JPH10299165A - 建築物 - Google Patents

建築物

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JPH10299165A
JPH10299165A JP9111371A JP11137197A JPH10299165A JP H10299165 A JPH10299165 A JP H10299165A JP 9111371 A JP9111371 A JP 9111371A JP 11137197 A JP11137197 A JP 11137197A JP H10299165 A JPH10299165 A JP H10299165A
Authority
JP
Japan
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eaves
building
height
aligned
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9111371A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Nishio
一朗 西尾
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒天井板に段差が生じることを解消できる建
築物を提供する。 【解決手段】 建築物本体の同一階に配置される屋根3
の先端部の高さ位置が二種以上の建築物において、屋根
3の先端部より垂下させた鼻板8,8′の下端の高さ位
置を同一階で揃えることにより、その鼻板8,8′の下
端に先端部を取付ける軒天井板10,10′の高さ位置
を揃えた。このように、屋根3の先端部より垂下させた
鼻板8,8′の下端の高さ位置を同一階で揃えることに
より、軒の突出、屋根3の勾配、高さ等に係わらず、軒
天井板10,10′の取付け高さを揃えることができ、
統一観のある美麗な納まりの建築物を構成することがで
きる。また、隣合う軒天井板10,10′の取付け高さ
が必ず揃うので、軒天井板10,10′に段差が生じる
ことを解消でき、その段差部での煩雑な施工をなくすこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軒先が変化する建築物において、
軒の突出量が大きい部位の具体例を図16に示す。1は
外壁であり、その上端に固定した固定金物2により屋根
3が支持される。屋根3の先端部には鼻板60が固定さ
れ、この鼻板60の下端と外壁1との間に軒天井板61
が取付けてある。また、図17に示す軒の突出量が小さ
い部位でも、同様に鼻板60の下端と外壁1との間に軒
天井板61が取付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軒先が
変化すると屋根3の先端部の高さ位置が異なるため、こ
れに伴い屋根3の先端部に上記のように鼻板60を介し
て取付けられる軒天井板61の高さ位置が揃わず、建築
物の外観が低下することがあった。また、このように軒
天井板61に段差が生じることにより、段差部での施工
が煩雑になるという問題があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、軒天井板
に段差が生じることを解消できる建築物を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の建築物
は、建築物本体の同一階に配置される屋根の先端部の高
さ位置が二種以上の建築物において、屋根の先端部より
垂下させた鼻板の下端の高さ位置を同一階で揃えること
により、その鼻板の下端に先端部を取付ける軒天井板の
高さ位置を揃えた。
【0006】このように、屋根の先端部より垂下させた
鼻板の下端の高さ位置を同一階で揃えることにより、軒
の突出量、屋根の勾配、高さ等に係わらず、軒天井板の
取付け高さを揃えることができ、統一観のある美麗な納
まりの建築物を構成することができる。また、隣合う軒
天井板の取付け高さが必ず揃うので、軒天井板に段差が
生じることを解消でき、その段差部での煩雑な施工をな
くすことができる。
【0007】請求項2記載の建築物は、請求項1におい
て、建築物本体に付設される付属構築物の軒天井板と、
前記建築物本体の軒天井板の高さ位置を揃えた。このよ
うに、建築物本体に付設される付属構築物の軒天井板
と、建築物本体の軒天井板の高さ位置を揃えたので、軒
天井板の取付け高さを建築物本体の軒ばかりか、バルコ
ニー下面、玄関ポーチ等の付属構築物でも揃えることが
できるので、更に統一観のある美麗な納まりの建築物を
構成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の建
築物を図1ないし図5に基づいて説明する。図2はこの
発明の第1の実施の形態の建築物の概念を示す平面図で
あり、この建築物は建築物本体の同一階において軒先が
変化する部位を有する。図1(a)は図2のG−G断面
で軒の突出量が大きく屋根の先端部の高さ位置が低い部
位の断面側面図、(b)は軒の突出量が小さく屋根の先
端部の高さ位置が高い部位の断面側面図を示している。
【0009】軒の突出量が大きい図1(a)において、
1は建物本体の外壁パネルであり、その上端に固定した
固定金物2により屋根3が支持されている。屋根3は枠
体4の上面に屋根下地材5を貼着した屋根パネルであ
