JPH10300517A - エンコーダの内挿回路 - Google Patents

エンコーダの内挿回路

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JPH10300517A
JPH10300517A JP9111123A JP11112397A JPH10300517A JP H10300517 A JPH10300517 A JP H10300517A JP 9111123 A JP9111123 A JP 9111123A JP 11112397 A JP11112397 A JP 11112397A JP H10300517 A JPH10300517 A JP H10300517A
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哲郎 桐山
Mikiya Teraguchi
幹也 寺口
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Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/D変換されたディジタルデータの上位ビ
ットにより決まる位相角データを下位ビットを利用して
補間するようにしてルックアップテーブル・メモリの容
量低減を可能としたエンコーダの内挿回路を提供する。 【解決手段】 エンコーダ出力はA/Dコンバータ11
a,11bによりサンプリングされてNビットのA,B
相ディジタルデータDA,DBに変換される。メモリ1
2には、データDA,DBの上位NU ビットでアドレス
指定される基準位相角データ及び小アドレス空間内の位
相角補間用データの変化の平均勾配ベクトルを記憶す
る。演算回路13はメモリ12から読み出された平均勾
配ベクトルとデータDA,DBの下位NL ビットで表さ
れる位相角補間用データとに基づいて平均勾配ベクトル
と位相角補間用データとのベクトル内積を求め、これを
基準位相角データに加算して位相角データを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置、角度、速
度、角速度等の検出を行うエンコーダの2相正弦波状信
号にディジタル的な内挿処理を加えて高分解能の位相角
データを求める内挿回路に関する。
【0002】
【従来の技術】エンコーダのスケールに形成される格子
間隔には加工限界があるため、スケール格子より細かい
間隔を測定するためには、エンコーダが出力する正弦波
状信号の位相変化の空間周期を細分して内挿する必要が
あり、このため従来より種々の内挿回路が用いられてい
る。図4は、従来のディジタル処理による内挿回路の一
例である。エンコーダ1が出力する互いに90°位相が
ずれたA,B相の2相正弦波状信号INA,INBはそ
れぞれA/Dコンバータ2a,2bにより所定の周波数
でサンプリングされてディジタルデータDA,DBに変
換される。各サンプリング点の位相角データは予めルッ
クアップテーブル・メモリ3に、逆正接関数(ATA
N)を用いて次の式に基づいて作成され保持されてい
る。
【0003】
【数1】u=ATAN(DB/DA)
【0004】従って、ディジタルデータDA,DBをそ
れぞれx,yアドレスとしてルックアップテーブル・メ
モリ3を読むことにより、各サンプリング点の位相角デ
ータuが得られる。この位相角データuは更に2相方形
波データ発生回路4に入力されて、ディジタル2相方形
波データOUTA,OUTBが得られる。
【0005】ルックアップテーブル・メモリを用いた上
述のような内挿回路では、十分な内挿数を得ようとする
と、ルックアップテーブル・メモリの容量が極めて大き
なものとなる。例えば、A/Dコンバータ2a,2bの
データビット長をN、内挿数をIとすると、必要なアド
レス空間の大きさは、22Nであり、データ長としてlo
2Iを越える整数Jが必要であるから、メモリ容量
は、22N×Jとなる。具体的に、8ビット×8ビットの
アドレス空間に1周期400分割の位相角データを持た
せる場合のメモリ構成は、図5のようになる。データ長
J=9とすれば、メモリ容量は、28×28×9=58
9,824ビットとなる。
【0006】上述のようなディジタル方式のエンコーダ
