JPH10302463A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10302463A
JPH10302463A JP9123357A JP12335797A JPH10302463A JP H10302463 A JPH10302463 A JP H10302463A JP 9123357 A JP9123357 A JP 9123357A JP 12335797 A JP12335797 A JP 12335797A JP H10302463 A JPH10302463 A JP H10302463A
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C7/1072Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers for memories with random access ports synchronised on clock signal pulse trains, e.g. synchronous memories, self timed memories

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作不能に陥ることなく正常な高速動作処理
が可能なSDRAMを提供する。 【解決手段】 クロックパルスに同期するアドレス制御
信号に応じて起生されるアドレス信号に対応するアドレ
スのメモリセル16に格納されたデータを出力するメモ
リアレイ11と、該メモリアレイから出力されたデータ
信号を読み取るためのデータ読取り回路13と、アドレ
ス信号に基づいて起生される遅延信号を受け、メモリア
レイからのデータ信号をデータ読取り回路13が読み取
るべく該データ読取り回路13を活性化させるための活
性化信号を起生する活性化信号発生回路14と、データ
読取り回路13からのデータ信号をクロックパルスに同
期する出力イネーブル信号の入力に応じて出力するデー
タ出力回路15とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(以下、DRAMと称する。)に関
し、特に、読取り、書き込みのような動作のための制御
信号がクロックパルスに同期するシンクロナスDRAM
に関する。
【0002】
【従来の技術】高速動作が可能なDRAMにシンクロナ
スDRAM(以下、SDRAMと称する。)がある。こ
のようなSDRAMの1つとして、1994年、IEE
Eから発行された「1994 Symposium on VLSI Circ
uits Digest of Techinical Papers」、第81〜82頁
に開示されたアドレス・インクリメント・パイプライン
・スキーム方式のSDRAMがある。
【0003】この従来のパイプライン・スキーム方式の
SDRAMでは、第1ステージで、コラムアドレス信号
がラッチされ、第2ステージで、コラムアドレス信号を
受けるメモリアレイからの読取りデータがラッチされ、
引き続く第3ステージで、読み取りデータが、外部クロ
ックをトリガとして動作する出力バッファを経て、出力
される。
【0004】このようなパイプライン処理では、各ステ
ージを均等なクロックパルス数に振り分ける必要があ
り、高速動作の達成のためにはクロック周波数を引き上
げることが考えられる。ところが、最も長い処理時間を
必要とする第1ステージの動作がクロック周波数の引き
上げの妨げとなる。そのため、前記したスキーム方式で
は、高速動作の達成のために、メモリアレイを2つのア
レイに分割し、この分割された2つの分割アレイのため
に第1ステージを2つのブロックに分割する。第1ステ
ージの分割された各ブロックでは、高速動作のために、
それぞれのブロックに対応する分割アレイからデータ読
取りが並列的に処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のSDRAMでは、基本的には、コラムアドレス
信号のラッチ、すなわちメモリアレイへのアドレス信号
の入力から、これに引き続く、最も長い処理時間を必要
とするメモリアレイからのデータの読取りまでの時間管
理が、クロックに同期して行われている。そのため、メ
モリアレイへのアドレス信号の入力から、メモリアレイ
からのデータの読取りまでの処理時間の長短に柔軟性を
与えることができない。
【0006】このことから、従来の前記SDRAMで
は、例えばマスタクロックの周波数が125MHz(ク
ロックサイクルが8ns)に設定されていると、第1ス
テージでの処理が、たとえそのクロックサイクル以下で
処理されていても、125MHz以上の高速動作を得る
ことはできない。また、125MHz以上の高速動作を
図るべくマスタクロックの周波数を高めると、メモリア
レイでの作業内容によっては、第1ステージでの正常な
動作が不可能になるおそれがある。
【0007】そこで、本発明の目的は、動作不能に陥る
ことなく正常な高速動作処理が可能なSDRAMを提供
することにある。また、本発明の他の目的は、メモリア
レイのためのアドレス信号の入力からメモリアレイから
のデータの読取りまでの処理時間がクロックに拘束され
ることのない、柔軟性に優れたSDRAMを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明に係る半導体記憶装置は、基本的には、
クロックパルスに同期するアドレス制御信号に応じて起
生されるアドレス信号を受け、該アドレス信号に対応す
るアドレスのメモリセルに格納されたデータを出力する
