JPH10288930A - 被記録材の再生装置 - Google Patents
被記録材の再生装置Info
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- JPH10288930A JPH10288930A JP11196197A JP11196197A JPH10288930A JP H10288930 A JPH10288930 A JP H10288930A JP 11196197 A JP11196197 A JP 11196197A JP 11196197 A JP11196197 A JP 11196197A JP H10288930 A JPH10288930 A JP H10288930A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像パターンや画像形成物質に関わりなく画
像形成物質を効率良く除去することができる被記録材の
再生装置を提供する 【解決手段】 前段の前処理装置と後段の画像形成物質
除去装置とにより被記録材の再生装置を構成する。前処
理装置では、表面に多数の凹凸部12を有する液付与・
破損ローラ11と、バックアップローラ61とを互いに
当接させて設ける。液付与・破損ローラの下半部は、容
器71内に収容された画像除去促進液81に浸漬する。
液付与・破損ローラとバックアップローラとを互いに逆
向きに回転させることにより、被記録材Pを加圧しなが
ら走行させる。液付与・破損ローラは、画像除去促進液
を被記録材表面に付与すると同時に、該表面の画像形成
物質を破損させる。このため、画像除去促進液が被記録
材の画像部に浸透しやすくなり、画像形成物質除去装置
での画像の剥離を容易に行うことができる。
像形成物質を効率良く除去することができる被記録材の
再生装置を提供する 【解決手段】 前段の前処理装置と後段の画像形成物質
除去装置とにより被記録材の再生装置を構成する。前処
理装置では、表面に多数の凹凸部12を有する液付与・
破損ローラ11と、バックアップローラ61とを互いに
当接させて設ける。液付与・破損ローラの下半部は、容
器71内に収容された画像除去促進液81に浸漬する。
液付与・破損ローラとバックアップローラとを互いに逆
向きに回転させることにより、被記録材Pを加圧しなが
ら走行させる。液付与・破損ローラは、画像除去促進液
を被記録材表面に付与すると同時に、該表面の画像形成
物質を破損させる。このため、画像除去促進液が被記録
材の画像部に浸透しやすくなり、画像形成物質除去装置
での画像の剥離を容易に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
FAX、印刷機等の画像形成装置によって熱可撓性また
は熱軟化性の画像形成物質からなる疎水性画像を形成し
た被記録材から該疎水性画像を除去し、再利用可能な状
態に被記録材を再生するための被記録材の再生装置に関
し、詳しくは、画像形成物質除去装置の前段に設けら
れ、該除去装置とともに前記再生装置を構成する、被記
録材の前処理装置に関する。
FAX、印刷機等の画像形成装置によって熱可撓性また
は熱軟化性の画像形成物質からなる疎水性画像を形成し
た被記録材から該疎水性画像を除去し、再利用可能な状
態に被記録材を再生するための被記録材の再生装置に関
し、詳しくは、画像形成物質除去装置の前段に設けら
れ、該除去装置とともに前記再生装置を構成する、被記
録材の前処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化により、プリンタ用紙や複
写用紙が大量に使用されるようになった。それにともな
って、オフィスからは大量の廃棄用紙が生じるようにな
り、この多くが無駄に捨てられているのが現状である。
しかし、この処分には多大の費用がかかると同時に、こ
の廃棄処理による地域環境の悪化、ひいては紙を生産す
るための森林伐採による地球規模での環境悪化までも、
最近ではとりざたされるようになってきた。
写用紙が大量に使用されるようになった。それにともな
って、オフィスからは大量の廃棄用紙が生じるようにな
り、この多くが無駄に捨てられているのが現状である。
しかし、この処分には多大の費用がかかると同時に、こ
の廃棄処理による地域環境の悪化、ひいては紙を生産す
るための森林伐採による地球規模での環境悪化までも、
最近ではとりざたされるようになってきた。
【0003】従来この問題を解消し、紙のリサイクルを
図るために、一度使用した用紙上のインキを取り除き、
再びすいて再生古紙として利用する処置が施されてき
た。しかしながら、この処置には大規模な古紙再生施設
が必要となるうえ、使用済みの古紙に対して分別・回収
・輸送など、再生紙を得るまでにいくつもの工程を踏ま
ざるを得なかった。最近になって、一度使用した用紙上
の文字画像をクリーニングにより取り去り、複写あるい
はプリンティングに再利用することができる紙が開発さ
れている。
図るために、一度使用した用紙上のインキを取り除き、
再びすいて再生古紙として利用する処置が施されてき
た。しかしながら、この処置には大規模な古紙再生施設
が必要となるうえ、使用済みの古紙に対して分別・回収
・輸送など、再生紙を得るまでにいくつもの工程を踏ま
ざるを得なかった。最近になって、一度使用した用紙上
の文字画像をクリーニングにより取り去り、複写あるい
はプリンティングに再利用することができる紙が開発さ
れている。
【0004】例えば、特開平6−289754号公報お
よび特開平7−13383号公報には、少なくとも一部
がセルロース繊維を主成分とした紙質層で構成され、か
つ該紙質層に熱可撓性の画像形成物質であるインキ(ト
ナー)よりなる疎水性画像を形成している被記録材に、
画像除去促進液として例えば界面活性剤の水溶液を含浸
させ、次いで疎水水性画像を剥離部材に転写剥離させる
ことにより、紙質層から疎水性画像を除去する被記録材
の再生方法が提案されている。
よび特開平7−13383号公報には、少なくとも一部
がセルロース繊維を主成分とした紙質層で構成され、か
つ該紙質層に熱可撓性の画像形成物質であるインキ(ト
ナー)よりなる疎水性画像を形成している被記録材に、
画像除去促進液として例えば界面活性剤の水溶液を含浸
させ、次いで疎水水性画像を剥離部材に転写剥離させる
ことにより、紙質層から疎水性画像を除去する被記録材
の再生方法が提案されている。
【0005】ところで本出願人は、少なくとも画像が形
成される側の表面近傍に液体で膨潤する層を設けた被記
録材を用い、該画像を形成する皮膜状の画像形成物質よ
りも該被記録材の膨潤層を大きく膨潤せしめる、水を含
有した液体すなわち、画像除去促進液を被記録材に付与
する液付与手段と、液付与後に、該被記録材を剥離部材
に圧接または加熱圧接させて、該画像形成物質を被記録
材から剥離部材に転写剥離する剥離手段とを有する被記
録材の再生装置を、例えば特開平7−13383号公報
において提案した。
成される側の表面近傍に液体で膨潤する層を設けた被記
録材を用い、該画像を形成する皮膜状の画像形成物質よ
りも該被記録材の膨潤層を大きく膨潤せしめる、水を含
有した液体すなわち、画像除去促進液を被記録材に付与
する液付与手段と、液付与後に、該被記録材を剥離部材
に圧接または加熱圧接させて、該画像形成物質を被記録
材から剥離部材に転写剥離する剥離手段とを有する被記
録材の再生装置を、例えば特開平7−13383号公報
において提案した。
【0006】上記剥離手段において被記録材上の画像形
成物質を効率良く除去するためには、上記画像除去促進
液を被記録材の画像形成部分(画像部の紙)に充分に浸
透させることが重要であり、このための装置が、特開平
7−175255号公報に開示されている。
成物質を効率良く除去するためには、上記画像除去促進
液を被記録材の画像形成部分(画像部の紙)に充分に浸
透させることが重要であり、このための装置が、特開平
7−175255号公報に開示されている。
【0007】上記公報記載の装置では、被記録材に画像
除去促進液を付与する前に、被記録材上の画像形成物質
に対して所定の前処理を施し、(1)画像形成物質の一
部を除去するか、(2)画像形成物質相互間の隙間を拡
大するか、(3)または画像形成物質を破損させるか、
もしくは破壊することによって、ベタ画像など大きな面
積の画像を小さな面積の画像に分割することで、画像形
成物質の除去がしやすいようにしている。