内挿回路におけるルックアップテーブル・メモリの容量
を低減する方法として、アドレス空間内で位相角データ
が符号を別にして周期的に反復するという対称性に着目
して、アドレス空間を低減する方法が提案されている
(特開平3−68812号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、A/D変
換されたディジタルデータの上位ビットにより決まる位
相角データを下位ビットを利用して補間するようにして
ルックアップテーブル・メモリの容量低減を可能とした
エンコーダの内挿回路を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエンコー
ダの内挿回路は、エンコーダから出力される正弦波状信
号を所定の周波数でサンプリングしてNビットのディジ
タルデータに変換するA/D変換手段と、このA/D変
換手段により得られたディジタルデータの上位NU ビッ
トでアドレス指定される位相角データ及び位相角補間用
の補間係数を記憶したルックアップテーブル・メモリ
と、このルックアップテーブル・メモリから読み出され
る前記位相角データ及び補間係数と、前記ディジタルデ
ータの下位NL (N−NU )ビットで表される位相角補
間用データとに基づいて、前記補間係数と前記位相角補
間用データを乗算し、その乗算結果を前記位相角データ
に加算して補間された位相角データを求める演算手段と
を備えたことを特徴とする。
【0009】この発明に係るエンコーダの内挿回路はま
た、エンコーダから出力される互いに90°位相がずれ
たA相及びB相正弦波状信号を所定の周波数でサンプリ
ングしてそれぞれNビットのA相及びB相ディジタルデ
ータに変換する第1及び第2のA/D変換手段と、これ
ら第1及び第2のA/D変換手段により各サンプリング
位相で得られたA相及びB相ディジタルデータのそれぞ
れ上位NU ビットでアドレス指定される小アドレス空間
の基準位相角データ及び前記小アドレス空間内の位相角
データの変化の平均勾配ベクトルを記憶したルックアッ
プテーブル・メモリと、このルックアップテーブル・メ
モリから読み出された前記基準位相角データ及び平均勾
配ベクトルと、前記A相及びB相ディジタルデータの下
位NL (N−NU )ビットで表される前記小アドレス空
間内の位相角補間用データとに基づいて、前記平均勾配
ベクトルと前記位相角補間用データとのベクトル内積を
求め、このベクトル内積を前記基準位相角データに加算
して補間された位相角データを求める演算手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】この発明においては、A/D変換されたN
ビットのディジタルデータのうち上位NU ビットにより
決まる位相角データをルックアップテーブル・メモリに
記憶し、下位NL ビットを利用してその位相角データを
補間する。この位相角データ補間のための係数は、上位
NU ビットにより決まる位相角データと共にルックアッ
プテーブル・メモリに記憶しておく。これにより、22N
のアドレス空間に必要とされる内挿数に対応する全位相
角データを記憶する場合に比べて、ルックアップテーブ
ル・メモリの容量を大幅に低減しながら、簡単な補間演
算を組み合わせることにより、必要とされる内挿数を確
保するように補間された位相角データを得ることができ
る。
【0011】具体的に、A,B相正弦波状信号を処理す
る場合には、二次元空間アドレスが用いられ、位相角補
正用データも補正係数も二次元で表されるから、補間演
算にはベクトル演算を利用する。この場合、A,B相デ
ィジタルデータをそれぞれNビットとして、本来ルック
アップテーブル・メモリに必要とされる大きさ22Nのア
ドレス空間を、A,B相ディジタルデータの上位NU ビ
ットで指定される複数の小アドレス空間に分割する。ル
ックアップテーブル・メモリには、上位NU ビットでア
ドレス指定される各小アドレス空間の基準点の位相角デ
ータと、小アドレス空間内の位相角データ変化の平均勾
配ベクトルとを記憶する。そして、A,B相ディジタル
データの下位NL ビットと、ルックアップテーブル・メ
モリから読み出される基準位相角データと小アドレス空
間の平均勾配ベクトルとに基づいて補間演算を行う。即