メモリアレイと、該メモリアレイから出力されたデータ
信号を読み取るためのデータ読取り回路と、前記アドレ
ス信号に基づいて起生される遅延信号を受け、前記メモ
リアレイからの前記データ信号を前記データ読取り回路
が読み取るべく該データ読取り回路を活性化させるため
の活性化信号を起生する活性化信号発生回路と、前記デ
ータ読取り回路からのデータ信号を前記クロックパルス
に同期する出力イネーブル信号の入力に応じて出力する
データ出力回路とを含むことを特徴とする。
【0009】〈作用〉本発明に係る前記半導体記憶装置
では、メモリアレイへのアドレス信号は、クロックパル
スに同期するアドレス制御信号に応じて、クロックパル
スに同期的に入力される。アドレス信号に対応したメモ
リセルの出力データを読み取るデータ読取り回路は、活
性化信号発生回路からの活性化信号を受けて、活性化さ
れることにより、メモリアレイからの出力データを読み
取る。
【0010】データ読取り回路を活性化する活性化信号
は、クロックパルスに同期する制御信号および制御信号
により応じて起成されるアドレス信号に対応して生成さ
れることはなく、このアドレス信号に対して所定の時間
遅れを与えられた遅延信号に応じて生成される。そのた
め、メモリアレイからのデータを読み取る読取り回路の
活性化は、クロックに同期的に制御されることはなく、
メモリアレイへのアドレス信号の入力後、所定の時間遅
れをもって、非同期的に行われる。
【0011】従って、メモリアレイへのアドレス信号の
入力から、メモリアレイからのデータの読取りまでの処
理時間がクロックに拘束されることはなく、この処理時
間をクロック周波数から独立して設定することができ、
システムの動作に柔軟性を与えることができる。また、
データ読取り回路の動作を非同期とすることにより、こ
のデータ読取り回路のデータ読取り動作とは無関係にク
ロック周波数の増大を図ることができることから、高速
動作を得る上で、有利となる。
【0012】アドレス信号から活性化信号発生回路を起
成するための遅延信号は、アドレス信号を遅延回路に入
力することにより、得ることができる。また、データ読
取り回路に、活性化信号を受けるとメモリアレイから出
力されるデータ信号を読み取り、当該データ信号を引き
続く活性化信号を受けるまで、その出力を保持するラッ
チ機能を与えることができる。
【0013】データ読取り回路とデータ出力回路との間
に、前記データ読取り回路から出力されたデータ信号の
前記データ出力回路への伝送を制御するためのデータ伝
送制御回路を挿入することができる。また、前記活性化
信号発生回路および前記データ出力回路に関連して、前
記データ出力回路からのデータ出力に前記アドレス制御
信号から所定のクロックパルス数の遅れを与えるための
従来よく知られたレイテンシー信号を起生するレイテン
シー設定回路を設けることができる。
【0014】レイテンシー設定回路が設けられた例で
は、前記活性化信号発生回路は、前記レイテンシー設定
回路から所定のレイテンシー信号を受けると、前記デー
タ伝送制御回路に、前記データ読取り回路から前記デー
タ出力回路へのデータ伝送に所定のクロックパルス数の
遅れを与えるための制御信号を送出する。
【0015】レイテンシー設定回路は、レイテンシー
1、レイテンシイー2およびレイテンシー3の3種類の
レイテンシイーを選択的に設定可能とすることができ
る。前記レイテンシー設定回路は、レイテンシー1およ
びレイテンシー2では、零クロックパルスおよび1クロ
ックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を前
記データ出力回路に前記イネーブル信号としてそれぞれ
送出し、レイテンシー3では、2クロックパルスの遅れ
を与えるためのレイテンシー信号を、前記イネーブル信
号として前記データ出力回路に送出すると共に、前記活
性化信号発生回路に送出することができる。
【0016】また、データ出力回路はイネーブル信号を
受けるごとに初期設定値としてその入力端子に所定の電
圧値を出力し、前記活性化信号発生回路は前記レイテン
シー設定回路からレイテンシー3のレイテンシー信号を
受けない限り前記データ読取り回路からのデータ出力を
時間遅れを生じることなく前記出力回路にスルーさせる
ようにデータ伝送制御回路を動作させることができる。
【0017】前記メモリアレイは、複数のビット線およ
び複数のワード線を有するメモリアレイを用いることが
できる。このとき、前記アドレス制御信号として、コラ
ムデコーダに送出されるCAS信号を使用することがで
き、前記コラムデコーダから前記メモリアレイに送出さ
れるアドレス信号をコラム選択信号とすることができ
る。
【0018】アドレス信号として、コラム選択信号が用
いられる例では、前記コラムデコーダから送出されるコ
ラム選択信号が前記遅延回路を経て前記遅延信号とな
る。メモリアレイとして、前記コラム選択信号を受けて
該コラム選択信号に対応するメモリセルのビット線およ
びこれと対をなすビット線から互いに相補的な一対のデ
ータ信号を前記データ読取り回路に出力するメモリアレ
イを用いることができる。
【0019】データ読取り回路を、差動増幅機能を有す
るリードアンプに、前記したラッチ機能を組み込んで構
成することができる。リードアンプは、これに入力され
る前記一対のデータ信号をそれらの電圧差に基づいて、
それぞれが所定値に増幅された一対の相補信号を出力す
る。
【0020】また、前記データ伝送制御回路を、それぞ
れが一対の入力端子を有する一対のNOR回路を備える
論理回路で構成することができる。一対のNOR回路の
それぞれの一方の入力端子にデータ読取り回路からの前