除去促進液を付与する前に、被記録材上の画像形成物質
に対して所定の前処理を施し、(1)画像形成物質の一
部を除去するか、(2)画像形成物質相互間の隙間を拡
大するか、(3)または画像形成物質を破損させるか、
もしくは破壊することによって、ベタ画像など大きな面
積の画像を小さな面積の画像に分割することで、画像形
成物質の除去がしやすいようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の前処理装置で
は、大きな面積の画像を小面積の画像の集まりに変える
ことによって、画像除去促進液が被記録材に浸透しやす
くなるように構成して画像形成物質除去の容易化を図っ
ているが、画像パターンや画像形成物質の種類によって
は、良好な結果が得られないことがあった。
は、大きな面積の画像を小面積の画像の集まりに変える
ことによって、画像除去促進液が被記録材に浸透しやす
くなるように構成して画像形成物質除去の容易化を図っ
ているが、画像パターンや画像形成物質の種類によって
は、良好な結果が得られないことがあった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、被記録材の前処理装置を改良すること
で、画像パターンや画像形成物質に関わりなく画像形成
物質を効率良く除去することができる被記録材の再生装
置を提供することにある。
で、その目的は、被記録材の前処理装置を改良すること
で、画像パターンや画像形成物質に関わりなく画像形成
物質を効率良く除去することができる被記録材の再生装
置を提供することにある。
【0010】すなわち、請求項1,2に記載の再生装置
の目的は、被記録材からの画像形成物質除去を容易化す
ることにあり、請求項3の再生装置の目的は、小型の装
置によって被記録材両面の画像形成物質を容易に除去す
ることにある。また、請求項4の再生装置は、より簡素
な構成で画像形成物質を容易に除去することが、請求項
5の再生装置は、より簡素で小型の装置により画像形成
物質を容易に除去することが、請求項6の再生装置は、
画像形成物質の除去効果をより大きくすることが、それ
ぞれの目的である。さらに、請求項7の再生装置の目的
は、画像形成物質の除去効果を特に大きくすることにあ
り、請求項8,9の再生装置の目的は、画像除去促進液
の付与と画像形成物質の破損処理とを同時に行うのに好
適な部材を提供することにある。
の目的は、被記録材からの画像形成物質除去を容易化す
ることにあり、請求項3の再生装置の目的は、小型の装
置によって被記録材両面の画像形成物質を容易に除去す
ることにある。また、請求項4の再生装置は、より簡素
な構成で画像形成物質を容易に除去することが、請求項
5の再生装置は、より簡素で小型の装置により画像形成
物質を容易に除去することが、請求項6の再生装置は、
画像形成物質の除去効果をより大きくすることが、それ
ぞれの目的である。さらに、請求項7の再生装置の目的
は、画像形成物質の除去効果を特に大きくすることにあ
り、請求項8,9の再生装置の目的は、画像除去促進液
の付与と画像形成物質の破損処理とを同時に行うのに好
適な部材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の被記録
材の再生装置は、加熱により軟化溶融する画像形成物質
が付着している被記録材に画像除去促進液を付与する前
処理装置と、前処理後の被記録材上から前記画像形成物
質を剥離除去する画像形成物質除去装置とを備えている
被記録材の再生装置において、前処理装置は画像除去促
進液の付与手段と、画像形成物質の破損手段とを備え、
これらの手段による処理を同時に行うものであることを
特徴とする。
材の再生装置は、加熱により軟化溶融する画像形成物質
が付着している被記録材に画像除去促進液を付与する前
処理装置と、前処理後の被記録材上から前記画像形成物
質を剥離除去する画像形成物質除去装置とを備えている
被記録材の再生装置において、前処理装置は画像除去促
進液の付与手段と、画像形成物質の破損手段とを備え、
これらの手段による処理を同時に行うものであることを
特徴とする。
【0012】請求項2に記載の被記録材の再生装置は、
加熱により軟化溶融する画像形成物質が付着している被
記録材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処
理後の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する
画像形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装
置において、前処理装置は画像除去促進液の付与手段
と、その後段に画像形成物質の破損手段とを備えている
ことを特徴とする。
加熱により軟化溶融する画像形成物質が付着している被
記録材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処
理後の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する
画像形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装
置において、前処理装置は画像除去促進液の付与手段
と、その後段に画像形成物質の破損手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の被記録材の再生装置は、
請求項1または2において、前処理装置の画像除去促進
液付与手段および画像形成物質破損手段が、被記録材の
両面に対して同時にそれぞれの処理を行うものあること
を特徴とする。
請求項1または2において、前処理装置の画像除去促進
液付与手段および画像形成物質破損手段が、被記録材の
両面に対して同時にそれぞれの処理を行うものあること
を特徴とする。
【0014】請求項4に記載の被記録材の再生装置は、
請求項2において前処理装置が、画像除去促進液付与手
段の前段に画像形成物質破損手段を備えていることを特
徴とする。言い換えると、請求項4の再生装置は、加熱
により軟化溶融する画像形成物質が付着している被記録
材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処理後
の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する画像
形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装置に
おいて、前処理装置は画像形成物質破損手段と、その後
段に画像除去促進液付与手段と、さらにその後段に画像
形成物質破損手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2において前処理装置が、画像除去促進液付与手
段の前段に画像形成物質破損手段を備えていることを特
徴とする。言い換えると、請求項4の再生装置は、加熱
により軟化溶融する画像形成物質が付着している被記録
材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処理後
の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する画像
形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装置に
おいて、前処理装置は画像形成物質破損手段と、その後
段に画像除去促進液付与手段と、さらにその後段に画像
形成物質破損手段とを備えていることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の被記録材の再生装置は、
加熱により軟化溶融する画像形成物質が付着している被
記録材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処
理後の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する
画像形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装
置において、前処理装置は被記録材の片側のA面に画像
除去促進液を付与しながら反対側のB面に画像形成物質
の破損処理を施す第1の画像形成物質処理手段と、その
後段に、被記録材のB面に画像除去促進液を付与しなが