ち、A,B相ディジタルデータの下位NL ビットによる
位相角補間用データと上記平均勾配ベクトルとのベクト
ル内積を求め、これを基準位相角データに加算すること
によって、補間された位相角データが求められる。これ
により、ルックアップテーブル・メモリの容量の大幅な
圧縮が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例によ
るエンコーダの内挿回路を示している。内挿回路を適用
するエンコーダの検出原理は問わないが、好ましくは光
電式エンコーダや、MR素子を用いた磁気式エンコーダ
である。エンコーダから得られるA,B相正弦波状信号
INA,INBはそれぞれ、A/Dコンバータ11a,
11bにより所定の周波数でサンプリングされて、A,
B相ディジタルデータDA,DBが得られる。これらの
データDA,DBによりアクセスされて位相角データを
求めるために、ルックアップテーブル・メモリ12が用
いられる。この基本構成は、従来と同様である。
【0013】この実施例の場合、データDA,DBをそ
れぞれNビット(図1では、N=8)として、そのうち
上位NU ビット(図1では、NU =5)がメモリ12に
入り、下位NL ビット(図1では、NL =3)は、補間
演算を行う演算回路13に入る。メモリ12には、本来
Nビット×Nビットで表されるアドレス空間を、NUビ
ット×NU ビットで表される複数の小アドレス空間aに
分割して、各小アドレス空間aの基準位置(x0,y
0)における基準位相角データu0と、小区間aの位相
角データ変化の平均勾配ベクトルkとを記憶する。こ
こで、基準位相角データu0の基準位置は小アドレス空
間aに含まれる特定位置であればよい。小アドレス空間
aは、図3に示すように、22NL ワード(NL =3の場
合、64ワード)の容量となる。
【0014】図2は、データDA,DBをx,yアドレ
スとして表されるアドレス空間分割の様子を、第1象限
について代表的に示している。下位NL ビットで表され
る小アドレス空間a内の差分データ(位相角補間用デー
タ)ベクトルをΔuとすると、位相角データuは、基
準位相角データu0を、小アドレス空間a内の補間用デ
ータベクトルΔuと、平均勾配ベクトルkとにより
補間することにより得られる。小アドレス空間a内での
位相角データの変化分(傾き)は各小アドレス空間にお
いてほぼ一様であり、後述するようにその平均勾配ベク
トルkを予め求めてこれを基準位相角データu0と共
に記憶しておけば、下記数2に基づいて、補間用データ
ベクトルΔuと平均勾配ベクトルkのベクトル内積
演算を行い、その結果を基準位相角データu0に加算す
ることにより、補間された位相角データuが得られる。
【0015】
【数2】u=u0+k×Δu
【0016】位相角補間用データベクトルΔuのx,
y成分はそれぞれΔx,Δyであり、平均勾配ベクトル
kのx,y成分をそれぞれkx,kyとすると、数2
は、下記数3となる。
【0017】
【数3】u=u0+(kx・Δx+ky・Δy)
【0018】上述のベクトル内積を利用した補間演算を
行うのが、図1の演算回路13である。即ち、メモリ1
2から読み出されるデータのうち、平均勾配ベクトル
kのx,y方向成分kx,kyと、ディジタルデータ
DA,DBの下位NL ビットで表されるx,y方向成分
(位相角補間用データ成分)Δx,Δyとをそれぞれ第
1,第2の乗算器131,132により乗算し、その乗
算結果を第1の加算器133により加算することによ
り、補間用データベクトルΔuが求められる。この補
間用データベクトルΔuを第2の加算器134によっ
てメモリ12から読み出される基準位相角データu0と
加算することにより、求める位相角データuが得られ
る。この位相角データuは例えば通常の方法で2相方形
波データ発生回路14により処理して、2相方形波デー
タOUTA,OUTBが得られる。
【0019】上述の小アドレス空間aにおける平均勾配
ベクトルkの成分kx,kyは、例えば図3に示すよ
うに、小アドレス空間aの中心を代表点(x1,y1)
として、下記数4で与えられる。
【0020】
【数4】kx=−A・y1/(x12+y12) ky=+A・x1/(x12+y12