記一対の相補信号が入力し、それぞれの他方の入力端子
に前記活性化信号発生回路からの前記制御信号がそれぞ
れ入力し、それぞれの出力信号が前記データ出力回路に
入力する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例〉図1は、本発明に係る半導体記憶装置10を
示すブロック図である。半導体記憶装置10は、ダイナ
ミック形のメモリアレイ11と、該メモリアレの一対の
データ出力線12(12aおよび12b)に接続された
データ読取り回路13と、該データ読取り回路を活性化
するための活性化信号を起生する活性化信号発生回路1
4と、データ読取り回路13からのデータ出力を受け
て、そのデータ出力をマスタクロックパルス(CLK)
に同期的に出力するデータ出力回路15とを含む。
【0022】メモリアレイ11は、従来よく知られてい
るように、データを電荷の有無として記憶するためのメ
モリキャパシタ16aおよび該キャパシタに直列的に接
続されたスイッチングトランジスタ16bからなるダイ
ナミック形の多数のメモリセル16と、該メモリセルに
接続され、相互にマトリクス状に配置された多数のビッ
ト線17(17aおよび17b)およびワード線18と
を備えるダイナミック形メモリアレイである。
【0023】メモリアレイ11には、メモリセル16へ
のデータの書き込みまたは読み出し時に、対象となるメ
モリセル16を選択するために、ビット線すなわちデー
タ線17に関連して列(カラム)デコーダ19が設けら
れ、またワード線18に関連して行デコーダ20が設け
られている。
【0024】メモリセル16の選択時には、行デコーダ
20がクロックパルスに同期する制御信号の1つである
アドレス制御信号のうち、RAS(Row Address Strob
e)信号を例えば中央処理装置(図示せず)から受ける
と、行を選択するアドレス信号が行デコーダ20を経
て、メモリアレイ11に入力される。この行選択アドレ
ス信号によって、従来よく知られているように、対応す
るワード線18が選択される。このワード線18への行
アドレス選択信号の入力経路は、アドレスマルチプレッ
クスでは、従来におけると同様に、後述する列アドレス
選択信号と一部を共用されることから、図面の簡素化お
よび説明の簡素化のために省略されている。
【0025】行デコーダ20により、RAS信号に応じ
て、行選択アドレス信号に対応するワード線18が選択
されると、引き続いて、クロックパルスに同期するCA
S(Column Address Strobe )信号が列デコーダ19に
入力する。
【0026】列デコーダ19には、アドレス信号入力経
路として、ビット数に応じた、複数のアドレス入力パッ
ド21、入力バッファ22および入力ラッチ回路23が
設けられ、さらに、各ビット情報の集合により、所定の
列アドレス選択信号(COLSEL)を形成するプレデコーダ
24が設けられている。列デコーダ19が、アドレス信
号であるCAS信号を受けると、プレデコーダ24で形
成された列アドレス選択信号(COLSEL)をメモリアレイ
11に送る。
【0027】メモリアレイ11が列デコーダ19から列
アドレス選択信号(COLSEL)を受けると、従来よく知ら
れているように、対応するビット線17aおよびこれと
対をなすビット線17bが、スイッチングトランジスタ
25により、データ出力線12aおよび12bにそれぞ
れ接続される。
【0028】データの読取りでは、一対のビット線17
aおよび17bに、相補信号を得るために、該一対のビ
ット線には、従来よく知られているように、予め駆動電
圧の約1/2の読取り電圧が印加される。その後、列ア
ドレス信号で特定される一方のビット線17aに設けら
れたメモリセル16aのスイッチングトランジスタ16
bがオンする。
【0029】そのため、このメモリキャパシタ16aに
蓄積された電荷の有無によって、該メモリキャパシタ1
6aが接続された一方のビット線17aと、メモリキャ
パシタ16aのスイッチングトランジスタ16bがオフ
状態におかれた、対をなす他方のビット線17bとの間
に、電位差が生じる。
【0030】この電位差は、データ出力線12aおよび
12bを経て、ラッチ機能を有するデータ読取り回路1
3により読み取られるが、データ読取り回路13の読取
り動作は、データ出力線12のデータの安定を待って、
行われる。
【0031】本発明に係る半導体記憶装置10では、デ
ータ読取り回路13の読取り動作は、前記したクロック
パルスに同期した制御信号の制御を受けることはなく、
活性化信号発生回路14からの遅延信号(DYSEL )によ
り制御を受ける。
【0032】この遅延信号(DYSEL )を起生するため
に、活性化信号発生回路14には、例えば従来よく知ら
れた遅延線またはバッファ回路からなる遅延回路26が
接続されている。遅延回路26には、列デコーダ19か
らの列アドレス選択信号(COLSEL)が入力する。このア
ドレス選択信号(COLSEL)は、遅延回路26を経ること
より、メモリアレイ11への列アドレス選択信号(COLS
EL)の入力から、所定の時間遅れを持つ遅延信号(DYSE
L )が生成される。
【0033】遅延回路26により生成された遅延信号
(DYSEL )は、活性化信号発生回路14に入力される。
遅延信号(DYSEL )を受けるデータ読取り回路13は、
基本的には、遅延信号(DYSEL )を受けると、データ読
取り回路13に活性化信号(RMA )を送る。データ読取
り回路13は、活性化信号(RMA )を受けると、活性化
され、この活性化により、データ出力線12(12aお
よび12b)からのデータを読み込む。