らA面に画像形成物質の破損処理を施す第2の画像形成
物質処理手段とを備えていることを特徴とする。
加熱により軟化溶融する画像形成物質が付着している被
記録材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処
理後の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する
画像形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装
置において、前処理装置は被記録材の片側のA面に画像
除去促進液を付与しながら反対側のB面に画像形成物質
の破損処理を施す第1の画像形成物質処理手段と、その
後段に、被記録材のB面に画像除去促進液を付与しなが
らA面に画像形成物質の破損処理を施す第2の画像形成
物質処理手段とを備えていることを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の被記録材の再生装置は、
請求項1において前処理装置が、画像除去促進液の付与
および画像形成物質の破損を同時に行う液付与・破損手
段の前段に、画像形成物質破損手段を備えていることを
特徴とする。
請求項1において前処理装置が、画像除去促進液の付与
および画像形成物質の破損を同時に行う液付与・破損手
段の前段に、画像形成物質破損手段を備えていることを
特徴とする。
【0017】請求項7に記載の被記録材の再生装置は、
加熱により軟化溶融する画像形成物質が付着している被
記録材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処
理後の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する
画像形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装
置において、前処理装置は画像形成物質破損手段と、そ
の後段に画像除去促進液の付与および画像形成物質の破
損を同時に行う液付与・破損手段と、さらにその後段に
画像形成物質破損手段とを備えていることを特徴とす
る。
加熱により軟化溶融する画像形成物質が付着している被
記録材に画像除去促進液を付与する前処理装置と、前処
理後の被記録材上から前記画像形成物質を剥離除去する
画像形成物質除去装置とを備えている被記録材の再生装
置において、前処理装置は画像形成物質破損手段と、そ
の後段に画像除去促進液の付与および画像形成物質の破
損を同時に行う液付与・破損手段と、さらにその後段に
画像形成物質破損手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0018】請求項8に記載の被記録材の再生装置は、
請求項1〜7のいずれか一つ項において、画像形成物質
破損手段が、表面に凹凸を形成したローラであることを
特徴とする。
請求項1〜7のいずれか一つ項において、画像形成物質
破損手段が、表面に凹凸を形成したローラであることを
特徴とする。
【0019】請求項9に記載の被記録材の再生装置は、
請求項8において、画像形成物質破損手段が、表面に多
数の細い直線状の針を設けたローラであり、前記針は該
ローラの中心軸線に平行に配列され、かつその上半部が
露出していることを特徴とする。
請求項8において、画像形成物質破損手段が、表面に多
数の細い直線状の針を設けたローラであり、前記針は該
ローラの中心軸線に平行に配列され、かつその上半部が
露出していることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る被記録材の再生装置
を構成する前処理装置の実施の形態を、図面を参照しな
がら説明する。 実施の形態1(請求項1に係るもの) 図1(a)は前処理装置の概略説明図、図1(b)は画
像形成物質破損用ローラ(以下、破損ローラという)の
一部拡大図である。
を構成する前処理装置の実施の形態を、図面を参照しな
がら説明する。 実施の形態1(請求項1に係るもの) 図1(a)は前処理装置の概略説明図、図1(b)は画
像形成物質破損用ローラ(以下、破損ローラという)の
一部拡大図である。
【0021】この前処理装置は、全体が図示されてない
被記録材再生装置の前段工程を構成するものであり、後
段工程を構成する装置として、この前処理装置による前
処理後の被記録材から画像形成物質を剥離除去する画像
形成物質除去装置が配備されている。すなわち、上記被
記録材再生装置は、電子写真複写機等で画像を形成され
た被記録材(後記する)から画像形成物質を剥離除去し
て被記録材を再生するものである。
被記録材再生装置の前段工程を構成するものであり、後
段工程を構成する装置として、この前処理装置による前
処理後の被記録材から画像形成物質を剥離除去する画像
形成物質除去装置が配備されている。すなわち、上記被
記録材再生装置は、電子写真複写機等で画像を形成され
た被記録材(後記する)から画像形成物質を剥離除去し
て被記録材を再生するものである。
【0022】上記再生装置で再生することができる被記
録材としては、少なくとも疎水性画像形成面が水または
水溶液により膨潤する層からなっている被記録材が好ま
しい。このような被記録材としては、少なくとも疎水性
画像形成面がセルロース繊維を主成分とする紙質層から
なる被記録材、少なくとも疎水性画像形成面が水溶性高
分子を主成分とする架橋構造を有する層からなる被記録
材等が挙げられる。さらに具体的には、セルロース繊維
を主成分とする一般の複写用紙や記録用紙などの市販の
紙、プラスチックフィルムの少なくとも疎水性画像形成
面にセルロース繊維を主成分とする紙質層を積層したも
のなどを挙げることができる。
録材としては、少なくとも疎水性画像形成面が水または
水溶液により膨潤する層からなっている被記録材が好ま
しい。このような被記録材としては、少なくとも疎水性
画像形成面がセルロース繊維を主成分とする紙質層から
なる被記録材、少なくとも疎水性画像形成面が水溶性高
分子を主成分とする架橋構造を有する層からなる被記録
材等が挙げられる。さらに具体的には、セルロース繊維
を主成分とする一般の複写用紙や記録用紙などの市販の
紙、プラスチックフィルムの少なくとも疎水性画像形成
面にセルロース繊維を主成分とする紙質層を積層したも
のなどを挙げることができる。
【0023】また、上記再生装置により再生するのに適
した疎水性画像を有する被記録材としては通常の電子写
真法、熱転写法、ホットメルトインクを用いるインクジ
ェット法または印刷法などのように、熱可撓性あるいは
熱軟化性の画像形成物質(静電潜像現像用の乾式トナー
や湿式トナー、熱溶融性インクシート、ホットメルトイ
ンクなど)を用いて形成された疎水性画像を有する被記
録材が挙げられる。
した疎水性画像を有する被記録材としては通常の電子写
真法、熱転写法、ホットメルトインクを用いるインクジ
ェット法または印刷法などのように、熱可撓性あるいは
熱軟化性の画像形成物質(静電潜像現像用の乾式トナー
や湿式トナー、熱溶融性インクシート、ホットメルトイ
ンクなど)を用いて形成された疎水性画像を有する被記
録材が挙げられる。
【0024】また、上記再生装置で上記被記録材から除
去することができる疎水性画像を構成する熱可撓性ある
いは熱軟化性の画像形成物質としては、インクジェット
方式の画像形成装置で用いられるインキ、感熱リボン方
式の画像形成装置で用いられるインキ、インパクト方式
の画像形成装置で用いられるインキ、タイプライタで用
いられるリボンインキ、電子写真方式の複写機やレーザ
プリンタで用いられるトナーなどが挙げられる。これら
の画像形成物質のなかで、特にトナーは、オフィスの紙
ゴミ対策にとって非常に有効となる。
去することができる疎水性画像を構成する熱可撓性ある
いは熱軟化性の画像形成物質としては、インクジェット
方式の画像形成装置で用いられるインキ、感熱リボン方
式の画像形成装置で用いられるインキ、インパクト方式
の画像形成装置で用いられるインキ、タイプライタで用
いられるリボンインキ、電子写真方式の複写機やレーザ
プリンタで用いられるトナーなどが挙げられる。これら
の画像形成物質のなかで、特にトナーは、オフィスの紙
ゴミ対策にとって非常に有効となる。
【0025】図1に示す前処理装置では、画像除去促進
液付与手段と画像形成物質破損手段とを兼ねる部材とし
て、液付与・破損ローラ11と、表面を例えば弾性体で
