング11が装着されている短尺な仮設継手10を仮
接続し、該仮設継手10とともに、前記ドロップ桝12
の底部に仮接合して、該ドロップ桝12の上部には地表
Gに表出する蓋18を仮配設させて仮埋設した後、前記
排水管9を再発掘し、前記仮設継手10を取り除き、宅
地内排水管21の末端深さの位置に合わせて、前記排水
管9の上部を切断し、該排水管9に前記ドロップ桝12
の底部を接続固定させるとともに、ドロップ桝12の側
部には前記宅地内排水管21を接続させ、前記ドロップ
桝12の上部には掃除管22を接続させ、該掃除管22
の上端に蓋18を配設させて本埋設させることを特徴と
している。
【0013】また、下水道設備の構造は、下水道本管1
に接続される枝管4を、上下向きに設置される排水管9
を介して、ドロップ桝12の底部に接合し、宅地内排水
管21を前記ドロップ桝12の側部に接合するととも
に、蓋18を有する掃除管22をドロップ桝12の上部
に接合させた下水道設備において、前記枝管4の先端
と、該枝管4に接続される排水管9の下端9aとが、互
いに回動自在となる自在継手5にて接続されていること
を特徴としている。
【0014】
【作用】まず、下水道本管1に接続される枝管4と、上
下向きに設置される排水管9とを、球状に膨出形成され
回動自在となる自在継手5を介して接続させる。次に、
前記排水管9の上端9bに、止水リング11が装着され
ている仮設継手10を仮接続して、この仮設継手10と
ともに、ドロップ桝12の底部に仮接合させる。また、
ドロップ桝12の上部には蓋枠体19とともに短管17
を配設し、蓋18を仮配設させる。そして、仮埋設を行
い作業を完了する。
【0015】次に、下水道を施工するには、前記排水管
9を再発掘し、ドロップ桝12とともに、仮設継手10
を取り除く。次に、宅地内排水管21の末端深さHの位
置に合わせて、排水管9の上部を切断する。排水管9の
上部には、ドロップ桝12の底部が接続固定され、ま
た、ドロップ桝12の側部には前記宅地内排水管21が
接続される。さらに、ドロップ桝12の上部には掃除管
22が接続され、掃除管22の上端に蓋18及び蓋枠体
19を配設させて本埋設させることで施工が完成され
る。
【0016】
【実施例】図1は本発明によるドロップ桝の仮埋設状態
の一実施例を示す側断面図、図2は同実施例によるドロ
ップ桝の側断面図、図3はドロップ桝が用いられた下水
道設備の側断面図である。
【0017】はじめに、下水道本管1に接続される枝管
4に公共用ドロップ桝を接続し仮埋設する際の構成と手
順について説明する。
【0018】図1に示すように、下水道本管1には、9
0度支管2と曲管3または自在継手を介して枝管4が接
続される。枝管4は、下水道本管1に対して、約15°
の仰角となるように設定され、延設されている。
【0019】枝管4の先端には、中途が約60°に屈曲
形成された屈曲部5aを有した自在継手5が接続されて
いる。この自在継手5は、継手管6の一端に一体となっ
て球殻状に膨出形成された膨出部7と、この膨出部7内
にシール用ゴムリング等を介して嵌合され膨出部7内面
に沿って回転自在に設けられている管受口部材8とで構
成されており、この管受口部材8の中心部に貫設された
挿口が上方を向くように接続されている。
【0020】また、自在継手5の管受口部材8には、直
管よりなる排水管9の下端9aが挿着され接続される。
この排水管9の上端9bには、図1に示すように、仮設
継手10が接続される。
【0021】この仮設継手10は、図2に示すように、
排水管9の外径と同等に形成されている短尺な本体10
aに、この排水管9の内径と同等の外径に形成されてい
る挿口10bが一体に形成されており、この挿口10b
の外周には無端な止水リング11が挿着されている。こ
の仮設継手10の本体10aの長さは、後述するドロッ
プ桝12の底部接続口14の奥行き長さの略半分の長さ
に設定されている。
【0022】そして、この仮設継手10は、挿口10b
が前記排水管9の上端9bに差し込まれて仮接続される
ようになっている。なお、止水リング11は、排水管9
の上端開口の端面と、仮設継手10の本体10aと挿口
10bとの境界部分である段部との間に位置するように
なっている。
【0023】次に、ドロップ桝12は、上部、底部およ