【0034】データ読取り回路13は、差動増幅機能を
有するリードアンプで構成することができる。データ読
取り回路13は、そのデータ読み込み動作により、両デ
ータ出力線12aおよび12bの差動電圧に基づいて、
選択されたデータ出力線12aの電圧を所定の、例えば
TTL電圧値に増幅し、そのデータおよびこれと相補的
なデータ「L」および「H」を、その出力線13aおよ
び13bに出力する。また、データ読取り回路13はラ
ッチ機能を有することから、その出力線13aおよび1
3bのデータは、活性化信号発生回路14から引き続く
活性化信号(RMA )を受けるまで、保持される。
【0035】データ読取り回路13の出力線13aおよ
び13bは、データ伝送制御回路27を経て、データ出
力回路15に接続されている。データ伝送制御回路27
は、それぞれが一対の入力端子を有する一対のNOR回
路28aおよび28bを備える。各NOR回路28aお
よび28bの一方の入力端には、データ読取り回路13
の出力線13aおよび13bがぞれぞれ接続されてい
る。また、NOR回路28aおよび28bのそれぞれの
他方の入力端子には、後述するレイテンシーに関連して
データ伝送制御回路27を断続するための駆動イネーブ
ル信号(DRVENB)がインバータ29を経て、入力する。
【0036】各NOR回路28aおよび28bの出力端
は、それぞれデータ出力回路15の入力端に接続された
MOSトランジスタ30aおよび30bのゲートに接続
されている。駆動イネーブル信号(DRVENB)は、後述す
るタイミングチャートに示されるとおり、通常は「L」
状態におかれ、インバータ29により、反転してNOR
回路28aおよび28bに入力される。そのため、駆動
イネーブル信号(DRVENB)が「L」の状態では、データ
読取り回路13の出力線13aおよび13bの値に拘わ
らず、両MOSトランジスタ30aおよび30bがオフ
状態におかれる。従って、この状態では、出力線13a
および13bのデータがデータ出力回路15に入力され
ることはない。
【0037】他方、駆動イネーブル信号(DRVENB)が
「H」の状態になると、NOR回路28aおよび28b
の、インバータ29が接続された各一方の入力端電圧が
「L」の状態になる。このため、データ読取り回路13
の出力線13aおよび13bのうち、「L」の状態にあ
る出力線13aまたは13bの入力を受けるいずれか一
方のNOR回路28aおよび28bに接続されたMOS
トランジスタ30aまたは30bが、導通状態におかれ
ることにより、データ出力線12のデータがデータ出力
回路15の入力端に伝えられる。
【0038】データ出力回路15は、プリセット状態
で、両入力端子を所定の駆動電圧値に保持するデータ出
力用バッファ回路からなる。データ出力回路15は、そ
のトリガ端子に出力イネーブル信号(OUTEN )を受ける
と、入力端子(RBD)の入力を出力信号(DQ)として
出力する。
【0039】すなわち、データ読取り回路13は、活性
化信号発生回路14からクロックパルスに非同期的に発
せられる活性化信号(RMA )を受けて、データ出力線1
2aおよび12bの相補データをデータ伝送制御回路2
7に出力する。このデータ伝送制御回路27は、データ
読取り回路13からの相補データを、駆動イネーブル信
号(DRVENB)の「H」により、データ出力回路15の入
力端に伝える。
【0040】データ出力回路15の両入力端子のうち、
選択されたメモリセル16に対応する例えばデータ出力
線12aのデータに対応した読取りデータが、対応する
入力端子(RBD)に伝えられる。このデータ出力回路
15は、出力イネーブル信号(OUTEN )を受けると、そ
の入力端子(RBD)に入力される読取りデータを出力
信号(QD)として出力する。
【0041】また、データ(QD)の出力状態では、デー
タ出力回路15の一対の入力端子は、相補信号が入力し
た状態におかれ、プリセット状態が解除されている。プ
リセット状態では、前記したとおり、データ出力回路1
5の両入力端子は、駆動電圧値すなわち「H」に保持さ
れ、プリセット状態では、NAND31およびインバー
タ32を経て活性化信号発生回路14に帰還するリセッ
ト信号(RDBLOW)は、「H」に保持されている。
【0042】しかし、このプリセット状態の解除によ
り、活性化信号発生回路14に帰還されるリセット信号
(RDBLOW)は「L」となる。このため、引き続くデータ
読取り回路13からのデータの出力のために、駆動イネ
ーブル信号(DRVENB)が「L」に戻され、これによりデ
ータ伝送制御回路27がデータ読取り回路13とデータ
出力回路15とを遮断状態におく。また、データ出力回
路15が再びプリセット状態におかれる。
【0043】従って、メモリアレイからのデータを読み
取る読取り回路の活性化は、クロックに同期的に制御さ
れることはなく、メモリアレイへのアドレス信号の入力
後、所定の時間遅れをもって、非同期的に行われる。そ
のため、メモリアレイ11へのアドレス選択信号(COLS
EL)の入力から、メモリアレイ11からのデータの読取
りまでの処理時間が、クロックパルスに拘束されること
がないことから、遅延回路26の設定により、この処理
時間をクロック周波数から独立して設定することがで
き、システムの動作に柔軟性を与えることができる。ま
た、データ読取り回路の動作を非同期とすることによ
り、このデータ読取り回路のデータ読取り動作とは無関
係にクロック周波数の増大を図ることができる。
【0044】さらに、図1に示す例では、高速化の促進
のために有利なレイテンシー設定回路33およびレイテ
ンシー制御回路34が活性化信号発生回路14に関連し