形成したバックアップローラ61(バックアップローラ
の構成については後記する)とが互いに当接して設けら
れている。液付与・破損ローラ11自体は、画像形成物
質破損専用の破損ローラと同一構造のものであり、該破
損ローラの下半部を、容器71内に収容された画像除去
促進液81に浸漬することで、液付与・破損ローラとな
っている。これら液付与・破損ローラ11とバックアッ
プローラ61は、互いに逆向きに回転することにより、
被記録材Pを加圧しながら図1の矢印方向に走行させる
ようになっている。この場合、液付与・破損ローラ11
は画像除去促進液を汲み上げ、被記録材の表面に付与す
ると同時に該表面の画像形成物質を破損させる。
液付与手段と画像形成物質破損手段とを兼ねる部材とし
て、液付与・破損ローラ11と、表面を例えば弾性体で
形成したバックアップローラ61(バックアップローラ
の構成については後記する)とが互いに当接して設けら
れている。液付与・破損ローラ11自体は、画像形成物
質破損専用の破損ローラと同一構造のものであり、該破
損ローラの下半部を、容器71内に収容された画像除去
促進液81に浸漬することで、液付与・破損ローラとな
っている。これら液付与・破損ローラ11とバックアッ
プローラ61は、互いに逆向きに回転することにより、
被記録材Pを加圧しながら図1の矢印方向に走行させる
ようになっている。この場合、液付与・破損ローラ11
は画像除去促進液を汲み上げ、被記録材の表面に付与す
ると同時に該表面の画像形成物質を破損させる。
【0026】液付与・破損ローラ11の断面は図1
(b)に示すとおりで、表面に凹凸部12が多数形成さ
れており、この凹凸部12を被記録材の画像部に圧接さ
せることで、画像形成物質を破損させながら画像部(の
紙)に画像除去促進液を付与することができ、画像除去
促進液が画像部に浸透しやすくなる。このため、後段に
設けられた画像形成物質除去装置(図示されていない)
での画像除去を容易に行うことができる。なお、液付与
・破損ローラ11の構造については後記する。
(b)に示すとおりで、表面に凹凸部12が多数形成さ
れており、この凹凸部12を被記録材の画像部に圧接さ
せることで、画像形成物質を破損させながら画像部(の
紙)に画像除去促進液を付与することができ、画像除去
促進液が画像部に浸透しやすくなる。このため、後段に
設けられた画像形成物質除去装置(図示されていない)
での画像除去を容易に行うことができる。なお、液付与
・破損ローラ11の構造については後記する。
【0027】請求項1の前処理装置は、画像除去促進液
付与手段と、画像形成物質破損手段とを備え、これらの
手段による処理を同時に行うようにしたものであるが、
その具体的構成しては、(1)図1のように、画像除去
促進液付与手段と画像形成物質破損手段とを兼ねる部材
として、液付与・破損ローラを設けたもの、(2)画像
除去促進液を付与する液付与ローラと、破損ローラとを
対向・接触させたもの、(3)2本の破損ローラを対向
・接触させるとともに、一方の破損ローラを画像除去促
進液に浸漬したものが挙げられる。
付与手段と、画像形成物質破損手段とを備え、これらの
手段による処理を同時に行うようにしたものであるが、
その具体的構成しては、(1)図1のように、画像除去
促進液付与手段と画像形成物質破損手段とを兼ねる部材
として、液付与・破損ローラを設けたもの、(2)画像
除去促進液を付与する液付与ローラと、破損ローラとを
対向・接触させたもの、(3)2本の破損ローラを対向
・接触させるとともに、一方の破損ローラを画像除去促
進液に浸漬したものが挙げられる。
【0028】実施の形態2(請求項2に係るもの) 図2(a)は前処理装置の概略説明図、図2(b)は破
損ローラの一部拡大図である。この前処理装置では、画
像除去促進液付与手段としての液付与ローラ21と、そ
の後段に画像形成物質破損手段としての破損ローラ31
とが配備されている。液付与ローラ21は、バックアッ
プローラ61に当接し、その下半部は容器71内の画像
除去促進液81に浸漬されている。破損ローラ31は2
本設けられ、これらは互いに当接している。
損ローラの一部拡大図である。この前処理装置では、画
像除去促進液付与手段としての液付与ローラ21と、そ
の後段に画像形成物質破損手段としての破損ローラ31
とが配備されている。液付与ローラ21は、バックアッ
プローラ61に当接し、その下半部は容器71内の画像
除去促進液81に浸漬されている。破損ローラ31は2
本設けられ、これらは互いに当接している。
【0029】この前処理装置においては、液付与ローラ
21により被記録材Pの画像部に画像除去促進液が付与
され、ついで破損ローラ31によって画像部の画像形成
物質が破損される。この場合、液付与ローラ21は画像
除去促進液81を汲み上げて画像除去促進液の付与を行
い、前記破損処理は、被記録材を破損ローラ31・31
間で圧接することで行う。この前処理装置では画像形成
物質を破損させながら画像部に画像除去促進液を浸透さ
せることができる。このため、破損ローラ31での圧力
を液付与ローラ21とは別に任意に設定できるので、強
い圧力で画像除去促進液を浸透させることが可能とな
る。
21により被記録材Pの画像部に画像除去促進液が付与
され、ついで破損ローラ31によって画像部の画像形成
物質が破損される。この場合、液付与ローラ21は画像
除去促進液81を汲み上げて画像除去促進液の付与を行
い、前記破損処理は、被記録材を破損ローラ31・31
間で圧接することで行う。この前処理装置では画像形成
物質を破損させながら画像部に画像除去促進液を浸透さ
せることができる。このため、破損ローラ31での圧力
を液付与ローラ21とは別に任意に設定できるので、強
い圧力で画像除去促進液を浸透させることが可能とな
る。
【0030】破損ローラ31の断面は図2(b)に示す
とおりで、表面に凹凸部32が多数形成されており、こ
の凹凸部32を被記録材Pの画像部に圧接させること
で、画像形成物質を破損させることができる。なお、破
損ローラ31の構造は上記液付与・破損ローラ11と同
様であり、破損ローラ31を画像除去促進液に浸漬配備
することで液付与・破損ローラとして用いることができ
る。
とおりで、表面に凹凸部32が多数形成されており、こ
の凹凸部32を被記録材Pの画像部に圧接させること
で、画像形成物質を破損させることができる。なお、破
損ローラ31の構造は上記液付与・破損ローラ11と同
様であり、破損ローラ31を画像除去促進液に浸漬配備
することで液付与・破損ローラとして用いることができ
る。
【0031】実施の形態3(請求項3に係るもの) 図3は前処理装置の概略説明図である。この前処理装置
では液付与ローラ21,21により被記録材Pの両面に
同時に画像除去促進液81を付与し、その後、破損ロー
ラ31,31によって被記録材Pの両面に同時に画像形
成物質の破損処理を行うように構成されている。こうす
ることで、装置の小型化が図れる。
では液付与ローラ21,21により被記録材Pの両面に
同時に画像除去促進液81を付与し、その後、破損ロー
ラ31,31によって被記録材Pの両面に同時に画像形
成物質の破損処理を行うように構成されている。こうす
ることで、装置の小型化が図れる。
【0032】図3の前処理装置は、液付与ローラによる
画像除去促進液の付与後に画像形成物質の破損処理を行
う(請求項2)ものであるが、請求項1に従って、被記
録材の両面に、かつ同時に画像除去促進液の付与と、画
像形成物質の破損処理とを行うように構成することがで
きる。そのためには、破損ローラ31,31を画像除去
促進液81に浸漬配備するとともに、互いに当接させれ
ば良く、その他の部材を省略することができる。このよ
うな構成によれば、さらに装置の小型化が図れる。
画像除去促進液の付与後に画像形成物質の破損処理を行
う(請求項2)ものであるが、請求項1に従って、被記
録材の両面に、かつ同時に画像除去促進液の付与と、画
像形成物質の破損処理とを行うように構成することがで
きる。そのためには、破損ローラ31,31を画像除去
促進液81に浸漬配備するとともに、互いに当接させれ
ば良く、その他の部材を省略することができる。このよ
うな構成によれば、さらに装置の小型化が図れる。
【0033】実施の形態4(請求項4に係るもの) 図4は前処理装置の概略説明図である。この前処理装置
では破損ローラ31,31で被記録材Pの片面(A面)
について画像形成物質の破損処理を行い、ついで液付与
