JP5336249B2 - 内挿装置 - Google Patents

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本発明は、磁気スケール装置などに使用される、ルックアップテーブルを用いた内挿装置に関する。
より詳細には、工作機械、自動倉庫、有軌道台車や無人搬送車等の測長装置や測角装置での位置決め又は角度検出等に用いられる内挿装置に関する。
磁気スケール装置などの測長装置や測角装置においては、内挿装置を使って測定される位置や角度の検出精度を向上させることが行われている。このような内挿装置において、従来、ルックアップテーブルを使う場合はアナログ/デジタル変換器のデータをそのままxy平面のx、yに対応するアドレスに入力している。そのため、1周期分の内挿データを保持する必要性があり、高分解能を得るには大きな容量を必要とするため、コスト負担が大きかった。1周期分の内挿データについては、後述する本発明の実施の形態の説明の中で図2を参照して説明する。
そこで、ルックアップテーブルのデータ量を減らす技術として、特開平8−201110号公報に記載された技術がある。これは、リニアエンコーダから出力される90°位相差の2相アナログ信号(Sin、Cos信号)からなる直交座標平面の第2〜4象限のパターンを第1象限のパターンに置き換えるというものである。図8は、第1〜4象限にあるSin信号及びCos信号をデジタル変換したSinデータ及びCosデータを、直交座標平面の第1象限のパターンの置き換えを表したものである。例えば、第1象限にある場合、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが1となるので、上位アドレスはCosデータ、下位アドレスはSinデータとなる。第2象限にある場合、Cosデータの最上位ビットが1、Sinデータの最上位ビットが0となるので、上位アドレスはCosデータ、下位アドレスはSinデータの反転値となる。第3象限にある場合、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが0となるので、上位アドレスはCosデータの反転値、下位アドレスはSinデータの反転値となる。第4象限にある場合、Cosデータの最上位ビットが0、Sinデータの最上位ビットが1となるので、上位アドレスはCosデータの反転値、下位アドレスはSinデータとなる。
なお、図8の下位アドレス、上位アドレスの欄に上横線を引いた値は反転値を表している。
これにより、ルックアップテーブルのデータ量が1/4になり、その分のルックアップテーブルを記憶するメモリの容量が小さくできることから、内挿装置のローコスト化が図れていた。
特開平8−201110号公報
しかし、ルックアップテーブルのデータ量を更に減らそうとした場合において、第1象限の0〜π/4とπ/4〜π/2は対称であるため、π/4〜π/2のパターンを0〜π/4のパターンに置き換えるということが考えられる。これにより、ルックアップテーブルのデータ量は更に半分になる。しかし、このルックアップテーブルのパターンが三角形になってしまい、記憶装置にルックアップテーブルのデータを記憶させる場合には連続的な記憶領域を確保できない。そのために、ルックアップテーブルのデータ量に見合った小さい容量の記憶装置を使うことができず、記憶装置の容量を1/4にすることが限界と考えられていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、内挿装置が備えるルックアップテーブルの記憶容量をさらなる最小化を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、90°位相差の2相アナログ信号を検出する検出部と、90°位相差の2相アナログ信号を2相デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、2相デジタル信号をアドレスに変換するアドレス生成部を備える。そして、1/8の領域で折り返して連続した領域に内挿値を記憶したルックアップテーブルを備え、アドレス生成部で変換したアドレスに対応した内挿値を読み出すものである。さらに、アドレス生成部は、n(nは正の整数)ビットの2相デジタル信号の最上位ビットの0又は1を識別し、識別結果に応じて2相デジタル信号の各々を反転又は非反転とし、反転又は非反転とした2相デジタル信号から最上位ビットを削除した2相デジタル信号を比較し、その比較により小さいデジタル信号の最上位ビットの0又は1を識別し、識別結果に応じて最上位ビットを削除した2相デジタル信号を反転又は非反転とし、最上位ビットを削除した2相デジタル信号の比較により小さい方のデジタル信号から上位から2ビット目をさらに削除したデータを上位アドレスに、最上位ビットを削除した2相デジタル信号の比較により大きいほうのデータを下位アドレスとし、上位アドレスと下位アドレスを繋げて、2n−3ビットのアドレスとする処理を行う。