て、設けられている。
【0045】レイテンシー設定回路33は、従来よく知
られているように、その設定により、アドレス制御信号
であるCAS信号からクロックパルスの遅れのないCA
Sレイテンシー1のレイテンシー信号、CAS信号から
1つのクロックパルスの遅れをもつCASレイテンシー
2のレイテンシー信号およびCAS信号から1つのクロ
ックパルスの遅れをもつCASレイテンシー3のレイテ
ンシー信号を選択可能に設定できる。
【0046】レイテンシー設定回路33で、例えばCA
Sレイテンシー1が設定されると、CAS信号にクロッ
クパルスの遅れを生じないタイミングで、データ出力回
路15の前記トリガ入力端子に出力イネーブル信号(OU
TEN )が入力する。また、CASレイテンシー2が設定
されると、CAS信号に1クロックパルスの遅れを生じ
るタイミングで、データ出力回路15の前記トリガ入力
端子に出力イネーブル信号(OUTEN )が入力する。ま
た、CASレイテンシー3が設定されると、CAS信号
に2クロックパルスの遅れを生じるタイミングで、デー
タ出力回路15の前記トリガ入力端子に出力イネーブル
信号(OUTEN )が入力する。その結果、従来のレイテン
シー設定におけると同様に、データ出力回路15からの
出力(QD)に適正なCASレイテンシーを設定すること
ができ、これにより高速読み出しを可能とすることがで
きる。
【0047】CASレイテンシー1および2では、デー
タ読取り回路13からの出力がデータ出力回路15に入
力端子に重複することはないが、CASレイテンシー3
では、データ読取り回路13からの引き続くデータがデ
ータ出力回路15の入力端に重複するおそれが生じる。
【0048】このデータの重複を確実に防止するため
に、レイテンシー設定回路33には、レイテンシー3の
設定に関して、活性化信号発生回路14の動作を制御す
るためのレイテンシー制御回路34が設けられている。
【0049】図2は、レイテンシー制御回路34が接続
される活性化信号発生回路14の一具体例を示す回路図
であり、図3はレイテンシー制御回路34の一具体例を
示す回路図である。
【0050】活性化信号発生回路14は、図2に示され
ているように、4つ入力端子35〜38を備える。入力
端子35は、遅延回路26からの遅延信号(DYSEL )を
受ける。遅延信号(DYSEL )は、インバータ39、40
および41を経て、NAND42の一方の入力端子に入
力され、またNAND42の他方の入力端子に入力され
ている。インバータ39〜41は、遅延素子として機能
し、NAND42の出力は、インバータ43を経てNA
ND44の一方の入力端に入力される。NAND44の
出力端は、2つのNAND45および46により構成さ
れるFF(フリップフロップ)ラッチ回路47に接続さ
れており、このラッチ回路47の出力端子48には、入
力端子35への遅延信号(DYSEL )の入力によって、活
性化信号(RMA )が出力される。
【0051】また、入力端子35に入力する遅延信号
(DYSEL )は、2つのNAND48および49により構
成されるFFラッチ回路50の一方の入力端に入力され
る。このFFラッチ回路50の他方の入力端子には、入
力端子36に入力する前記中央制御装置からのデータ書
き込み制御信号WE(L)が、インバータ51を経て、
入力する。FFラッチ回路50の出力は、インバータ5
2を経て、NAND44の他方の入力端に入力されてい
る。
【0052】そのため、入力端子36に書き込み制御信
号WE(L)を受けない限り(書き込み制御信号が
「H」である限り)、入力端子35に遅延信号(DYSEL
)を受けると、ラッチ回路47の出力端子48からデ
ータ読取り回路13に活性化信号(RMA )が出力され
る。他方、入力端子35にたとえ遅延信号(DYSEL )が
入力しても、入力端子36に書き込み制御信号WE
(L)を受けると、ラッチ回路47の出力端子48から
の活性化信号(RMA )の出力が阻止され、データ読取り
回路13の活性化が阻止される。これにより、書き込み
動作時のデータ読取り回路13の誤動作が防止される。
【0053】活性化信号発生回路14の入力端子37に
は、レイテンシー制御回路34からの通常は「L」の駆
動信号(DRVENi)を受ける。この駆動信号(DRVENi)
は、インバータ53を経て、ラッチ回路47を構成する
NAND46の一方の入力端子信号と共に、NAND5
4の入力端子に入力されている。
【0054】また、前記入力端子38には、図1に示し
たインバータ32を経るリセット信号(RDBLOW)が入力
し、データ出力回路15のプリセット状態では「H」に
保持されるリセット信号(RDBLOW)がインバータ55お
よび56を経て、NAND54の他の入力端子に入力す
る。活性化信号(RMA )、駆動信号(DRVENi)の反転信
号およびリセット信号(RDBLOW)を受けるNAND54
の出力は、入力端子38に入力するリセット信号(RDBL
OW)と共に、2つのNAND58および59によって構
成されるFFラッチ回路60に入力する。
【0055】ラッチ回路60の出力は、出力端子61を
経て、図1に示したデータ伝送制御回路27のインバー
タ29に駆動イネーブル信号(DRVENB)として出力され
る。また、ラッチ回路60の出力は、NAND62を経
て、ラッチ回路47のNAND46の入力端子に入力さ
れている。
【0056】この出力端子61の駆動イネーブル信号
(DRVENB)は、入力端子37の駆動信号(DRVENi)が
「L」に保持され、しかも入力端子38のリセット信号
(RDBLOW)が「H」に保持されている限り、出力端子4