【0021】但し、数4において、Aは、内挿数をIと
して、A=I/2πである。数4は、スカラー場の数学
公式を用いて導かれる。即ち、ある空間的な変化分布を
持つスカラー場で表させるデータをu=A・φとし、デ
ータの変化分ベクトルΔuのx,y成分をΔx,Δy
とすると、uは、次の偏微分方程式で与えられることが
知られている。
【0022】
【数5】 u=u0(x0,y0)+(∂u/∂x)Δx+(∂u/∂y)Δy =u0(x0,y0)+(−Ay1)/(x12+y12) +(+Ax1)/(x12+y12
【0023】この数学公式に基づいて、内挿数Iとして
メモリに記憶すべきデータをA=I/2πとすると、数
4の平均勾配ベクトル成分が得られることになる。図3
で説明したように、平均勾配ベクトルkを求める代表
点(x1,y1)は小アドレス空間aの中心とすること
が、近似精度を高くするためには好ましい。しかし、小
アドレス空間内でのデータ変化は小さく、適当な他の代
表点、例えば基準点(x0,y0)を代表点として選ん
でも、大きな近似誤差を生じることはない。
【0024】また、位相角変化の平均勾配ベクトルk
を求める他の簡易な方法として、例えば、下記式で示さ
れるように、隣接する小アドレス空間の代表点の差分を
とることによってもよい。
【0025】
【数6】 kx={u(x0+2NL,y0)−u(x0,y0)}/2NL ky={u(x0,y0+2NL)−u(x0,y0)}/2NL
【0026】上述した平均勾配ベクトルを用いた位相角
データの補間による近似誤差が小さいことを具体的に数
値計算例を挙げて説明する。先ず、内挿数をI=400
として、信号振幅が最大値の1/2近傍となるような範
囲の位置y/x(=DB/DA)の位相角データuを求
めると、下記表1のようになる。
【0027】
【表1】
【0028】表1において、(x,y)=(64,1
6)を基準として差分データΔuを求めると、表2のよ
うになる。
【0029】
【表2】
【0030】次に、表1の各位相角データuから、各位
置の偏微分値∂u/∂x,∂u/∂y(これらが勾配ベ
クトルデータkx,kyに対応する)を求めると、下記
表3のようになる。
【0031】
【表3】
【0032】表3から、x1=65.5,y1=17.
5における偏微分値∂u/∂x=−0.24238,∂
u/∂y=0.907181を平均勾配ベクトル成分k
x,kyとして用いて、y/x=16/64の位相角を
基準位相角u0として、補間した位相角データu=uo
+kx・Δx+ky・Δyを求めると、下記表4のよう
になる。
【0033】
【表4】
【0034】表4の結果が、この実施例の内挿回路によ
り近似的に得られる位相角データに対応する。表4と表
1との間の誤差をまとめると、下記表5のようになる。
【0035】
【表5】
【0036】以上の数値データから、この実施例の内挿
回路により得られる近似値の誤差は、内挿数400の±
1LSB以下という十分小さいものとなっている。前述
のように、8ビット×8ビットのアドレス空間に内挿数
400の位相角データを持たせる場合、データ長を9と
して、メモリ容量は、28×28×9=589,824ビ
ットであった。これに対してこの実施例の場合、同じデ
ータ長の基準位相角データと、それぞれ5ビットの勾配
ベクトル成分kx,kyを5ビット×5ビットのアドレ
ス空間に記憶したとすると、メモリ容量は、25×25×
(9+5+5)=19,456ビットとなる。即ち、約
1/30にメモリ容量が圧縮されることになる。
【0037】なお、図1に示すルックアップテーブル・
メモリ12としては、ROM,EPROM,EEPRO
M等の不揮発性メモリや、PLD,RAM等を用いるこ
とができる。また補間演算回路13は、ディジタル回路
のほか、マイクロプロセッサによるソフトウェアによっ
て、或いはDSPによって実現することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、内
挿用のルックアップテーブル・メモリには、エンコーダ
出力をA/D変換して得られたディジタルデータの上位
NU ビットで指定される小アドレス空間の基準位相角デ
ータと、その小アドレス空間内の位相角データ変化の平
均勾配ベクトルとを記憶し、下位NL ビットのデータ