ローラ21によりA面に画像除去促進液81を付与し、
その後さらにA面について画像形成物質の破損処理を行
うようになっている。このように、画像除去促進液付与
の前後で画像形成物質の破損処理を行うことによって、
前処理装置の後段に設けられた画像形成物質除去装置に
よる画像除去(画像の転写剥離)を、より容易に行うこ
とができる。
では破損ローラ31,31で被記録材Pの片面(A面)
について画像形成物質の破損処理を行い、ついで液付与
ローラ21によりA面に画像除去促進液81を付与し、
その後さらにA面について画像形成物質の破損処理を行
うようになっている。このように、画像除去促進液付与
の前後で画像形成物質の破損処理を行うことによって、
前処理装置の後段に設けられた画像形成物質除去装置に
よる画像除去(画像の転写剥離)を、より容易に行うこ
とができる。
【0034】図4では被記録材の片面にのみ画像除去促
進液81を付与するが、破損ローラ31,31によれ
ば、被記録材の両面について同時に画像形成物質の破損
処理を行うことができるから、液付与手段として図3と
同様のものを配備することで、上記破損処理、液付与お
よび破損処理の各処理を両面に同時に施すことが可能と
なる。
進液81を付与するが、破損ローラ31,31によれ
ば、被記録材の両面について同時に画像形成物質の破損
処理を行うことができるから、液付与手段として図3と
同様のものを配備することで、上記破損処理、液付与お
よび破損処理の各処理を両面に同時に施すことが可能と
なる。
【0035】実施の形態5(請求項5に係るもの) 図5は前処理装置の概略説明図である。この前処理装置
では上段のユニットにおいて、被記録材PのA面に画像
除去促進液81を付与しながらB面について画像形成物
質破損処理を行い、下段のユニットにおいては逆に、B
面に画像除去促進液81を付与しながらA面について画
像形成物質破損処理を行うように構成されている。こう
することで、被記録材Pの両面について画像除去促進液
付与と画像形成物質破損処理を行うことができ、このた
め画像除去をより容易に行うことができる。
では上段のユニットにおいて、被記録材PのA面に画像
除去促進液81を付与しながらB面について画像形成物
質破損処理を行い、下段のユニットにおいては逆に、B
面に画像除去促進液81を付与しながらA面について画
像形成物質破損処理を行うように構成されている。こう
することで、被記録材Pの両面について画像除去促進液
付与と画像形成物質破損処理を行うことができ、このた
め画像除去をより容易に行うことができる。
【0036】実施の形態6(請求項6に係るもの) 図6は前処理装置の概略説明図である。この前処理装置
では2本の破損ローラ31,31により画像形成物質を
破損させ、ついで液付与・破損ローラ11(図1に示す
ものと同一)とバックアップローラ61との組合わせに
より液付与と画像形成物質破損処理を同時に行うように
なっている。このため画像除去を、より容易に行うこと
ができる。
では2本の破損ローラ31,31により画像形成物質を
破損させ、ついで液付与・破損ローラ11(図1に示す
ものと同一)とバックアップローラ61との組合わせに
より液付与と画像形成物質破損処理を同時に行うように
なっている。このため画像除去を、より容易に行うこと
ができる。
【0037】実施の形態7(請求項7に係るもの) 図7は前処理装置の概略説明図である。この前処理装置
では、破損ローラ31の後段に画像除去促進液の付与お
よび、画像形成物質の破損を同時に行う液付与・破損ロ
ーラ11(図1に示すものと同一)と、さらにその後段
に破損ローラ31とを備えている。この前処理装置によ
れば、画像除去(画像の転写剥離)を更に容易に行うこ
とができる。
では、破損ローラ31の後段に画像除去促進液の付与お
よび、画像形成物質の破損を同時に行う液付与・破損ロ
ーラ11(図1に示すものと同一)と、さらにその後段
に破損ローラ31とを備えている。この前処理装置によ
れば、画像除去(画像の転写剥離)を更に容易に行うこ
とができる。
【0038】実施の形態8,9(請求項8に係るもの) 図8は破損ローラ41の表面形状を示すもので、(a)
は横断面図、(b)は一部の展開図である。図9は破損
ローラ51の表面形状を示すもので、(a)は概略斜視
図、(b)は一部の展開図である。
は横断面図、(b)は一部の展開図である。図9は破損
ローラ51の表面形状を示すもので、(a)は概略斜視
図、(b)は一部の展開図である。
【0039】図8の破損ローラ41は平目ローラであっ
て、表面に断面が略V字状の溝42をローラの中心軸線
に平行に多数形成することにより凸部43が形成されて
いる。図9の破損ローラ51では、表面に四角形の凹部
52が多数、互いに近接して形成され、凹部52・52
間に筋状の凸部53が碁盤目状に形成されている。図9
において54は底面、55は傾斜面である。本発明で
は、サンドブラスト加工によって表面を荒らした破損ロ
ーラを用いることもできる。いずれにしても、表面に多
数の凹凸部を形成したローラであれば破損ローラとして
採用できる。
て、表面に断面が略V字状の溝42をローラの中心軸線
に平行に多数形成することにより凸部43が形成されて
いる。図9の破損ローラ51では、表面に四角形の凹部
52が多数、互いに近接して形成され、凹部52・52
間に筋状の凸部53が碁盤目状に形成されている。図9
において54は底面、55は傾斜面である。本発明で
は、サンドブラスト加工によって表面を荒らした破損ロ
ーラを用いることもできる。いずれにしても、表面に多
数の凹凸部を形成したローラであれば破損ローラとして
採用できる。
【0040】上記破損ローラ41または51は、図1,
5,6,7に示す液付与・破損ローラ11、または図
2,3,4,6,7に示す破損ローラ31として使用す
ることができる。液付与・破損ローラ11と破損ローラ
31との相違点は、前者が画像除去促進液に浸漬した状
態で使用されるのに対して、後者が画像除去促進液に浸
漬しないで使用されることだけで、その他の点では同一
である。
5,6,7に示す液付与・破損ローラ11、または図
2,3,4,6,7に示す破損ローラ31として使用す
ることができる。液付与・破損ローラ11と破損ローラ
31との相違点は、前者が画像除去促進液に浸漬した状
態で使用されるのに対して、後者が画像除去促進液に浸
漬しないで使用されることだけで、その他の点では同一
である。
【0041】被記録材を破損ローラ41または51で挟
んで加圧することにより、凸部と凹部の境界で画像形成
物質に大きな圧力がかかり、画像形成物質を破損させる
ことができる。また、(1)上記破損ローラ同士を対向
させ、これらで被記録材を挟んだ場合、(2)表面に凹
凸がない金属、プラスチックまたは弾性体によるバック
アップローラと破損ローラとで被記録材を挟んだ場合の
いずれでも、同様の破損作用が得られる。さらに、上記
破損ローラを液付与・破損ローラ11として用いる場合
には、凹部の形状・深さ・個数(大きさ)を適宜に設定
することで、画像除去促進液の保持量を調節することが
でき、被記録材に所望量の画像除去促進液を付与するこ
とが可能となる。
んで加圧することにより、凸部と凹部の境界で画像形成
物質に大きな圧力がかかり、画像形成物質を破損させる
ことができる。また、(1)上記破損ローラ同士を対向
させ、これらで被記録材を挟んだ場合、(2)表面に凹
凸がない金属、プラスチックまたは弾性体によるバック
アップローラと破損ローラとで被記録材を挟んだ場合の
いずれでも、同様の破損作用が得られる。さらに、上記
破損ローラを液付与・破損ローラ11として用いる場合
には、凹部の形状・深さ・個数(大きさ)を適宜に設定
することで、画像除去促進液の保持量を調節することが
でき、被記録材に所望量の画像除去促進液を付与するこ
とが可能となる。
【0042】実施の形態10(請求項9に係るもの) 本発明では破損ローラとして、表面に多数の針を配列す
ることによって凹凸部を形成したものを採用することも
できる。この破損ローラでは、表面に細い針を多数、ロ
ーラの中心軸線に平行に、かつ互いに接触させた状態
で、または互いに適宜間隔をあけて配列した状態で固着
するとともに、これらの針の上半部を露出させた構造と
する。
ることによって凹凸部を形成したものを採用することも
できる。この破損ローラでは、表面に細い針を多数、ロ
ーラの中心軸線に平行に、かつ互いに接触させた状態
で、または互いに適宜間隔をあけて配列した状態で固着