8の活性化信号(RMA )に応じて、データ伝送制御回路
27を実質的に導通させる。これにより、データ読取り
回路13の出力は、時間遅れを与えられることなく、逐
次データ出力回路15の入力端子に伝えられる。
【0057】他方、出力端子48から活性化信号(RMA
)が出力されていても、入力端子37の駆動信号(DRV
ENi)が「H」の状態になれば、またはリセット信号(R
DBLOW)が「L」の状態になければ、データ伝送制御回
路27がデータ読取り回路13とデータ出力回路15と
の導通を遮断する。従って、駆動信号(DRVENi)の
「L」および「L」の状態、またはリセット信号(RDBL
OW)の「H」および「L」の状態に応じて、データ伝送
制御回路27を経るデータ読取り回路13からのデータ
出力回路15への出力伝達を制御することができる。駆
動信号(DRVENi)およびリセット信号(RDBLOW)のう
ち、リセット信号(RDBLOW)が「L」となるのはデータ
出力回路15の非プリセット状態であり、この非プリセ
ット状態では、データ出力回路15が遮断される。
【0058】次に、駆動信号(DRVENi)の「H」、
「L」状態をレイテンシー制御回路34を示す図3に沿
って説明するに、レイテンシー制御回路34の一方の入
力端子63には、レイテンシー設定回路33でレイテン
シー3が設定されたときのみ「H」に保持され、レイテ
ンシー1または2では、「L」に保持されるレイテンシ
ー信号(LAT3)がレイテンシー設定回路33から入
力する。また、他方の入力端子64には、マスタクロッ
クパルス(CLK)の2倍サイクルを示す補助クロック
パルス(SUBCLK)が入力する。
【0059】両入力端子63および64の入力信号は、
NAND65に入力され、その出力は、インバータ66
から出力端子67を経て、活性化信号発生回路14の入
力端子37に駆動信号(DRVENi)として入力される。レ
イテンシー設定回路33で、CASレイテンシー(C
L)が1または2が設定されている限り、入力端子63
の入力信号(LAT3)は「L」に保持されることか
ら、入力端子64の入力信号(SUBCLK)に拘わらず、駆
動信号(DRVENi)は、「L」に保持される。
【0060】従って、レイテンシーが1または2(CL
=1またはCL=2)では、駆動信号(DRVENi)によっ
て活性化信号発生回路14の出力端子61から起生する
駆動イネーブル信号(DRVENB)が影響を受けることがな
いことから、リセット信号(RDBLOW)によってデータ伝
送制御回路27の動作が制御を受ける。
【0061】他方、レイテンシー設定回路33で、CA
Sレイテンシー3(CL=3)が設定されると、入力端
子63の入力信号(LAT3)は「H」に保持される。
そのため、マスタクロック(CLK)の2倍のサイクル
を有する入力信号(SUBCLK)が駆動信号(DRVENi)とし
て、活性化信号発生回路14の入力端子37に入力す
る。
【0062】その結果、レイテンシー3(CL=3)の
設定では、活性化信号発生回路14からデータ伝送制御
回路27に出力される駆動イネーブル信号(DRVENB)
は、マスタクロックの2倍のサイクルの補助クロック
(SUBCLK)となることから、データ伝送制御回路27
は、マスタクロック(CLK)の2倍のサイクルの補助
クロックに応じて、すなわちマスタクロック(CLK)
の2クロックパルス分の遅れをもって、データ読取り回
路13とデータ出力回路15との断続を制御することと
なる。
【0063】従って、CASレイテンシー3(CL=
3)では、データ読取り回路13とデータ出力回路15
との断続が、設定されたCASレイテンシーの値に応じ
た適正な遅れを与えられることから、データ読取り回路
13からの出力データが誤って先の出力データに重複し
てデータ出力回路15に送られることはなく、この出力
データの重複による誤動作を確実に防止することができ
る。
【0064】図4は、CASレイテンシーが1〜3(C
L=1〜3)でのそれぞれの制御信号および出力データ
等のタイミングチャートである。CASレイテンシー1
(CL=1)では、列アドレス選択信号(COLSEL)選択
信号により得られた遅延信号(DYSEL )が、図2に示し
た活性化信号発生回路14のNAND42に達すると、
インバータ43にショットパルス「L」が入力し、これ
によりNAND44の出力が「L」になることから、ラ
ッチ回路47の出力端子48から出力される活性化信号
(RMA )が「H」になる。
【0065】CASレイテンシー1では、前記したとお
り、活性化信号発生回路14の入力端子37に入力する
駆動信号(DRVENi)が「L」に保持されている。また、
入力端子38に入力するリセット信号(RDBLOW)は、デ
ータ出力回路15がプリセット状態におかれていること
から、「H」に保持される。そのため、NAND54の
出力は、活性化信号(RMA )が「H」に変化したことを
受けて、「L」に変化する。
【0066】その結果、ラッチ回路60の出力端子61
すなわち駆動イネーブル信号(DRVENB)は、「H」とな
る。この駆動イネーブル信号(DRVENB)の変化により、
データ伝送制御回路27がデータ読取り回路13とデー
タ出力回路15とを接続することにより、データ読取り
回路13の両出力線13aおよび13bのデータは、デ
ータ出力回路15の入力端RBDおよびこれと相補的入
力端子RBDrev に転送される。
【0067】このデータ転送により、前記したとおり、
リセット信号(RDBLOW)が「L」になることから、活性
化信号発生回路14のラッチ回路47およびラッチ回路
60がリセットされる。両ラッチ回路47および60の