と、ルックアップテーブル・メモリから読み出される基
準位相角データ及び平均勾配ベクトルとに基づいて補間
演算を行って位相角データを得るようにすることで、ル
ックアップテーブル・メモリの容量の大幅な圧縮が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるエンコーダの内挿
回路を示す図である。
【図2】 同実施例によるメモリ空間分割の様子を示す
図である。
【図3】 同実施例による補間用データの小区間と平均
勾配ベクトルの関係を説明するための図である。
【図4】 従来のエンコーダの内挿回路を示す図であ
る。
【図5】 同内挿回路のルックアップテーブル・メモリ
のアドレス空間を示す図である。
【符号の説明】 11a,11b…A/Dコンバータ、12…ルックアッ
プテーブル・メモリ、13…補間演算回路、131,1
32…乗算回路、133,134…加算回路、14…2
相方形波データ発生回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンコーダから出力される正弦波状信号
    を所定の周波数でサンプリングしてNビットのディジタ
    ルデータに変換するA/D変換手段と、 このA/D変換手段により得られたディジタルデータの
    上位NU ビットでアドレス指定される位相角データ及び
    位相角補間用の補間係数を記憶したルックアップテーブ
    ル・メモリと、 このルックアップテーブル・メモリから読み出される前
    記位相角データ及び補間係数と、前記ディジタルデータ
    の下位NL (N−NU )ビットで表される位相角補間用
    データとに基づいて、前記補間係数と前記位相角補間用
    データを乗算し、その乗算結果を前記位相角データに加
    算して補間された位相角データを求める演算手段とを備
    えたことを特徴とするエンコーダの内挿回路。
  2. 【請求項2】 エンコーダから出力される互いに90°
    位相がずれたA相及びB相正弦波状信号を所定の周波数
    でサンプリングしてそれぞれNビットのA相及びB相デ
    ィジタルデータに変換する第1及び第2のA/D変換手
    段と、 これら第1及び第2のA/D変換手段により各サンプリ
    ング位相で得られたA相及びB相ディジタルデータのそ
    れぞれ上位NU ビットでアドレス指定される小アドレス
    空間の基準位相角データ及び前記小アドレス空間内の位
    相角データの変化の平均勾配ベクトルを記憶したルック
    アップテーブル・メモリと、 このルックアップテーブル・メモリから読み出された前
    記基準位相角データ及び平均勾配ベクトルと、前記A相
    及びB相ディジタルデータの下位NL (N−NU )ビッ
    トで表される前記小アドレス空間内の位相角補間用デー
    タとに基づいて、前記平均勾配ベクトルと前記位相角補
    間用データとのベクトル内積を求め、このベクトル内積
    を前記基準位相角データに加算して補間された位相角デ
    ータを求める演算手段とを備えたことを特徴とするエン
    コーダの内挿回路。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、 前記小アドレス空間内の位相角補間用データのx,y成
    分をΔx,Δyとし、前記ルックアップテーブル・メモ
    リから読み出される平均勾配ベクトルのx,y成分をk
    x,kyとして、kx・Δx及びky・Δyなる乗算を
    行う第1及び第2の乗算手段と、 これらの乗算手段による乗算結果を加算する第1の加算
    手段と、 この第1の加算手段による加算結果を前記ルックアップ
    テーブル・メモリから読み出される前記基準位相角デー
    タに加算する第2の加算手段とを有することを特徴とす
    る請求項2記載のエンコーダの内挿回路。
JP11112397A 1997-04-28 1997-04-28 エンコーダの内挿回路 Expired - Fee Related JP3220411B2 (ja)

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