り、その上面に屋根下地シートを介して瓦6が葺いてあ
る。また、軒先に位置する枠体4の外側面に下地材等を
取付けてこれに鼻板8の上端をビス止めしている。鼻板
8の外側面には軒樋9が取付けられる。また、屋根3の
先端部より垂下した鼻板8の下端と外壁パネル1との間
には軒天井板10が取付けてある。この場合、野縁10
aの一端を鼻板8の内側面に取付けた下地材11にビス
等の固着具13により固定し、他端を外壁パネル1の外
側面に取付けた壁際廻り縁下地12に同様に固着具13
により固定した後、軒天井板10を野縁10aに釘等の
固着具16で固定している。また、軒天井板10の先端
側に軒先化粧カバー14、基端側に壁際見切15をそれ
ぞれ取付けている。
【0010】また、軒の突出量が小さい図1(b)で
は、鼻板8′の高さ寸法が上記図1(a)と比較して異
なり、両部位(a),(b)における鼻板8,8′の下
端の高さ位置を同一階で揃えている。また、鼻板8′の
下端と外壁パネル1との間に取付けられる軒天井板1
0′は野縁10aに取付けられる軒先見切で構成される
とともに、鼻板8,8′の下端の高さ位置を揃えたこと
によりその高さ位置が揃っている。
【0011】図3は図2のA部を示したもので軒の突出
量が大きい構成の側面図である。この図3のB−B断面
である図4に示すように、屋根3の側縁部に妻壁パネル
17が配置され、その上端に固定した上金物18の屋外
側に、破風下地材19、破風板20、破風化粧カバー2
1およびけらば水切板22がそれぞれ取付けてある。ま
た、図3に示すように、軒天井板10の側縁部に軒天井
見切23が取付けられ、妻壁パネル17との間にコーキ
ング24が設けてある。25は外壁である。また、図2
のA部において軒の突出量が小さい構成を図5に示し
た。
【0012】以上のようにこの実施の形態では、屋根3
の先端部より垂下させた鼻板8,8′の下端の高さ位置
を同一階で揃えることにより、軒の突出量、屋根3の勾
配、高さ等に係わらず、軒天井板10,10′の取付け
高さを揃えることができ、統一観のある美麗な納まりの
建築物を構成することができる。また、隣合う軒天井板
10,10′の取付け高さが必ず揃うので、軒天井板1
0,10′に段差が生じることを解消でき、その段差部
での煩雑な施工をなくすことができる。なお、軒天井板
10′は軒天井板10と同様な板材で形成してもよい。
【0013】この発明の第2の実施の形態を図6ないし
図10に基づいて説明する。図6は第2の実施の形態の
建築物の概念を示す平面図を示している。27は部分平
屋、28はこれに隣接する持ち出しバルコニーであり、
そのC部を図8に示す。部分平屋27の構成は、図1
(a)と同様であり、同一部分には同一符号を付す。ま
た、図8のD−D断面である図9に示すように、バルコ
ニー28の軒天井板29と、建物本体側である部分平屋
27の軒天井板10の高さ位置を揃えている。また、バ
ルコニー28の軒天井板29の側縁部に軒天井見切30
が取付けられ、入隅用の連結部材31により軒先化粧カ
バー14に連結される。軒天井見切30どうしは出隅用
の連結部材32により連結される。34はバルコニー片
持梁、35は面付水切である。
【0014】施工時には、図7に示すように、現場にて
所定の寸法に切断された軒天井見切30を連結部材3
1,32に差し込み、軒先化粧カバー14を連結部材3
1に差し込んで各部材を連結するとともに、タッピンビ
ス等の固着具37およびコーキング38を用いて軒天井
野縁39に固定する。また、入隅用の連結部材31と軒
先化粧カバー14との隙間は図10に示すようにコーキ
ング38を充填する。
【0015】この実施の形態によれば、建築物本体に付
設されるバルコニー28の軒天井板29と、建築物本体
の軒天井板10の高さ位置を揃えたので、軒天井板10
の取付け高さを建築物本体の軒ばかりか、バルコニー下
面でも揃えることができるので、更に統一観のある美麗
な納まりの建築物を構成することができる。また、付属
構築物の例として図11は玄関ポーチの概念を示す平面
図であり、図12は図11のE−E断面図である。玄関
ポーチ40の軒天井板41は、屋根パネル42の先端部
の鼻板43から外壁パネル1にかけて設けてある。軒天
井板41の支持構造は図1(a)の建築物本体の軒天井
板と同様であるが、中間部で玄関ポーチ柱44の上端に
固定された野縁受金物45により野縁41aが支持され
ている。このように構成された玄関ポーチ40の軒天井
板41を、建築物本体の軒天井板と高さ位置を揃える。
【0016】また、付属構築物の別の例として図13は
バルコニーの概念を示す平面図であり、図14は図13
のF−F断面図である。バルコニー48の軒天井板49
は、バルコニー前面パネル50の下端から外壁パネル1
にかけて設けてある。また、この場合バルコニー48の
下に玄関47が設置されており、上記と例と同様に軒天
井板49の中間部において玄関ポーチ柱44により支持
されている。このように構成されたバルコニー48の軒
天井板49を、建築物本体の軒天井板と高さ位置を揃え
る。
【0017】また、付属構築物のさらに別の例として図
15に示すような部分平屋51を建築物本体に付設する
場合にそのH部において軒天井板を同様に揃えてよも
い。
【0018】
【発明の効果】この発明の建築物によれば、屋根の先端
部より垂下させた鼻板の下端の高さ位置を同一階で揃え
ることにより、軒の突出量、屋根の勾配、高さ等に係わ