び側面にそれぞれ受口として形成される接続口13,1
4,15が開口形成されている。底部の接続口14に
は、前述した排水管9が仮設継手10とともに接続され
る。また、側面に開口する接続口15には、キャップ1
6が挿着されて、この接続口15が覆われるようになっ
ている。
【0024】また、このドロップ桝12の上部の接続口
13には、この接続口13の内径と同等の外径に形成さ
れるとともに、この接続口13の奥行き長さよりやや短
尺に形成され、かつ下端に底板17aが形成された短管
17が嵌挿されている。
【0025】この短管17には、地表Gに表出する蓋1
8が上端に取り付けられた蓋枠体19の下部19aが嵌
挿され接合されている。なお、この蓋枠体19の外周面
には、止水リング20が装着されており、短管17の開
口縁部とドロップ桝12の内周面とにそれぞれ接するよ
うになっている。
【0026】以上のように構成された各管体の仮埋設の
手順は、まず、下水道本管1に、90度支管2と曲管3
または自在継手を介して枝管4を接続し、枝管4の先端
には、自在継手5を介して所望の長さの排水管9を略垂
直に上向きに接続する。そして、自在継手5より下方を
本埋設する。
【0027】次に、排水管9の上端9bには、仮設継手
10を介してドロップ桝12が接続される。このドロッ
プ桝12には、側部接続口15にキャップ16が予め取
り付けられ、また上部接続口13には短管17を介して
蓋枠体19と蓋18とが取り付けられる。そして、蓋1
8より下方のドロップ桝12などを仮埋設する。これに
より公共側のみの下水道が完了する。なお、仮埋設状態
の各部の接続部分には、土砂のかみ込み防止および浸水
の防止のためにビニールテープなどを貼着する。
【0028】次に、宅地内の排水工事を行うには、図4
に示すように、上述した仮埋設されているドロップ桝1
2を発掘し、排水管9から取り外すとともに、このドロ
ップ桝12に接続される宅地内排水管21の埋設深さH
に相当する深さを掘り下げ、上向きの排水管9を接続さ
れた状態のまま再発掘する。
【0029】次に、再発掘された排水管9は、上端に仮
接続されている仮設継手10を止水リング11とともに
取り除き、その後、宅地内排水管21の末端における深
さの位置に合わせて、この排水管9の上部を切断する
(図4中二点鎖線)。
【0030】次にこの排水管9の上部にドロップ桝12
の底部接続口14を、側部接続口15の向きを調整した
後、接着剤などにて本接続させる。また、ドロップ桝1
2の側部接続口15のキャップ16を取り外し、この接
続口15と宅地内排水管21の末端とを本接続する。
【0031】次に、蓋18,蓋枠体19および短管17
を取り外したドロップ桝12の上部接続口13に掃除管
22を嵌挿させ本接続する。この掃除管22は、ドロッ
プ桝12の上部より地表Gまでの長さに対応して予め切
断して接続させる。
【0032】次に、掃除管22の上端に、短管17およ
び仮止水用に装着された止水リング20を取り除いた蓋
枠体19の下部19aを嵌入し本接続させるとともに、
蓋18を配設させる。
【0033】そして、蓋18以下を図3に示すように本
埋設し、施工が完了する。
【0034】なお、上記各部における接続において、各
部間には止水リングなどを介設するなどの止水処理が施
される。
【0035】従って、上述した構成および手順による、
ドロップ桝12の仮埋設方法および下水道施工方法によ
れば、仮埋設時に、自在継手5を介して枝管4に接続さ
れる上向きの排水管9が、本埋設施工時に本排水管9と
なり、また、この排水管9の上端にドロップ桝12およ
び蓋18のみが仮接続されて仮埋設される構成とされる
ので、この仮埋設時にのみ必要な部材が少なく、廃棄と
なる部分が切断される排水管9の上部のみであることか
ら無駄がない。
【0036】また、上向き排水管9の上端に仮設継手1
0を仮接続して仮埋設したので、本埋設施工時の発掘で
のドロップ桝12の取り外し時に、容易に排水管9から
ドロップ桝12を取り外すことが可能となり、施工が容
易になる。
【0037】さらに、発掘の際には、排水管9を全て掘
り下げずに、宅地内排水管21の末端深さである所望の
深さまで掘り下げ、この排水管9の上部のみを切断する
工程であるので、ドロップ桝12の深さ位置を短時間で
決定でき、工期が短縮できる。