本発明により、ルックアップテーブルを使う内挿装置において、Sin信号及びCos信号の1周期分(360°)の内挿データを従来の1/8で記憶領域のルックアップテーブルで得ることができる。従って、内挿装置が備えるルックアップテーブルの記憶容量を削減でき、低コスト化に貢献する。また、従来と同じ記憶容量のルックアップテーブルを使った場合には、ルックアップテーブルに記憶させることができる内挿データを増やすことができ、内挿データの高精度化を図ることができる。
本発明の一実施の形態による内部構成の例を示したブロック図である。 本発明の一実施の形態によるルックアップテーブルの例の説明図である。 本発明の一実施の形態によるルックアップテーブルの1/8領域化の例の説明図である。 本発明の一実施の形態によるルックアップテーブルの内容の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態によるアドレス生成器の処理例の説明図である。 本発明の一実施の形態による補正器の処理例の説明図である。 本発明の一実施の形態による変位出力器の処理例を示すフローチャートである。 従来の処理例の説明図である。
以下、本発明の一実施の形態について、以下の順序で説明する。
1.本実施の形態の内部構成(図1)
2.ルックアップテーブルの1/8領域化の処理(図2〜4)
3.アドレス生成器の処理(図5)
4.補正器の処理(図6)
5.変位出力器の処理(図7)
[1.本実施の形態内部構成例]
図1は、本実施の形態の内挿装置の内部構成例を示すブロック図である。
アナログ/デジタル変換器110、120は、図示しないエンコーダから出力される90°位相差の2相アナログ信号(Sin信号、Cos信号)を一定時間毎にサンプリングを行い、デジタル信号に変換してアドレス生成器130に出力する。ここでのエンコーダとは、磁気スケール装置などの測長装置や測角装置で測長信号又は測角信号を得るエンコーダである。なお、このアナログ/デジタル変換器の分解能はnビット(nは正の整数)で、デジタル変換されたSin信号及びCos信号をSinデータ及びCosデータとする。
アドレス生成器130では、図4の条件に従って、デジタル変換されたSinデータ及びCosデータからアドレス(2n−3ビット)を変換して、記憶部140に入力する。なお、図4の説明については、別途後述する。
記憶部140には、内挿データが記憶されているルックアップテーブルが記憶してある。アドレス生成器130で変換されたアドレス(2n−3ビット)が入力されることで、ルックアップテーブルより内挿値を読み出す。なお、記憶部140に記憶してあるルックアップテーブルの領域は、通常より1/8の領域で連続的な領域で記憶されている。この領域への変換の説明(図2〜3を参照)は、別途説明する。
補正器150では、図6の条件に従って、アドレス生成器を通して入力されるSinデータ及びCosデータと記憶部140から読み出された内挿値から、真の内挿値を求める。なお、図6の説明については、別途後述する。
ラッチ170aでは、補正器150で処理される真の内挿値を一定区間のサンプリングのうち前回のサンプリング時の真の内挿値を一時保持する。
そして、差分170bで、ラッチ170aでの一時保持した前回のサンプリング時の真の内挿値と補正器150より処理された現在の真の内挿値とを演算し、サンプリング毎の内挿値の変化量(増減変位量)を算出する。なお、この増減変位量の算出は、別途説明する。
AB相出力生成器180では、2ビットグレイコードカウンタで増減変位量をカウントさせて、サンプリング毎の内挿値の変位量としてのAB相出力を出力する。グレイ・コード(gray code)・カウンタは、同時に1つのビットしか変化しないよう、数値にグレイ・コードを割り当て、デコード時のスタティック・ハザード(短時間のスパイク状のノイズ)を防止したものである。
ちなみに、増減変位量演算回路170はラッチ170aと差分170bで構成されており、変位出力器160は増減変位量演算回路170とAB相出力生成器180で構成されている。
[2.ルックアップテーブルの1/8領域化の処理]
図2〜3を参照して、通常のルックアップテーブルの領域を1/8にし、更に記憶部140に連続的な領域として占有できるようにルックアップテーブルを四角くするための領域の変換例について説明する。
従来、エンコーダ等から出力されるアナログ信号は90°位相の異なる周期性信号であり、それらの周期性信号はSin(正弦波)信号とCos(余弦波)信号の関係になっている。Cos信号を縦軸、Sin信号を横軸として直交座標平面に対応させると、Sin信号及びCos信号の一周期で円を描くリサージュ図形になる。リサージュ図形とは、互いに垂直の方向に単振動を合成するときに描かれる曲線である。図2に示すように、直交座標平面には原点Oから、放射状に均等に内挿数(V)に分割されて、それぞれ0〜V−1の内挿値が割り振られている。
図2において、第1象限と第2象限はy軸で対象であり、第1象限と第3象限は原点Oで対象であり、第1象限と第4象限はx軸で対象である。そのため、第2象限はy軸の値をそのままでx軸の値を反転させることにより、第1象限に置換できる。第3象限はx軸の値とy軸の値の両方を反転させることにより、第1象限に置換できる。第4象限は、xの値はそのままでyの値を反転させることにより、第1象限に置換できる。これにより、この第2〜4象限を第1象限に置換できるため、ルックアップテーブルのデータが1/4の容量になる。