リセットにより、出力端子48の活性化信号(RMA )が
「L」に保持され、また駆動イネーブル信号(DRVENB)
が「L」に保持される。
【0068】このCASレイテンシー1では、レイテン
シー設定回路33からデータ出力回路15のトリガ入力
信号となる出力イネーブル信号(QUTEN )を受ける。こ
の出力イネーブル信号(QUTEN )は、CAS信号に同期
して、マスタクロックCLKからの遅れを持つことな立
ち上がっていることから、データ出力回路15は、CA
S信号からの遅れを示すことなく、出力データDQを出
力する。図4に示す例では、出力データDQは、いずれ
も4バースト長として、示されている。
【0069】CASレイテンシー2(CL=2)では、
データ出力回路15がトリガ入力信号として、レイテン
シー設定回路33から出力イネーブル信号(QUTEN )を
受けるまでは、CASレイテンシー1におけると同様で
ある。レイテンシー1と異なる点は、レイテンシー設定
回路33からの出力イネーブル信号(OUTEN )がマスタ
クロックパルス(CLK)の1クロックパルス分の遅れ
をもって入力する。この1クロックパルス分の遅れによ
り、CAS信号から1クロック分の遅れで、データ出力
回路15から出力データDQが出力される。
【0070】また、CASレイテンシー3(CL=3)
では、レイテンシー2について説明したと同様に、レイ
テンシー設定回路33からの出力イネーブル信号(OUTE
N )がマスタクロックパルス(CLK)の2クロックパ
ルス分の遅れをもって入力することから、CAS信号か
ら2クロック分の遅れで、データ出力回路15から出力
データDQが出力される。
【0071】さらに、CASレイテンシー3では、前記
したとおり、データ読取り回路13とデータ出力回路1
5との断続が、設定されたCASレイテンシー3に応じ
た適正な遅れを与えられることから、データ読取り回路
13からの出力データが誤って先の出力データに重複し
てデータ出力回路15に送られることはなく、この出力
データの重複による誤動作を確実に防止することができ
る。
【0072】本発明に係る前記半導体記憶装置10で
は、前記したように、メモリアレイ11への列アドレス
選択信号(COLSEL)の入力から、メモリアレイ11から
のデータの読取りまでの処理時間、すなわちデータ読取
り回路13の活性化間での処理時間がクロックに拘束さ
れることはなく、この処理時間をクロック周波数から独
立して設定することができることから、システムの動作
に柔軟性を与えることができる。
【0073】このため、半導体記憶装置10によれば、
例えば、125MHz(8nsサイクル)の例では、カ
ラムイネーブル信号からリードデータラッチに至る第1
ステージから第2ステージまでを16nsサイクルで実
行することが可能となる。
【0074】前記したところでは、駆動イネーブル信号
(DRVENB)および活性化信号(RMA)のリセット信号と
して、データ出力回路15の入力端子電圧の変化に関連
して変化するリセット信号(RDBLOW)を用いたが、この
リセット信号として、所定の周期を有するショットパル
スを採用することができる。また、本発明をパイプライ
ン処理にも適宜適用することができ、これにより一層の
高速処理が可能となる。
【0075】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置では、前記
したように、データ読取り回路を活性化する活性化信号
は、アドレス信号に対して所定の時間遅れを与えられた
遅延信号に応じて生成されることから、メモリアレイか
らのデータを読み取る読取り回路の活性化は、クロック
に同期的に制御されることはなく、メモリアレイへのア
ドレス信号の入力後、所定の時間遅れをもって、非同期
的に行われる。
【0076】従って、本発明によれば、メモリアレイへ
のアドレス信号の入力から、メモリアレイからのデータ
の読取りまでの処理時間がクロックに拘束されることは
なく、この処理時間をクロック周波数から独立して設定
することができることから、システムの動作に柔軟性を
与えることができる。また、本発明は、データ読取り回
路の動作を非同期とすることにより、このデータ読取り
回路のデータ読取り動作とは無関係にクロック周波数の
増大を図ることができることから、高速動作を得る上
で、極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置を示すブロック図
である。
【図2】本発明に係る活性化信号発止回路の一例を示す
回路図である。
【図3】本発明に係るレイテンシー設定回路の一例を示
す回路図である。
【図4】本発明に係る半導体記憶装置の制御信号のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10 半導体記憶装置 11 メモリアレイ 12 データ出力線 13 データ読取り回路 14 活性化信号発生回路 15 データ出力回路 16 メモリセル 17 ビット線 18 ワード線 19 列デコーダ 26 遅延回路 27 データ伝送制御回路 28aおよび28b NOR回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックパルスに同期するアドレス制御
    信号に応じて起生されるアドレス信号を受け、該アドレ
    ス信号に対応するアドレスのメモリセルに格納されたデ
    ータを出力するメモリアレイと、該メモリアレイから出
    力されたデータ信号を読み取るためのデータ読取り回路
    と、前記アドレス信号に基づいて起生される遅延信号を