するとともに、これらの針の上半部を露出させた構造と
する。
【0043】このような破損ローラで被記録材を挟んで
加圧すると、上記針の上半部によって画像形成物質に大
きな圧力がかかり、画像形成物質を破損させることがで
きる。また、上記破損ローラ同士を対向させ、これらで
被記録材を挟んだ場合と、表面に凹凸がない金属、プラ
スチックまたは弾性体によるバックアップローラと破損
ローラとで被記録材を挟んだ場合のいずれでも、同様の
破損作用が得られる。さらに、上記破損ローラを液付与
・破損ローラ11として用いる場合には、針の配設形態
・本数等を特別考慮することなく、被記録材に所望量の
画像除去促進液を付与することができる利点がある。
加圧すると、上記針の上半部によって画像形成物質に大
きな圧力がかかり、画像形成物質を破損させることがで
きる。また、上記破損ローラ同士を対向させ、これらで
被記録材を挟んだ場合と、表面に凹凸がない金属、プラ
スチックまたは弾性体によるバックアップローラと破損
ローラとで被記録材を挟んだ場合のいずれでも、同様の
破損作用が得られる。さらに、上記破損ローラを液付与
・破損ローラ11として用いる場合には、針の配設形態
・本数等を特別考慮することなく、被記録材に所望量の
画像除去促進液を付与することができる利点がある。
【0044】
【実施例】次に、本発明の実施例を示す。 実施例1(請求項1,8に係るもの) 複写機FT6500(株式会社リコー製、商品名)でA
4版のPPC用紙Type6200(株式会社リコー
製、商品名)に画像(画像形成物質はトナー)を形成し
た後、図9に示す液付与・破損ローラを備えた図1の装
置を用いて、画像除去促進液を上記用紙1枚に対して1
g付与した。液付与量は、上記ローラの凹部の深さ・幅
を適宜に設定することで調整した。画像除去促進液とし
て、MA80(三井サイテック製、商品名)を水で20
wt%に希釈したものを用いた。
4版のPPC用紙Type6200(株式会社リコー
製、商品名)に画像(画像形成物質はトナー)を形成し
た後、図9に示す液付与・破損ローラを備えた図1の装
置を用いて、画像除去促進液を上記用紙1枚に対して1
g付与した。液付与量は、上記ローラの凹部の深さ・幅
を適宜に設定することで調整した。画像除去促進液とし
て、MA80(三井サイテック製、商品名)を水で20
wt%に希釈したものを用いた。
【0045】その結果、上記用紙(被記録材)への液付
与時に、ベタ画像など大きな面積の画像が細かい画像に
破損(分割)されたので、画像除去促進液が画像部の紙
に充分浸透した。このため、図示していない画像形成物
質除去装置を使うことによって、画像形成物質を良好に
剥離することができた。
与時に、ベタ画像など大きな面積の画像が細かい画像に
破損(分割)されたので、画像除去促進液が画像部の紙
に充分浸透した。このため、図示していない画像形成物
質除去装置を使うことによって、画像形成物質を良好に
剥離することができた。
【0046】実施例2(請求項2,8に係るもの) 複写機spirio7000(株式会社リコー製、商品名)で
A4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像(画像形成物質はトナー)を形成した後、図
8に示す破損ローラを備えた図2の装置を用いて処理し
た。インクジェットヘッドによる非接触タイプの画像除
去促進液付与手段を用いて、画像除去促進液を上記用紙
1枚に対して1g付与した。画像除去促進液としては、
MA80(三井サイテック製、商品名)を水で20wt
%に希釈したものを用いた。
A4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像(画像形成物質はトナー)を形成した後、図
8に示す破損ローラを備えた図2の装置を用いて処理し
た。インクジェットヘッドによる非接触タイプの画像除
去促進液付与手段を用いて、画像除去促進液を上記用紙
1枚に対して1g付与した。画像除去促進液としては、
MA80(三井サイテック製、商品名)を水で20wt
%に希釈したものを用いた。
【0047】その結果、紙への液付与後にベタ画像など
大きな面積の画像を細かい画像に破損させ、画像除去促
進液を画像部の紙に充分浸透させることができた。この
ため、不図示の画像形成物質除去装置を使って良好な剥
離を行うことができた。
大きな面積の画像を細かい画像に破損させ、画像除去促
進液を画像部の紙に充分浸透させることができた。この
ため、不図示の画像形成物質除去装置を使って良好な剥
離を行うことができた。
【0048】実施例3(請求項3,9に係るもの) 複写機FT7000(株式会社リコー製、商品名)でA
4版のPPC用紙マイペーパ(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として表面に細い針を多数設けたローラを備えた
図3の装置を用いて処理(画像除去促進液の付与、およ
び画像形成物質の破損処理)を行った。画像除去促進液
付与手段としては、インクジエットヘッドによる非接触
タイプのものを用いて画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液液としては、AO
T(三井サイテック製、商品名)、2−メチル−2,4
−ペンタンジオールを、水で希釈して濃度をそれぞれ1
5wt%,5wt%にしたものを用いた。
4版のPPC用紙マイペーパ(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として表面に細い針を多数設けたローラを備えた
図3の装置を用いて処理(画像除去促進液の付与、およ
び画像形成物質の破損処理)を行った。画像除去促進液
付与手段としては、インクジエットヘッドによる非接触
タイプのものを用いて画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液液としては、AO
T(三井サイテック製、商品名)、2−メチル−2,4
−ペンタンジオールを、水で希釈して濃度をそれぞれ1
5wt%,5wt%にしたものを用いた。
【0049】その結果、紙の両面について同時に、液付
与後にベタ画像など大きな面積の画像を細かい画像に破
損させ、画像除去促進液を画像部の紙に充分浸透させる
ことができた。このため、図示しない画像形成物質除去
装置を使って良好な剥離を行うことができた。
与後にベタ画像など大きな面積の画像を細かい画像に破
損させ、画像除去促進液を画像部の紙に充分浸透させる
ことができた。このため、図示しない画像形成物質除去
装置を使って良好な剥離を行うことができた。
【0050】実施例4(請求項4,9に係るもの) 複写機FT7000(株式会社リコー製、商品名)でA
4版のPPC用紙マイペーパ(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として表面に細い針を多数設けたローラを備えた
図4の装置を用いて処理(画像形成物質の破損処理、お
よび画像除去促進液の付与)を行った。画像除去促進液
付与手段としては、インクジエットヘッドによる非接触
タイプのものを用いて画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液としては、実施例
3と同一のものを用いた。
4版のPPC用紙マイペーパ(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として表面に細い針を多数設けたローラを備えた
図4の装置を用いて処理(画像形成物質の破損処理、お
よび画像除去促進液の付与)を行った。画像除去促進液
付与手段としては、インクジエットヘッドによる非接触
タイプのものを用いて画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液としては、実施例
3と同一のものを用いた。
【0051】この実施例では、紙に画像除去促進液を付
与する前後で画像形成物質を破損させた結果、画像除去
促進液を画像部の紙に充分浸透させることができた。こ
のため、不図示の画像形成物質除去装置を使って良好な
剥離を行うことができた。
与する前後で画像形成物質を破損させた結果、画像除去
促進液を画像部の紙に充分浸透させることができた。こ
のため、不図示の画像形成物質除去装置を使って良好な
剥離を行うことができた。
【0052】実施例5(請求項5,9に係るもの) 複写機imagioDA250(株式会社リコー製、商品名)