らず、軒天井板の取付け高さを揃えることができ、統一
観のある美麗な納まりの建築物を構成することができ
る。また、隣合う軒天井板の取付け高さが必ず揃うの
で、軒天井板に段差が生じることを解消でき、その段差
部での煩雑な施工をなくすことができる。
【0019】請求項2では、建築物本体に付設される付
属構築物の軒天井板と、建築物本体の軒天井板の高さ位
置を揃えたので、軒天井板の取付け高さを建築物本体の
軒ばかりか、バルコニー下面、玄関ポーチ等の付属構築
物でも揃えることができるので、更に統一観のある美麗
な納まりの建築物を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の第1の実施の形態の建築物
において軒の突出量が大きい部位の断面側面図、(b)
は軒の突出量が小さい部位の断面側面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の建築物の概念を
示す平面図である。
【図3】図2のA部を示す側面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図2のA部において軒の突出量が小さい場合の
側面図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態の建築物の概念を
示す平面図である。
【図7】図6のC部の分解斜視図である。
【図8】第2の実施の形態の建築物の要部を示す断面側
面図である。
【図9】図8のD−D断面図である。
【図10】第2の実施の形態において軒天井見切と軒先
化粧カバーの接合部を示す斜視図である。
【図11】第2の実施の形態において付属構築物の別の
例の概念を示す平面図である。
【図12】図11のE−E断面図である。
【図13】第2の実施の形態において付属構築物のさら
に別の例の概念を示す平面図である。
【図14】図13のF−F断面図である。
【図15】第2の実施の形態において付属構築物のさら
に別の例の概念を示す平面図である。
【図16】従来例において軒の突出量が大きい部位の断
面側面図である。
【図17】従来例において軒の突出量が小さい部位の断
面側面図である。
【符号の説明】
3 屋根 8,8′ 鼻板 10,10′ 軒天井板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物本体の同一階に配置される屋根の
    先端部の高さ位置が二種以上の建築物において、屋根の
    先端部より垂下させた鼻板の下端の高さ位置を同一階で
    揃えることにより、その鼻板の下端に先端部を取付ける
    軒天井板の高さ位置を揃えたことを特徴とする建築物。
  2. 【請求項2】 建築物本体に付設される付属構築物の軒
    天井板と、前記建築物本体の軒天井板の高さ位置を揃え
    た請求項1記載の建築物。
JP9111371A 1997-04-28 1997-04-28 建築物 Pending JPH10299165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9111371A JPH10299165A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 建築物

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9111371A JPH10299165A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 建築物

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JPH10299165A true JPH10299165A (ja) 1998-11-10

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JP9111371A Pending JPH10299165A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 建築物

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JP (1) JPH10299165A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06307002A (ja) * 1993-04-27 1994-11-01 Natl House Ind Co Ltd 軒天井の取付構造
JPH07180308A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Misawa Homes Co Ltd 建物の軒先

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06307002A (ja) * 1993-04-27 1994-11-01 Natl House Ind Co Ltd 軒天井の取付構造
JPH07180308A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Misawa Homes Co Ltd 建物の軒先

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