次に、π/4〜π/2の範囲を0〜π/4の範囲に置換について説明する。図3(a)において、0〜π/4とπ/4〜π/2は対称である。ここで、0〜π/4の範囲でy軸の値よりx軸の値を比較した場合はx軸の値の方が大きい。そして、π/4〜π/2の範囲ではx軸の値よりy軸の値を比較した場合はy軸の値の方が大きい。そのため、x軸の値とy軸の値を比較して、x軸の値よりy軸の値の方が大きい場合にはx軸の値とy軸の値を入れ替える。つまり、図3(b)のように、π/4〜π/2の範囲を0〜π/4の範囲に置換できる。これにより、ルックアップテーブルのデータが更に半分になり、全体に対して1/8の容量になる。
しかし、このルックアップテーブルの容量は0〜π/4となっているため、このデータ領域のパターンは三角形となっている。そのため、記憶部140にデータとして記憶させる場合、三角形の形で領域が記憶することはできなく、三角形を覆うように四角形でのデータ領域を記憶することになる。これでは、ルックアップテーブルの記憶領域が1/4の領域と変わらない。
そこで、図3(c)に示すように、ルックアップテーブルを連続した領域にすべく、第1象限の中心の点P、点Pの水平線上で第1象限のルックアップテーブルの外縁部のx軸上の接点Sの垂直方向との接点R、原点Oと点Pを結んだ線と接点Sの垂直方向との接点Q、で囲んだ領域を、点Pを支点180°座標に回転させて、原点Oと点Pを結んだ線に接触させる形にする。
これにより、ルックアップテーブルは、本来正方形の四角の領域で示される上半分の領域が、下半分の領域の空き領域に折り返されて、1/8の容量で連続した四角い領域になる。つまり、図3(d)のとおり、x軸の値は00000〜11111で、y軸の値は0000〜1111の領域になる。
図4は、図3(d)に示す1/8で四角い領域での内挿値の具体的数値例を示したもので、内挿数(V=40)に分割した場合で1/8の領域を示している。図4では、折り返される前の領域(上半分の領域)を破線で示してあり、この破線で示される上半分の値3の領域と、値4の領域とが、下半分の左上に収まっている。
[3.アドレス生成器の処理]
前述でルックアップテーブルが1/8の容量で連続した四角い記憶領域に変換されているので、アドレス生成器130はこのルックアップテーブルに対応したアドレスを変更する必要がある。そこで、デジタル変換されたCosデータ及びSinデータを、前述のルックアップテーブルの領域に対応するためのアドレス(2n−3ビット)に変更するアドレス生成器130についての処理例について、図5を参照して説明する。なお、図5で、Sin,Cosの上に「−」を付けたものはそれぞれの反転値を表している。
まず、デジタル変換された2相デジタル信号(Cosデータ、Sinデータ)の2つのデータの各最上位ビットの状態を判断する(図5の条件の第1象限化の欄を参照)。そして、最上位ビットが“0”である場合、各々のデータは反転させる。
そして、その反転又は非反転したデータの最上位ビットを削除したデータの比較を行う(図5の条件の(0〜π/4)化の欄を参照)。
その比較より、小さいほうのデータの最上位ビットを判断する。そのデータの最上位ビットが“1”である場合、各々のデータは反転させる(図5の条件の1/8領域化の欄を参照)。
その2つのデータの処理結果を、一方のデータをさらに最上位ビットを削除したデータを上位アドレスとし、もう一方のデータを下位アドレスとする(図5の処理結果の欄を参照)。そして、その上位アドレスと下位アドレスを順に繋げて、ルックアップテーブルに対応したアドレスとなる。
デジタル変換された2相デジタル信号が円を描くルックアップテーブル内の各領域にあった場合、領域ごとの処理結果を記載する。なお、Cosデータ(n−1)及びSinデータ(n−1)はCosデータ及びSinデータの最上位ビットを削除したデータで、Cosデータ(n−2)及びSinデータ(n−2)はCosデータ及びSinデータの上位2ビットを削除したデータとする。
[No.1]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)≦Sinデータ(n−1)”、Cosデータ(n−1)の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをSinデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.1を参照)。
[No.2]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)≦Sinデータ(n−1)”、Cosデータ(n−1)の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)、下位アドレスをSinデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.2を参照)。
