JPH10297378A - 車体の収容部構造 - Google Patents

車体の収容部構造

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JPH10297378A
JPH10297378A JP11876597A JP11876597A JPH10297378A JP H10297378 A JPH10297378 A JP H10297378A JP 11876597 A JP11876597 A JP 11876597A JP 11876597 A JP11876597 A JP 11876597A JP H10297378 A JPH10297378 A JP H10297378A
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Teruaki Iwamitsu
昭明 岩満
Masaki Takeno
聖樹 岳野
Yuji Matsuo
祐治 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内側の内壁面と車室外側の外壁面との間
隙を、より有効に利用することができる車体の収容部構
造を提供する。 【解決手段】 車室内I側のインナパネル5に、車室外
O側に膨出したアウタパネル6の両端部を接合して閉断
面形状のリアピラー2を形成する。インナパネル5にお
けるフロア17の近傍に開設された開口部18に、イン
ナパネル5とアウタパネル6との間隙19に収容空間を
形成する収容部20を取付ける。収容部20は、間隙1
9に収容される収容部本体21と、収容部本体21への
収容口22を形成するとともに、インナパネル5の開口
部18を介して、車室内I側へ延出する延出部23とか
らなる。収容部本体21と延出部23とを、エチレン・
酢酸ビニル樹脂を用いたブロー成形により一体形成す
る。この収容部本体21は、インナパネル5の開口部1
8より大きな寸法に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内側の内壁面
と車室外側の外壁面との間隙に収容物を収容する収容部
を形成する車体の収容部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車室内側の内壁面に開口した開口
部を有効利用する際には、例えば、図5に示すように、
インナパネル81に設けられたパネル開口部82に小物
入れ83を形成する構造が知られている。
【0003】該小物入れ83は、前記パネル開口部82
に挿入された状態で固定される硬質なPP製のボックス
部材84からなり、該ボックス部材84は、前記パネル
開口部82に挿入可能な前面開口状のボックス本体85
と、該ボックス本体85の外周縁に形成されたフランジ
部86とにより一体形成されている。該フランジ部86
には、前記パネル開口部82の開口縁に固定するための
ねじ穴87が形成されており、該ねじ穴87を挿通する
ねじにより前記ボックス部材84をインナパネル81に
固定することによって、このインナパネル81と、該イ
ンナパネル81に対向した車室外側のアウタパネル(図
示せず)との間隙に、収容空間を有する小物入れ83が
形成できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ボ
ックス部材84にあっては、硬質な部材により形成され
ているため、前記ボックス部材84のボックス本体85
を、前記パネル開口部82に挿入できるように、該パネ
ル開口部82より小さな寸法に形成しなければならなか
った。このため、前記パネル開口部82より大きな収容
空間を形成することができなかった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、車室内側の内壁面と車室外側の外
壁面との間隙を、より有効に利用することができる車体
の収容部構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、開口部を有した車室内側の内壁面
と、該内壁面に対向する車室外側の外壁面との間隙に、
収容部を形成する車体の収容部構造であって、前記収容
部を、前記開口部より挿入され、前記間隙に前記開口部
より大きな寸法の収容空間を形成する収容部本体と、該
収容部本体への収容口を形成し、かつ前記開口部を介し
て車室内側へ延出する延出部とにより構成するととも
に、前記収容部本体と前記延出部とを、可撓性を有した
軟質材により一体形成した。
【0007】すなわち、車室内側の内壁面と車室外側の
外壁面との間隙に、収容物を収容する収容部を形成する
際には、前記内壁面に開口した開口部より前記収容部を
形成する収容部本体を挿入する。このとき、該収容部本
体は、前記開口部より大きな寸法の収容空間を形成する
ため、前記開口部より大きな寸法に形成されているが、
当該収容部本体は、可撓性を有した軟質材により形成さ
れているので、前記開口部に挿入可能な大きさに変形さ
れた状態で挿入されるとともに、前記間隙にて、その形
状が復元される。また、前記収容部本体が前記間隙にセ
ットされた状態において、前記開口部の縁部は、前記収
容部本体への収容口を形成するとともに、前記開口部を
介して車室内側へ延出する延出部によって露出が防止さ
れる。
【0008】また、前記内壁面及び前記外壁面は、ピラ
ーの周壁を形成する壁面である。
【0009】つまり、閉断面形状に形成されるととも