    受け、前記メモリアレイからの前記データ信号を前記デ
    ータ読取り回路が読み取るべく該データ読取り回路を活
    性化させるための活性化信号を起生する活性化信号発生
    回路と、前記データ読取り回路からのデータ信号を前記
    クロックパルスに同期する出力イネーブル信号の入力に
    応じて出力するデータ出力回路とを含む半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記遅延信号は前記アドレス信号を受け
    る遅延回路により生成される請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 前記データ読取り回路は、前記活性化信
    号を受けると前記メモリアレイから出力される前記デー
    タ信号を読み取り、当該データ信号を引き続く活性化信
    号を受けるまで、その出力を保持するラッチ機能を有す
    る請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記データ読取り回路と前記データ出力
    回路との間には、前記データ読取り回路から出力された
    データ信号の前記データ出力回路への伝送を制御するた
    めのデータ伝送制御回路が挿入されている請求項3記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記活性化信号発生回路および前記デー
    タ出力回路に関連して、前記データ出力回路からのデー
    タ出力に前記アドレス制御信号から所定のクロックパル
    ス数の遅れを与えるためのレイテンシー信号を起生する
    レイテンシー設定回路が設けられている請求項4記載の
    半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記活性化信号発生回路は、前記レイテ
    ンシー設定回路から所定のレイテンシー信号を受ける
    と、前記データ伝送制御回路に、前記データ読取り回路
    から前記データ出力回路へのデータ伝送に所定のクロッ
    クパルス数の遅れを与えるための制御信号を送出する請
    求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記レイテンシー設定回路には、レイテ
    ンシー1、レイテンシイー2およびレイテンシー3の3
    種類のレイテンシイーが選択的に設定可能であり、前記
    設定回路は、レイテンシー1およびレイテンシー2で
    は、零クロックパルスおよび1クロックパルスの遅れを
    与えるためのレイテンシー信号を前記データ出力回路に
    前記イネーブル信号としてそれぞれ送出し、レイテンシ
    ー3では、2クロックパルスの遅れを与えるためのレイ
    テンシー信号を、前記イネーブル信号として前記データ
    出力回路に送出すると共に、前記活性化信号発生回路に
    送出する請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記データ出力回路はイネーブル信号を
    受けるごとに初期設定値としてその入力端子に所定の電
    圧値を出力し、前記活性化信号発生回路は前記設定回路
    からレイテンシー3のレイテンシー信号を受けない限り
    前記データ読取り回路からのデータ出力を時間遅れを生
    じることなく前記出力回路にスルーさせるようにデータ
    伝送制御回路を動作させる請求項7記載の半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記メモリアレイは、複数のビット線お
    よび複数のワード線を有し、前記アドレス制御信号はコ
    ラムデコーダに送出されるCAS信号であり、前記コラ
    ムデコーダから前記メモリアレイに送出されるアドレス
    信号はコラム選択信号である請求項2、3、4、5また
    は6記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記コラムデコーダから送出されるコ
    ラム選択信号が前記遅延回路を経て前記遅延信号となる
    請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリアレイは前記コラム選択信
    号を受けて該コラム選択信号に対応するメモリセルのビ
    ット線およびこれと対をなすビット線から互いに相補的
    な一対のデータ信号を前記データ読取り回路に出力する
    請求項9記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記データ読取り回路は、前記一対の
    データ信号をそれらの電圧差に基づいて、それぞれが所
    定値に増幅された一対の相補信号を出力する差動増幅機
    能を有する請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記データ伝送制御回路は、それぞれ
    が一対の入力端子を有する一対のNOR回路を備え、当
    該一対のNOR回路のそれぞれの一方の入力端子に前記
    一対の相補信号が入力し、それぞれの他方の入力端子に
    前記活性化信号発生回路からの前記制御信号が入力し、
    それぞれの出力信号が前記データ出力回路に入力する請
    求項12記載の半導体記憶装置。
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