[No.3]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)>Sinデータ(n−1)”、Sinデータ(n−1)の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをCosデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.3を参照)。
[No.4]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)>Sinデータ(n−1)”、Sinデータ(n−1)の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)、下位アドレスをCosデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.4を参照)。
[No.5]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“1”でSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)≦Sinデータ(n−1)の反転値”、Cosデータ(n−1)の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをSinデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.5を参照)。
[No.6]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“1”でSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)≦Sinデータ(n−1)の反転値”、Cosデータ(n−1)の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)、下位アドレスをSinデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.6を参照)。
[No.7]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“1”でSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)>Sinデータ(n−1)の反転値”、Sinデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)、下位アドレスをCosデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.7を参照)。
[No.8]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“1”でSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)>Sinデータ(n−1)の反転値”、Sinデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをCosデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.8を参照)。
[No.9]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)の反転値≦Sinデータ(n−1)の反転値”、Cosデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)、下位アドレスをSinデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.9を参照)。
[No.10]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)の反転値≦Sinデータ(n−1)の反転値”、Cosデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをSinデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.10を参照)。
[No.11]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)の反転値>Sinデータ(n−1)の反転値”、Sinデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)、下位アドレスをCosデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.11を参照)。
[No.12]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“0”、“Cosデータ(n−1)の反転値>Sinデータ(n−1)の反転値”、Sinデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをCosデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.12を参照)。