に、作業用の開口部等が予め形成されたピラー内に、前
記収容部が形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる収容
部構造を備えた車両1を示す図であり、該車両1の後端
部には、図2及び図3にも示すように、リアピラー2が
形成されている。
【0011】該リアピラー2は、図2に示したように、
車室内I側の内壁面としてのインナパネル5と、該イン
ナパネル5より車室外O側に設けられた外壁面であるア
ウタパネル6とからなり、該アウタパネル6は、車室外
O側に膨出した形状であるとともに、左右端部が前記イ
ンナパネル5に接合されている(一方のみ図示)。これ
により、前記リアピラー2は、閉断面形状に形成されて
いる。
【0012】前記アウタパネル6の下端部には、図3に
示したように、車室内I側に後退してなる段差部11
と、該段差部11より下方へ垂下した垂下部12とが形
成されている。また、前記インナパネル5の下端部に
は、フロアサイドパネル13が接合されており、該フロ
アサイドパネル13には、フロアパネル14及び該フロ
アパネル14より垂下したテールパネル15が接続され
ている。該テールパネル15の下端部には、前記アウタ
パネル6の前記垂下部12へ向けて傾斜した傾斜部16
が形成されており、該傾斜部16は、前記アウタパネル
6の垂下部12に接合されている。そして、前記インナ
パネル5には、前記フロアパネル14を覆うように配設
されたフロア17の近傍に、作業用の開口部18が開設
されており、該開口部18には、前記インナパネル5と
前記アウタパネル6との間隙19に、収容空間を形成す
る収容部20が取り付けられている。
【0013】該収容部20は、前記間隙19に収容され
る収容部本体21と、該収容部本体21への収容口22
を形成するとともに、前記インナパネル5の開口部18
を介して、車室内I側へ延出する延出部23とからな
り、前記収容部本体21と前記延出部23とは、可撓性
を有した軟質材、具体的には、エチレン・酢酸ビニル樹
脂を用いたブロー成形により一体形成されている。前記
収容部本体21は、前記間隙19に適合した形状に形成
されているとともに、図4に示すように、収容物として
の三角表示板25を収容可能な大きさ、つまり前記イン
ナパネル5に開設された開口部18より大きな寸法に形
成されている。この収容部本体21は、図2〜図4に示
すように、前記インナパネル5に対面するとともに、前
記収容口22を有した前面部26と、該前面部26の両
端に連続した側面部27,27と、前記アウタパネル6
に対面する後面部28と、各面部26〜28を上端にて
連設する天面29と、各面部26〜28を下端にて連設
し、かつ前記アウタパネル6の段差部11に載置される
底面30とにより形成されている。
【0014】前記前面部26は、図4に示したように、
内側に後退した湾曲状に形成されており、屈曲変形が容
易となるように形成されている。また、前記後面部28
には、図2に示したように、クリップ31が設けられて
おり、該クリップ31を、前記アウタパネル6に設けら
れたクリップ穴32に係止できるように構成されてい
る。
【0015】また、前記延出部23には、図2及び図4
に示したように、前記インナパネル5に沿って屈曲した
フランジ部41と、前記延出部23よりさらに延出して
なる延出片42とが形成されており、該延出片42をイ
ンナパネル5に沿って屈曲することにより、図1及び図
2に示したように、前記インナパネル5の開口部18に
沿って配策された配線43を隠蔽できるように構成され
ている。そして、前記フランジ部41の角部には、取付
穴44,44が設けられている。
【0016】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、閉断面形状に形成されたリアピラー2内に、三角表
示板25を収容する収容部20を取り付ける際には、イ
ンナパネル5の開口部18より、前記収容部20の収容
部本体21を挿入する。このとき、該収容部本体21
は、前記開口部18より大きな寸法に形成されている
が、当該収容部本体21は、可撓性を有した軟質材によ
り形成されているので、前記開口部15へ挿入可能な大
きさに変形した状態で挿入することができるとともに、
前記リアピラー2内にて、その形状を復元させることが
できる。このようにして、前記リアピラー2内に、前記
開口部18より大きな寸法の収容空間を有した収容部2
0を形成することができるので、収容部としての小物入
れがPPなどの硬質材によって形成されているため、小
物入れを開口部より小さな形状に形成しなければなら
ず、これにより、開口部より大きな収容空間を形成する
ことができなかった従来の構造と比較して、前記リアピ
ラー2内のさらなる有効利用を図ることができる。ま
た、前記収容部本体21がリアピラー2内にセットされ
た状態において、前記収容部本体21の収容口22を形
成し、かつ前記開口部18に内嵌するとともに、車室内
I側に延出した前記延出部23によって、前記開口部1
8の開口縁の不用意な露出を防止することができる。
【0017】そして、インナパネル5の開口部18近傍
に配策された配線43を、収容部本体21の前記延出片
42によって隠蔽するとともに、この延出片42と、前
記延出部23に形成された前記フランジ部41とを、前
記インナパネル5及び該インナパネル5上に配設される
ボディーサイドトリム51によって挟持した状態で固定
する。これにより、前記収容部本体21の前記収容口2