【0038】また、仮埋設状態において、蓋18の位置
に底板17aを有する短管17を配設することによっ
て、土砂やゴミなどが仮設の各管内に侵入してしまうこ
とがない。
【0039】また、枝管4と排水管9とを自在継手5で
接続した構成としたので、宅地内排水管21を接続して
本埋設し、下水道管路が完成した後に、地盤が沈下して
もこの自在継手5にてこの沈下量を吸収することがで
き、地面Gに表出している蓋18のみが地面から突出し
てしまうことがない。
【0040】なお、上述した実施例では、排水管9を切
断したのちに、この排水管9にドロップ桝12を接続す
る例について述べたが、宅地内排水管21の末端の位置
が深くない場合は、排水管9の上端に仮接続されている
仮設継手10を取り外すのみで、各々を本接続させるこ
ととしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明による公共用
ドロップ桝の仮埋設方法では、自在継手を介して枝管に
接続される上向きの排水管の下部まで、予め本埋設状態
とすることが可能となり、また、排水管の上部である地
表に近い位置に、本埋設時に必要となるドロップ桝や蓋
を仮埋設させるので、後工程である宅地内排水管の深さ
などを考慮せずに仮埋設施工が行え、これにより作業が
煩雑にならないという効果がある。また、このことか
ら、再発掘時の作業の際、ドロップ桝等を容易に掘り起
こすことが可能となるという効果がある。
【0042】また、排水管の上端に仮設継手を仮接続
し、この仮設継手を介してドロップ桝を仮接続させる場
合では、ドロップ桝と排水管とを接続させることとなら
ないので、容易に互いを仮状態で接続でき、かつ容易に
取り外せることが可能となるという効果がある。
【0043】さらに、蓋を蓋枠体に取り付けるととも
に、この蓋枠体の下部に、底板を有する短管を仮嵌合さ
せてドロップ桝の上部に接続し、仮埋設させることで、
この仮埋設状態では、土砂やゴミなどが仮設管内に侵入
してしまうことがないという効果がある。
【0044】また、本発明による下水道施工方法によれ
ば、仮埋設時に、自在継手を介して枝管に接続される上
向きの排水管が、本埋設施工時に本排水管となり、ま
た、この排水管の上端にドロップ桝および蓋のみが仮接
続されて仮埋設される構成とされるので、この仮埋設時
にのみ必要な部材に無駄がないとともに、本埋設時に廃
棄となる部分が、切断される排水管の上部のみであるこ
とから無駄がないという効果がある。
【0045】さらに、発掘の際には、排水管を全て掘り
下げずに、宅地内排水管の末端深さである所望の深さま
でを掘り下げ、この排水管の上部のみを切断する工程で
あるので、必要以上に掘り下げることがなく、ドロップ
桝の深さ位置を短時間で決定でき、工期が短縮できると
いう効果がある。
【0046】また、上向き排水管の上端に仮設継手を介
して仮接続して仮埋設したので、本埋設施工時の発掘お
よびドロップ桝の取り外し時に、容易に排水管からドロ
ップ桝を取り外すことが可能となり、施工が容易になる
という効果がある。
【0047】また、本発明による下水道設備の構造によ
れば、枝管と排水管とを自在継手で接続した構成とした
ので、宅地内排水管を接続して本埋設し、下水道管路が
完成した後に、地盤が沈下してもこの自在継手が3次元
的にこの沈下量を吸収することができ、地面に表出して
いる蓋のみが地面から突出してしまうことがないという
効果が得られるとともに、表出している蓋に振動や荷重
などが加わっても吸収され、排水管路が破損することが
ないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドロップ桝の仮埋設状態の一実施
例を示す側断面図
【図2】同実施例によるドロップ桝の側断面図
【図3】ドロップ桝が用いられた下水道設備の側断面図
【図4】同実施例による施工手順の説明図
【符号の説明】
1…下水道本管 4…枝管 5…自在継手 9…排水管 9a…下端 9b…上端 10…仮設継手 10b…挿口 11…止水リング 12…ドロップ桝 17…短管 17a…底板 18…蓋 19…蓋枠体 19a…下部 21…宅地内排水管 22…掃除管 G…地表

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道本管に接続される枝管に、球状に