[No.13]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“0”でSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)の反転値≦Sinデータ(n−1)”、Cosデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)、下位アドレスをSinデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.13を参照)。
[No.14]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“0”でSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)の反転値≦Sinデータ(n−1)”、Cosデータ(n−1)の反転値の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをCosデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをSinデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.14を参照)。
[No.15]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“0”でSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)の反転値>Sinデータ(n−1)”、Sinデータ(n−1)の最上位ビットが“1”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)の反転値、下位アドレスをCosデータ(n−1)となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.15を参照)。
[No.16]
デジタル変換された2相デジタル信号が、Cosデータの最上位ビットが“0”でSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)の反転値>Sinデータ(n−1)”、Sinデータ(n−1)の最上位ビットが“0”の場合に実行される。それは、上位アドレスをSinデータ(n−2)、下位アドレスをCosデータ(n−1)の反転値となり、順に繋げてアドレス(2n−3ビット)に変更される(図5、No.16を参照)。
これらのNo.1〜16の処理より、アドレス生成器130によってアドレス(2n−3ビット)に変更される。そして、このアドレス(2n−3ビット)から記憶部140に記憶してあるルックアップテーブルより内挿値Aを読み出す。
[4.補正器の処理]
次に、図6を参照して、読み出した内挿値Aとアドレス生成器130を通して入力されたSinデータ及びCosデータから、補正器150で本来の内挿値A’を算出される処理例について説明する。
Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“1”、“Cosデータ(n−1)≦Sinデータ(n−1)”の場合、[内挿値A]をそのまま内挿値A’とする(図6、No.1を参照)。対して、“Cosデータ(n−1)>Sinデータ(n−1)”の場合、[V/8+(V/8−1)−内挿値A)]の値を内挿値A’とする(図6、No.2を参照)。
Sinデータの最上位ビットが“0”及びCosデータの最上位ビットが“1”で、“Cosデータ(n−1)≦Sinデータ(n−1)の反転値”の場合、[V/4+(V/8+(V/8−1)−内挿値A)]の値を内挿値A’とする(図6、No.3を参照)。対して、“Cosデータ(n−1)>Sinデータ(n−1)の反転値”の場合、[V/4+内挿値A]の値を内挿値A’とする(図6、No.4を参照)。
Cosデータ及びSinデータの最上位ビットが“0”で、“Cosデータ(n−1)の反転値≦Sinデータ(n−1)の反転値”の場合、[V/2+内挿値A]の値を内挿値A’とする(図6、No.5を参照)。対して、“Cosデータ(n−1)の反転値>Sinデータ(n−1)の反転値”の場合、[V/2+(V/8+(V/8−1)−内挿値A)]を内挿値A’とする(図6、No.6を参照)。
Sinデータの最上位ビットが“1”及びCosデータの最上位ビットが“0”で、“Cosデータ(n−1)の反転値≦Sinデータ(n−1)”の場合、[3×V/4+(V/8+(V/8−1)−内挿値A)]を内挿値A’とする(図6、No.7を参照)。対して、“Cosデータ(n−1)の反転値>Sinデータ(n−1)”の場合、[3×V/4+内挿値A]を内挿値A’とする(図6、No.8を参照)。
これらにより、本来の内挿値A’が算出できる。
[5.変位出力器の処理例]
図7のフローチャートを参照して、増減変位量演算回路170がサンプリング毎の内挿値の変化量を求めて出力する場合について説明する。この図7のフローチャートの処理は、補正器150からの内挿値A’が画差分170bに入力され(ステップS101)、ラッチ170aに保持されている前回の内挿値A”が差分170bに入力された(ステップS102)場合に実行される。