2を、前記開口部18に位置決めすることができる。な
お、前記ボディーサイドトリム51には、前記収容部本
体21の収容口22を閉鎖するリッド52が設けられて
いる。
【0018】一方、前記アウタパネル6に、車室内I側
に開口する容器体を予め設けるとともに、前記インナパ
ネル5を組み付けた状態で、該インナパネル5と前記容
器体とにより包囲された収容空間を形成する構造も考え
られるが、この場合、前記アウタパネル6とインナパネ
ル5との組み付け行程にて、前記容器体の取り付け作業
を行わなければならない。しかしながら、本実施の形態
の構造によれば、車室内I側より、前記収容部20の取
り付け作業を容易に行うことができるので、前記アウタ
パネル6とインナパネル5との組み付け行程以後に行わ
れる内装行程にて、前記収容部20の取り付け作業を行
うことができる。特に、本実施の形態のように、閉断面
形状に形成されたリアピラー2においては、アウタパネ
ル6に、車室内I側に開口する容器体を予め設けること
が不可能であるが、このような空間であっても、有効利
用を図ることができる。
【0019】そして、前記開口部18に内嵌した延出部
23が形成する収容口22より、三角表示板25を、挿
入して前記収容部20に収容した状態において、前記収
容部20は、軟質材により形成されているので、前記三
角表示板25によるがたつき音の発生を防止することが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
車室内側より、内壁面に開設された開口部から、該開口
部より大きな寸法の収容部本体を変形した状態で挿入す
ることができるとともに、前記収容部本体の形状を、前
記内壁面と該内壁面に対向する車室外側の外壁面との間
隙にて復元させることにより、前記間隙に前記開口部よ
り大きな寸法の収容空間を有した収容部を形成すること
ができる。したがって、収容部としての小物入れがPP
などの硬質材によって形成されているため、小物入れ
を、開口部より小さな形状に形成しなければならず、こ
れにより、開口部より大きな収容空間を形成することが
できなかった従来の構造と比較して、前記間隙のさらな
る有効利用を図ることができる。
【0021】また、前記収容部本体が前記間隙にセット
された状態においては、前記収容部本体への収容口を形
成し、かつ前記開口部より車室内側に延出した延出部に
より、前記開口部の開口縁の不用意な露出を防止するこ
とができる。さらに、前記収容部本体は、軟質材により
形成されていることから、当該収容部本体に収容物を収
容した際のがたつき音を、不織布等を用いることなく防
止することができる。
【0022】一方、前記外壁面に、前記内壁面側に開口
する容器体を予め設けるとともに、前記内壁面を組み付
けた状態で、該内壁面と前記容器体とにより包囲された
収容空間を形成する構造も考えられるが、この場合、前
記外壁面と内壁面との組み付け行程にて、前記容器体の
取り付け作業を行わなければならない。しかし、本発明
の構造によれば、車室内側より、前記収容部の取り付け
作業を容易に行うことができるので、前記外壁面と内壁
面との組み付け行程以後に行われる内装行程にて、前記
収容部の取り付け作業を行うことができる。
【0023】特に、閉断面形状に形成されたピラーにお
いては、車室外側の外壁面に、車室内側に開口する容器
体を予め設けることが不可能であるが、このような空間
であっても、有効利用を図ることができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】同実施の形態の収容部を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
2 リアピラー 5 インナパネル(内壁面) 6 アウタパネル(外壁面) 18 開口部 19 間隙 20 収容部 21 収容部本体 22 収容口 23 延出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有した車室内側の内壁面と、該
    内壁面に対向する車室外側の外壁面との間隙に、収容部
    を形成する車体の収容部構造であって、 前記収容部を、前記開口部より挿入され、前記間隙に前
    記開口部より大きな寸法の収容空間を形成する収容部本
    体と、該収容部本体への収容口を形成し、かつ前記開口
    部を介して車室内側へ延出する延出部とにより構成する
    とともに、前記収容部本体と前記延出部とを、可撓性を
    有した軟質材により一体形成したことを特徴とする車体
    の収容部構造。
  2. 【請求項2】 前記内壁面及び前記外壁面は、ピラーの
    周壁を形成する壁面であることを特徴とした請求項1記
    載の車体の収容部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016008009A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 本田技研工業株式会社 車両用収納構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016008009A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 本田技研工業株式会社 車両用収納構造

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