    膨出形成され回動自在となる自在継手を介して、上向き
    排水管を接続させるとともに、該上向き排水管の上端に
    ドロップ桝の底部を仮接合させ、かつ該ドロップ桝の上
    部に、地表に表出する蓋を仮配設させて仮埋設されるこ
    とを特徴とする公共用ドロップ桝の仮埋設方法。
  2. 【請求項2】 前記排水管の上端には、該排水管と同等
    の外径に形成されるとともに、該排水管の上端に挿着さ
    れる挿口が設けられ、該挿口の外周に止水リングが装着
    されている短尺な仮設継手が接続されて、該仮設継手と
    ともに、前記ドロップ桝の底部に仮接合されることを特
    徴とする請求項1記載の公共用ドロップ桝の仮埋設方
    法。
  3. 【請求項3】 前記蓋は、蓋枠体に取り付けられるとと
    もに、底板を有する短管が前記蓋枠体の下部に仮嵌合さ
    れて、前記ドロップ桝の上部に接続されることを特徴と
    する請求項1または2記載の公共用ドロップ桝の仮埋設
    方法。
  4. 【請求項4】 下水道本管に接続される枝管と上下向き
    に設置される排水管とを、球状に膨出形成され回動自在
    となる自在継手を介して接続させるともに、前記排水管
    の上端にドロップ桝の底部に仮接合して、該ドロップ桝
    の上部には地表に表出する蓋を仮配設させて仮埋設した
    後、 前記排水管を再発掘し、宅地内排水管の末端深さの位置
    に合わせて、前記排水管の上部を切断し、該排水管に前
    記ドロップ桝の底部を接続固定させるとともに、ドロッ
    プ桝の側部には前記宅地内排水管を接続させ、前記ドロ
    ップ桝の上部には掃除管を接続させ、該掃除管の上端に
    蓋を配設させて本埋設させることを特徴とする下水道施
    工方法。
  5. 【請求項5】 下水道本管に接続される枝管と上下向き
    に設置される排水管とを、球状に膨出形成され回動自在
    となる自在継手を介して接続させるともに、前記排水管
    の上端に、該排水管と同等の外径に形成されるととも
    に、該排水管の上端に挿着される挿口が設けられ、該挿
    口の外周に止水リングが装着されている短尺な仮設継手
    を仮接続し、該仮設継手とともに、前記ドロップ桝の底
    部に仮接合して、該ドロップ桝の上部には地表に表出す
    る蓋を仮配設させて仮埋設した後、 前記排水管を再発掘し、前記仮設継手を取り除き、宅地
    内排水管の末端深さの位置に合わせて、前記排水管の上
    部を切断し、該排水管に前記ドロップ桝の底部を接続固
    定させるとともに、ドロップ桝の側部には前記宅地内排
    水管を接続させ、前記ドロップ桝の上部には掃除管を接
    続させ、該掃除管の上端に蓋を配設させて本埋設させる
    ことを特徴とする下水道施工方法。
  6. 【請求項6】 下水道本管に接続される枝管を、上下向
    きに設置される排水管を介して、ドロップ桝の底部に接
    合し、宅地内排水管を前記ドロップ桝の側部に接合する
    とともに、蓋を有する掃除管をドロップ桝の上部に接合
    させた下水道設備において、 前記枝管の先端と、該枝管に接続される排水管の下端と
    が、互いに回動自在となる自在継手にて接続されている
    ことを特徴とする下水道設備の構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014139386A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Aron Kasei Co Ltd 支管、それを備えた排水配管構造および支管の接続方法
JP2018100554A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 株式会社奥村組 泥水式掘進機用の排泥管
JP2019099994A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 アロン化成株式会社 排水配管構造及び排水配管方法

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