現在の内挿値A’から、ラッチ170aが保持している前回の内挿値A”を減算し、これを仮の変数sとする(ステップS103)。
そして、仮の変数sの絶対値がV/2未満か以上であるかを判断する(ステップS104)。
ステップS104で、仮の変数sの絶対値がV/2未満の場合は、そのまま1サンプリング間の増減変位量gとして出力する(ステップS108)。
ステップS104で、仮の変数sの絶対値がV/2以上の場合は、仮の変数sが正かどうかを判断する(ステップS105)。仮の変数sが正の場合は、仮の変数sから内挿数Vを減算して(ステップS106)、これを増減変位量gとして出力する(ステップS108)。仮の変数sが負の場合は、仮の変数sに内挿数Vを加算して(ステップS107)、これを増減変位量gとして出力する(ステップS108)。
以上説明した本実施の形態においては、従来のルックアップテーブルの領域に比べて、1/8で連続した四角い領域に、Sin信号及びCos信号の1周期分(360°)の内挿データを代行することができる。これにより、記憶部の記憶領域を小さくすることができるためにローコスト化を図れる。さらに従来と同じ領域の記憶部を使用した場合には、従来と比べて、更なる高分解能化が可能である。
例えば、アナログ/デジタル変換器を6ビットで、ROMのデータ幅1バイトの場合、直交座標平面のルックアップテーブルをそのまま使用する。その場合、直交座標平面の縦軸6ビット、横軸6ビットで計12ビットとなり、ROMの領域は2の12乗で4096バイト必要である。これを、従来技術では第1象限化により縦軸5ビット、横軸5ビットで計10ビットとなり、ROMの領域は2の10乗で1024バイトになる。
しかし、本実施の形態を用いた場合、第1象限化から更に半減され座標変換することから縦軸4ビット、横軸5ビットとなり、ROMの領域は2の9乗で512バイトとなる。そのため、直交座標平面のルックアップテーブルをそのまま使用した場合と比べROMの容量は1/8になる。これにより、ルックアップテーブルに用いるROMの領域を1/8にすることにより、大きい領域のROMを使う必要が無く、ローコスト化が図れる。
また、安価なワンチップマイコン程度のROMの領域でも高内挿が可能であり、アナログ/デジタル変換からAB相出力までワンチップで行うことができて、ローコスト化が図れる。更に、従来と同じ容量のROMを使用した場合、更なる高分解能化が可能である。
110,120…アナログ/デジタル変換器、130…アドレス生成器、140…記憶部、150…補正器、160…変位出力器、170…増減変位量演算回路、170a…ラッチ、170b…差分、180…AB相出力生成器

Claims (3)

  1. 検出された90°位相差の2相アナログ信号を2相デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、
    前記2相デジタル信号をアドレスに変換するアドレス生成部と、
    前記2相アナログ信号であるSin信号及びCos信号からなる直交座標平面の1/8周期分に変換し、前記2相デジタル信号の縦軸側データの最上位ビットが0又は1を識別し、その識別結果に応じて前記2相デジタル信号の各々を反転又は非反転として折り返した領域に、内挿データを記憶したルックアップテーブルと、
    前記アドレス生成部から入力された前記アドレスに対応した内挿値を、前記ルックアップテーブルから読み出す内挿値出力部とを備え、
    前記アドレス生成部は、
    n(nは正の整数)ビットの前記2相デジタル信号の最上位ビットの0又は1を識別し、識別結果に応じて前記2相デジタル信号の各々を反転又は非反転とし、
    反転又は非反転とした2相デジタル信号から最上位ビットを削除した2相デジタル信号を比較し、
    その比較により小さいデジタル信号の最上位ビットの0又は1を識別し、識別結果に応じて前記最上位ビットを削除した2相デジタル信号を反転又は非反転とし、
    前記最上位ビットを削除した2相デジタル信号の比較により小さい方のデジタル信号から上位から2ビット目をさらに削除したデータを上位アドレスに、前記最上位ビットを削除した2相デジタル信号の比較により大きいほうのデータを下位アドレスとし、前記上位アドレスと前記下位アドレスを繋げて、2n−3ビットのアドレスとする処理を行う
    内挿装置。
  2. 前記2相デジタル信号と前記内挿値を入力して、内挿値を補正する補正部をさらに備えた請求項1記載の内挿装置。
  3. 前記補正部で処理される前記内挿値を一定区間のサンプリングのうちの前回のサンプリング時の前記内挿値と現在のサンプリング時の前記内挿値との演算より、サンプリング毎の増減変位量を算出する差分演算部と、
    前記サンプリング毎の増減変位量をAB相出力として出力するAB相出力生成部とをさらに備えた請求項1又は請求項2に記載の内挿装置。
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