でA4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として表面に細い針を多数設けたローラを備えた
図5の装置を用いて処理(画像形成物質の破損処理、お
よび画像除去促進液の付与)を行った。画像除去促進液
付与手段として粗面化したゴムローラを用い、上記用紙
1枚の片面、反対面に対して0.5gずつ液付与を行っ
た。画像除去促進液としては、実施例3と同一のものを
用いた。
でA4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として表面に細い針を多数設けたローラを備えた
図5の装置を用いて処理(画像形成物質の破損処理、お
よび画像除去促進液の付与)を行った。画像除去促進液
付与手段として粗面化したゴムローラを用い、上記用紙
1枚の片面、反対面に対して0.5gずつ液付与を行っ
た。画像除去促進液としては、実施例3と同一のものを
用いた。
【0053】すなわち、図5の装置において、上段のユ
ニットで用紙の片面(A面)に画像除去促進液を付与
し、反対面(B面)に画像形成物質破損処理を施し、下
段のユニットでは用紙のA面に画像形成物質破損処理を
施し、B面に画像除去促進液を付与した。その結果、画
像除去促進液を画像部の紙に充分浸透させることがで
き、図示しない画像形成物質除去装置を使って良好な剥
離を行うことができた。
ニットで用紙の片面(A面)に画像除去促進液を付与
し、反対面(B面)に画像形成物質破損処理を施し、下
段のユニットでは用紙のA面に画像形成物質破損処理を
施し、B面に画像除去促進液を付与した。その結果、画
像除去促進液を画像部の紙に充分浸透させることがで
き、図示しない画像形成物質除去装置を使って良好な剥
離を行うことができた。
【0054】実施例6(請求項6,8に係るもの) 複写機imagioDA250(株式会社リコー製、商品名)
でA4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として図8のローラを備えた図6の装置を用いて
処理(画像形成物質の破損処理、および画像除去促進液
の付与)を行った。液付与・破損ローラとして同じく図
8のローラを使用し、画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液としては、実施例
3と同一のものを用いた。この実施例では、画像除去促
進液付与前および付与中に画像形成物質を破損させたの
で、画像除去促進液を画像部の紙に充分浸透させること
ができ、図示しない画像形成物質除去装置を使って良好
な剥離を行うことができた。
でA4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として図8のローラを備えた図6の装置を用いて
処理(画像形成物質の破損処理、および画像除去促進液
の付与)を行った。液付与・破損ローラとして同じく図
8のローラを使用し、画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液としては、実施例
3と同一のものを用いた。この実施例では、画像除去促
進液付与前および付与中に画像形成物質を破損させたの
で、画像除去促進液を画像部の紙に充分浸透させること
ができ、図示しない画像形成物質除去装置を使って良好
な剥離を行うことができた。
【0055】実施例7(請求項7,8に係るもの) 複写機imagioDA250(株式会社リコー製、商品名)
でA4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として図8のローラを備えた図7の装置を用いて
処理(画像形成物質の破損処理、および画像除去促進液
の付与)を行った。液付与・破損ローラとして同じく図
8のローラを使用し、画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液としては、実施例
3と同一のものを用いた。この実施例では、画像除去促
進液付与前、付与中および付与後に画像形成物質を破損
させたので、画像除去促進液を画像部の紙に充分浸透さ
せることができ、図示しない画像形成物質除去装置を使
って良好な剥離を行うことができた。
でA4版のPPC用紙紙源S(株式会社リコー製、商品
名)に画像を形成した後、この用紙を、画像形成物質破
損手段として図8のローラを備えた図7の装置を用いて
処理(画像形成物質の破損処理、および画像除去促進液
の付与)を行った。液付与・破損ローラとして同じく図
8のローラを使用し、画像除去促進液を上記用紙1枚に
対して1g付与した。画像除去促進液としては、実施例
3と同一のものを用いた。この実施例では、画像除去促
進液付与前、付与中および付与後に画像形成物質を破損
させたので、画像除去促進液を画像部の紙に充分浸透さ
せることができ、図示しない画像形成物質除去装置を使
って良好な剥離を行うことができた。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る被記録材の再生装置よれば、所定の前処理装置にお
いて、画像パターンや画像形成物質の種類によらず画像
形成物質の除去促進効果が得られるような処理を施すこ
とができ、その結果、画像形成物質を容易に除去するこ
とができる。
係る被記録材の再生装置よれば、所定の前処理装置にお
いて、画像パターンや画像形成物質の種類によらず画像
形成物質の除去促進効果が得られるような処理を施すこ
とができ、その結果、画像形成物質を容易に除去するこ
とができる。
【0057】請求項別の効果は、以下のとおりである。 (1)請求項1の再生装置 画像除去促進液を付与するときに、同時に画像形成物質
の破損処理を施すことができるので、画像除去促進液が
被記録材に浸透しやすくなり、その結果、画像形成物質
の除去が容易になる。
の破損処理を施すことができるので、画像除去促進液が
被記録材に浸透しやすくなり、その結果、画像形成物質
の除去が容易になる。
【0058】(2)請求項2の再生装置 画像形成物質を付与した後に画像形成物質の破損処理を
施すので、強い圧力で画像除去促進液を被記録材に浸透
させることができ、その結果、画像形成物質の除去が容
易になる。
施すので、強い圧力で画像除去促進液を被記録材に浸透
させることができ、その結果、画像形成物質の除去が容
易になる。
【0059】(3)請求項3の再生装置 画像除去促進液の付与と画像形成物質の破損処理とを、
被記録材の両面に対してそれぞれ同時に施すので、被記
録材の両面に付着している画像形成物質の除去を、小型
の装置により容易に行うことができる。
被記録材の両面に対してそれぞれ同時に施すので、被記
録材の両面に付着している画像形成物質の除去を、小型
の装置により容易に行うことができる。
【0060】(4)請求項4の再生装置 画像除去促進液を付与する前後で画像形成物質の破損処
理を施すので、画像形成物質の除去が容易になる。
理を施すので、画像形成物質の除去が容易になる。
【0061】(5)請求項5の再生装置 被記録材の片面(A面)に画像除去促進液を付与しなが
ら反対面(B面)に画像形成物質破損処理を施し、次い
でB面に画像除去促進液を付与しながらA面に画像形成
物質破損処理を施すので、被記録材の両面に付着してい
る画像形成物質を、小型の装置により容易に除去するこ
とができる。
ら反対面(B面)に画像形成物質破損処理を施し、次い
でB面に画像除去促進液を付与しながらA面に画像形成
物質破損処理を施すので、被記録材の両面に付着してい
る画像形成物質を、小型の装置により容易に除去するこ
とができる。
【0062】(6)請求項6の再生装置 画像除去促進液を被記録材に付与する前と付与中とで画
像形成物質破損処理を施すので、画像形成物質破損効果
が大きくなり、その結果、画像形成物質の除去が容易に
なる。
像形成物質破損処理を施すので、画像形成物質破損効果
が大きくなり、その結果、画像形成物質の除去が容易に
なる。
【0063】(7)請求項7の再生装置 画像除去促進液を被記録材に付与する前、付与中、付与
後の3段階にわたって画像形成物質破損処理を施すの
で、画像形成物質破損効果が大きくなり、その結果、画
像形成物質の除去が容易になる。
後の3段階にわたって画像形成物質破損処理を施すの
で、画像形成物質破損効果が大きくなり、その結果、画
像形成物質の除去が容易になる。
【0064】(8)請求項8,9の再生装置 画像形成物質の破損手段を所定構成のものとしたので、
画像除去促進液の付与と画像形成物質の破損処理とを同
時に行うのに好適な部材を提供することができる。
画像除去促進液の付与と画像形成物質の破損処理とを同
時に行うのに好適な部材を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るもので、(a)は
前処理装置の概略説明図、(b)は破損ローラの一部拡
大図である。
前処理装置の概略説明図、(b)は破損ローラの一部拡
大図である。
【図2】実施の形態2に係るもので、(a)は前処理装
置の概略説明図、(b)は破損ローラの一部拡大図であ
る。
置の概略説明図、(b)は破損ローラの一部拡大図であ
る。
【図3】実施の形態3に係る前処理装置の概略説明図で
ある。
ある。
【図4】実施の形態4に係る前処理装置の概略説明図で
ある。
ある。
【図5】実施の形態5に係る前処理装置の概略説明図で
ある。
ある。
【図6】実施の形態6に係る前処理装置の概略説明図で
ある。
ある。
【図7】実施の形態7に係る前処理装置の概略説明図で
ある。
ある。
【図8】破損ローラの一例を示すもので、(a)は横断
面図、(b)は一部の展開図である。
面図、(b)は一部の展開図である。
【図9】破損ローラの別例に係るもので、(a)は概略
斜視図、(b)は一部の展開図である。
斜視図、(b)は一部の展開図である。
11 液付与・破損ローラ 12 凹凸部 21 液付与ローラ 31 破損ローラ 32 凹凸部 41 破損ローラ 42 溝(凹部) 43 凸部 51 破損ローラ 52 凹部 53 凸部 54 底面 55 傾斜面 61 バックアップローラ 71 容器 81 画像除去促進液 P 被記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 清 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 新貝 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 千葉 恵里子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 金子 哲也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (9)
- 【請求項1】 加熱により軟化溶融する画像形成物質が
付着している被記録材に画像除去促進液を付与する前処
理装置と、前処理後の被記録材上から前記画像形成物質
を剥離除去する画像形成物質除去装置とを備えている被
記録材の再生装置において、前処理装置は画像除去促進
液の付与手段と、画像形成物質の破損手段とを備え、こ
れらの手段による処理を同時に行うものであることを特
徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項2】 加熱により軟化溶融する画像形成物質が
付着している被記録材に画像除去促進液を付与する前処
理装置と、前処理後の被記録材上から前記画像形成物質
を剥離除去する画像形成物質除去装置とを備えている被
記録材の再生装置において、前処理装置は画像除去促進
液の付与手段と、その後段に画像形成物質の破損手段と
を備えていることを特徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前処理装置
の画像除去促進液付与手段および画像形成物質破損手段
は、被記録材の両面に対して同時にそれぞれの処理を行
うものあることを特徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項4】 請求項2において前処理装置は、画像除
去促進液付与手段の前段に画像形成物質破損手段を備え
ていることを特徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項5】 加熱により軟化溶融する画像形成物質が
付着している被記録材に画像除去促進液を付与する前処
理装置と、前処理後の被記録材上から前記画像形成物質
を剥離除去する画像形成物質除去装置とを備えている被
記録材の再生装置において、前処理装置は被記録材の片
側のA面に画像除去促進液を付与しながら反対側のB面
に画像形成物質の破損処理を施す第1の画像形成物質処
理手段と、その後段に、被記録材のB面に画像除去促進
液を付与しながらA面に画像形成物質の破損処理を施す
第2の画像形成物質処理手段とを備えていることを特徴
とする被記録材の再生装置。 - 【請求項6】 請求項1において前処理装置は、画像除
去促進液の付与および画像形成物質の破損を同時に行う
液付与・破損手段の前段に、画像形成物質破損手段を備
えていることを特徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項7】 加熱により軟化溶融する画像形成物質が
付着している被記録材に画像除去促進液を付与する前処
理装置と、前処理後の被記録材上から前記画像形成物質
を剥離除去する画像形成物質除去装置とを備えている被
記録材の再生装置において、前処理装置は画像形成物質
破損手段と、その後段に画像除去促進液の付与および画
像形成物質の破損を同時に行う液付与・破損手段と、さ
らにその後段に画像形成物質破損手段とを備えているこ
とを特徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つ項におい
て、画像形成物質破損手段は、表面に凹凸を形成したロ
ーラであることを特徴とする被記録材の再生装置。 - 【請求項9】 請求項8において画像形成物質破損手段
は、表面に多数の細い直線状の針を設けたローラであ
り、前記針は該ローラの中心軸線に平行に配列され、か
つその上半部が露出していることを特徴とする被記録材
の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196197A JPH10288930A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 被記録材の再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196197A JPH10288930A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 被記録材の再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10288930A true JPH10288930A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14574492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11196197A Pending JPH10288930A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 被記録材の再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10288930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014178514A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Sakae:Kk | 画像消去装置及びこれを用いた画像記録装置 |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP11196197A patent/JPH10288930A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014178514A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Sakae:Kk | 画像消去装置及びこれを用いた画像記録装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A02 | Decision of refusal |
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